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JP2007033736A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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JP2007033736A
JP2007033736A JP2005215367A JP2005215367A JP2007033736A JP 2007033736 A JP2007033736 A JP 2007033736A JP 2005215367 A JP2005215367 A JP 2005215367A JP 2005215367 A JP2005215367 A JP 2005215367A JP 2007033736 A JP2007033736 A JP 2007033736A
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JP2005215367A
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Masanori Kimura
雅典 木村
Kunihiro Mima
邦啓 美馬
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】消費電力の削減と発光輝度のばらつきの低減とを両立したプラズマディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】維持パルス発生回路51は、定電圧電源V1と、コイルL1と回収コンデンサC1とスイッチング素子S1、S2と逆流防止用ダイオードD1、D2とを有する電力回収部と、スイッチング素子S5、S6を有する電圧クランプ部とを備え、維持パルス発生回路61は、定電圧電源V2と、コイルL2と回収コンデンサC2とスイッチング素子S3、S4と逆流防止用ダイオードD3、D4とを有する電力回収部と、スイッチング素子S7、S8を有する電圧クランプ部とを備え、維持期間初期には立ち上がり波形の傾きが緩やかな維持パルスAを発生し、維持期間中期にはその傾きが急峻な維持パルスBと維持パルスAとを周期的に切り替えて発生し、維持期間後期には維持パルスBを維持期間中期より多く発生する。
【選択図】図5

Description

本発明は、壁掛けテレビや大型モニターに用いられるプラズマディスプレイ装置に関する。
AC型として代表的な交流面放電型プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と略記する)は、面放電を行う走査電極および維持電極を配列しさらにその上を保護層で覆って形成したガラス基板からなる前面板と、データ電極を配列しさらにその上を保護層で覆って形成したガラス基板からなる背面板とを、両電極がマトリックスを組むように、しかも間隙に放電空間を形成するように平行に対向配置し、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着することにより構成されている。そして、前面板と背面板との両基板間には、隔壁によって区画された放電セルが設けられ、この隔壁間のセル空間に蛍光体層が形成された構成である。このようにして構成された放電セルによって表示セルが形成される。
そして、各電極に駆動パルス電圧を印加して各放電セルにガス放電を発生させ、そのガス放電により紫外線を発生させる。そして、その紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起して発光させることによりカラー表示を行っている。
PDPは、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、発光させるサブフィールドの組み合わせによって駆動することにより階調表示を行う。各サブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間からなり、放電セルを発光させるために、初期化期間、書込み期間および維持期間でそれぞれ異なる信号波形を各電極に印加している。
このようなPDPを組み込んだプラズマディスプレイ装置では、その消費電力を削減するため、様々な消費電力削減技術が提案されている。
消費電力を削減する技術の一つとして、PDPが容量性の負荷であることに着目し、インダクタを構成要素に含む共振回路によってそのインダクタとPDPの負荷容量とをLC共振させ、PDPの負荷容量に蓄えられた電力を電力回収用のコンデンサに回収し、回収した電力をPDPの駆動に再利用する、いわゆる電力回収回路が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この技術では、例えば、維持期間における走査電極および維持電極への維持パルス電圧の印加にPDPから回収した電力を再利用し、維持期間に消費される電力を削減することで、消費電力の削減を実現することができる。
一方、このようなPDPにおいては、放電セルにおいて放電を起こす場合、放電セルに印加された電圧が放電開始電圧を超えてから放電が開始されるまでに時間差(放電遅れ)がある。そのため、維持期間における維持放電において、放電セルに印加された電圧、すなわち、放電セル内の保護層上に形成された壁電荷によって生じる電圧(以下、「壁電圧」と記す)と、走査電極または維持電極に印加される維持パルス電圧によって走査電極と維持電極との間に生じる電圧との加算電圧が放電開始電圧に達してから放電遅れの後、維持放電が発生する。
また、放電セルにおいては、維持放電が発生した時点で放電セルに印加されている電圧を打ち消すように壁電荷が形成される。したがって、維持放電が発生した時点で走査電極と維持電極との間の電位差が十分に大きくなければ、それによって形成される壁電圧も十分に高い電圧値とはならない。壁電圧が十分でなければ、放電セルに印加される電圧も維持放電を発生させるに十分な値となりにくく、その結果、次の維持放電が不安定となる。
一方、共振回路を利用した駆動回路で走査電極および維持電極を駆動し維持パルス電圧を印加する場合、維持パルス波形の立ち上がりおよび立ち下がりには共振回路の共振周波数に依存した傾きの緩やかな部分がそれぞれ生じる。上述の共振回路において、電力の回収率および再利用率を上げるためにはできるだけ共振周波数を低くした方がよいことがわかっている。逆に、共振周波数を高くすると維持パルスの立ち上がりおよび立ち下がりにおける傾きはその分急峻になるが、電力の回収率および再利用率は下がってしまう。したがって、電力の回収率および再利用率を上げるためには共振周波数をできるだけ低くしなければならず、それにより、維持パルスの立ち上がりおよび立ち下がりにおける傾きも緩やかになってしまう。
そして、例えば維持パルスの立ち上がりにおいて維持放電を発生させる場合、維持パルスの立ち上がりにおける傾きが緩やかであれば放電セルに放電が発生するタイミングがばらつき、先に放電が発生する放電セルと後で放電が発生する放電セルとが生じる。このように放電の開始時間に差が生じると、先に放電した放電セルと後に放電した放電セルとで放電の強度が異なってしまい、それによって発光強度がばらつくといった問題が生じる。また、放電の開始時間の差が大きいほどそのばらつきは大きくなってしまう。したがって、立ち上がりの傾きが緩やかな維持パルスによって維持放電を発生させる場合、放電セルにおける維持放電の開始時間に差が生じ、PDPの表示面における発光輝度のばらつきが発生する恐れがある。
また、画像の表示状態によって放電が発生する放電セルの数が変動すると、それにより駆動時のインピーダンスが変動し、放電セルに放電が発生するタイミングはさらに大きくばらつく。
そこで、表示させる映像信号からAPL(Average Picture Level)を検出し、APLが所定のしきい値よりも小さい場合には電力回収回路から駆動電力を印加して放電セルに維持放電を発生させ、APLが上記のしきい値以上の場合には定電圧電源から駆動電力を印加して維持パルス波形の立ち上がりが急峻な状態で放電セルに維持放電を発生させ放電のばらつきを抑えるという技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特公平7−109542号公報 特開2005−17346号公報
