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JP2007031309A - 抗ストレス組成物 - Google Patents

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Akinori Hanano
彰紀 花野
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Tokiwa Pharmaceutical Co Ltd
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Tokiwa Yakuhin Kogyo KK
Noevir Co Ltd
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Abstract

【課題】 副作用等の心配がなく、生活の質(Quality of Life: QOL)の向上、特に、ストレス解消に有用で日常的に連用可能な抗ストレス組成物を提供する。
【解決手段】 天然物由来成分であるトリプトファン、L−テアニンおよびγ−アミノ酪酸の三成分を混合配合することによって、ストレス反応の結果惹起されるほぼ全ての情動をバランス良く改善するのに有効な抗ストレス組成物を調製する。
【選択図】なし

Description

本発明は、生活の質(Quality of Life: QOL)の向上に有用な組成物に関する。特にストレス解消に効果的な抗ストレス組成物に関する。
ストレス社会に生きる現代人は、外部から、様々なストレッサーといわれる心理的、感情的、物理的な負荷や刺激によりストレスを受けている。なかでも、心理的な要因によるストレスが精神的身体的に及ぼす影響が大きいといわれている。例えば、心理的ストレスが大脳で感知されると、脳の広範な部分でノルアドレナリンの放出が亢進し、それが引き金となって不安や緊張といった精神症状を引き起こすことが報告されている。
このようなストレス状態が長く続くと交感神経や副交感神経の機能が低下し、うつ状態などの気分障害をもたらすだけでなく、血圧や血糖値の上昇、消化管異常などの身体的変調も引き起こすとされている。
ストレスにより生じる精神的および身体的な症状の予防および軽減には、精神安定剤や抗不安剤、睡眠薬等の薬剤が使用されているが、これらは習慣性や副作用の問題があり、諸症状を訴える人のQOLに影響を及ぼすと考えられている。
したがって、安全性の問題を含まず日常的に連用可能であって、ストレスによる諸症状で悩む人々のQOL向上に役立つ組成物が望まれている。
このような要望に対して、ストレス解消や精神安定のための癒し効果を有し、日常的に摂取することができる連用可能な組成物として、天然物由来の成分を含有する食品や食品添加物が報告されている。
特公平6−000699号公報には、トリプトファンを有効成分とする精神安定物質が配合されたチューインガムが開示されている。
トリプトファンは、牛乳などの様々な食品に含まれる必須アミノ酸の一つであり、大部分が肝臓、腎臓で分解されエネルギー源として利用され、また、タンパク質生合成の材料となる。さらに、トリプトファンは脳に運ばれ、脳内の神経伝達物質であるセロトニンを形成し、このセロトニンが、神経興奮作用を有するノルアドレナリンやドパミンの作用を抑制し、鎮痛、不眠解消および精神安定に有用であることが知られている。
特許第2904655号明細書には、L−テアニンを有効成分とする抗ストレス剤が開示されている。また、特開2003−063958号公報には、テアニンを含有することを特徴とする気分障害治療用組成物が開示されている。
テアニンは、緑茶特有の旨み成分であり、グルタミンと類似する化学構造を有するアミノ酸の一種である。テアニンに日光をあてるとポリフェノールとして知られるカテキンに変化する。したがって、テアニンは遮光下で栽培される玉露や抹茶に多く含まれる。
テアニンは、脳アルファ波の出現を増加させるリラックス効果や、月経前症候群の改善、集中力の向上効果などが確認されている。
特開2003−183174号公報には、γ−アミノ酪酸(gamma-aminobutyric acid: GABA)、ビタミンB類、テアニン等を含有する不眠症用組成物が開示されている。また、特開2003−252755号公報には、GABAを有効成分として含有し、脳アルファ波の出現を増加させ、さらにはベータ波の出現を減少させる癒し効果組成物が開示されている。
