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JP2007033972A - 観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体 - Google Patents

観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体 Download PDF

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JP2007033972A
JP2007033972A JP2005218471A JP2005218471A JP2007033972A JP 2007033972 A JP2007033972 A JP 2007033972A JP 2005218471 A JP2005218471 A JP 2005218471A JP 2005218471 A JP2005218471 A JP 2005218471A JP 2007033972 A JP2007033972 A JP 2007033972A
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JP2005218471A
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Kenji Sugimoto
憲治 杉本
Takushi Sekine
卓志 関根
Shigenori Oka
茂範 岡
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Nagase and Co Ltd
Osaka Metropolitan University
Original Assignee
Nagase and Co Ltd
Osaka Prefecture University PUC
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Abstract

【課題】 生存状態を保持するために培養液等とともにシャーレに入れられた観察対象である細胞分裂可視化細胞のような生体試料の形態変化を継続的かつ高精度で観察するために、倒立型顕微鏡の対物レンズの移動に伴う万一の振動または衝撃によって、当該観察対象が観察視野内で移動することを防止または低減し得るシャーレ固定具を提供すること。
【解決手段】 観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体が開示されている。本発明の構造体は、それぞれがシャーレの外周形状に対応した形状の挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備える。当該少なくとも2つの挟持部材は、(a)シャーレの底面外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に固定された、少なくとも1つの固定挟持部材と、(b)該ステージの平面と平行な方向にスライド可能な、少なくとも1つの可動挟持部材とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体に関し、より詳細には、観察対象となる生体試料の生存状態を維持しながら細胞分裂などの動態変化を継続的に観察するにあたり、倒立型顕微鏡のステージ上で、当該観察対象を含むシャーレの設置状態を一定に保持し得る、いわゆる顕微鏡部品として用いるためのシャーレ固定具に関する。
動植物の細胞は、誕生から死滅まで細胞分裂を繰り返しながら生存する。この細胞分裂周期は、時系列順にG1期(有糸分裂とDNA合成の開始時期との間隙期)、S期(DNA合成の段階)、G2期(S期と有糸分裂との間隙期)、およびM期(核分裂から実際の細胞分裂に至る段階)が繰り返されることにより成り立っている。この細胞分裂周期の1サイクルは細胞の種類によって異なるが、約8時間〜約24時間かけて行われるものが最も多く知られており、この周期の中でM期(例えば、約1時間〜約2時間)は、細胞内の様々な構造が最もダイナミックに変化する細胞分裂期である。
ここで、動植物の細胞は、上記のように誕生から死滅まで細胞分裂を繰り返しながら生存することから、細胞分裂の形態変化の観察、特に外来性の物質、遺伝子等による細胞分裂の形態変化への影響を観察することは、生物学的に重要である。このような観点から、従来より、細胞分裂の形態変化を観察することが行われている。例えば、細胞分裂に作用する物質は、核膜、染色体、中心体、動原体、紡錘体などのダイナミックな変化を追跡することによって、M期の構造変化が追跡されている。
