JP2007049100A - 貼着装置、膜の貼着方法、半導体装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができ、かつ、接着層からセパレータを剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる貼着装置を提供する。
【解決手段】 開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、上記加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に、開口領域を形成する被覆層の縁部に及ぼされる圧力よりも大きい圧力を、縁部以外の領域に及ぼす貼着装置である。
【選択図】 図1
【解決手段】 開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、上記加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に、開口領域を形成する被覆層の縁部に及ぼされる圧力よりも大きい圧力を、縁部以外の領域に及ぼす貼着装置である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、貼着装置、膜の貼着方法、半導体装置、及び表示装置に関する。より詳しくは、接着層を圧着する貼着装置、それを用いた膜の貼着方法、並びに、それを用いて貼着された接着層を備えた半導体装置及び表示装置に関するものである。
貼着装置は、部材を加圧、加熱して接合するためのものであり、例えば、液晶表示装置等の電子・電気機器に用いられる半導体装置等の製造に広く用いられている。このような貼着装置を用いた技術としては、COF(Chip On Film)フリップチップ実装方式が広く知られている。これは、IC(半導体集積回路)にバンプを形成し、ICのバンプ形成側と基板との間にACF(Anisotropic Conductive Film;異方性導電膜)を介在させ、加熱、加圧によりICと基板上の配線を接合する技術である。
このようなフリップチップ実装技術の信頼性を高めるには、ACFの貼着状態を良好にする方法が考えられる。図10(a)に示すように、従来の貼着装置の加圧部6(ゴム製)の貼着面は、レジスト(被覆層)3の非形成領域より大きいものであった。そのため、基板1上に配線2及びレジスト3をこの順に備えた回路基板7上に、ACF4を、加熱、加圧により貼着する際に、図10(b)に示すように、レジスト3の縁部の上部領域において、高い圧力がかかるため、ACF4の膜厚が薄くなる。また、配線2上のレジスト3近傍において、ACF4の充填が不充分となるため、ACF4と回路基板7との間に多くの空気を噛み込むこととなる。その結果、ACF4を貼着した回路基板7にICを接合する際に、ピンホールやボイドが発生していた。ここで、ピンホールとは、ACFの厚み方向に貫通している直径数μm〜数十μmの穴のことであり、ACFの貼着時に噛み込んだ空気やIC接続(実装)時に巻き込んだ空気が、IC接続時の熱(170〜250℃)によって膨張し、ACFを風船のように膨らまして破裂させて通り抜けることによって発生する。一方、ボイドとは、ACF内部の気泡のことであり、ACFの貼着時に噛み込んだ空気やIC接続(実装)時に巻き込んだ空気がIC接続後もACFに残ることによって発生する。
ピンホールが発生すると、配線が外気に触れるため腐食しやすくなる。また、ピンホールに導電物質が接触すると、電気リークが発生する。一方、ボイドが発生すると、ICと回路基板との間の接合強度が低下し、端子間をまたぐボイド内部では、デンドライト等の発生による絶縁不良が発生しやすくなる。
このピンホールを抑制する方法としては、(1)ACFの膜厚を厚くする方法、(2)圧着の際、空気の噛み込みを少なくするために、圧着時の温度プロファイルを最適化する方法等が提案されている。しかし、(1)の方法は、ACFの膜厚を厚くするには製作上限界がある上、厚くするとACFが貼着装置の加圧部に付着してしまうという問題生じ、(2)の方法も、接着剤である樹脂によって最適なプロファイルが異なる上、ピンホールを充分には除去することができなかった。
一方、ボイドを抑制する方法としては、(1)ICを接続する際の空気の噛み込みを少なくするために、IC接続時の温度プロファイルを最適化する方法、(2)ICを接続する前に、基板をベークすることで噛み込んだ空気を抜いておく方法、(3)加圧部が回路基板の配線パターンに対応した凹部を備えた貼着装置を用いて、噛み込んだ空気を回路基板上の不要な領域に移動させる方法、(4)圧着する際に、ACF等の接着層を押し広げる方法等が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。しかしながら、(1)の方法は、樹脂によって最適なプロファイルが異なる上、ボイドを充分には除去することができず、(2)〜(4)の方法についても、ボイドを充分に除去する点で改善の余地があった。なお、(2)〜(4)については、ピンホールを抑制する方法としても使用することができると考えられるが、これについてもピンホールを充分に除去するためには、未だ改善の余地があった。
特開2001−60758号公報
特開2001−64619号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ACFの膜厚を厚くすることや温度プロファイルの最適化を行うことなく、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができる貼着装置を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、開口領域を有する被覆層(レジスト)が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層(ACF)を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、ピンホール及びボイドの発生を抑制した半導体装置を提供し、ACFからセパレータを剥離する際に回路基板からACFが剥離することを防止することができる貼着装置について種々検討したところ、加圧部の貼着面側の形状に着目した。
