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JP2006229660A - 画像配信方法、画像符号化装置、画像復号装置、および画像表示装置 - Google Patents

画像配信方法、画像符号化装置、画像復号装置、および画像表示装置 Download PDF

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JP2006229660A
JP2006229660A JP2005041802A JP2005041802A JP2006229660A JP 2006229660 A JP2006229660 A JP 2006229660A JP 2005041802 A JP2005041802 A JP 2005041802A JP 2005041802 A JP2005041802 A JP 2005041802A JP 2006229660 A JP2006229660 A JP 2006229660A
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JP2005041802A
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Yoshihiro Matsuo
義裕 松尾
Shigeyuki Okada
茂之 岡田
Hideki Yamauchi
英樹 山内
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 画像提供側やユーザ側には、画像配信について、多様なレベルの要求が存在する。
【解決手段】 画像符号化装置100において、符号化ブロック8は、所定の画像データを符号化する。分離部19は、異なる機会に配信するよう、符号化した画像データをその内容を視認可能な画像として再生させる基本データと、該基本データを補完する補完データに分離する。付加部24は、基本データおよび補完データの少なくとも一方に対して、それぞれ独立に著作権管理するための情報を付加する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の要素に分離可能な画像データを配信するための画像配信方法、画像符号化装置、画像復号装置、および画像表示装置に関する。
近年、DVDメディア、デジタル放送、およびネットワークを介したオンデマンド通信といったようなインフラの普及に伴い、デジタルコンテンツの利用が拡大している。デジタルコンテンツはコピーにより品質劣化が起こらないため、その著作権管理が重要になる。デジタルコンテンツなどの著作物の著作権を正当に保護することへの要求は、今後もさらに高まっていくと思われる。
また、インターネット上で利用可能なデジタルコンテンツの数は、年々増加しており、インターネットを利用するユーザの数も、年々増加している。これに伴い、インターネット上のトラフィック量も増大している。これに関し、特許文献1は、伝送路のトラフィックに応じて、MPEGデータを構成するIフレームのみを伝送するモード、Iフレーム及びPフレームを伝送するモード、Iフレーム、Pフレーム及びBフレームを伝送するモードの切り替えを行う画像伝送装置を開示する。
特開平9−46677号公報
しかしながら、このような手法をもってしても、画像提供側やユーザ側に存在する多様なレベルの要求を満足させるには十分ではない。例えば、画像提供側は、著作権保護を意図しつつも、自己のコンテンツを多数のユーザに認識させたいという願望もある。一方、ユーザ側も、本格志向から低価格志向まで種々の志向がある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、画像提供側およびその画像を利用するユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行うことが可能な画像配信方法、画像符号化装置、画像復号装置、および画像表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の画像配信方法は、所定の画像データを、その内容を視認可能な画像として再生させる基本データと、画像の品質を向上させるため前記基本データを補完する補完データに分離するステップと、基本データを配信する第1配信ステップと、基本データの配信と別の機会に補完データを配信する第2配信ステップと、を備える。「第2配信ステップ」は、配信先からの要求に応じて、補完データを配信してもよい。「画像の品質」には、動画像の動きの滑らかさを含んでもよい。
この態様によると、画像データを分離することにより、ユーザ側に画像を提供するバリエーションを増やすことができ、画像提供側およびユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行うことができる。