この技術では、APLが所定のしきい値よりも大きい画像、すなわち点灯率(維持放電が発生する放電セルの割合)の高い画像を表示する際に、定電圧電源から低いインピーダンスで電力を供給して維持放電を発生させるので、放電のばらつきを抑えて輝度のばらつきの少ない画像を表示するといった効果が得られる。しかしながら、一方で、回収された電力を再利用するのではなく定電圧電源から供給される電力によって放電が発生するため、消費電力が増加するといった問題があった。特に、APLが高い画像では点灯率も高くなるので、その分消費電力も増加する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、消費電力の削減と発光輝度のばらつきの低減とを両立した画像表示を実現できるプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のプラズマディスプレイ装置は、表示電極対を構成する複数の走査電極および維持電極を有するPDPと、走査電極に接続される走査電極駆動回路と、維持電極に接続される維持電極駆動回路とを備え、走査電極駆動回路および維持電極駆動回路は、1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において立ち上がり波形および立ち下がり波形の少なくとも一方の傾きが異なる少なくとも2種類の維持パルスを周期的に切り替えて発生する維持パルス発生回路を有したことを特徴とする。
この構成によれば、放電のばらつきを抑えて発光輝度のばらつきを低減した画像表示と消費電力の削減とを両立したPDPの駆動を実現することが可能となる。
また、維持パルス発生回路は、第1の維持パルスと第1の維持パルスよりも傾きが急峻な第2の維持パルスとを周期的に切り替えて発生させ、複数のサブフィールドのうちの少なくとも1つのサブフィールドの維持期間において、第1の維持パルスに対する第2の維持パルスの割合が維持期間の前半よりも後半において多くなるように構成してもよい。この構成によれば、消費電力の削減効果が高い傾きの緩やかな第1の維持パルスによる駆動を主に行うとともに放電のばらつきが少ない維持期間の前半よりも放電のばらつきが発生しやすい後半において放電のばらつきを抑える効果が高い傾きの急峻な第2の維持パルスを多く発生させるので、放電のばらつきを抑えて発光輝度のばらつきを低減した画像表示と消費電力の削減とを両立したPDPの駆動を実現することが可能となる。
また、維持パルス発生回路は、複数のサブフィールドのうちの少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の少なくとも3つの期間に分けて電極の駆動を行い、維持期間初期においては第2の維持パルスを最も少なく発生させ、維持期間中期においては第2の維持パルスを維持期間初期よりも多く発生させ、維持期間後期においては第2の維持パルスを維持期間中期よりもさらに多く発生させるように構成してもよい。この構成によれば、放電のばらつきが少ない維持期間初期においては第2の維持パルスの発生頻度を最も小さくして消費電力の削減効果を高め、放電のばらつきが発生しやすい維持期間中期においては第2の維持パルスの発生頻度を維持期間初期よりも大きくして放電のばらつきを抑える効果を高め、放電のばらつきが最も発生しやすい維持期間後期においては第2の維持パルスの発生頻度を維持期間中期よりもさらに大きくして放電のばらつきを抑える効果をさらに高めるので、発光輝度のばらつきを低減した画像表示と消費電力の削減とを両立したPDPの駆動を実現することが可能となる。
また、維持パルス発生回路は、傾きが異なる少なくとも3種類の維持パルスを周期的に切り替えて発生させ、複数のサブフィールドのうちの少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の少なくとも3つの期間に分けて電極の駆動を行い、維持期間初期においては傾きが最も緩やかな維持パルスのみを発生させ、維持期間中期においては傾きが最も緩やかな維持パルスとそれよりも傾きが急峻な維持パルスとを周期的に切り替えて発生させ、維持期間後期においては傾きが最も緩やかな維持パルスと傾きが最も急峻な維持パルスとを周期的に切り替えて発生させるように構成してもよい。この構成によれば、放電のばらつきが少ない維持期間初期においては傾きが最も緩やかな維持パルスのみによる駆動によって消費電力の削減効果を高め、放電のばらつきが発生しやすい維持期間中期においては傾きが最も緩やかな維持パルスとそれよりも傾きが急峻な維持パルスとを周期的に切り替えて駆動を行い放電のばらつきを抑える効果を高め、放電のばらつきが最も発生しやすい維持期間後期においては傾きが最も緩やかな維持パルスと傾きが最も急峻な維持パルスとを周期的に切り替えて駆動を行い放電のばらつきを抑える効果をさらに高めるので、発光輝度のばらつきを低減した画像表示と消費電力の削減とを両立したPDPの駆動を実現することが可能となる。
また、維持パルス発生回路は、LC共振によってPDPの電極の容量性負荷に蓄積された電力をコンデンサに回収しその回収した電力をPDPの電極の駆動に再利用する電力回収部と、PDPの電極を電源電位にクランプする電源クランプスイッチおよびPDPの電極を接地電位にクランプする接地クランプスイッチを有するクランプ部とからなり、電力回収部による駆動期間の長さを変えることにより維持パルスの傾きを変えて発生させるように構成してもよい。この構成によれば、LC共振を利用した電力回収部による駆動期間の長さを変えることで維持パルスの立ち上がり波形または立ち下がり波形の傾きを変えることができるので、消費電力を削減する効果が高い傾きの緩やかな維持パルス、放電のばらつきを抑える効果が高い傾きの急峻な維持パルス等、傾きの異なる複数の維持パルスを周期的に切り替えて発生させることができ、放電のばらつきを抑えて発光輝度のばらつきを低減した画像表示と消費電力の削減とを両立したPDPの駆動を実現することが可能となる。
また、維持パルス発生回路は、インダクタンスの異なる複数の切り替え可能なコイルを有しLC共振周波数を変えてPDPの電極の容量性負荷に蓄積された電力をコンデンサに回収しその回収した電力をPDPの電極の駆動に再利用することができる電力回収部を有し、複数のコイルを切り替えてLC共振周波数を変えることにより維持パルスの傾きを変えて発生させるように構成してもよい。この構成によっても、消費電力を削減する効果が高い傾きの緩やかな維持パルス、放電のばらつきを抑える効果が高い傾きの急峻な維持パルス等、傾きの異なる複数の維持パルスを周期的に切り替えて発生できるので、放電のばらつきを抑えて発光輝度のばらつきを低減した画像表示と消費電力の削減とを両立したPDPの駆動を実現することが可能となる。また、この構成では常に電力回収部からの電力供給によって維持放電を発生させるので、消費電力の削減効果をさらに高めることができる。
本発明によれば、消費電力の削減と発光輝度のばらつきの低減とを両立した画像表示を実現できるプラズマディスプレイ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態によるプラズマディスプレイ装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、PDP10の構造を示す斜視図である。第1の基板であるガラス製の前面板20上には、ストライプ状の走査電極22とストライプ状の維持電極23とで対をなす表示電極が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層24が形成され、その誘電体層24上に保護層25が形成されている。
第2の基板である背面板30上には、走査電極22および維持電極23と立体交差するように、誘電体層33で覆われた複数のストライプ状のデータ電極32が形成されている。誘電体層33上にはデータ電極32と平行に複数の隔壁34が配置され、この隔壁34間の誘電体層33上に蛍光体層35が設けられている。また、データ電極32は隣り合う隔壁34の間の位置に配置されている。
