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JP2007185681A - 圧延用ロール - Google Patents

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JP2007185681A JP2006005019A JP2006005019A JP2007185681A JP 2007185681 A JP2007185681 A JP 2007185681A JP 2006005019 A JP2006005019 A JP 2006005019A JP 2006005019 A JP2006005019 A JP 2006005019A JP 2007185681 A JP2007185681 A JP 2007185681A
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Seishi Furushima
清史 古島
Shunji Matsumoto
俊二 松本
Ryota Honda
亮太 本田
Kiyoshi Hayashi
清 林
Takashi Honda
崇 本田
Masatsugu Uchida
真継 内田
Seiji Oyama
勢治 大山
Takuya Oosue
卓也 大末
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

【課題】 優れた耐摩耗性、靭性および炭化物の均質性を具備するとともに、耐熱亀裂性に極めて優れた圧延用ロール外層および圧延用ロールを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の圧延用ロールは、面積率でMC炭化物が20〜60%分散した組織であり、圧縮強度が2800MPa以上である遠心力鋳造されてなる外層を有することを特徴とする。また、面積率でMC炭化物が20〜60%分散した組織であり、ショア硬さ(Hs)が90以上である遠心力鋳造されてなる外層を有することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、圧延用ロールに関するものであり、耐摩耗性、耐熱亀裂性に優れる外層を有し、特に熱間薄板圧延機に用いられるワークロールとして好適なものである。
圧延の生産性を決定する重要な特性として、圧延ロールの耐摩耗性がある。耐摩耗性が乏しいと、早期にロール表面が摩耗し、被圧延材の寸法精度を損なう。これを防止するためにはロールを頻繁に取り替えなければならず、圧延操業の中断の頻度が増えることによる圧延工場の生産性の低下、ロール表面研削加工に要するコストの増大、さらにロール表面研削量の増大によるロール原単位の低下といった問題が発生する。
また、圧延ロールの原単位を決定する他の特性として、圧延ロールの耐熱亀裂性がある。圧延ロールの耐熱亀裂性が乏しいと、絞りや噛み止めなどにより局部的にロール温度が上昇した際、ロール表面に数mm〜数十mm程度の深いクラックが発生する。このような深いクラックを除去するには、ロール外層を多く除去する必要あるため、ロール原単位を大きく低下させる一因となる。前記のような不具合がない場合でも、熱間圧延をおこなったロール表面部には熱疲労により100μm〜数mm程度の熱亀裂が発生する。この熱亀裂は圧延時の応力振幅により徐々に深くなるが、過度に深くなると外層材の表面の一部が欠け落ちし肌荒れが発生したり、クラックが急速に内部に進展し外層材の剥離(スポール)を発生する場合がある。上記理由により、これらの熱亀裂はロール表面の研削時に大部分または全てを除去されるのが一般的である。
近年では、耐摩耗性の要求に応えることを目論んだ圧延用ロールの外層(圧延使用層)として、Cr、Mo、W、Vなどの合金元素を多量に含んだハイス系合金の適用が進んでいる。その組織には、Crを多く含むM型炭化物(Mは金属元素を示す、以降同様)、Mo及びWを多く含むMC型炭化物やMC型炭化物、およびVを多く含むMC型炭化物などの金属炭化物を含有しているものである。一方で、前述の理由により耐熱亀裂性に優れる外層も求められている。
そのため、圧延用ロールの外層は優れた耐摩耗性及び耐熱亀裂性を兼備するための手段が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、少なくともロールの外殻層が、重量%で、C:1〜2.5%、Si:0.2〜2%、Mn:0.3〜1%、Cr:2〜8%、Mo:0.5〜6%、V:0.5〜8%、W:0.5〜8%、Nb:0.1〜5%、Co:2〜6%を含み、残部Fe及び不可避的不純物とからなり、かつロール外殻層の700℃における硬度がHv400以上で、残留圧縮応力が30〜50kgf/mmであることを特徴とする耐熱亀裂性及び耐摩耗性に優れた熱間圧延用ロールが記載されている。
特許文献1によれば、熱亀裂の発生は、機械的特性のなかでもロール表面の高温硬度とロール表層部の残留圧縮応力が影響して、ロールの外殻層の残留応力と700℃における硬度とをそれぞれ適正な範囲にしておくと耐摩耗性と耐熱亀裂性とを兼備したロールが得られることが開示されている。
また、特許文献2には、圧延材と接触するロール外層の表面の硬さがショア硬さ85以上であり、外層の圧縮強度が240kgf/mm以上であることを特徴とする圧延用ロールが記載されている。また、前記ロール外層が重量%で、C:1.0〜2.6%、Cr:4.0〜10.0%、Mo:5.0〜10.0%、W:5.0%未満、V:3.0〜8.0%を含有し、12.0%≦2Mo+W≦20.0%、2Mo/W≧3.0、0.2%≦C−0.24V≦0.7%を満足するFe基合金であることが記載されている。
特許文献2によれば、圧縮強度は、絞り時、焼付き部の局部的強圧下や熱間圧延による熱疲労に耐え、クラックの発生を抑制する指標となり得ること、圧延材と接触するロール材をより一層高硬度化するとともに、耐クラック性を向上できることが記載されている。また、この公報中の表1の実施例には、ショア硬さHs87.1〜89.5、圧縮降伏強度255〜276kgf/mmであるロール外層が記載されている。
特開平9−78186号公報 特開2004−183085号公報
従来より、絞りや噛み止めによる熱亀裂や熱間圧延後の熱疲労クラックの研削除去量の過少により外層の剥離が発生しているが、これらが発生すると、圧延を緊急停止せざるを得ず、操業中断による稼動損はもちろん、復旧に多大な工数を要し、著しい損害が発生する。近年、更なる圧延操業の安定化が急務であり、圧延ロールにおいては優れた耐熱亀裂性が求められている。