細胞分裂における細胞構造の形態変化を観察する場合、通常は、顕微鏡が使用される。しかし、一般の顕微鏡観察では、細胞内部での詳細な形態変化を観察することは比較的困難である。このため、従来では、細胞観察にあたり蛍光色素を利用する手法が採用されている。
この蛍光色素を利用する手法では、例えば、観察対象となる特定の細胞をホルマリン等で一旦固定し、これに蛍光色素で標識した抗体等と反応させることにより、観察試料が作製されていた。この手法は、分裂した細胞を、顕微鏡を通した観察視野の中から見出すことが容易であるものの、被検物質の細胞分裂への影響を評価する場合には、生細胞の細胞分裂を観察することが所望されるにも関わらず、細胞を死滅させることから、ホルマリン等で固定した時点での細胞の形態のみが観察され得るに留まり、生細胞の形態変化を継続して観察することは困難である。
これに対し、観察対象とすべき細胞の死滅を回避するために、蛍光色素をタンパク質と結合させて生細胞にそのまま導入し、生存状態を保持したままで細胞を観察する手法も試みられている。しかし、この手法では、導入した細胞の状態のみを観察することができ、分裂しようとする細胞を観察視野の中から見出すことが容易ではない。また、細胞が分裂する度に蛍光色素を結合したタンパク質の量が少なくなり、時間の経過とともに観察時に発生する蛍光が低下すると言う問題が指摘されている。さらに、この手法によってもなお、分裂している最中の細胞内を詳細に観察することは困難である。
近年では、このような観点から、1種または2種の蛍光タンパク質によって核等を標識し、これにより得られる蛍光を観察することによって細胞分裂の状態を観察する手法が提案されている(非特許文献1および2を参照)。
しかし、1種の蛍光タンパク質を使用して細胞分裂を観察する場合は、1種類のタンパク質(1種類の細胞構造)の変化を把握できるのみであり、細胞構造相互の時間的、空間的な動きは把握できないという問題がある。また、2種の蛍光タンパク質を使用して細胞分裂を観察する場合は、蛍光数(細胞構造の数)が少ないために、細胞分裂における諸器官の空間的、相互的作用についての詳細を知ることは困難である。このため、他の物質、遺伝子等が細胞分裂サイクルのどの時期にどのような影響を及ぼしているかを充分に判別することができないとの指摘もあった。
さらに近年では、細胞分裂の形態変化を可視化し得る細胞として、例えば、細胞分裂の状況を反映する細胞構造を構成するタンパク質の遺伝子の3種以上と、それぞれ種類の異なる蛍光タンパク質の遺伝子とを融合して得られた3種以上の融合遺伝子を宿主細胞に導入することにより得られた細胞分裂可視化細胞、ならびに、細胞分裂の状況を反映する細胞構造を構成するタンパク質の遺伝子の2種以上と、それぞれ種類の異なる蛍光タンパク質の遺伝子とを融合して得られた2種以上の融合遺伝子を、宿主細胞に導入することにより得られた形質転換細胞に、被験遺伝子と上記蛍光タンパク質とは異なる種類の蛍光タンパク質の遺伝子とを融合した融合被験遺伝子を導入することにより得られた細胞分裂可視化細胞が知られている(例えば、特許文献1参照)。
これらの細胞分裂可視化細胞では、上記のような諸問題を飛躍的に解決し、細胞分裂の状況および他の物質や遺伝子の細胞分裂に対する影響を詳細にすることができる。特に、上記細胞分裂可視化細胞は、実質的に3種以上の蛍光タンパク質が使用され代表的な構造体が可視化されるため、細胞をより鮮明な画像(例えば、カラー表示された画像)として捉えることができ、細胞の形態変化をより適切に観察可能となった。
しかし、上記のような細胞分裂可視化細胞(以下、単に可視化細胞ということもある)を用いる場合でも、細胞の形態変化を適切に観察するには未だいくつかの問題が残されている。
例えば、上記可視化細胞では、光学切片を取得することによって観察画像を立体的に表示することができる。このような立体表示画像を得るには、観察対象となる可視化細胞に対し、顕微鏡の対物レンズの焦点を移動させながら複数の平面または断面画像を格納し、これをグラフィック処理することによって可視化細胞またはその細胞構造を立体的に表示することができる。
