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JP2007071790A - Memsの動作診断装置及び動作診断方法 - Google Patents

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JP2007071790A
JP2007071790A JP2005261341A JP2005261341A JP2007071790A JP 2007071790 A JP2007071790 A JP 2007071790A JP 2005261341 A JP2005261341 A JP 2005261341A JP 2005261341 A JP2005261341 A JP 2005261341A JP 2007071790 A JP2007071790 A JP 2007071790A
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Satoru Toyooka
了 豊岡
Hiroshi Monno
博史 門野
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Abstract

【課題】MEMSの動作を解析できる動作診断装置を提供する。
【解決手段】準単色光を反射光と透過光とに二分するビームスプリッター54と、この反射光が照射されて測定光を反射するMEMS30と、透過光が照射されて参照光を反射する鏡面ミラー55と、測定光及び参照光が合わさった干渉光から干渉像を形成する光学系57、58と、干渉像を時系列撮像するデジタル撮像装置59と、その画像データからMEMS30の動作を解析する解析手段とを備え、解析手段は、撮像画像から信号強度と信号強度のヒルベルト変換した値とを求め、それらの値から当該画像の各空間位置における位相差を算出し、時系列画像の位相差からMEMSの変形の時系列過程を解析する。準単色光を干渉計の光源としているため、綺麗な干渉縞の現われた干渉像が得られ、この干渉像にヒルベルト変換位相解析法を適用してMEMS動作の時空間的な変位を精密に計測できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、MEMS(Micro electro mechanical system)の動作を診断する装置と診断方法に関し、特に、MEMSの動作に伴う時空間での変形を解析できるようにしたものである。
従来から、観察対象の変形を解析する方法として、位相シフト法が知られている。この方法では、観察対象から反射した測定光と参照光とが合わさった干渉光の強度を測定し、測定光と参照光との位相差φを求める。このとき、参照光と測定光との間に異なる位相差を付加した複数の干渉光の強度を測定し、それらの強度から、参照光と測定光との本来の位相差φを算出する。そして、変形前の位相差φ(before)と変形後の位相差φ(after)との差分Δφから変形量を計算する。
しかし、この方法では、複数枚の位相シフトした干渉画像を取り込む間、観察物体が静止している必要があり、観察対象が連続的に動く場合には解析できない。
そこで、本発明の発明者は、位相シフト法に代わって、観察物体の空間的及び時間的な変形による干渉パターンの位相変化を、連続的に撮像した一連の干渉パターンのみから解析できる変形計測方法(ヒルベルト変換位相解析法)を開発して下記特許文献1に開示している。
この方法では、電子スペックル干渉法で得られるスペックルパターン(観察物体の粗面をレーザ光で照射したときに観察面に生じる斑点状の模様)の干渉像の時空間的変位をヒルベルト変換位相解析法で解析する。
図5は、この方法を実施する干渉光学系装置を模式的に示している。この装置は、レーザ光を出射する半導体レーザ光源(LD)11と、レーザ光を透過光と反射光とに二分するハーフミラー17と、ハーフミラー17で反射されたレーザ光を観察物体12に向けて反射する粗面ミラー16と、粗面ミラー16の位置を移動する圧電アクチュエータ(PZT)15と、レーザ光が観察物体12に照射して生じるスペックルパターンを撮影するCCDカメラ等のデジタル撮像装置14と、半導体レーザ(LD)11、圧電アクチュエータ(PZT)15及びデジタル撮像装置14の動作を制御するタイミング制御装置(コントローラ)21と、デジタル撮像装置14で撮影された画像データを解析するコンピュータ22と、観察物体12の変形情報を表示する表示装置(ディスプレイ)23とを備えている。