基本データと補完データを独立に著作権管理するステップをさらに備えてもよい。この態様によると、いずれか一方に保存禁止などの著作権管理を行い、他方を自由に利用させるなど、柔軟な著作権管理を行うことができる。
分離するステップは、画像データの直流成分および低周波成分の少なくとも一方を基本データとしてもよい。この態様によると、空間的に画像データを分離し、直流成分および低周波成分の少なくとも一方を基本データとすることにより、内容を把握可能な基本データを生成することができる。
分離するステップは、画像データを構成する複数のフレームのうち、フレーム内符号化されたフレームを基本データとしてもよい。他のフレームとの差分で表されるフレームを補完データとしてもよい。この態様によると、時間的に画像データを分離し、独立に復元可能なフレームを基本データとすることにより、内容を把握可能な基本データを生成することができる。
本発明の別の態様は、画像符号化装置である。この装置は、所定の画像データを符号化する符号部と、符号化した画像データを、その内容を視認可能な画像として再生させる基本データと、画像の品質を向上させるため前記基本データを補完する補完データとの異なるデータストリームに分離する分離部と、を備える。
この態様によると、画像データを分離することにより、ユーザ側に画像を提供するバリエーションを増やすことができ、画像提供側およびユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行うことができる。
基本データおよび補完データの少なくとも一方に対して、それぞれ独立に著作権管理するための情報を付加する付加部をさらに備えてもよい。「付加部」は、符号化画像データのストリーム生成の際に記録してもよいし、符号化の後の後処理として記録してもよい。
分離部は、画像データの直流成分および低周波成分の少なくとも一方を基本データとしてもよい。また、画像データを構成する複数のフレームのうち、フレーム内符号化されたフレームを基本データとしてもよい。
本発明のさらに別の態様は、画像復号装置である。この装置は、所定の画像データの内容を視認可能な画像として再生させる基本データを予め記録する記録部と、画像の品質を向上させるため基本データを補完する補完データを取得する取得部と、基本データと前記補完データを組み立てる組立部と、組み立てた画像データを復号する復号部と、を備える。「復号部」は、基本データを復号してもよい。
この態様によると、分離された画像データを組み立てる機能を備えることにより、画像提供側およびユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行う仕組みが実現可能になる。
基本データおよび補完データの少なくとも一方に付加された、それぞれ独立に著作権管理するための情報を参照して、著作権管理を行う著作権管理部をさらに備えてもよい。この態様によると、画像提供側が柔軟な著作権管理を行う仕組みが実現可能になる。
基本データを取得した後、本装置の処理能力に応じて、基本データを補完すべきデータを配信先に要求するデータ要求部をさらに備えてもよい。この態様によると、装置の処理能力を超える無駄な補完データの配信を抑制することができる。
本発明のさらに別の態様は、画像表示装置である。この装置は、所定の画像データから分離された、その内容を視認可能な画像として再生させる基本データ、および画像の品質を向上させるため基本データを補完する補完データを異なる機会に取得する取得部と、基本データと補完データを組み立てた画像データを表示する表示部と、を備える。「表示部」は、基本データを復号して表示してもよい。
この態様によると、分離された画像データを組み立てる機能を備えることにより、画像提供側およびユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行う仕組みが実現可能になる。
基本データおよび補完データの少なくとも一方に付加された、それぞれ独立に著作権管理するための情報を参照して、著作権管理を行う著作権管理部をさらに備えてもよい。基本データを取得した後、本装置の処理能力に応じて、基本データを補完すべきデータを配信先に要求するデータ要求部をさらに備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、記録媒体、プログラムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、画像提供側およびその画像を利用するユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行うことができる。
(実施形態1)
本発明は、静止画像または動画像を提供する画像提供側、およびその画像を利用するユーザ側双方にとって、魅力的な画像提供システムを実現する。実施形態1は、画像データを空間的に分離する画像符号化装置100について説明する。画像符号化装置100は、例えば直流成分を基本データとし、その他の周波数成分を補完データとする。そして、それらを別々に配信したり、独立に著作権管理する。
