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JP2006528516A - 体腔にアクセスするための膨張式器具および製造方法 - Google Patents

体腔にアクセスするための膨張式器具および製造方法 Download PDF

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JP2006528516A JP2006521262A JP2006521262A JP2006528516A JP 2006528516 A JP2006528516 A JP 2006528516A JP 2006521262 A JP2006521262 A JP 2006521262A JP 2006521262 A JP2006521262 A JP 2006521262A JP 2006528516 A JP2006528516 A JP 2006528516A
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Abstract

体腔内の観察を容易にする収縮形状を持つチューブ状部材(11)で構成される体腔にアクセスするための器具(10)を提供する。器具は、材質の長さをそれ自体に反転して遠位端に単一の周辺合わせ目を持つチューブを形成することにより形成され、チューブ状部材(11)を収縮挿入形状で体腔に挿入するのを助けるために十分な硬さを持つ膨張チューブ(13)を含む。チューブ状部材は、さらに好ましくは負荷を受けると曲がる長さ方向の特徴の生成を避けるように構成されたねじれ接触域パターン(22)を含む。これにより、チューブ状部材(11)は実質的に円形の中央ルーメン(18)を提供することを保証する。

Description

(発明の分野)
本発明は、体腔にアクセスする方法および器具に関し、特に女性の尿生殖路へのアクセスを得る方法および器具に関する。
(発明の背景)
膣およびその関連組織の検査は、通常、膣管を拡張して、その拡張状態を維持することにより膣へのアクセスを提供する検鏡を使用して実施される。現在使用されている従来の検鏡は、膣管に挿入されて膣管を拡張するように作動する1対の金属ジョーで構成されている。大部分の患者にとって、検鏡の挿入および動作は不快なものであり、患者を緊張させるため、徹底的な検査が困難または不可能になる。
例えば、特許文献1に記載のような膨張式の外壁を持つ検鏡が開発されている。特許に記載の検鏡は、膣管の拡張に伴う不快感を和らげるため、硬い内壁および挿入後に液体で膨張する膨張式の外壁を含む。しかし、特許に記載の装置は極めて複雑で、再利用可能な部分と使い捨て部分の両方を合わせ持つため、商業上実用的でない。
商業上実用的な使い捨ての検鏡品の実現に必要な低コストを考慮して、特許文献2および特許文献3などに記載の膨張式嚢およびリブを備える検鏡の開発も試みられている。それらの公開および特許に記載の製品は、実際の使用に耐える十分な膨張力を持たないと考えられる。
特許文献4は、その端に沿って密閉される内部および外部の壁要素を含む膨張式の円錐構造を持ち、さらにグリッドパターンを持つ格子状の接触域を含む膨張式検鏡について記載している。特許は、挿入を容易にするために検鏡内に配置され、挿入ロッドを引き抜く際に装置の中央ルーメンを通して引き抜かれる外部シースに連結された挿入ロッドについて記載している。膨張した検鏡内に挿入される円錐形の構造は、一旦膨張すると検鏡を拡張状態に保持し、さらに光ファイバーライトまたは他の機器に対してサポートを提供する。
特許文献4は他の膨張式検鏡設計に関して多くの利点を提供すると考えられる。しかし、シースが引き抜かれる際に遠位端(婦人科医に最も近い場所)から近接端(患者の体内から最も離れた場所)に引っ張られ、過度の擦れや不快感の原因になるなど、挿入ロッドおよびシースの形状が問題となることが予測される。さらに、特許で開示されている内部サポート構造は検鏡の近接端にまで拡張しないため、患者の体が加えた力によって検鏡の近接端が一部破損する可能性がある。最後に、内壁および外壁要素の周囲に沿って密閉された端を、特に検鏡の近接端で使用すると、患者の子宮頸部を剥離する可能性のある比較的硬い構造が形成され、患者に不快感を与えることになる。
特許文献5は、台形プリズムの範囲を検鏡体積内に定めるように配置された長さ方向に伸びる複数のリブを持つ膨張式検鏡について記載している。上記の特許文献2および特許文献3に記載のように、特許文献5の装置は実質的に円形のルーメンを提供するのではなく、好ましくは検鏡の中央ルーメンを細い楕円に変形することが予測される。
米国特許第5,716,329号明細書 国際特許出願公開第97/24975号パンフレット オランダ国特許第9100599号明細書 米国特許第5,743,852号明細書 米国特許出願公開第2003/1099737号明細書
すでに知られている装置の短所を考慮して、小型で、体腔への挿入が容易であり、体腔内に挿入する際および体腔内で作動する際に不快感を与えない、体腔にアクセスする方法および器具を提供することが望ましい。
さらに、一回の使用後に装置を破棄できるような低コストの材質を使用しながら、体腔を拡張するために十分な強度を提供する、体腔にアクセスする方法および器具を提供することが望ましい。
大部分の場合において、体腔を拡張するために十分な放射状の力を提供するが、例えば肥満患者の検査または治療といった特別の状況で使用するための追加オプション要素を含むことができる、体腔にアクセスする器具を提供することも望ましい。
さらに、長さ方向のリブの存在を実質的に排除するか、または膨張状態で装置を選択的に曲げることを特徴とし、それにより実質的に円形の作用ルーメンを保証する、体腔にアクセスする器具の製造方法を提供することも望ましい。
また、装置の近接周囲端に沿った溶接または密閉を実質的に排除することにより患者に不快感を与える危険性を減らす、体腔にアクセスする器具の製造方法を提供することも望ましい。
(発明の開示)
前述の説明を考慮して、本発明の目的は、小型で、体腔への挿入が容易であり、体腔内に挿入する際および体腔内で作動する際に不快感を与えない、体腔にアクセスする器具を提供することである。
本発明の別の目的は、一回の使用後に器具を破棄できるような低コストの材質を使用しながら、体腔を拡張するために十分な強度を提供する、体腔にアクセスする方法および器具を提供することである。
本発明の別の目的は、一般的な場合に体腔を拡張するために十分な放射状の力を提供するが、例えば肥満患者の検査または治療など特別の状況で使用するための追加オプション要素を含むことができる、体腔にアクセスする器具を提供することである。
さらに本発明の目的は、膨張状態で装置を選択的に曲げる長さ方向のリブの特徴の存在を実質的に排除することにより、実質的に円形の作用ルーメンを保証する、体腔にアクセスする器具の製造方法を提供することである。
