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JP2006349063A - 転がり支持装置 - Google Patents

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JP2006349063A
JP2006349063A JP2005176538A JP2005176538A JP2006349063A JP 2006349063 A JP2006349063 A JP 2006349063A JP 2005176538 A JP2005176538 A JP 2005176538A JP 2005176538 A JP2005176538 A JP 2005176538A JP 2006349063 A JP2006349063 A JP 2006349063A
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Japan
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rolling
alloy
tac
tic
inner ring
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Pending
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JP2005176538A
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English (en)
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Takeshi Nakai
毅 中井
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】磁場環境下且つ腐食環境下で良好に作動する転がり軸受を提供する。
【解決手段】内輪2および外輪1を放電プラズマ焼結によるWC−TiC−TaCバインダーレス合金製とし、玉3を窒化珪素製とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、転がり軸受、リニアガイド装置、ボールねじ等の転がり支持装置(互いに対向配置される軌道面を備えた第一部材および第二部材と、前記第一部材と第二部材の間に転動自在に配設された複数個の転動体と、を備え、前記転動体が転動することにより前記第一部材および前記第二部材の一方が他方に対して相対運動する装置)に関する。
半導体装置、液晶パネル、ハードディスク等の製造過程で使用する装置には、転がり軸受、リニアガイド、ボールねじ等の転がり支持装置が組み込まれており、磁場環境下で使用されるものもある。例えば、電子線を利用した露光装置、描画装置、検査装置などで、電子線が照射されるシリコンウエハの移動に、転がり支持装置が使用されている。そして、磁場環境下で使用される転がり支持装置が磁性材からなるものであると、磁場が乱れて測定精度や製造精度(描画精度)が低下する。
また、半導体装置、液晶パネル、ハードディスク等は、製造工程で各種薬品で洗浄されるため、その製造過程で使用する装置に組み込まれた転がり支持装置には、腐食環境下で良好に作動することが要求される。
下記の特許文献1には、磁場環境下で使用される転がり軸受として、内輪および外輪をNiを結合相とするWC−Ni系超硬合金で形成し、転動体を非磁性のセラミックス製とすることが開示されている。
特開2000−154825号公報
しかしながら、Niを結合相とするWC−Ni系超硬合金で形成された内輪および外輪の非磁性を確保するためには、WC合金中の炭素含有等を厳密に制御する必要がある。また、WC−Ni系超硬合金で形成された内輪および外輪は、Ni含有率によって強度、硬さ、および焼結性が異なるため、腐食環境下で良好な耐久性を得るためには、Ni含有率を厳密に制御する必要がある。特許文献1にはこれらの点についての記載がない。
本発明の課題は、磁場環境下且つ腐食環境下で良好に作動する転がり支持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の転がり支持装置は、互いに対向配置される軌道面を備えた第一部材および第二部材と、前記第一部材と第二部材の間に転動自在に配設された複数個の転動体と、を備え、前記転動体が転動することにより前記第一部材および前記第二部材の一方が他方に対して相対運動する転がり支持装置において、転動体、第一部材、および第二部材の少なくともいずれかは、放電プラズマ焼結により得られたWC−TiC−TaCバインダーレス合金で形成されていることを特徴とする。