そして、図10(a)に示すように、従来の貼着装置の加圧部(ゴム製)6は直方体であり、その貼着面がレジスト3の非形成領域(開口領域)より大きい場合は、図10(b)に示すように、レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が、それ以外の上部領域よりも大きいことを見いだした。そこで、本発明者らは、図11(a)に示すように、貼着面がレジスト3の非形成領域よりも小さい直方体の加圧部6を備えた貼着装置を用いて、ACF4を回路基板7上に圧着することを試みた。すると、図11(b)に示すように、(1)レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくなり、レジスト3の縁部の上部領域におけるACF4の膜厚が厚くなること、及び、(2)開口領域において露出している配線2上のレジスト3近傍においてACF4の充填が良好となり、ACF4と回路基板7との間に噛み込まれる空気が少なくなることにより、ピンホール及びボイドの発生を抑制することができることを見いだした。
しかしながら、この貼着装置を用いた場合は、レジスト3の上部領域が全く加圧されないため、ACF4が充分に回路基板7上に圧着されず、ACF4と貼着装置の加圧部が接着しないように設けられたセパレータ5をACF4から剥離する際に、ACF4が回路基板7から剥離されてしまうことを見出した。そこで、加圧部を、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に開口領域を形成する被覆層の縁部領域よりもそれ以外の領域上に大きい圧力を及ぼすものとすることにより、上記(1)及び(2)の効果を得ることができるとともに、被覆層の上部領域にも接着層を充分な強度で貼着可能となることを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
すなわち、第1の本発明は、開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、上記加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に、開口領域を形成する被覆層の縁部に及ぼされる圧力よりも大きい圧力を、縁部以外の領域に及ぼす貼着装置である。
本発明において、回路基板は、開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している基板であり、いわゆるプリント配線板(PWB;printed wire board)のことである。すなわち、基板の表面には、導電性材料である配線により導体パターン(配線パターン)を形成・固着され、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等のチップ電子部品やIC(半導体集積回路)等の半導体素子が実装される。なお、上記基板は、軟質基板(フレキシブル基板)であってもよく、硬質基板であってもよい。上記回路基板の主面とは、被覆層やIC等の半導体素子を実装する側の基板面のことである。
上記開口領域は、被覆層が形成されない主面上の領域のことであるが、当該領域の外周部の少なくとも一部が当該領域と被覆層との境界となればよく、被覆層に囲まれた領域に限定されるものではない。
上記被覆層の縁部とは、開口領域を形成する被覆層の側面及び該側面から所定幅の間にある主面の部分である。すなわち、開口領域と被覆層との境界に接する被覆層の側面及び該側面から所定幅の間にある主面上の被覆層の一部である。なお、所定幅は、約0.2mm程度であることが好ましい。
上記被覆層の縁部とは、開口領域を形成する被覆層の側面及び該側面から所定幅の間にある主面の部分である。すなわち、開口領域と被覆層との境界に接する被覆層の側面及び該側面から所定幅の間にある主面上の被覆層の一部である。なお、所定幅は、約0.2mm程度であることが好ましい。
上記接着層は、特に限定されるものではないが、ACF(異方性導電膜;Anisotropic Conductive Film)等であることが好ましい。ACFは、接着剤である樹脂にニッケル、金、銅等の導電性粒子を分散させたものであり、導電性粒子が電気的接続を、接着剤が圧接状態を保持する機能を分担している。バンプが形成されたIC(半導体集積回路)等の半導体素子を回路基板に実装する場合には、貼着装置を用いて回路基板上に加熱、加圧によりACFを貼着し、ACFを介して、加熱、加圧により半導体素子と回路基板とを接合する。このACFを用いたフリップチップ方式によれば、バンプの高さのバラツキを調整することができる。
本発明の貼着装置を用いて回路基板上に接着層を貼着する際に、加圧部と回路基板との間には、接着層以外の膜が配置されてもよい。この接着層以外の膜としては、特に限定されるものではないが、セパレータ等の保護層等からなるものであることが好ましい。これにより、圧着の際、接着層と貼着装置の加圧部が接着することを防止することができる。なお、セパレータ等の保護層は、1層でも2層以上でもよい。
本発明の貼着装置が備えた加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に、開口領域を形成する被覆層の縁部に及ぼされる圧力よりも大きい圧力を、縁部以外の領域に及ぼすものである。これにより、被覆層の縁部の上部領域にかかる圧力が被覆層の縁部以外の上部領域よりも小さくなり、被覆層の縁部の上部領域における接着層の膜厚が厚くなる。また、開口領域の被覆層近傍において接着層の充填が良好となり、接着層と回路基板との間に噛み込まれる空気が少なくなる。その結果、回路基板上に半導体素子を実装する際に、ピンホール及びボイドの発生を抑制することができる。また、加圧部は、被覆層の上部領域にも圧力を及ぼすため、接着層が回路基板に充分に貼着し、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。なお、加圧部が加圧する被覆層は、開口領域周囲の被覆層であることが好ましい。
なお、本発明において、上記加圧部とは、被加圧材と接する部分をいい、駆動機構により昇降移動可能に構成されたものである。したがって、加圧部は、貼着装置から取り外し可能な構造を有していてもよい。
また、本発明の貼着装置の構成としては、加圧部を有し、上述の作用効果を奏することができるものである限り、その他の構成については、特に限定されず、通常のACF貼着装置と同様の構成を用いることができる。
また、本発明の貼着装置の構成としては、加圧部を有し、上述の作用効果を奏することができるものである限り、その他の構成については、特に限定されず、通常のACF貼着装置と同様の構成を用いることができる。
