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JP2006521110A - 肺癌の検出およびモニタリング - Google Patents

肺癌の検出およびモニタリング Download PDF

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JP2006521110A JP2006507083A JP2006507083A JP2006521110A JP 2006521110 A JP2006521110 A JP 2006521110A JP 2006507083 A JP2006507083 A JP 2006507083A JP 2006507083 A JP2006507083 A JP 2006507083A JP 2006521110 A JP2006521110 A JP 2006521110A
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Abstract

肺癌を診断するための組成物および方法が開示される。このような方法は、初期の腫瘍を検出するために、または適当な病期/悪性度分類情報または腫瘍特異性を提供するために有用である。組成物は、1つまたはそれ以上の肺腫瘍タンパク質、その免疫原性部分、またはそのような部分をコードするポリヌクレオチドを含み得る。そのような組成物を、例えば肺癌の診断および予後を改善するために、および潜在的にNSCLCとSCLCとを識別するために使用し得る。

Description

(発明の技術的分野)
本発明は、一般的に癌診断の分野に関連する。より具体的には、本発明は、異なる型、病期、および悪性度分類の腫瘍を有する患者において肺癌を検出するための方法、組成物、およびキットに関連し、それはオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションおよび/または増幅を採用して、肺癌細胞を含むと疑われる生物学的サンプルにおいて、2つまたはそれ以上の組織特異的ポリヌクレオチドを同時に検出する。
(発明の背景)
(発明の分野)
肺癌は、依然として世界中で大きな健康問題である。伝統的な肺癌治療レジメの失敗は通常、部分的には、疾患の診断の遅れに帰することができる。肺癌診断の領域で顕著な進歩がなされたが、依然として早期で、信頼性の高い、かつ高感度の、肺癌細胞の存在の決定を可能にする、改善された検出方法の必要性が存在する。
(関連技術の説明)
肺癌は、あらゆる癌のうち最も高い死亡率を有し、そして早期に診断するのが最も困難なものの1つである。世界中で年間推定100万人がこの疾患のために死亡している。American Cancer Societyによると、2002年のみにおいて、推定169,200件の診断された新規症例および約154,900件の死亡があった。代表的には、肺癌は2つの主な型:扁平上皮癌、腺癌、および大細胞癌を含む非小細胞肺癌(NSCLC)および小細胞肺癌(SCLC)に分類される。これらのグループは、それぞれ全肺腫瘍の約75%および25%を占め、腺癌および扁平上皮癌が最も流行している形式のNSCLCであり、大細胞癌は〜10%である。NSCLCのグループ内で、より若い人々、全ての年齢の女性、生涯の非喫煙者、および長期の前喫煙者において、腺癌が現在最も顕著な形式の肺癌である。SCLCは、代表的には2つのサブタイプ、燕麦細胞および中間細胞に分けられる。より通常でない腫瘍は、特にカルチノイドおよび中皮腫を含むが、これらは全ての肺腫瘍のうち低い割合しか占めない。ほとんど全ての症例において、NSCLCの初期診断はわかりにくく、そしてほとんどの肺癌は、検出された時には既に転移している。最初の診断において、16.7%のみしか局在化していない。もし腫瘍が限定されている時点でそれを検出し得るなら、化学療法および放射線の組み合わせが成功の可能性を有するが、全体の5年予後は非常に悪く、10−15%のみの生存率である。SCLCを有する臨床像はさらに厳しく、最初の診断時に6%のみが局在化、および5年生存率は約6%である。
胸部および腹部のX線およびコンピューター断層撮影が、肺腫瘍の診断において多くの場合使用されるが、小さい病巣を検出する感受性を欠き、そして通常既に転移した腫瘍を検出する。ハイリスクの個体における可能性のあるスクリーニング方法としての痰細胞学は、部分的に有効なだけであり、そして多くの場合腫瘍の型を明らかにしない。疾患の病期を決定するために、CATスキャン、MRIまたは骨スキャンを使用して、疾患の広がりを評価する。肺癌の治療は、代表的には外科療法、放射線療法、もしくは化学療法またはその組み合わせであるが、通常疾患の診断が遅いために結果は良くない。
現在の肺癌の試験は、初期の腫瘍を検出する臨床的感受性を欠くか、または不適当な病期/悪性度分類情報を提供するか、またはそれらが他の腫瘍型から生じたか、もしくは良性の肺疾患に存在するために、腫瘍特異性を欠くかのいずれかである。従って、肺癌診断および予後を改善し、そして潜在的にNSCLCおよびSCLC間を識別し得る特異的な試験を開発する必要性が存在する。本発明は、組織特異的ポリヌクレオチド、特に腫瘍特異的ポリヌクレオチドの同定に有用な方法、およびその疾患に苦しむ患者における癌細胞の検出およびモニタリングのための抗体および方法、組成物およびキットを提供することによって、これらの目的および他の関連する目的を達成する。
(発明の概要)
本発明は、患者における肺癌細胞の存在を検出するための方法を提供する。そのような方法は、以下の工程を包含する:(a)患者から生物学的サンプルを得る工程;(b)その生物学的サンプルを、互いに無関係の独立したポリヌクレオチド配列に特異的な、2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチド対と接触させる工程であって、そのオリゴヌクレオチド対は、中程度にストリンジェントな条件下で、それぞれのポリヌクレオチドおよびそれらの相補鎖にハイブリダイズする、工程;(c)そのポリヌクレオチドを増幅する工程;および(d)増幅されたポリヌクレオチドを検出する工程であって、ここで1つまたはそれ以上の増幅されたポリヌクレオチドの存在は、患者における肺癌細胞の存在を示す工程。
いくつかの実施形態によって、増幅されたポリヌクレオチドの検出は、例えばゲル電気泳動のような分画工程の後に続き得る。あるいは、またはそれに加えて、増幅ポリヌクレオチドの検出を、中程度にストリンジェントな条件下でそのようなポリヌクレオチドに特異的にハイブリダイズする標識オリゴヌクレオチドプローブのハイブリダイゼーションによって達成し得る。オリゴヌクレオチドの標識化を、放射性標識ヌクレオチドを組み込むことによって、または蛍光標識を組み込むことによって達成し得る。
特定の好ましい実施形態において、特定の組織型の細胞を、検出工程の前に生物学的サンプルから濃縮し得る。濃縮を、細胞捕獲および細胞枯渇からなる群より選択される方法によって達成し得る。例示的な細胞捕獲方法は、イムノキャプチャー(immunocapture)を含み、そして以下の工程を含む:(a)組織特異的細胞表面に対する抗体を、当該生物学的サンプルの細胞に吸着させる工程;(b)抗体が吸着した組織特異的細胞を、残りの生物学的サンプルから分離する工程。例示的な細胞枯渇を、赤血球および白血球の架橋、続く架橋細胞を除去する分画工程によって達成し得る。
本発明の代替的な実施形態は、患者において肺癌の存在または非存在を決定する、以下の工程を含む方法を提供する:(a)患者から得られた生物学的サンプルを、2つまたはそれ以上の肺腫瘍タンパク質をコードする2つまたはそれ以上のポリヌクレオチドにハイブリダイズする、2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドと接触させる工程;(b)サンプルにおいてオリゴヌクレオチドにハイブリダイズする、少なくとも1つのポリヌクレオチド(例えばmRNA)のレベルを検出する工程;および(c)オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドのレベルを、前もって決定したカットオフ値と比較し、そしてそこから患者における肺癌の存在または非存在を決定する工程。特定の実施形態において、mRNAの量を、例えば上記で引用したようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、またはそのようなポリヌクレオチドの相補体にハイブリダイズする少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーを用いたポリメラーゼ連鎖反応によって検出する。他の実施形態において、mRNAの量を、上記で引用したようなポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、またはそのようなポリヌクレオチドの相補体にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドプローブを採用する、ハイブリダイゼーション技術を用いて検出する。
関連する局面において、以下の工程を包含する、患者において肺癌の進行をモニタリングするための方法が提供される:(a)患者から得られた生物学的サンプルを、肺腫瘍タンパク質をコードする2つまたはそれ以上のポリヌクレオチドにハイブリダイズする、2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドと接触させる工程;(b)サンプルにおいてオリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドの量を検出する工程;(c)続く時点で患者から得られた生物学的サンプルを用いて工程(a)および(b)を繰り返す工程;および(d)工程(c)において検出されたポリヌクレオチドの量を、工程(b)において検出された量と比較し、そしてそれから患者における癌の進行をモニタリングする工程。
