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JP2007163248A - 圧電振動ジャイロ - Google Patents

圧電振動ジャイロ Download PDF

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JP2007163248A
JP2007163248A JP2005358627A JP2005358627A JP2007163248A JP 2007163248 A JP2007163248 A JP 2007163248A JP 2005358627 A JP2005358627 A JP 2005358627A JP 2005358627 A JP2005358627 A JP 2005358627A JP 2007163248 A JP2007163248 A JP 2007163248A
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Koichi Shuda
浩一 習田
Mitsuharu Chiba
光晴 千葉
Takeshi Mizuno
豪 水野
Akiko Oshima
亜希子 大島
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Tokin Corp
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NEC Tokin Corp
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Abstract

【課題】 干渉ノイズの発生を抑えて特性の劣化が少ない、生産性の良い、高性能、低価格の圧電振動ジャイロを提供することを課題とする。
【解決手段】 圧電振動子11、圧電振動子21を音叉形状とし、音叉のアーム部11aとアーム部21aの形状のみが異なる複数の前記圧電振動子を、互いに直交させた軸上に配置し、実装固定方法を同一にする為に、音叉のアーム部以外の形状を同一とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、加速度を検出するセンサに関し、特にカメラ一体型VTRやデジタルカメラ等に実装されて、手振れを検出するシステムに使用されるジャイロスコープに好適な、音叉形圧電振動子を用いる圧電振動ジャイロに関する。
圧電振動ジャイロは、振動している物体に回転の角速度が与えられると、その振動方向と直角な方向にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジャイロスコープに属する。互いに直交する二つの方向において、一方を励振部として振動可能とし、他方を検出部として出力電圧の検出を可能とした圧電振動子において、励振部を振動させた状態で、二つの振動面が交わる線と平行な軸を中心軸として圧電振動子自身を回転させると、前述のコリオリ力の作用により、励振部の振動方向に対して直角な方向に力が働き、検出部に振動が励振される。この検出部に励振される振動の大きさは、回転角速度に比例するため、前記検出部の圧電現象によって生じる出力電圧の大きさから、回転角速度の大きさを求めることができる。
例えば、カメラ一体型VTRやデジタルカメラ等では、手振れの大きさを検出して画面のぶれを補正するシステムが使用されている。このシステムには、互いに直交する2つの軸を中心とする回転運動の回転角速度の検出が必要となる。前記2つの軸を中心とする回転運動の方向をそれぞれヨー方向、ピッチ方向と呼ぶ。このヨー方向とピッチ方向の回転角速度は、2個の圧電振動子を用い、互いに直交するように配置することで検出を可能にしている。
しかし、前記2個の圧電振動子を接近させて配置する場合、互いの圧電振動子の励振振動が空気中あるいは共通の基板等を伝搬して、2個の圧電振動子間に干渉が生じ、この干渉がノイズとなり、ジャイロ特性の劣化が起きる。この干渉ノイズは、使用する2個の圧電振動子における励振振動の周波数の差により現われる。そして、この周波数の差が小さいほどノイズは大きくなる。この問題を解決するためには、使用する2個の圧電振動子の共振周波数に200Hz以上の差を設けた、異なる共振周波数を持つ2個の圧電振動子を使用する提案がなされている。これは、手ぶれを検出した際に出力される信号の周波数帯域である約0.1〜50Hzの信号よりも、干渉波の周波数を200Hz以上にして、この干渉ノイズをローパスフィルタで除去し干渉ノイズレベルを低減させるものである。
