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JP2007010608A - ギヤ機構の回転角度誤差解析装置 - Google Patents

ギヤ機構の回転角度誤差解析装置 Download PDF

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JP2007010608A JP2005194871A JP2005194871A JP2007010608A JP 2007010608 A JP2007010608 A JP 2007010608A JP 2005194871 A JP2005194871 A JP 2005194871A JP 2005194871 A JP2005194871 A JP 2005194871A JP 2007010608 A JP2007010608 A JP 2007010608A
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rotation
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Akiyo Horiuchi
昭世 堀内
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Shin Ei Tech kk
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Abstract

【課題】供試ギヤ機構Gの回転特性を容易に評価する。
【解決手段】供試ギヤ機構Gの入力軸D1 、出力軸D2 に連結するエンコーダE1 、E2 の出力信号S1 、S2 を読み取るデータ収集手段11と、データ収集手段11によって収集したデータを記憶するメモリ手段12と、メモリ手段12から読み出したデータを加工処理し、供試ギヤ機構Gの正転時、逆転時の角度伝達誤差に基づくバックラッシを算出し、角度伝達誤差を周波数分析するデータ処理手段13とを設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、バックラッシを含むギヤ機構の回転特性を容易に、しかも適確に評価することができるギヤ機構の回転角度誤差解析装置に関する。
ギヤのバックラッシを自動的に測定する測定装置が提案されている(特許文献1)。
このものは、入力軸、出力軸の間に供試ギヤを介装し、入力軸、出力軸に対してそれぞれ回転角度検出用のエンコーダを連結するとともに、エンコーダの出力データを処理する演算装置を設けて構成されている。演算装置は、各エンコーダの出力データに基づいて正転時、逆転時におけるギヤの角度伝達誤差を算出し、両者の差からギヤのバックラッシを算出することができる。なお、角度伝達誤差と、それに基づくバックラッシは、出力軸の1回転中の変化データとして連続的に算出することができる。
特開平1−165929号公報
かかる従来技術によるときは、演算装置は、供試ギヤのバックラッシを出力軸の回転角度に対応させて算出できるだけであって、それ以上の評価データを算出するものでないから、供試ギヤの回転特性を適確に評価することが難しいという問題があった。
そこで、この発明の構成は、かかる従来技術の問題に鑑み、バックラッシの算出に加えて、角度伝達誤差を周波数分析することによって、供試ギヤ機構の回転特性を一層容易に、しかも適確に評価することができるギヤ機構の回転角度誤差解析装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、供試ギヤ機構の入力軸、出力軸に連結する回転角度検出用のエンコーダの出力信号を読み取るデータ収集手段と、データ収集手段によって収集したデータを記憶するメモリ手段と、メモリ手段から読み出したデータを加工処理するデータ処理手段とを備えてなり、データ処理手段は、供試ギヤ機構の正転時、逆転時の角度伝達誤差に基づくバックラッシを出力軸の回転角度に対応させて算出し、角度伝達誤差を周波数分析することをその要旨とする。
なお、出力軸には、重錐によるトルク負荷を加えるプーリを連結することができ、プーリは、減速機を介して出力軸に連結することができる。
かかる発明の構成によるときは、データ処理手段は、供試ギヤ機構のバックラッシを算出するに加えて、角度伝達誤差を周波数分析することにより、出力軸の回転数の微視的な変動を具体的に評価するための数値データを提示することができる。なお、角度伝達誤差は、供試ギヤ機構の歯数比i=a/b(ただし、a、bは、それぞれ互いに噛合する出力軸、入力軸上のギヤの歯数相当の整数、a>b)とするとき、供試ギヤ機構を構成するギヤのすべての歯の組合せをチェックするために、a、bの最小公倍数cとして、少なくとも出力軸のc/a回転以上の回転量におけるデータに基づいて算出することが好ましい。