また、熱間薄板圧延においては、圧延される薄板に高い表面品質が要求されるため、それらの圧延に使用されるロールは摩耗や肌荒れが著しくなくても早期にロール交換されることがある。その際、摩耗や肌荒れの除去に必要な研削量に比べ、熱疲労クラックの除去に必要な研削量のほうが数倍以上多くなることがある。例えば、摩耗および肌荒れの除去に必要な研削量が片肉で50μm程度であっても、熱亀裂の除去に必要な研削量が片肉で200μm程度であった場合、ロール表面を200μm程度研削しなければならず、その比はおよそ4倍となる。近年、表面品質の厳格化や圧延品種の多様化にともない、前記の早期のロール交換の頻度は増加している。ここで、ロール原単位の向上のためには、研削除去量を少なくすることが有効であるが、むやみに研削量を減少させることは前記の圧延トラブルの発生頻度の増大リスクを伴う。このため、これらの圧延に使用されるロールには従来にも増して優れた耐熱亀裂性を持つことが望まれている。
本発明は、耐熱亀裂性を従来技術と異なる技術的手段で改善することを図ったものであり、耐摩耗性及び耐熱亀裂性に極めて優れた外層を有する圧延用ロールを提供することを目的とする。
本発明者らは、従来の硬さの異なる各種ロール材の圧縮強度を測定するとともに、実際の圧延後に発生する熱疲労クラック深さとの相関を調査し、熱疲労クラックは圧縮強度と相関し、さらに、圧縮強度はショア硬さと強い相関関係があることが判明した。
さらに、本発明者らは、炭化物の種類、量および分布形態の異なる種々の試験片について圧縮強度を測定するとともに、その相関について調査した。その結果、ロール外層にMC炭化物を極めて多量かつ均質に含ませることで圧縮強度およびショア硬さを高めることが認められた。また、前記圧延ロール用外層を得るために最も好ましい製造法として遠心力鋳造を利用することが有効であることが判った。さらに、本発明の外層の圧縮強度をさらに高めるのに有効な基地の硬さ、MC炭化物の分散形態、MC炭化物以外の炭化物の含有量、化学成分を見出した。
また、圧延用複合ロールの場合、外層表面の圧縮残留応力を高めることにより耐熱亀裂性は向上する。本発明の外層は、従来の内層に比べ低い熱膨張係数と高い縦弾性係数を有するので、外層と内層の間の変態膨張差と外層の高い縦弾性係数を利用することで、ロール表面の圧縮残留応力をさらに高め、耐熱亀裂性を向上させることができた。また、ロール全体の断面積に占めるロール外層の断面積比を適正な範囲とすることで、ロール表面の圧縮残留応力を安定化させることを見出した。
すなわち、第1の本発明の圧延用ロール外層は、面積率でMC炭化物が20〜60%分散した組織であり、圧縮強度が2800MPa以上である遠心力鋳造されてなる外層を有することを特徴とする。
また、第2の本発明の圧延用ロール外層は、面積率でMC炭化物が20〜60%分散した組織であり、ショア硬さ(Hs)が90以上である遠心力鋳造されてなる外層を有することを特徴とする。
前記外層の基地のビッカース硬さがHv550以上であることを特徴とする。
前記外層の組織における円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域が内接円直径で150μmを超えないことを特徴とする。
前記外層の組織における円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)が10〜40μmであることを特徴とする。
前記外層の組織におけるMC炭化物の平均円相当直径が10〜50μmであることを特徴とする。
前記外層の組織における円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)と、MC炭化物の平均円相当直径(H)との比(G/H)が2以下であることを特徴とする。
前記外層の組織において、円相当直径で1μm以上のMC、MCおよびM炭化物の総量が0〜5%分散した組織であることを特徴とする。
前記外層は化学成分が質量%で、C:2.5%〜9.0%、Si:0.1%〜3.5%、Mn:0.1%〜3.5%、V:11.0%〜40.0%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物元素からなることを特徴とする。
さらに質量%で、Cr:1.0%〜15.0%以下、Mo:0.5%〜20.0%およびW:1.0%〜40.0%のいずれか1種または2種以上を含有することを特徴とする。
前記Vの一部を、質量%で下記(1)式を満足する範囲のNbで置換することを特徴とする。
11.0%≦V%+0.55×Nb%≦40.0% ・・・(1)
さらに下記(2)式を満足することを特徴とする。
0≦C%−0.2×(V%+0.55×Nb%)≦2.0% ・・・(2)
さらに質量%で、Ni:2.0%以下およびCo:10.0%以下のいずれか1種または2種を含有することを特徴とする。
さらに質量%で、Ti:0.5%以下およびAl:0.5%以下のいずれか1種または2種を含有することを特徴とする。
前記のいずれかに記載の圧延用ロールの外層と、外層の内面にに形成された片状黒鉛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、黒鉛鋼および鋳鋼のいずれかからなる内層とからなる複合ロールであって、外層表面の圧縮残留応力が500MPa以上であることを特徴とする。
また、前記のいずれかに記載の圧延用ロールの外層と、該外層の内面に形成された片状黒鉛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、黒鉛鋼および鋳鋼のいずれかからなる内層とからなる複合ロールであって、ロール胴体部における前記外層の断面積とロール全体の断面積の比(外層の断面積/ロール全体の断面積)が0.5以下であることを特徴とする。
本発明の圧延用ロールについて下記に説明する。
[1]圧延ロール用外層の組織要素
(a)MC炭化物