上記可視化細胞は、細胞分裂に伴う形態変化を継続的に観察するために、当該可視化細胞を適切な状態のまま生存させ続けなければならない。このため、一般的な顕微鏡観察に使用されるようなスライドガラスとカバーガラスを用いるプレパラートでは、可視化細胞を長時間配置し続けることはできず、従来は、シャーレが使用される。シャーレには、観察対象となる当該可視化細胞の他、その生存を適切な状態に維持する目的で各種培養液等が含有されている。このようなシャーレを用いた顕微鏡観察には通常、倒立型顕微鏡が使用される。倒立型顕微鏡は、シャーレを用いて可視化細胞を観察する場合、シャーレ底面に位置する対物レンズが上下することでその焦点位置を移動させ、複数の平面(光学切片画像)または断面画像を格納することができる。
ここで、その際の対物レンズの移動には細心の注意が必要とされる。より鮮明な立体画像を得るためには、シャーレに対して対物レンズが徐々に移動しなければならないが、その微細な移動毎に発生し得る振動等が特にシャーレの高さ方向に伝播し、観察対象である可視化細胞がその振動によってずれることも考えられる。さらに、観察が行われる際の対物レンズとシャーレとの間は極めて微細である。仮に、対物レンズの段階的な移動を誤ると、レンズがシャーレに当たり、その衝撃で観察対象である可視化細胞が観察開始時の位置あるいは観察視野からずれることも考えられる。また、観察対象を詳細に観察するために、高倍率の油浸レンズを使用することが多いが、その場合には、対物レンズとシャーレの間をオイルで満たすために、対物レンズの微細な移動ごとに発生する振動などがオイルを介することでさらに伝播しやすくなり、観察対象がよりずれやすくなる。このような観察対象のずれは、可視化細部をより鮮明な立体画像として捕らえ、かつその形態変化を継続的に観察する際には避けられるべき問題である。
上記のように、細胞の形態変化を観察するための細胞自体の技術が確立されつつある一方で、その観察に使用する顕微鏡その他の装置等に対する技術レベルは、未だその可視化細胞の利点を、必ずしも充分に引き出し得る状況に達しているとはいえない。
杉本(Sugimoto)ら、「セル・ストラクチャー・アンド・ファンクション(Cell Structure and Function)」,2000年,第25巻,p.253−261 杉本(Sugimoto)ら、「セル・ストラクチャー・アンド・ファンクション(Cell Structure and Function)」,2001年,第26巻,p.705−718 特開2004−187530号公報
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、生存状態を保持するために培養液等とともにシャーレに入れられた観察対象である細胞分裂可視化細胞のような生体試料の形態変化を継続的かつ高精度で観察するために、倒立型顕微鏡の対物レンズの移動に伴う万一の振動または衝撃によって、当該観察対象が観察視野内で移動することを防止または低減し得るシャーレ固定具を提供することにある。
本発明は、観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体であって、それぞれがシャーレの外周形状に対応した形状の挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備え、該少なくとも2つの挟持部材が、(a)シャーレの底面外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に固定された、少なくとも1つの固定挟持部材と、(b)該ステージの平面と平行な方向にスライド可能な、少なくとも1つの可動挟持部材とを含む。
好ましい実施形態においては、上記固定挟持部材の挟持面および上記可動挟持部材の挟持面は、それぞれ上記ステージの平面に対して垂直な方向に設けられている。
好ましい実施形態においては、上記可動挟持部材は、該可動挟持部材の挟持面と反対側において上記ステージの平面と平行な方向に沿って延びる支柱と;該支柱が貫通する、該ステージ上に固定された支持具とを備える。
好ましい実施形態においては、本発明の構造体は、上記支持具内を貫通して螺着され、上記支柱と接触することにより上記可動挟持部材の移動を抑止する、抑止部材をさらに備える。
好ましい実施形態においては、上記固定挟持部材の挟持面および上記可動挟持部材の挟持面は、それぞれ全面にわたって前記シャーレの外側面の少なくとも一部と接触可能である。
好ましい実施形態においては、上記挟持部材の挟持面上部に、上記シャーレの上面外周部を係止するための係止リップが設けられている。
好ましい実施形態においては、上記挟持部材は、1つの固定挟持部材と1つの可動挟持部材とで構成されている。