なお、データ処理手段は、角度伝達誤差を周波数分析して出力軸側、入力軸側の各基本波形をグラフ表示することにより、角度伝達誤差の原因を推測することができる。すなわち、出力軸の回転周期に一致する出力軸側の基本波成分が顕著であるときは、出力軸上のギヤの偏心量が過大であることが考えられ、入力軸の回転周期に一致する入力軸側の基本波成分が顕著であるときは、入力軸上のギヤの偏心量が過大である可能性がある。ただし、出力軸側、入力軸側の基本波とは、角度伝達誤差に含まれる波形成分のうち、その周期がそれぞれ出力軸、入力軸の回転周期に一致する正弦波成分をいう。そこで、供試ギヤ機構の減速比1/n(nは、整数)とすると、入力軸側の基本波は、出力軸側のn次の高調波に合致する。
また、データ処理手段は、角度伝達誤差を周波数分析して出力軸側、入力軸側の各指定の高調波形をグラフ表示することにより、騒音、振動等の不具合の原因究明、供試ギヤ機構の改良評価などに役立てることができる。たとえば、特定の高調波形が顕著であれば、当該高調波形の周期相当に噛み合う特定の歯の形成不良が考えられる。さらに、供試ギヤ機構が組み込まれる対象機器の固有振動数に一致する周期の基本波成分、高調波成分の存否と大きさとを知ることにより、供試ギヤ機構を対象機器に組み込んだときの振動の発生状況を予測評価することができる。なお、データ処理手段は、出力軸側、入力軸側について、それぞれ基本波と指定の高調波の成分を算出し、グラフ表示することによっても、同様の有益な評価資料を提示することができる。
重錐によるトルク負荷を加えるプーリを供試ギヤ機構の出力軸側に連結すれば、重錐を巻き下げる方向、巻き上げる方向のいずれの方向に供試ギヤ機構を駆動する場合であっても、供試ギヤ機構内の各ギヤに対して一定方向のトルク負荷を加えることができ、実際の運転状態に近い評価データを採取することができる。なお、重錐によるトルク負荷は、供試ギヤ機構内のギヤの歯面が所定方向に安定に噛み合うに必要な大きさであればよく、一般に、供試ギヤ機構の定格出力トルクの数%ないし数10%程度を出力軸に加えればよく、必ずしも定格出力トルクを加える必要はない。また、減速機を介してプーリを出力軸に連結すれば、減速機の減速比に応じて重錐の所要有効ストロークを短縮することができる。
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
ギヤ機構の回転角度誤差解析装置10は、データ収集手段11、メモリ手段12、データ処理手段13を備えてなる(図1)。ただし、データ収集手段11には、供試ギヤ機構Gの入力軸D1 、出力軸D2 にそれぞれ連結するエンコーダE1 、E2 の出力信号S1 、S2 が入力されている。
供試ギヤ機構Gは、入力軸D1 、出力軸D2 上にそれぞれギヤGa 、Gb を有し、ギヤGa 、Gb は、互いに噛合している。ただし、供試ギヤ機構Gは、入力軸D1 、出力軸D2 の間に多段のギヤを介装してもよく、ギヤGa 、Gb は、ウォームギヤを含む任意の形式のギヤであってもよい。供試ギヤ機構Gは、駆動用のサーボモータM、エンコーダE1 、E2 を備える試験装置T上に積載され、入力軸D1 には、それぞれカップリングC1 を介してサーボモータM、エンコーダE1 が連結され、出力軸D2 には、カップリングC2 を介してエンコーダE2 が連結されている。
データ収集手段11の出力は、メモリ手段12を介してデータ処理手段13に接続され、データ処理手段13の出力は、ディスプレイ15、プリンタ16に接続されている。なお、データ収集手段11、データ処理手段13には、条件設定手段14の出力が個別に接続されている。ただし、データ収集手段11、メモリ手段12、データ処理手段13、条件設定手段14は、たとえばパーソナルコンピュータに組み込むソフトウェアにより構成されており、ディスプレイ15、プリンタ16は、条件設定手段14の一部を構成する図示しないキーボードやマウスなどとともに、パーソナルコンピュータの周辺機器を使用するものとする。