第2の本発明は、開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、上記加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ貼着面側に突出する凸部を備え、上記凸部は、圧着する際に開口領域に緩嵌される貼着装置でもある。
開口領域に緩嵌されるとは、圧着する際に、加圧部の貼着面が開口領域の基板面に接触し、加圧部の側面が開口領域の被覆層側面には接触しないことにより、加圧部の貼着面が被覆層の縁部上を直接押圧しない程度に嵌められることをいう。実際の製造工程において、開口領域と加圧部との位置合わせにおける位置ずれが発生することを考慮して、回路基板が加圧部下の所定の位置に厳密に配置されていなくても、加圧部が備えた凸部の貼着面全体が回路基板における開口領域上を押圧できる程度に、凸部が緩やかに回路基板における開口領域に嵌められることが好ましい。
このような構成によれば、圧着する際に被覆層の縁部よりもそれ以外の領域上に大きい圧力を及ぼすことが可能であることから、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。なお、上記凸部は、貼着面側に突出した部分であれば、その形状が厳密に凸形状でなくてもよい。
上記第1及び第2の発明において、被覆層と回路基板との間には、配線が形成されており、配線の一部が開口領域において露出していることが好ましい。これにより、配線が形成された回路基板においても、開口領域の配線上における被覆層近傍において接着層の充填が良好となり、接着層と回路基板との間に噛み込まれる空気が少なくなる。その結果、回路基板上に半導体素子を実装する際に、ピンホール及びボイドの発生を抑制することができる。
上記第1及び第2の発明における加圧部は、弾性材料により形成されていることが好ましい。これにより、圧着の際に、非弾性材料により形成された加圧部よりも、配線パターンに応じて加圧部の貼着面が変化するため、回路基板上の充填を良好にすることができる。上記弾性材料としては、圧着時の熱で変形しないように、80℃以上の耐熱性を有することが好ましく、例えば、シリコンゴム等が好適に用いられる。
このように加圧部が弾性材料により形成されている場合に、上記凸部の高さは、開口領域の回路基板主面から被覆層の上面までの高さよりも高いことが好ましい。これによれば、圧着する際に、加圧部の貼着面が開口領域の基板面に接触し、加圧部の側面が開口領域の被覆層側面には接触しないことにより、加圧部の貼着面が被覆層の縁部上を直接押圧しない程度に嵌められるため、本発明の効果を発揮することができる。
このように加圧部が弾性材料により形成されている場合に、上記凸部の高さは、開口領域の回路基板主面から被覆層の上面までの高さよりも高いことが好ましい。これによれば、圧着する際に、加圧部の貼着面が開口領域の基板面に接触し、加圧部の側面が開口領域の被覆層側面には接触しないことにより、加圧部の貼着面が被覆層の縁部上を直接押圧しない程度に嵌められるため、本発明の効果を発揮することができる。
上記被覆層と回路基板との間には、配線が形成されており、上記配線の一部が開口領域において露出していることが好ましい。これにより、回路基板との間に配線が形成された場合であっても、開口領域において露出した配線上に接着層が良好に形成され、回路基板上に半導体素子を実装する際に、ピンホール及びボイドの発生を抑制することができる。
上記凸部の貼着面は、開口領域よりも小さく、開口領域における配線非形成領域よりも大きいことが好ましい。これにより、加圧部が開口領域と配線形成領域との重畳部の上部領域に圧力を及ぼすことができる。
上記凸部は、圧着する際に開口領域における配線非形成領域に緩嵌されるように凹部を有することが好ましい。これにより、加圧部が、回路基板上に配線と被覆層により形成された配線パターンに沿った形状となるため、配線間における接着層の充填が良好にすることができる。
上記凸部は、圧着する際に開口領域に緩嵌されるものであり、かつ、凸部の貼着面に対する垂直断面が、貼着面側に膨らんだ曲線により形成されていることが好ましい。これにより、被覆層の縁部の上部領域において圧力が高くなることを防止することができる一方、他の領域では接着層が回路基板に貼着するのに充分な圧力を及ぼすことができる。また、基板上の配線近傍における接着層の充填が良好となり、更に、接着層を圧着する際に噛み込んだ空気を半導体素子等の実装領域外に逃がしやすくすることができる。その結果、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。
上記加圧部は、圧着する際に被覆層の縁部に対応する領域に凹部を備えることが好ましい。これにより、被覆層の縁部の上部領域において、圧力が高くなることを充分に防止することができる。なお、上記凹部は、貼着面の反対側に陥没した部分であれば、その形状が厳密に凹形状でなくてもよい。
第3の本発明は、開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、上記加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に開口領域を形成する被覆層の縁部に対応する領域に切り込みが設けられた貼着装置でもある。
上記第3の本発明において、加圧部にある圧着する際に被覆層の縁部に対応する領域に切り込みの方向は、特に限定されるものではなく、貼着面に対して垂直方向に形成された切り込み、同一(平行)方向に形成された切り込み等が挙げられる。また、上記切り込みの数は、特に限定されるものではなく、1つでも、2つ以上でもかまわない。これにより、被覆層の縁部の上部領域において、圧力が高くなることを充分に防止することができる一方、他の領域では、接着層が回路基板に圧着するのに充分な圧力を及ぼすことができ、接着層を開口領域に良好に充填することができる。その結果、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。
上記加圧部は、圧着する際に被覆層に対応する領域に切り込みが設けられたことが好ましい。上記切り込みは、加圧部の切り込みが設けられていない部分が、圧着する際に、開口領域を形成する被覆層の縁部に接触しないように設けられることが好ましい。
これにより、被覆層の縁部の上部領域において、圧力が高くなることを充分に防止することができる一方、被覆層の上部領域にも圧力を及ぼすことができる。
これにより、被覆層の縁部の上部領域において、圧力が高くなることを充分に防止することができる一方、被覆層の上部領域にも圧力を及ぼすことができる。