そこで、前記異なる共振周波数を持つ2個の圧電振動子を得るために、横波の伝播速度が異なる圧電体を用いることで、同一形状で、しかも共振周波数が異なる圧電振動子が得られるという提案がなされている。これは、振動子の加工工程や治具、振動子支持部材等の共通化が行なうことができ、共振周波数の異なる圧電振動子の製造が生産性よくできるものである。このような圧電振動ジャイロは特許文献1に開示されている。
図1は、従来の圧電振動ジャイロの斜視図である。この圧電振動ジャイロでは、柱状の圧電振動子61を用いて、圧電振動子61の一方のノード点を支持部材62と支持部材64とで把持し、他方のノード点を支持部材63と支持部材65とで把持する構造になっている。ここで、支持部材62、支持部材63、支持部材64、支持部材65は、圧電振動子61の厚みに合わせて形成され、長さに合わせて配置されている。このような構造の圧電振動ジャイロは、特許文献2に開示されている。
特開平9−292229号公報 特開2001−227953号公報
前記の如く、2個の圧電振動子を接近させて配置する場合に生じる干渉ノイズを低減する為には、異なる共振周波数を持つ2個の圧電振動子を使用しなければならない。しかしながら、特許文献1に開示されている、横波の伝播速度が異なる圧電体を使用して、共振周波数の異なる、同一形状の圧電振動子を使用することは、部品の共通化が出来るという点で優れている。但し、伝播速度が異なる圧電体は電気機械結合係数や機械的な共振の尖鋭度あるいは温度特性等の物性値が異なり、各々異なる特性の圧電振動子の駆動および検出を行なうには、制御用IC等の回路構成が複雑になるという問題点がある。
また、特許文献2に開示されている図1に示す様な構造においては、柱状の圧電振動子61の長さ寸法、あるいは厚み寸法を変えることにより、共振周波数を変えられる。しかしながら、長さ寸法を変えた場合は、ノード点の位置が変わり、厚み寸法を変えた場合は、支持部材の挟み込む寸法が変わるため、各々の圧電振動子に対応した支持部材や支持部材を保持する部品等が必要となり、部品の共通化ができず、その結果、部品の仕様が増え、組立てのプロセスも変えなければならないという問題点がある。
従って、本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを課題とする。具体的には、干渉ノイズの発生を抑えて特性の劣化が少ない、生産性の良い、高性能、低価格の圧電振動ジャイロを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、圧電振動子間の干渉を低減するために、圧電振動子を音叉形状とし、音叉のアーム部の形状のみが異なる複数の前記圧電振動子を、互いに直交させた軸上に配置し、実装固定方法を同一にする為に、音叉のアーム部以外の形状、大きさを同一とすることを、その要旨とする。
本発明によれば、固定端として機能する結合部を介して同一の2本のアーム部が結合してなる圧電振動子を2以上具備する圧電振動ジャイロであって、前記各圧電振動子は、前記アーム部のみが異なる形状を有することを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
本発明による圧電振動子の形状は、屈曲や撓み等の振動を励起できる構造と前記振動の中心軸に対して受けた回転力により発生するコリオリ力の作用で、前記振動方向と直交する方向に励振される振動を検出できる構造とするのが良い。従って、圧電振動子の形状には、音叉のような形状が適しており、2本のアーム部とその2本のアーム部の一端を結合する結合部を有し、結合部を固定し、片持ち梁状にする構造が適している。
また、2以上の圧電振動子を使用すると、おのおのの屈曲や撓み等の振動が干渉し合い、検出部を励振して干渉ノイズが発生する。そこで、2以上の圧電振動子を接近させて配置する場合に生じる干渉ノイズを低減する為に、異なる共振周波数を持つ2以上の圧電振動子は、各々の前記アーム部のみの形状を変えることで得られる。