試験装置T上において、サーボモータMを介して供試ギヤ機構Gの入力軸D1 を正逆に回転駆動すると、エンコーダE1 、E2 は、それぞれ入力軸D1 、出力軸D2 の回転角度β、αを検出し、出力信号S1 、S2 として連続的に出力することができる。そこで、データ収集手段11は、出力信号S1 、S2 を繰り返し高速スキャンして読み取ることにより、回転角度β、αの組合せデータを取得し、メモリ手段12に順次記憶させて蓄積することができる。なお、このとき、条件設定手段14を介し、たとえば供試ギヤ機構Gの減速比1/i=b/a、出力軸D2 の定格回転数No 、下限回転数N1 <No 、上限回転数N2 >No などを設定することができ、データ収集手段11は、たとえば出力軸D2 の回転数NがN1 ≦N≦N2 にある間の回転角度β、αを有効なデータとして取得するものとする。ただし、エンコーダE1 、E2 が検出する回転角度β、αは、それぞれ入力軸D1 、出力軸D2 の絶対角度である。
データ処理手段13は、条件設定手段14からの指令により、メモリ手段12に記憶されている回転角度β、αに基づき、出力軸D2 の回転角度αにおける角度伝達誤差γ=α−β/iを順次算出して、ディスプレイ15上にグラフ表示することができる(図2)。ただし、図2において、曲線(1)、(2)は、それぞれ出力軸D2 の1回転分の正転時、逆転時の角度伝達誤差γを出力軸D2 の回転角度αに対応させて表示している。また、データ処理手段13は、図2の曲線(2)、(1)の差を算出してプロットすることにより、出力軸D2 の1回転分のバックラッシBをグラフ表示することができる(図3)。
さらに、データ処理手段13は、出力軸D2 の所定の回転量当りの正転時、逆転時の角度伝達誤差γについて、その平均値、上限値、下限値を算出し、出力軸D2 の回転角度αに対応させてグラフ表示することができる(図4)。なお、データ処理手段13は、正転時、逆転時の角度伝達誤差γを周波数分析し、その出力軸D2 側、入力軸D1 側の基本波形を算出し、出力軸D2 の回転角度αに対応させてグラフ表示することも可能であり(図5)、さらに、出力軸D2 側、入力軸D1 側の各指定の高調波形を同様にしてグラフ表示することも可能である(図示せず)。ただし、図5において、入力軸D1 側の基本波形は、便宜的に出力軸D2 側の基本波形に重畳させて図示されている。
また、データ処理手段13は、正転時、逆転時の角度伝達誤差γを周波数分析し、出力軸D2 側の基本波と、指定の次数Dまでの高調波との各成分Qをグラフ表示することもできる(図6)。ただし、図6において、横軸は、次数Dを示し、次数D=1は、基本波であり、次数D≧2は、D次の高調波である。また、次数D=0における成分Qは、角度伝達誤差γの平均(直流成分)を示し、次数D=0における正転時、逆転時の成分Qの差は、入力軸D1 、出力軸D2 間の平均的なバックラッシを示す。
さらに、データ処理手段13は、正転時、逆転時の角度伝達誤差γを周波数分析し、入力軸D1 側の基本波と、指定の次数Dまでの高調波との各成分Qをグラフ表示することもできる(図7)。なお、図7において、横軸の次数D、次数D=0における成分Qは、それぞれ図6におけるそれと同一である。
ちなみに、図4〜図7は、入力軸D1 上の2条ねじのウォームと、出力軸D2 上の歯数37のウォームホイールとを噛合させて構成する供試ギヤ機構Gに対する実測データの一例である。出力軸D2 側の次数D=1の基本波に対する成分Qが顕著であり(図6)、入力軸D1 側の次数D=2、4…の各高調波に対する成分Qが顕著であることから(図7)、出力軸D2 上のウォームホイールの偏心、入力軸D1 上のウォームの2条ねじの不整合などに起因して、角度伝達誤差γが過大となり、出力軸D2 の回転に従って大きく変動していることがわかり(図4、図5)、さらに改善の余地があることがわかる。
なお、条件設定手段14は、図2、図3のグラフ表示をさせるとき、たとえば出力軸D2 のいずれの1回転分を表示対象にするかを指定することができる。また、条件設定手段14は、図4、図5のグラフ表示をさせるとき、いずれの複数回転分を計算対象にするかを指定することができ、図6、図7のグラフ表示をさせるとき、いずれの次数Dまでの高調波を表示対象にし、または、いずれの次数Dの高調波を表示対象にし、あるいは、図4の角度伝達誤差γの上限値、平均値、下限値のいずれに対する周波数分析結果を表示対象にするかなどを指定することができる。なお、条件設定手段14は、図2〜図7のグラフ表示をさせるとき、表示スケールの拡大縮小や、表示曲線の色指定、文字指定などの表示形態を任意に設定することができる。また、条件設定手段14は、必要に応じてディスプレイ15上のグラフ表示をプリンタ16により任意にプリントアウトさせることもできる。ただし、図示の図2、図3の表示データ、図4〜図7の表示データは、互いに別の供試ギヤ機構Gの試験データである。