上記被覆層と回路基板との間には、配線が形成されており、上記加圧部は、圧着する際に被覆層及び開口領域における配線形成領域に対応する領域に貼着面に対して略垂直方向に切り込みが設けられ、上記切り込みは、圧着する際に被覆層に対応する領域よりも開口領域における配線形成領域に対応する領域の方が短いことが好ましい。このように、切り込みが設けられることにより、圧着の際、回路基板上の接着層にかかる圧力を領域ごとに調整することができるため、被覆層の縁部の上部領域において、圧力が高くなることを充分に防止することができる。一方、他の領域では、接着層が回路基板に貼着するのに充分な圧力を及ぼすことができることができ、接着層を開口領域及び配線非形成領域に良好に充填することができる。その結果、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制しつつ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。なお、本明細書において、略垂直方向の切り込みとは、垂直(90°)方向に形成された切り込みのほか、これと実質的に同様の作用効果を奏し得る方向に形成された切り込みをも含んでいる。
第4の本発明は、開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、上記加圧部は、弾性材料から形成されたものであり、上記弾性材料は、圧着する際に開口領域に対応する領域よりも、被覆層に対応する領域の方が柔らかい貼着装置でもある。上記弾性材料は、圧着する際に被覆層の縁部に対応する領域が最も柔らかいことが好ましい。このような貼着装置によれば、加圧部の形状が回路基板の配線パターンに沿った形状でなく、直方体であっても、加圧部は、圧着する際に被覆層縁部の上部領域よりもそれ以外の上部領域に大きな圧力を及ぼすことができるため、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制しつつ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。なお、上記被覆層と回路基板との間に、配線が形成されているとき、上記弾性材料は、被覆層に対応する領域、開口領域における配線形成領域に対応する領域、配線非形成領域に対応する領域の順に柔らかいことが好ましい。これにより、被覆層、配線、及び基板の上部領域を押さえる圧力をそれぞれ最適化することができるため、配線非形成領域に接着層を良好に充填することができる。
本発明の構成としては、このような構成要素を必須として形成されるものである限り、その他の構成要素を含んでいても含んでいなくてもよく、特に限定されるものではない。
本発明はまた、上記貼着装置を用いて行う膜の貼着方法でもある。このような貼着方法によれば、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制しつつ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。
本発明はまた、上記貼着装置を用いて、貼着された接着層を備える半導体装置でもある。本発明において、半導体装置とは、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等のチップ電子部品と、IC(半導体集積回路)等の半導体素子を回路基板上に実装したもののことをいう。このような半導体装置によれば、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制しつつ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止した半導体装置を提供することができる。このような半導体装置の用途としては、ICカード、表示装置の構成材等が挙げられる。
本発明はまた、上記貼着装置を用いて、貼着された接着層を備える表示装置でもある。本発明において、表示装置は、特に限定されるものではなく、液晶表示装置、有機エレクトロルミネセンス表示装置、プラズマ表示装置等が挙げられる。本発明の表示装置よれば、上記貼着装置を用いた接着層を供えていることから、貼着状態の良好な半導体素子を備え、より確実な電気的接続を提供することができる。その結果、表示装置の製造において、歩留りの低下を防止することができる。
本発明の貼着装置によれば、回路基板上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制しつつ、接着層からセパレータ等の保護層を剥離する際に回路基板から接着層が剥離することを防止することができる。
以下に実施例を掲げ、図面を参照して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の貼着装置を用いた圧着の様子を示す断面模式図である。(a)は、圧着する前の様子を示し、(b)は、加圧部が回路基板上に接着層を圧着している様子を示す。
図1は、本発明の貼着装置を用いた圧着の様子を示す断面模式図である。(a)は、圧着する前の様子を示し、(b)は、加圧部が回路基板上に接着層を圧着している様子を示す。
本実施例においては、図1(a)に示すように、開口領域を有するレジスト(被覆層;厚さ50μm)3が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板7を準備した。レジスト3と回路基板7との間には、配線2(厚さ17μm)が形成され、配線7の一部が開口領域において露出している。この回路基板7は、絶縁基板の表面には、導電性材料である配線2により配線パターンを形成・固着され、IC(半導体集積回路)等の半導体素子が実装される。この回路基板7に、半導体素子を実装したもの(半導体装置)を電子機器内部に取り付けると表示装置等の製品としての機能を有することになる。
この回路基板7を、貼着装置の加圧部(圧着ヘッド)6の下に配置する。加圧部6は、回路基板7のレジスト3の開口領域に緩嵌されるように形成された凸部9を備えており、回路基板7は、その加圧部6の形状に対応するように配置した。加圧部6は、弾性材料(ビッカース硬さ(HV)=60〜70)により形成されたものである。凸部9は、高さが0.2mmであり、貼着面(先端面)の外周がレジスト非形成領域の外周に対して0.1mm内側に位置している。なお、本実施例において、貼着装置はACF熱圧着機を用いた。