本発明の特定の実施形態は、当該最初のポリヌクレオチドおよび当該2番目のポリヌクレオチドの増幅工程を、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によって達成することを提供する。
本発明はまた、本発明の検出方法を実施するために適切なキットを提供する。例示的なキットは、オリゴヌクレオチドプライマー対を備え、それらの1つはそれぞれ別のポリヌクレオチドに特異的にハイブリダイズする。特定の実施形態において、本発明によるキットはまた、核酸ポリメラーゼおよび適当な緩衝液を備え得る。
本発明のこれらおよび他の局面が、以下の詳細な説明および添付された図を参照して明らかとなる。本明細書中で開示される全ての参考文献は、それぞれが個々に組み込まれたように、これによってその全体が参考として参考文献に援用される。
(配列識別名の簡単な説明)
配列番号1は、決定されたcDNA配列L762Pである。
配列番号2は、配列番号1の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号3は、決定されたcDNA配列L984Pである。
配列番号4は、配列番号3の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号5は、決定されたcDNA配列L550Sである。
配列番号6は、配列番号5の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号7は、決定されたcDNA配列L552Sである。
配列番号8は、配列番号7の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号9は、L552S INTフォワードプライマーのDNA配列である。
配列番号10は、L552S INTリバースプライマーのDNA配列である。
配列番号11は、L552S TaqmanプローブのDNA配列である。
配列番号12は、L550S INTフォワードプライマーのDNA配列である。
配列番号13は、L550S INTリバースプライマーのDNA配列である。
配列番号14は、L550S TaqmanプローブのDNA配列である。
配列番号15は、L726P INTフォワードプライマーのDNA配列である。
配列番号16は、L726P INTリバースプライマーのDNA配列である。
配列番号17は、L726P TaqmanプローブのDNA配列である。
配列番号18は、L984P INTフォワードプライマーのDNA配列である。
配列番号19は、L984P INTリバースプライマーのDNA配列である。
配列番号20は、L984P TaqmanプローブのDNA配列である。
配列番号21は、L763Pの決定されたcDNA配列である。
配列番号22は、配列番号21の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号23は、L763P INTフォワードプライマーのDNA配列である。
配列番号24は、L763P リバースプライマーのDNA配列である。
配列番号25は、L763P TaqmanプローブのDNA配列である。
配列番号26は、L587の決定されたcDNA配列である。
配列番号27は、配列番号26の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号28は、L587 INTフォワードプライマーのDNA配列である。
配列番号29は、L587 INTリバースプライマーのDNA配列である。
配列番号30は、L587 TaqmanプローブのDNA配列である。
配列番号31は、L523の決定されたcDNA配列である。
配列番号32は、配列番号31の配列によってコードされるアミノ酸配列である。
配列番号33は、L523プライマーのDNA配列である。
配列番号34は、L523プライマーのDNA配列である。
(発明の詳細な説明)
上記で述べたように、本発明は、一般的に組織特異的ポリヌクレオチドの同定に適した方法、および肺癌の診断およびモニタリングに適した方法、組成物およびキットに関し、特にこのような方法、組成物およびキットは、NSCLCおよびSCLCの診断、識別および/または予後における使用に適している。このような診断方法は、肺組織における肺癌転移を検出、ならびに血液および離れた転移の縦隔リンパ節における足場非依存性肺癌細胞を検出するための、分子診断試験の基礎を形成する。
種々の遺伝子が、肺腫瘍、特にNSCLCの扁平上皮癌または腺癌形態または小細胞癌において過剰発現していると同定された。これらとしては、L762P、L984P、L550S/L548S、L552S/L547S、L552/L547S、L200T、L514S、L551S、L587S、L763S、L773P、L801P、L985P、L1058C、L1081C、L523S、OF1783P、B307Dが挙げられるが、これに限定されない(WIPO国際特許出願番号WO99/47674、1999年9月23日公開;WO00/61612、2000年10月19日公開;WO02/00174、2002年1月3日公開;WO02/47534、2002年6月20日公開;WO01/72295、2001年10月4日公開;WO02/092001、2002年11月21日公開;WO01/00828、2001年1月1日公開;WO02/04514、2002年1月17日公開;WO01/92525、2002年12月6日公開;WO02/02623、2002年1月10日公開。Wangら、米国特許第6,482,597号、2002年11月22日発行;Wangら、同第6,518,256号、2003年2月11日発行;Wangら、同第6,426,072号、2002年7月30日発行;Reedら、同第6,210,883号、2001年4月3日発行;Wangら、同第6,504,010号、2003年1月7日発行;Wangら、同第6,509,448号、2003年1月21日発行;Wangら、Oncogene:21(49):7598−604、2002(コラーゲンXI型αI))。
これらの遺伝子は、PCRおよびcDNAライブラリーサブトラクションおよびそれぞれの腫瘍型を個々に用いた電気的サブトラクションを用いて同定され、そして特徴付けられた。同定されたcDNAを次いでマイクロアレイによって評価し、次いで組織パネルにおけるリアルタイムPCRによって評価して特異的な発現パターンを同定した。表1はこれら遺伝子のNSCLCの腺癌または扁平上皮癌形態のいずれかまたは両方に関する特異性、および小細胞肺癌に特異的な遺伝子を強調する。いくつかの場合には、大細胞癌との反応性もリアルタイムPCR分析によって同定された。
Figure 2006521110
(組織特異的ポリヌクレオチドの同定)
本発明の特定の実施形態は、異なる型、病期、および悪性度分類の腫瘍を有する患者由来の生物学的サンプルにおいて肺癌細胞を検出する方法、組成物およびキットを提供する。これらの方法は、患者の生物学的サンプルから1つまたはそれ以上の組織特異的ポリヌクレオチドを検出する工程を包含し、そのポリヌクレオチドの過剰発現は、患者の生物学的サンプルにおける肺癌細胞の存在を示す。従って、本発明はまた、組織特異的ポリヌクレオチドの同定に適した方法を提供する。本明細書中で使用される場合、「組織特異的ポリヌクレオチド」または「腫瘍特異的ポリヌクレオチド」という語句は、1つまたはそれ以上のコントロール組織と比較して、少なくとも2倍過剰発現している全てのポリヌクレオチドを含むよう意味する。本明細書中の下記でさらに詳細に議論するように、所定のポリヌクレオチドの過剰発現を、例えばマイクロアレイおよび/または定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(Real−time PCRTM)方法によって評価し得る。
組織特異的ポリヌクレオチドを検出するための例示的な方法は、以下の工程を包含し得る:(a)遺伝的サブトラクションを実施して、目的の組織からポリヌクレオチドのプールを同定する工程;(b)DNAマイクロアレイ分析を実施して、目的の上記ポリヌクレオチドのプールの最初の部分集合を同定する工程であって、ここで上記最初の部分集合の各ポリヌクレオチドのメンバーは、コントロール組織と比較して目的の上記組織において少なくとも2倍過剰発現している、工程;および(c)上記最初の部分集合内のポリヌクレオチドに対して定量的ポリメラーゼ連鎖反応分析を実施して、上記コントロール組織と比較して少なくとも2倍過剰発現している2番目の部分集合のポリヌクレオチドを同定する工程。
(一般的なポリヌクレオチド)
本明細書中で使用される場合、「ポリヌクレオチド」という用語は、一般的にDNAまたはRNA分子のいずれかを指す。ポリヌクレオチドは、血液、血清、リンパ節、骨髄、痰、尿、および腫瘍生検サンプルのような生物学的サンプルにおいて通常見出されるように、天然に存在し得る。あるいは、ポリヌクレオチドは、例えば核酸ポリマー化反応によって合成的に得られたものであり得る。当業者によって認識されるように、ポリヌクレオチドは1本鎖(コーディングまたはアンチセンス)または2本鎖であり得、そしてDNA分子(ゲノム、cDNAまたは合成)またはRNA分子であり得る。RNA分子としては、イントロンを含み、そしてDNA分子と1対1の様式で対応するHnRNA分子、およびイントロンを含まないmRNA分子が挙げられる。さらなるコード配列または非コード配列が、本発明のポリヌクレオチド内に存在し得るが、必ずしもその必要はなく、そしてポリヌクレオチドは、他の分子および/または支持材料に結合し得るが、必ずしもその必要はない。