この装置では、半導体レーザ光源(LD)11から出射されたレーザ光が、ハーフミラー17で二分された後、一方はハーフミラー17を透過して、他方はハーフミラー17及び粗面ミラー16で反射して、観察物体12を、物体法線に対して略対称な方向から照射する。この二つの光路を通るレーザ光の照射により、各々独立なスペックルパターンが形成され、その二つのスペックルパターンの干渉により、デジタル撮像装置14の撮像面上には干渉スペックルパターンの像が形成される。この干渉は、二つの光路を通って観察物体12の同一箇所に到達したレーザ光の位相差により生じる。この干渉スペックルパターンは、デジタル撮像装置14で光電的に読み取られ、その画像データがコンピュータ22内のメモリに格納される。
コンピュータ22は、この画像データに対し、後述するヒルベルト変換法を用いた位相解析処理を施し、観察物体12の変形に伴って時間的に変化する(x,y)位置での位相差φ(x,y,ti)を算出する。そして、その位相差の時間的な差分Δφ(=φ(x,y,ti+p)−φ(x,y,ti))から、
Δφ=4πw/λ (数1)
(但し、wは変形量、λはレーザ光の波長)
により、観察物体の面外変形の情報wを得る。得られた観察物体に関する各情報はディスプレイ23に表示される。
また、圧電アクチュエータ(PZT)15は、wの符号を確定する際に、ハーフミラー17で反射したレーザ光の光路長を変えるために駆動される。
次に、ヒルベルト変換法を用いた位相解析処理について説明する。
デジタル撮像装置14が一定のフレームレートで撮影した干渉スペックルパターンの光強度Iは、その光強度が時間的に変化しているものとすると、(数2)で与えられる。
I(x,y,ti)=I0(x,y,ti
+Im(x,y,ti)cos{φ(x,y,ti)} (数2)
i=1,2.3,・・・
ここで、x、yはピクセルの座標、tiは時間、I0(x,y,ti)はバイアス強度(平均強度)、Im(x,y,ti)は変調度である。
また、位相項は、(数3)で表される。
φ(x,y,ti)=θ(x,y)+ψ(x,y,ti) (数3)
θ(x,y)は初期位相で、粗面物体の場合は空間的にランダムな値をとる。また、ψ(x,y,ti)は観察物体の変形に伴う時間的な位相変化を示している。
このように、観察物体が変形すると、光路差が変化し、それに応じて撮像面上の各ピクセルの強度レベルがcos関数で変化する。
(数2)において、光強度I(x,y,ti)及びバイアス強度I0(x,y,ti)の値は、測定により得ることができる。
いま、光強度Iからバイアス強度I0を差し引いた強度をIcとすると、Icは(数4)で表される。
c(x,y,ti)=I(x,y,ti)−I0(x,y,ti
=Im(x,y,ti)cos{φ(x,y,ti)} (数4)
このIcは、ヒルベルト変換によりsin関数に変換することができる。
ヒルベルト変換は、一般に(数5)で定義される。
この変換は、複素関数の実部と虚部との関係を結ぶ積分変換であり、正弦関数に適用すると、
HT{cos(f(t))}=sin(f(t)) (数6)
の関係が成り立つ。即ち、cos関数は、ヒルベルト変換でsin関数に変換される。
ヒルベルト変換したIcの値をIsとすると、Isは(数7)で表される。
s(x,y,ti)=HT{Ic(x,y,ti)}
=Im(x,y,ti)sin{φ(x,y,ti)} (数7)
この(数7)と(数4)とを用いて、時間tiにおけるφ(x,y,ti)は、(数8)により求めることができる。
φ(x,y,ti)=tan-1{Is(x,y,ti)/Ic(x,y,ti)} (数8)
従って、Δφは、
Δφ(x,y,ti)=φ(x,y,ti+p)−φ(x,y,ti) (数9)
によって得られる。
本発明の発明者は、このヒルベルト変換位相解析法をMEMSの動作診断に応用することを考えた。
MEMSは、シリコンウェハから半導体製造技術を用いて形成された動的機構を含む微小機械デバイスである。
図6は、MEMSの一例として、自走型SDA(Scratch Drive Actuator)の顕微鏡写真を示している。このSDA30は、5×5個の素子から成り、これらの素子は、電気的に結合され、また、機械的に緩く結合されている。
図7は、SDA30と、それが配置された基板40とを模式的に示している。図7(a)は斜視図であり、図7(c)は側面図である。また、図7(b)はSDA30の一つの素子を拡大して示している。
基板40は、下層電極42と、その上に形成された絶縁層41と、絶縁層41上に形成されたSDA用配線43とを具備し、下層電極42とSDA用配線43との間に、交流電源44から交流が印加されている。SDA30は、この基板40上に載置される。
SDA30の個々の素子は、図7(b)に示すように、70μm×70μmの平板31と、3μmのブッシング32とを有し、ブッシング32は、平板31の偏った位置に下駄の歯状に設けられている。