これらの前面板20と背面板30とは、走査電極22および維持電極23とデータ電極32とが直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、その外周部がガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして放電空間には、例えばネオン(Ne)とキセノン(Xe)の混合ガスが放電ガスとして封入されている。放電空間は、隔壁34によって複数の区画に仕切られており、各区画には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が順次配置されている。そして、走査電極22および維持電極23とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成され、各色に発光する蛍光体層35が形成された隣接する3つの放電セルにより1つの画素が構成される。この画素を構成する放電セルが形成された領域が画像表示領域となり、画像表示領域の周囲は、ガラスフリットが形成された領域等のように画像表示が行われない非表示領域となる。
そして、走査電極22、維持電極23、データ電極32はそれぞれの電極端子がガラス基板の端部に引き出されストライプ状に配列されている。
図2は、PDP10の電極配列図である。行方向にn行の走査電極SC〜SC(図1の走査電極22)とn行の維持電極SU〜SU(図1の維持電極23)とが交互に配列され、列方向にはm列のデータ電極D〜D(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、一対の走査電極SC、維持電極SU(i=1〜n)と1つのデータ電極D(j=1〜m)とを含む放電セルCi,jが放電空間内に形成され、放電セルCの総数は(m×n)個になる。
このような構成のPDP10においては、ガス放電により紫外線を発生させ、その紫外線でR、G、Bの各色の蛍光体を励起して発光させることによりカラー表示を行っている。また、PDP10は、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、発光させるサブフィールドの組み合わせによって駆動されることにより階調表示を行う。各サブフィールドは初期化期間、書込み期間および維持期間からなり、画像データを表示するために、初期化期間、書込み期間および維持期間でそれぞれ異なる信号波形を各電極に印加している。
図3は、PDP10の各電極に印加する駆動電圧波形を示す図である。図3に示すように、各サブフィールドは初期化期間、書込み期間、維持期間を有している。また、それぞれのサブフィールドは発光期間の重みを変えるため維持期間における維持パルスの数を異ならせている以外はほぼ同様の動作を行い、各サブフィールドにおける動作原理もほぼ同様である。したがって、ここでは1つのサブフィールドについてのみ動作を説明する。
まず、初期化期間では、正のパルス電圧を全ての走査電極SC〜SCに印加し、走査電極SC〜SCおよび維持電極SU〜SUを覆う誘電体層24上の保護層25および蛍光体層35上に必要な壁電荷を蓄積する。加えて、放電遅れを小さくして書込み放電を安定して発生させるためのプライミング(放電のための起爆剤=励起粒子)を発生させるという働きを持つ。
具体的には、初期化期間前半部では、データ電極D〜D、維持電極SU〜SUをそれぞれ0(V)に保持し、走査電極SC〜SCには、データ電極D〜Dに対して放電開始電圧以下の電圧Viから、放電開始電圧を超える電圧Viに向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧を印加する。この傾斜波形電圧が上昇する間に、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SU、データ電極D〜Dとの間でそれぞれ1回目の微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC〜SC上部に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D〜D上部および維持電極SU〜SU上部には正の壁電圧が蓄積される。ここで、電極上部の壁電圧とは電極を覆う誘電体層上に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU〜SUを正電圧Veに保ち、走査電極SC〜SCには、維持電極SU〜SUに対して放電開始電圧以下となる電圧Viから放電開始電圧を超える電圧Viに向かって緩やかに下降する傾斜波形電圧を印加する。この間に、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SU、データ電極D〜Dとの間でそれぞれ2回目の微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC〜SC上部の負の壁電圧および維持電極SU〜SU上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D〜D上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により初期化動作が終了する(以下、初期化期間に各電極に印加される駆動電圧波形を「初期化波形」と略記する)。
次に、書込み期間では、全ての走査電極SC〜SCに順次負の走査パルスを印加することによって走査を行う。そして、走査電極SC〜SCを走査している間に、表示データにもとづきデータ電極D〜Dに正の書込みパルス電圧を印加する。こうして走査電極SC〜SCとデータ電極D〜Dとの間に書込み放電が発生し、走査電極SC〜SC上の保護層25の表面に壁電荷が形成される。
具体的には、書込み期間では、走査電極SC〜SCを一旦電圧Vsに保持する。次に、放電セルCp,1〜Cp,m(pは1〜nの整数)の書込み動作では、走査電極SCに走査パルス電圧Vaを印加するとともに、データ電極D〜Dのうちp行目に表示すべき映像信号に対応するデータ電極D(DはD〜Dのうち映像信号にもとづき選択されるデータ電極)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。こうして、書込みパルス電圧が印加されたデータ電極Dと走査パルス電圧が印加された走査電極SCとの交差部に対応する放電セルCp,qで書込み放電が発生する。この書込み放電により放電セルCp,qの走査電極SC上部に正電圧が蓄積され、維持電極SU上部に負電圧が蓄積されて、書込み動作が終了する。以下、同様の書込み動作をn行目の放電セルCn,qに至るまで行い、書込み動作が終了する。
続く維持期間では、一定の期間、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SUとの間に放電を維持するのに十分な電圧を印加する。これにより、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SUとの間に放電プラズマが生成され、一定の期間、蛍光体層35を励起発光させる。このとき、書込み期間において書込みパルス電圧が印加されなかった放電空間では、放電は発生せず蛍光体層35の励起発光は起こらない。
具体的には、維持期間では、走査電極SC〜SCを0(V)に一旦戻した後、維持電極SU〜SUを0(V)に戻す。その後、走査電極SC〜SCに正の維持パルス電圧Vuを印加する。このとき、書込み放電を起こした放電セルCp,qにおける走査電極SC上部と維持電極SU上部との間の電圧は、正の維持パルス電圧Vuに加えて、書込み期間において走査電極SC上部および維持電極SU上部に蓄積された壁電圧が加算されて、放電開始電圧より大きくなり、1回目の維持放電が発生する。そして、維持放電を起こした放電セルCp,qでは、維持放電発生時における走査電極SCと維持電極SUとの電位差を打ち消すように走査電極SC上部に負電圧が蓄積され、維持電極SU上部に正電圧が蓄積される。こうして、1回目の維持放電が終了する。1回目の維持放電の後、走査電極SC〜SCを0(V)に戻し、その後、維持電極SU〜SUに電圧Vuを印加する。このとき、1回目の維持放電を起こした放電セルCp,qにおける走査電極SC上部と維持電極SU上部との間の電圧は、正の維持パルス電圧Vuに加えて、1回目の維持放電において走査電極SC上部および維持電極SU上部に蓄積された壁電圧が加算されて放電開始電圧より大きくなり、2回目の維持放電が発生する。以降同様に、走査電極SC〜SCと維持電極SU〜SUとに維持パルスを交互に印加することにより、書込み放電を起こした放電セルCp,qに対して維持パルスの回数だけ維持放電が継続して行われる。
