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JP2007184064A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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JP2007184064A
JP2007184064A JP2006002745A JP2006002745A JP2007184064A JP 2007184064 A JP2007184064 A JP 2007184064A JP 2006002745 A JP2006002745 A JP 2006002745A JP 2006002745 A JP2006002745 A JP 2006002745A JP 2007184064 A JP2007184064 A JP 2007184064A
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Seiji Takemoto
誠二 竹本
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】複数種類の光記録媒体の記録再生を可能とし、そのうちの少なくとも1つの記録再生を行う際に、特定の方向にコマ収差が発生するように構成され、そのコマ収差をチルト機能付のアクチュエータを用いて補正する光ピックアップ装置において、アクチュエータにかかる電気的な負荷を減らすことができる光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】光源から出射される光ビームを光ディスク10の記録面に集光する対物レンズ8を搭載する対物レンズアクチュエータ11は、記録面と直交する軸30に対して傾けられており、これにより対物レンズ8の光軸8aは軸30に対して、特定のコマ収差を補正する向きにθsだけ傾いている。このため、特定の方向に発生するコマ収差を補正するために対物レンズ8を傾ける角度を従来の構成に比べて低減できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、光記録媒体に光ビームを照射して情報の記録や情報の読み取りを可能とする光ピックアップ装置に関し、特に対物レンズをチルトさせる機能を有する対物レンズアクチュエータを備える光ピックアップ装置の電気的な負荷の低減に関する。
近年、コンパクトディスク(以下、CDという。)やデジタル多用途ディスク(以下、DVDという。)といった光記録媒体が普及し、一般的に用いられている。そして、光記録媒体の情報量を増やすために、光記録媒体の高密度化に関する開発が盛んに行われ、例えば、ブルーレイディスク(以下、BDという。)のような高密度化された光記録媒体が実用化されてきている。これらCD、DVD、BD等の異なる光記録媒体の記録再生を行うにあたっては、光記録媒体に光ビームを照射することによって、光記録媒体に記録されている情報を読み取ったり、情報を記録したりする光ピックアップ装置が用いられる。
光ピックアップ装置を用いて、例えば、異なる光記録媒体の情報を読み取ろうとする場合、その記録密度の違いから、光ピックアップ装置の光源から照射する光ビームの波長や、光記録媒体の情報記録面に光ビームを集光する対物レンズの開口数等を変更する必要がある。しかし、光記録媒体の種類が異なる毎に別の装置を用いなければならないとすると、ユーザにとって不都合が多く発生するため、CD、DVD、BD等の複数の光記録媒体について1台で情報の記録再生が行える装置の開発が盛んに行われている。
このような状況の中、本出願人は、複数の光記録媒体について情報の記録や読み取りを可能とする光ピックアップ装置について、少ない部品点数、及び高価な光学部品を用いない、といったコンセプトで、非点収差及びコマ収差をなくし、良好な光ビームのスポットを形成できる光ピックアップ装置を特許文献1において提案している。以下、この光ピックアップ装置について、図7を参照しながら説明する。なお、図7は、従来の光ピックアップ装置の構成を示す斜視図である。
図7において、100は光ピックアップ装置で、光ピックアップ装置100は、波長が異なる光ビームを出射する光源1、2を有している。光源1、2にはレーザダイオードが用いられ、光源1は、例えばCD用の790nmの光ビームを出射し、光源2は例えばDVD用の660nmの光ビームを出射する。
光源1から出射された光ビームは、平行平板ハーフミラー3と平行平板ハーフミラー4とを屈折しながら透過し、全反射ミラー5で光記録媒体10の情報記録面に向かうように反射され、コリメータレンズ6によって平行光とされ、1/4波長板7によって楕円偏光から直線偏光に偏光され、対物レンズ8によってCDタイプの光ディスク10の情報記録面、すなわちCDの内面1.2mmの深さにある記録面に集光される。
そして、CDの情報記録面で反射された反射光は、対物レンズ8、1/4波長板7、コリメータレンズ6、全反射ミラー5、平行平板ハーフミラー4の光学系を逆方向に戻って、平行平板ハーフミラー3によって反射されて光検出素子9へと導かれる。光検出素子9は、受光した光情報を電気信号に変換して、例えば、図示しないRFアンプ等に出力する。そして、この電気信号は、CDの情報記録面に記録されているデータの再生信号として、更には、フォーカス制御やトラッキング制御を行うためのサーボ信号として用いられる。