整列したSDA30の各素子は、図7(c)の紙面と直交する方向(後述するSDAの自走方向と直交する方向)に連結されており、また、紙面と平行する方向(SDAの自走方向)の外周が連結具33で連結されている。
図8は、SDA30の動作原理を示している。図7(c)に示すように、SDA30の少なくとも1つの素子がSDA用配線43に接触していれば、SDA30の各素子は同電位となり、各素子の平板31と下層電極42との間に、電位差に応じた静電引力が発生する。平板31は、下層電極42との電位差が小さい状態では、図8(a)のように、基板40と平行しているが、下層電極42との電位差が大きくなると、静電引力で引き付けられて基板40側に傾斜し、図8(b)のように、基板40の側に曲がる。このとき、ブッシング32は前に押し出される。次いで、下層電極42との電位差が小さくなると、図8(c)のように、平板31は、基板40と平行する状態に戻るが、ブッシング32が絶縁層41に引っ掛かり、各素子はΔxだけ移動する。
こうして、SDA30は、交流電源44から出力される交流の半サイクルごとにΔxずつ自走する。
従来、こうしたMEMSについて、走査電子顕微鏡(SEM)による形態計測は一般的に行われているが、MEMS全体の挙動を広い視野で精密に計測し、その動作診断を行うことは、あまり例を見ない。そのため、本発明の発明者は、ヒルベルト変換位相解析法を用いてMEMSの動作診断を実施しようとしたのである。
特開2004−109075号公報
しかし、干渉スペックルパターンの時空間的変位をヒルベルト変換位相解析法で解析する特許文献1の方法をMEMSの動作診断に適用した場合、次のような問題が発生した。
MEMS部品は、シリコンウェハを素材としているため、その表面が鏡面に近く、レーザ光を照射した場合に、強い鏡面反射成分がデジタル撮像装置に直接入射し、解析可能な干渉スペックルパターンを得ることが容易にはできなかった。
本発明は、こうした問題点を解決するものであり、MEMSの動作を的確に解析することができる動作診断装置と、その動作診断方法とを提供することを目的としている。
本発明のMEMSの動作診断装置は、入射する準単色光を反射光と透過光とに二分するビームスプリッターと、この反射光及び透過光の一方が照射されて測定光を反射するMEMSと、この反射光及び透過光の他方が照射されて参照光を反射する鏡面ミラーと、測定光及び参照光が合わさった干渉光から干渉像を形成する光学系と、MEMSの動きに伴う干渉像を時系列で撮像するデジタル撮像装置と、デジタル撮像装置で撮像された画像の各々から信号強度の値と信号強度のヒルベルト変換した値とを求め、それらの値から当該画像の各空間位置での測定光と参照光との位相差を算出し、時系列上に並ぶ前記画像の前記位相差からMEMSの変形の時系列過程を解析する解析手段とを備えている。
この装置では、準単色化した光を干渉計の光源としているため、スペックルノイズの無いきれいな干渉縞が現われた干渉像を得ることができ、この干渉像にヒルベルト変換位相解析法を適用してMEMSの動作を解析する。
また、本発明のMEMSの動作診断装置は、準単色光を生成するために、白色光を発光する光源と、白色光の中の特定の波長の光のみを通す狭帯域フィルタとを備えている。
また、本発明のMEMSの動作診断方法では、準単色光をビームスプリッターで反射光と透過光とに二分し、この反射光及び透過光の一方をMEMSに照射して、MEMSからの反射光を測定光とし、前記反射光及び透過光の他方を鏡面ミラーに照射して、鏡面ミラーからの反射光を参照光とし、測定光及び参照光が合わさった干渉光から光学系で干渉像を形成し、MEMSの動きに伴う干渉像をデジタル撮像装置で時系列的に撮像し、デジタル撮像装置で撮像された画像の各々から信号強度の値と前記信号強度のヒルベルト変換した値とを求め、それらの値から当該画像の各空間位置での測定光と参照光との位相差を算出し、時系列上に並ぶ画像の前記位相差からMEMSの変形の時系列過程を解析する。
この方法では、準単色化した光を干渉計の光源としているため、スペックルノイズの無いきれいな干渉縞が現われた干渉像を得ることができ、この干渉像にヒルベルト変換位相解析法を適用してMEMSの動作を解析することができる。
本発明の動作診断装置及び動作診断方法では、MEMSの動作に伴う時空間的な変位を精密に計測することができる。また、スペックルパターンを観察する場合と違って、干渉像からMEMSの初期形状を知ることができる。
従って、使用中のMEMSのメンテナンスや、MEMSの改良・開発に必要な情報を、本発明の動作診断装置及び動作診断方法により得ることができる。
図1は、本発明の実施形態におけるMEMSの動作診断装置の構成を示している。