なお、本発明の実施の形態1においては、維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の3つの期間に分け、それぞれの期間において維持パルスの波形を変えて駆動を行う。そして、本発明の実施の形態1においては、維持期間内の維持パルス数がほぼ3等分されるように維持期間を3つの期間に分けている。例えば、維持パルス数が128である維持期間であれば、その維持期間において最初の1パルス目から42パルス目までを維持期間初期、次の43パルス目から85パルス目までを維持期間中期、次の86パルス目から最後の128パルス目までを維持期間後期とし維持パルス数が42、43、43とほぼ3等分されるように分け、維持パルス数が64である維持期間であれば、その維持期間において最初の1パルス目から21パルス目までを維持期間初期、次の22パルス目から42パルス目までを維持期間中期、次の43パルス目から最後の64パルス目までを維持期間後期とし維持パルス数が21、21、22とほぼ3等分されるよう分ける。そして、それぞれの期間において維持パルスの波形を変えて駆動を行う。この駆動の詳細については、後で説明する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すプラズマディスプレイ装置は、A/Dコンバータ1、映像信号処理回路2、サブフィールド処理回路3、データ電極駆動回路4、走査電極駆動回路5、維持電極駆動回路6、PDP10を備えている。
A/Dコンバータ1は、入力されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換する。映像信号処理回路2は、入力されたデジタルの映像信号を発光期間の重みの異なる複数のサブフィールドの組み合わせによってPDP10に発光表示するため、1フィールドの映像信号から各サブフィールドの制御を行うサブフィールドデータに変換する。
サブフィールド処理回路3は、映像信号処理回路2で作成されたサブフィールドデータからデータ電極駆動回路用制御信号、走査電極駆動回路用制御信号および維持電極駆動回路用制御信号を生成し、データ電極駆動回路4、走査電極駆動回路5、維持電極駆動回路6へそれぞれ出力する。また、サブフィールド処理回路3は、走査電極駆動回路5および維持電極駆動回路6に設けられた維持パルス発生回路51、61を制御する制御信号を生成する。このとき、サブフィールド処理回路3は、維持パルス発生回路51、61において2種類の維持パルスを周期的に切り替えて発生させるように制御信号を生成することができる。そして、サブフィールド処理回路3は、維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期のそれぞれにおいてその切り替えの周期を変更し、それら2種類の維持パルスのパルス数の割合を変えて発生させることができる。これら2種類の維持パルスと維持期間との関係については、後で詳しく説明する。
PDP10は、上述したとおり、行方向にn行の走査電極SC〜SC(図1の走査電極22)とn行の維持電極SU〜SU(図1の維持電極23)とが交互に配列され、列方向にm列のデータ電極D〜D(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、一対の走査電極SC、維持電極SU(i=1〜n)と1つのデータ電極D(j=1〜m)とを含む放電セルCi,jが放電空間内に(m×n)個形成され、赤色、緑色および青色の各色に発光する3つの放電セルにより1つの画素が構成される。
データ電極駆動回路4は、データ電極駆動回路用制御信号にもとづいて各データ電極Dを独立して駆動する。
走査電極駆動回路5は、維持期間に走査電極SC〜SCに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路51を内部に備え、各走査電極SC〜SCをそれぞれ独立して駆動することができる。そして、走査電極駆動回路用制御信号にもとづいて各走査電極SC〜SCを独立して駆動する。
維持電極駆動回路6は、維持期間に維持電極SU〜SUに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路61を内部に備え、PDP10の全ての維持電極SU〜SUをまとめて駆動することができる。そして、維持電極駆動回路用制御信号にもとづいて維持電極SU〜SUを駆動する。
図5は、本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置における走査電極駆動回路5の維持パルス発生回路51および維持電極駆動回路6の維持パルス発生回路61を示した回路図である。
以下、維持パルス発生回路51について説明するが、維持パルス発生回路61も同様の動作を行う。
維持パルス発生回路51は、コイルL1と回収コンデンサC1とスイッチング素子S1、S2と逆流防止用ダイオードD1、D2とを有する電力回収部と、第1の電源である電圧値Vuの定電圧電源V1と、一端が定電圧電源V1に接続された電源クランプスイッチであるスイッチング素子S5および一端が接地電位に接続された接地クランプスイッチであるスイッチング素子S6を有する電圧クランプ部とからなる。電力回収部では、インダクタンス素子であるコイルL1を用いることによりPDP10の容量性負荷(走査電極SC〜SCに生じた容量性負荷)とコイルL1のインダクタンスとをLC共振させて、電力の回収および供給を行う。電力の回収時には、PDP10の容量性負荷に蓄えられた電力を、逆流防止用ダイオードD2およびスイッチング素子S2を介して回収コンデンサC1に移動させる。電力の供給時には、回収コンデンサC1に蓄えられた電力を、スイッチング素子S1および逆流防止用ダイオードD1を介してPDP10(走査電極SC〜SC)に移動する。こうして維持期間における走査電極SC〜SCの駆動を行う。したがって電力回収部では、維持期間において、電源から電力を供給されることなくLC共振によって走査電極SC〜SCの駆動を行うため、実質的な消費電力は0となる。
一方、電圧クランプ部は、電圧値Vuの定電圧電源V1からスイッチング素子S5を介して走査電極SC〜SCに電力を供給して走査電極SC〜SCを電圧値Vuにクランプし、また、走査電極SC〜SCをスイッチング素子S6を介して接地電位にクランプすることによって、走査電極SC〜SCの駆動を行う。したがって、電圧クランプ部による走査電極SC〜SCの駆動時においては、電力供給のインピーダンスが非常に小さく維持パルスの立ち上がり立ち下がりは急峻になるが、定電圧電源V1から電力が供給されることによる消費電力が発生する。
こうして維持パルス発生回路51は、スイッチング素子S1、S2、S5、S6の切り替えによって、電力回収部と電圧クランプ部とを切り替え、走査電極SC〜SCに印加するための維持パルスを発生する。このとき、維持パルス発生回路51では、維持パルスの電圧が極大値になるまで電力回収部によってLC共振を利用した電力供給を行い、その後、電圧クランプ部に切り替えることで、実質的な消費電力が0である電力回収部を最大限に利用した駆動を行うことができ、走査電極駆動回路5の消費電力を低減することができる。
なお、スイッチング素子S1、S2、S5、S6は、MOSFET等のスイッチング動作を行う一般に知られた素子からなる。
また、維持電極駆動回路6における維持パルス発生回路61は、電圧値Vuの定電圧電源V2と、コイルL2と回収コンデンサC2とスイッチング素子S3、S4と逆流防止用ダイオードD3、D4とを有する電力回収部と、スイッチング素子S7、S8を有する電圧クランプ部とからなり、PDP10の容量性負荷(維持電極SU〜SUに生じた容量性負荷)とコイルL2のインダクタンスとを共振させて、回収コンデンサC2に電力の回収を行う構成であるが、その動作は維持パルス発生回路51と同様であるので説明を省略する。
このように、維持パルス発生回路51および維持パルス発生回路61によるPDP10の駆動では、PDP10の容量性負荷に蓄えられた電力を回収しそれを再利用することにより消費電力の削減を実現することができる。