GABAは、動植物に広く分布するアミノ酸の一種であり、米胚芽などの植物に多く含まれる。ほ乳動物においては、神経伝達物質として脳や脊髄に存在し、神経抑制作用や血圧降下作用を示すことが知られている。
特公平6−000699号公報 特許第2904655号明細書 特開2003−063958号公報 特開2003−183174号公報 特開2003−252755号公報
本発明者らは、QOLの向上のため、ストレス解消に対してより高い効果を有し、かつ、日常的に連用可能な組成物の開発に鋭意研究を行った。その結果、驚くべきことに、トリプトファン、テアニンおよびGABAの三成分を併用することによって、従来にない高い効率で、不安感、抑うつ、怒り等の陰性感情因子を低減し、かつ、陽性感情因子である活気を向上させることを明らかにし、上記三成分を含有する抗ストレス組成物を完成するに至った。
本発明は、トリプトファン、テアニンおよびGABAを有効成分として含有する抗ストレス組成物を提供する。本発明の抗ストレス組成物は、上記3つの有効成分を含有するので、高い効率でストレスを解消し、精神を安定にすることができる。
QOLまたはストレスの度合いを数値化することを目的として、不安、緊張などの情動(感情・気分)を評価するための様々な評価試験が開発されている。なかでも、気分プロフィール試験(Profile of Mood States: POMS)は、ストレス反応の結果惹起されるほぼ全ての感情・気分を総合評価するのに非常に有用である。
POMSは、McNairら(1971)によって開発され、65項目の質問に答えることによって、6つの尺度、すなわち、緊張と不安(Tension-Anxiety: T-A)、抑うつと落胆(Depression-Dejection: D)、怒りと敵意(Anger-Hostility: A-H)、活気(Vigor: V)、疲労(Fatigue: F)、混乱(Confusion: C)から構成される一時的な感情・気分の状態を同時に測定することができる評価試験であり、スポーツ選手の心身チェックやコンディション調整、介護や福祉の分野での気分、疲労度の状態チェックや環境改善のために利用され、種々の実験的研究の効果判定に信頼性が高く非常に敏感な尺度であることが実証されている。上記の6つの尺度のうち、緊張−不安(T−A)、抑うつ−落胆(D)、怒り−敵意(A−H)、疲労(F)、混乱(C)は陰性の感情因子であり、活気(V)は陽性の感情因子である。特に、活気の低下は重要なストレス反応を示していると考えられる。
さらに、POMSTM短縮版を用いれば、質問項目数を30項目に削減することによって被験者の負担感を軽減し、被験者のそのときの気分、感情を的確に把握しやすく、介入効果を損なうことなく測定を可能にしつつ、上記65項目版と同様の測定結果を得ることができる。
本発明の抗ストレス組成物は、POMSを用いて評価すると、陰性感情因子である緊張−不安、抑うつ−落胆、怒り−敵意、疲労および混乱を低減し、かつ、陽性感情因子である活気を向上させることを特徴とする。
本発明の抗ストレス組成物は、さらにビタミンB類を含有することができる。
ビタミンB類を含有することにより、上記3つの有効成分の抗ストレス効果が向上する。
ビタミンB群は、穀物の胚芽、肝臓などに存在する水溶性ビタミンの一群であり、生体内の酵素反応の補酵素の構成成分として物質の代謝に関与する。
本発明に用いることができるビタミンB群は、塩酸チアミン、硝酸チアミン等のチアミン類;リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム等のリボフラビン類;塩酸ピリドキシン等のピリドキシン類;ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類;パントテン酸ナトリウム、パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類;またはそれらの組合せである。
本発明の抗ストレス組成物は、例えば、ドリンク剤等の液状の形態や、顆粒剤、錠剤等の固形製剤または軟カプセル剤などの様々な形態に加工することができる。
本発明の抗ストレス組成物をドリンク剤に加工する場合、上記のトリプトファン、テアニンおよびGABAの三成分ならびにビタミンB類に加えて、ドリンク剤を製造するために通常用いられる成分、例えば、果糖ブドウ糖液糖、オリゴ糖シロップ、ハチミツ、グラニュー糖、クエン酸、安息香酸ナトリウム、香料、精製水等を添加することができる。