接着層として機能するACF(異方性導電膜(Anisotropic Conductive Film),厚さ20〜50μm)4と保護層として機能するセパレータ(厚さ80μm)5とが2層になった接着フィルム8(厚さ100〜130μm)を供給リール(図示せず)から回路基板7と加圧部6の間に送った。供給リールから加圧部6までの間に走行する接着フィルム8の下方には、ACF4を設定寸法に切断するカッタ(図示せず)が配置されている。このカッタは、ACF4のみを切断し、セパレータ5を切断しないように調整され、ACF4が回路基板上7に配置されたときには、設定寸法に切断されている。
なお、接着フィルム8は、導電性粒子を分散させたエポキシ樹脂(熱硬化樹脂)の溶液をセパレータ5に塗布し、塗布した溶液を乾燥させてACFの第1の層(図示せず)を形成した後、絶縁性粒子を分散させたエポキシ樹脂の溶液を第1の層上に塗布し、塗布した溶液を乾燥させることによってACFの第2の層(図示せず)を形成した。セパレータ5は、膜厚80μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)を用いた。導電性粒子は、ニッケル(下層)/金メッキ(上層)されたプラスティック粒子であり、その平均直径は、5μmである。なお、ニッケル微粒子等の金属粒子を用いることも可能である。絶縁性粒子は、特に限定されず、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナ、炭酸カルシウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素等が挙げられる。本実施例においては、接着層(ACF)4は、2層からなるものを使用したが、本発明はこれに限定されず、3以上の層から形成されるものであってもよい。また、接着層は、ACF等の異方性導電膜に限定されず、NCF(Non−conductive Film)等の非導電性膜であってもよい。
次に、図1(b)に示すように、60〜90℃に加熱した加圧部6を下降させ、接着フィルム8を回路基板7上に1〜4秒間、圧力1〜5MPaで押圧した。このとき、ACF4は、80℃程度となるが、完全には硬化しない。圧着している際には、本発明の貼着装置が備える加圧部6は、レジスト3縁部の上部領域よりもそれ以外の上部領域に大きい圧力を及ぼすこととなる。その結果、ACF4がレジスト非形成領域、及び、その周囲1〜2mmのレジスト形成領域の回路基板7に充分に貼着し、セパレータ3をACF4から剥離する際に、回路基板7からACF4が剥離することを防止することができた。
また、レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくなり、レジスト3の縁部の上部領域におけるACF4の膜厚が厚くなること、及び、配線2上のレジスト3近傍においてACF4の充填が良好となり、ACF4と回路基板7との間に噛み込まれる空気が、従来の貼着装置により貼着する場合よりも少なくなることにより、加圧部を200℃程度の高温に加熱、加圧して、ACF4を貼着した回路基板7に半導体素子(IC)等を実装する際にも、従来の貼着装置による場合は、32サンプル中13サンプルにピンホールが発生したが、本実施例の場合は、1サンプルもピンホールが発生せず、ボイドの発生も充分に抑制することができた。更に、本実施例では、1つの加圧部6によりレジスト非形成領域及びその周囲のレジスト形成領域を同時に異なる圧力で押圧することができるので、生産性においても優れていた。
ドライバIC、コントローラIC、電源IC(DC−DCコンバータ)等のICを回路基板7上に実装するときは、180〜250℃に加熱した加圧部を5〜20秒間、圧力60〜200MPaで押圧する。このように、ACF4を回路基板7に貼着するときよりも、高い温度、圧力により押圧することにより、ACF4の第1及び第2の層の熱硬化樹脂が完全に硬化するため、IC等と回路基板7とを接合することができる。IC等を回路基板7上に実装するときは、本発明の貼着装置を用いなくてもよい。このようにして、本発明の貼着装置を用いて貼着されたACF4を介して、回路基板7にIC等を実装した半導体装置を製造することができる。
回路基板7としては、軟質基板(FPC(Flexible Printed Circuit);フレキシブル基板)7aを用いてもよく、硬質基板(PWB)7bを用いてもよい。FPC7aを用いる場合、図12(a)及び(b)に示すように、ドライバIC41、コントローラIC42、電源IC43(DC−DCコンバータ)等のICをFPC7a上に実装することにより、半導体装置を製造することができる。この場合は、ICが実装されたFPC7aを液晶パネル40に直接接続することにより液晶表示装置等の表示装置を製造することができる。
一方、PWB7bを用いる場合、図12(c)に示すように、本発明の貼着装置を用いて貼着されたACF4を備え、PWB7b上にコントローラIC42及び電源IC43を実装した半導体装置は、本発明以外のFPC44によって、液晶パネル40等と接続されることにより、液晶表示装置等の表示装置を製造することができる。このような表示装置は、貼着状態の良好な半導体素子を用いていることから、より確実な電気的接続を提供することができ、歩留りの低下を防止することができる。
(実施例2)
図2は、本実施例の貼着装置を用いた圧着の様子を示す断面模式図である。(a)は、圧着する前の様子を示し、(b)は、加圧部が回路基板上に接着層を圧着している様子を示す。
図2に示すように、本実施例における貼着装置が備える加圧部6は、圧着する際にレジスト3に対応する領域に貼着面に対して垂直方向に切り込み(スリット)10がある。このような貼着装置を用いて、図2(b)に示すように、実施例1と同様に回路基板7上にACF4を圧着することにより、レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくなる等、実施例1と同様の効果を得ることができる。なお、加圧部に設けられるスリットは、圧着する際に、レジストの縁部に対応する領域にのみある場合でもよい。この場合であっても、レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくすることができるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図2は、本実施例の貼着装置を用いた圧着の様子を示す断面模式図である。(a)は、圧着する前の様子を示し、(b)は、加圧部が回路基板上に接着層を圧着している様子を示す。