さらに、本発明による、圧電振動ジャイロの圧電振動子は、異なる共振周波数を持つ圧電振動子であっても、前記接合部を同一形状、大きさとすることで、接合部を固定する部品や製造装置等を異なる共振周波数を持つ圧電振動子各々に合わせる必要がなく、共通化できる利点を有する。
本発明によれば、前記圧電振動子が単一材料からなることを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。本発明の圧電振動子は、圧電セラミックス、水晶、LiNbO3、LiTaO3、ランガサイト等の圧電性を有する単一材料からエッチングや加工等で取り出した、2本のアーム部と前記結合部とが一体となった圧電振動子を使用するのが望ましい。
本発明によれば、前記圧電振動子が弾性体に圧電性を有する材料を接合してなることを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。本発明の圧電振動子は、音叉形状を有する弾性体の2本のアーム部に圧電性を有する材料を接合する構造としても良い。
本発明によれば、前記各圧電素子は、共振周波数が異なり、各々200Hz以上の差を有することを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。本発明では、前記干渉ノイズを低減する為に、2以上の圧電振動子の共振周波数を異なる周波数とし、それぞれの共振周波数の差を200Hz以上とすることが好ましい。干渉ノイズは、それぞれの共振周波数の合成による周波数成分を持つため、それぞれの共振周波数の差を200Hz以上とすることで、干渉ノイズも200Hz以上となり、本来検出すべき信号に影響を与えず、ローパスフィルタで除去可能となる。
本発明によれば、前記各圧電振動子が同一の筐体に収納してなることを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。本発明による圧電振動ジャイロは、2以上の前記圧電振動子を一つの筐体に収納することで、小型の圧電振動ジャイロとなり、且つ、1つの圧電振動ジャイロで2軸以上の回転角速度の検出が可能となる。
本発明によれば、前記各圧電振動子がそれぞれ異なる筐体に収納してなることを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
本発明による前記圧電振動子1つを1つの筐体に収納して、1軸の回転角速度検出用の圧電振動ジャイロとして構成し、それを2以上使用することも出来る。この場合、検出目的とする回転軸に対応する位置へ各々の圧電振動ジャイロを実装することで、検出軸が自由に設計できる。
本発明によれば、前記各圧電振動子が互いに直交するように配置されてなることを特徴とする圧電振動ジャイロが得られる。
本発明による前記圧電振動子をその屈曲或いは撓み振動の中心軸が互いに直交するようにして、2以上の前記圧電振動子を配置することで、直交する2軸を中心とする回転角速度の検出が可能となる。従って、カメラ一体型VTRやデジタルカメラ等における手振れの大きさを検出するために、2軸を中心とする回転角速度の検出が必要な圧電振動ジャイロに適する。これは、一つの筐体に一つの前記圧電振動子を収納した本発明による圧電振動ジャイロを検出目的とする回転軸を互いに直交するように2以上配しても良く、また、検出目的とする回転軸が互いに直交するように、前記圧電振動子を同一の筐体の中に2以上収納する圧電振動ジャイロであっても良い。
前記のごとく、本発明により、直交する軸上に複数の圧電振動子を配置し、多軸の回転角速度を検出する圧電振動ジャイロにおいて、音叉形圧電振動子のアーム部形状を変え共振周波数を変えることで、干渉ノイズが除去可能となり、特性を劣化させず、生産性も損なわない小型の圧電振動ジャイロの提供が可能となる。
本発明を実施するための最良の形態として、まず、LiNbO3の単結晶板から音叉形状の圧電振動子を加工により切り出し、その表面に駆動電圧を印加するための駆動電極と出力信号を取り出すための検出電極を蒸着により形成する。このとき、音叉形状の圧電振動子は2つのアーム部と、この2つのアーム部の短部を結合する結合部とを有する構造とする。