また、本発明の抗ストレス組成物を顆粒剤や錠剤等の固形製剤に加工する場合、上記の成分に加えて、固形製剤を製造するために通常用いられる成分、例えば、乳糖、還元麦芽糖水飴、グァーガム、トウモロコシデンプンのごときデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、グリセリン脂肪酸エステル、香料等を添加することができる。
また、本発明の抗ストレス組成物を軟カプセル剤に加工する場合、まず、本発明の組成物を植物油等に懸濁させた懸濁液を調製し、通常の方法を用いて、この懸濁液を内容物とする軟カプセル剤を調剤することができる。懸濁化剤として、アラビアゴム、トラガカントガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等を用いることができる。
さらに、本発明の抗ストレス組成物を、例えば、ゼリー等の食品類に添加することもできる。
本発明の抗ストレス組成物によれば、緊張−不安、抑うつ−落胆、怒り−敵意、活気、疲労および混乱の6種類の感情・気分の尺度のうち、陰性感情因子である緊張−不安、抑うつ−落胆、怒り−敵意、疲労および混乱を低減し、かつ、陽性感情因子である活気を向上させることができた。すなわち、本発明の抗ストレス組成物は、感情・気分のバランスを改善することによって、ストレスを解消し、精神を安定させることができる。
また、本発明の抗ストレス組成物の有効成分は天然物由来成分であるので、日常的に摂取しても副作用の問題がない。
本発明の抗ストレス組成物は、少なくとも、トリプトファン、テアニンおよびGABAを有効成分として含み、さらにビタミンB類を含むことができる。
トリプトファンは、穀類(精白米、小麦粉)、大豆、肉(豚肉など)、魚(アジなど)、鶏卵、牛乳、野菜(ほうれん草など)、多くの食品に含まれ、抽出法、酵素法、発酵法等により原料から得ることができる。簡便には、市販のトリプトファンを用いることができる。
テアニンは、緑茶の旨み成分であるアミノ酸の一種であり、発酵法により得ることができる。簡便には、市販のテアニンを用いることができる。
GABAは、米糠発酵エキス、米胚芽エキス、発酵大豆、乳酸菌発酵エキスなどの健康食品などに多く含まれ、これらには、一般的に数〜数十%程度のGABAが含まれている。また、微生物を用いて、グルタミン酸から高純度のGABAを得ることができる。簡便には、市販のGABA含有エキスを用いることができる。
ここで、「エキス」とは天然物を圧搾や溶媒浸漬などの方法により得た搾汁や浸出液を濃縮したものを意味し、その濃縮の程度により、液体、半固体、または粉末状の固体の形態で得られるが、エキスが液体形態の場合、デキストリン等の賦形剤の添加によりエキス末にして使用することもできる。
実施例1:本発明のドリンク剤の調製
トリプトファン50mg、L−テアニン50mg、γ−アミノ酪酸高含有エキス(GABA換算量50mg)、塩酸ピリドキシン10mg、ニコチン酸アミド20mg、リン酸リボフラビンナトリウム5mg、クエン酸130mg、果糖ブドウ糖液2500mg、大豆オリゴ糖シロップ3000mg、ハチミツ1500mgを精製水に溶解し、適量の香料を添加した後、さらに精製水を添加して全量が50mLのドリンク剤Aを得た。このドリンク剤の最終的な配合を表1に示す。
また、このとき得られたドリンク剤Aには、目視観察により、沈殿や濁りは確認されなかった。
比較例1〜3:比較のドリンク剤の調製
トリプトファン、L−テアニンおよびGABAのうちいずれか2つの有効成分のみを含有させる以外は、実施例1と同様にして、表1に示した配合のドリンク剤B、CおよびDを得た。これらのドリンク剤にも、目視観察により、沈殿や濁りは確認されなかった。
Figure 2007031309
実施例2:本発明のドリンク剤の調製
トリプトファン30mg、L−テアニン100mg、γ−アミノ酪酸高含有エキス(GABA換算量50mg)、塩酸ピリドキシン10mg、ニコチン酸アミド20mg、リン酸リボフラビンナトリウム2mg、クエン酸130mg、果糖ブドウ糖液2500mg、大豆オリゴ糖シロップ3000mg、ハチミツ1500mgを精製水に溶解し、適量の香料を添加した後、さらに精製水を添加して全量が50mLのドリンク剤Eを得た。このドリンク剤の最終的な配合を表2に示す。
また、このとき得られたドリンク剤Eには、目視観察により、沈殿や濁りは確認されなかった。
比較例4:対照のドリンク剤の調製
トリプトファン、L−テアニンおよびGABAの有効成分のいずれも含有させない以外は、実施例2と同様にして、表2に示した配合のドリンク剤Fを得た。このドリンク剤Fには、目視観察により、沈殿や濁りは確認されなかった。