ポリヌクレオチドは、天然配列(すなわち、肺腫瘍タンパク質のような腫瘍タンパク質、またはその部分をコードする内因性配列)を含み得るか、またはそのような配列の改変体、または生物学的機能性等価物または抗原的機能性等価物を含み得る。ポリヌクレオチド改変体は、下記でさらに説明するように、1つまたはそれ以上の置換、付加、欠失、および/または挿入を含み得る。「改変体」という用語はまた、異種由来の相同的遺伝子を含む。
ポリヌクレオチドまたはポリペプチド配列を比較する場合、下記で記載するように、2つの配列のヌクレオチド配列またはアミノ酸配列が、最大限の対応で整列した場合に同じである場合、2つの配列は「同一」であると言われる。2つの配列間の比較を、代表的には比較ウィンドウにわたる配列を比較し、局所領域の配列類似性を同定および比較することによって実施する。本明細書中で使用される場合、「比較ウィンドウ」は、少なくとも約20個の連続する位置、通常30〜約75個、40〜約50個の断片を指し、その中で2つの配列を最適に整列した後、配列を同じ数の連続する位置の参照配列と比較し得る。
比較するための配列の最適な整列は、バイオインフォマティクスソフトウェアのLasergene総合ソフトウェア中のMegalignプログラム(DNASTAR,Inc.、Madison、WI)を用いて、デフォルトパラメーターを用いて実施し得る。このプログラムは、以下の参考文献で記載されたいくつかの整列スキームを具体化する:Dayhoff,M.O.(編)Atlas of Protein Sequence and Structure、National Biomedical Research Foundation、Washington DC 第5巻、補遺3、345−358頁の、Dayhoff,M.O.(1978)A model of evolutionary change in proteins−Matrices for detecting distant relationships.;Hein J.(1990)Unified Approach to Alignment and Phylogenes、626−645頁、Methods in Enzymology 第183巻、Academic Press,Inc.、San Diego、CA;Higgins,D.G.およびSharp,P.M.(1989)CABIOS 5:151−153;Myers,E.W.およびMuller W.(1988)CABIOS 4:11−17;Robinson,E.D.(1971)Comb.Theor 11:105;Santou,N.Nes,M.(1987)Mol.Biol.Evol.4:406−425;Sneath,P.H.A.およびSokal,R.R.(1973)Numerical Taxonomy−the Principles and Practice of Numerical Taxonomy、Freeman Press、San Francisco、CA;Wilbur,W.J.およびLipman,D.J.(1983)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:726−730。
あるいは、比較するための配列の最適な整列を、SmithおよびWaterman(1981)Add.APL.Math 2:482の局所的同一性アルゴリズムによって、NeedlemanおよびWunsch(1970)J.Mol.Biol.48:443の同一性整列アルゴリズムによって、PearsonおよびLipman(1988)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:2444の類似性探索方法によって、これらのアルゴリズムのコンピュータ化された実行(Wisconsin Genetics Software Package、Genetics Computer Group(GCG)、575 Science Dr.、Madison、WIのGAP、BESTFIT、BLAST、FASTAおよびTFASTA)または検査によって実施し得る。
配列同一性パーセントおよび配列類似性パーセントを決定するのに適切な、1つの好ましいアルゴリズムの例は、BLASTおよびBLAST 2.0アルゴリズムであり、これらはそれぞれAltschulら(1977)Nucl.Acids Res.25:3389−3402およびAltschulら(1990)J.Mol.Biol.215:403−410に記載される。BLASTおよびBLAST 2.0を、例えば本明細書中で記載されるパラメーターで使用して、本発明のポリヌクレオチドおよびポリペプチドの配列同一性パーセントを決定し得る。BLAST分析を行うためのソフトウェアは、National Center for Biotechnology Informationを通じて公共で入手可能である。1つの説明的な例において、ヌクレオチド配列に関して、パラメーターM(マッチする残基対に対するリワードスコア(reward score);常に>0)およびN(ミスマッチ残基に対するペナルティースコア(penalty score);常に<0)を用いて、累積スコアを計算し得る。アミノ酸配列に関して、累積スコアを計算するために、スコアリングマトリックス(scoring matrix)を使用し得る。各方向におけるワードヒット(word hit)の伸長は、累積整列スコアがその最大達成値より量Xだけ下がった場合;1つまたはそれ以上のネガティブスコアリング残基整列の蓄積のために、累積スコアがゼロまたはそれ以下になった場合;またはどちらかの配列の末端に達した場合、停止する。BLASTアルゴリズムパラメーターW、TおよびXは、整列の感度およびスピードを決定する。(ヌクレオチド配列に対する)BLASTNプログラムは、デフォルトとしてワードの長さ(wordlength)(W)は11、および期待値(E)は10、およびBLOSUM62スコアリングマトリックス(scoring matrix)(HenikoffおよびHenikoff(1989)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:10915を参照のこと)整列(B)は50、期待値(E)は10、M=5、N=−4、および両方の鎖の比較を使用する。
好ましくは、「配列同一性のパーセント」を、少なくとも20位置の比較ウィンドウで2つの最適に整列した配列を比較することによって決定し、ここで比較ウィンドウ中のポリヌクレオチドまたはポリペプチド配列の部分は、2つの配列の最適な整列に関して、参照配列(付加または欠失を含まない)と比較して、20パーセントまたはそれより低い、通常5〜15パーセント、または10〜12パーセントの付加または欠失(すなわちギャップ)を含み得る。同一の核酸塩基またはアミノ酸残基が両方の配列に存在する位置の数を決定してマッチする位置の数を明らかにし、マッチした位置の数を参照配列の位置の全数(すなわちウィンドウサイズ)で割り、そして結果を100倍して配列同一性のパーセントを出すことによって、パーセンテージを計算する。
従って、本発明は、本明細書中で開示される配列に対して実質的な同一性を有するポリヌクレオチド配列およびポリペプチド配列、例えば本明細書中で記載された方法(例えば下記で記載するような、標準的なパラメーターを用いたBLAST分析)を用いて本発明のポリヌクレオチド配列またはポリペプチド配列と比較して、少なくとも50%の配列同一性、好ましくは少なくとも55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%またはそれより高い、配列同一性を含むものを含む。当業者は、コードの縮重、アミノ酸類似性、リーディングフレームの位置等を考慮に入れて、これらの値を適当に調整して2つのヌクレオチド配列によってコードされるタンパク質の対応する同一性を決定し得ることを認識する。
さらなる実施形態において、本発明は、本明細書中で開示される1つまたはそれ以上の配列と同一の、またはそれらと相補的な、種々の長さの連続的な配列の範囲を含む単離されたポリヌクレオチドおよびポリペプチドを提供する。例えば、本明細書中で開示された1つまたはそれ以上の配列の、少なくとも約15、20、30、40、50、75、100、150、200、300、400、500、または1000またはそれ以上、およびその間の全ての中間の長さの連続的なヌクレオチドを含むポリヌクレオチドが、本発明によって提供される。この文脈において、「中間の長さ」は、例えば、16、17、18、19等;21、22、23等;30、31、32等;50、51、52、53等;100、101、102、103等;150、151、152、153等;200−500;500−1000等の間の全ての整数を含むような、引用した値の間のあらゆる長さを意味することが、容易に理解される。
本発明のポリヌクレオチド、またはそれらのフラグメントは、コード配列自体の長さに関わらず、プロモーター、ポリアデニル化シグナル、さらなる制限酵素部位、複数のクローニング部位、他のコーディング部分等のような、他のDNA配列と組み合わせ得るので、その全体の長さはかなり異なり得る。従って、ほとんどあらゆる長さの核酸フラグメントを採用し得ることが企図され、全長は好ましくは意図される組換えDNAプロトコールにおける調製および使用の簡便さによって制限される。例えば、約10,000、約5000、約3000、約2,000、約1,000、約500、約200、約100、約50塩基対長等(全ての中間の長さを含む)の全長を有する例示的なDNA部分が、本発明の多くの実行において有用であることが企図される。