また、前記圧電振動子は2以上とし、それぞれのアーム部の形状のみを変えることで、異なる共振周波数を有する圧電振動子を製作する。具体的には、2つのアーム部を直線状とした圧電振動子、直線状にし、かつ端部近傍を部分的に広げた圧電振動子、前記直線状としたアーム部の長さが長い圧電振動子を製作し、互いの共振周波数の差が200Hz〜1kHzとなるように加工する。このとき、2以上の前記圧電振動子の結合部の形状は全て同じ形状、大きさとする。
次に、前記圧電振動子を励振させるための自励発振回路と、検出した角速度信号を演算処理する検出回路とを有する駆動検出回路を、導体パターンを有する基板に実装し、前記異なる共振周波数を有する2種類の圧電振動子を、励振される振動の中心軸が直交するように同じ基板上に配置し、結合部を固定する。駆動検出回路と、圧電振動子の駆動電極及び検出電極とは、ワイヤーボンディングや、バンプを利用したフリップチップ実装により電気的に接続する。この状態の基板に蓋を被せることで、直交する2軸の角速度が検出できる圧電振動ジャイロが得られる。また、本発明によれば、検出を必要とする回転軸の数だけ圧電振動子を実装することで、他軸の角速度が検出できる圧電振動ジャイロが得られる。
また、前記異なる共振周波数を有する圧電振動子それぞれを別々の基板に実装し、それぞれ独立した圧電振動ジャイロとして製作し、使用する際に、それぞれの圧電振動子に励振される振動の中心軸を直交させて基板上に実装することにより、前記同様に直交する2軸や多軸の角速度が検出できる圧電振動ジャイロが得られる。
以下、本発明による圧電振動ジャイロの実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図2は、実施例1に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図である。本実施例1は、圧電振動子11と圧電振動子21と、駆動検出回路52とを、導体パターンを有する基板53に実装し、基板53に蓋54を配置した構造とした。圧電振動子11及び圧電振動子21は、厚みが0.25mmのLiNbO3の単結晶板から切り出し、その表面に駆動および検出用の電極を蒸着して形成した。なお、電極は図示しない。
ここで、圧電振動子11は長さ3mm、幅0.5mmの2つのアーム部11aと、該2つのアーム部11aを結合する長さ3mm、幅1.5mmの結合部11bとからなる音叉形状とした。圧電振動子21は、圧電振動子11との共振周波数の差を200Hzとするために、2つのアーム部21aを、長さ3mm、幅0.5mmとして、先端から1.5mm部分の幅を0.1mmだけ外側に広げた構造とした。該2つのアーム部21aを結合する結合部21bは、圧電振動子11と同じ形状、大きさとした。圧電振動子11の共振周波数は、20kHzとし、圧電振動子21の共振周波数は19.8kHzとした。
本実施例1では、圧電振動子11及び圧電振動子21は、それぞれの結合部11b及び結合部21bの一部をセラミックの基板53に固定して、圧電振動子11及び圧電振動子21の前記電極と、基板53上に実装した駆動検出回路52とを、基板53上の導体パターンを使い電気的に接続した。圧電振動子11及び圧電振動子21のセラミックの基板53への実装固定は、ワイヤーボンディングとバンプを利用したフリップチップ実装で行なった。なお、導体パターン等は図示しない。
駆動検出回路52は、圧電振動子11及び圧電振動子21の駆動および検出用の回路であり、前記圧電振動子11及び圧電振動子21がそれぞれの共振周波数で駆動できるように、2つの自励発振回路を構成した。また、駆動検出回路52は、前記圧電振動子11及び圧電振動子21に角速度が加わった時にコリオリ力の作用により発生する励振方向と直角方向の振動を検出する機能として、回転角速度の大きさに比例した出力信号を処理して、それぞれの回転軸に対する角速度を出力する機能も持たせた。
本実施例1による圧電振動ジャイロは、使用した圧電振動子のアーム部の形状のみを変えることで、共振周波数の差を200Hzとしたので、2個の圧電振動子間に生じる干渉ノイズの周波数が200kHとなり、ローパスフィルタで干渉ノイズが除去できる低ノイズの圧電振動ジャイロの提供が可能となる。
本実施例1では、LiNbO3の単結晶板から圧電振動子11及び圧電振動子21を切り出す際に、レーザ加工を用いたが、その他にも、ウェットエッチング、ドライエッチング、サンドブラスト加工、超音波加工等の加工方法でも良い。また、使用する材料は、LiNbO3の単結晶以外にも圧電セラミックス、水晶、LiTaO3、ランガサイト等の圧電性を有する材料であれば良い。前記電極の形成には、蒸着以外にも、印刷、メッキ、スパッタ等の方法でも良い。