図2に示すように、本実施例における貼着装置が備える加圧部6は、圧着する際にレジスト3に対応する領域に貼着面に対して垂直方向に切り込み(スリット)10がある。このような貼着装置を用いて、図2(b)に示すように、実施例1と同様に回路基板7上にACF4を圧着することにより、レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくなる等、実施例1と同様の効果を得ることができる。なお、加圧部に設けられるスリットは、圧着する際に、レジストの縁部に対応する領域にのみある場合でもよい。この場合であっても、レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくすることができるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
(実施例3)
図3は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図3に示すように、本実施例における貼着装置の加圧部6は、圧着する際に、レジスト3の縁部に対応する領域に、凹部31を有するものである。レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくなる一方、レジスト3の非形成領域は、回路基板7上にACFが圧着するのに充分な圧力を及ぼすことができるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図3は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図3に示すように、本実施例における貼着装置の加圧部6は、圧着する際に、レジスト3の縁部に対応する領域に、凹部31を有するものである。レジスト3の縁部の上部領域にかかる圧力が小さくなる一方、レジスト3の非形成領域は、回路基板7上にACFが圧着するのに充分な圧力を及ぼすことができるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
(実施例4)
図4(a)は、本実施例における貼着装置の加圧部が備えた凸部の平面模式図を示し、(b)は、圧着する前の貼着装置の断面模式図を示す。図4(a)及び(b)に示すように、本実施例の貼着装置の加圧部6が備えた凸部9は、圧着する際に配線2の非形成領域に緩嵌されるように凹部12aを有する。本実施例によれば、加圧部6が、回路基板7上に配線2とレジスト3により形成された配線パターンに沿った形状であるため、配線2上のレジスト3近傍(レジスト3の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる上、実施例1よりも更に基板上の配線2近傍(配線2の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる。その結果、ACF4を貼着した回路基板7に半導体素子等を実装する際にピンホール及びボイドが発生することを充分に抑制することができる。
図4(a)は、本実施例における貼着装置の加圧部が備えた凸部の平面模式図を示し、(b)は、圧着する前の貼着装置の断面模式図を示す。図4(a)及び(b)に示すように、本実施例の貼着装置の加圧部6が備えた凸部9は、圧着する際に配線2の非形成領域に緩嵌されるように凹部12aを有する。本実施例によれば、加圧部6が、回路基板7上に配線2とレジスト3により形成された配線パターンに沿った形状であるため、配線2上のレジスト3近傍(レジスト3の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる上、実施例1よりも更に基板上の配線2近傍(配線2の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる。その結果、ACF4を貼着した回路基板7に半導体素子等を実装する際にピンホール及びボイドが発生することを充分に抑制することができる。
(実施例5)
図5は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図5に示すように、本実施例における貼着装置の加圧部6は、圧着する際に、レジスト3の縁部に対応する領域に、凹部31を有し、かつ、実施例4と同様の加圧部6が備えた凸部は、圧着する際に開口領域における配線2の非形成領域に緩嵌されるように凹部を有する。本実施例における貼着装置によれば、実施例4と同様の効果を得ることができる。
図5は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図5に示すように、本実施例における貼着装置の加圧部6は、圧着する際に、レジスト3の縁部に対応する領域に、凹部31を有し、かつ、実施例4と同様の加圧部6が備えた凸部は、圧着する際に開口領域における配線2の非形成領域に緩嵌されるように凹部を有する。本実施例における貼着装置によれば、実施例4と同様の効果を得ることができる。
(実施例6)
図6は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図6に示すように、本実施例における貼着装置が備える加圧部6は、圧着する際にレジスト3に対応する領域に貼着面に対して垂直方向にスリット14及び15があり、圧着する際に、開口領域における配線2の形成領域に対応する領域に設けられたスリット14は、レジスト3に対応する領域に設けられたスリット15の方が短い。本実施例によれば、圧着の際に、加圧部6が回路基板7上の接着フィルム8に及ぼす圧力は、スリットの長さにより調節することができるため、実施例4と同様の効果を得ることができる。
図6は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図6に示すように、本実施例における貼着装置が備える加圧部6は、圧着する際にレジスト3に対応する領域に貼着面に対して垂直方向にスリット14及び15があり、圧着する際に、開口領域における配線2の形成領域に対応する領域に設けられたスリット14は、レジスト3に対応する領域に設けられたスリット15の方が短い。本実施例によれば、圧着の際に、加圧部6が回路基板7上の接着フィルム8に及ぼす圧力は、スリットの長さにより調節することができるため、実施例4と同様の効果を得ることができる。
(実施例7)
