JP2007035889A - 半田ボールを有するパッケージを用いた電子機器、および半田ボールを有するパッケージの異常状態検知方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 半田ボール53を有するBGAパッケージ51が実装されたシステム基板50にて、このシステム基板50が電子機器に実装された際、BGAパッケージ51の複数箇所の半田ボール53(53a,53b,53c,54d)から各々導出される配線パターン57を有する。そして、この配線パターン57に接続されるクラック検知回路70は、複数箇所の半田ボール53(53a,53b,53c,54d)における異常状態を検知するOR回路76と、この複数箇所の半田ボール53(53a,53b,53c,54d)の中から異常が生じた半田ボール53を特定するためのセレクタ回路75とを含む。そして、異常状態の検知結果や特定結果はシステム側へ通知される。
【選択図】 図3
Description
また他の目的は、装置へ実装された状態において、半田ボールにクラックが入ったことによる欠陥について、クラックの場所などを特定することにある。
更に他の目的は、装置へ実装された状態において、半田ボールにクラックが入ったことによる欠陥について、クラックの状況をメモリに格納し、履歴として利用することにある。
また更に他の目的は、半田ボールを用いたパッケージが実装される装置の稼働状態にて、故障の早期発見、および解決時間の短縮を図ることにある。
更に、この回路は、半田ボールに対する電位の変化が生じたときにその状態を保持するラッチ回路を備えたことを特徴とすることができる。
更に、この複数の半田ボールは、電源(VDD)に接続されていることを特徴とすることができる。この電源(VDD)接続では、このパッケージが有する電源(VDD)層に接続されていることを特徴とすることができる。
ここで、このシステム側は、異常状態にある半田ボールの場所を検知回路を用いて特定することを更に特徴としている。
また、このシステム側は、OSが稼働中に異常状態を取得した際、このOSの制御下で実行されるアプリケーションソフトウェアによりエラー表示を行なうことを特徴とすることができる。
〔実施の形態1〕
図1は、ノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートブック型PC)などのコンピュータ装置1の外観を示した図である。本実施の形態はノートブック型PCに代表される電子機器に対して適用されるが、必ずしもノートブック型PCに限定されるものではなく、他の電子機器に適用できる。特に、内装される基板に対して曲げ等のストレス発生が高い頻度で発生することが予測される電子機器(携帯電話やPDA、携帯型DVD装置など)に適用されて好適である。
このベース側筐体2には、CPUや各種システム基板等の各種コンポーネントが内蔵されている。この各種コンポーネントの中には、BGA(Ball Grid Array)パッケージやCSP(Chip Size Package)等の半田ボールにより接続されるデバイス(パッケージ基板)が用いられたものが存在している。
I/Oブリッジ21は、PCIバス20とLPCバス40とのブリッジ機能を備えている。また、ハードディスクドライブ(HDD)31、CD−ROMドライブ32、USBコネクタ30が接続される。更に、I/Oブリッジ21には、SMバスを介してEEPROM33が接続されている。また、I/Oブリッジ21からAC97(Audio CODEC '97)、LCI(LAN Connect Interface)、USB等を介して、コネクタ47が接続され、コミュニケーションカード48が接続可能に構成されている。更に、I/Oブリッジ21は、ACアダプタやバッテリなどから電力の供給を受ける電源回路29に接続されている。
図3は、半田ボールのクラック検知のための仕組みを有するシステム基板50と、クラック検知回路70の構成例を示した図である。また、図4は、図3に示すシステム基板50の一部について、その断面を示した図である。
OR回路76は、何れかのラッチ回路73が動作することにより、エンベデッドコントローラ41に対して割り込みをかける。セレクタ回路75は、半田ボール53a, 53b, 53c, 53dの中の、どの半田ボールに対してクラック障害が生じたかをエンベデッドコントローラ41が認識する際に用いられる。
図5は、エンベデッドコントローラ41によるクラック検知処理の流れを示すフローチャートである。まず、BGAパッケージ51にて、半田ボール53a, 53b, 53c, 53dの少なくとも何れか一つについてクラックが発生した場合に(ステップ101)、クラック検知回路70によってクラックが検知される(ステップ102)。より詳しくは、各ピンのアウトプット(OUT1〜OUT4)に対してラッチ回路73がハイレベル出力をモニタし続ける。何れかのアウトプットがハイレベルになるとクラックが発生したとしてラッチし、OR回路76によりそのOR結果を割り込み信号としてエンベデッドコントローラ41に伝達する。ステップ101でクラックが発生していない場合には、ステップ102以下の処理は行なわれずに、そのまま処理が終了する。クラック検知回路70のOR回路76を介してクラックの発生が検知されると、エンベデッドコントローラ41は、クラック検知回路70のセレクタ回路75を制御し、どのラッチ回路73が割り込みの原因になっているかを調べることにより、クラックの場所を特定する(ステップ103)。またエンベデッドコントローラ41は、自らが有する所定のメモリ(図示せず)にクラック発生情報を保持する(ステップ104)。そして、エンベデッドコントローラ41は、BIOS93に対してSMI/SCIを通知して(ステップ105)、処理が終了する。