粒状炭化物であるMC炭化物は、他の炭化物(MC、MC及びM炭化物等)に比べると高硬度であり、耐摩耗性の向上に寄与する。またMC炭化物は高温で安定であり、被圧延材と金属結合しにくいので、耐焼付き性改善にも優れた効果を発揮する。MC炭化物が面積率で20%未満では、耐摩耗性及び耐焼付き性が不十分である。一方、MC炭化物が面積率で60%を超えると、耐焼付き性改善効果が飽和するとともに、ロール外層の靭性が著しく低下する。その上、隣り合う粒状炭化物同士の間隔が狭く、クラックが伝播しやすくなるため、耐熱亀裂性が劣化する。従って、MC炭化物は面積率で20〜60%である。好ましい面積率は30〜50%である。
(b)MC炭化物を含まない領域の最大内接円直径
本発明のロール外層の組織において、円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域の最大内接円直径は150μmを超えないのが好ましい。最大内接円直径が150μm超であると、MC炭化物の分布のばらつきが無視できないほど大きい。最大内接円直径は120μm以下であるのがより好ましく、80μm以下であるのがより好ましい。
ここで、図1にMC炭化物の円相当直径の概念図を示す。図1に示すように、MC炭化物1の円相当直径は、MC炭化物1と等しい面積の円10の直径をD10と定義する。MC炭化物1の面積をSとすると、D10=2×(S/π)1/2である。MC炭化物の平均円相当直径はD10の平均値である。
円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域の最大内接円直径は図2に示すように求める。図示の視野では、円相当直径が15μm以上のMC炭化物la、la、la、laに内接する円20の直径はD20である。同様にして、他のMC炭化物群に内接する円の直径を求める。この操作を任意の複数の視野について行い、最大の内接円直径D20maxを決める。
(c)MC炭化物間の平均距離
本発明のロール外層の組織において、円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均距離は10〜40μmであるのが好ましい。平均MC炭化物間距離が10μm未満であると、MC炭化物の偏在が多すぎ、MC炭化物の多い部分と少ない部分で摩耗差によるミクロ的な凹凸が生じ、耐肌荒れ性が低い。一方、平均MC炭化物間距離が40μm超であると、MC炭化物の分布のばらつきが無視できないほど大きく、耐焼付き性の向上が見られない。円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均距離は20〜30μmであるのがより好ましい。
MC炭化物間の平均距離の求め方を、ロール外層の組織を概略的に示す図3により説明する。この組織は、円相当直径で15μm以上のMC炭化物(白色)laと、円相当直径が15μm未満のMC炭化物(黒色)lbとを含有する。2は基地(MC、MC及びM炭化物を含有する)を示す。この組織に任意の直線Lを引くと、MC炭化物la、la、la・・・laが交差し、これらのMC炭化物間の距離L、L、L・・・Lが計測される。従って、円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均距離は、[Σ(L+L+・・・・+L)]/nにより求まる。
(d)MC炭化物の大きさ
MC炭化物(粒状炭化物)の平均円相当直径は10〜50μmであるのが好ましい。熱間圧延時にロールは高熱の圧延鋼板と接触し、表面から10μm程度まで基地が軟化するので、MC炭化物の平均円相当直径が10μm未満では、基地がMC炭化物を十分に支持できず、ロールの耐摩耗性及び耐肌荒れ性が不十分である。一方、平均円相当直径が50μmを超えると、耐肌荒れ性の向上効果が飽和するとともに、靭性が低下する。MC炭化物の平均円相当直径はより好ましくは10〜40μmであり、最も好ましくは15〜30μmである。
(e)平均MC炭化物間距離(G)/平均円相当直径(H)
本発明のロール外層の組織において、円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均距離Gと、MC炭化物の平均円相当直径Hとの比(G/H)は2以下であるのが好ましい。多量のMC炭化物を含有する本発明のロール外層では、MC炭化物が凝集しやすい。MC炭化物が凝集すると、MC炭化物の多い部分と少ない部分で摩耗差によるミクロ的な凹凸が生じ、耐肌荒れ性が損なわれる。G/HはMC炭化物の凝集の程度を示す。G/Hが2を超えると、MC炭化物が凝集しすぎている。より好ましいG/Hは1.5以下である。
(f)非粒状炭化物
本発明のロール外層には、円相当直径が1μm以上の非粒状炭化物(MC、MC及びM炭化物)が合計面積率で0〜5%分散していても良い。非粒状炭化物の合計面積率が5%を超えると、非粒状炭化物が粗大化してロールの耐肌荒れ性及び靭性を損なうだけでなく、網目状に晶出した非粒状炭化物に沿ってクラックが進展することにより耐熱亀裂性が低下する。非粒状炭化物の合計面積率は少なければ少ないほど良い。円相当直径が1μm以上のMC、MC及びM炭化物の合計面積率はより好ましくは0〜3%であり、さらに好ましくは0〜1%である。なおMC、MC、MC及びM炭化物以外の炭化物を微量含んでも良い。
[2]圧延用ロール外層の成分
本発明の圧延用ロールにおける外層の化学成分(質量%)の限定理由について説明する。なお、本発明の外層の化学成分とは、溶湯成分ではなく、最終ロール製品における外層の成分である。
(1)必須成分
(a)C:2.5%〜9.0%
Cは、主にV、Nb等の合金元素と結合し、MC炭化物を形成することにより耐摩耗性を向上させる必須元素である。合金元素と結合しないCは主に基地中に固溶するか極微細に析出し、基地を強化する。Cが2.5%未満ではMC炭化物の量が不足し、十分な耐摩耗性が得られない。一方、Cが9.0%を超えると、炭化物が過多となり、ロール外層の耐熱亀裂性が劣化する。C含有量は好ましくは3.5%〜9.0%であり、より好ましくは4.5%〜9.0%である。
(b)Si:0.1%〜3.5%
Siは溶湯中で脱酸剤として作用する。Siが0.1%未満では脱酸効果が不足し、鋳造欠陥を生じやすい。一方、Siが3.5%を超えるとロール外層は脆化する。Si含有量は好ましくは0.2%〜2.5%であり、より好ましくは0.2%〜1.5%である。
(c)Mn:0.1%〜3.5%
Mnは溶湯の脱酸や不純物であるSをMnSとして固定する作用を有する。Mnが0.1%未満であると、これらの効果が不十分である。一方、Mnが3.5%を超えると残留オーステナイトを生じやすくなり、硬さを安定的に維持できず、耐摩耗性が劣化しやすくなる。Mn含有量は好ましくは0.2%〜2.5%であり、より好ましくは0.2%〜1.5%である。