他の実施形態において、本発明は、中程度にストリンジェントな条件下で、本明細書中で提供されたポリヌクレオチド配列、またはそれらのフラグメント、またはそれらの相補配列にハイブリダイズし得るポリヌクレオチドに関する。ハイブリダイゼーション技術は、分子生物学の分野において周知である。説明の目的のために、本発明のポリヌクレオチドの、他のポリヌクレオチドとのハイブリダイゼーションを試験するための、適した中程度にストリンジェントな条件としては、5×SSC、0.5%SDS、1.0mM EDTA(pH8.0)の溶液中で前洗浄;50℃−65℃で、5×SSCで、一晩ハイブリダイズ;続いて0.1%のSDSを含む2×、0.5×および0.2×SSCのそれぞれで、65℃で20分間2回洗浄が挙げられる。
さらに、遺伝コードの縮重の結果として、本明細書中で記載したようなポリペプチドをコードする多くのヌクレオチド配列が存在することが、当業者によって理解される。これらポリヌクレオチドのいくつかは、いかなる天然遺伝子のヌクレオチド配列とも最低限の相同性しか有さない。それにも関わらず、コドンユーセージにおける違いのために異なるポリヌクレオチドは、本発明によって特に企図される。さらに、本明細書中で提供されるポリヌクレオチド配列を含む遺伝子の対立遺伝子は、本発明の範囲内である。対立遺伝子は、ヌクレオチドの欠失、付加、および/または置換のような、1つまたはそれ以上の変異の結果として変化した内因性遺伝子である。生じるmRNAおよびタンパク質は、変化した構造または機能を有し得るが、必ずしもその必要はない。対立遺伝子を、標準的な技術(例えば、ハイブリダイゼーション、増幅、および/またはデータベース配列比較)を用いて同定し得る。
(マイクロアレイ分析)
本発明の方法による検出に適したポリヌクレオチドを、下記でより詳細に記載するように、組織および/または腫瘍関連発現(例えば、本明細書中で提供される代表的なアッセイを用いて決定されるような、腫瘍において正常組織より少なくとも2倍多い発現)に関してcDNAのマイクロアレイをスクリーニングすることによって同定し得る。そのようなスクリーニングを、例えばSynteniマイクロアレイ(Palo Alto、CA)を製造会社の指示に従って用いて、(および本質的にはSchenaら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 93:10614−10619(1996)およびHellerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 94:2150−2155(1997)によって記載されたように)実施し得る。
マイクロアレイは、多数の遺伝子を評価するために有効な方法であるが、限られた感受性に起因して、少量の遺伝子の完全な組織分布を正確に決定し得ないか、またはシグナルの飽和に起因して、より多量の遺伝子の過剰発現の程度を過小評価し得る。マイクロアレイ発現プロファイリングによって過剰発現を示す遺伝子に関して、より大きな感受性の動的範囲を含む、TaqmanTMプローブ検出に基づく定量的RT−PCRを用いて、さらなる分析を行った。いくつかの異なる正常組織のパネルおよび腫瘍組織のパネル、遠位の転移および細胞株をこの目的のために使用した。
(定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応)
本発明による適したポリヌクレオチドを、例えばリアルタイムPCR方法のような、定量的PCR方法を採用することによって、さらに特徴付け得るか、またはあるいは、最初に同定し得る。この方法によって、例えば転移腫瘍サンプルのような、組織サンプルおよび/または腫瘍サンプルを、対応する正常組織サンプルおよび/または関連のない正常組織サンプルのパネルと並べて試験し得る。
リアルタイムPCR(Gibsonら、Genome Research 6:995−1001、1996;Heidら、Genome Research 6:986−994、1996を参照のこと)は、増幅中のPCR産物の蓄積レベルを評価する技術である。この技術は、複数のサンプルにおけるmRNAレベルの定量的評価を可能にする。簡単には、mRNAを腫瘍組織および正常組織から抽出し、そして標準的な技術を用いてcDNAを調製する。
例えば、リアルタイムPCRを、ABI 7700 PrismまたはGeneAmp(登録商標)5700配列検出システム(Applied Biosystems、Foster City、CA)のいずれかにおいて行い得る。7700システムは、1つの末端に5’蛍光リポーター色素、および他方の末端に3’クエンチャー色素を有する特異的なプローブ(TaqmanTM)と組み合わせた、フォワードプライマーおよびリバースプライマーを使用する。リアルタイムPCRを、5’−3’ヌクレアーゼ活性を有するTaq DNAポリメラーゼを用いて行う場合、プローブは切断され、そして蛍光を発し始め、反応を蛍光の増加によってモニターすることが可能になる(リアルタイム)。5700システムは、2本鎖DNAのみに結合する蛍光色素であるSYBR(登録商標)グリーン、および7700装置と同じ前向きおよびリバースプライマーを用いる。マッチするプライマーおよび蛍光プローブを、プライマー発現プログラムによって設計し得る(Applied Biosystems、Foster City、CA)。プライマーおよびプローブの最適な濃度は、当業者によって最初に決定される。コントロール(例えばβ−アクチン)プライマーおよびプローブを、例えばPerkin Elmer/Applied Biosystems(Foster City、CA)から商業的に得ることができる。
サンプルにおいて特定のRNAの量を定量するために、目的の遺伝子を含むプラスミドを用いて、標準曲線を作成する。標準曲線を、リアルタイムPCRにおいて決定したCt値を用いて作成し、それはアッセイで用いた初期cDNA濃度と関連する。目的の遺伝子の、10−10コピーの範囲の標準希釈が通常十分である。さらに、標準曲線を、コントロール配列に関して作成する。これは、比較の目的のために、コントロールの量に対する組織サンプルの初期RNA含有量の標準化を可能にする。
上記によって、および下記でさらに記載するように、本発明は、配列番号1、3、5、7、21および26で記載される配列を有する、例示的な肺組織および/または腫瘍特異的ポリヌクレオチドL552S、L550S、L762P、L984P、L763P、およびL587、配列番号2、4、6、8、22および27で示されるアミノ酸配列を有し、それによってコードされる例示的なポリペプチドを提供し、それを癌、より具体的には肺癌の検出に適切に採用し得る。
(癌検出のための方法)
一般的に、患者から得られた生物学的サンプル(例えば血液、リンパ節、骨髄、血清、痰、尿および/または腫瘍生検)の細胞内の1つまたはそれ以上のポリヌクレオチドの存在に基づいて、癌細胞を患者において検出し得る。言い換えれば、そのようなポリヌクレオチドをマーカーとして使用して、例えば肺癌のような癌の存在または非存在を示し得る。
本明細書中でさらに詳細に議論するように、本発明は、1つ以上のポリヌクレオチドの同時検出の方法を提供することによって、これらおよび他の関連する目的を達成し、その存在は、生物学的サンプルにおける肺癌細胞の存在の診断である。本明細書中で開示される種々の癌検出方法のそれぞれは、1つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドプライマーおよび/またはプローブをハイブリダイズする工程を共通に有し、そのハイブリダイゼーションは、腫瘍および/または組織特異的ポリヌクレオチドの存在を示す。企図される正確な適用に依存して、1つまたはそれ以上の、イントロンを貫くオリゴヌクレオチドを採用することが好ましくあり得、それらのオリゴヌクレオチドは、ゲノムDNAのポリヌクレオチドに対しては無効であり、従って、これらのオリゴヌクレオチドは、生物学的サンプル中のゲノムDNAの検出を、実質的に低減および/または排除するのに有効である。
試験する生物学的サンプルを、1つまたはそれ以上の細胞捕獲および/または細胞枯渇方法に供することによって、これらの検出方法の感度を増強する方法が、本明細書中でさらに開示される。
本発明の特定の実施形態によって、患者における肺癌細胞の存在を、以下の工程を採用することによって決定し得る:(a)患者から得られた生物学的サンプルを、本明細書中で記載されたような2つまたはそれ以上の肺腫瘍タンパク質をコードする、2つまたはそれ以上のポリヌクレオチドにハイブリダイズする2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドと接触させる工程;(b)サンプルにおいて、オリゴヌクレオチドにハイブリダイズする少なくとも1つのポリヌクレオチド(例えばmRNA)のレベルを検出する工程;および(c)オリゴヌクレオチドとハイブリダイズするポリヌクレオチドのレベルを、前もって決定したカットオフ値と比較し、そしてそれから患者における肺癌の存在または非存在を決定する工程。