また、上述したように、維持パルス発生回路51および維持パルス発生回路61は、2種類の維持パルスを周期的に切り替えて発生することができる。そして、維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期でその切り替えの周期を変え、それら2種類の維持パルスのパルス数の割合を変えて出力する。
次に、この維持パルス発生回路51、61において発生される2種類の維持パルス、すなわち第1の維持パルスである維持パルスAと第2の維持パルスである維持パルスBについて説明する。以下、維持パルス発生回路51を例に動作説明を行うが、維持パルス発生回路61も同様の動作により2種類の維持パルスを発生する構成であるので、重ねての説明を省略する。
図6は、本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置における維持パルス発生回路51が発生する維持パルスAの電圧波形とスイッチング素子S1、S2、S5、S6の導通状態を示す図である。
まず、tA1期間では、スイッチング素子S1を導通状態(ON)にし、スイッチング素子S2、S5、S6を非導通状態(OFF)にして、電力回収部のコイルL1のインダクタンスとPDP10の容量性負荷(走査電極SC〜SCの容量性負荷)とのLC共振によって回収コンデンサC1からPDP10の容量性負荷へ電力供給を行う。このとき、回収コンデンサC1の容量はPDP10の容量性負荷と比較して十分大きく、また回収コンデンサC1は定電圧電源V1の電圧値Vuに対して半分の電圧値である1/2Vuに充電されている。
スイッチング素子S1がONすると、コイルL1とPDP10の容量性負荷とのLC共振によってコイルL1を通して回収コンデンサC1からPDP10に電流が流れ始め、PDP10の容量性負荷を充電し始める。そして維持パルス発生回路51からの出力電圧が極大値Vに達した時点で回収コンデンサC1からPDP10に流れる電流は0となる。
この極大値Vは放電セルにおける放電開始電圧Vよりも大きく、したがって、維持パルスAにおいては、電力回収部による電力供給期間中に放電セルに放電が発生する構成となっている。また、極大値Vは回収コンデンサC1の電圧値の2倍に近い値となるが、放電による電力消費、駆動インピーダンスの電圧降下等のため電圧値Vuには達しない。本発明の実施の形態1では、このtA1期間を550nsecに設定している。
続くtA2期間では、維持パルス発生回路51からの出力電圧が極大値Vになった時点でスイッチング素子S5をONにし、スイッチング素子S1をOFFにして、電圧クランプ部による電圧印加に切り替える。これにより、定電圧電源V1からPDP10へスイッチング素子S5を介して電力が供給され、維持パルスは速やかに電圧値Vuまで引き上げられる。
続くtA3期間では、再び電力回収部に切り替え、PDP10の容量性負荷に蓄積された電力を回収コンデンサC1に回収する。すなわち、スイッチング素子S2をONにし、スイッチング素子S5をOFFにすることで、再びコイルL1のインダクタンスとPDP10の容量性負荷とがLC共振し、今度はコイルL1を通してPDP10から回収コンデンサC1に電流が流れ始め、その電力が回収コンデンサC1に充電される。そしてPDP10の電圧が極小値Vに達した時点でPDP10から回収コンデンサC1に流れる電流は0となる。この極小値Vは駆動インピーダンス等のため接地電位にはならない。
続くtA4期間では、PDP10の電圧が極小値Vになった時点でスイッチング素子S6をONにし、スイッチング素子S2をOFFにして、再び電圧クランプ部による駆動に切り替える。これによりPDP10の容量性負荷に残留していた電力は接地電位へ放出され、維持パルスの電圧は速やかに0(V)に引き下げられる。
このように、維持パルスAは、維持パルスの電圧が放電開始電圧Vよりも大きい極大値Vになった時点で電圧クランプ部に切り替えるため、実質的な消費電力が0である電力回収部による駆動を最大限に利用した駆動波形となり、維持パルス発生に要する消費電力を最小にすることができる。
図7は、本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置における維持パルス発生回路51が発生する維持パルスBの電圧波形とスイッチング素子S1、S2、S5、S6の導通状態を示す図である。なお、図7に示した維持パルスの電圧波形は、図6に示した維持パルスの電圧波形と立ち上がり期間が異なるだけで、スイッチング素子S1、S2、S5、S6の制御方法は図6と同様である。
まず、tB1期間は、維持パルスAのtA1期間と同様の動作により、回収コンデンサC1からPDP10の容量性負荷(走査電極SC〜SCの容量性負荷)へ電力供給を行う。ここで、維持パルスBでは、tB1を、図6に示したtA1の550nsecから400nsecに短縮している。すなわち、維持パルスBでは、維持パルス発生回路51からの出力電圧が放電開始電圧Vより低い電圧Vの時点でスイッチング素子S5をONにし、スイッチング素子S1をOFFにして、電圧クランプ部による電圧印加に切り替えている。このように、維持パルスBが維持パルスAと異なる点は、tB1の長さをtA1より短く設定し、電力回収部による電力供給期間中に放電セルに放電が発生しないように構成した点にある。なお、tB1期間を短くしすぎると回収電力の利用量が減り消費電力が増加するので、本実施の形態においては、放電開始電圧Vのばらつき範囲に電圧値Vが到達しない程度の長さである400nsecにtB1を設定している。
これにより、続くtB2期間では、電力回収部から電圧クランプ部による電圧印加に切り替えられ、PDP10の容量性負荷へ定電圧電源V1から低いインピーダンスで電力が供給される。そして、維持パルスBの電圧は放電開始電圧Vより低い電圧Vから、放電開始電圧Vを超え、定電圧電源V1の電圧値Vuまで速やかに引き上げられる。したがって、維持パルスBにおいては、電力回収部による電力供給期間中ではなく、電圧クランプ部による電力供給により電圧の変化が急峻な状態で放電セルに放電が発生する構成となっている。また、tB2を図6に示したtA2よりも150nsec長くして、維持パルスの周期が変わらないようにしている。
続くtA3期間とtA4期間については維持パルスAと同様の動作を行うため、説明を省略する。
このように、維持パルスBは、定電圧電源V1からの電力供給によって低いインピーダンスでPDP10の容量性負荷に電力を供給して放電を発生させるため、その分の消費電力は発生するが、立ち上がり波形が急峻になるので電圧の変化が急峻な状態で維持放電を発生させることができ、放電セルにおける放電のばらつきを抑えることのできる駆動波形となる。
本発明の実施の形態1における維持パルス発生回路51および維持パルス発生回路61では、この維持パルスAと維持パルスBとを周期的に切り替えて発生することが可能である。そして、維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期のそれぞれの期間おいてその切り替えの周期を変更し、それら2種類の維持パルスのパルス数の割合を変えて出力することができる。
次に、維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の各期間おける2種類の維持パルスの切り替えの周期の変化について説明する。
通常、画像表示中の放電セルの点灯率は一対の走査電極SCと維持電極SU(i=1〜n)とを有する一対の表示電極(以下、「ライン」と略記する)毎に異なるため、駆動負荷はライン毎に異なる。このとき電圧印加手段のインピーダンスが高いと、維持パルスの立ち上がり波形にライン間のばらつきが生じ、放電開始時間がばらつく。また、放電セル間に放電開始電圧の差があると、放電開始時間の差はさらに大きくなる。隣接する放電セルにおいて放電開始時間に差があれば、後に放電する放電セルは、先に放電する放電セルの影響を受け、壁電荷が奪われて放電が弱くなり、輝度のばらつきが生じる。また、放電セルの中には、隣接する放電セルの放電の影響を受けることによって一度開始された放電が停止し、印加電圧の上昇によって再び放電を生じるものがある。放電セルの明るさは放電の回数および放電1回あたりの発光強度と相関があるので、これらの現象によって放電セル間に輝度のばらつきが発生する。そして、これらの現象は、維持パルス波形の立ち上がりが緩やかになるほど顕著になる。