図7は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図7に示すように、本実施例における貼着装置が備えた加圧部6は、弾性材料であるゴムにより形成されたものであり、そのゴムは、圧着する際に開口領域に対応する部分16よりも、レジスト3に対応する部分17の方が柔らかい。すなわち、部分16は、高弾性ゴムにより形成され、部分17は、低弾性ゴムにより形成されている。本実施例によれば、加圧部6の形状が回路基板7の配線パターンに沿った形状でなく、直方体であっても、加圧部6は、圧着する際にレジスト3の縁部の上部領域よりもそれ以外の上部領域に充分な圧力を及ぼすことができるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図7は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図7に示すように、本実施例における貼着装置が備えた加圧部6は、弾性材料であるゴムにより形成されたものであり、そのゴムは、圧着する際に開口領域に対応する部分16よりも、レジスト3に対応する部分17の方が柔らかい。すなわち、部分16は、高弾性ゴムにより形成され、部分17は、低弾性ゴムにより形成されている。本実施例によれば、加圧部6の形状が回路基板7の配線パターンに沿った形状でなく、直方体であっても、加圧部6は、圧着する際にレジスト3の縁部の上部領域よりもそれ以外の上部領域に充分な圧力を及ぼすことができるため、実施例1と同様の効果を得ることができる。
(実施例8)
図8は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図8に示すように、本実施例における貼着装置が備えた加圧部6は、弾性材料であるゴムから形成されたものであり、そのゴムは、レジスト3に対応する領域、開口領域における配線形成領域に対応する領域、配線非形成領域に対応する領域の順に柔らかい。本実施例によれば、レジスト3、配線2、及び基板1の上部領域を押さえる圧力をそれぞれ最適化することができるため、開口領域における配線2上のレジスト3近傍(レジスト3の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる上、実施例7よりも更に基板1上の配線2近傍(配線2の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる。その結果、実施例4と同様の効果を得ることができる。
図8は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図8に示すように、本実施例における貼着装置が備えた加圧部6は、弾性材料であるゴムから形成されたものであり、そのゴムは、レジスト3に対応する領域、開口領域における配線形成領域に対応する領域、配線非形成領域に対応する領域の順に柔らかい。本実施例によれば、レジスト3、配線2、及び基板1の上部領域を押さえる圧力をそれぞれ最適化することができるため、開口領域における配線2上のレジスト3近傍(レジスト3の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる上、実施例7よりも更に基板1上の配線2近傍(配線2の非形成領域)におけるACF4の充填が良好となる。その結果、実施例4と同様の効果を得ることができる。
(実施例9)
図9は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図9に示すように、本実施例における貼着装置の加圧部が備えた凸部は、圧着する際に開口領域に緩嵌されるものであり、かつ、凸部の貼着面に対する垂直断面が、貼着面側に膨らんだ曲線により形成されている。本実施例によれば、レジスト3の縁部の上部領域において圧力が高くなることを防止することができる一方、他の領域ではACF4が回路基板7に貼着するのに充分な圧力を及ぼすことができる。また、基板1上の配線2近傍におけるACF4の充填が良好となり、更に、ACF4を圧着する際に噛み込んだ空気を半導体素子等の実装領域外に逃がしやすくすることができる。その結果、回路基板7上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができ、接着層4からセパレータ5等の保護層を剥離する際に回路基板7から接着層4が剥離することを防止することができる。
図9は、本実施例における貼着装置の加圧部の断面模式図である。
図9に示すように、本実施例における貼着装置の加圧部が備えた凸部は、圧着する際に開口領域に緩嵌されるものであり、かつ、凸部の貼着面に対する垂直断面が、貼着面側に膨らんだ曲線により形成されている。本実施例によれば、レジスト3の縁部の上部領域において圧力が高くなることを防止することができる一方、他の領域ではACF4が回路基板7に貼着するのに充分な圧力を及ぼすことができる。また、基板1上の配線2近傍におけるACF4の充填が良好となり、更に、ACF4を圧着する際に噛み込んだ空気を半導体素子等の実装領域外に逃がしやすくすることができる。その結果、回路基板7上に半導体素子を実装する際にピンホール及びボイドの発生を抑制することができ、接着層4からセパレータ5等の保護層を剥離する際に回路基板7から接着層4が剥離することを防止することができる。
1:基板
2:配線
3:レジスト(被覆層)
4:ACF(接着層)
5:セパレータ
6:加圧部
7:回路基板
7a:FPC
7b:PWB
8:接着フィルム
9:加圧部の凸部
10:切り込み(スリット)
11:加圧部の貼着面側に形成された基板上を押圧する凸部
12a:加圧部の貼着面側に形成された配線上を押圧しない凹部
12b:加圧部の貼着面側に形成された配線上を押圧する凸部
13:加圧部の貼着面側に形成されたレジスト上を押圧する凸部
14:短いスリット
15:長いスリット
16、18:加圧部の高弾性ゴム部分
17、19:加圧部の低弾性ゴム部分
20:加圧部の低弾性ゴム部分(19よりも更に低弾性)
31:加圧部の凹部
40:液晶パネル
41:ドライバIC
42:コントローラIC
43:電源IC
44:本発明以外のFPC
2:配線
3:レジスト(被覆層)
4:ACF(接着層)
5:セパレータ
6:加圧部
7:回路基板
7a:FPC
7b:PWB
8:接着フィルム
9:加圧部の凸部
10:切り込み(スリット)
11:加圧部の貼着面側に形成された基板上を押圧する凸部
12a:加圧部の貼着面側に形成された配線上を押圧しない凹部
12b:加圧部の貼着面側に形成された配線上を押圧する凸部
13:加圧部の貼着面側に形成されたレジスト上を押圧する凸部
14:短いスリット
15:長いスリット
16、18:加圧部の高弾性ゴム部分
17、19:加圧部の低弾性ゴム部分
20:加圧部の低弾性ゴム部分(19よりも更に低弾性)
31:加圧部の凹部
40:液晶パネル
41:ドライバIC
42:コントローラIC
43:電源IC
44:本発明以外のFPC
Claims (17)
- 開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、
