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JP2006347064A - ページ描画装置 - Google Patents

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Hideyasu Suzuki
秀恭 鈴木
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Abstract

【課題】 ページを複数のオブジェクトの組み合わせで記述するPDLを印刷するシステムの処理効率を高める。
【解決手段】 再度利用されることが明確であっても、オブジェクトを描画するためのコストが余りに小さい場合、描画結果をキャッシュせずに毎回再描画するようにし、本当に蓄積が必要な場合にのみ、描画済のオブジェクトをキャッシュするように構成する。
【選択図】 図1

Description

印刷機、プリンタ、ディスプレイといった、印刷・表示する元となる情報から表示情報を生成して印刷・表示を行うページ描画装置に関する。
電子写真技術の進化によって、オフセット印刷など従来の印刷技術で必要であった製版なしに、従来の印刷に迫る画質での印刷が可能となっている。と同時に、従来の印刷技術の元では考えられなかった用途・アイデアが生まれている。その代表的な例が、顧客の好み情報などに応じてきめ細かく内容を制御し、顧客の名前といった個人情報をも印刷物に刷り込んだ、個々人向けに調整されたダイレクトメイル(Personalized Direct Mail、以下PDM)である。図1にPDMの例を示す。
図1は、5つのパーツからなる、旅行会社のPDMである。CUSTOMERは顧客名、COMPANYは旅行会社の名前、TITLEはDMのタイトル、TOUR1とTOUR2はツアーの宣伝部分である。
旅行会社は、顧客各々の嗜好に適合したツアー、即ち、より申し込まれる可能性の高いツアーの宣伝の組み合わせを顧客データベースなどを用いて決定、ツアーの組み合わせを顧客毎に最適化したPDMを印刷することが出来る。
しかし、電子写真技術を用いて図1のごときPDMを印刷する処理を考えると、版を顧客各々に関して作る必要こそないが、顧客各々向けに調整された印刷文書を全ての顧客分用意する必要があり、ワードプロセッサなどを用いて文書を作成するコストが、依然として高かった。
即ち、こういった組み合わせを簡便に表現できるような表現方法が存在すれば、使いまわす商品情報などは共有し、印刷文書からはそれを参照して紙面に配置するように記述することで、印刷文書の作成作業を効率よく行うことができる。
更にPDMの場合、印刷文書は、商品情報など使いまわすことが可能なオブジェクトと、顧客名など毎回変化するオブジェクトの組み合わせで表現されることが多いが、従来技術では、描画エンジンが一旦描画した商品情報を保存・再利用する指定方法がなく、結局のところ、顧客各々のPDMごとに、同じ商品情報の描画を描画エンジンが繰り返していた。
即ち、何回も使用される商品情報のようなオブジェクトの描画結果を使いまわすように指定できれば、ある顧客のPDMを印刷するにあたって、描画エンジンは顧客固有の情報のみ顧客毎に描画し、それ以外の商品情報などは、すでに保存されている描画済の商品情報を組み合わせてPDMのページを構成することで、描画エンジンに要求される処理を減らすことができる。
即ち、図1のPDMの印刷処理においては、COMPANY、TITLE、TOUR1、TOUR2は前もって描画処理を行って保存しておき、顧客毎に描画するCUSTOMER部分を組み合わせてPDM紙面を構成することで、描画処理にかかる時間を削減できる。
上記のごとき要求を満たす技術の一つがPPML(Personalized Print Markup Language)である。
PPMLはXML(eXtensible Markup Language)の一種であって、PODiという組織が主導で仕様を決定され出版されているオープンな規格である。
PPMLは、ページ上にオブジェクトを配置するための領域を定義した上で、当該領域にPostscript(登録商標、以下PSと略す)やPortable Document Format(以下PDF)、JPEGなどで与えられたオブジェクトを描画して、ページ上の所定の位置に配置するといった指示を、非常に簡単に記述できる。
PSやPDFやJPEGは紙面に配置されるオブジェクトを描画するが、PPMLはそのオブジェクトの配置を制御してPDM等に仕上げる。即ち、描画エンジンによってPS、PDF、JPEGなどのオブジェクトが描画され、それらを紙面に配置する配置エンジンをPPMLが制御する、という構造になっている。