比較例5〜7:比較のドリンク剤の調製
トリプトファン、L−テアニンおよびGABAのうちいずれか2つの有効成分のみを含有させる以外は、実施例2と同様にして、表2に示した配合のドリンク剤G、HおよびIを得た。これらのドリンク剤にも、目視観察により、沈殿や濁りは確認されなかった。
Figure 2007031309
実施例3:錠剤の調製
トリプトファン30mg、L−テアニン100mg、乳酸菌発酵エキス250mg、還元麦芽糖水飴467mg、コーンスターチ80mgをそれぞれ篩過した後、混合した。次いで、グリセリン脂肪酸エステル15mgを添加して混合した。その後、常法により打錠して錠剤を得た。
実施例4:顆粒剤の調製
トリプトファン30mg、L−テアニン100mg、米胚芽エキス170mg、乳糖850mg、デキストリン850mg、グァーガムを用い常法により顆粒剤を得た。
実施例5:ゼリーの製造
オレンジ果汁250mLおよび水100mLを混合し、加温する。次いで、水40mLを添加して予めふやかしておいたゼラチン10gを混合物に加え、溶解させる。その後、トリプトファン150mg、L−テアニン500mg、GABA高含有米糠発酵エキス200mgを加え、均一に溶解し、最後に缶詰みかん果肉70gを加える。ゼリー型に流し込み、冷却して固めてゼリー5個を得た。
実施例6:抗ストレス組成物の情動に対する効果(1)
まず、強いストレスを自覚している被験者の情動を試験開始前に評価した。次に、実施例1および比較例1〜3で調製したドリンク剤A〜Dを就寝1時間前に毎日一本(50mL)摂取してもらい、1週間後および2週間後に再び情動を評価することによって、各ドリンク剤の情動に対する影響を調べた。各ドリンク剤につき、被験者を15人とした。
この実施例では、POMSTM短縮版を用いて、盲検による情動の評価を行った。
各被験者の各感情因子につき、試験前に得られたPOMS得点をTとし、ドリンク剤摂取後の各時点で得られたPOMS得点をTとし、式1を用いて、Tを基準(100%)とするPOMS得点の変化率(%)を算出した。
Figure 2007031309
試験開始から1週間後および2週間後におけるPOMS得点の変化率の平均値および標準偏差を表3に示した。なお、各POMS得点は省略する。
Figure 2007031309
陰性の感情因子である緊張−不安(T−A)、抑うつ−落胆(D)、怒り−敵意(A−H)、疲労(F)、混乱(C)については、POMS得点が減少する、すなわち、変化率(%)が100%を下回り小さくなるほど、抗ストレス組成物の摂取によって、より高い抑制効果が得られたことを意味する。一方、陽性感情因子である活気(V)については、POMS得点が増加する、すなわち、変化率(%)が100%を上回り大きくなるほど、抗ストレス組成物の摂取によって、より高い向上効果が得られたことを意味する。
個々の感情因子に対する各ドリンク剤の抗ストレス効果を比較するために、POMS得点の変化率を図1〜6に示した。また、全ての感情因子に対する各ドリンク剤の全般的な抗ストレス効果を比較するために、POMS得点の変化率を図7に示した。
これらの図から分かるように、トリプトファン、L−テアニンおよびGABAの3つの有効成分を全て含有するドリンク剤Aは、いずれか2つの有効成分のみ含有するドリンク剤B〜Dに比べて、陰性感情因子である緊張−不安(T−A)、抑うつ−落胆(D)、怒り−敵意(A−H)、疲労(F)および混乱(C)のいずれのPOMS得点をも有意に減少させ、陽性感情因子である活気(V)のPOMS得点を有意に増加させた。
活気が向上すれば、病気等の困難に打ち勝つことができるので、抗ストレス組成物が活気の向上に有効であることは非常に重要である。
いずれか2つの有効成分のみ含有するドリンク剤B〜Dは、特に、活気(V)の向上に対して全く効果を示さなかった。
さらに、トリプトファンを含有しないドリンク剤BおよびGABAを含有しないドリンク剤Dは、怒り−敵意(A−H)および混乱(C)のPOMS得点をさらに増大させる傾向を示した。
すなわち、トリプトファン、L−テアニンおよびGABAの3つの有効成分のうちいずれか1成分でも欠如すると、ストレスを有効に解消することができず、むしろ悪影響を与える場合があることが分かった。一方、3つの有効成分の相乗効果により、ストレスが全般的に解消され、特に、QOL向上に対して大きく寄与する活気(V)の向上に非常に有効であることが確認された。
実施例7:抗ストレス組成物の情動に対する効果(2)