本発明の別の局面による構造体は、観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体であって、それぞれがシャーレの外周形状に対応した形状の挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備え、該少なくとも2つの挟持部材が、(a)シャーレの底面外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に固定された、少なくとも1つの固定挟持部材と、(b)該挟持面の一方の端部近傍に設けられた抑止部材に回転可能に支持された、少なくとも1つの可動挟持部材とを含む。
好ましい実施形態においては、上記抑止部材は、螺着により上記可動挟持部材の回転を抑止する。
好ましい実施形態においては、上記固定挟持部材の挟持面は、全面にわたって上記シャーレの外側面の少なくとも一部と接触可能である。
本発明のさらに別の局面による構造体は、観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体であって、ステージ上で、シャーレの嵌着によりシャーレの外側面の少なくとも一部を挟持するための挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備え、該少なくとも2つの挟持部材が、シャーレ底面の外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に間隔を空けてそれぞれ固定されている。
好ましい実施形態においては、上記少なくとも2つの挟持部材の挟持面は、それぞれ上記ステージの平面に対して垂直な方向に設けられている。
好ましい実施形態においては、上記少なくとも2つの挟持部材の挟持面は、それぞれ全面にわたって上記シャーレの外側面の少なくとも一部と接触可能である。
本発明によれば、観察対象(代表的には、生体試料)を含むシャーレを確実にステージ上に固定することができる。この固定にあたり使用される挟持部材は、実質的にシャーレ外側面を挟持しかつシャーレ上面および底面の中央部の開放を維持することができる。本発明の構造体は、その使用にあたり、倒立型顕微鏡の光学系に影響を与えることもなく、観察視野の著しく制限することもない。さらに、本発明の構造体は、挟持部材に対してシャーレを極めて容易に着脱することができる。本発明の構造体を用いて固定されたシャーレは、その内部に入れられた観察対象を継続的に観察するにあたり、対物レンズの移動または当該レンズとシャーレとの接触に伴って観察対象が観察視野内で不用意に移動することを防止または低減することができる。その結果、細胞分裂可視化細胞のような観察対象の形態変化を継続して観察する際において、高精度での平面または断面画像の取り込みが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態による構造体について説明する。
図1(a)は、本発明の好ましい実施形態による構造体の概略平面図であり、(b)は、そのB−B’線による断面図であり、(c)は、そのC−C’線による断面図である。図2は、図1の構造体における可動挟持部材の移動を説明する概略平面図である。図3は、図1の構造体の概略斜視図である。この構造体100は、例えば倒立顕微鏡のステージ200上に設けられ、観察対象を含むシャーレ300を当該ステージ200上の適切な位置に固定する。シャーレ300は、外側面を挟まれることにより固定されるので、上面および底面の中央部の開放は維持される。したがって、広い観察視野を維持しつつ、対物レンズの移動に伴う観察対象の移動を防止し、かつ、対物レンズとシャーレとの接触による観察対象の移動を防止することができる。その結果、オイルを用いての高倍率油浸レンズの使用が可能となり、高分解能かつ高精度の生体試料観察が可能となる。なお、本発明の構造体は、倒立顕微鏡のステージ200に直接固定されてもよく、例えば培養器(代表的には、炭酸ガス培養器)の底部に固定されてもよい。培養器に固定される場合には、構造体を培養器に固定した後で顕微鏡のステージに固定してもよく、ステージに固定された培養器に構造体を固定してもよい。したがって、本明細書において「ステージ」と言及する場合には、顕微鏡のステージのみならず、当該ステージに取り付けられ得る培養器をも包含する。