アッセイ条件下でハイブリダイゼーションを可能にするために、オリゴヌクレオチドプライマーおよびプローブは、少なくとも10ヌクレオチド長、および好ましくは少なくとも20ヌクレオチド長の肺腫瘍タンパク質をコードするポリヌクレオチドの部分に対して、少なくとも約60%、好ましくは少なくとも約75%、そしてより好ましくは少なくとも約90%の同一性を有するオリゴヌクレオチド配列を含むべきである。好ましくは、オリゴヌクレオチドプライマーは、上記で定義したような中程度にストリンジェントな条件下で、本明細書中で記載したポリペプチドをコードするポリヌクレオチドにハイブリダイズする。本明細書中で記載される診断方法において有用に採用され得るオリゴヌクレオチドプライマーは、好ましくは少なくとも10−40ヌクレオチド長である。好ましい実施形態において、オリゴヌクレオチドプライマーは、配列番号1、3、5、または7で引用した配列を有するDNA分子の、少なくとも10個の連続したヌクレオチド、より好ましくは少なくとも15個の連続したヌクレオチドを含む。PCRに基づくアッセイおよびハイブリダイゼーションアッセイのどちらについての技術も、当該分野で周知である(例えば、Mullisら、Cold Spring Harbor Symp.Quant.Biol.51:263、1987;Erlich編、PCR Technology、Stockton Press、NY、1989を参照のこと)。
本発明はまた、患者において肺癌細胞の存在を検出するための、増幅に基づく方法を提供する。例示的な方法は、以下の工程を包含する:(a)患者から生物学的サンプルを得る工程;(b)上記生物学的サンプルを、互いに無関係な独立したポリヌクレオチド配列に特異的な2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチド対と接触させる工程であって、ここで上記オリゴヌクレオチド対は、中程度にストリンジェントな条件下で、それらのそれぞれのポリヌクレオチドおよびそれらの相補体にハイブリダイズする工程;(c)ポリヌクレオチドを増幅する工程;および(d)増幅したポリヌクレオチドを検出する工程;ここで1つまたはそれ以上の増幅したポリヌクレオチドの存在は、患者における肺癌細胞の存在を示す。
本発明による方法は、例えば、特に血液、血清、リンパ節、骨髄、痰、尿および腫瘍生検サンプルのような、広範な種々の生物学的サンプルから得られたポリヌクレオチドを同定する工程に適している。
本発明の特定の例示的な実施形態は、検出されるポリヌクレオチドが、L762、L984、L550、L552、L763、およびL587からなる群より選択される方法を提供する。あるいは、および/またはそれに加えて、検出されるポリヌクレオチドは、配列番号1、3、5、7、21および26で示されたものからなる群より選択され得る。
本発明の方法に従って使用し得る適した例示的なオリゴヌクレオチドプローブおよび/またはプライマーが、本明細書中で開示される。ゲノムDNAのバックグラウンド検出を排除する、特定の好ましい実施形態において、オリゴヌクレオチドはイントロンを貫通するオリゴヌクレオチドであり得る。
企図される正確な適用に依存して、当業者には、放射性標識を検出する工程、およびフルオロフォアを検出する工程によって、組織および/または腫瘍特異的ポリヌクレオチドを検出することが好ましくあり得る。より具体的には、オリゴヌクレオチドプローブおよび/またはプライマーは、例えば放射性標識および/またはフルオロフォアのような検出可能な部分を含み得る。
あるいは、またはそれに加えて、本発明の方法はまた、組織および/または腫瘍特異的ポリヌクレオチドの検出の前に、例えばゲル電気泳動のような、分画工程を包含し得る。
他の実施形態において、本明細書中で記載された方法を使用して、癌の進行をモニタリングし得る。これらの実施形態によって、肺癌の診断のために提供されたアッセイを、長期にわたって行い得、そして反応性ポリペプチドまたはポリヌクレオチドのレベルの変化を評価する。例えば、アッセイを6ヶ月から1年間の期間にわたって、24−72時間ごとに行い、そしてその後は必要に応じて行い得る。一般的に、検出されるポリペプチドまたはポリヌクレオチドのレベルが時間と共に増加する患者において、癌は進行している。対照的に、反応性ポリペプチドまたはポリヌクレオチドのレベルが、一定のままであるか、または時間と共に減少する場合は、癌は進行していない。
特定のインビボ診断アッセイを、腫瘍に対して直接行い得る。1つのそのようなアッセイは、腫瘍細胞を結合剤と接触させる工程を包含する。結合した結合剤を、次いで直接、またはリポーター基を介して間接的に検出し得る。そのような結合剤をまた、組織学的適用においても使用し得る。あるいは、ポリヌクレオチドプローブを、そのような適用内で使用し得る。
上記で述べたように、感度を改善するために、複数の肺腫瘍タンパク質マーカーを、所定のサンプルにおいてアッセイし得る。本明細書中で提供される、異なるタンパク質に特異的な結合剤を、単一のアッセイで合わせ得ることが明らかである。さらに、複数のプライマーまたはプローブを同時に使用し得る。腫瘍タンパク質マーカーの選択は、最適な感度を生じる組み合わせを決定する日常的な実験に基づき得る。それに加えて、またはあるいは、本明細書中で提供される腫瘍タンパク質のアッセイを、他の公知の腫瘍抗原のアッセイと組み合わせ得る。
(細胞濃縮)
本発明の他の局面において、本明細書中で開示された種々の検出方法の感度を改善するために、ポリヌクレオチド検出の前に細胞捕獲技術を使用し得る。
例示的な細胞濃縮方法は、細胞表面マーカーに対する特異的モノクローナル抗体、または4量体抗体複合体で覆われた免疫磁気ビーズを採用し、この方法をサンプルにおいてまず癌細胞を濃縮または積極的に選択するために使用し得る。Dynabeads(登録商標)Epithelial Enrich(Dynal Biotech、Oslo、Norway)、StemSepTM(StemCell Technologies,Inc.、Vancouver、BC)およびRosetteSep(StemCell Technologies)を含む、種々の市販で入手可能なキットを使用し得る。当業者は、他の容易に入手可能な方法およびキットも、望ましい細胞集団を濃縮または積極的に選択するために適切に採用し得ることを認識する。
Dynabeads(登録商標) Epithelial Enrichは、正常上皮組織および新生物上皮組織に発現する2つの糖タンパク質膜抗原に特異的なmAbで覆われた磁気ビーズを備える。被覆されたビーズを、サンプルに添加し得、そして次いでそのサンプルを磁石に適用し、それによってビーズに結合した細胞を捕獲する。望ましくない細胞は洗い流され、そして磁気的に単離された細胞はビーズから溶出され、そしてさらなる分析に使用される。
RosetteSepは、血液サンプルから直接細胞を濃縮するために使用され得、そして種々の望ましくない細胞を標的とする4量体抗体の混液からなり、そしてそれらをサンプル中に存在する赤血球(RBC)上のグリコホリンAに架橋し、ロゼットを形成する。Ficollで遠心した場合、標的細胞は遊離RBCと共にペレット化する。
枯渇混液における抗体の組み合わせが、どの細胞を除去するかを決定し、そして従ってどの細胞を回収するかを決定する。利用可能な抗体としては、CD2、CD3、CD4、CD5、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD15、CD16、CD19、CD20、CD24、CD25、CD29、CD33、CD34、CD36、CD38、CD41、CD45、CD45RA、CD45RO、CD56、CD66B、CD66e、HLA−DR、IgE、およびTCRαβが挙げられるがこれらに限定されない。さらに、本発明において、肺腫瘍抗原に特異的なmAbを産生し、そして同様の方式で使用し得ることが企図される。例えば、腫瘍特異的細胞表面抗原に結合するmAbを磁気ビーズに結合するか、または4量体抗体複合体に処方し、そしてサンプルから転移性肺腫瘍細胞を濃縮または積極的に選択するために使用し得る。そのような系を使用して、異なる形態の肺癌、特にNSCLCの腺癌形態および扁平上皮癌形態および小細胞癌由来の血液サンプルを、本明細書中で記載されたような本発明の複合PCRアッセイを用いて、循環腫瘍細胞の存在について評価し得る。
一旦サンプルが濃縮されるかまたは積極的に選択されると、細胞をさらに分析し得る。例えば、細胞を溶解し、そしてRNAを単離し得る。RNAを、次いで、本明細書中で記載されたようなリアルタイムPCRアッセイにおいて、肺腫瘍特異的複合プライマーを用いたRT−PCR分析に供し得る。
本発明の別の局面において、細胞捕獲技術をリアルタイムPCRと組み合わせて用いて、肺腫瘍抗原を発現する転移細胞を検出するためのより高感度なツールを提供し得る。
採用し得るさらに別の方法は、抗ガングリオシドGM1/GM2細胞捕獲抗体系である。ガングリオシドは、細胞膜結合グリコスフィンゴ脂質であり、そのいくつかの種は、神経外胚葉および上皮由来のほとんどの癌、特に肺癌の細胞表面に過剰発現することが示された。GM2の細胞表面発現が、いくつかの型の肺癌、特にSCLCにおいて見られ、それは、モノクローナル抗体に基づく肺癌免疫治療のため、およびGM1と組み合わせた捕獲方法として使用するための魅力的な標的である。
(プローブおよびプライマー)
上記で述べたように、および本明細書中でさらに詳細に記載するように、本発明による特定の方法、組成物およびキットは、肺癌の検出のために2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドプライマー対を利用する。そのような核酸プローブの目的の配列に特異的にハイブリダイズする能力が、それらを生物学的サンプルにおける相補的配列の存在を検出するのに有用であることを可能とする。
あるいは、他の実施形態において、本発明のプローブおよび/またはプライマーを、核酸ハイブリダイゼーションによる検出のために採用し得る。そういうものとして、検出されるポリヌクレオチドの15ヌクレオチド長の連続する配列と同じ配列を有するか、またはそれと相補的である、少なくとも約15ヌクレオチド長の連続する配列の配列領域を含む核酸部分が特に有用であると見出されることが企図される。より長い連続する同一配列または相補的配列(例えば、約20、30、40、50、100、200、500、1000(全ての中間の長さを含む)および全長配列までのものさえ)も、特定の実施形態において有用である。