本発明のさらに別の方法は、装置の近接周囲端に沿った溶接または密閉を実質的に排除することにより患者に不快感を与える危険性を減らす、体腔にアクセスする器具の製造方法を提供することである。
本発明の原則に従って、一枚の板状の材質をそれ自体に反転してその遠位端(医師に最も近い場所)に沿って密閉することにより形成され、それにより近接密閉または溶接ゾーンの存在を排除し、組織を傷つけない近接端を提供する膨張式本体を備える体腔にアクセスするための器具を提供する。膨張式本体は、収縮形状で体腔に挿入され、拡張形状に膨張されることで体腔の壁を拡張する。膨張式本体は、実質的に一定のパターンで配置された複数の接触点を含むことで、膨張中の圧力を膨張式本体内に実質的に一定に分散させることができる。本発明の原則に従って、接触域は長さ方向の特徴を形成しないように配置されるが、その代わり、膨張式本体が負荷下で膨張する際に実質的に円形の中央ルーメンを提供する。
膨張式本体は、膨張式本体まで伸び、膨張式本体内で終わる長くて比較的硬いチューブを介してバルブまたはポンプなどの膨張装置に連結される。チューブは十分に硬いため、医師は収縮送達形状の膨張式本体に力を加えて膨張式本体を患者の体腔部に入れることができる。さらに、伸縮自在の潤滑状態のシースを膨張式本体の外部に配置して患者の体腔部に装置を挿入するのを助ける。
任意で、器具は膨張後、膨張式本体の中央ルーメンに挿入される内部サポート部材を含む。サポート部材は、好ましくは拡張器に搭載される安価なプラスチック部品で構成され、次に検鏡内に配置されて器具の放射状の力を強化し、膨張式本体の近接端の破損を防ぐ。この任意のサポート部材は、肥満患者に使用する場合に特に有効である。
幾つかの実施例では、膨張式本体は、膨張式本体の中央ルーメンに配置された1つまたは複数のポケットを含むことで、光ファイバーライトまたは他の機器をルーメン内に保持することができる。その代わりに、膨張式本体は、器具の近接端まで伸びるさらに長いチューブを含むことで、電気外科的ループ切除法などの器官の治療中に生じるスモークを排出することができる。
本発明の他の一面に従って、器具を使用して器官または体腔内の薬物送達を容易にする。幾つかの実施例では、膨張式本体の外部表面を、器具が体内または器官内に配置されると患者の組織に溶出する1つまたは複数の薬物でコーティングしてもよい。他の実施例では、膨張式本体は膨張した膨張式本体のルーメン内に適合するように構成され、1つまたは複数の薬物で満たされたチャンバーを持つシリンダーを受け入れるレセプタクルを画定して薬物を放出する事前設定プロファイルを提供する。
さらに別の実施例では、器具は、膨張式本体に取り付けられ、体腔への膨張式本体の挿入を容易にする、または膨張本体の中央ルーメンを通じてアクセス可能な視野を再設定するハンドルアセンブリを含む。
本発明の器具の製造方法も提供される。
本発明の上記および他の目的および利点は、以下の詳細な記述を踏まえ、付属の図面を参照することで明らかとなる。図面において、同様の参照文字は全体を通して同様の部分を示す。
(発明の詳細な説明)
図1〜3を参照すると、本発明を構成する器具は、膣管などの体腔を広げるための、低価格で使い捨て可能な器具である。器具10は、膨張式本体11、挿入シース12、膨張チューブ13、空気入れポンプ14、バルブ15、シールド16から構成される。膨張式本体11は、図では電球のように見える空気入れポンプ14を使用し、膨らませた際、実質的に平らなチューブ状の形(図2A)から膨張した形状(図2B)に変化する。
膨張した形状において、膨張式本体11は、医師に体器官または内腔の内部にアクセスを提供する中央の内腔18を画定する、環状の本体部分17を形成する。本発明の1つの側面によれば、膨張チューブ13は曲げることができるが比較的固いため、膨張チューブに与えられる力は、膨張チューブを患者の開口部に押し入れるために使用することができる。膨張チューブ13は本体部分17の内部と連通しており、それにより膨張式本体11が膨張および収縮できるようになる。
バルブ15は好ましくは一方向のバルブであり、本体部分17内部の圧力を保持するが、球14は加圧された状態でなくてもよい。バルブ15は、本体部分17を収縮するために、選択的に作動させることができる。球14およびバルブ15は、好ましくは、従来のルアーフィッティングを介して膨張チューブに連結されるため、これらの品目は、次に再利用するために膨張式本体11および膨張チューブ13から取り外すことができる。球14およびバルブ15は、好ましくは、患者の体液による汚染を防止するために、プラスチックバック等のシールド16内に配置される。
挿入シース12は、膨張式本体11を収縮した状態にとどめる軽量のプラスチックシースで構成され、患者の器官または内腔への挿入を容易にする。シース12は、装置の挿入を容易にし、かつ膨張式本体を配置する際に膨張チューブ13の周りから遠位に引き出すことができるように、先が分割され、組織を傷つけない弾丸形状をしている。
図2および3に示すように、好ましくは、膨張式本体11は重合体のラテックスフリー材質で構成され、また複数個のクッション状のキルティングされた接触域22で外側の壁20が内側の壁21に結合するように形成される。好ましくは、接触域22は、均一のパターンで配列され、膨張する際、膨張式本体11内で実質的に均一の圧力分配を可能とする。好適な実施例では、膨張式本体の周囲に接触域の16の列が設けられ、軸方向から斜めに配置されている。
本発明の原理によると、接触域22の列を、軸方向から斜めに配列または不規則な配列に割り当てることにより、膨張式本体に長さ方向の特徴が生じるのを避けることができる。従来の既知の装置に存在するこれらの特徴により、負荷の与えられた装置が優先的に曲がり、中央の内腔が細い楕円に変形させられることになる。しかし図1で説明した斜めのグリッドパターンは、膨張した形状の膨張式本体の放射状の堅さを高め、負荷がかかっていても、膨らんだ状態の中央ルーメン18が、実質的に円形状を維持する。
図3を参照した上で、膨張式本体11は好ましくは、それ自体に反転される単一の材質で構成され、元の材質の長さの約半分の二層のチューブ状の環を形成する。この方法で、合わせ目または溶接部23は、好ましくは膨張式本体の遠位端(医師の最も近い場所)にて、図3Aで示すように、膨張式本体の一方の端部に沿ってのみ形成される。これは、膨張式本体の近接端部24にある合わせ目または溶接部を避け、その代わりに、図3Bで示すように、器官や内腔内部の組織を擦るまたは傷つける危険を減らす、柔らかいクッションのような、組織を傷つけない近接端部を用意することができる。
図4に関して、挿入シース12は、膨張式本体11を収縮した挿入形状に保持する、熱収縮チューブのような、柔らかい重合のチューブで構成される。シース12は、臨床医が、シースを遠位でつかみ引き抜くつかみ部分を与える、遠位フランジ25を含む。シース12はまた、シースを引っ込める際に、スロット26の間にあるリーブ28を外側に開くことができる、弾丸の形をした先端27にスロット26を含む。