一方、光源2から出射された光ビームは、平行平板ハーフミラー4で反射されて、光源1から出射された光ビームの光軸と一致されるようになっている。平行平板ハーフミラー4で反射された光ビームは、全反射ミラー5で光記録媒体10の情報記録面に向かうように反射され、コリメータレンズ6によって平行光とされ、1/4波長板7によって楕円偏光から直線偏光に偏光され、対物レンズ8によって光ディスク10であるDVDの情報記録面、すなわちDVDの内面0.6mmの深さにある記録面に集光される。
そして、DVDの情報記録面で反射された反射光は、対物レンズ8、1/4波長板7、コリメータレンズ6、全反射ミラー5、の光学系を逆方向に戻って、平行平板ハーフミラー4を透過後、平行平板ハーフミラー3によって反射されて光検出素子9へと導かれる。光検出素子9へと導かれた後は、CDの場合と同様に、その情報は電気信号に変換され、DVDの情報記録面に記録されているデータの再生信号等として用いられる。
光ピックアップ装置100において、平行平板ハーフミラー3、4は、いずれも光学ガラス材料BK7(ホウケイ酸クラウンガラス)で構成され、その厚さ(それぞれt1、t2)はいずれも所定の厚さ(例えば、t1=t2=2.5mm)とされている。そして、平行平板ハーフミラー3は、光源1から出射される光ビームの光軸(図7のz軸)と直交するx軸の周りに所定の角度φ1(例えば、φ1=43.6°)だけ回転されて配置されている。また、平行平板ハーフミラー4は、光源1から出射される光ビームの光軸であるz軸と直交するy軸の周りに所定の角度φ2(例えば、φ2=45°)だけ回転され、光源1から出射される光ビームの光軸上に、平行平板ハーフミラー3から所定の距離d(例えば、8mm)だけ離間して配置されている。
このように、平行平板ハーフミラー3、4を構成することで、光源1から出射された光ビームが平行平板ハーフミラー3、4を透過することで発生する非点収差は打ち消すことができ、更に、平行平板ハーフミラー3、4を透過することで発生するコマ収差の発生方向を光ディスク10の半径方向(特定の方向)に調整することも可能となる。このため、光ピックアップ装置100においては、光ディスク10の半径方向に発生するコマ収差を補正すべく、光ピックアップ装置100に備えられる対物レンズ8をレンズチルト機能付のアクチュエータ(図示せず)で光ディスク10の半径方向に傾けて、コマ収差の補正を行っている。
なお、光源2から出射される光ビームは、平行平板ハーフミラー4を透過しないために、この光学系に由来する非点収差及びコマ収差は発生しない。このため、光ピックアップ装置100においては、対物レンズ8の光軸が光ディスク10のディスク面と直交するように対物レンズ8を配置し、CDの情報の読み取り等を行う場合には、コマ収差を打ち消す分だけ対物レンズ8を所定の角度だけアクチュエータで傾け、DVDの情報の読み取り等を行う場合には、対物レンズ8を傾けないで用いる構成となっている。
以上のように、本出願人が特許文献1で提案した光ピックアップ装置100は、少ない部品点数で、高価な光学部品を用いず、非点収差及びコマ収差をなくし、良好な光ビームのスポットを形成できる光ピックアップ装置となっている。しかしながら、特許文献1の構成の光ピックアップ装置100においては、例えば、CDの情報の読み取り等を行う際にアクチュエータによって傾ける対物レンズの傾きをかなり大きくする必要があり、アクチュエータにかかる電気的な負担がかなり大きくなっており、消費電力も大きくなるという問題を生じていた。そして、特許文献1の構成で、更にBD等の光記録媒体にも対応させようと考えると、アクチュエータにかかる電気的な負担が更に大きくなることが考えられる。
また、対物レンズのアクチュエータの配置における工夫という点で、特許文献2において、複数種類の光記録媒体に対応可能な対物レンズを備える光ピックアップ装置について、基準となる光ディスクに対して、対物レンズの傾き角度が最適角度となるように、対物レンズをアクチュエータと一体で傾け、他の種類の光ディスクに対しては、その光ディスクに対する最適角度までアクチュエータのチルト機能を用いて対物レンズを傾ける構成の光ピックアップ装置が紹介されている。しかしながら、この場合も上記と同様に、1種類の光記録媒体を基準に対物レンズを備えるアクチュエータの配置角度を決定しているために、基準となる光記録媒体以外の情報の読み取り等を行う場合に、アクチュエータにかかる電気的な負担が大きいという問題がある。
特開2005−228365号公報 特開2002−373445号公報