(d)V:11.0%〜40.0%
Vは主にCと結合し、MC炭化物を形成する元素である。ロール外層に多量のMC炭化物を含ませるために、11.0%〜40.0%のVが必要である。Vが11.0%未満では、MC炭化物が不足し、十分な耐摩耗性が得られない。一方、Vが40.0%超であると、MC炭化物が過剰となり、ロール外層の靭性が劣化する。
(2)任意成分
圧延ロールの用途及び使用方法に応じて、外層は以下の元素を適宜含有しても良い。
(a)Nb
NbはMC炭化物を形成する点でVと同様の作用を有する。原子量の比より、質量%で0.55×Nb%とV%とが等価である。従って、下記式(1)を満たす量のNbでVの一部又は全部を置換しても良い。
11.0%≦V%+0.55×Nb%≦40.0%・・・(1)
またNbはC及びVと、下記式(2)を満たすのが好ましい。
0≦C%−0.2×(V%+0.55×Nb%)≦2.0%・・・(2)
[C%−0.2×(V%+0.55×Nb%)]の値が0未満であると、MC炭化物が十分に得られず、基地中にV及びNbが過剰となり、十分な硬さ及び耐摩耗性が得られない。一方、[C%−0.2×(V%+0.55×Nb%)]の値が2.0%を超えると、MC、MC、及びM炭化物等の非粒状炭化物が網目状に晶出し、ロール外層の耐熱亀裂性が劣化する。
(b)Cr:1.0%〜15.0%
Crは基地に固溶して焼入性を高めるだけでなく、一部はCと結合して極微細な炭化物として析出し、基地を強化する。Crが1.0%未満では、基地強化の効果が十分に得られない。一方、Crが15.0%を超えると、M炭化物等のMC以外の炭化物が網目状に晶出し、ロール外層の耐熱亀裂性が劣化する。より好ましいCr含有量は3.0%〜9.0%である。
(c)Mo:0.5%〜20.0%
Moは基地に固溶して焼入性を高めるだけでなく、一部はCと結合して極微細な炭化物として析出し、基地を強化する。さらに、Moの一部はVやNbなどとともにMC型炭化物を形成する。Moが0.5%未満では、基地強化の効果が十分に得られない。一方、Moが20.0%を超えるとMCやMC炭化物等のMC以外の炭化物が網目状に晶出し、ロール外層の耐熱亀裂性が劣化する。Mo含有量は、より好ましくは0.5%を超え5.0%以下である。
(c)W:1.0%〜40.0%
Wは基地部に固溶して焼入性を高め、一部はCと結合して極微細な炭化物として析出し、基地を強化する。さらに、Wの一部はVやNbなどとともにMC型炭化物を形成する。Wが1.0%未満であると、基地強化の効果が十分に得られない。一方、Wが40.0%を超えるとMCやMC炭化物等のMC以外の炭化物が網目状に晶出し、ロール外層の耐熱亀裂性が劣化する。W含有量は、より好ましくは5.0%〜40.0%であり、特に5.0%〜20.0%である。
本発明のロール外層に十分な耐摩耗性を付与するために、基地の強化元素であるCr、Mo及びWの少なくとも一種を含有するのが好ましい。また、圧延用ロールの用途、使用方法等に応じて、本発明の外層には以下の成分を選択的に添加することができる。
(d)Ni:2.0%以下
Niは基地に固溶し、基地の焼入れ性を向上させるのに有効である。Niが2.0%を超えると、基地のオーステナイトが安定化するため、基地の硬化効果が不十分である。
(e)Co:10.0%以下
Coは基地に固溶し、基地強化の効果がある。またCoを含有すると、高温でも基地の硬さを維持できる。Coが10.0%を超えると、ロール外層の靭性が低下する。また、Coは高価であるので、経済性及び使用条件を考慮し、その含有量を決定するのが望ましい。
(f)Ti:0.5%以下
Tiは溶湯中で脱酸剤として作用するほか、Nと結合して窒化物を形成し、MC炭化物の核となり、MC炭化物を微細にする効果がある。また一部はCと結合してMC炭化物の一部となる。Tiの添加効果は0.5%以下で十分である。
(g)Al:0.5%以下
Alは溶湯中で脱酸剤として作用するほか、MC炭化物を微細にする効果がある。Alが0.5%を超えると、外層の焼入れ性が悪化し、十分な基地硬さが得られなくなる。
[3]圧延用ロール外層の特性
(a)圧縮強度
本発明の外層は、MC炭化物を多量に含有させることにより外層の圧縮強度を2800MPa以上としたことを特徴とする。圧延や圧延の不具合時に、突発的な圧縮力が局部的に発生した場合、圧縮強度が2800MPa未満では、ロール表層にクラックが入りやすく、ロール原単位を低下させる原因となる。また、圧延のみならず、圧延中に発生する熱サイクルによる熱疲労クラックも入りやすくなる。そのため、外層の圧縮強度は2800MPa以上が望ましい。さらに好ましい圧縮強度は3000MPa以上である。
(b)ショア硬さ(Hs)
また、本発明の外層は、MC炭化物を多量に含有させ、熱処理により基地の硬さを適正に制御することで外層のショア硬さ(Hs)を90以上と高硬度にしたことを特徴とする。である。そのため、耐摩耗性が格段に向上し、圧縮強度も向上する。外層のショア硬さ(Hs)が90未満では耐摩耗性を十分に発揮できない。しかしながら、耐摩耗性を向上させるために過剰な炭化物を含有させることや、過剰に基地を硬くすると靭性が劣化する。よって、好ましいショア硬さの範囲はHs90〜95である。
(c)基地のビッカース硬さ
本発明の外層の基地は、MC炭化物などの炭化物を除く部分であり、おもにFeおよび合金元素からなる。この基地は熱処理による変態や基地中の極微細な炭化物の析出などにより硬さが変化する。基地の硬さがビッカース硬さでHv550未満では耐摩耗性が低下するとともに、ショア硬さ(Hs)90以上もしくは圧縮強度2800MPa以上を安定して得がたくなり、充分な耐熱亀裂性の改善効果が得られない。耐摩耗性および耐熱亀裂性向上の観点から基地の硬さは高いほうが望ましいが、Hv900を超えると、基地の靭性が劣化する。従って、基地の硬さのより好ましい範囲は、Hv650〜850である。さらに好ましい範囲は、Hv650〜750である。
(d)外層表面の圧縮残留応力
また、本発明の外層を用いた複合ロールにおいて、外層表面の圧縮残留応力は500MPa以上が望ましい。圧縮残留応力が500MPaでは、十分な耐熱亀裂性を発揮することができない。なお、従来のハイス系の材質を外層として有するロールの圧縮残留応力は、200〜400MPa程度である。なお、耐熱亀裂性の観点から、圧縮残留応力は耐熱亀裂性改善の観点からは高いほうが望ましいが、過剰に圧縮残留応力が高いと、一旦クラックが入った場合、クラックが内部に進展しやすくなる。また、1000MPaを超えることは実際製造上困難である。外層表面の圧縮残留応力の好ましい範囲は、500〜900MPaである。