挿入シース12は、好ましくは、生体適合性のある滑剤により滑らかになっており、その後、患者の体腔、例えば、膣に挿入される。本発明の1つの側面によれば、膨張チューブ13は十分に硬く、臨床医が片手を使い、体腔内で膨張式本体を固定して保持でき、その一方、もう片方の手を使い、遠位方向で膨張式本体から挿入シートを引っ込めることができる。その後挿入シースは、膨張チューブ13の遠位端にてルアーから取り外され、その後バルブ15、球14、およびシールド16は、ルアーに連結されて、膨張式本体が膨張することができるようにする。
ここで図5Aおよび5Bを参照し、コルポスコピー、電気外科的ループ切除法、またはその他の処置の使用に適した、本発明の膨張式本体の代替具体例を説明する。コルポスコピーは、眼鏡またはその他の光学装置を使用し、頸部および膣を観察する処置で、概して膣の照明を必要とする。電気外科的ループ切除法は、患者の腔または器官の内側の表面から組織を取り除くために、電動のスネアが使用される処置であり、医師にはっきりとした視界を与えるために排出する必要のある、煙の発生を引き起こす可能性がある。
図5Aおよび5Bでは、膨張式本体30は、膨張チューブ31、ポケットまたはチャンネル33を備えた中央ルーメン32、およびその長さに沿って取り付けられた排出チューブ34を含む。チャンネル33は、中央ルーメン32内の位置で、光ファイバーの光源またはその他の機器など、ツール35を固定するために使用できる。排出チューブ34は好ましくは、膨張式本体30の長さに伸ばし、処置を行っている際、体腔内から煙やガスを排出するために、適切な真空ソースにチューブ34を連結できる、遠位端を含む。有利なことに、チャンネル33および排出チューブ34は、医師の手をその他のタスクのために空けることができる。あるいは、排出チューブ34の代わりに、膣内の照明を必要とする処置を容易にするために体腔を照らす光源を配置してもよく、またチャネル33をその他の器具を保持するために使用してもよい。
図6を参照し、本発明の任意のサポート部材40を説明する。初期のテストでは、母集団のある区分、特に肥満の女性では、本発明の膨張式本体は、中央ルーメンと通してはっきりとした視界を与えるための、十分な放射状の強度を与えない場合があることが観察された。図6では、サポート部材41は、遠位フランジ43および中央ルーメン44を備えた、硬い使い捨てのプラスチックチューブ42で構成される。チューブ42は、中央ルーメン44内で拡張器45を受け入れるために、特定の面で形成される。拡張器は、滑らかな近接端部46、フランジ47、およびハンドル48を含む。フランジ47は、フランジ43に対し終端となるため、ハンドル48に与える力は、図1の器具の膨張式本体の中央ルーメン内で、拡張器45およびチューブ42を推し進める。
肥満の女性向け膣検鏡として、図1および6の器具の実使用を説明する。最初に、挿入シース12内に配置された膨張式本体は、膣に挿入される。膨張チューブ13はその後固定され、その一方で挿入チューブは遠位で引き抜かれる。その後、球14、バルブ15、およびシールド16は、膨張チューブ13のルアー末端に取り付けられ、膨張式本体が膨張される。チューブ42がそこに配置された、拡張器45は、膨張式本体の中央ルーメンに挿入され、かつ48を操作するために、近位で方向付けられた力を与えることで、前方向に推し進められる。拡張器45およびチューブ42が完全に挿入されると、拡張器45が引き抜かれ、チューブ42を膨張式本体の中央ルーメン内の位置に残す。有利なことに、チューブ42は好ましくは膨張式本体の近位先端に伸びるため、患者の頸部まではっきりとした視界を与えることができる。
図7に関して、配置時の不快さを抑えるために、図1の膨張式本体を回転する好適な方法を説明する。本発明では、従来のジョータイプの検鏡では、ジョーによって与えられた力は主として前方向と後方向にあることが観察された。これは、膣に与えられた横向きの力が、不快感を生じさせると考えられているために、そのように考えられている。その結果、本発明の1つの側面に従い図7に描いたように、膨張式本体を最初に平らにし、次に前方向のウイングAと後方向のウイングPを備えた、S形の形状に丸められる。この方法で丸められると、膨張式本体を配置する際、膣壁に与えられる力は、主として前方向と後方向にあるため、装置を膨らます時の患者の不快感を軽減する。
図8を参照すると、図1〜3の器具を作成する方法が説明されている。ステップ50では、8ミリウレタンなどの、プラスチックシートの長方形の一部が希望のサイズに切り取られている。例えば、膨張式本体が通常の長さの12cmで直径3.8cmに広げられる場合、対応するシートのサイズは恐らく、15cm×23cmとなる。ステップ51では、シートは円柱に形成され、縦の合わせ目が付けられる。ステップ52では、膨張チューブの長さが、円柱の遠位の半分の長さで、円柱の外部に付けられる。ステップ53では、円柱の近位の半分の長さで、円柱の遠位の半分の長さが裏返され、二重壁の環状チューブを形成する。
ステップ54では、二重壁の環状チューブの遠位端で、密閉部分または溶接部が形成されるため、閉ざされたチューブが形成される。上文に説明したように、膨張式本体の遠位端にのみ溶接部があることは、膨張式本体に、滑らかで組織を傷つけない近接端部を与えることになる。ステップ55では、接触域のパターンが、二重壁の環状チューブの長さと周辺に沿って形成され、膨張式本体を形成する。上記でも説明したように、接触域は軸方向に埋め合わされる、またはねじられているため、膨張式本体が膨らんだ際、以前から知られている設計のように、主として長さ方向の特徴が、チューブの優先的に可能な曲げや部分的な崩れを形成しない。
ステップ56では、シールド16を膨張チューブに付け、ステップ57では、ルアー末端が膨張チューブの遠位端に付けることができる。または、ルアー末端を付け、例えば挿入チューブが取り外された後で、シールドを別に付けることができる。一旦、膨張式部材が完成すると、ステップ57では、図7に関して上記で説明したように、S形の形成に丸めることができ、ステップ58で挿入シースに挿入できる。次のステップでは、挿入チューブが加熱されて膨張式本体上で縮小され、その後、装置は包装され殺菌される。
図9に関し、本発明の膨張式本体の代替具体例を説明する。膨張式本体60は、上記図1の実施例と、構成上は似ているが、体腔または内腔に局所分布するための、抗生物質などの薬品を含んだ、コーティング61をさらに含んでいる。または、コーティング61は、遺伝子保菌生物またはタンパク質コーティングで構成することができる。外壁にコーティングを施すことで、検査や治療の際、薬品、遺伝子保菌生物、またはタンパク質を直接膣壁に送ることができる。例として、コーティング61は、ノボカイン、避妊薬、受精製剤、凝固剤、ならびに様々な遺伝子保菌生物およびタンパク質を含むことができる。様々な薬品、遺伝子、タンパク質の薬物動態、およびどのように膣に吸収されるかにより、コーティング61は、膣に送る薬品を1つ以上含むことができる。