以上の点を鑑みて、本発明は、複数種類の光記録媒体の記録再生を可能とし、そのうちの少なくとも1つの記録再生を行う際に、特定の方向にコマ収差が発生するように構成され、そのコマ収差をチルト機能付のアクチュエータを用いて補正する光ピックアップ装置において、アクチュエータにかかる電気的な負荷を減らすことができる光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1の位置に配置されるCD用の赤外光源及びDVD用の赤色光源と、第2の位置に配置されるBD用の青色光源と、前記赤外又は赤色光源から出射される第1の光束の光軸上に、該第1の光束の光軸と直交する第1の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1の光束を屈折させて透過させるとともに、前記光記録媒体で反射された反射光を反射させて前記反射光が有する光情報を検出する光検出手段へと導く第1のハーフミラーと、前記第1の光束の光軸上に、前記第1の光束の光軸と前記第1の軸とに直交する第2の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1のハーフミラーを透過した前記第1の光束を屈折させて透過するとともに、前記青色光源から出射される第2の光束を反射させて前記第1の光束の光軸と一致させる第2のハーフミラーと、該第2のハーフミラーからの光束を光記録媒体の記録面に集光させる対物レンズを搭載し、前記対物レンズをフォーカス方向と前記光記録媒体の半径方向とに移動可能とするとともに、前記対物レンズを前記半径方向に傾斜させるチルト機能を有する対物レンズアクチュエータと、を備え、前記第1の光束は、前記第1及び第2のハーフミラーを通過することによりコマ収差を前記半径方向に発生し、前記コマ収差は前記チルト機能により前記対物レンズを傾斜させることによって補正される光ピックアップ装置において、前記対物レンズは、前記対物レンズアクチュエータの傾斜により、前記記録面と直交する第3の軸に対して、前記対物レンズの光軸が前記コマ収差の補正を行うために前記対物レンズが傾斜される向きに傾斜角θsだけ傾斜するように配置され、前記赤外光源及び前記赤色光源のそれぞれをから出射される光束が生じる前記コマ収差を打ち消すために、前記対物レンズを前記第3の軸に対して傾斜する角度をそれぞれθ1及びθ2とした時に、前記傾斜角θsは、以下の式(1)を満たすことを特徴としている。
θs=(θ1+θ2)/3 (1)
また、上記目的を達成するために本発明は、異なる波長を有し、第1の位置と第2の位置とのいずれかに配置される複数の光源と、前記第1の位置に配置される前記光源から出射される第1の光束の光軸上に、該第1の光束の光軸と直交する第1の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1の光束を屈折させて透過させるとともに、前記光記録媒体で反射された反射光を反射させて前記反射光が有する光情報を検出する光検出手段へと導く第1の光分離素子と、前記第1の光束の光軸上に、前記第1の光束の光軸と前記第1の軸とに直交する第2の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1の光分離素子を透過した前記第1の光束を屈折させて透過させるとともに、前記第2の位置に配置される前記光源から出射される第2の光束を反射させて前記第1の光束の光軸と一致させる第2の光分離素子と、該第2の光分離素子からの光束を光記録媒体の記録面に集光する対物レンズを搭載し、前記対物レンズをフォーカス方向と前記光記録媒体の半径方向とに移動可能とするとともに、前記対物レンズを所定方向に傾斜させるチルト機能を有する対物レンズアクチュエータと、を備え、前記複数の光源は、前記第1及び第2の位置のそれぞれに少なくとも1つは配置され、前記第1の光束は、前記第1及び第2の光分離素子を通過することによりコマ収差を前記所定方向に発生し、前記コマ収差は前記チルト機能により前記対物レンズを傾斜させることによって補正される光ピックアップ装置において、前記コマ収差を打ち消すために、前記対物レンズを前記記録面と直交する第3の軸に対して傾斜させる角度のうち最大の角度をθmaxとした時に、前記対物レンズは、その光軸が前記第3の軸に対して、前記コマ収差の補正を行うために前記対物レンズが傾斜される向きにゼロから前記θmaxの間の所定角度傾斜されて配置されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ピックアップ装置において、前記対物レンズアクチュエータを傾斜して、前記対物レンズを前記所定角度傾斜していることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ピックアップ装置において、前記所定方向は、前記半径方向であることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の光ピックアップ装置において、前記第1の位置に配置されるn個の光源のうち、i番目の光源から出射される光束が生じる前記コマ収差を打ち消すために、前記対物レンズを前記第3の軸に対して傾斜する必要がある角度をθiとし、前記対物レンズを傾斜させる前記所定角度をθsとした時に、前記θsは、下記数式1で表されることを特徴としている。
Figure 2007184064