実施形態1は、画質の異なる静止画像、動画像を単一の符号化画像データストリームから生成する技術を利用することができる。この一例として、図1を参照して、動画像をMotion−JPEG2000方式により符号化する方法について簡単に説明する。図示しない画像符号化装置は、動画像の各フレームをフレーム単位で連続的に符号化して、動画像の符号化データストリームを生成する。符号化処理の開始に当たり、動画像の1フレームに相当する原画像OI(Original Image)102がフレームバッファに読み込まれる。フレームバッファに読み込まれた原画像OIは、ウェーブレット変換器により階層化される。
JPEG2000におけるウェーブレット変換器は、Daubechiesフィルタを利用する。このフィルタは、画像のx、yそれぞれの方向において同時にハイパスフィルタおよびローパスフィルタとして作用し、ひとつの画像を4つの周波数サブバンドへ分割する。これらのサブバンドは、x、yの両方向において低周波成分を有するLLサブバンドと、x、yのいずれか一方向において低周波成分を有し、かつ他方向において高周波成分を有するHLサブバンドおよびLHサブバンドと、x、yの両方向において高周波成分を有するHHサブバンドである。また、このフィルタは、x、yの両方向について画素数を1/2に軽減する作用も併せ持つ。つまり、各サブバンドの縦横の画素数は処理前の画像のそれぞれ1/2であり、一回のフィルタリングで解像度すなわち画像サイズが1/4のサブバンド画像が得られる。本明細書においては、原画像OIに対して1回ウェーブレット変換を受けた画像を第1階層の画像WI1と呼び、以下、ウェーブレット変換を受けた回数に応じて第n階層の画像WInと呼ぶことにする。
図1に模式的に示すように、第1階層の画像WI1 104には、4つのサブバンドLL1、HL1、LH1、HH1が生成される。第1階層の画像WI1 104にウェーブレット変換が施されて、第2階層の画像WI2 106が生成される。ここで、2回目以降のウェーブレット変換は、直前の階層の画像のうちLLサブバンド成分に対してのみ施される。したがって、第2階層の画像WI2 106においては、第1階層の画像WI1のLL1サブバンドが、4つのサブバンドであるLL2、HL2、LH2、HH2に分解される。ウェーブレット変換器は、このフィルタリングを所定の回数実行し、各サブバンドのウェーブレット変換係数を出力する。画像符号化装置は、この後量子化その他の処理を施して、最終的に符号化画像データCI(Coded Image)を出力する。
説明の簡単のために、この例では、画像符号化装置は、原画像OIに対してウェーブレット変換を3回施すものとする。したがって、例えば、原画像OI 102が1440×960ピクセルであったとすると、第1階層の画像WI1 104のLL1サブバンドのサイズは720×480、第2階層の画像WI2 106のLL2サブバンドは360×240、第3階層の画像WI3 108のLL3サブバンドのサイズは180×120である。
階層化された画像について注意すべきは、原画像OIにおける低周波成分が、図1において、より左上に現れることである。図1の場合、第3階層の画像WI3の左上隅にあるLL3サブバンドがもっとも低周波であり、逆に言えば、このLL3サブバンドさえ得ることができれば、原画像OIのもっとも基本的な性質を再現することができる。
符号化データストリームは、Motion−JPEG2000以外にも、例えば、1つのストリームにおいて高画質のHDストリームと低画質のSDストリームを併せ持ったような、SVC(Scalable Video Codec)でもよいし、Motion−JPEGでもよい。JPEGでは、各フレームが離散コサイン変換によって得られた係数のうち、低次項の係数から送信されてくる方式があり、どの次数の項の係数まで使用して復号するかによって画質を選択することができる。これらの規格によれば、空間解像度を階層的に符号化することができる。
上記の例は、周波数分割型の符号化により階層化した例である。この点、近似精度向上型の符号化により階層化してもよい。即ち、DCT(Discrete Cosine Transform)係数やウェーブレット係数の上位ビットからの復号ビット数を調整することによっても、異なる画質の復号が可能になる。また、MPEG2では、上記空間解像度に加えて、フレーム数の調整による時間解像度を階層的に符号化することができる。
図2は、第1実施形態における画像符号化装置100の構成を示す。この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた復号化機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