薬品、遺伝子、タンパク質を送ることを促進するために、外壁に特徴またはパターンを用意できる。または、コーティング61は、水に触れた際、滑らかになるまたは滑りやすくできるため、装置を挿入する際に発生する摩擦を軽減することができる。その他の代替例として、器具を挿入前に、お湯に浸しておくことで、膨張式本体がお湯から熱の一部を保持すると予想されるため、患者の不快感を軽減できる。
図10に描く、その他の代替実施例では、膨張式本体63は、内部レイヤー64a、中間レイヤー64b、および外部レイヤー64cで構成される。内部レイヤー64aおよび中間レイヤー64bは、図2Aの内壁21および外壁20に対応し、外部レイヤー64cは、複数個の微小の打ち抜き穴65を含む。内部レイヤー64aおよび中間レイヤー64bの間の環は、膨張式本体63を広げるために、ガスまたは流動体で満たされ、一方、中間レイヤー64bおよび外部レイヤー64cの間の環は、ポケット66を形成し、そこは液体またはゲル状の薬品、たんぱく質、または遺伝子保菌生物で満たすことができる。膨張式本体が、患者の体腔内で膨張した際、ポケット66内の薬品、たんぱく質、または遺伝子保菌生物は、微小の打ち抜き穴65を通り、体腔の壁に運ばれる。
図9および10の実施例に関し、コーティング61またはポケット66は、テルコナゾール、ダイフルカン、モニスタット、およびガイナゾール(Gynazole)などの、イースト菌感染症を治療するための薬剤を含むことができる。または、コーティング61またはポケット66は、フラジ(Flagy)およびクレオシンなどの細菌感染を治療するための薬剤を含むことができる。
図11A〜11Cに、図1〜3に関して説明した膨張式本体11と一緒に使用するために構成された、ハンドルアセンブリ70を描画する。ハンドルアセンブリ70は、ハンドルアセンブリを保持し、操作するための、膣内の舌部分71およびつかみ部分72を含む。舌部分71は、膨張式本体11の外部輪郭に合うように、好ましくくぼんだ前面71aを含む。ハンドルアセンブリ70は、収縮した装置の挿入、および膣の内部組織の触診を容易にする。舌部分71は好ましくは、頸部を触診し視察できるように、患者の膣管にはめ込むように構成された唇73を含む。
図11Aを参照し、舌部分71は、つかみ部分72に対して角度Xに位置するため、つかみ部分72を握る際、ユーザーが舌部分71に十分な力を伝えることができる。好ましくは、角度Xは、90度以上で、さらに好ましくは120度から160度の間である。つかみ部分と舌部分の間のこの角度は、装置の挿入を容易にし、患者を再配置する必要性を軽減する。有利なことに、これによって、ほとんどの検査で、患者がより居心地の良い体勢で座る、または横になることができる。
実施例の中には、つかみ部分72は、処置の際、つかみ部分72をよりつかみ易くするために設計された、親指当て74を含む。親指当て74は、つかみ部分と舌部分の接合近くにあるつかみ部分72の前面72aに通常配置される。親指当て74は、好ましくは、ユーザーの触感を高める一方、ハンドルアセンブリをしっかりとつかむことができる、ゴムなどの材質で構成される。
図11Bで示したように、舌部分72の前面は、透視診断法において目に見える、X線不透過性のマーキング76を構成する測定の印を、任意で含むことができる。X線不透過性のマーキング76は、器官、腫瘍、組織、および骨などの周囲の物に対して、測定を行うことができる。例として、X線不透過性のマーキング76は、腫瘍の深さまたは位置を決めるために使用できる。つかみ部分72の後面72bは、処置の際、膨張ルーメン13をしっかりとささえるための、実質的にはU形のチャンネル78aを含む、ガイド78を含む。ガイド78は、U形のチャンネル78a内に、膨張ルーメンをスナップ式にはめ込むまたは力ではめ込むことが可能な、柔らかい材質で構成できる。
図11Cでは、任意のカフ80aおよび80bを含む、膨張式本体79が、舌部分71の前面に取り付けられているため、膨張式本体は前面から外面的に配置される。膨張式本体79は、好ましくは、適切な接着剤、超音波の溶接、または熱溶接を使用し、舌部分71に取り付けられる。または、膨張式本体は、クイックコネクタを使用し舌部分に取り付けることができる。さらに、膨張ルーメン81は、柔軟性のあるガイド78内に、力ではめ込むことができ、好ましくは、ポンプや球などの適切な空気入れポンプに取り付けるための、従来式のルアータイプのコネクタなどのコネクタ82を含む。
図11Cでは、膨張式本体79およびハンドルアセンブリ70は、患者の膣管Vに置かれる。唇73およびカフ80bは、好ましくは、患者の頸部Cを触診し視察できるように、膣管Vの端にはめ込むように構成される。医師によってつかみ部分に与えられた力は、膣管およびその後の組織の境界の内部に与えられる、合力を生成する。そのため、つかみ部分の操作によって、頸部が現れるため、医師が希望の角度で、頸部および膣管の間の接合を視察できるようになる。
図12A〜12Cに、図1〜3の膨張式本体11と一緒に使用するために、適用された代替のハンドルアセンブリ90を説明する。ハンドルアセンブリ90は、膣内の舌部分91および取り外し可能なつかみ部分92を含む、モジュラーアセンブリである。好ましくは、舌部分およびつかみ部分は、それ自体はこの分野で知られている、従来式のルアータイプコネクタ95および96を使用し、開放可能なように接続される。さらに詳しくは、舌部分91の端部は、つかみ部分92に配置される、対応するメス型ルアー部品96に一致するよう適用された、オス型ルアー部品95を含む。これらのルアー部品は、好ましくは、はめ込みおよび取り外しのための、標準ねじりロック機能を備える。または、舌部分およびつかみ部分は、摩擦ではめ込む、力ではめ込む、またはスナップ式にはめ込んで、開放可能なように接続できる。好ましくは、舌部分およびつかみ部分は、取り付けおよび取り外しが容易であるが、使用中は不注意に取り外されないようにする。
図12Aで描くように、舌部分91は好ましくは、膨張式本体11の内部輪郭と合うように構成された、凸状の前面91aを含む。図解の実施例では、舌部分91は、実質的に円筒型であり、前面91aは、膨張式本体11を膨張させるための、1つ以上の膨張穴93を含む。つかみ部分92は、空気入れポンプの、対応するオス型ルアー部品に一致するよう適用された、メス型ルアー部品94を含む。
図12Bは、線12B〜12Bに沿った、図12Aのつかみ部分の断面図で、図12Cは、線12C〜12Cに沿った、図12Aの舌部分の断面図である。つかみ部分92は、つかみ部分の長さのルーメン97を含み、コネクタ91を介し、膨張装置と連通する。つかみ部分の断面は、長方形に描かれているが、本発明の範囲から外れることなく、四角、丸形、三角形、および楕円形などのその他の形を含むことができるが、それらに制限はされない。