その中でPPMLでは、使いまわされるオブジェクトに名前を定義し、名前を定義したオブジェクトに関しては、以降その名前でオブジェクトを参照する仕様を備えている。この仕様は、使いまわされるオブジェクトの描画を予め済ませておくことで、描画エンジンが同じオブジェクトを何度も再描画しないようにするために導入されている。
図2に、図1で示したPDMを生成するためのPPMLのソースを示す。ここで、本ソースコードは、説明の理解を助けるためのものであるので、意識的に必須のアトリビュートを省いてある。即ち、PPMLの仕様を完全に充たしているわけではないことに注意する。
図2のPPMLソースコードでは、3人の顧客に対してのPDMを記述している。
図2中(1)は、図1におけるCOMPANY部分に配置される画像を定義しており、company.psというPostscriptで記述されたオブジェクトに、COMPANYという名前をつけている。
図2中(2)は、図1におけるTITLE部分に配置される画像を定義しており、title.psというPostscriptで記述されたオブジェクトに、TITLEという名前をつけている。
図2中(3)は、図1におけるTOUR1、TOUR2に配置されるオブジェクトを定義しており、サッカー、野球、ラグビーに関して、各々SOCCOR、BASEBALL、RUGBYという名前を付けている。
図2中(4)は、abc様向けのPDMを実際に構成している。
まず、PAGEエレメントのDimensionで、紙面のサイズを規定している。本例の場合、紙面のサイズは、横792ポイント、縦612ポイントである。紙面の座標は左下が基準点となり、単位はポイント、横方向は右にプラス、縦方向は上にプラスとなる。
次に、顧客名CUSTOMERがページ上に配置されている。
具体的には、顧客名を表すオブジェクトを、左下が(50, 500)になるようにMARKエレメントを用いて指定されている。
オブジェクトは、OBJECTエレメントで指定する。実際に描画されるブジェクトは、SOURCEエレメントで指定する。
SOURCEエレメントでは、オブジェクトを記述しているデータのフォーマットを指定する。本例の場合、オブジェクトはPostscriptで記述されていることがわかる。Postscriptで記述されたデータ自体は、後述するEXTERNAL_DATAエレメントで指定する。
EXTERNAL_DATAエレメントのSrcで、実際のオブジェクトとしてabc.psというファイルを指定している。
以上のごときPPMLのエレメント構成により、CUSTOMERにあたるabc.psはPPML Interpreterから呼び出されたPostscript Interpreterで処理され、画素情報に展開され、MARKエレメントで指定された位置(50, 500)が左下に位置するように配置される。
次のMARKエレメントで、会社名COMPANYがページ上に配置されている。具体的には、COMPANY部分の左下が、ページ上(300, 500)に位置するように配置される。
同様に、DMのタイトルTITLEが、ページ上(50, 50)に左下部分が位置するように配置されるとともに、2つのツアー(この場合はSOCCORとBASEBALL)が、それぞれ(300, 275)(300, 50)に配置されている。
図2のPPMLソースコードでは、以下、abc様向けのPDMと酷似した手続きで、def様とghi様に関するPDMを構成している。
ここで、顧客名CUSTOMER以外のオブジェクトは、図2(1)〜(3)で定義したCOMPANY、TITLE、SOCCOR、BASEBALL、RUGBYを使いまわしていることに注意する。
図2においては、abc様、def様、ghi様の3名の顧客向けのPDMを生成するPPMLデータを記載したが、実際のPDMにおいては何万何十万という顧客向けのPDMを印刷するのが通常である。
従って、COMPANY、TITLE、SOCCOR、BASEBALL、RUGBYといった、複数の顧客の間で使いまわすオブジェクトに関しては、一旦描画した結果を保存しておき、再度利用する際には再描画せずに保持しておいた描画結果を使用するといった、いわゆるキャッシュ機能を具有し、描画結果を記憶領域に保持して再利用することが望ましい。
即ち、PPMLソースコードにおける図2(1)〜(3)のごときオブジェクトの記述方法も、当該オブジェクトの描画結果をキャッシュしておくことを念頭に置いた仕様なのである。
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
特開2002-307794号公報 特開2003-122531号公報
しかしながら、上記のごときキャッシュ機能を実現するためには、描画された再利用オブジェクトを記憶領域に書き込む処理と、保存されている描画済の再利用オブジェクトを読み出す処理とが少なくとも必須となる。