画像符号化装置100は、符号化ブロック8、分離部19、ストリーム生成部20、著作権レベル管理テーブル22および付加部24を含む。符号化ブロック8は、ウェーブレット変換部10、フレームバッファ12、量子化部14、ビットプレーン符号化部16、および算術符号化部18を含む。
まず原画像OIがフレームバッファ12に読み込まれる。ウェーブレット変換部10はフレームバッファ12から原画像OIを読み出し、ウェーブレット変換により画像を再帰的に変換する。上述したように、JPEG2000におけるウェーブレット変換は、Daubechiesフィルタを利用する。このフィルタは、画像の縦横の各方向においてローパスフィルタおよびハイパスフィルタとして作用し、ひとつの画像を4つの周波数サブバンドへ分割する。各サブバンドの縦横の画素数は処理前の画像のそれぞれ1/2であり、一回のフィルタリングで解像度、すなわち画像サイズが1/4のサブバンド画像が得られる。こうして得られたサブバンド画像はいったんフレームバッファ12に記憶される。
ウェーブレット変換部10は、こうして得られたサブバンドのうち、最低周波数成分であるLLサブバンドの画像をフレームバッファ12から読み出して、再度フィルタリング処理を行い、これをさらにLL、HL、LH、HHの4つのサブバンドに分割し、フレームバッファ12に書き込む。フィルタリングは所定の回数行われ、最後のフィルタリングで生じたLLサブバンドが原画像OIにおいて最もDC成分に近い画像として取得される。以下、同一階層の各サブバンド、すなわち同じ回数フィルタリングを施して得られた4つのサブバンドはLL、HLおよびLH、HHの順に次第に高周波成分を含み、これらのサブバンドよりもさらに高周波成分を含む画像が、ひとつ前のフィルタリング処理で得られた4つのサブバンドとして続く。このように縦横4分割のフィルタリングを最低周波数成分に対して繰り返し適用することで、縦横4分割の再帰的な構造の中に低周波成分から高周波成分が階層的に形成された画像がフレームバッファ12に得られる。
量子化部14は、フレームバッファ12に記憶されている階層化された画像を、低周波成分から順に、必要に応じて量子化する。ビットプレーン符号化部16は、量子化され、算術符号化のためにコードブロックと呼ばれる単位に分解されたウェーブレット係数を、ビットプレーンとして表現する。算術符号化部18は、このビットプレーンを算術符号化する。
分離部19は、算術符号化がなされたビット列によりビットストリームを階層単位で、複数のグループに分離する。例えば、図1の第1階層の画像WI1 104であれば、サブバンドLL1のグループと、その他の3つのサブバンドHL1、LH1、HH1のグループに分離してもよい。
図3は、空間的に分離する前後の符号化画像データの構造を示す。上述したような、階層的な符号化画像データ50の各フレームは、データ領域の先頭から、直流成分、低周波数成分、中周波数成分、高周波成分の順番でデータが記述される。したがって、各フレームの前半部分だけでも画像を再生することはできるが、低画質の画像となる。後半部分まで含めて再生するにしたがって、しだいに高画質の画像となっていく。図3では、この符号化画像データ50を分離して、直流成分および低周波数成分の符号化画像データ52と、中周波数成分および高周波成分の符号化画像データ54に分離する。なお、分類は2つに限らず、3つ以上でもよい。例えば、中周波数成分の符号化画像データと高周波成分の符号化画像データとを別の分類にしてもよい。
ストリーム生成部20は、分離部19により分類されたビット列ごとにビットストリームを生成する。このような過程を経て、上記原画像OIが階層単位で分離された複数の符号化画像データCI(Coded Image)となる。
この複数の符号化データCIは、それぞれ異なる機会に種々の方法でユーザ側に提供される。例えば、直流成分および低周波数成分の符号化画像データを無料で配布してもよい。その際、DVD−ROMなどのメディアでサンプルとして配布してもよいし、ネットワーク上からユーザにダウンロードさせてもよい。その後、中周波数成分や高周波成分の符号化画像データをユーザ側に提供する。その際も、メディアで配布したり、サーバからダウンロードさせてもよい。また、この符号化画像データをユーザ側に保存させないよう、ストリーム配信で提供してもよい。そして、このストリーム配信をユーザから要求があった場合に有料で提供してもよい。
この手法によると、ユーザは低画質で画像を再生する場合、無料で鑑賞することができるが、高画質で再生した場合、有料で鑑賞しなければならない。このように、符号化画像データを分離して、異なる機会に種々の方法でユーザ側に提供すると、画像提供側は、画質単位のきめ細かな著作権管理が可能となり、画像コンテンツの販売手法も広くなる。ユーザ側も、選択肢が増え、志向に合った画像コンテンツの利用を行うことができる。