検出されるポリヌクレオチドと同一の、またはそれに相補的な、10−14、15−20、30、50、または100−200ヌクレオチドくらいでさえの長さの(中間の長さも含む)連続的なヌクレオチドからなる配列領域を有するポリヌクレオチドプライマーが、例えばポリメラーゼ連鎖反応(PCRTM)のような増幅反応において使用するためのプライマーとして特に企図される。これは、例えば血液、リンパ節および骨髄のような、多様な生物学的サンプルにおいてポリヌクレオチドを分析することを可能にする。
約15−25ヌクレオチド長のプライマーの使用は、安定かつ選択的でもある2本鎖分子の形成を可能にする。ハイブリッドの安定性および選択性を増加させるために、そしてそれによって得られる特異的ハイブリッド分子の質および程度を改善するために、15塩基長より長い範囲で連続的な相補的配列を有する分子が一般的に好ましい。一般的に15〜25、または望ましい場合はより長い、連続的なヌクレオチドの遺伝子相補的な範囲を有するプライマーを設計することが好ましい。
プライマーを、検出されるポリヌクレオチドのあらゆる部分から選択し得る。必要なことは、プライマーとして利用することが求められる、約15−25ヌクレオチド長から全長配列までおよびそれを含む、本明細書中で示した例示的なポリヌクレオチドのような配列、またはその配列のあらゆる連続的な部分を検討することだけである。プライマー配列の選択は、種々の因子によって支配され得る。例えば、全配列の末端から末端へ向かったプライマーを採用することが望ましくあり得る。本明細書中で開示される例示的なプライマーを、配列番号1、3、5、7、21および26で示されたもののような、目的のポリヌクレオチド全体の相補的な範囲と選択的に2本鎖分子を形成する能力のために、必要に応じて使用し得る。
本発明はさらに、種々の例示的なオリゴヌクレオチドプライマーおよびプローブのヌクレオチド配列を提供し、それを、本明細書中でさらに詳細に記載するように、癌検出のために本発明の方法によって使用し得る。
本発明によるオリゴヌクレオチドプライマーを、例えば、通常自動化オリゴヌクレオチド合成機を用いて実施されるような化学的手段によってプライマーを直接合成する工程を包含する、当業者に通常利用可能な方法によって、日常的に容易に調製し得る。構想される適用に依存して、代表的には標的配列に対するプローブの選択性の程度を変化させるために、変動するハイブリダイゼーション条件を採用することが望ましい。高い選択性を必要とする適用のために、代表的にはハイブリッドを形成するために比較的ストリンジェントな条件を採用することが望ましく、例えば約50℃〜約70℃の温度で約0.02M〜約0.15Mの塩濃度によって提供されるような、比較的低塩および/または高温の条件が選択される。そのような選択的な条件は、プローブとテンプレートまたは標的鎖との間に、もしあるとしてもわずかなミスマッチしか許容せず、そして関連配列を単離するために特に適切である。
(ポリヌクレオチド増幅技術)
肺癌の検出に関して本明細書中で概略を述べた特定の実施形態はそれぞれ、1つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドプライマーおよび/またはプローブのハイブリダイゼーションによる組織および/または腫瘍特異的ポリヌクレオチドの検出を共通に有する。生物学的サンプルに存在する相対的な癌細胞数および/または各肺癌細胞内のポリヌクレオチド発現レベルのような因子に依存して、検出工程を実施する前に増幅工程を実施することが好ましくあり得る。例えば、少なくとも2つのオリゴヌクレオチドプライマーを、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に基づくアッセイにおいて採用し、生物学的サンプルに由来する肺腫瘍cDNAの一部を増幅し得、ここで少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプライマーが、肺腫瘍タンパク質をコードするポリヌクレオチドに特異的である(すなわちハイブリダイズする)。増幅したcDNAを、必要に応じて例えばゲル電気泳動のような分画工程に供し得る。
サンプル中に存在する目的の標的配列を増幅するために、多くのテンプレート依存的プロセスが利用可能である。最もよく知られた増幅方法の1つは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCRTM)であり、それは米国特許第4,683,195号、同第4,683,202号、および同第4,800,159号において詳細に記載される。簡単には、PCRTMにおいて、標的配列の反対の相補鎖の領域に相補的な2つのプライマー配列を調製する。過剰のデオキシヌクレオシド3リン酸を、DNAポリメラーゼ(例えばTaqポリメラーゼ)と共に反応混合物に加える。標的配列がサンプル中に存在する場合、プライマーは標的に結合し、そしてヌクレオチドを加えることによって、ポリメラーゼがプライマーを標的配列にそって伸長させる。反応混合物の温度を上昇および下降させることによって、伸長したプライマーは標的から分離して反応産物を形成し、過剰なプライマーが標的および反応産物に結合し、そしてこのプロセスが反復される。好ましくは、増幅されたmRNAの量を定量するために、逆転写およびPCRTM増幅手順を行い得る。ポリメラーゼ連鎖反応方法は、当該分野において周知である。
ポリヌクレオチド増幅のために好ましい1つの方法は、RT−PCRを採用し、ここでPCRを逆転写と組み合わせて適用する。代表的には、RNAを血液、血清、リンパ節、骨髄、痰、尿および腫瘍生検サンプルのような生物学的サンプルから抽出し、そして逆転写してcDNA分子を産生する。少なくとも1つの特異的なプライマーを用いたPCR増幅はcDNA分子を産生し、それを例えばゲル電気泳動を用いて分離および視覚化し得る。患者から、および癌に罹患していない個体から取った生物学的サンプルに対して増幅を行い得る。増幅反応を、2つの次数の程度に及ぶ、cDNAのいくつかの希釈について行い得る。非癌性サンプルの同じ希釈と比較して、試験患者サンプルのいくつかの希釈における発現において、2倍またはそれより高い増加は、代表的には陽性とみなされる。
種々の市販で入手可能なキットのいずれかを使用して、増幅工程を行い得る。1つのそのような増幅技術は、インバースPCR(Trigliaら、Nucl.Acids Res.16:8186、1988を参照のこと)であり、これは制限酵素を使用して遺伝子の既知の領域にフラグメントを産生する。そのフラグメントを次いで分子内ライゲーションによって環状化し、そして既知の領域から得られた多岐にわたる(divergent)プライマーと共にPCRのテンプレートとして使用する。代替的なアプローチにおいて、部分的な配列に隣接する配列を、リンカー配列に対するプライマーおよび既知の領域に特異的なプライマーと共に増幅することによって回収し得る。増幅した配列を、代表的には、同じリンカープライマーおよび既知の領域に特異的な2番目のプライマーと共に2回目の増幅に供する。既知の配列から反対の方向に伸長を始める2つのプライマーを採用する、この手順のバリエーションが、WIPO 国際特許出願番号WO96/38591に記載される。別のこのような技術は、「cDNA末端の迅速な増幅(rapid amplification of cDNA end)」または「RACE」として知られる。この技術は、内部プライマーおよび外部プライマーの使用を包含し、それはポリA領域またはベクター配列にハイブリダイズして、既知の配列の5’および3’である配列を同定する。さらなる技術としては、キャプチャーPCR(capture PCR)(Lagerstromら、PCR Methods Applic.1:111−19、1991)およびウォーキングPCR(walking PCR)(Parkerら、Nucl.Acids Res.19:3055−60、1991)が挙げられる。増幅を採用する他の方法も、全長cDNA配列を得るために採用し得る。
増幅のための別の方法は、欧州特許出願公開番号第320,308号において開示された、リガーゼ連鎖反応(LCRと呼ばれる)である。LCRにおいて、2つの相補的なプローブ対を調製し、そして標的配列の存在下で、各対が標的の反対の相補鎖に隣接するように結合する。リガーゼの存在下で、2つのプローブ対は連結して単一の単位を形成する。PCRTMにおけるような温度サイクルによって、結合し、ライゲーションした単位は標的から分離し、そして次いで過剰なプローブ対のライゲーションのための「標的配列」として作用する。米国特許第4,883,750号は、プローブ対の標的配列への結合に関して、LCRと同様の代替の増幅方法を記載する。
PCT国際特許出願公開番号PCT/US87/00880において記載される、Qbetaレプリカーゼも、本発明においてさらに別の増幅方法として使用し得る。この方法において、標的の領域と相補的な領域を有するRNAの複製可能な配列を、RNAポリメラーゼの存在下でサンプルに加える。ポリメラーゼは、複製可能な配列をコピーし、それを次いで検出し得る。
等温増幅方法も、本発明における核酸の増幅に有用であり得、この方法では、制限エンドヌクレアーゼおよびリガーゼを使用して、制限部位の1つの鎖にヌクレオチド5’−[α−チオ]3リン酸を含む標的分子の増幅を達成する(Walkerら、1992)。