外層中のMC炭化物は、基地および他種の炭化物に比べ熱膨張係数が低い。常温〜300℃の熱膨張係数は、基地で約13×10−6/℃、またCr炭化物で約10×10−6/℃に対し、VC炭化物では約7×10−6/℃である。本発明の外層の組織中のMC炭化物は面積率で20〜60%と多量に含有させているため、本発明の外層の熱膨張係数は、約9×10−6/℃と比較的低い。また、内層として一般的に用いられている球状黒鉛鋳鉄や構造用鋼では、11〜13×10−6/℃である。本発明の外層の熱膨張係数は低く、内層の熱膨張係数は大きいため、外層と内層の膨張収縮差が大きくなり、より大きな圧縮残留応力を得やすくなる。
また、外層中のMC炭化物は、基地に比べ縦弾性係数が高いので、本発明のMC炭化物を多く含有する外層の縦弾性係数は高くなる。縦弾性係数は、基地で200〜220GPaに対し、例えばVC炭化物は約270GPaである。一般的なハイス系材料では、縦弾性係数は約230GPaに対し、本発明の外層は、約260GPaであった。ここで、ロールに発生する圧縮残留応力はおよそ縦弾性係数と発生する歪の積である。このため外層の縦弾性係数を高めると、外層と内層の膨張収縮差によって発生した歪によって、発生する圧縮残留応力がより高まる。
(e)外層と内層の断面積比
本発明の複合ロールにおいて、ロール軸方向と直角をなすロール断面における外層の断面積と内層の断面積の比(外層の断面積/内層の断面積)は0.5以下が望ましい。また、外層と内層の間に中間層を形成させた場合、(外層の断面積/中間層と内層両者の総和の断面積)が0.5以下が望ましい。この理由を下記に示す。本発明の外層と内層とからなる圧延用ロールは、外層の低い熱膨張係数および高い縦弾性係数による効果により、外層表面に500MPa以上の高い圧縮残留応力を付与することが可能となる。過剰に外層表面の圧縮残留応力を高くすると、外層と内層の接合境界に発生する引張残留応力が増大し、外層が剥離する。これを回避するために、ロール胴体部のロール軸と直角をなすロール断面における外層と内層の断面積比(外層の断面積/内層の断面積)を適正に制御することで外層表面に高い圧縮残留応力をより安定して付与できるとともに、外層と内層の接合境界に発生する引張残留応力を低減できる。さらに、種々実験を行った結果、外層と内層の断面積比が0.5以下で前記効果を発揮しやすいことが認められた。一方、外層と内層の断面積比が0.1未満であると、圧延に使用可能な外層が極端に少なくなり好ましくない。外層と内層の断面積比の好ましい範囲は0.1〜0.5であり、さらに好ましくは0.2〜0.4である。
[4]外層の形成方法
本発明の圧延用ロールの外層は遠心力鋳造法で形成する。すなわち、初晶MC炭化物を晶出する化学組成に調整した溶湯を遠心力鋳造用鋳型内に鋳込み、遠心力鋳造して、鋳型内の内面側にMC炭化物が濃化した層を形成することにより、組織中にMC炭化物がリッチで均一に分散した組織を得ることができることを見いだした。図4は本発明の遠心力鋳造されてなる圧延用ロールの外層の断面の模式図を示す。本発明の外層は、初晶粒状炭化物を晶出する化学組成に調整した溶湯を遠心力鋳造用鋳型内に鋳込み、遠心力鋳造することにより、内面側に粒状炭化物を濃化した層を形成させることで得られる。図4において、イ部は粒状炭化物が密集濃化した層である。ロ部はそれ以外の部位であり粒状炭化物の存在が乏しい層である。遠心力鋳造後、図4のロ部を、切削加工などにより除去し、図4のイ部を、すなわち本発明の圧延用ロールの外層を得る。つまり、MC炭化物が濃化した層のイ部を圧延使用層とする。本発明の複合ロールは、ロール外層イ部の内面の中空部ヘに内層(図示せず)を金属接合させることにより完成する。
[5]ロール構造
本発明の外層を用いた圧延用ロールは、中実または中空のどちらの構造でも構わない。また、本発明の圧延ロールは、本発明の外層と内層が金属的に接合した圧延用ロールが好ましい。また、本発明の外層と内層との間に1層もしくは2層以上の中間層を介在させた複合ロールが望ましい。本発明の外層を有するスリーブを軸材に嵌合して構成しても構わない。
本発明の圧延用ロールの外層は、圧延用ワークロール全般で優れた耐摩耗性および耐熱亀裂性を発揮する。特に熱間薄板圧延機の仕上列に用いられるワークロールで極めて優れた耐摩耗性および耐熱亀裂性を発揮し、圧延工場における生産性の向上、圧延トラブルの抑制、ロール原単位および圧延製品の表面品質の向上に寄与する。
本発明の外層は、初晶粒状炭化物を晶出する化学組成に調整した溶湯を遠心力鋳造用鋳型内に鋳込み、遠心力鋳造することにより、鋳型内の内面側にMC炭化物が濃化した層を形成した。供試材No.1〜5は本発明の実施例であり、本発明の遠心力鋳造で形成し、前述の図1のイ部に相当する部位より採取したものである。また、供試材No.6〜8は比較例、供試材No.9および10は従来例である。供試材No.6は静置鋳造で形成し、供試材No.7〜10は遠心力鋳造で形成した。
採取した供試材No.1〜8およびNo.10は、鋳込後1000〜1200℃で焼入れを行い、500〜600℃で3回焼戻しを行う熱処理を行った。また、供試材No.9は鋳込後400〜500℃で加熱し、残留オーステナイト分解兼歪取り熱処理を行った。各供試材はこれらの熱処理の後、各種試験片形状に加工を行った。これらの供試材No.1〜10の化学成分(質量%)を表1に示す。ここで、表1中の式(1)はV%+0.55×Nb%の値、また式(2)はC%−0.2×(V%+0.55×Nb%)の値である。
さらにMC炭化物の面積率、円相当直径で1μm以上のMC、MCおよびM炭化物の合計の面積率、円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域の内接円直径の最大値、基地のビッカース硬さ、ショア硬さ、MC炭化物の平均円相当直径(H)および円相当直径が15μm以上のMC炭化物の平均粒子間距離(G)の測定をそれぞれ行った。
また、耐摩耗性および耐肌荒れ性の評価として圧延摩耗試験機による摩耗試験の摩耗量および粗さの測定、靭性評価として破壊靭性値KICの測定、また耐熱亀裂性評価として圧縮強度の測定を行った。