以下、画像提供側がさらにきめ細かい著作権管理を行う手法について説明する。そのために、著作権レベル管理テーブル22および付加部24を用いる。著作権レベル管理テーブル22は、当該符号化画像データCIを使用するユーザに許諾する著作権レベルを管理する。図4は、著作権レベル管理テーブル22の一例を示す。横軸は当該符号化画像データCIの用途を、縦軸はそれぞれの用途に応じた許諾画質レベルを示す。この許諾画質レベルは、分離部19で分離した各符号化画像データに対応するものとする。図4にて、再生は、低画質、中画質、高画質のいずれのレベルでも許可される。複製は、高画質のレベルでは禁止され、低画質、中画質のレベルでは許諾される。編集は、中画質、高画質のレベルでは禁止され、低画質のレベルでは許諾される。ここで、編集とは、例えばデジタルテレビジョン放送により受信した符号化画像データからCM部分をカットするような編集を含む。したがって、中画質でそのデータを複製することはできるが、その際、CM部分をカットして複製することはできない。再配信は禁止されている。いずれの画質レベルでも再配信することができない。
複製世代は、複製が可能な世代と、その世代の許諾画質レベルを表す。1世代目は、中画質の複製が可能であるが、1世代目の複製データを複製する2世代目は、低画質でのみ複製が可能である。4世代目からは複製することができない。著作権レベル管理テーブル22は、以上のようなプロファイルをユーザごとに管理している。また、プロファイルの各項目は、管理者のキー入力などにより適宜更新可能である。
上記符号化画像データCIを有料でユーザ側に提供している場合、ユーザ側の支払う料金やコース設定により、利用できる用途や、その用途に応じた許諾画質レベルが異なる。また、プロファイルは、ユーザごとではなく、地域ごとや時間ごとに生成してもよい。例えば、時間ごとのプロファイルを生成すると、ユーザのコンテンツ利用に制限時間を設けることもできる。ユーザ側の装置で、ある期間を過ぎるとプロファイルが切り替わる構成をとれば、その期間後にすべてのコンテンツ利用ができなくなる処理ではなく、許諾画質レベルを落としたり、用途を制限する形の時間制限も設定することができる。
付加部24は、提供するユーザや地域などを考慮して、対応するプロファイルの著作権レベル情報を各符号化画像データCIのヘッダなどに記録する。ヘッダや、その他の自由に管理者が設定できる領域に著作権レベル情報を書き込めばよい。時間制限を設ける場合など、複数のプロファイルの著作権レベル情報を付加してもよい。なお、著作権管理をしない画質レベルに対応する符号化画像データには、著作権レベル情報を付加しなくてもよい。なお、著作権レベル管理テーブル22および付加部24は、外付けの独立した装置でもよい。この装置は、ネットワークに接続することにより、このネットワークを通信途中の上記符号化画像データCIに著作権レベル情報を付加することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、画像提供側およびその画像を利用するユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供を行うことができる。画像提供側は、分離した各符号化画像データごとに著作権を管理することもでき、きめ細かな著作権管理が可能となる。また、複数の符号化画像データに分離した際、内容を視認可能な画像を生成することができる直流成分および低周波数成分の符号化画像データを生成することにより、多様な販売手法や販売促進手法を用いることができるようになる。例えば、当該符号化画像データは内容を視認可能なため、サンプル画像として配布することができる。そして、高画質での視聴を希望するユーザのみが、その他の周波数成分の符号化画像データを要求し、画像提供側がそれに応答して、そのユーザにそれを配布した場合、ハードウェア資源を節約することができる。すなわち、すべてのユーザに対して高周波成分を含む完全な符号化画像データを配信する場合よりも、ネットワーク上のトラフィック量を軽減することができる。また、それを受信したユーザ端末のハードディスクなどの記録容量を節約することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、階層単位で分離された複数の符号化画像データを異なる時機に取得し、それらを組み立てた符号化画像データを復号することができる画像復号装置200である。なお、表示部38を搭載していれば画像表示装置として機能する。
図5は、実施形態2における画像復号装置200の構成を示す。画像復号装置200は、取得部32、記録部34、組立部36、および復号ブロック250を備える。取得部32は、実施形態1で説明したような、階層単位で分離された符号化画像データCIを取得する。取得部32は、ネットワーク上からそれをダウンロードして取得してもよいし、それが記録された記録メディアから取得してもよい。また、放送電波から取得してもよい。取得部32は、取得した符号化画像データCIを記録部34に記録する。なお、ストリーム配信などにより保存が禁止されたデータであった場合、記録部34に記録することができず、復号ブロック250に直接、出力する。