本発明の第1の構成によれば、CD用、DVD用、BD用の光源を備え、CD用とDVD用の光源から出射される光束がハーフミラーを通過することによって光記録媒体の半径方向に発生するコマ収差を、チルト機能付の対物レンズアクチュエータを用いて補正する光ピックアップ装置において、対物レンズアクチュエータ自体を傾けることで、先に述べたコマ収差を補正するために従来対物レンズが傾けられていた向きに、対物レンズが所定量だけ予め傾けられている。このため、従来に比べ、CD及びDVD用の光源からの光束が生じるコマ収差を補正するために、対物レンズアクチュエータにより対物レンズを傾ける角度を低減できる。一方、対物レンズを予め傾けることによって、従来はハーフミラーを通過しないためにコマ収差を発生していなかったBD用の光源からの光束についても、コマ収差が発生してその補正が必要となるが、従来最も対物レンズを傾けていた角度に比べて小さい角度だけ対物レンズを傾ければ良い構成となっている。すなわち、本発明の光ピックアップ装置は、対物レンズアクチュエータに過度の電気的な負荷を与えない構成とできる。
また、対物レンズアクチュエータを傾けることによって対物レンズを傾ける角度は、CD、DVD及びBD用の光源から出射される光束のそれぞれが生じるコマ収差の量を基にバランスを重視して決定しているために、いずれの種類の光記録媒体を記録再生する場合でも、対物レンズを傾ける際に、対物レンズアクチュエータに電気的に過度の負担がかからない構成とできる。また、ユーザがCD、DVD、BDをほぼ均等に使用するような場合には、対物レンズアクチュエータのトータルの消費電力を少なくすることも可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、複数種類の光記録媒体の記録再生を可能とし、そのうちの少なくとも1つの記録再生を行う際に、特定の方向にコマ収差が発生するように構成され、そのコマ収差をチルト機能付のアクチュエータを用いて補正する光ピックアップ装置において、対物レンズが、特定の方向に発生するコマ収差を補正する向きに、従来対物レンズが傾けられていた最大の角度を超えない範囲で、所定角度だけ予め傾けられた状態であるために、特定の方向に発生するコマ収差を補正する際に対物レンズアクチュエータを用いて対物レンズを傾ける角度を従来よりも低減できる。一方、対物レンズを予め傾けることによって、従来は光分離素子を通過しないためにコマ収差を発生していなかった光源からの光束についても、コマ収差が発生してその補正が必要となるが、従来最も対物レンズを傾けていた角度に比べて小さい角度だけ対物レンズを傾ければ良い構成となっている。すなわち、本発明の光ピックアップ装置は、対物レンズアクチュエータに電気的に過度の負荷を与えない構成とできる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の光ピックアップ装置において、対物レンズを所定の方向に所定の角度だけ傾ける構成を容易に実現できる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の光ピックアップ装置において、対物レンズアクチュエータによって、対物レンズを所定の方向に傾ける構成が容易に達成可能となり、本発明の構成を容易に実現可能となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第2ないし第4のいずれかの構成の光ピックアップ装置において、対物レンズを傾ける角度は、各光源から出射される光束が生じるコマ収差の量を基にバランスを重視して決定しているために、いずれの種類の光記録媒体を記録再生する場合でも、対物レンズを傾ける際に、対物レンズアクチュエータに電気的に過度の負担がかからない構成とできる。また、ユーザが各光源に対応する光記録媒体をほぼ均等に使用するような場合には、対物レンズアクチュエータのトータルの消費電力を少なくすることも可能となる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の光ピックアップ装置の光学系の構成を示す概略斜視図である。なお、図7に示した従来の光ピックアップ装置100と重複する部分については同一の符号を付し、特に必要がない場合はその説明を省略する。
50は、光ピックアップ装置であり、CD、DVD及びBDといった光記録媒体10に対して、光ビームを照射し、反射光を受光することにより光ディスク10の記録面に記録されている情報を読み取ったり、光ディスク10に光ビームを照射して記録面に情報を書き込んだりすることを可能とする装置である。この光ピックアップ装置50の構成は、従来の光ピックアップ装置100とほぼ同様であり、光源1、2の構成、1/4波長板7(図7参照)を有しない点、及び対物レンズ8を保持するチルト機能付の対物レンズアクチュエータ(図示せず)の配置の仕方について異なる。
なお、1/4波長板7は、本実施形態の光ピックアップ装置50についても配置する構成として構わず、この場合、例えば、1/4波長板7は対物レンズアクチュエータに対物レンズ8と共に保持するようにしても構わない。
1は、CD用の赤外光源1aとDVD用の赤色光源1bとが一体となった2波長一体型のレーザダイオードである。赤外光源1aは、例えば790nmの光ビームを出射し、赤色光源1bは、例えば660nmの光ビームを出射する。2は青色光源で、例えば405nmの光ビームを出射するレーザダイオードである。なお、光源から出射した光ビームが平行平板ハーフミラー3、4を透過する赤外光源1a、赤色光源1bが配置される位置が第1の位置31、光源から出射した光ビームが平行平板ハーフミラー3、4を透過せず、反射される青色光源2が配置される位置が第2の位置32に該当する。