図12Cに関して、つかみ部分91はまた、舌部分の長さのルーメン98を含み、ルーメン97および膨張穴93の両方と連通する。つかみ部分の断面は、丸形に描かれているが、本発明の範囲から外れることなく、四角、長方形、三角形、および楕円形などのその他の形を含むことができるが、それらに制限はされない。
図12Aを再度参照し、舌部分91は、つかみ部分92に対して角度Xに位置するため、つかみ部分92を握る際、ユーザーが舌部分91に十分な力を伝えることができる。好ましくは、角度Xは、90度以上で、さらに好ましくは120度から160度の間である。つかみ部分と舌部分の間のこの角度は、装置の挿入を容易にし、患者を再配置する必要性を軽減する。上記で述べたように、これによって有利なことに、ほとんどの検査で、患者がより居心地の良い体勢で座る、または横になることができる。
上記の実施例と同様に、ハンドルアセンブリ90は、収縮した装置の挿入、および膣の内部組織の触診を容易にする。舌部分91は好ましくは、頸部を触診し視察できるように、患者の膣管にはめ込むように構成された唇99を含む。舌部分は、膣管の接合をはめ込むことで、患者の頸部の触診に備える。舌部分およびつかみ部分は、好ましくは、注入モールディングなどを使用し、加工された空洞のプラスチック部分を構成する。または、舌部分およびつかみ部分は、金属または木材などその他の材質で構成できる。
図13A〜13Cを参照し、挿入前に、膨張していない膨張式本体を舌部分91に取り付けることで、舌部分91の膨張穴93が、膨張式本体100の内壁にある、対応する膨張穴と揃う。膨張式本体100は、図1〜3の膨張式本体と構造上似ており、内部カフ102aおよび102b、ならびに内部カフ102cを含む。好ましくは、舌部分は、比較的柔らかい膨張式本体100内に配置されるため、患者に最高の居心地の良さを与えることができる。膨張式本体100は、適切な接着剤、超音波の溶接、または熱溶接を使用し、舌部分91に取り付けることができる。
シース101は、舌部分および膨張式本体の挿入を容易にするために、使用される。シース101は、挿入の際、舌部分に対して膨張式本体を握るようになっている。さらに、シース101は、膨張式本体100を膨らます際、裂けるようになっている。シース101は、膨張する際、裂けることを容易にするための一連の打ち抜き穴を含むことができる。シース101は、処置の後に、医師により取り外すことができ、あるいは、膣管内で溶解するように構成できる。
図14で描く代替実施例では、膨張式本体100’は先細になっているため、膨張した構成では、近接端部は、遠位端より直径が大きい。さらに、カフ102b’は、カフ102a’より直径が大きい。この構成は、膨張した膨張式本体100’が、患者の膣管内の適所に定まっているようにする。
好ましくは、患者は、自分自身で検鏡を挿入する選択肢を与えられる。有利なことに、患者にとって、一旦ハンドル部分が取り外された後、舌部分を挿入する方が容易である。図13Aで示すように、舌部分91は、細長い円柱の面および弾丸の形をした遠位チップ99を持つ、タンポンに似ている。挿入後、つかみ部分は、ルアータイプコネクタ95および96によって、任意で取り付けることができる。多くの例では、頸部は、ハンドルアセンブリを膣に挿入した後、触診せずに見えるようにすることができる。これらの場合、メス型ルアーコネクタは空気入れポンプに、直接取り付けることができるため、つかみ部分を取り付ける必要がない。しかし、頸部が見えない場合、つかみ部分を舌部分に取り付け、舌部分91を操作するための適切な力を与えることができる。
舌部分91は、壊れることなくレバーとして使用するのに十分な厚さでありながら、患者に快適性を与えられるように薄く設計されている。さらに、舌部分91は好ましくは、様々な患者の治療のためにサイズを変えられるようになっている。好ましくは、舌部分は直径、10mmから15mmである。もちろん、この分野の一般的な技術の一部として理解されるように、舌部分は、本発明の範囲から外れることなく、直径10mmから15mm以外にすることもできる。
本発明の膨張式本体には、好ましくは、若い女性および萎縮症の更年期以降の女性のために小さなサイズ、「通常の」女性のための中間サイズ、および肥満女性のための大きいサイズを含む、複数のサイズがある。小さいサイズは、好ましくは、約10cmの長さで、直径は約2.5cmである。中間サイズは、好ましくは、約12cmの長さで、直径は約4.0cmである。大きいサイズは、好ましくは、約18cmの長さで、直径は約6cmである。
膣および直腸は自然の器官で、効果的にある種の薬品を静脈系に吸収できる。現在、膣に置かれ、1つ以上の薬品の連続的な投与を可能とするホルモン装置がある。しかし、このような装置は挿入するのが困難で、しばしば痛みが伴う。さらに、最適なサイズを見つけるまで、様々なサイズの装置を挿入する必要があることもあり、患者によっては、最適なサイズを得るのに不可能な、サイズとサイズの中間になることもある。
図15を参照し、図12〜13に関して公開された、ハンドルアセンブリ90および膨張式本体100は、患者の膣V内に、薬品を運ぶのを容易にするために使用される。ハンドルアセンブリ90は、膣内舌部分91および取り外し可能なつかみ部分92を含む、モジュラーアセンブリである。図13に関して上文で説明したように、収縮した膨張式本体100および舌部分91は、膣Vに挿入され、膨張式本体が膨らまされる。
図15Aを参照し、本発明の1つの側面によれば、舌部分91および膨張式本体100は、1つ以上の留め具105を介し、開放可能なように接続される。留め具105は、好ましくは、スナップ、またはその他の適した連動開放可能な部品、または固定部品で構成される。膨張する際、留め具105は、舌部分91の膨張穴93および、膨張式本体100の対応する膨張穴の間に、正しい配置を保つ。図13Bを参照し、膨張後、留め具80は外されるか、さもなければ開放されるため、舌部分91を膨張式本体の中央ルーメンから完全に取り外すことができる。
図15Cを参照し、舌部分91が中央ルーメンから引っ込められた後、1つ以上の薬品を含んだシリンダー112が、そこに配置される。さらに詳しくは、シリンダー112の端部112aは、カフ102aを介し挿入され、シリンダーは、中央ルーメン内に遠位で移動する。シリンダー112は、好ましくは、タブ114を保持して、またはその他の適した留め具によって、中央ルーメン内の位置に固定される。図解の実施例では、遠位端および近接端部112a、112bは、遠位カフおよび近接カフをそれぞれ超えて伸びている。さらに、遠位端および近接端部112a、112bは、膨張式本体の中央ルーメンに配置された際、遠位カフおよび近接カフ102b、102aに揃う大きさにできる。