WC−TiC−TaCバインダーレス合金はNiおよびCoの合金相を含まない合金であるため、WC−TiC−TaCバインダーレス合金で形成された部材は、WC−Ni系超硬合金を用いた場合とは異なり、確実に非磁性となる。
また、WC−TiC−TaCバインダーレス合金からなる部材を放電プラズマ焼結で作製することにより、硬くて(Hv2000程度)機械的強度の高い部材が得られる。すなわち、放電プラズマ焼結を採用することにより、1300℃程度の焼結温度で緻密な焼結体が得られる。これに対して、真空焼結を採用すると1500℃以上の高温で焼結する必要があるため、炭化物の粒子が大きくなって硬さが低くなり、機械的強度が低下する。
本発明によれば、放電プラズマ焼結により得られたWC−TiC−TaCバインダーレス合金で形成された転動体、第一部材、および第二部材が、確実に非磁性となり、硬くて機械的強度の高い部材となるため、磁場環境下且つ腐食環境下で良好に作動する転がり支持装置が提供される。
以下、本発明の実施形態について説明する。
呼び番号6000の玉軸受(内径10mm、外径26mm、幅:8mm)の内輪および外輪を以下の方法で作製した。この軸受は、図1に示すように、外輪1、内輪2、玉(転動体)3、および冠形の保持器4で構成され、シールを設けていない。
原料粉末として、Ni粒子(粒度:1.0〜1.5μm)、Co粒子(粒度:1.0〜1.5μm)、WC粒子(粒度:1.0〜2.5μm)、TiC粒子(粒度:0.5〜2.0μm)、TaC粒子(粒度:0.5〜2.0μm)を用意した。
サンプルNo. 1では、先ず、WC粒子とTiC粒子とTaC粒子を、質量比でWC:TiC:TaC=95:3:2となるように混合した。次に、この混合物を内輪および外輪用の成形金型に入れて、加圧圧力50MPaで圧縮成形した後、200Aのパルス電流を通電し、1300℃で120秒間保持することで、放電プラズマ焼結を行った。
これにより、放電プラズマ焼結によるWC−TiC−TaCバインダーレス合金製の内輪および外輪を得た。この合金の組成は、WC−3質量%TiC−2質量%TaCであった。
サンプルNo. 2では、先ず、WC粒子とTiC粒子とTaC粒子を、質量比でWC:TiC:TaC=95:3:2となるように混合した。次に、滑剤としてパラフィンを、この混合物に対して1質量%となるように添加した。次に、このパラフィンが添加された混合物を内輪および外輪用の成形金型に入れて、加圧圧力100MPaで圧縮成形した。次に、得られた成形体を脱脂した後に、真空炉内に入れて、1500〜1600℃で真空焼結を行った。
これにより、真空焼結によるWC−TiC−TaCバインダーレス合金製の内輪および外輪を得た。この合金の組成は、WC−3質量%TiC−2質量%TaCであった。
サンプルNo. 3では、先ず、WC粒子とNi粒子を、質量比でWC:Ni=90:10となるように混合した。次に、滑剤としてパラフィンを、この混合物に対して1質量%となるように添加した。次に、このパラフィンが添加された混合物を内輪および外輪用の成形金型に入れて、加圧圧力100MPaで圧縮成形した。次に、得られた成形体を脱脂した後に、真空炉内に入れて、1500〜1600℃で真空焼結を行った。
これにより、真空焼結によるWC−Ni合金製の内輪および外輪を得た。この合金はNi結合相を10質量%含有していた。
サンプルNo. 4では、先ず、WC粒子とCo粒子を、質量比でWC:Co=90:10となるように混合した。次に、滑剤としてパラフィンを、この混合物に対して1質量%となるように添加した。次に、このパラフィンが添加された混合物を内輪および外輪用の成形金型に入れて、加圧圧力100MPaで圧縮成形した。次に、得られた成形体を脱脂した後に、真空炉内に入れて、1500〜1600℃で真空焼結を行った。
これにより、真空焼結によるWC−Co合金製の内輪および外輪を得た。この合金はCo結合相を10質量%含有していた。
得られたサンプルNo. 1〜4の焼結体からなる内輪および外輪の透磁率を透磁率計で測定し、これらの測定値から比透磁率(真空の透磁率に対する比)を算出した。そして、内輪および外輪の比透磁率が1.001以下の場合を非磁性、1.001を超える場合を磁性と判断した。
また、得られたサンプルNo. 1〜4の焼結体からなる内輪および外輪と、窒化珪素製の玉と、フッ素樹脂製の保持器を用いて、図1に示す転がり軸受を組み立てた。そして、組み立てた各転がり軸受を図2に示す日本精工(株)製の軸受回転試験機にかけて、腐食性液中に浸漬した状態での耐久性を調べた。