この装置は、準単色光を用いてマイケルソン干渉計によりMEMSの動作を観察するものであり、白色光を発光するメタルハライド光源51と、特定の波長の光のみを通す狭帯域フィルタ52と、狭帯域フィルタ52を通過した光を透過光と反射光とに二分するビームスプリッター54と、ビームスプリッター54で反射された準単色光を反射するMEMS30と、ビームスプリッター54を透過した準単色光を反射する鏡面ミラー55と、鏡面ミラー55の位置を移動する圧電アクチュエータ(PZT)56と、ビームスプリッター54で再び重ね合わされた干渉光が入射する顕微鏡対物レンズ57と、顕微鏡対物レンズ57で集光された光を集束して干渉像を生成する接眼レンズ58と、干渉像を毎秒10,000コマ以上の撮影速度で撮影する高速度デジタル撮像装置59とを備えている。
なお、この装置は、図5と同様に、光源51、圧電アクチュエータ(PZT)56、高速度デジタル撮像装置59等の動作を制御するコントローラと、高速度デジタル撮像装置59で撮影された画像データを解析するコンピュータと、コンピュータで解析された画像を表示する表示装置とを備えているが、図1では省略している。
この装置では、メタルハライド光源51及び狭帯域フィルタ52から準単色化された光が出射される。この準単色光は、ビームスプリッター54に導かれ、入射方向から90度方向を変えた反射光と、入射方向と同方向の透過光とに二分される。反射光はMEMS30に入射し、鏡面に近い表面を有するMEMS30は、それを反射し、その反射光が再びビームスプリッター54に入射する。
一方、ビームスプリッター54を透過した透過光は、鏡面ミラー55に入射して、鏡面ミラー55で反射され、その反射光が参照光として再びビームスプリッター54に入射する。
MEMS30からの反射光の正反射成分は、ビームスプリッター54を透過し、ビームスプリッター54で反射された参照光と合わさり、顕微鏡対物レンズ57に入射する。接眼レンズ58は、顕微鏡対物レンズ57で集光された光を集束して高速度デジタル撮像装置59の撮像面に干渉像を生成し、高速度デジタル撮像装置59は、この干渉像を撮像する。
なお、ここでは、顕微鏡対物レンズ57として、動作距離が約70mmの顕微鏡用のものを使用し、この動作範囲内に干渉計を構成している。
図2は、高速度デジタル撮像装置59で撮影したMEMS30(SDA)の初期形状を示している(なお、中央の4個の素子は破損している)。SDAの各素子には、平板の傾きに応じた数の干渉縞が現われている。縞が現われていない素子は、平板の傾きが無いものである。
SDAを印加電圧30Vpp、周波数0.02Hzのサイン波で動作させると、この干渉縞の動く様子が高速度デジタル撮像装置59で撮影できる。
この高速度デジタル撮像装置59が撮像した各フレームの画像データを記録した後、コンピュータで処理し、MEMS30の動作を解析する。このときのコンピュータによる処理は、図5の場合と同じである。
即ち、時刻tiにおけるフレームから(x,y)位置のピクセルの光強度I(x,y,ti)を算出し、また、例えば、印加電圧の1周期の間に撮影した複数のフレームの光強度I(x,y,ti)からバイアス強度(平均強度)I0(x,y,ti)を算出し、(数4)によりIc(x,y,ti)を求める。
c(x,y,ti)=I(x,y,ti)−I0(x,y,ti) (数4)
次に、Ic(x,y,ti)を(数7)によりヒルベルト変換し、Is(x,y,ti)を求める。
s(x,y,ti)=HT{Ic(x,y,ti)} (数7)
この(数7)と(数4)とを用いて、(数8)により時間tiにおけるφ(x,y,ti)を求める。
φ(x,y,ti)=tan-1{Is(x,y,ti)/Ic(x,y,ti)} (数8)
同様に、時刻(ti+1)におけるフレームから
φ(x,y,ti+1)=tan-1{Is(x,y,ti+1)/Ic(x,y,ti+1)}
(数8’)
を求め、(数10)により変形量wを算出する。
Δφ=φ(x,y,ti+1)−φ(x,y,ti
=4πw/λ (数10)
ここで、λは準単色光の波長である。
この処理を、各フレームの各位置のピクセルについて行うことにより、MEMS30の挙動を定量解析するための情報が得られる。
また、変形量wの符号を確定する場合は、図5の装置と同様に、圧電アクチュエータ(PZT)56を駆動して鏡面ミラー55を動かし、参照光の光路長の変化に伴う干渉縞の間隔の変化を観察し、符号を決定する。
図3は、ヒルベルト変換を施して解析したMEMS30(SDA)の動的変位の1ショットをスケール上に図示している。高さ方向の単位はnm、横方向の単位はμmである。図3の画像は、実際には、SDAの挙動を再現する動きを示す。