鎖置換増幅(Strand Displacement Amplification)(SDA)は、核酸の等温増幅を行う別の方法であり、それは複数回の鎖置換および合成、すなわちニック翻訳を包含する。修復鎖反応(Repair Chain Reaction)(RCR)と呼ばれる同様の方法は、本発明において有用であり得る別の増幅方法であり、そして増幅の標的となる領域全体でいくつかのプローブをアニーリングする工程を包含し、続いて4つの塩基のうち2つしか存在しない修復反応が続く。他の2つの塩基を、容易な検出のためにビオチン化誘導体として添加し得る。同様のアプローチを、SDAにおいて使用する。
サイクリックプローブ反応(CPR)を用いても配列を検出し得る。CPRにおいて、非標的DNAの3’および5’配列ならびに標的タンパク質特異的RNAの内部または「中間」配列を有するプローブが、サンプル中に存在するDNAにハイブリダイズする。ハイブリダイゼーション時に、反応物をRNaseHで処理し、そして消化後に放出されるシグナルを産生することによって、プローブの産物を特有の産物として同定し得る。もとのテンプレートが別のサイクリングプローブにアニーリングし、そして反応が繰り返される。従って、CPRは、プローブの標的遺伝子特異的発現核酸へのハイブリダイゼーションによって産生されるシグナルを増幅する工程を包含する。
英国特許出願番号第2202328号およびPCT国際特許出願公開番号PCT/US89/01025において記載される、さらに他の増幅方法を、本発明に従って使用し得る。前者の適用において、「修飾」プライマーを、PCR様のテンプレートおよび酵素依存性合成において使用する。プライマーを、捕獲部分(例えばビオチン)および/または検出器部分(例えば酵素)で標識することによって修飾し得る。後者の適用において、過剰の標識プローブを、サンプルに添加する。標的配列の存在下で、プローブは結合し、そして触媒的に切断される。切断後、標的配列はインタクトで放出され、過剰のプローブによって結合される。標識プローブの切断は、標的配列の存在を示す。
他の核酸増幅手順としては、核酸配列に基づく増幅(NASBA)および3SRを含む、転写に基づく増幅システム(TAS)(Kwohら、1989;PCT国際特許出願公開番号WO88/10315)が挙げられる。NASBAにおいて、DNAおよびRNAの単離に関しては標準的なフェノール/クロロホルム抽出、サンプルの熱変性、溶解緩衝液およびミニスピンカラムによる処理、またはRNAの塩酸グアニジン抽出によって、核酸を増幅のために調製し得る。これらの増幅技術は、標的配列に特異的な配列を有するプライマーをアニーリングする工程を包含する。ポリマー化に続いて、DNA/RNAハイブリッドをRNaseHで消化し、一方2本鎖DNA分子を再び熱変性させる。いずれの場合においても、1本鎖DNAは、2番目の標的特異的なプライマーの添加、続くポリマー化によって完全に2本鎖になる。次いでこの2本鎖DNA分子を、T7またはSP6のようなポリメラーゼによって転写し、増加させる。等温循環反応において、RNAはDNAに逆転写され、そして再びT7またはSP6のようなポリメラーゼによって転写される。生じた産物は、切断されたか、または完全であるかのいずれにせよ、標的特異的配列を示す。
欧州特許出願公開番号第329,822号は、1本鎖RNA(「ssRNA」)、ssDNA、および2本鎖DNA(dsDNA)の周期的な合成を含む核酸増幅プロセスを開示し、それは、本発明によって使用され得る。ssRNAは、最初のプライマーのオリゴヌクレオチドに対する最初のテンプレートであり、これは逆転写酵素(RNA依存性DNAポリメラーゼ)によって伸長される。次いで、リボヌクレアーゼH(RNaseH、DNAまたはRNAのいずれかとの2本鎖におけるRNAに特異的なRNase)の作用によって、RNAを、生じたDNA:RNA2本鎖から除去する。生じたssDNAは、2番目のプライマーに対する2番目のテンプレートであり、それは、そのテンプレートに対する相同性に対して5’に、RNAポリメラーゼプロモーター(T7 RNAポリメラーゼによって例示される)の配列も含む。このプライマーは次いでDNAポリメラーゼ(E.coli DNAポリメラーゼIの大きな「クレノウ」フラグメントによって例示される)によって伸長され、プライマー間の元のRNAの配列と同じ配列を有し、そしてさらに1つの末端においてプロモーター配列を有する、2本鎖DNA(「dsDNA」)分子を生じる。このプロモーター配列を適切なRNAポリメラーゼによって使用して、DNAの多くのRNAコピーを作製し得る。これらのコピーを次いで周期に再び入れて、非常に迅速な増幅を引き起こし得る。酵素の適切な選択によって、この増幅を各周期で酵素を添加することなく等温で行い得る。このプロセスの周期的性質のために、開始配列は、DNAまたはRNAいずれかの形式であるよう選択し得る。
PCT国際特許出願公開番号WO89/06700は、標的1本鎖DNA(「ssDNA」)に対するプロモーター/プライマー配列のハイブリダイゼーション、続く配列の多くのRNAコピーの転写に基づいた核酸配列増幅スキームを開示する。このスキームは循環しない、すなわち新しいテンプレートは、生じたRNA転写物から産生されない。他の増幅方法としては、当業者に周知である、「RACE」(Frohman、1990)、および「ワンサイドPCR(one−sided PCR)」(Ohara、1989)が挙げられる。
(癌検出のための組成物およびキット)
本発明はさらに、上記の診断方法のいずれかで使用するためのキットを提供する。このようなキットは、代表的には診断的アッセイを行うために必要な2つまたはそれ以上の構成要素を備える。構成要素は、化合物、試薬、容器および/または装置であり得る。例えば、キット中の1つの容器は、肺腫瘍タンパク質に特異的に結合するモノクローナル抗体またはそのフラグメントを含み得る。このような抗体またはフラグメントを、上記で記載したように支持材料に結合して提供し得る。1つまたはそれ以上のさらなる容器が、試薬または緩衝液のような、アッセイで使用する要素を封入し得る。このようなキットはまた、またはあるいは、抗体結合の直接的または間接的検出に適したリポーター基を含む、上記で記載したような検出試薬を含み得る。
本発明はまた、本発明の検出方法を実施するために適したキットを提供する。例示的なキットは、オリゴヌクレオチドプライマー対を含み、それらのそれぞれ1つは別のポリヌクレオチドに特異的にハイブリダイズする。特定の実施形態において、本発明によるキットはまた、核酸ポリメラーゼおよび適した緩衝液を含み得る。本発明のキットに適した例示的なオリゴヌクレオチドプライマーが、本明細書中で開示される。本発明のキットに適した例示的なポリヌクレオチドが、本明細書中で開示される。
あるいは、生物学的サンプルにおいて、肺腫瘍タンパク質をコードするmRNAのレベルを検出するために、キットを設計し得る。このようなキットは一般的に、上記で記載したような、少なくとも1つのオリゴヌクレオチドプローブまたはプライマーを含み、それは肺腫瘍タンパク質をコードするポリヌクレオチドにハイブリダイズする。そのようなオリゴヌクレオチドを、例えばPCRまたはハイブリダイゼーションアッセイにおいて使用し得る。そのようなキットに存在し得るさらなる構成要素は、肺腫瘍タンパク質をコードするポリヌクレオチドの検出を促進するために、2番目のオリゴヌクレオチドおよび/または診断試薬または容器を含む。
他の関連する局面において、本発明はさらに、本明細書中で開示される方法において有用な組成物を提供する。例示的な組成物は、2つまたはそれ以上のオリゴヌクレオチドプライマー対を含み、それらのそれぞれ1つは別のポリヌクレオチドに特異的にハイブリダイズする。本発明の組成物に適した例示的なオリゴヌクレオチドプライマーが、本明細書中で開示される。本発明の組成物に適当な、典型的なポリヌクレオチドが、本明細書中で開示される。
以下の実施例が、限定のためではなく、例証のために提供される。
(実施例1)
(肺腫瘍の複合検出)
4つの肺癌特異的遺伝子:L762(配列番号1)、L984(配列番号3)、L550(配列番号5)、およびL552(配列番号7)の発現を同時に検出するために、複合リアルタイムPCRアッセイを確立した。単一の肺癌特異的遺伝子の発現分析に依存する検出アプローチと対照的に、この複合アッセイは試験した全ての肺腫瘍サンプルを検出し、そして腺癌、扁平上皮癌、小細胞および大細胞肺腫瘍における、それらの合わせたmRNA発現プロファイルを分析することができた。L552SおよびL550Sは、主に腺癌の検出においてお互いに補完し、L762Sは、扁平上皮癌を検出し、そしてL984Pは小細胞癌を検出する(表1を参照のこと)。
ゲノムDNAとのあらゆる反応性を完全に除去するために、プライマーおよびプローブはイントロンを貫くように設計し(エキソン特異的)、そのためDNAアーゼでmRNAサンプルを処理する必要がなく、血液サンプルにおいて使用するために適切であった。それらをまた、必要な場合、最終産物のゲル分別を可能にするために、異なるサイズの単位複製配列を生成するよう設計した。
アッセイを、以下のように行った:L552S(配列番号7)、L550(配列番号5)、L762(配列番号1)、L984(配列番号3)、および特異的プライマー、および特異的Taqmanプローブを使用して、肺腫瘍におけるそれらの組み合わせたmRNA発現プロファイルを分析した。そのプライマーおよびプローブを以下に示す:
L552S:フォワードプライマー(配列番号9):5’GACGGCATGAGCGACACACA。リバースプライマー(配列番号10):5’CCATGTCGCGCACTGGGATC。プローブ(配列番号11)(FAM−5’−3’−TAMRA):CTGAAAGTCGGGATCCTACACCTGGGCA。