上述のように、光ピックアップ装置50に備えられるチルト機能付の対物レンズアクチュエータは、その配置の仕方が従来の光ピックアップ装置100と異なるため、この点を以下に説明するが、その前に、本実施形態のチルト機能付の対物レンズアクチュエータ11の構成について、図2から図4を用いて説明する。ここで、図2は、本実施形態の対物レンズアクチュエータ11の構成を示す概略上面図、図3は、本実施形態の対物レンズアクチュエータ11の構成を示す概略側面図、図4は、図3のA−A及びB−B断面図である。
対物レンズアクチュエータ11は、大きくは、強磁性を有する金属性のベース部材12と、樹脂成型品のレンズホルダ13と、より構成される。ベース部材12のほぼ中央には、光源1a、1b、2(図1参照)からのレーザビームを通過させる貫通穴(図示せず)が形成され、詳細は後述するレンズホルダ13が配置される。また、ベース部材12上には、レンズホルダ13を挟むように所定間隔をあけて相互に対向する一対の永久磁石14a、14bが立設されている。これらの各永久磁石14a、14bは、それぞれの外面がベース部材12から折曲形成された突片12a、12bに磁着されることで、ベース部材12と磁性的に一体化された状態で固定される。
更にベース部材12には、永久磁石14a、14bの間に、これらの永久磁石14a、14bの対向方向とほぼ直角な方向で対向する一対のヨーク15a、15bが立設されている。これらの各ヨーク15a、15bは、ベース部材12から折曲形成されて成る。ここで、各ヨーク15a、15bは、各永久磁石14a、14bから磁束を有効に引き込んで、主として、両者の間に配置される後述のフォーカス用コイル16、トラッキング用コイル17a、17b、及びチルト用コイル27a、27bに高密度の磁束を与え、これにより、レンズホルダ13駆動効率を高める役割を担う。
レンズホルダ13は、その上部の中央部に形成されるレンズ載せ面(図示せず)上に、対物レンズ8の光軸が鉛直方向に向くように保持している。そして、この対物レンズ8を挟んで左右にヨーク15a、15bが貫通している。このレンズホルダ13の側壁の内側には、対物レンズ8の光軸を取り巻くようにフォーカス用コイル16が設けられ、レンズホルダ13に対して接着剤等で固着されている。また、レンズホルダ13の側壁のうちの各永久磁石14a、14bと対向する両側壁の外側には、それぞれトラッキング用コイル17a、17bが接着剤等で固着されている。これらの各トラッキング用コイル17a、17bは、それぞれヨーク15a、15bと対向するように左右に一対ずつ形成され、全体として1本の線で繋がっている。また、フォーカス用コイル16の下には、各ヨーク15a、15bを取り巻くようにチルト用コイル27a、27bが接着剤等で固着されている。各チルト用コイル27a、27bも、全体として1本の線で繋がっている。
また、ベース部材12上には、一方の永久磁石14bが磁着された突片12bの外面側に、ポリカーボネート等の樹脂成型品のゲルホルダ18が固定され、更にそのゲルホルダ18の外側に隣接して回路基板19が立設されている。この回路基板19には、左右両側において、それぞれ上下方向で3箇所ずつ、導電性を有するワイヤ20a、20b、20c、20d、20e、20fの各一端がハンダ付けにて接続されている。これらの6本の各ワイヤ20a、20b、20c、20d、20e、20fは、回路基板19への接続箇所に対応した位置、すなわち左右両側においてそれぞれ上下方向に3箇所ずつゲルホルダ18に形成された各貫通孔21a、21b、21c、21d、21e、21fを挿通している。
更に、各ワイヤ20a〜20fは、レンズホルダ13の左右両側から突出する突条13a、13bに接着剤等で接合され、これにより、レンズホルダ13は、各ワイヤ20a〜20fによってベース部材12に対して揺動可能に支持される。そして、上段の各ワイヤ20a、20dの他端は、フォーカス用コイル16にハンダ付けにて接続され、中段のワイヤ20b、20eの他端は、トラッキング用コイル17a、17bにハンダ付けにて接続され、下段のワイヤ20c、20fの他端は、チルト用コイル27a、27bにハンダ付けにて接続されている。
また、各ワイヤ20a〜20fが挿通されたゲルホルダ18の各貫通孔21a〜21f内には、シリコンを主成分とするゲル材が充填されている。ここでゲル材は、低粘度のゲル材(ゾル)がゲルホルダ18の各貫通孔21a〜21fに注入された後、所定時間の紫外線照射によってゲル状に硬化したものである。
このように構成される対物レンズアクチュエータ11において、回路基板19から各ワイヤ20a〜20fを通じてフォーカス用コイル16、トラッキング用コイル17a、17b、及びチルト用コイル27a、27bに電流が供給されると、これらのコイル16、17a、17b、27a、27bと各永久磁石14a、14bとの間で電磁気的な作用が発生し、レンズホルダ13が駆動する。なお、レンズホルダ13の駆動に応じて各ワイヤ20a〜20fに生じた振動は、ゲルホルダ18における各貫通孔21a〜21f内のゲル材によって減衰し、抑制される。