MC炭化物の面積率は、まず供試材を鏡面研磨し、次に重クロム酸カリウム水溶液中で電解腐食することによりMC炭化物を黒色に腐食した後、画像解析装置(日本アビオニクス株式会社製SPICCA−II)を使用し測定した。
また、MC、MCおよびM炭化物の面積率は、まず供試材を鏡面研磨し、次に村上試薬によって腐食することによりMC、MC、およびM炭化物を黒色に腐食または、黒色もしくは灰色に着色した後、画像解析装置を使用し測定した。
これらの画像解析は1視野が供試材の0.23mm×0.25mmに相当する視野で面積率の測定を行った。この測定を、各供試材それぞれ任意の20視野について行い、その平均値を求めた。
MC炭化物の平均円相当直径(H)は、まず供試材を鏡面研磨し、次に重クロム酸カリウム水溶液中で電解腐食することによりMC炭化物を黒色に腐食した後、画像解析装置(日本アビオニクス株式会社製SPICCA−II)を使用し測定した。画像解析の測定範囲は、1視野が供試材の0.23mm×0.25mmに相当する視野とし、各供試材それぞれ任意の20視野について測定し、測定値の平均値を求めた。
C、MCおよびM炭化物の平均円相当直径は、まず供試材を鏡面研磨し、次に村上試薬によってMC、MCおよびM炭化物を黒色に腐食した後、画像解析装置(日本アビオニクス株式会社製SPICCA−II)を使用し測定した。画像解析の測定範囲は、1視野が供試材の0.23mm×0.25mmに相当する視野とし、各供試材それぞれ任意の20視野について測定し、測定値の平均値を求めた。なお、本発明においては、前記測定方法で識別が容易な円相当直径で1μm以上のMC、MCおよびM炭化物を測定対象とした。
円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)は、まず供試材を鏡面研磨し、次にピクリン酸アルコール溶液で基地を腐食する。これを光学顕微鏡で観察すると、基地は濃い灰色、MC炭化物は薄い灰色、MC、MCおよびM炭化物は白色に見える。このようにして、供試材試料の任意の1.0mm×1.5mmの面の倍率200倍の光学顕微鏡組織写真を用いて、円相当直径が15μm以上のMC炭化物の平均粒子間距離を測定した。
円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域の内接円直径の測定は、まず供試材を鏡面研磨し、次にピクリン酸アルコール溶液で基地を腐食する。これを光学顕微鏡で観察すると、基地は濃い灰色、MC炭化物は薄い灰色、MC、MCおよびM炭化物は白色に見える。このようにして供試材試料の任意の2.0mm×3.0mmの面の倍率100倍の光学顕微鏡組織写真を作製し、本発明の内接円直径の最大値を測定した。
基地のビッカース硬さは、供試材を鏡面研磨し、ピクリン酸エタノール溶液を用いて基地を軽く腐食した後、ビッカース硬さ試験機を用いて、荷重50g〜200gの範囲で測定した。供試材それぞれ任意の5箇所について測定を行いその平均値を求めた。
ショア硬さは、供試材を研磨した後、JIS Z 2246に準拠し測定した。なお、ショア硬度計としてD型を使用し、5回測定しその平均を求めた。
図5は圧延摩耗試験機の概略図を示す。図5において、圧延摩耗試験機は、圧延機1と、圧延材Sを余熱する加熱炉54と、圧延材Sを冷却する冷却水槽55と、圧延材Sの巻取り機56とテンションコントローラ57とから構成される。圧延機51には試験用ロール52、53が組み込まれる。試験用ロールは前述の各供試材から作製し、外径60mm、内径40mm、幅40mmの小型スリーブロールを用いた。圧延摩耗試験機に試験用ロールを組み込み、試験条件が、圧延材料:SUS304、圧下率:25%、圧延速度:150m/min、圧延温度:900℃、圧延距離:300m/回、ロール冷却:水冷、ロール数:4重式にて試験を行った。圧延後、試験用ロールの表面に生じた摩耗の深さと十点平均粗さ(Rz)を触針式表面粗さ計により測定した。
破壊靭性値KICは、各供試材より破壊靭性値KIC測定用の試験片を採取し、ASTM E399に準拠した試験により測定した。測定は各供試材につき2個の試験片について行い、その平均値を求めた。
圧縮強度は、各供試材より図6に示す形状の試験片を採取し、アムスラー型万能試験機により測定した。測定は各供試材につき2個の試験片について行い、その平均値を求めた。ここで用いた試験片は図6中の寸法Iを10mm、寸法Jを25mm、寸法Kを5mmで作製した
表2に各種測定した結果を示す。すなわち、MC炭化物の面積率(%)、円相当直径で1μm以上のMC、MCおよびM炭化物の合計の面積率AA(%)、円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域の内接円直径の最大値BB(μm)、円相当直径が15μm以上のMC炭化物の平均粒子間距離G(μm)、MC炭化物の平均円相当直径H(μm)、基地のビッカース硬さ、ショア硬さ(Hs)、摩耗量(μm)、表面粗さRz(μm)、破壊靭性値KIC(kg/mm3/2)および圧縮強度(MPa)を示す。
図7に本発明例の供試材No.1の金属組織を示す。図7において、白色の部分がMC炭化物であり、黒色の部分は基地である。供試材No.1はMC炭化物が高濃度に分布しているのがわかる。
図8に比較例の供試材No.6の金属組織を示す。図8において、白色の部分がMC炭化物であり、黒色の部分は基地である。供試材No.6はMC炭化物が部分的に偏在して分布しているのがわかる。
図9に従来例のハイス系ロール材の供試材No.10の金属組織を示す。図9において、白色の微細粒状の部分がMC炭化物、白色の網目状の部分がMC、MCおよびM炭化物であり、黒色の部分は基地である。供試材No.10はMC炭化物が部分的に偏在して分布し、MC、MCおよびM炭化物は網目状に分布しているのがわかる。
図10にショア硬さと圧縮強度の関係を示す。本発明例No.1〜No.5はいずれもショア硬さが90以上であり、圧縮強度が2800MPaであることが判る。それに対して、比較例No.6〜No.8及び従来例No.9、No.10はショア硬さ及び圧縮強度が不十分であることが判る。
本発明の供試材No.1〜No.5の摩耗量は従来材の供試材No.9およびNo.10に比べ半分以下であり、耐摩耗性が極めて良好であるとともに、破壊靭性値KICも従来材以上であり耐性を兼ね備えている。また、供試材No.1〜No.5のショア硬さは90以上と高く、さらに圧縮強度が2800MPa以上あり耐熱亀裂性に優れる。