また、維持パルス波形の立ち上がりが緩やかな場合、維持パルス波形の立ち上がりにおいて放電セルに印加された電圧が放電開始電圧に達した後の電圧変化が緩やかなため、放電が発生するまでの間の走査電極と維持電極との電位差も緩やかにしか大きくならない。そのため、維持放電の発生時に放電セル内に形成される壁電圧も十分に高い電圧値とはならず、放電セル内に十分な壁電圧が形成されない恐れがある。そして、放電セル内に十分な壁電圧が形成されないと、それ以降の維持放電が不安定になりやすい。
本発明者が維持期間における放電ばらつきの変化を確かめるために行った実験では、電圧印加時のインピーダンスが高いtA1期間中に放電を生じさせるように構成している維持パルスAのみによる駆動の場合、維持期間初期において放電のばらつきは最も小さく、維持期間が経過するにつれて放電のばらつきは徐々に大きくなり、維持期間の最後において放電のばらつきは最も大きくなることが確認された。これは、次のような理由によると考えられる。すなわち、書込み動作が終了した直後、すなわち維持期間初期においては書込み期間に形成された壁電圧が十分な状態で放電セル内に残っているため、立ち上がりの緩やかな維持パルスAによる駆動であっても放電が発生するタイミングの差が小さく抑えられ、放電ばらつきはほとんど発生しない。しかし、立ち上がりの緩やかな維持パルス波形による駆動を継続して行うことで、上述したような理由により放電セル内に十分な壁電圧が形成されないままそれ以降の維持放電が繰り返され、徐々に放電セル内の壁電圧が不十分となっていき、維持放電が不安定となって放電ばらつきが大きくなると考えられる。
このように、維持期間の開始直後よりも、維持期間が開始されてから時間が経過した維持期間後期の方が各放電セル間における壁電圧のばらつきは大きくなりやすく、特に、維持パルスAのみによる駆動では、消費電力を抑えた駆動を行うことができるといった特徴を有する反面、放電セルが放電を開始するときの維持パルスの立ち上がりが緩やかであるため、維持放電を繰り返すことで放電セル間の輝度のばらつきを徐々に大きくしてしまう。
一方、電圧印加時のインピーダンスが低い電圧クランプ部による電力供給によって放電を生じさせることができる維持パルスBによる駆動の場合、電圧の変化が急峻な状態で放電を生じさせることで放電セル間の放電開始電圧のばらつきを吸収し、放電のばらつきを抑えた駆動を行えるが、放電に要する電力を定電圧電源V1から供給することによって消費電力が増加してしまう。
維持期間において、これらのそれぞれ特徴の異なる維持パルスAおよび維持パルスBのどちらか一方だけによる駆動としてしまうと、他方の持つ特徴は損なわれてしまう。例えば、維持期間において維持パルスAだけによる駆動とした場合には、消費電力の削減効果を得られる反面、放電のばらつきを抑えた駆動とすることは難しい。また、維持パルスBだけによる駆動とした場合には、放電のばらつきを抑えた画像表示を行うことはできるが、消費電力の削減効果を得ることは難しい。
そして、本発明者がさらに実験を行ったところ、維持期間中、維持パルスAによる駆動に加え維持パルスBによる駆動を周期的に行うことで、消費電力の低減とともに放電のばらつきを抑える効果が得られることがわかった。これは、維持パルスBによる駆動が行われることで、放電セル内に十分な壁電圧が形成され、それにより直後の維持放電が安定するためと考えられる。
そこで、本発明の実施の形態1においては、維持パルスAによる駆動が多いほど消費電力の削減効果を上げられる、書込み期間に形成された壁電圧が十分な状態で放電セル内に残っている維持期間初期では放電のばらつきが少ない、維持パルスAによる駆動を繰り返すと放電のばらつきが徐々に大きくなるが維持パルスBによる駆動を周期的に行うことで放電のばらつきを抑えられる、といったこれらの実験の結果を踏まえ、いずれか一方の維持パルスのみの駆動とするのではなく、維持パルスAによる駆動と維持パルスBによる駆動とを周期的に切り替える構成とする。そして、維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の3つの期間に分け、それぞれの期間において維持パルスAと維持パルスBとの割合を変えて駆動を行う構成とする。
図8は、本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置における駆動電圧波形の維持期間における維持パルス波形を拡大して示した図であり、図8(a)は、維持期間初期における維持パルス波形の拡大図、図8(b)は、維持期間中期における維持パルス波形の拡大図、図8(c)は、維持期間後期における維持パルス波形の拡大図である。そして、図8(a)〜図8(c)において、上段は走査電極SC〜SCに印加する維持パルス波形であり、下段は維持電極SU〜SUに印加する維持パルス波形である。また、立ち上がり部分を濃く示している方が維持パルスBであり、そうでないのが維持パルスAである。
まず、図8(a)に示すように、維持期間における最初の3分の1の期間である維持期間初期においては、維持パルスAのみによる駆動を行う。維持期間初期では、書込み動作がなされてからあまり時間が経過しておらず、放電セル内に形成された壁電圧も十分な状態で残っており、維持パルスBを用いなくても放電のばらつきが抑えられるので、維持パルスAのみによる駆動としている。
次に、図8(b)に示すように、維持期間における次の3分の1の期間である維持期間中期においては、維持パルスAと維持パルスBとの割合が2:1となるように維持パルスAによる駆動を2回行った後で維持パルスBによる駆動を1回行う構成とする。このように、維持期間中期においては、維持パルスBを周期的に挿入することで、放電のばらつきを抑えるとともに消費電力を削減した駆動を行う。
そして、図8(c)に示すように、維持期間における最後の3分の1の期間である維持期間後期においては、最も放電のばらつきが発生しやすい期間であることを考慮し、維持パルスAと維持パルスBとの割合が1:1となるように維持パルスAによる駆動と維持パルスBによる駆動とを交互に行う構成とする。このように、最も放電のばらつきが発生しやすい維持期間後期においては、維持放電2回のうち1回を維持パルスBによって発生させることで、消費電力の削減効果を残したまま放電のばらつきを抑える効果を高めた駆動を行う。
以上述べたように、本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置においては、消費電力を削減する効果の高い立ち上がり波形の傾きが緩やかな維持パルスAと放電のばらつきを抑える効果の高い立ち上がり波形の傾きを急峻にした維持パルスBとを用いてPDP10の駆動を行う。そして、維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の3つの期間に分け、それぞれの期間において維持パルスAと維持パルスBとの割合を適切な値に設定し、維持期間初期においては維持パルスAだけを用い消費電力の削減効果を高めた駆動を行い、維持期間中期においては維持パルスAによる駆動に加え維持パルスBを一定の周期で挿入することで消費電力の削減と放電のばらつきを抑えた駆動を行い、維持期間後期においては維持期間中期よりも維持パルスBを挿入する周期を短くして放電のばらつきを抑える効果を最も高めた駆動を行う。これにより、消費電力の削減と放電のばらつきの低減とを両立させた駆動を行うことが可能となる。
なお、本発明の実施の形態1では維持パルスBを発生させるときに出力電圧が極大値Vに達する前に電力回収部から電圧クランプ部に切り替えることで維持パルス波形の立ち上がりを急峻にする構成を説明した。しかし、何等この構成に限定するものではなく、例えば、インダクタンスの異なる複数のコイルを用いて維持パルス発生回路を構成し、電力回収部からPDP10へ電力を供給するときにそれらのコイルを切り替えて共振周波数を変えることで、立ち上がり波形の傾きが異なる複数の維持パルスを発生させることができる。