レンズホルダ13の駆動について、もう少し詳細に説明すると、フォーカス用コイル16に電流が供給されると、図3における上下方向(図2においては紙面方向)にレンズホルダ13が駆動され、対物レンズ8のフォーカスの調整を可能とする。また、トラッキング用コイル17a、17bに電流が供給されると、図2における左右方向(図3において紙面方向)にレンズホルダ13が駆動され、トラッキング調整を可能とする。なお、この図2における左右方向が光ディスク10の半径方向に該当する。
更に、チルト用コイル27a、27bに一定の向きの電流が供給されると、図2において、例えばレンズホルダ13の右側が紙面手前側に、レンズホルダ13の左側が紙面奥側に動き、対物レンズ8が左方向に傾けられ、反対向きの電流が供給されると、対物レンズ8が右方向に傾けられる。すなわち、このチルト用コイル27a、27bにより、対物レンズ8を光ディスク10の半径方向(図2の左右方向)に傾けることが可能となり、従来の光ピックアップ装置100と同様に、光ピックアップ装置50においても光ディスク10の半径方向に発生するコマ収差の補正が可能となる。
なお、本実施形態のチルト機能付の対物レンズアクチュエータの構成は一例であり、対物レンズアクチュエータ11の構成は本実施形態の構成に限定される趣旨ではない。
次に、上記のように構成される対物レンズアクチュエータ11の光ピックアップ装置50への配置の仕方について説明する。図5は、本実施形態の光ピックアップ装置50における、対物レンズアクチュエータ11と他の一部の光学部品との関係を模式的に示す模式図である。図5に示すように、対物レンズアクチュエータ11は、光源1a、1b、2(図1参照)から出射されて、全反射ミラー5で反射された光束の光軸30に対して、対物レンズ8の光軸8aが傾斜角θsだけ、例えば図における右向きに傾けられた状態となるように、傾いて配置されている。なお、光軸30は、光ディスク10の記録面に対して直交する軸であり、図5の左右方向は半径方向に該当する。
以下、傾斜角θs及びその傾斜方向の決定の仕方について説明するが、説明をわかり易くするため、従来の光ピックアップ装置100における対物レンズアクチュエータ11の配置と比較しながら説明する。図6は、本実施形態の光ピックアップ装置50における対物レンズの傾斜角θsの決定方法を説明するための説明図で、図6(a)は本実施形態の対物レンズアクチュエータ11の状態を示し、図6(b)は従来の対物レンズアクチュエータ11の状態を示す図である。なお、図6においても、左右方向が光ディスク10の半径方向に該当する。
図6(b)に示すように、従来の対物レンズアクチュエータ11は、光軸30に対して傾けられていない状態(対物レンズ8の光軸8aが光軸30と一致した状態)となっている。この場合、赤外光源1a(CD用の光源)及び赤色光源1b(DVD用の光源)から出射された光ビームが、平行平板ハーフミラー3、4を透過することによって、光ディスク10の半径方向にコマ収差が発生するために、このコマ収差を補正すべく、例えば、図6(b)に示すように、CDの情報の記録再生を行う場合は光軸30に対してθ1、DVDの情報の記録再生を行う場合は光軸30に対してθ2だけ、対物レンズ8を図の右向きに傾ける必要がある。
なお、ここに示すθ1とθ2は、模式的に示したものであり、必ずθ1<θ2となる訳ではなく、対物レンズ8の光学設計等でθ1、θ2の値の大きさは変わる。また、コマ収差を補正するために対物レンズ8を傾ける向きを右向きとしているが、これは光ピックアップ装置50の構成によっては、右向きではなく左向きともなる。ただし、CDとDVDで傾ける向きは同じである。
そして、従来の構成の場合、対物レンズ8を傾斜させる角度(例えば、θ2)がかなり大きくなるために、対物レンズアクチュエータ11が、対物レンズ8を傾ける際の電気的な負荷が大きくなる。そこで、本実施形態の光ピックアップ装置50が備える対物レンズアクチュエータ11は、図6(a)に示すように、対物レンズ8の光軸8aが、CD及びDVDの情報の記録再生を行う際に発生するコマ収差を補正する向き(図6においては右向き)に傾斜角度θsだけ傾くように傾斜され、これにより、対物レンズアクチュエータ11のチルト機能を用いて対物レンズ8を傾ける角度を従来よりも低減し、対物レンズアクチュエータ11にかかる電気的な負荷を低減することを狙いとしている。
ところで、従来の構成では、青色光源2(BD用の光源)から出射された光ビームは、平行平板ハーフミラー3、4を透過することなく光ディスク10に到達するためにコマ収差を発生せず、対物レンズアクチュエータ11によって対物レンズ8を傾斜させる必要はない。しかし、上述のように対物レンズアクチュエータ11を傾けて対物レンズ8の光軸8aを光軸30に対してθsだけ傾けて配置する場合には、青色光源2から出射される光ビームについても、コマ収差が発生するために、対物レンズ8を傾けて配置した分(θs)だけ、対物レンズ8を逆向きに傾ける必要が生じる。