昨今の技術進歩により、CPU(Central Processing Unit)の進化は早いが、それに比べてハードディスクなどの記憶領域を構成するデバイスの速度は向上していない。従って、描画済のオブジェクトをハードディスクにキャッシュする場合、描画済のオブジェクトをハードディスクに保存して読み出すよりも、毎回描画処理を行ったほうが結果的に早くなる場合があった。
本発明は、上記のごとき問題を、描画済データをキャッシュするほうが、キャッシュせずに描画を繰り返す場合よりも有利となる場合にのみキャッシュを行うことで解決する。
即ち、描画されたオブジェクトをページ上に配置するページ描画装置であって、描画するオブジェクトを記述するための第1の記述手段と、該第1の記述手段を記憶することができる第1の記憶手段と、該第1の記述手段を描画することで該オブジェクトを生成する第1の描画手段と、該第1の描画手段によって該第1の記述手段から該描画されたオブジェクトを生成するために必要な資源量を計測する計測手段と、該第1の記述手段によって描画されるオブジェクトが再度利用されることを示す機能を含む第2の記述手段と、該第1の描画手段によって描画されたオブジェクトを記憶することができる第2の記憶手段と、該第1の記述手段を描画する際に、まず該第2の記憶手段に該第1の記述手段の描画結果である描画済のオブジェクトが存在しているならば描画結果として当該オブジェクトを使用する一方、存在していなければ該第1の描画手段を用いて描画を行ってオブジェクトを生成する描画管理手段を具有し、該描画管理手段が、該第1の描画手段で第1の記述手段を描画してオブジェクトを生成し、かつ該第2の記述手段で再度利用される指定がされている場合であって、該計測手段の結果が所定の条件を満たした場合のみ、該第2の記憶手段に該オブジェクトを記憶することを特徴とするページ描画装置を提供することにある。
上記構成によれば、再度利用されることが明確であっても、オブジェクトを描画するためのコストが余りに小さい場合、描画結果をキャッシュせずに毎回再描画するようになり、本当に必要な場合にのみ、描画済のオブジェクトをキャッシュするように構成できる。
以上のように構成することで、再度利用されることが明確であっても、オブジェクトを描画するためのコストが余りに小さい場合、描画結果をキャッシュせずに毎回再描画するようになり、本当に必要な場合にのみ、描画済のオブジェクトをキャッシュするように構成できる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、添付図面を用いて、本発明を説明する。
図3は、本実施例の説明で用いるシステム構成である。
PCとは、後述プリンタPRNに対して、本実施例における第1の記述手段であるPPMLで記述された印刷ジョブを発行するホストマシンであり、少なくとも印刷対象のPPMLソースコードであるPPMLJとPPMLJが参照している複数の描画オブジェクトソースSOBJを保持するための記憶領域PCSTが接続されている。
図2で示したPPMLソースコードの場合、PPMLJは図2のソースコードそのもの、SOBJとしてcompany.ps, title.ps, soccor.ps, baseball.os, rugby.psが該当する。
PRNは印刷装置であり、前述PCよりPPMLJとSOBJを受け取って実際の印刷を行う。受け取り手順やネットワークプロトコルに関しては、本実施例では詳細しない。
PRNには、少なくとも後述する記憶領域PRNSTと、PRNが読み取り可能な時計CLOCKが接続されている。
PRNSTは、PCから送付された印刷ジョブPPMLJを印刷するにあたって必要な各種情報を格納する記憶領域であり、少なくともPCより送付されたPPMLJを解釈した結果が格納されるINST、再利用オブジェクトの管理を行うデータベースDB、SOBJ並びにSOBJを描画済のオブジェクトROBJ、後述する制限値LIM、印刷されるページの画素データを保持するページ領域PAGE、PAGEを構成するパーツを展開するためのバッファ領域WORK、CLOCKから読み出した時間を記憶する領域STARTを含んでいる。INST、DBに関しては後述する。
図4は、前述PRNST上に存在しているINSTの一構成例であり、少なくともOP、NAME、FILEの3つの属性値を管理できる。
OPは処理の内容を示す。本実施例においては、OPとして、少なくとも、再利用オブジェクトの定義を示す「DEF」、再利用オブジェクトの参照を示す「REF」を格納可能である。
NAMEは、PPMLにおいて何度も再利用されるようなオブジェクトである再利用オブジェクトを定義する際に、OCCURRENCEエレメントのLabel属性で指定される、再利用オブジェクトの名前である。
FILEは、OPがDEFの場合にのみ、NAMEで指定した再利用オブジェクトの元データのファイル名が格納される。
図5は、前述PRNST上に存在している、データベースDBの一構成例である。
DBは、本実施例においては、少なくともNAME、SRC、PROCESSED、FLAGという4つの情報を組にして管理できるデータベースである。