該加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に、開口領域を形成する被覆層の縁部に及ぼされる圧力よりも大きい圧力を、縁部以外の領域に及ぼすものであることを特徴とする貼着装置。 - 開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、
該加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ貼着面側に突出する凸部を備え、
該凸部は、圧着する際に開口領域に緩嵌されるものであることを特徴とする貼着装置。 - 前記加圧部は、弾性材料により形成されていることを特徴とする請求項2記載の貼着装置。
- 前記凸部の高さは、開口領域の回路基板主面から被覆層の上面までの高さよりも高いことを特徴とする請求項3記載の貼着装置。
- 前記被覆層と回路基板との間には、配線が形成されており、
該配線の一部が開口領域において露出していることを特徴とする請求項1又は2記載の貼着装置。 - 前記凸部の貼着面は、開口領域よりも小さく、開口領域における配線非形成領域よりも大きいことを特徴とする請求項5記載の貼着装置。
- 前記凸部は、圧着する際に開口領域における配線非形成領域に緩嵌されるように凹部を有することを特徴とする請求項5又は6記載の貼着装置。
- 前記凸部は、凸部の貼着面に対する垂直断面が、貼着面側に膨らんだ曲線により形成されていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の貼着装置。
- 前記加圧部は、圧着する際に被覆層の縁部に対応する領域に凹部を備えることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の貼着装置。
- 開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、
該加圧部は、開口領域及び被覆層を加圧し、かつ圧着する際に開口領域を形成する被覆層の縁部に対応する領域に切り込みが設けられたことを特徴とする貼着装置。 - 前記加圧部は、圧着する際に被覆層に対応する領域に切り込みが設けられたことを特徴とする請求項10記載の貼着装置。
- 前記被覆層と回路基板との間には、配線が形成されており、
前記加圧部は、圧着する際に被覆層及び開口領域における配線形成領域に対応する領域に貼着面に対して略垂直方向に切り込みが設けられ、
該切り込みは、圧着する際に被覆層に対応する領域よりも開口領域における配線形成領域に対応する領域の方が短いことを特徴とする請求項10記載の貼着装置。 - 開口領域を有する被覆層が主面上に設けられることにより主面の一部が露出している回路基板に、接着層を圧着する加圧部を備えた貼着装置であって、
該加圧部は、弾性材料から形成されたものであり、
該弾性材料は、圧着する際に開口領域に対応する領域よりも、被覆層に対応する領域の方が柔らかいことを特徴とする貼着装置。 - 前記被覆層と回路基板との間には、配線が形成されており、
前記弾性材料は、被覆層に対応する領域、開口領域における配線形成領域に対応する領域、配線非形成領域に対応する領域の順に柔らかいことを特徴とする請求項13記載の貼着装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の貼着装置を用いて行うことを特徴とする膜の貼着方法。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の貼着装置を用いて、貼着された接着層を備えることを特徴とする半導体装置。
- 請求項1〜14のいずれかに記載の貼着装置を用いて、貼着された接着層を備えることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005234877A JP2007049100A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 貼着装置、膜の貼着方法、半導体装置及び表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005234877A JP2007049100A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 貼着装置、膜の貼着方法、半導体装置及び表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007049100A true JP2007049100A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37851650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005234877A Pending JP2007049100A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 貼着装置、膜の貼着方法、半導体装置及び表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007049100A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009238775A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-15 | Shibaura Mechatronics Corp | 粘着テープの貼着装置及び貼着方法 |
| JP2018093055A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルムの仮圧着方法、異方性導電フィルムの仮圧着装置、および異方性導電接続構造体 |
-
2005
- 2005-08-12 JP JP2005234877A patent/JP2007049100A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2018093055A (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-14 | デクセリアルズ株式会社 | 異方性導電フィルムの仮圧着方法、異方性導電フィルムの仮圧着装置、および異方性導電接続構造体 |
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