また、本実施例1では、結合部の形状が同じ形状、大きさであれば、アーム部の形状は、圧電振動子11と圧電振動子21との共振周波数の差が200Hz以上となれば良く、上記形状に限定されるものではない。
図3は、実施例2に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図である。本実施例2は、圧電振動子11と圧電振動子31と、駆動検出回路52とを、導体パターンを有する基板53に実装し、基板53に蓋54を配置した構造とした。圧電振動子11及び圧電振動子31は、厚みが0.25mmのLiNbO3の単結晶板から切り出し、その表面に駆動および検出用の電極を蒸着して形成した。なお、電極は図示しない。
ここで、圧電振動子11は長さ3mm、幅0.5mmの2つのアーム部11aと、該2つのアーム部11aを結合する長さ3.0mm、幅1.5mmの結合部11bとからなる音叉形状とした。圧電振動子31は、圧電振動子11との共振周波数の差を200Hzとするために、2つのアーム部31aを、長さ3.1mm、幅0.5mmとし、該2つのアーム部21aを結合する結合部21bは、圧電振動子11と同じ形状とした。圧電振動子11の共振周波数は、20kHzとし、圧電振動子31の共振周波数は19.8kHzとした。
本実施例2では、圧電振動子11及び圧電振動子31は、それぞれの結合部11b及び結合部31bの一部をセラミックの基板53に固定して、圧電振動子11及び圧電振動子31の前記電極と、基板53上に実装した駆動検出回路52とを、基板53上の導体パターンを使い電気的に接続した。圧電振動子11及び圧電振動子31のセラミックの基板53への実装固定は、ワイヤーボンディングとバンプを利用したフリップチップ実装で行なった。なお、導体パターン等は図示しない。
駆動検出回路52は、圧電振動子11及び圧電振動子21の駆動および検出用の回路であり、前記圧電振動子11及び圧電振動子21がそれぞれの共振周波数で駆動できるように、2つの自励発振回路を構成した。また、駆動検出回路52は、前記圧電振動子11及び圧電振動子21に角速度が加わった時にコリオリ力の作用により発生する励振方向と直角方向の振動を検出する機能として、回転角速度の大きさに比例した出力信号を処理して、それぞれの回転軸に対する角速度を出力する機能も持たせた。
本実施例2による圧電振動ジャイロは、使用した圧電振動子のアーム部の長さのみを変えることで、共振周波数の差を200Hzとしたので、実施例1と同様に2個の圧電振動子間に生じる干渉ノイズの周波数が200kHとなり、ローパスフィルタで干渉ノイズが除去できる低ノイズの圧電振動ジャイロの提供が可能となる。
図3では、解りやすくするために、各々の寸法差を大きく図示しているが、実用上のばらつきを含め干渉ノイズを抑制できる周波数差を得るためには、図3に示すアーム部11aとアーム部31aの長さの差は約0.1mmで良い。なお、現状の加工技術では、10μm以下の加工精度が得られるので、0.1mmの寸法管理は十分可能である。
図4は、実施例3に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図である。本実施例3は、圧電振動子11と圧電振動子41と、駆動検出回路52とを、導体パターンを有する基板53に実装し、基板53に蓋54を配置した構造とした。圧電振動子11は、厚みが0.250mmのLiNbO3の単結晶板から切り出し、その表面に駆動および検出用の電極を蒸着して形成した。また、圧電振動子41は、厚みが0.255mmのLiNbO3の単結晶板から切り出し、その表面に駆動および検出用の電極を蒸着して形成した。なお、電極は図示しない。
ここで、圧電振動子11と圧電振動子41は長さ3mm、幅0.5mmの2つのアーム部11aと、該2つのアーム部11aを結合する長さ3.0mm、幅1.5mmの結合部11bとからなる音叉形状とした。圧電振動子41は、圧電振動子11と比べ、厚さのみが違い、共振周波数は下がる。本実施例3では、圧電振動子11の共振周波数を20kHzとし、圧電振動子41の共振周波数は19.8kHzとした。