NAMEは再利用オブジェクトの名前であり、INSTで説明したNAMEの値が格納される。
SRCはNAMEに対応した描画オブジェクトソースであり、INSTにおけるFILEで指定したSOBJを特定するための情報が格納される。PRNST上のSOBJの置き場によっては、INSTにおけるFILEと異なるファイル情報が格納される場合があるが、ここでは詳説しない。
PROCESSEDはROBJないしSOBJを指し示す情報であり、FLAGの値によってROBJを指し示している情報か、SOBJを指し示している情報かが定まる。
FLAGはDONEないしYETのいずれかの値をとり、DONEの場合はPROCESSEDが指し示すデータはROBJであり、YETの場合はSOBJであることを示している。即ち、ある再利用オブジェクトに関してFLAGの値がDONEであるということは、PAGEに配置するために描画処理が必要はなく、直接配置できることを示しており、一方YETということは、当該再利用オブジェクトをページに配置する際には、毎回描画処理が行われることを意味している。
図6は、図3〜図5のシステム構成において本実施例を説明するための処理フローである。
図6のS-1は、第1の記述手段処理装置の初期化ステップである。本ステップにおいて入出力等の初期化等が行われる。詳説は省略する。
S-2において、PRNは、PCから送付されてきたPPMLJを解釈し、処理の分類と処理に必要な情報を抽出、INSTに格納する。同時に、必要なSOBJをPCから受け取る。
S-3において、INST上に未処理の処理単位が残っているかがチェックする。処理単位がINSTに残っていればS-4に、残っていなければ処理を終了する。
S-4において、S-2で解釈した処理単位を順次取り出さす。
S-5において、S-3で取り出された処理単位に含まれるOPがDEFであるかチェックされる。DEFであればS-12に、DEFでなければS-6に分岐する。
S-6において、S-3で取り出された処理単位のOPがREFであるかチェックする。REFであればS-8に、それ以外の場合はS-7に分岐する。
S-7において、S-3で取り出された処理単位のOPがDEFでもREFのいずれでもない場合、「それ以外」の処理が行われる。
「それ以外」の処理としては、図2における(4)部分の2行目〜4行目のような、毎回変化するような可変データの描画・配置処理や、PAGEに格納されたページをプリンタから出力する処理などを含むが、本実施例においては詳説しない。
S-8〜S-11において、S-3で取り出した処理単位のOPがREFである場合の処理を行う。
S-8では、参照する再利用オブジェクトが描画済か否かを、DBをS-4でINSTより取り出した処理対象の処理項目に含まれるNAMEでDBを検索、FLAGをチェックすることで調べる。FLAGがDONEの場合、描画済で記憶領域にキャッシュされているのでS-9に進み、FLAGがYETの場合は描画されていないのでS-10に進む。
S-9において、キャッシュされているROBJをWORKに取り出し、S-11に進む。
S-10において、キャッシュされているのはSOBJなので、SOBJを解釈し、WORKに描画処理を行った後で、S-11に進む。
S-11において、WORKに格納されたオブジェクトをPAGE上に配置した後、S-3に戻る。
一方S-5において、S-3で取り出された処理単位がDEFであった場合、S-12に遷移する。
S-12において、CLOCKの値を読み込みSTARTに格納する。
S-13において、SRCで指定されたSOBJをWORKに描画する。描画処理の詳細はここでは省略する。
S-14において、CLOCKの値とSTARTに格納した時間情報とから、S-13で費やした時間を計算し、S-13で費やした時間がLIMに格納された時間と等しいか上回った場合にはS-15に進み、さもなくばS-16に進む。
S-13においてLIM時間以上処理に時間を費やした場合、S-15において、WORKに格納された描画イメージをROBJとして書き出し、続いてS-16において、DBにエントリを作成する。その際に、PROCESSEDには当該ROBJを指し示す情報を、FLAGには「DONE」を格納し、S-3に戻る。
一方、S-13においてLIM時間も処理に時間を使わなかった場合、S-17においてWORKに格納していた描画イメージを破棄し、SOBJを指し示す情報をPROCESSEDに格納し、FLAGには「YET」を格納した上でS-3に戻る。
以下、図7〜図22を用いて、詳細に説明する。
図7は、本実施例を詳細に説明するために用いるPPMLJである。本PPMLJは、2つのPostscriptファイルによるイメージを再利用オブジェクトとして定義した後、ページ上に配置するものである。ここで、図7のPPMLJは、図2同様、厳密にはPPMLの仕様には従っていないことに注意する。