図1〜図3を参照すると、構造体100は、少なくとも1つ(図示例では1つ)の固定挟持部材10と、少なくとも1つ(図示例では1つ)の可動挟持部材20とを備える。固定挟持部材10および可動挟持部材20は、それぞれ、シャーレの外周形状に対応した形状の挟持面11および21を有する。一般的には、シャーレは平面視円形であるので、挟持面11および21は、シャーレの径に対応した曲率を有する円弧を規定するように形成される。その結果、挟持面11および21がそれぞれシャーレ300の外側面の少なくとも一部と当接し、シャーレ300を両側から挟みこむ。好ましくは、挟持面11および21はそれぞれ、その全面にわたってシャーレ300の外側面の少なくとも一部と当接する。このような構成によれば、シャーレの微小な移動(がたつき)が実質的に完全に防止され得るので、より精密な顕微鏡観察が可能となる。代表的には、当該挟持面11および21はそれぞれ、ステージ200の平面に対して垂直な方向に設けられている。
固定挟持部材10は、ステージ200上の適切な位置に例えばネジ12により固定されている。好ましくは、固定挟持部材10は、シャーレの底面外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置(さらに好ましくは、シャーレを挟持面11に当接した場合にシャーレとステージホールとが実質的に同心となるような位置)に固定されている。シャーレ300を固定挟持部材10に当接させて係止し、次いで、可動挟持部材20を後述のようにスライドさせてシャーレ300の固定挟持部材10に当接している側と反対側に当接させて、両者によりシャーレ300を挟持する。このような操作を採用することにより、シャーレを所定の位置に固定する際に、シャーレが顕微鏡の構造部品にぶつかったり、シャーレ内の観察試料が動いたりする確率が顕著に減少し得る。その結果、非常に精密な顕微鏡観察が可能となる。
可動挟持部材20は、ステージ平面と平行な方向にスライド可能である。可動挟持部材20をスライド可能とする構成としては、任意の適切な構成が採用され得る。例えば、図1および図2に示すように、可動挟持部材20は、挟持面21と反対側において上記ステージの平面と平行な方向に沿って延びる支柱22a、22b、22cと;該支柱22a、22b、22cが貫通する、該ステージ上に例えばネジ23で固定された支持具24とを備える。支柱22a、22b、22cは、スライド可能に支持具24を貫通している。好ましくは、支持具24には抑止部材25が設けられている。抑止部材25は、代表的には、支持具24を垂直方向に貫通するネジである。抑止部材25が緩められている場合には、抑止部材25は支柱に接触しない。その結果、支柱22a、22b、22cは支持具24に対してスライド可能であるので、当該支柱をスライドさせることにより、可動挟持部材20がスライドしてその位置が調整される。抑止部材25が締められると、抑止部材25は支持具24内で支柱22bと接触する。その結果、支柱22bはスライド不能となり、それに伴って、他の支柱22aおよび22cならびに可動挟持部材20もスライド不能となる。結果として、抑止部材25によって可動挟持部材20の移動が抑止される。したがって、シャーレ300を固定挟持部材10に当接させて係止し、次いで、可動挟持部材20を図2のような位置から図1(a)のような位置へとスライドさせることにより、シャーレ300を所定の位置に固定することができる。
可動挟持部材20の支柱の数としては、任意の適切な数が採用され得る。1つの実施形態においては、図1〜図4に示すように、可動挟持部材20の支柱の数は3本である。このような実施形態においては、支柱は、任意の適切な形状(例えば、円柱状、角柱(代表的には四角柱)状)を有し得る。別の実施形態においては、図5および図6に示すように、可動挟持部材20の支柱の数は1本である。このような実施形態においては、支柱は、好ましくは角柱(代表的には四角柱)状を有する。支柱が角柱形状を有することにより、支持具24の貫通部における支柱の回転が防止されて可動挟持部材20の支柱を中心とする回転が防止されるので、1本の支柱で可動挟持部材20を安定してスライドさせることができる。
さらに別の実施形態においては、図7に示すように、支柱に弾性部材26が設けられる。3本の支柱22a、22b、22cが用いられる実施形態においては、弾性部材26は、代表的には、両側の支柱22aおよび22cに設けられる。この実施形態においては、支持具24は、弾性部材26に復元力が生じるような状態で(すなわち、圧縮された状態で)可動挟持部材20がシャーレ300に当接し得るような位置に設けられる。その結果、可動挟持部材20が弾性部材26によって図7の矢印方向に付勢された状態でシャーレ300に当接し、固定挟持部材10とともにシャーレ300を挟持する。この実施形態においては、好ましくは、支柱22bにストッパー27が設けられる。ストッパー27を設けることにより、例えばシャーレ300を取り外した場合に、弾性部材の復元力によって可動挟持部材20が急激に移動するのを防止することができる。