図15Dを参照し、シリンダー112は、好ましくは、ルーメン116の周囲に配置された、複数個の異なるチャンバー120、122、124、126を構成する。各チャンバー120、122、124、126は、連続的および/または断続的に送るようになっている、1つ以上の薬品で満たすことができる。さらに、1つ以上のチャンバーは、水や生理食塩水などのその他の流動体で満たすことができる。チャンバー120、122、124、126は、好ましくは、横の膣壁が集中しないよう、構造的に支持する、硬質または半硬質の壁117を含む。チャンバー壁100の適した組み合わせの材質は、シリコンおよびポリウレタンである。
図15Eを参照し、取り外し可能なエンドキャップ118は、使用中、シリンダー112の近接端部を密封するために用意されている。エンドキャップ118は、好ましくは、力ではめ込むまたは摩擦ではめ込んで、シリンダー112に取り付けられる。さらに、エンドキャップ118は、ルーメン116に揃えられたアパーチャ119を含むことができる。アパーチャ119は、ルーメン116を介し、体液および過剰な薬品が排出されるようにする。
図15Cを再度参照し、各チャンバー120、122、124、126は、好ましくは、対応するノズル120b、122b、124b、126bと流体を介し連通するポンプ120a、122a、124a、126aをさらに含む。有利なことに、別々のポンプを使用することは、薬品の不要な混合を防止する。ポンプ120a、122a、124a、126aは、好ましくは、膣V内の治療対象箇所に、規定量の薬品を投与するのを調整するための、タイミングメカニズムを含む。ノズル120b、122b、124b、126bは、好ましくは、シリンダー112の挿入前に、特定の治療対象箇所に薬品を投与するために、前もって配置できるように、回転できる。シリンダーは、4つのシリンダーを備えて描かれているが、本発明の範囲から外れることなく、シリンダー112が任意の数(および対応するポンプとノズル)で構成できるとは、この分野において一般の技術を使用する者にも理解できる。または、シリンダー112は、複数個のチャンバーおよび、複数個のチャンバーの任意の1個から、選択的に薬品を投与するよう構成される1個のポンプ/ノズルアセンブルで構成できる。
図15Cを引き続き参照し、1個以上のOリングシール103が、流体の漏れを防止するために、シリンダー112および膨張式本体100に配置される。いくつかの実施例によると、ルーメン100は、自然な排液を可能とし、感染を防止するため、開かれた状態が可能となっている。シリンダーは、好ましくは、シリンダー112のルーメン116を開放可能なようにはめ込むための、ネジ込み端部131を持つハンドル130を構成する。ハンドル130は、膨張式本体100の中央ルーメンから、シリンダーを引っ込めるのを容易にする。さらに、ハンドルは、シリンダーを回転させ、中央ルーメン内に適切に配置するために使用できる。
素早い吸収特性を持つ薬品は、薬品が吸収される対象の組織部分が、薬品が届けられる箇所に非常に近いため、シリンダー112を使用して届けるのに、特に適している。シリンダー112を使用して届けることのできる薬品は、以下になるが、これらに制限はされない:アテノロール、ジルチアゼム、エナラプリル、メトプロロールおよびニフェジピンなどの抗高血圧薬、抗生物質、化学療法などの慢性的に投与する薬品、グリブリド、パクリタキセル、アブラキセン(Abraxene)、および準備薬品クレモフォア(Chremophor)などの経口血糖降下薬、テルコナゾール、ダイフルカン、およびガイナゾール(Gynazole)などのイースト菌感染症を治療するために使用する薬品、フラジ(Flagy)およびクレオシンなどの細菌感染を治療するために使用する薬品。
典型的な実施例の1つによると、チャンバー120は、クレモフォア(Chremophor)で満たされ、チャンバー122は、パクリタキセルで満たされている。ポンプ120a内のタイミングメカニズムは、指定した時間の間隔、例えば3日間に一度など、対象の治療箇所に、調整した量のクレモフォア(Chremophor)を送るように構成される。同様に、ポンプ122a内のタイミングメカニズムは、指定した時間の間隔、例えば6日間に一度など、対象の治療箇所に、調整した量のパクリタキセルを運ぶように構成される。また、ポンプ120a、122bは、対象の治療箇所に、クレモフォア(Chremophor)およびパクリタキセルを継続的に運ぶよう構成できる。
更年期以降の女性または子宮摘出を行った女性のホルモン代償療法を行うために設計された、典型的な実施例のもう1つによると、チャンバー120は、エストロゲンで満たされ、チャンバー122は、プロゲスチンで満たされ、チャンバー124は、水で満たされている。ポンプ120a、122a内のタイミングメカニズムは、3週間連続して毎週、対象治療箇所に、調整した量のエストロゲンおよびプロゲスチンそれぞれを運ぶように構成される。4週間目、ポンプ124a内のタイミングメカニズムは、対象治療箇所に、調整した量の水を運ぶように構成される。この薬品を運ぶスケジュール(すなわち、薬品を運ぶ3週間に続き、水を運ぶ1週間)は、好ましくは、チャンバーの1つが医師によって補充されるのを必要とするまで、無制限に繰返される。
シリンダーのチャンバーは、医者または薬剤師により定期的に補充されるようになっている。例えば、薬剤師は、複数の薬品の処方をチャンバーに補充できるが、そこでは、処方薬が、規定の時間持続する。有利なことに、チャンバーを複数の薬品で満たすことができると、多くの患者、特に年老いた女性に非常に便利である。さらに、吸収によって、連続的に薬品を投与することは、経口による服用より、変動が少ない。
膣の前壁または後壁が膨れ上がるように、膣が広がると、膣の逸脱が起こる。さらに、逸脱は、膀胱、尿道、直腸、または子宮からも発生する可能性がある。逸脱は、その重症度および患者の年齢によって、様々な方法で対処される。1つには、若い患者は、一般に手術による解決法を選択するが、これは、若い患者のほとんどは、性的に活動的で、膣の装置は阻止する影響があるため、必要なことである。一方、年老いた患者は通常、性的に活動的ではない。そのため、装置の挿入を一般的に好む。
一般に、挿入可能な装置は、いくつかの欠点があるため、あまりうまくいかなかった。上記で述べたように、性的に活動的な患者は、一般的に、性生活が妨害されるのを避けるため、手術を選択する。さらに、装置は、挿入および取り外しが非常に不快であり、また感染を起こす可能性がある。そのため、年老いた集団でも、手術がしばしば選択される解決法となる。しかし、これらの患者の多くは、優れた手術の志望者でなない。逸脱は、よく膣壁に膨れや、逸脱部分を引き起こす。これらの逸脱部分はしばしば、膣内装置にかなりの量の圧力を与え、従来式の装置を、膣から一緒に押し出す傾向がある。