図8は、本実施例を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例である。
INSTとDBは、本実施例の説明に必要な属性のみ示してある。OBJsは、SOBJ、ROBJが置かれる領域である。CLOCKは、PRN起動から経過した時間を表しているとする。
PRNSTは、RAMのような半導体メモリでもよいし、HDDのような外部記憶装置でも良い。また、たとえばOBJsのみHDDで他はRAMといった、ハイブリッドな構成でもよい。
S-1の初期化が終了すると、図9の状態になる。初期化が終了した時点でCLOCKが100を示しているので、起動後100時間単位経過していることがわかる。
INST、DB、START、WORK、PAGE、OBJsともに空で初期化されている。LIMは、制限時間が50000時間単位に初期化されている。本実施例においては、LIMの値の決め方については特には規定しない。
S-1の後にS-2で、図7に示したPPMLソースコードが解釈されINSTに解釈結果が格納される。同時に、該PPMLソースコードが参照している2つのPSファイルがOBJsに読み込まれて図10の状態になる。INSTの右脇に置かれている三角は、S-4で次に取り出される処理単位を指し示している。
図10の状態から、S-4で上述三角が指し示している処理単位のOPがチェックされ、それがDEFであるためにS-12に遷移する。
S-12において、CLOCKの値がSTARTに読み込まれて図11の状態となる。
図11の状態から、S-13において上述三角が指し示している処理単位のFILEが指し示している「difficult_to_rip.ps」が、WORK上に描画されて図12の状態になる。
図12において、CLOCKの値は100000となっていることから、S-14においてCLOCK-START=69000>50000=LIMとなり、S-15に進む。
S-15においてWORKの内容がROBJとしてOBJsに格納される。本実施例においては、ROBJのファイル名は「difficult_to_rip.bmp」である。
S-15においてROBJがOBJs内に作成された後、S-16においてDBにエントリが作成される。この場合、INST上で三角が指し示している処理単位のNAMEがDIFFICULT_TO_RIPであるから、DBに作成されるエントリのNAMEは「DIFFICULT_TO_RIP」、SRCはSOBJである「difficult_to_rip.ps」、PROCESSEDはROBJである「difficult_to_rip.bmp」となり、S-13での描画結果を保持するからFLAGは「DONE」となり、図13の状態となる。
図13の状態から、S-3に戻り、S-4において次の処理単位を取り出し、S-5に遷移する。S-5においてOPがチェックされ、今回もDEFであるからS-12に遷移、CLOCKの値がSTARTに格納されて図14となる。
図14の状態からS-13でWORK上に描画処理が行われる。図14から明らかなように、今回描画されるのはeasy_to_rip.psである。描画処理が終わった状態が、図15である。WORKの内容は、新しい描画結果で置き換わっている。
図15において、CLOCK-START=8000<50000=LIMであるから、S-14において今回はS-17に分岐する。
S-17において、SOBJであるeasy_to_rip.psがOBJsに保存されると同時に、DBにEASY_TO_RIPのエントリが作成される。今回はS-14におけるWORKへの描画結果は破棄されているので、DBに作成されるエントリのNAMEは「EASY_TO_RIP」、SRCは「easy_to_rip.ps」、PROCESSEDはSRCと同様に「easy_to_rip.ps」、FLAGは「YET」となり、S-3に戻る。
S-3においてINSTに処理単位が残っているかチェックされ、まだ残っているのでS-4において新たな処理単位が取り出されて図16の状態となる。
図16の状態から、S-5においてOPで場合わけがされる。今回はDEFではないので、S-6に遷移する。
S-6においてOPで更に場合わけがされる。今回はREFであるので、S-8に遷移し、図17に遷移する。
S-8においてDBがチェックされるが、NAMEがDIFFICULT_TO_RIPであるDBのエントリは、図17のDB脇に三角で示したエントリであり、そのFLAGは「DONE」であるから、S-9に遷移する。
S-9において、WORKにDB.PROCESSEDが指し示している「difficult_to_rip.bmp」の内容が読み込まれて図18の状態となる。
図18からS-11に遷移して、WORKに格納されていたdifficult_to_rip.bmpの内容がPAGEに配置されて図19の状態になる。