まず、強いストレスを自覚している被験者の情動を試験開始前に評価した。次に、実施例2および比較例4〜7で調製したドリンク剤E〜Iを就寝1時間前に毎日一本(50mL)摂取してもらい、1月後に再び情動を評価することによって、各ドリンク剤の情動に対する影響を調べた。各ドリンク剤につき、被験者を15人とした。
この実施例でも、実施例6と同様に、POMSTM短縮版を用いて、盲検による情動評価を行った。
各被験者の各感情因子につき、試験前に得られたPOMS得点をTとし、ドリンク剤を1月間摂取した後に得られたPOMS得点をTとし、式1を用いて、Tを基準(100%)とするPOMS得点の変化率(%)を算出した。
試験前後におけるPOMS得点の変化率の平均値および標準偏差を表4に示した。なお、各POMS得点は省略する。
Figure 2007031309
陰性の感情因子である緊張−不安(T−A)、抑うつ−落胆(D)、怒り−敵意(A−H)、疲労(F)、混乱(C)については、POMS得点が減少する、すなわち、変化率(%)が100%を下回り小さくなるほど、抗ストレス組成物の摂取によって、より高い抑制効果が得られたことを意味する。一方、陽性感情因子である活気(V)については、POMS得点が増加する、すなわち、変化率(%)が100%を上回り大きくなるほど、抗ストレス組成物の摂取によって、より高い向上効果が得られたことを意味する。
全ての感情因子に対する各ドリンク剤の全般的な抗ストレス効果を比較するために、POMS得点の変化率を図8に示した。
この図から分かるように、トリプトファン、L−テアニンおよびGABAの3つの有効成分を全て含有するドリンク剤Eは、いずれの有効成分も含有しないドリンク剤Fまたはトリプトファン、L−テアニンおよびGABAの3つの有効成分のうちいずれか1成分のみ含有するドリンク剤G〜Iに比べて、陰性感情因子である緊張−不安(T−A)、抑うつ−落胆(D)、怒り−敵意(A−H)、疲労(F)および混乱(C)のいずれにおいても有意にPOMS得点を減少させ、陽性感情因子である活気(V)のPOMS得点を増加させた。
すなわち、本発明の抗ストレス組成物は、トリプトファン、L−テアニンおよびGABAの三成分を混合配合されているので、ストレス反応の結果惹起されるほぼ全ての情動をバランス良く改善してストレスを全般的に解消することが確認された。
本発明の抗ストレス組成物は、情動をバランス良く改善し、ストレスを解消することができるため、QOLの向上に有効である。また、本発明の抗ストレス組成物の有効成分は天然物由来成分なので、副作用等の心配がなく、日常的に連用可能であり、ドリンク剤等の液状の形態や、顆粒剤、錠剤等の固形製剤などの様々な形態に加工することができ、さらに食品に添加することもできる。
本発明および比較例の抗ストレス組成物の緊張−不安に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の抑うつ−落胆に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の怒り−敵意に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の活気に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の疲労に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の混乱に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の6つの感情因子に対する効果を示すグラフ図。 本発明および比較例の抗ストレス組成物の6つの感情因子に対する効果を示すグラフ図。

Claims (4)

  1. トリプトファン、テアニンおよびγ−アミノ酪酸を有効成分として含有する抗ストレス組成物。
  2. さらに、ビタミンB群を含有することを特徴とする請求項1記載の抗ストレス組成物。
  3. ビタミンB群が、塩酸チアミン、硝酸チアミン、リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パントテン酸ナトリウム、パントテン酸カルシウムまたはそれらの組合せである請求項2記載の抗ストレス組成物。
  4. 陰性感情因子である緊張−不安、抑うつ−落胆、怒り−敵意、疲労および混乱を低減し、かつ、陽性感情因子である活気を向上させることを特徴とする請求項1記載の抗ストレス組成物。
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