図16を参照し、図12〜13に関して公開された、ハンドルアセンブリ90および膨張式本体100は、患者の膣V内の逸脱症状を軽減するために使用される。さらに詳しくは、膨張式本体は、数日、数週間、または数ヶ月などの長い期間、膣V内において膨張した形状のままとなる。図16Aを参照し、膣Vは、失禁、閉塞、不快感、およびその他の症状を引き起こす可能性のある、逸脱Pの部分を含む。図16Bを参照し、収縮した膨張式本体100および舌部分91は、膣Vに挿入され、膨張式本体は、上文で説明したように膨らまされる。舌部分91および膨張式本体100は、1つ以上の留め具105を介して、開放可能なように接続されるため、舌部分は、膨張式本体100の膨張の後で、取り外すことができる。
図16Cを参照し、膨張式本体100は有利なことに、長い期間、体腔を支えるため、脱膣がより広い部分に発達するのを防止する。さらに、膨張式本体100の中央ルーメンは、体液の通路のための導管を用意するため、逸脱部分による閉塞を防止することができる。さらに、膨張式本体100は、逸脱部分が後退または一緒に消えてしまう長い期間、体腔内に残るようになっている。
いくつかの実施例によって、膨張式本体の中央ルーメンは、通常の流動体が流れ出るように、開かれたままになっている。有利なことに、これは、感染を防止し、蓄積した古い排出物の臭気を軽減する。廃棄物を入れる容器を、流体の排出物を収集するために用意することができる。図16Dを参照し、他の実施例によると、図15に関して説明したシリンダー112は、膨張式本体内に挿入できる。シリンダー112は、構造上の硬直性を与え、膨張式本体内100の横に向かった放射状の力を結果的に高める。もちろん、横に向かった放射状の大きい力は、逸脱部分からの逆の力があるにもかかわらず、膣V内に、膨張式本体が留まるように作用する。さらに、図16Eで描いたように、膨張式本体100の外壁は、外壁と膣壁の間の摩擦を大きくする、局所機能135を含む。例として、局所機能135は、肋骨状のもの、V字型の刻み目、隆線、くぼみ、隆起、およびその他の適当な表面上の凹凸を含むことができるが、それらに制限されない。
電気外科的ループ切除法は、頸部の形成異常を持つ女性に共通する処置である。この処置は、焼灼電流が流れる金属ワイヤを使用するが、そのワイヤは頸部を切り開き、見本を取り出すために使用される。このような処置で利用できるようにする目的で、従来の金属検鏡は、電気的に非導電性のコーティングによって製造しなければならず、このような検鏡を非常に高額なものにしている。
図17を参照し、膨張式本体100は、患者の頸部Cからの組織の切除を容易にするために使用される。手術では、収縮した膨張式本体100および舌部分91は、膣Vに挿入され、上文で説明したように、膨張式本体が膨らまされる。その後、舌部分91が取り外され、引っ込められる。膨張式本体100は非金属性のため、電気を伝導しない。そのため、膨張式本体の中央ルーメンは、電気外科的ループ切除法処置を行うための、安全な導管を用意する。
図17をさらに参照し、頸部Cからの組織の切除は、遠位端142に取り付けられたハンドル141および、近接端部144に取り付けられた電極143を持つ、金属ワイヤ140を使用して行うことができる。金属ワイヤ140および電極143は、電源148と電気通信を行っている。ハンドル141は、電極143が頸部Cと接触するように、金属ワイヤ140の端部144を子宮頸部Eに移動するために使用される。さらに詳しくは、医師はハンドル141を使用し、膨張式本体100および頸部Cに対して、金属ワイヤ140を回転し、移動させる。
一旦、電極143が頸部Cと接触するように配置されると、金属ワイヤ140はハンドル141を使用し回転するため、電極143が頸部の組織の層を切除する。その後、金属ワイヤは、遠位から引っ込められ、組織サンプルが処理のために取り除かれる。処置が完了すると、膨張式本体は、膣腔からの力により自動的に収縮することができる。
図5の実施例に関して上文で説明したように、排出チューブは、好ましくは、頸部組織の切除の際に発生する煙を排出するために用意されている。例えば、電極が頸部に接触した際、溝が形成される場合がある。排出チューブ152を通して溝を空にするために、吸引源154が提供される。
腔内放射線装置が、婦人科癌の値治療のためにある。腔内放射線装置の1つのタイプは、狭い中央の円筒型の開口部を含む、長方形のドーナッツ型を構成する。放射線媒質が種として供給され、膣に装置を配置する前に、装置に積み込まれる。このような従来式の腔内放射線装置には、膣腔のサイズに大きなばらつきがあるため、複数のサイズがある。しかし、従来式のサイズが前もって決められた装置は、多くの場合、ほとんどの患者に対し、居心地よく適合することがない。
図18を参照し、本発明の膨張式本体100は、膣Vおよび頸部Cの近くの病変組織を治療するための、放射線治療を行うことを容易にするために、使用される。手術では、収縮した膨張式本体100および舌部分91は、膣Vに挿入され、膨張式本体は、上文で説明したように膨らまされる。舌部分91はその後、取り外され、膨張式本体の中央ルーメンから引っ込められる。本発明の1つの側面によれば、中央ルーメンは、膣V内に放射線の種160を運ぶための導管を用意する。放射線の種160は、ペレット状、棒状、タブレット状、小球状、またはその他の適当な形状にすることができる。
放射線の種160は、遠位端162aおよび近接端部162bを構成する、細長いシリンダー162、ならびに放射線の種160の通路に成形されたルーメン164を使用し、病変組織部分に運ばれる。細長いシリンダー162は、好ましくは、遠位端162aに配置されたハンドル166をさらに構成する。医師は、ハンドル166を使用し、例えば、頸部C周辺の組織などの病変組織部分の付近に、遠位端162bを移動する。一旦、近接端部162bが適切に配置されると、押し棒168が医師によってルーメン164内に、近位で押し進められるため、近接端部162bから放射線の種160を押し出すことができる。処置が完了すると、膨張式本体は、膣腔からの力により自動的に収縮することができる。有利なことに、膨張式本体100は、膣Vのサイズによって、様々な段階に膨らますことができるため、ほとんどの患者に居心地良く適合する。
本発明の好適な図解の実施例を上記で説明したが、この分野で熟練した者にとって、発明から外れることなく、様々な変更および修正を行うことができることは明らかである。添付の請求項では、発明の本来の精神および範囲内に収まる、このようなすべての変更と修正を対象とすることを意図する。