図19からS-3に戻り、INST上に最後の処理単位が残っているためにS-4に分岐、OPがDEFでないためにS-6に分岐した後、OPがREFであるためS-8に分岐して図20の状態となる。INST.NAMEの値「EASY_TO_RIP」に対応したDB.FLAGが「YET」であるので、S-10に分岐する。
S-10において、DB.PROCESSEDが指し示すファイル「easy_to_rip.ps」が、バッファWORKに描画されて図21になる。
図21の状態から、S-11に遷移すると、PAGE上にEASY_TO_RIPに対応した描画結果が配置された後、S-3に戻ると図22になる。
INSTには処理すべき処理単位が残っていないので処理を終了する。
実施例1においては制限値LIMを定数としたが、キャッシュされた描画済のオブジェクトの読み書きにかかるコスト(時間)は、該描画済オブジェクトのファイルサイズに明らかに依存する。
一方、該描画済オブジェクトのファイルサイズは、該描画済オブジェクトの画像サイズ(縦方向と横方向の画素数)に依存していると考えられるので、LIMの値を該描画済オブジェクトの画素サイズ(総画素数)に依存して変化させてもよい。
この場合、図6のS-13においてSOBJをWORKに描画する処理において画素数を数え、S-14においてLIMを比較に用いる前にLIMを更新するように修正すればよい。
上記のように構成を修正することで、LIMの値を描画済オブジェクトのサイズ(総画素数)と連動することが容易に可能となる。
PDMの例 図1で示したPDMを生成するためのPPMLのソース 実施例1の説明で用いるシステム構成 PRNST上に存在しているINSTの一構成例 PRNST上に存在している、データベースDBの一構成例 図3〜図5のシステム構成において本実施例を説明するための処理フロー 実施例1を詳細に説明するために用いるPPMLJ 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例 実施例1を詳細に説明するためのPRNSTとCLOCKの構成例

Claims (3)

  1. 描画されたオブジェクトをページ上に配置するページ描画装置であって、
    描画するオブジェクトを記述するための第1の記述手段と、
    該第1の記述手段を記憶することができる第1の記憶手段と、
    該第1の記述手段を描画することで該オブジェクトを生成する第1の描画手段と、
    該第1の描画手段によって描画されたオブジェクトを記憶することができる第2の記憶手段と、
    該第1の描画手段によって該第1の記述手段から該描画されたオブジェクトを生成するために必要な資源量を計測する計測手段と、
    該第1の記述手段を描画する際に、まず該第2の記憶手段に該第1の記述手段の描画結果である描画済のオブジェクトが存在しているならば描画結果として当該オブジェクトを使用する一方、存在していなければ該第1の描画手段を用いて描画を行ってオブジェクトを生成する描画管理手段を具備し、
    該描画管理手段が、該第1の描画手段で第1の記述手段を描画してオブジェクトを生成した場合、該計測手段の結果が所定の条件を満たした場合のみ、該第2の記憶手段に該オブジェクトを記憶することを特徴とするページ描画装置。
  2. 描画されたオブジェクトをページ上に配置するページ描画装置であって、
    描画するオブジェクトを記述するための第1の記述手段と、
    該第1の記述手段を記憶することができる第1の記憶手段と、
    該第1の記述手段を描画することで該オブジェクトを生成する第1の描画手段と、
    該第1の描画手段によって該第1の記述手段から該描画されたオブジェクトを生成するために必要な資源量を計測する計測手段と、
    該第1の記述手段によって描画されるオブジェクトが再度利用されることを示す機能を含む第2の記述手段と、
    該第1の描画手段によって描画されたオブジェクトを記憶することができる第2の記憶手段と、
    該第1の記述手段を描画する際に、まず該第2の記憶手段に該第1の記述手段の描画結果である描画済のオブジェクトが存在しているならば描画結果として当該オブジェクトを使用する一方、存在していなければ該第1の描画手段を用いて描画を行ってオブジェクトを生成する描画管理手段を具有し、
    該描画管理手段が、該第1の描画手段で第1の記述手段を描画してオブジェクトを生成し、かつ該第2の記述手段で再度利用される指定がされている場合であって、該計測手段の結果が所定の条件を満たした場合のみ、該第2の記憶手段に該オブジェクトを記憶することを特徴とするページ描画装置。
  3. 該所定の条件が、描画されたオブジェクトのサイズに応じて変動することを特徴とする、請求項1、又は、請求項2のいずれかに記載のページ描画装置。
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