このため、対物レンズアクチュエータ11を傾けることによって対物レンズ8を傾ける角度θsを、従来の構成において、対物レンズ8を対物レンズアクチュエータ11のチルト機能によって傾ける最大の角度θmax(図6においては、θ2が該当)より大きくすると、BDの記録再生を行う場合に、逆に対物レンズアクチュエータ11にかかる電気的な負荷が大きくなるために好ましくない。従って、対物レンズアクチュエータ11を傾けることによって対物レンズ11を傾ける角度θsは、θmaxを超えないようにする必要がある。
そして、本実施形態においては、更に、CD、DVD、及びBDの光ディスク10が均等に使用されることを想定して、いずれかの光ディスク10の記録再生を行う場合に対物レンズアクチュエータ11にかかる電気的な負荷が過度とならないように、更には対物レンズアクチュエータ11が消費するトータルの消費電力が最小となるように、対物レンズ8を予め傾ける傾斜角度θsを、従来の構成で対物レンズ8が各種の光ディスク10について傾けられる角度(CD、DVD、BDの順に、θ1、θ2、0)の平均値(下記式(1)参照)となるようにしている。
θs=(θ1+θ2)/3 (1)
なお、θsの値は、必ずしも上述のように平均値とする必要はなく、上述のθmaxを超えない範囲、すなわち0からθmaxの間の角度であれば構わない。また、本実施形態では、対物レンズ8を光軸30(図5参照)に対して予め傾けた状態とする構成について、対物レンズアクチュエータ11を傾けることによって達成しているが、必ずしもこの構成に限定される趣旨ではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で変更可能である。すなわち、例えば対物レンズ8を対物レンズアクチュエータ11が備えるレンズホルダ13(図3参照)に傾けた状態で配置する構成等としても構わない。
更に、本実施形態においては、光ピックアップ装置50が備える光源について、第1の位置31に赤外光源1aと赤色光源1bとを配置し、第2の位置32に青色光源2(いずれも図1参照)を配置する構成としているが、この構成に限らず、第1の位置31に赤外光源、第2の位置に赤色光源と青色光源とを配置する構成としても構わないし、更には、第1の位置31と第2の位置32とのそれぞれについて複数の光源を配置される構成等としても構わない。そして、これらのように配置した場合に、対物レンズ8の光軸8aを光軸30に対して傾ける傾斜角θsを、従来、対物レンズ8を傾斜していた傾斜角の平均値とする場合には、以下の数式1で、θsが与えられる。なお、数式1において、nは第1の位置31に配置される光源の数で、θiは、第1の位置31に配置されるn個の光源のうちi番目の光源について、光源から出射される光束が生じるコマ収差を打ち消すために、対物レンズ8の光軸8aが光軸30に対して傾斜する必要がある角度である。
Figure 2007184064
その他、本実施形態では、光ピックアップ装置50の第1の位置31に配置される光源から出射される光ビームが生じるコマ収差の方向を光ディスク10の半径方向となるように調整して、この方向に対物レンズ8及び対物レンズアクチュエータ11を傾ける構成としているが、必ずしもコマ収差の発生する方向を半径方向とする必要はなく、適宜変更可能である。また、光ピックアップ装置の光学系の構成も、当業者が有する通常の知識の範囲内でその変形や改良が可能である。
本発明は、複数種類の光記録媒体の記録再生を可能とし、そのうちの少なくとも1つの記録再生を行う際に、特定の方向にコマ収差が発生するように構成され、そのコマ収差をチルト機能付のアクチュエータを用いて補正する光ピックアップ装置において、対物レンズアクチュエータに搭載される対物レンズの光軸は、光記録媒体の記録面と直交する軸に対して、特定方向に発生するコマ収差を打ち消す向きに所定角度だけ傾けて配置されている。
このため、対物レンズアクチュエータが有するチルト機能によって対物レンズを傾斜させる角度を低減でき、対物レンズアクチュエータにかかる電気的な負荷を従来に比べて低減できる。
は、本実施形態の光ピックアップ装置の光学系の構成を示す概略斜視図である。 は、本実施形態の光ピックアップ装置が備える対物レンズアクチュエータの構成を示す概略上面図である。 は、本実施形態の光ピックアップ装置が備える対物レンズアクチュエータの構成を示す概略側面図である。 は、図3のA−A及びB−B断面図である。 は、本実施形態の光ピックアップ装置における、対物レンズアクチュエータと他の一部の光学部品との関係を模式的に示す模式図である。 は、本実施形態の光ピックアップ装置における対物レンズの傾斜角θsの決定方法を説明するための説明図である。 は、従来の光ピックアップ装置の光学系の構成を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 2波長一体型のレーザダイオード
1a 赤外光源
1b 赤色光源
2 青色光源
3 平行平板ハーフミラー(第1の光分離素子)
4 平行平板ハーフミラー(第2の光分離素子)
8 対物レンズ
8a 対物レンズの光軸
10 光ディスク(光記録媒体)
11 対物レンズアクチュエータ
30 光軸(第3の軸)
31 第1の位置
32 第2の位置

Claims (5)