図9は、本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置における維持パルス発生回路の他の例を示した回路図である。図9に示した維持パルス発生回路52は、図5に示した維持パルス発生回路51の構成に加え、電力回収部にスイッチング素子S10、逆流防止用ダイオードD10、コイルL10をさらに設けた構成となっている。
図9に示した維持パルス発生回路52が維持パルス発生回路51と異なる点は、回収コンデンサC1に蓄えられた回収電力を再利用するための経路を2つ持たせた点である。コイルL10は、コイルL1とインダクタンスが異なり、コイルL10とPDP10の容量性負荷とのLC共振周波数が、コイルL1による場合よりも高くなるように設定されている。したがって、維持パルスAを発生させる手順は上述した図5を用いての説明と同様であるが、維持パルスBを発生させる場合には、スイッチング素子S1に代えてスイッチング素子S10をONにすることで、コイルL10とPDP10の容量性負荷とをLC共振させて電力の供給を行うことができ、コイルL1を用いた場合よりも高い共振周波数、すなわち立ち上がりの急峻な維持パルスを発生させることができる。また、この構成では、電圧クランプ部に切り替え定電圧電源V1からの電力供給によって維持放電を発生させるのではなく、常に電力回収部からの電力供給によって維持放電を発生させるので、消費電力の削減効果をさらに高めることができる。
なお、本発明の実施の形態1においては、維持パルスAの立ち上がり期間tA1を550nsecとし、維持パルスBの立ち上がり期間tB1を400nsecとした。また、維持期間初期では維持パルスAだけを印加し、維持期間中期では維持パルスAと維持パルスBとを2:1にして印加し、維持期間後期では維持パルスAと維持パルスBとを1:1にして印加する構成を説明した。しかし、これらの数値は、本発明者が消費電力および表示画像の評価を行い、最適値を求めた結果に過ぎず、何等これらの数値に限定するものではない。これら各維持パルスの立ち上がり期間や維持パルスAと維持パルスBとの割合等の最適値はPDPの特性や駆動回路の特性等によって異なるので、プラズマディスプレイ装置の機種毎に最適化することが望ましい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態1では、維持期間内における維持パルスAと維持パルスBとの割合を適切に変えて駆動を行うことで消費電力の削減と放電のばらつきの低減とを両立させる構成を説明した。しかし、例えば、維持パルスAと維持パルスBとの割合を変えるのではなく、維持期間内において維持パルスの立ち上がりの傾きを段階的に変える構成であっても同様の効果を得ることができる。
本発明者は、維持パルスの立ち上がり期間、すなわち図6のtA1を徐々に短縮したときの放電のばらつきの変化を調べる実験を行った。この実験では、維持パルスの立ち上がり期間を550nsecから450nsec、400nsecと短縮して立ち上がり波形を急峻にして行ったときにPDP10の表示面における放電のばらつきがどう変化するかを調べた。そして、この実験では、維持パルスの立ち上がり期間が550nsecのときよりも450nsecの方が放電のばらつきが少なく、立ち上がり期間が450nsecのときよりも400nsecの方が放電のばらつきが少なくなるといった、維持パルスの立ち上がり期間の短縮と放電のばらつきの減少との相関関係が確認された。これは、維持パルスの立ち上がり波形の傾きが急峻になるほど、放電セル内に形成される壁電圧が高くなり、直後の維持放電がより安定するためと考えられる。また、一方で、放電のばらつきが減少した分、消費電力が増加することも確認された。また、立ち上がり期間が550nsecの維持パルスを印加する中に、立ち上がり期間を短縮した維持パルスを周期的に挿入することでも放電のばらつきが抑えられることもわかった。
そこで、本発明の実施の形態2では、これらの実験の結果を踏まえ、維持期間において立ち上がり期間を段階的に短縮した維持パルスを周期的に挿入することで消費電力の削減と放電のばらつきの低減とを両立させた駆動を行う構成とする。なお、本発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置の構成や各回路の動作は実施の形態1に示したプラズマディスプレイ装置と同様であるため説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置の駆動電圧波形の維持期間における維持パルス波形を拡大して示した図であり、図10(a)は、維持期間初期における維持パルス波形の拡大図、図10(b)は、維持期間中期における維持パルス波形の拡大図、図10(c)は、維持期間後期における維持パルス波形の拡大図である。そして、図10(a)〜図10(c)において、上段は走査電極SC〜SCに印加する維持パルス波形であり、下段は維持電極SU〜SUに印加する維持パルス波形である。
まず、図10(a)に示すように、維持期間における最初の3分の1の期間である維持期間初期においては、維持パルスAのみを用いた駆動を行う。維持期間初期では、書込み動作がなされてからあまり時間が経過しておらず、放電セル内に形成された壁電圧も十分な状態で残っており、維持パルスAのみによる駆動であっても放電のばらつきを抑えた駆動とすることが可能である。
次に、図10(b)に示すように、維持期間における次の3分の1の期間である維持期間中期においては、立ち上がり期間を維持パルスAよりも短く維持パルスBよりも長い450nsecにした維持パルスB’を駆動に用いる。そして、維持パルスAと維持パルスB’との割合が2:1となるように維持パルスAによる駆動を2回行った後で維持パルスB’による駆動を1回行う構成とする。このように、維持期間中期においては、維持パルスB’を周期的に挿入することで、放電のばらつきを抑えるとともに消費電力を削減した駆動を行う。
そして、図10(c)に示すように、維持期間における最後の3分の1の期間である維持期間後期においては、最も放電のばらつきが発生しやすい期間であることを考慮し、立ち上がり期間が最も短い400nsecである維持パルスBを駆動に用いる。そして、維持パルスAと維持パルスBとの割合が2:1となるように維持パルスAによる駆動を2回行った後で維持パルスBによる駆動を1回行う構成とする。このように、最も放電のばらつきが発生しやすい維持期間後期においては、立ち上がり波形が最も急峻な維持パルスBを周期的に挿入することで、消費電力の削減効果を残したまま放電のばらつきを抑える効果を高めた駆動を行う。
以上述べたように、本発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置においては、立ち上がり波形の傾きが異なる複数の維持パルスを用いて駆動を行う構成とし、維持期間初期においては立ち上がり波形の傾きが緩やかな維持パルスAだけを用い消費電力の削減効果を高めた駆動を行い、維持期間中期においては維持パルスAによる駆動に加え立ち上がり波形の傾きを急峻にした維持パルスB’を一定の周期で挿入することで消費電力の削減と放電のばらつきを抑えた駆動を行い、維持期間後期においては維持期間中期における維持パルスB’に代え立ち上がり波形の傾きが最も急峻な維持パルスBを用いることで放電のばらつきを抑える効果を高めた駆動を行う。これにより、消費電力の削減と放電のばらつきの低減とを両立させた駆動を行うことが可能となる。
なお、本発明の実施の形態2においては、実施の形態1と同様に電力回収部による電力供給時間を制御することで維持パルスの立ち上がり波形の傾きを変える構成であってもよく、あるいは、図9に示したように、インダクタンスの異なる複数のコイルを用いて維持パルス発生回路を構成し、電力回収部からPDP10へ電力を供給するときにそれらのコイルを切り替えて共振周波数を変えることで、立ち上がり波形の傾きが異なる複数の維持パルスを発生させる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態2においては、維持パルスAの立ち上がり期間tA1を550nsecとし、維持パルスBの立ち上がり期間tB1を400nsecとし、同様に維持パルスB’の立ち上がり期間を450nsecとした。また、維持期間初期では維持パルスAだけを印加し、維持期間中期では維持パルスAと維持パルスB’とを2:1にして印加し、維持期間後期では維持パルスAと維持パルスBとを2:1にして印加する構成を説明した。しかし、これらの数値は、本発明者が消費電力および表示画像の評価を行い、最適値を求めた結果に過ぎず、何等これらの数値に限定するものではない。これら各維持パルスの立ち上がり期間や維持パルスAと維持パルスBとの割合等の最適値はPDPの特性や駆動回路の特性等によって異なるので、プラズマディスプレイ装置の機種毎に最適化することが望ましい。