L550P:フォワードプライマー(配列番号12):5’GGCCACCGTCTGGATTCTTC。リバースプライマー(配列番号13):5’GAAGAATCCAGACGGTGGCC。プローブ(配列番号14)(FAM−5’−3’−TAMRA):CCGCCCCAAGATCAAATCCACAAACC。
L762S:フォワードプライマー(配列番号15):5’ATGGCAGAGGCTGACAGACTC。リバースプライマー(配列番号16):5’TTCAACCACCTCAAATCCTTTCTTA。プローブ(配列番号17)(FAM−5’−3’−TAMRA)TCGACAGCAAAGGAGAGATCAGAGCCC。
L984P:フォワードプライマー(配列番号18):5’TTACGACCCGCTCAGCCC。リバースプライマー(配列番号19):5’CTCCCAACGCCACTGACAA。プローブ(配列番号20)(FAM−5’−3’−TAMRA):CCAGGCCGAGCCCCTCAGAACC。
アッセイ条件は、以下のようであった:
Taqman プロトコール(7700 Perkin Elmer):
25μlの最終容量において:1×緩衝液A、5mMのMgCl、0.2mMのdCTP、0.2mMのdATP、0.4mMのdUTP、0.2mMのdGTP、0.01U/μlのAmpErase UNG、0.0375U/μlのTaqGold、8%(v/v)のグリセロール、0.05%(v/v)(Sigma)、ゼラチン、0.05%(v/v)(Sigma)、Tween20 0.1% v/v(Sigma)、L762Pのフォワードプライマーおよびリバースプライマーをそれぞれ300mM、(L552S、L984P、L550S、L984P)からフォワードプライマーおよびリバースプライマーをそれぞれ50mM、各遺伝子特異的Taqmanプローブ(L552S、L550S、L984P)をそれぞれ2pmol、およびテンプレートcDNA。PCR反応を、95℃で10分間を1サイクル、続いて95℃で15秒間、60℃で1分間、および68℃で1分間を50サイクル行った(ABI Prism 7900HO Sequence Detection System、Foster City、CA)。
複合アッセイにおいて各プライマーのセットは固有の長さのバンドを生じるので、目的の4つの遺伝子の発現シグナルを、アガロースゲル分析によって個々に測定した。4つの遺伝子全ての組み合わせた発現シグナルも、ABI 7700 Prism配列検出システム(Applied Biosystems、Foster City、CA)においてリアルタイムで測定し得る。特定のプライマーを本明細書中で記載したが、異なるプライマー配列、異なるプライマーまたはプローブ標識および異なる検出システムを、この複合アッセイを行うために使用し得る。例えば、2番目の蛍光発生リポーター色素を、リアルタイムPCRによる参照遺伝子の同時検出のために組み込み得る。または、例えばSYBR Green検出システムを、Taqmanプローブアプローチの代わりに使用し得る。表2は、異なる肺腫瘍型および正常肺組織での複合PCRの反応性を示す。
(表2 肺腫瘍および正常肺における肺癌複合遺伝子(L762P、L552S、L550S、L984P)の発現)
Figure 2006521110
カットオフ値=平均正常肺+3SD=0.901
1つの試料はカットオフ上
(実施例2)
(肺腫瘍の複合検出)
認められた肺抗原:L762(配列番号1)、L984(配列番号3)、L550(配列番号5)、L552(配列番号7)、L763(配列番号21)、およびL587(配列番号26)の様々な組み合わせの発現を同時に検出するために、6つのさらなる複合リアルタイムPCRアッセイを確立した。上記6つの群は以下からなる:
群1:L762、L552、L550およびL984
群2:L763、L552、L550およびL984
群3:L763、L552、L587およびL984
群4:L763、L550、L587およびL984
群5:L763、L550およびL587
群6:L762、L984、L550およびL587
上記の実施例1で記載したアッセイを行って、肺腫瘍における組み合わせたmRNA発現プロファイルを分析した。L552S、L550P、L762S、L984Pのプライマーおよびプローブは、実施例1で記載した通りである。L763およびL587のプライマーおよびプローブを、以下に記載する:
L763S:フォワードプライマー(配列番号23):5’ATTCCAGGCGACATCCTCACT。リバースプライマー(配列番号24):5’GTTTATCCCTGAGTCCTGTTTCCA。プローブ(配列番号25)(FAM−5’−3’−TAMRA):TGTGCACCATTGGCTTCTAGGCACTCC。
L587:フォワードプライマー(配列番号28):5’CCCAGAGCTGTGTTAAGGGATC。リバースプライマー(配列番号29):5’GTTAAGCGGGATTTCATGTACGA。プローブ(配列番号30)(FAM−5’−3’−TAMRA):AGAACCTGAACCCGTAAAGAAGCCTCCC。
6つの複合アッセイを構成する肺抗原は、試験した全ての肺腫瘍サンプルを検出することができ、そして腺癌、扁平上皮癌、小細胞および大細胞肺腫瘍におけるそれらの組み合わせたmRNA発現プロファイルを分析した。これらのアッセイの結果を表3に示す。
(表3 肺腫瘍および正常肺における、肺癌複合遺伝子の発現)
Figure 2006521110
Figure 2006521110
カットオフ値(CO)=平均正常肺+3SD
群1、4および6を用いた複合アッセイを次に使用して、種々の型の処置を受けている17人の肺癌患者由来の末梢血液サンプルにおいて、循環腫瘍細胞を検出した。さらに、肺抗原L523(配列番号31)を用いた単一遺伝子アッセイを、配列番号33および34において記載したプライマーを用いて同時に行った。6人の正常なドナーをコントロールとして含めた。アッセイを、上記の実施例1で記載したように行った。アッセイにおける検出のカットオフ値は、正常肺サンプルの平均+3標準偏差である。
群1抗原は、試験した5/17サンプル中で検出された。群4抗原は、4/17サンプル中で検出され、そして群6抗原は8/17サンプル中で検出された。L523は、試験した7/17サンプル中で単一遺伝子として検出された。群6の抗原の組み合わせが、試験した群の組織および血液における肺腫瘍検出に対して最も感受性が高かった。
前述のものから、本発明の特定の実施形態が説明の目的のために本明細書中で記載されたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、種々の改変をし得ることが理解される。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲による以外に制限されない。
【配列表】
Figure 2006521110
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Claims (4)

  1. 患者における癌細胞の存在を検出するための方法であって、該方法は、以下の工程:
    (a)該患者から生物学的サンプルを得る工程;
    (b)該生物学的サンプルを、互いに関連しない独立のポリヌクレオチド配列に対して特異的な2つ以上のオリゴヌクレオチド対と接触させる工程であって、該オリゴヌクレオチド対が、中程度のストリンジェントな条件下で、それぞれのポリヌクレオチドおよびその相補体にハイブリダイズする、工程;
    (c)該ポリヌクレオチドを増幅する工程;ならびに、
    (d)該増幅されたポリヌクレオチドを検出する工程;
    を包含し、1つ以上の該増幅されたポリヌクレオチドの存在が、該患者における肺癌細胞の存在を示す、方法。
  2. 患者における肺癌細胞の存在を決定するための方法であって、該方法は、以下の工程:
    (a)該患者から生物学的サンプルを得る工程;
    (b)該患者から得た生物学的サンプルを、2つ以上の肺腫瘍タンパク質をコードする二つ以上のポリヌクレオチドにハイブリダイズする2つ以上のオリゴヌクレオチドと接触させる工程;
    (c)該生物学的サンプル中で、該オリゴヌクレオチドの少なくとも1つにハイブリダイズするポリペプチドの量を検出する工程;
    (d)該オリゴヌクレオチドにハイブリダイズするポリヌクレオチドの量を、所定のカットオフ値と比較する工程であって、そこから該患者における肺癌細胞の存在または非存在を決定する工程、
    を包含する、方法。
  3. 患者における肺癌の進行をモニタリングするための方法であって、該方法は、以下の工程:
    (a)該患者から1番目の生物学的サンプルを得る工程;
    (b)該1番目の生物学的サンプルを、肺腫瘍タンパク質をコードする1つ以上のポリヌクレオチドにハイブリダイズする1つ以上のオリゴヌクレオチドと接触させる工程;
    (c)該1番目の生物学的サンプル中に、該オリゴヌクレオチドにハイブリダイズする該ポリヌクレオチドの少なくとも1種の量を検出する工程;
    (d)その後の時点で該患者から得た2番目の生物学的サンプルを使用して、工程(b)および工程(c)を繰り返す工程;ならびに、
    (e)工程(d)で検出されたポリヌクレオチドの量を、工程(c)で検出された量と比較する工程であって、そこから該患者における肺癌の進行をモニタリングする工程、
    を包含する、方法。
  4. 前記ポリヌクレオチドが、配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号21および配列番号26からなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
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