比較例のNo.6は、円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域が内接円直径で150μmを超え、また円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)と、MC炭化物の平均円相当直径(H)との比(G/H)が2を超え、ショア硬さおよび式(1)の値が本発明の範囲外である。また、粗さが従来例材以下であり、耐肌荒れ性に劣る。また、ショア硬さおよび圧縮強度が本発明の範囲外であり、耐熱亀裂性改善効果が充分に得られない。
比較例のNo.7は、C%、Ni%、式(2)の値、MC炭化物の面積率、基地硬さ、およびMC炭化物の平均円相当直径が本発明の範囲外であり、また円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)と、MC炭化物の平均円相当直径(H)との比(G/H)が2を超えるものであり、摩耗量が従来例材以下であり、耐摩耗性が劣る。また、ショア硬さおよび圧縮強度が本発明の範囲外であり、耐熱亀裂性に劣る。
比較例のNo.8は、V%、Cr%、式(2)の値、MC炭化物の面積率、MC、MCおよびM炭化物の合計面積率が本発明の範囲外であり、また円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)と、MC炭化物の平均円相当直径(H)との比(G/H)が2を超えるものであり、粗さおよびKICが従来例材以下であり、耐肌荒れ性および靭性が劣る。また、ショア硬さおよび圧縮強度が本発明の範囲外であり、耐熱亀裂性に劣る。
従来例のNo.9は、V%、Ni%、式(1)の値、MC炭化物の面積率、MC炭化物の平均円相当直径が本発明の範囲外であり、また円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)と、MC炭化物の平均円相当直径(H)との比(G/H)が2を超えるものであり、耐摩耗性が本発明材よりも劣る。また、ショア硬さおよび圧縮強度が本発明の範囲外であり、耐熱亀裂性に劣る。
次に、本発明の圧延用ロールについて検討を行った。表3の供試材No.11〜No.15は本発明の実施例、No.16は比較例、供試材No.17は従来例である。まず、供試材No.11〜No.16の複合ロールについて以下に詳述する。これらの複合ロールに用いる外層は、初晶粒状炭化物を晶出する化学組成に調整した溶湯を、内径500mm、長さ1200mmの金型に鋳込み、遠心力鋳造により金型の内面側にMC炭化物が濃化した層(図4のイ部)を形成し、表1のNo.1〜No.5の組成となる外層を含む外層供試材を形成した。さらに、前記外層供試材の鋳造後、所定の時間が経過した後、外層が注入された鋳型を遠心力鋳造機より取り出し、ピット内に縦置きにし、球状黒鉛鋳鉄の内層用溶湯を注入し、複合ロール素材を作製した。
表3の従来例であるNo.17については、内径500mm、長さ1200mmの金型および遠心力鋳造機を用いて溶湯を注入した。所定の時間が経過した後、外層が注入された鋳型を遠心力鋳造機より取り出し、ピット内に縦置きにし、球状黒鉛鋳鉄の内層用溶湯を注入し、複合ロール素材を作製した。
上記の複合ロールは冷却し解体を行った後、供試材No.11〜No.16の複合ロール素材の胴体部において炭化物の少ない部分(図4のロ部)を加工除去し、外径330mm、胴長600mmの試験ロールを製造した。また、従来例No.17についても、複合ロール素材の胴体部を加工除去し、外径330mm、胴長600mmの試験ロールを製造した。これらのNo.11〜No.17の試験ロールは焼入および焼戻し熱処理を行った後、さらに胴体部を外径310mm、胴長500mmに仕上加工を施し、圧延用ロール供試材とした。なお、これらの外層の厚みを制御する方法として、溶湯の鋳込重量を制御すること、および内層材を鋳造する際に外層材の内面側が溶解する量を制御することを利用した。
上記の供試材No.11〜No.17の複合ロールは、ロール胴体表面の圧縮残留応力測定および外層と内層の断面積比を測定した。さらに、実際の熱間板圧延ミルにて一定量の圧延を行ったのち、熱亀裂深さの測定を行った。これらの測定結果を表3に示す。
圧縮残留応力の測定はX線残留応力測定器を用い、ロール胴体部中央の接線方向の値を測定した。測定は胴体部中央の任意円周において90°ずれた位置にある2ヶ所について行い、それぞれ4回、計8回の測定を行いその平均値を求めた。
外層と内層の断面積比の測定は、まず、ロール胴体部の径を測定した後、ロール胴体部両端面の外層厚み測定および超音波による外層の厚み測定を行い、それらの平均値よりロール外層と内層との平均境界径を算出した。その後、ロール軸と直角をなすロール断面における(外層の断面積)/(内層の断面積)を算出した。
熱亀裂深さは、実際の圧延ミルで使用された後のロールの胴体中央部を滑らかな凹球面状に鏡面研磨し、顕微鏡による目視観察により熱亀裂がなくなる位置を特定し、マイクロメータを用いロール表面から前記位置までの深さを測定した。
図11に圧縮強度と熱亀裂深さの関係を示す。図11より、本発明例No.11〜No.15は圧縮強度が2800MPaであり熱亀裂深さが0.23mm以下である。比較例No.16は外層と内層の断面積比が1.0と大きく、そのため圧縮残留応力が低くなり熱亀裂深さも0.39と、本発明例に対して劣る。また、従来例No.17は圧縮強度も約2600MPaと低く、熱亀裂深さも0.48mmと大きく耐熱亀裂性に関して不十分であることが判る。
本発明例の複合ロールNo.11〜No.15は、ロール表面の圧縮残留応力が500MPa以上であり、外層と内層の断面積比は0.5以下に抑えられている。外層の耐熱亀裂性と前記効果により、熱亀裂深さは従来の半分以下に抑えられ、耐熱亀裂性に優れることが確認できた。
図12は本発明の圧延用ロールの種々の形態を示す概略断面図である。図12(a)は、本発明の外層イと、内層ハよりなる中実ロールである。ヘは中空部である。図12(b)は本発明の外層イと、内層ハよりなる中空スリーブロールである。図12(c)は本発明の外層イと、内層ハよりなる中空スリーブロールを金属製の軸材ホに嵌合させたものである。なお、ここでいう外層イは、前述の図4におけるMC炭化物の乏しい層ロを加工除去したもので、MC炭化物が濃化した層イ部と同じである。