この試験機は、試験軸受10の内輪を先端部11aに取り付ける軸11と、外輪を内挿するハウジング12を備えている。ハウジング12の外周部にはプレート13が固定され、このプレート13に振動計14が取り付けられている。ハウジング12の外周部のプレート13とは反対の側に、ワイヤー15の一端が固定されている。このワイヤー15の他端に、試験軸受10にラジアル荷重を付与するための重り16が取り付けられている。
この試験機では、また、容器20を載せる台30にアーム31が固定され、その上に滑車32が取り付けてある。試験軸受10は、軸11とハウジング12との間に取り付けられた状態で容器20内に設置する。そして、この状態で、ワイヤー15を滑車32を介して台31の側部に垂下させる。容器20内には1規定の塩酸(塩化水素水)Wが入っている。
また、軸11の回転装置として、モータ111とスピンドル112と連結継ぎ手113とからなる回転装置110を備えている。
この試験機により下記の条件で回転試験を行い、振動値を基準とした軸受寿命を測定した。すなわち、軸受に生じる振動を回転試験中に常時測定し、この振動値が初期値の3倍以上となった時点で試験を中止し、それまでの総回転数を寿命とした。なお、全ての転がり軸受に対してグリースおよび潤滑油による潤滑は行わなかった。
<回転試験条件>
雰囲気温度:常温
ラジアル荷重:9N
回転速度:3000min-1
そして、各試験用軸受の耐久性(回転寿命)を比較するために、サンプルNo. 3の転がり軸受の寿命を「1」とした時の相対値を算出し、これを「耐久性(相対値)」として表1に示した。また、内輪および外輪の透磁率に基づく、各転がり軸受の「非磁性」「磁性」の区別も表1に示す。
Figure 2006349063
表1に示すように、No. 1の転がり軸受は、内輪および外輪が放電プラズマ焼結によるWC−TiC−TaCバインダーレス合金製であるため、本発明の転がり支持装置に相当する。表1の結果から、この転がり軸受は非磁性であり、本発明の範囲から外れるNo. 2〜4よりも、塩酸中での耐久性(振動寿命)に優れていることが分かる。すなわち、No. 1の転がり軸受によれば、非磁性と、塩酸中での長期間の使用に耐えられる高い耐摩耗性の両方が得られる。
No. 2の転がり軸受は、内輪および外輪が真空焼結によるWC−TiC−TaCバインダーレス合金製であるため、非磁性ではあったが、塩酸中での耐久性(振動寿命)がNo. 3の転がり軸受の半分であった。
No. 3の転がり軸受は、内輪および外輪が真空焼結によるWC−Ni合金製であるため、磁性であり、塩酸中での耐久性(振動寿命)がNo. 1の転がり軸受の1/10であった。
No. 4の転がり軸受は、内輪および外輪が真空焼結によるWC−Co合金製であるため、磁性であり、塩酸中での耐久性(振動寿命)がNo. 3の転がり軸受の1/3以下であった。
したがって、内輪および外輪が放電プラズマ焼結によるWC−TiC−TaCバインダーレス合金製であり、玉が窒化珪素製である転がり軸受は、磁場環境下且つ腐食環境下で長期間良好に作動することが分かる。
本発明の実施形態に相当する転がり軸受を示す断面図である。 実施形態で使用した回転試験機を示す概略構成図である。
符号の説明
1 外輪
2 内輪
3 玉(転動体)
4 保持器
10 試験軸受
11 軸
11a 軸の先端部
110 回転装置
111 モータ
112 スピンドル
113 連結継ぎ手
12 ハウジング
13 プレート
14 振動計
15 ワイヤー
16 重り
20 容器
30 台
31 アーム
32 滑車
W 塩酸

Claims (1)

  1. 互いに対向配置される軌道面を備えた第一部材および第二部材と、前記第一部材と第二部材の間に転動自在に配設された複数個の転動体と、を備え、前記転動体が転動することにより前記第一部材および前記第二部材の一方が他方に対して相対運動する転がり支持装置において、
    転動体、第一部材、および第二部材の少なくともいずれかは、放電プラズマ焼結により得られたWC−TiC−TaCバインダーレス合金で形成されていることを特徴とする転がり支持装置。
JP2005176538A 2005-06-16 2005-06-16 転がり支持装置 Pending JP2006349063A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012500767A (ja) * 2008-08-29 2012-01-12 アクティエボラゲット・エスコーエッフ 大型セラミック部品及び製造方法

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