本実施例3では、圧電振動子11及び圧電振動子41は、それぞれの結合部11b及び結合部41bの一部をセラミック基板53に固定して、圧電振動子11及び圧電振動子41の前記電極と、基板53上に実装した駆動検出回路52とを、基板53上の導体パターンを使い電気的に接続した。圧電振動子11及び圧電振動子41のセラミック基板53への実装固定は、ワイヤーボンディングとバンプを利用したフリップチップ実装で行なった。なお、導体パターン等は図示しない。
駆動検出回路52は、圧電振動子11及び圧電振動子21の駆動および検出用の回路であり、前記圧電振動子11及び圧電振動子21がそれぞれの共振周波数で駆動できるように、2つの自励発振回路を構成した。また、駆動検出回路52は、前記圧電振動子11及び圧電振動子21に角速度が加わった時にコリオリ力の作用により発生する励振方向と直角方向の振動を検出する機能として、回転角速度の大きさに比例した出力信号を処理して、それぞれの回転軸に対する角速度を出力する機能も持たせた。
本実施例3による圧電振動ジャイロは、使用した圧電振動子のアーム部の長さのみを変えることで、共振周波数の差を200Hzとしたので、実施例1と同様に2個の圧電振動子間に生じる干渉ノイズの周波数が200kHとなり、ローパスフィルタで干渉ノイズが除去できる低ノイズの圧電振動ジャイロの提供が可能となる。
図4では、解りやすくするため各々の寸法差を大きく図示しているが、実用上のばらつきを含め干渉ノイズを抑制できる周波数差を得るためには、図4に示す圧電振動子の厚さの差は約0.005mmで良い。なお、現状の厚みの加工技術では、ラッピング加工等にて、0.5μm以下の加工精度が得られるので、5μmの寸法管理は十分可能である。
実施例3では、厚さが異なる圧電振動子を使用したが、圧電素子の厚さ方向を把持する構成をしていない為、厚さが異なっても使用する部品や製造工程は影響を受けない。
図5及び図6は、実施例4に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図である。実施例4では、2つの圧電振動ジャイロを用いる。1つは、図5に示す如く、駆動検出回路12を予め導体パターンを有する基板13に実装し、前記実施例1で製作した圧電振動子11のみを基板13に実装して、蓋14をかぶせて圧電振動ジャイロ10を構成した。もう1つは、圧電振動ジャイロは、図6に示す如く、前記圧電振動ジャイロ10同様に、駆動検出回路12を予め導体パターンを有する基板13に実装し、前記実施例1で製作した圧電振動子21のみを基板13に実装し、蓋14をかぶせて圧電振動ジャイロ20を構成した。
実施例4による圧電振動子11及び圧電振動子21は、実施例1同様に、厚みが0.25mmのLiNbO3の単結晶板から切り出し、その表面に駆動および検出用の電極を蒸着して形成した。圧電振動子11は長さ3mm、幅0.5mmの2つのアーム部11aと、該2つのアーム部11aを結合する長さ3mm、幅1.5mmの結合部11bとからなる音叉形状とした。圧電振動子21は、圧電振動子11との共振周波数の差を200Hzとするために、2つのアーム部21aを、長さ3mm、幅0.5mmとして、先端から1.5mm部分の幅を0.1mmだけ外側に広げた構造とした。該2つのアーム部21aを結合する結合部21bは、圧電振動子11と同じ形状とした。圧電振動子11の共振周波数は、20kHzとし、圧電振動子21の共振周波数は19.8kHzとした。
本実施例4では、図5及び図6に使用した基板13、駆動検出回路12、蓋14は同じ部品を使用した。このように、圧電振動子11と圧電振動子21が異なる共振周波数を持つ圧電振動子であっても、圧電振動ジャイロの製作に、まったく同じ部品が使用できる。これは、アーム部形状が違うだけで、結合部11bと結合部21bの形状を同じにした効果である。
本実施例4による圧電振動ジャイロを用いて、2軸の角速度を検出するためには、図5に示した圧電振動ジャイロ10と図6に示した圧電振動ジャイロ20とを互いに直交配置して用いればよい。図7は、実施例4に係る圧電振動ジャイロの使用状態を示す斜視図である。角速度の検出を必要とする装置の回路基板55上に、圧電振動ジャイロ10と圧電振動ジャイロ20を実装するが、圧電振動ジャイロ10に使用した圧電振動子11の励振振動の中心軸となるX軸56と、圧電振動ジャイロ20に使用した圧電振動子21の励振振動の中心軸となるY軸57とが直交するように配置することで、前述したヨー方向とピッチ方向となる2軸の角速度の検出が可能となる。