図6は、OS稼働時にクラックのエラーが生じた場合のソフトウェア処理を実行する機能図である。ここでは、ソフトウェア機能として、図2に示すCPU11にて実行されコンピュータ装置1の全体を管理する基本ソフトウェアであるOS91と、OS91の制御下にて実行されるアプリケーションソフトウェアであるクラック・エラー・ディテクション・ソフトウェア92と、コンピュータ装置1に接続される各種デバイスを制御するBIOS93とが示されている。クラック・エラー・ディテクション・ソフトウェア92は、OS91の稼働時にエラー表示を行い、ユーザに対してクラックのエラーが生じたことを知らせるために実行される。
図8は、POST時にてクラックエラー処理を実行するソフトウェアの機能図である。POST時ではOSが動作していないことから、図8に示す機能図では、図6に示すOS91とクラック・エラー・ディテクション・ソフトウェア92とが示されていない。
エンベデッドコントローラ41は、クラック検知回路70によりクラックが検知されると、BIOS93にSMI/SCIを通知し、BIOS93により、クラックエラーの表示を行なう。また、BIOS93は、NVRAM49にクラック発生情報を書き込むと共に、履歴表示などの必要に応じて、クラック発生情報をNVRAM49から読み出す。
実施の形態1では、クラックの発生を検知するだけではなく、クラックの場所を特定可能としている。この実施の形態2では、クラックの場所を特定することはできないが、システム側にて簡易にクラックの発生を検出し、ユーザに知らせることを特徴としている。尚、実施の形態1と同様の機能については同様の符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
尚、このIN側は、電源に接続されていても構わない。但し、この場合には、プルアップの代わりにプルダウン、またラッチは立ち下がりエッジとなる。
Claims (13)
- 半田ボールを有するパッケージが実装された電子機器であって、
前記半田ボールから選択された複数の半田ボールにおける状態を監視し、当該複数の半田ボールの中から異常が生じた半田ボールを特定するための回路と、
前記複数の半田ボールのそれぞれと前記回路とを接続する導電部材と
を含む電子機器。 - 前記回路は、前記複数の半田ボールの中から少なくとも何れか1つの半田ボールについて異常があったことを検知するOR回路と、前記電子機器を制御するシステム側からの指示に基づいて個々に異常箇所を検知するためのセレクタ回路とを含む請求項1記載の電子機器。
- 前記回路は、前記半田ボールに対する電位の変化が生じたときにその状態を保持するラッチ回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記複数の半田ボールは、当該パッケージが有するアース(GND)層に接続されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
- 半田ボールが配列されたパッケージと当該パッケージの受け基板とにより形成されたシステム基板が実装された電子機器であって、
前記パッケージのコーナー領域の半田ボールに接続される配線と、
前記配線に接続され、前記コーナー領域の半田ボールの状態を監視する回路と、
前記回路に接続され、前記半田ボールの異常を認識するCPUと、
前記CPUによって認識された異常に関する情報を記憶するメモリと
を含む電子機器。 - 前記配線は、前記受け基板と前記パッケージを形成する基板とによって、前記コーナー領域の複数個の半田ボールがデイジーチェーンを形成し、
前記回路は、前記デイジーチェーンを形成する複数個の半田ボールの何れかにクラックが入ったことを、前記システム基板のアウトプットレベルから検知することを特徴とする請求項5記載の電子機器。 - 前記CPUは、前記回路から異常のある半田ボールを特定し、
前記メモリは、前記特定された半田ボールの情報を履歴として記憶することを特徴とする請求項6記載の電子機器。 - 半田ボールを用いたパッケージが実装された電子機器にて当該半田ボールに生じた異常を検知する異常状態検知方法であって、
前記パッケージのコーナー領域の半田ボールに生じた異常状態を検知回路を用いて検知し、
検知された異常状態を、前記電子機器を制御するシステム側に前記検知回路から伝え、
前記システム側では、検知された異常状態に関する情報をメモリに格納することを特徴とする異常状態検知方法。 - 更に、前記システム側は、異常状態にある半田ボールの場所を前記検知回路を用いて特定することを特徴とする請求項8記載の異常状態検知方法。
- 前記パッケージを形成する基板と当該パッケージの受け基板とによって前記コーナー領域の半田ボールの一端がアース(GND)に他端が電流ソースに接続され、
前記半田ボールの前記一端と前記他端との電位の変化を検知することにより当該半田ボールに生じた異常状態を検知することを特徴とする請求項8記載の異常状態検知方法。 - 前記パッケージを形成する基板と当該パッケージの受け基板とによって前記コーナー領域の複数個の半田ボールがデイジーチェーンを形成し、当該デイジーチェーンの一端がアース(GND)に他端が電流ソースに接続され、
前記一端と前記他端の電位の変化を検知することにより前記デイジーチェーンを形成する半田ボールに生じた異常状態を検知することを特徴とする請求項8記載の異常状態検知方法。 - 前記システム側のBIOS(Basic Input/Output System)は、取得した情報を前記メモリに記憶するとともに、コンピュータの電源投入時に実行されるPOST(Power On Self Test)時に、異常状態を検知した際および異常状態の履歴によりエラー表示を行なうことを特徴とする請求項8記載の異常状態検知方法。
- 前記システム側は、OSが稼働中に前記異常状態を取得した際、当該OSの制御下で実行されるアプリケーションソフトウェアによりエラー表示を行なうことを特徴とする請求項8記載の異常状態検知方法。
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