ユーザは、直流成分および低周波数成分の符号化画像データなど、そのデータ単独で内容を把握可能な画像を形成することができるデータを取得した場合、その符号化画像データを復号ブロック250に出力させて、画像を鑑賞することができる。
組立部36は、異なる時機に取得した複数の符号化画像データについて、フレーム単位に分離し、対応するフレーム同士を組み立てる。そして、組み立てたフレームを順番に並べて、分離前の符号化データに再構築する。例えば、上記図3に示した符号化画像データを分離する処理の逆となる。図3にて、直流成分および低周波数成分の符号化画像データ52、ならびに中周波数成分および高周波成分の符号化画像データ54をそれぞれフレーム単位で分割する。そして、各フレームごとに、データ領域の先頭から直流成分、低周波数成分、中周波数成分、高周波成分の順番に、分割された各要素が再構築される。最後に、再構築されたフレームを順番につなぎあ合わせる。なお、3つ以上の符号化画像データからも、同様の手法で元の符号化画像データに再構築することができる。
組立部36は、再構築の対象とすべき複数の符号化画像データを取得部32および記録部34の少なくとも一方から取得する。例えば、既に記録部34に記録されている直流成分および低周波数成分の符号化画像データと、ストリーム配信されている中周波数成分および高周波成分の符号化画像データを組み立てることができる。そして、組み立てた符号化画像データを復号ブロック250に出力する。
復号ブロック250は、ストリーム解析部252、算術復号部254、ビットプレーン復号部256、逆量子化部258、ウェーブレット逆変換部260、およびフレームバッファ262を備える。ストリーム解析部252は、組立部36または記録部34から符号化画像データCIを受け取り、そのデータストリームを解析する。また、当該符号化画像データCIのヘッダなどに著作権レベル情報が含まれている場合、それを検出して、著作権管理部40に渡す。算術復号部254は、当該解析の結果、判明した復号すべきデータ列に対して算術復号を施す。ビットプレーン復号部256は、算術復号の結果、得られたデータを色コンポーネント毎にビットプレーンの形で復号する。逆量子化部258は、復号された量子化データを逆量子化する。ウェーブレット逆変換部260は、フレームバッファ262を利用して、逆量子化の結果得られた第n階層の画像WInにウェーブレット逆変換を施す。符号化画像データCIに対して、ウェーブレット逆変換を施す毎に、より上位階層の画像が得られ、最上位階層まで復号すると、復号画像データDI(Decoded Image)を得ることができる。
表示部38は、復号ブロック250が復号した復号画像データDIを表示する。図5では、画像復号装置200内に描写されているが、装置200外に設けてもい。著作権管理部40は、本装置200で利用する符号化画像データCIの著作権を管理する。ストリーム解析部252が検出した著作権レベル情報、またはコンテンツ提供側のサーバなどとのセッションにより取得した著作権レベル情報を管理する。例えば、ユーザが符号化画像データCIを利用する際に、その用途に応じた許諾画質レベルを特定し、その画質レベルに応じたウェーブレット逆変換を施す回数をウェーブレット逆変換部260に指定してもよい。このような場合、高画質を実現すべき符号化画像データを含んでいても、その画質では、再生などの利用をすることができないことになる。
データ要求部42は、分離前の符号化画像データのうち、記録部34に一部の符号化画像データが既に所持されている場合、そのうちの他の符号化画像データの配布をコンテンツ提供側のサーバなどに要求する。例えば、直流成分および低周波数成分の符号化画像データを既に所持している場合、それを補完する中周波数成分および高周波成分の符号化画像データを要求してもよい。このデータ要求は、ユーザ操作により実行されてもよいし、本画像復号装置200のスペックに基づいて実行されてもよい。
ユーザ操作により実行される場合、補完すべき符号化画像データに対する料金が支払われてもよい。また、ユーザは、所望の画質と料金とのトレードオフ関係を考慮して、中周波数成分および高周波成分の符号化画像データを比較的高額な対価で要求したり、中周波数成分の符号化画像データを比較的低額な対価で要求することができる。
能力検出部44は、本画像復号装置200の処理能力を検出する。例えば、復号ブロック250の処理能力、解像度などの表示部38の処理能力を検出する。復号ブロック250の処理能力には、演算能力やバッファ容量などが含まれ得る。能力検出部44は、検出した処理能力を基に、画像提供側に要求すべき符号化画像データを決定する。例えば、本画像復号装置200の最大パフォーマンスを算出し、それを超えない最大の画質または解像度を持つ符号化画像データを想定し、それを実現するに必要な符号化画像データを決定する。能力検出部44は、記録部34に既に記録されている符号化画像データを補完すべく、画像提供側に要求する符号化画像データに関する情報をデータ要求部42に渡す。