好ましくは、上記挟持面11および21には、保持部材(図示せず)が設けられ得る。保持部材は、シャーレの割れを防止し、かつ、シャーレと挟持面との密着性を高めるような特性(代表的には、弾性、緩衝性、表面摩擦係数)を有する材料で構成される。代表的には、保持部材は、天然ゴム片、合成ゴム片、シリコーン片、不織布片または合成樹脂片で構成される。保持部材の構成材料は、目的に応じて適宜選択され得る。高い弾性を有する保持部材が所望される実施形態においては、保持部材は、例えば合成ゴム片で構成される。高い緩衝性を有する保持部材が所望される実施形態においては、保持部材は、例えば合成樹脂片(代表的には、軟質ポリウレタンフォーム片)で構成される。このような保持部材は、シャーレを嵌合する実施形態(後述)において特に好ましい。
好ましくは、上記挟持面11および21の上部には、係止リップ(図示せず)が設けられ得る。係止リップを設けることにより、シャーレ300の上面外周部が適切に係止され得る。シャーレ300の上面外周部を適切に係止し得る限り、任意の適切な形状、配説位置、配説個数および/または材料の係止リップが採用され得る。
固定挟持部材10および可動挟持部材20はそれぞれ、上記のような適切な挟持面11および21を有する限り、任意の適切な形状を有し得る。例えば、図1(a)に示すような平面視形状であってもよく、図4に示すような平面視形状であってもよく、図5に示すような平面視形状であってもよい。
固定挟持部材10および可動挟持部材20は、それぞれの挟持面11および21を規定する部分が、単一の一体的な部材として構成されてもよく、複数の独立した部材から構成されてもよい。例えば、図1〜図5は、固定挟持部材10および可動挟持部材20のそれぞれの挟持面11および21を規定する部分がいずれも単一の一体的な部材として構成されている実施形態を示す。図6は、固定挟持部材が複数の独立した部材12および13から構成されている実施形態を示す。
本発明の別の実施形態によれば、図8(a)および(b)に示すように、可動挟持部材20は、挟持面21の一方の端部21a近傍に設けられた抑止部材25(代表的には、ネジ)に回転可能に支持されている。図8(a)に示すように、抑止部材25が緩められている場合には、可動挟持部材20は、抑止部材25を中心に回転可能である。したがって、可動挟持部材20を回転させてその位置を調整することにより、シャーレ300を固定挟持部材10に当接させて係止することが容易となる。次いで、可動挟持部材20を図8(a)のような位置から図8(b)のような位置へと回転させて、固定挟持部材10とともにシャーレ300を挟持するような位置に移動させる。その状態で、抑止部材25を締めることにより、可動挟持部材20は移動不能(回転不能)となり固定される。このようにして、シャーレ300を所定の位置に固定することができる。好ましくは、図8(b)に示すようにストッパー27が設けられ、可動挟持部材20が固定挟持部材10とともにシャーレ300を挟持する位置に固定される。
本発明のさらに別の実施形態によれば、図9および図10に示すように、シャーレ300が2つの固定挟持部材10および10’に嵌着されて挟持される。2つの固定挟持部材10および10’は、それぞれ、シャーレ底面の外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置(さらに好ましくは、シャーレを挟持面11および11’に当接した場合にシャーレとステージホールとが実質的に同心となるような位置)に間隔を空けて設けられている。好ましくは、上記のように、2つの固定挟持部材10および10’の挟持面11および11’には保持部材(図示せず)が設けられる。図9に示すように、シャーレ300は、2つの固定挟持部材10および10’の間に嵌め込まれる。このとき、保持部材が弾性的に変形可能でかつ緩衝性を有するので、シャーレ300は、割れたり、内部の観察試料が移動したりすることなく、2つの固定挟持部材10および10’の間に嵌め込まれる。嵌め込まれたシャーレ300は、保持部材の復元力により、2つの固定挟持部材10および10’の間で良好に挟持され得る。
本発明の構造体は、顕微鏡部品として好適に利用され得る。特に、倒立型顕微鏡において、観察対象となる生体試料の生存状態を維持しながら細胞分裂などの動態変化を継続的に観察するような場合に、好適に利用され得る。