図1は、本発明の器具の収縮形状における側面図である。 図2Aおよび2Bは、それぞれ図1の器具の収縮および膨張状態における線2−2に沿った断面図である。 図3Aおよび3Bは、それぞれ図1の膨張式本体の膨張状態における側面図および端面斜視図である。 図4は、膨張式本体の送達を容易にするシースの斜視図である。 図5A‐5Cは、任意のサイドポケットおよび吸気チューブを含む図1の膨張式本体の代替デザインを示す側面図である。 図6は、本発明の器具とともに使用するサポート部材および拡張器の部分的に断面図となった側面図である。 図7は、器具の配置時に患者が感じる不快感を減らすために膨張式本体を回転する好ましい方法の斜視図である。 図8は、図1の器具を製造する好ましいプロセスを示すフローチャートである。 図9は、薬物または他の生物活性物質のコーティングを含む本発明の膨張式本体の側面図である。 図10は、生物活性物質の送達に適した本発明の膨張式本体の代替実施例の断面図である。 図11A‐11Cは、それぞれ本発明の器具とともに使用するハンドルアセンブリの側面図および斜視図、およびハンドルアセンブリおよび膨張式本体を膣検鏡として使用する様子を示す図である。 図12A‐12Cは、それぞれ本発明の器具とともに使用する代替ハンドルアセンブリの側面図、図12Aのハンドルアセンブリの線12B−12Bおよび線12C−12Cに沿った断面図である。 図13A‐13Cは、それぞれ図12Aのハンドルアセンブリの側面図、図13Aの構成要素の線13B−13Bに沿った断面図、および図1の器具とともに使用する図12Aの構成要素の側断面図である。 図14は、図13Cの装置の代替実施例の側断面図である。 図15A‐15Eは、それぞれ患者の膣管内にある図12−13の装置の側断面図、膨張本体内に配置されたシリンダーを持つ図15A−15Bの装置の側断面図、図15Cの線15D−15Dに沿った断面図、および図15Eのシリンダーの端面図である。 図16A‐16Eは、それぞれ患者の膣管の側断面図、膣管内の図15の装置の側断面図、および中央ルーメン内にシリンダーを持つ図15B‐15Cの装置の側断面図である。 図17は、子宮頸部から組織を切除するのに使用される図15の装置の側断面図である。 図18は、膣管内に放射線シードを送達するのに使用される図15の装置の側断面図である。

Claims (32)

  1. 体腔にアクセスするための器具であって、
    近接端と遠位端および内部を持つチューブ状部材であって、材質の長さ部分をそれ自体に反転することにより形成され、遠位端のみに周辺合わせ目を持つ本体部分を画定し、体腔に挿入するための収縮形状と膨張時の拡張形状を持つ、チューブ状部材と、
    該チューブ状部材の内部に連通して配置される膨張チューブと、
    を備え、該チューブ状部材は、拡張形状で接触域が長さ方向の特徴を形成しないように、また該チューブ状部材が負荷下で実質的に円形の中央ルーメンを画定するように配置された複数のねじれ接触域を持つ、体腔にアクセスするための器具。
  2. 前記チューブ状部材が、近接カフおよび遠位カフをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  3. 前記チューブ状部材の近接端が、患者の子宮頸部を擦れまたは剥離から保護するように構成された、請求項1に記載の器具。
  4. 前記反転された材質が内壁および外壁を形成し、前記膨張チューブが該内壁と該外壁の間に差し挟まれる、請求項1に記載の器具。
  5. 前記チューブ状部材が前記収縮形状である場合に、前記膨張チューブが力を伝達するために十分な硬さを持つ、請求項1に記載の器具。
  6. 前記中央ルーメン内に配置されるチャンネルをさらに備え、該チャンネルが処置中のツールの固定を容易にする、請求項1に記載の器具。
  7. 前記膨張チューブに連結される空気入れポンプをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  8. 前記空気入れポンプおよび前記チューブ状部材の間に差し挟まれる一方向弁をさらに備える、請求項7に記載の器具。
  9. 前記チューブ状部材が、滑らかな外部コーティングをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  10. 前記空気入れポンプの汚染を削減するシールドをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  11. 前記チューブ状部材が、体腔内への局所適用のためのコーティングをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  12. 前記コーティングが、薬物、遺伝子ベクターまたはタンパク質を含む、請求項11に記載の器具。
  13. 前記コーティングが、イースト菌感染症の治療薬を含む、請求項11に記載の器具。
  14. 前記チューブ状部材が、液状またはゲル状の薬物の通路のための複数の微小穿孔を含む外部レイヤーをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  15. 膣内の舌状部分と、該舌状部分を保持および操作するためのつかみ部分とを含むハンドルアセンブリをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  16. 前記舌状部分が、患者の膣管の端部とかみ合うように構成された唇を含む、請求項15に記載の器具。
  17. 前記舌状部分が、前記つかみ部分に対して角度をもって配置される、請求項15に記載の器具。
  18. 前記ハンドルアセンブリが、前記舌状部分を前記つかみ部分から引き離すことができるモジュラー構造を有する、請求項15に記載の器具。
  19. 前記舌状部分およびつかみ部分が、ルアー型コネクタと着脱可能に接続される、請求項18に記載の器具。
  20. 体腔への挿入中に前記膨張式本体を囲むシースをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  21. 前記チューブ状部材内に挿入され、該チューブ状部材の剛性を強化し得る硬いサポート部材をさらに備える請求項1に記載の器具。
  22. 1つまたは複数のチャンバーを有し、前記中央ルーメン内にはまるように構成されたシリンダーをさらに備える、請求項1に記載の器具。
  23. 前記ハンドルアセンブリが、前記チューブ状部材と1つまたは複数の留め具で着脱可能に接続される、請求項15に記載の器具。
  24. 前記1つまたは複数のチャンバーが生物活性物質で満たされた、請求項22に記載の器具。
  25. 前記1つまたは複数のチャンバーから前記生物活性物質を排出するための1つまたは複数のポンプをさらに備える、請求項24に記載の器具。
  26. 前記1つまたは複数のチャンバーが降圧剤を含む、請求項22に記載の器具。
  27. 前記1つまたは複数のチャンバーが抗生物質を含む、請求項22に記載の器具。
  28. 前記1つまたは複数のチャンバーが長期的な投与薬を含む、請求項22に記載の器具。
  29. 前記1つまたは複数のチャンバーが経口血糖降下薬を含む、請求項22に記載の器具。
  30. 前記1つまたは複数のチャンバーがイースト菌感染症の治療に使用される薬物を含む、請求項22に記載の器具。
  31. 前記1つまたは複数のチャンバーが細菌感染の治療に使用される薬物を含む、請求項22に記載の器具。
  32. 放射線シードを体腔内に送達する手段をさらに備える、請求項1に記載の器具。
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