以上の説明において、データ収集手段11は、入力軸D1 、出力軸D2 の回転角度β、αの組合せデータをメモリ手段12に順次記憶させるに代えて、回転角度αと、角度伝達誤差γ=(α−β/i)の組合せデータをメモリ手段12に順次記憶させてもよい。また、メモリ手段12としてフロッピ、MD、CDなどの外部記憶媒体を使用すれば、データ収集手段11、データ処理手段13を別のコンピュータ上に構築し、データ処理手段13をオフラインで動作させることも可能である。
他の実施の形態
試験装置Tは、供試ギヤ機構Gの出力軸D2 側に対し、重錐Wを吊下するプーリPを連結することができる(図8、図9)。ただし、図9において、入力軸D1 側の駆動用のサーボモータMは、図示が省略されており、たとえば両軸形のエンコーダE1 の図示されていない側の軸に連結するものとする。
プーリPには、ワイヤロープ、紐、テグスなどの可撓性の丈夫な索状体W1 の一端が固定されて巻き付けられており、索状体W1 の他端には、ガイドプーリP1 を介して重錐Wが吊下されている。なお、試験装置Tは、テーブルT1 上に設置され、重錐Wは、索状体W1 を介してテーブルT1 の外側に吊下されている。
重錐Wは、プーリPに対する索状体W1 の巻付方向により、出力軸D2 に対して特定方向のトルク負荷TQ=wd/2を加え、供試ギヤ機構GのギヤGa 、Gb の歯面を一方向に接触させることにより、運転状態に近い評価データを採取することができる。ただし、w、dは、それぞれ重錐Wの重量、プーリPの有効径である。なお、重錐Wを高く巻き上げた状態から索状体W1 をプーリPから巻き解く方向に供試ギヤ機構Gを運転し、プーリP上の索状体W1 の全部を巻き解いた後、供試ギヤ機構Gをさらに同方向に運転すると、重錐Wは、下死点を経て上昇に転じ、このとき、供試ギヤ機構Gに加えるトルク負荷TQの方向を逆方向に反転させることができる。すなわち、供試ギヤ機構Gを同方向に運転し、プーリPに対する索状体W1 の巻付方向を反転させて重錐Wを有効ストローク内で往復駆動することにより、供試ギヤ機構Gに対して逆方向のトルク負荷TQを加える2種類の運転状態の評価データを一挙に採取することができる。
重錐Wを吊下するプーリPは、供試ギヤ機構Gの出力軸D2 に連結する減速機Rの出力軸に装着し、減速機Rを介して出力軸D2 に連結してもよい(図10)。
減速機Rの入力軸は、タイミングベルトR1 を介して出力軸D2 に連結されており、タイミングベルトR1 は、出力軸D2 上のタイミングプーリR2 と、減速機Rの入力軸上のタイミングプーリR3 との間に巻き掛けられている。減速機Rの減速比r>1に応じてプーリPの回転速度を小さくすることができるから、重錐Wの所要有効ストロークを短縮することができる。ただし、出力軸D2 に加えるトルク負荷は、TQ=wd/(2r)に減少するから、重錐Wの重量をrwに大きく設定することが好ましい。
全体構成ブロック系統図 出力データ線図(1) 出力データ線図(2) 出力データ線図(3) 出力データ線図(4) 出力データ線図(5) 出力データ線図(6) 他の実施の形態を示す要部ブロック系統図 他の実施の形態を示す要部構成斜視図(1) 他の実施の形態を示す要部構成斜視図(2)
符号の説明
G…供試ギヤ機構
D1 …入力軸
D2 …出力軸
E1 、E2 …エンコーダ
S1 、S2 …出力信号
W…重錐
P…プーリ
R…減速機
γ…角度伝達誤差
B…バックラッシ
α…回転角度
TQ…トルク負荷
11…データ収集手段
12…メモリ手段
13…データ処理手段

特許出願人 株式会社 シンヱーテック
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (3)

  1. 供試ギヤ機構の入力軸、出力軸に連結する回転角度検出用のエンコーダの出力信号を読み取るデータ収集手段と、該データ収集手段によって収集したデータを記憶するメモリ手段と、該メモリ手段から読み出したデータを加工処理するデータ処理手段とを備えてなり、該データ処理手段は、供試ギヤ機構の正転時、逆転時の角度伝達誤差に基づくバックラッシを出力軸の回転角度に対応させて算出し、角度伝達誤差を周波数分析することを特徴とするギヤ機構の回転角度誤差解析装置。
  2. 出力軸には、重錐によるトルク負荷を加えるプーリを連結することを特徴とする請求項1記載のギヤ機構の回転角度誤差解析装置。
  3. 前記プーリは、減速機を介して出力軸に連結することを特徴とする請求項2記載のギヤ機構の回転角度誤差解析装置。
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