(a)は、本発明の好ましい実施形態による構造体の概略平面図であり、(b)は、そのB−B’線による断面図であり、(c)は、そのC−C’線による断面図である。 図1の構造体における可動挟持部材の移動を説明する概略平面図である。 図3は、図1の構造体の概略斜視図である。 本発明の別の実施形態による構造体の概略平面図である。 本発明のさらに別の実施形態による構造体の概略平面図である。 本発明のさらに別の実施形態による構造体の概略平面図である。 本発明のさらに別の実施形態による構造体の概略平面図である。 (a)は、本発明のさらに別の実施形態による構造体における1つの状態を示す概略平面図であり、(b)は、別の状態を示す概略平面図である。 本発明のさらに別の実施形態による構造体を説明するための概略斜視図である。 図9の構造体の概略平面図である。
符号の説明
100 構造体
200 ステージ
300 シャーレ
10 固定挟持部材
11 挟持面
20 可動挟持部材
21 挟持面
22a、22b、22c 支柱
24 支持具
25 抑止部材




Claims (13)

  1. 観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体であって、
    それぞれがシャーレの外周形状に対応した形状の挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備え、
    該少なくとも2つの挟持部材が、
    (a)シャーレの底面外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に固定された、少なくとも1つの固定挟持部材と
    (b)該ステージの平面と平行な方向にスライド可能な、少なくとも1つの可動挟持部材と
    を含む、構造体。
  2. 前記固定挟持部材の挟持面および前記可動挟持部材の挟持面が、それぞれ前記ステージの平面に対して垂直な方向に設けられている、請求項1に記載の構造体。
  3. 前記可動挟持部材が、該可動挟持部材の挟持面と反対側において前記ステージの平面と平行な方向に沿って延びる支柱と;該支柱が貫通する、該ステージ上に固定された支持具とを備える、請求項2に記載の構造体。
  4. 前記支持具内を貫通して螺着され、前記支柱と接触することにより前記可動挟持部材の移動を抑止する、抑止部材をさらに備える、請求項3に記載の構造体。
  5. 前記固定挟持部材の挟持面および前記可動挟持部材の挟持面が、それぞれ全面にわたって前記シャーレの外側面の少なくとも一部と接触可能である、請求項1から4のいずれかに記載の構造体。
  6. 前記挟持部材の挟持面上部に、前記シャーレの上面外周部を係止するための係止リップが設けられている、請求項1から5のいずれかに記載の構造体。
  7. 前記挟持部材が、1つの固定挟持部材と1つの可動挟持部材とで構成されている、請求項1から6のいずれかに記載の構造体。
  8. 観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体であって、
    それぞれがシャーレの外周形状に対応した形状の挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備え、
    該少なくとも2つの挟持部材が、
    (a)シャーレの底面外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に固定された、少なくとも1つの固定挟持部材と
    (b)該挟持面の一方の端部近傍に設けられた抑止部材に回転可能に支持された、少なくとも1つの可動挟持部材と
    を含む、構造体。
  9. 前記抑止部材が、螺着により前記可動挟持部材の回転を抑止する、請求項8に記載の構造体。
  10. 前記固定挟持部材の挟持面が、全面にわたって前記シャーレの外側面の少なくとも一部と接触可能である、請求項8または9に記載の構造体。
  11. 観察対象を含むシャーレを倒立型顕微鏡のステージ上に固定するための構造体であって、
    ステージ上で、シャーレの嵌着によりシャーレの外側面の少なくとも一部を挟持するための挟持面を有する少なくとも2つの挟持部材を備え、
    該少なくとも2つの挟持部材が、シャーレ底面の外周部がステージホール縁部にて係止し得る位置に間隔を空けてそれぞれ固定されている、構造体。
  12. 前記少なくとも2つの挟持部材の挟持面が、それぞれ前記ステージの平面に対して垂直な方向に設けられている、請求項11に記載の構造体。
  13. 前記少なくとも2つの挟持部材の挟持面が、それぞれ全面にわたって前記シャーレの外側面の少なくとも一部と接触可能である、請求項11または12に記載の構造体。



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