また、図4は、SDAの特定の素子に着目し、ブッシング付近の平板の変位について測定した結果(a)と、平板端部の変位について測定した結果(b)とを示している。縦軸は変形量(単位nm)を示し、横軸は時間(秒)を示している。ブッシング付近ではpv値で40nm程度変形し、また、平板端部では60〜70nm変形していることが確認できた。
このように、この診断装置では、準単色光を用いてMEMSの干渉像を解析しているため、MEMSの時空間的な変位を精密に計測することができる。また、スペックルパターンを観察する場合と違って、干渉像からMEMSの初期形状を知ることができる。
MEMSのような微小機械では、質量に対して表面積が相対的に大きくなるため、摩擦や吸着などによる非線形効果がマクロな構造物に比して大きく利いてくる。この診断装置では、こうしたMEMSの非線形的な動作を定量的に解析することが可能であり、その解析結果からMEMSの改良・開発に必要な情報を得ることができる。
なお、ここでは、高速度デジタル撮像装置を用いて干渉像を撮像する例を示したが、MEMSの動作速度によっては、通常のデジタル撮像装置を使用することが可能である。
また、ここでは、SDAの解析について説明したが、これは一例であって、本発明は、他のMEMSの動作診断にも当然適用できる。
本発明のMEMSの診断装置及び診断方法は、MEMSの動作を定量的に解析することができ、MEMSを利用している分野、あるいは、MEMSの開発・改良に携わる分野で広く利用することができる。
本発明の実施形態におけるMEMSの動作診断装置の構成を示す図 本発明の実施形態における動作診断装置で撮影したSDAの初期形状を示す図 本発明の実施形態における動作診断装置で解析したSDAの動的変位を示す図 本発明の実施形態における動作診断装置で解析したSDAの特定素子についての解析結果を示す図 スペックル干渉像を用いてヒルベルト変換位相解析法を行う装置の構成図 SDAの顕微鏡写真 SDA及び基板の構成を模式的に示す図 SDAの動作原理を示す図
符号の説明
11 半導体レーザ光源
12 観察物体
14 デジタル撮像装置
15 圧電アクチュエータ(PZT)
16 粗面ミラー
17 ハーフミラー
21 タイミング制御装置(コントローラ)
22 コンピュータ
23 表示装置(ディスプレイ)
30 MEMS(SDA)
31 平板
32 ブッシング
33 連結具
40 基板
41 絶縁層
42 下層電極
43 SDA用配線
44 交流電源
51 メタルハライド光源
52 狭帯域フィルタ
54 ビームスプリッター
55 鏡面ミラー
56 圧電アクチュエータ(PZT)
57 顕微鏡対物レンズ
58 接眼レンズ
59 高速度デジタル撮像装置

Claims (3)

  1. 入射する準単色光を反射光と透過光とに二分するビームスプリッターと、
    前記反射光及び透過光の一方が照射されて測定光を反射するMEMSと、
    前記反射光及び透過光の他方が照射されて参照光を反射する鏡面ミラーと、
    前記測定光及び参照光が合わさった干渉光から干渉像を形成する光学系と、
    前記MEMSの動きに伴う前記干渉像を時系列で撮像するデジタル撮像装置と、
    前記デジタル撮像装置で撮像された画像の各々から信号強度の値と前記信号強度のヒルベルト変換した値とを求め、それらの値から当該画像の各空間位置での前記測定光と前記参照光との位相差を算出し、時系列上に並ぶ前記画像の前記位相差から前記MEMSの変形の時系列過程を解析する解析手段と
    を備えることを特徴とするMEMSの動作診断装置。
  2. 前記準単色光を生成するために、白色光を発光する光源と、白色光の中の特定の波長の光のみを通す狭帯域フィルタとを備えることを特徴とする請求項1に記載のMEMSの動作診断装置。
  3. 準単色光をビームスプリッターで反射光と透過光とに二分し、
    前記反射光及び透過光の一方をMEMSに照射して、前記MEMSからの反射光を測定光とし、
    前記反射光及び透過光の他方を鏡面ミラーに照射して、前記鏡面ミラーからの反射光を参照光とし、
    前記測定光及び参照光が合わさった干渉光から光学系で干渉像を形成し、
    前記MEMSの動きに伴う前記干渉像をデジタル撮像装置で時系列的に撮像し、
    前記デジタル撮像装置で撮像した画像の各々から信号強度の値と前記信号強度のヒルベルト変換した値とを求め、それらの値から当該画像の各空間位置での前記測定光と前記参照光との位相差を算出し、時系列上に並ぶ前記画像の前記位相差から前記MEMSの変形の時系列過程を解析する
    ことを特徴とするMEMSの動作診断方法。
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