本発明の圧延用ロールは、圧延用ワークロール全般で優れた耐摩耗性および耐熱亀裂性を発揮する。特に熱間薄板圧延機の仕上列に用いられるワークロールで極めて優れた耐摩耗性および耐熱亀裂性を発揮し、圧延工場における生産性の向上、圧延トラブルの抑制、ロール原単位および圧延製品の表面品質の向上に寄与する。
円相当直径を説明するための図である。 内接円直径を説明するための図である。 平均粒子間距離を説明するための図である。 本発明の圧延用ロールの外層を説明するための図である。 圧延摩耗試験機の概略図である。 圧縮試験片の概略図である。 本発明例No.1の光学顕微鏡による金属組織写真である。 比較例No.6の光学顕微鏡による金属組織写真である。 従来例No.10の光学顕微鏡による金属組織写真である。 ショア硬さと圧縮強度の関係を示す図である。 圧縮強度と熱亀裂深さの関係を示す図である。 本発明に係る圧延用ロールの種々の形態の例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 MC炭化物、 10 円、 D10 円相当直径、 2 基地、
la(la、la、la、la) 円相当直径で15μm以上のMC炭化物、
lb 円相当直径で15μm以下のMC炭化物、 20 内接円、
20 内接円直径、 L 任意の直線、 L1、L2、L3 粒子間距離、
イ 本発明の外層、 ロ イを除く部位、 ハ 内層、 ニ 中空部、 ホ 軸材、
ヘ 中空部、
51 圧延機、 52 試験用ロール、 53 試験用ロール、 54 加熱炉、
55 冷却水槽、 56 巻取り機、 57 テンションコントローラ、
S 圧延材

Claims (16)

  1. 面積率でMC炭化物が20〜60%分散した組織であり、圧縮強度が2800MPa以上である遠心力鋳造されてなる外層を有することを特徴とする圧延用ロール。
  2. 面積率でMC炭化物が20〜60%分散した組織であり、ショア硬さ(Hs)が90以上である遠心力鋳造されてなる外層を有することを特徴とする圧延用ロール。
  3. 前記外層の基地のビッカース硬さがHv550以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の圧延用ロール。
  4. 前記外層の組織における円相当直径が15μm以上のMC炭化物を含まない領域が内接円直径で150μmを超えないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧延用ロール。
  5. 前記外層の組織における円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)が10〜40μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の圧延用ロール。
  6. 前記外層の組織におけるMC炭化物の平均円相当直径が10〜50μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の圧延用ロール。
  7. 前記外層の組織における円相当直径が15μm以上のMC炭化物間の平均粒子間距離(G)と、MC炭化物の平均円相当直径(H)との比(G/H)が2以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の圧延用ロール。
  8. 前記外層の組織において、円相当直径で1μm以上のMC、MCおよびM炭化物の総量が0〜5%分散した組織であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の圧延用ロール。
  9. 前記外層は化学成分が質量%で、C:2.5%〜9.0%、Si:0.1%〜3.5%、Mn:0.1%〜3.5%、V:11.0%〜40.0%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物元素からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の圧延用ロール。
  10. さらに質量%で、Cr:1.0%〜15.0%以下、Mo:0.5%〜20.0%およびW:1.0%〜40.0%のいずれか1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項9に記載の圧延用ロール。
  11. 前記Vの一部を、質量%で下記(1)式を満足する範囲のNbで置換することを特徴とする請求項9または10に記載の圧延用ロール。
    11.0%≦V%+0.55×Nb%≦40.0% ・・・(1)
  12. さらに下記(2)式を満足することを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の圧延用ロール。
    0≦C%−0.2×(V%+0.55×Nb%)≦2.0% ・・・(2)
  13. さらに質量%で、Ni:2.0%以下およびCo:10.0%以下のいずれか1種または2種を含有することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の圧延用ロール。
  14. さらに質量%で、Ti:0.5%以下およびAl:0.5%以下のいずれか1種または2種を含有することを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の圧延用ロール。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の圧延用ロールの外層と、外層の内面にに形成された片状黒鉛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、黒鉛鋼および鋳鋼のいずれかからなる内層とからなる複合ロールであって、外層表面の圧縮残留応力が500MPa以上であることを特徴とする圧延用ロール。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の圧延用ロールの外層と、該外層の内面に形成された片状黒鉛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、黒鉛鋼および鋳鋼のいずれかからなる内層とからなる複合ロールであって、ロール胴体部における前記外層の断面積とロール全体の断面積の比(外層の断面積/内層の断面積)が0.5以下であることを特徴とする圧延用ロール。
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