  1. 第1の位置に配置されるCD用の赤外光源及びDVD用の赤色光源と、
    第2の位置に配置されるBD用の青色光源と、
    前記赤外又は赤色光源から出射される第1の光束の光軸上に、該第1の光束の光軸と直交する第1の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1の光束を屈折させて透過させるとともに、前記光記録媒体で反射された反射光を反射させて前記反射光が有する光情報を検出する光検出手段へと導く第1のハーフミラーと、
    前記第1の光束の光軸上に、前記第1の光束の光軸と前記第1の軸とに直交する第2の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1のハーフミラーを透過した前記第1の光束を屈折させて透過するとともに、前記青色光源から出射される第2の光束を反射させて前記第1の光束の光軸と一致させる第2のハーフミラーと、
    該第2のハーフミラーからの光束を光記録媒体の記録面に集光させる対物レンズを搭載し、前記対物レンズをフォーカス方向と前記光記録媒体の半径方向とに移動可能とするとともに、前記対物レンズを前記半径方向に傾斜させるチルト機能を有する対物レンズアクチュエータと、を備え、
    前記第1の光束は、前記第1及び第2のハーフミラーを通過することによりコマ収差を前記半径方向に発生し、前記コマ収差は前記チルト機能により前記対物レンズを傾斜させることによって補正される光ピックアップ装置において、
    前記対物レンズは、前記対物レンズアクチュエータの傾斜により、前記記録面と直交する第3の軸に対して、前記対物レンズの光軸が前記コマ収差の補正を行うために前記対物レンズが傾斜される向きに傾斜角θsだけ傾斜するように配置され、
    前記赤外光源及び前記赤色光源のそれぞれをから出射される光束が生じる前記コマ収差を打ち消すために、前記対物レンズを前記第3の軸に対して傾斜する角度をそれぞれθ1及びθ2とした時に、前記傾斜角θsは、以下の式(1)を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
    θs=(θ1+θ2)/3 (1)
  2. 異なる波長を有し、第1の位置と第2の位置とのいずれかに配置される複数の光源と、
    前記第1の位置に配置される前記光源から出射される第1の光束の光軸上に、該第1の光束の光軸と直交する第1の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1の光束を屈折させて透過させるとともに、前記光記録媒体で反射された反射光を反射させて前記反射光が有する光情報を検出する光検出手段へと導く第1の光分離素子と、
    前記第1の光束の光軸上に、前記第1の光束の光軸と前記第1の軸とに直交する第2の軸を中心として所定角度回転されて配置され、前記第1の光分離素子を透過した前記第1の光束を屈折させて透過させるとともに、前記第2の位置に配置される前記光源から出射される第2の光束を反射させて前記第1の光束の光軸と一致させる第2の光分離素子と、
    該第2の光分離素子からの光束を光記録媒体の記録面に集光する対物レンズを搭載し、前記対物レンズをフォーカス方向と前記光記録媒体の半径方向とに移動可能とするとともに、前記対物レンズを所定方向に傾斜させるチルト機能を有する対物レンズアクチュエータと、を備え、
    前記複数の光源は、前記第1及び第2の位置のそれぞれに少なくとも1つは配置され、
    前記第1の光束は、前記第1及び第2の光分離素子を通過することによりコマ収差を前記所定方向に発生し、前記コマ収差は前記チルト機能により前記対物レンズを傾斜させることによって補正される光ピックアップ装置において、
    前記コマ収差を打ち消すために、前記対物レンズを前記記録面と直交する第3の軸に対して傾斜させる角度のうち最大の角度をθmaxとした時に、
    前記対物レンズは、その光軸が前記第3の軸に対して、前記コマ収差の補正を行うために前記対物レンズが傾斜される向きにゼロから前記θmaxの間の所定角度傾斜されて配置されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 前記対物レンズアクチュエータを傾斜して、前記対物レンズを前記所定角度傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記所定方向は、前記半径方向であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記第1の位置に配置されるn個の光源のうち、i番目の光源から出射される光束が生じる前記コマ収差を打ち消すために、前記対物レンズを前記第3の軸に対して傾斜する必要がある角度をθiとし、前記対物レンズを傾斜させる前記所定角度をθsとした時に、前記θsは、下記数式1で表されることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載の光ピックアップ装置。
    Figure 2007184064
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