また、本発明の実施の形態1および実施の形態2では、維持期間をほぼ3分の1ずつに分けて維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期とする構成を説明したが、何等この構成に限定するものではなく、例えば、維持期間の最初の4分の1を維持期間初期、次の4分の2を維持期間中期、最後の4分の1を維持期間後期とする等の期間の長さが異なる分け方であってもよく、あるいは最初1パルス目から20パルス目までを維持期間初期、次の21パルス目から40パルス目までを維持期間中期、次の41パルス目からその維持期間における最後の維持パルスまでを維持期間後期とする等のパルス数による分け方であってもよい。あるいはまた、維持期間中期においては維持パルスAと維持パルスB’とを2:1にし、維持期間後期においては維持パルスAと維持パルスBとを1:1にして駆動を行う等、実施の形態1における構成と実施の形態2における構成とを組み合わせた構成としてもよい。さらにはまた、維持期間を2つあるいは4つ以上の期間に分け、それぞれの期間毎に維持パルスの印加パターンを変える構成であってもよい。いずれにしても、これらの構成は、PDPの特性や駆動回路の特性、プラズマディスプレイ装置の仕様等にもとづき機種毎に最適化することが望ましい。
また、本発明の実施の形態においては、維持パルス波形の立ち上がりにおいて放電を発生させる構成にもとづき説明を行ったが、維持パルス波形の立ち下がりにおいて放電を発生させる場合においても実施の形態と同様に立ち下がり波形の傾きが異なる複数の維持パルスを発生させ、維持期間の各期間毎に最適に組み合わせて駆動することで、同様の効果を得ることができる。
本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、消費電力の削減と発光輝度のばらつきの低減とを両立した画像表示を実現できるので、プラズマディスプレイ装置として有用である。
PDPの構造を示す斜視図 PDPの電極配列図 PDPの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図 本発明の実施の形態1におけるプラズマディスプレイ装置の電気的構成を示すブロック図 同プラズマディスプレイ装置における走査電極駆動回路の維持パルス発生回路および維持電極駆動回路の維持パルス発生回路を示した回路図 同プラズマディスプレイ装置における維持パルス発生回路が発生する維持パルスAの電圧波形とスイッチング素子の導通状態を示す図 同プラズマディスプレイ装置における維持パルス発生回路が発生する維持パルスBの電圧波形とスイッチング素子の導通状態を示す図 同プラズマディスプレイ装置における駆動電圧波形の維持期間における維持パルス波形を拡大して示した図 同プラズマディスプレイ装置における維持パルス発生回路の他の例を示した回路図 本発明の実施の形態2におけるプラズマディスプレイ装置の駆動電圧波形の維持期間における維持パルス波形を拡大して示した図
符号の説明
1 A/Dコンバータ
2 映像信号処理回路
3 サブフィールド処理回路
4 データ電極駆動回路
5 走査電極駆動回路
6 維持電極駆動回路
10 プラズマディスプレイパネル(PDP)
20 (ガラス製の)前面板
22 走査電極
23 維持電極
24,33 誘電体層
25 保護層
30 背面板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
51,52,61 維持パルス発生回路
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S10 スイッチング素子
L1,L2,L10 コイル
C1,C2 回収コンデンサ
D1,D2,D3,D4,D10 逆流防止用ダイオード
V1,V2 定電圧電源

Claims (6)

  1. 表示電極対を構成する複数の走査電極および維持電極を有するプラズマディスプレイパネルと、
    前記走査電極に接続される走査電極駆動回路と、
    前記維持電極に接続される維持電極駆動回路とを備え、
    前記走査電極駆動回路および前記維持電極駆動回路は、1フィールドを構成する複数のサブフィールドの各維持期間において、立ち上がり波形および立ち下がり波形の少なくとも一方の傾きが異なる少なくとも2種類の維持パルスを周期的に切り替えて発生する維持パルス発生回路を有したこと
    を特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記維持パルス発生回路は、第1の維持パルスと前記第1の維持パルスよりも前記傾きが急峻な第2の維持パルスとを周期的に切り替えて発生させ、前記複数のサブフィールドのうちの少なくとも1つのサブフィールドの維持期間において、前記第1の維持パルスに対する前記第2の維持パルスの割合が前記維持期間の前半よりも後半において多くなるように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記維持パルス発生回路は、前記複数のサブフィールドのうちの少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の少なくとも3つの期間に分けて電極の駆動を行い、前記維持期間初期においては前記第2の維持パルスを最も少なく発生させ、前記維持期間中期においては前記第2の維持パルスを前記維持期間初期よりも多く発生させ、前記維持期間後期においては前記第2の維持パルスを前記維持期間中期よりもさらに多く発生させるように構成したこと
    を特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記維持パルス発生回路は、前記傾きが異なる少なくとも3種類の維持パルスを周期的に切り替えて発生させ、前記複数のサブフィールドのうちの少なくとも1つのサブフィールドにおける維持期間を維持期間初期、維持期間中期、維持期間後期の少なくとも3つの期間に分けて電極の駆動を行い、前記維持期間初期においては前記傾きが最も緩やかな維持パルスのみを発生させ、前記維持期間中期においては前記傾きが最も緩やかな維持パルスとそれよりも前記傾きが急峻な維持パルスとを周期的に切り替えて発生させ、前記維持期間後期においては前記傾きが最も緩やかな維持パルスと前記傾きが最も急峻な維持パルスとを周期的に切り替えて発生させるように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記維持パルス発生回路は、LC共振によって前記プラズマディスプレイパネルの電極の容量性負荷に蓄積された電力をコンデンサに回収しその回収した電力を前記プラズマディスプレイパネルの電極の駆動に再利用する電力回収部と、前記プラズマディスプレイパネルの電極を電源電位にクランプする電源クランプスイッチおよび前記プラズマディスプレイパネルの電極を接地電位にクランプする接地クランプスイッチを有するクランプ部とからなり、前記電力回収部による駆動期間の長さを変えることにより前記維持パルスの前記傾きを変えて発生させるように構成したこと
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 前記維持パルス発生回路は、インダクタンスの異なる複数の切り替え可能なコイルを有しLC共振周波数を変えて前記プラズマディスプレイパネルの電極の容量性負荷に蓄積された電力をコンデンサに回収しその回収した電力を前記プラズマディスプレイパネルの電極の駆動に再利用することができる電力回収部を有し、前記複数のコイルを切り替えてLC共振周波数を変えることにより前記維持パルスの前記傾きを変えて発生させるように構成したこと
    を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置。
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