このとき、圧電振動ジャイロ10と圧電振動ジャイロ20に使用した実施例4による、圧電振動子11と圧電振動子21との共振周波数差は200Hzなので、互いの干渉による干渉ノイズは200Hzとなり、ローパスフィルタで干渉ノイズが除去できる低ノイズの圧電振動ジャイロの提供が可能となる。
本実施例4では、前記、実施例3で示した、圧電振動子の厚さを変えて共振周波数を異ならせた圧電振動子41を使用してもよい。この場合でも、圧電素子を厚さ方向に把持するような構成ではないので、厚さの違いによる影響は受けず、使用する部品は別の共振周波数の圧電振動子と同じ仕様の部品が使用できる。
以上述べた如く、本発明によれば、圧電振動子を音叉形状とし、音叉のアーム部形状を変えることにより、前記圧電振動子の共振周波数を変え、互いに直交させた軸上に配置した場合でも、圧電振動子間の干渉を小さくし、また、音叉のアーム部以外の形状、大きさを同一にすることにより、実装固定方法は同一に出来るので、干渉ノイズの発生を抑えて特性の劣化が少ない、生産性の良い、小型で高性能、低価格の圧電振動ジャイロの提供が可能となる。
本発明による、圧電振動ジャイロはカメラ一体型VTRやデジタルカメラ等の手振れを検出するシステムに利用できるほかに、角速度検出センサとして、振動や衝撃等の角速度検出装置、機器、或いは、ナビゲーションシステム等にも利用できる。
従来の圧電振動ジャイロの斜視図。 実施例1に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図。 実施例2に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図。 実施例3に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図。 実施例4に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図。 実施例4に係る圧電振動ジャイロの分解斜視図。 実施例4に係る圧電振動ジャイロの使用状態を示す斜視図。
符号の説明
10,20 圧電振動ジャイロ
11,21,31,41 圧電振動子
11a,21a,31a,41a アーム部
11b,21b,31b,41b 結合部
12,52 駆動検出回路
13,53 基板
14,54 蓋
55 回路基板
56 X軸
57 Y軸
61 圧電振動子
62,63,64,65 支持部材

Claims (7)

  1. 固定端として機能する結合部を介して同一の2本のアーム部が結合してなる圧電振動子を2以上具備する圧電振動ジャイロであって、前記各圧電振動子は、前記アーム部のみが異なる形状を有することを特徴とする圧電振動ジャイロ。
  2. 前記圧電振動子が単一材料からなることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動ジャイロ。
  3. 前記圧電振動子が弾性体に圧電性を有する材料を接合してなることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動ジャイロ。
  4. 前記各圧電素子は、共振周波数が異なり、各々200Hz以上の差を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の圧電振動ジャイロ。
  5. 前記各圧電振動子が同一の筐体に収納してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の圧電振動ジャイロ。
  6. 前記各圧電振動子がそれぞれ異なる筐体に収納してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の圧電振動ジャイロ。
  7. 前記各圧電振動子が互いに直交するように配置されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の圧電振動ジャイロ。
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