データ要求部42は、その情報を画像提供側に渡す。これは、ユーザ操作に限らず、自動的にネットワークを介して画像提供側に送信してもよい。例えば、直流成分および低周波数成分の符号化画像データを取得したときに、送信してもよい。また、能力検出部44から本画像復号装置200の最大パフォーマンスを受け取り、それを画像提供側に送信してもよい。これによれば、画像提供側は、それを参酌して符号化画像データの補完データ量を決定することができ、配布すべき復号装置側の処理能力を超える無駄な配布を抑制することができる。
また、データ要求部42は、ユーザ操作により、補完すべき画像符号化データを要求する場合に、上記最大パフォーマンスをストッパーとして利用し、そのパフォーマンスに合った範囲内で補完要求を出せるようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、画像提供側およびその画像を利用するユーザ側双方に利益となる柔軟な画像提供の実現に資する画像復号装置を提供することができる。例えば、ユーザは、内容を視認可能な画像を生成することができる直流成分および低周波数成分の符号化画像データを受け取って、それを視聴し、より高画質での視聴を希望するか否かを判断することができる。これは、画像提供側にとって、符号化画像データを分離せずに復号の程度を制限することによって、高画質再生に関する著作権を保護するよりも、それを実現するためのデータ自体をユーザ側に渡していないため、より安全である。また、高画質での鑑賞を希望しないユーザもいるため、その場合、補完すべき符号化画像データを送信する必要がなく、ネットワーク全体のトラフィック量を抑制することもできる。また、復号装置側の処理能力を参酌して画像提供側に補完すべき符号化画像データを要求することにより、無駄なデータの配信が減少し、さらにトラフィック量を抑制することができる。
(実施形態3)
実施形態3は、画像データを時間的に分離する画像符号化装置100について説明する。画像符号化装置100は、動画像を構成する複数のフレームの一部を基本データとし、その他のフレームを補完データとする。ここで、複数のフレームの一部とは、8枚おきに1枚を抜いていった場合の、抜いた1枚の組み合わせなどが該当し得る。そして、それらを別々に配信したり、独立に著作権管理する。
実施形態3における画像符号化装置100の構成および動作は、基本的に実施形態1におけるものと同様である。以下、相違点について説明する。実施形態1では、動画像をMotion−JPEG2000方式により符号化する例を説明したが、実施形態3では、MPEG方式により符号化する例を説明する。MPEG方式による符号化は、一般的な技術であるため詳細な説明を省略する。図2に即してMPEG方式による符号化を簡単に説明すると、符号化ブロック8では、ウェーブレット変換ではなく、離散コサイン変換を行う場合が多く、また、係数への変換の前にフレーム間の動き補償予測を行い、フレーム間の予測誤差を変換対象とする処理が追加される。
分離部19は、符号化ブロック8により符号化された複数のフレームを複数のグループに分離する。例えば、Iフレームのグループとその他のグループに分離したり、Iフレームのグループ、Pフレームのグループ、およびBフレームのグループに分離することができる。Iフレームは、フレーム内符号化したものであり、独立して画像を形成することができる。Pフレームは、一連のフレームの前方向予測誤差を符号化したものであり、Bフレームは、一連のフレームの双方向予測誤差を符号化したものである。
図6は、分離前および分離後の符号化画像データの構造を示す。分離前の符号化画像データ60は、フレーム内符号化したフレーム61、およびフレーム間の予測誤差を利用して符号化したフレームを含む。フレーム内符号化したフレーム61だけを再生すると、スライドショーのように、画像の動きが滑らかに続かない動画像となる。ただし、フレーム内符号化したフレーム61の比率が非常に少ない場合でない限り、内容を把握することは可能である。
図6では、符号化画像データ60を分離して、フレーム内符号化したフレーム61で組成された符号化画像データ62と、それ以外の、フレーム間の予測誤差を利用して符号化したフレームで組成された符号化画像データ64に分離する。なお、分類は2つに限らず、3つ以上でもよい。例えば、上述したようなPフレーム群を、奇数と偶数などでさらに分離してもよい。もちろん、Iフレーム群を分離してもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、上述した実施形態1と同様の効果を奏する。時間的に分離した場合、動画像を組成する静止画像の画質を維持したまま、サンプル用として配布することもでき、ユーザの視覚に強い印象を与えることでき、高い宣伝効果が期待される。
(実施形態4)
実施形態4は、符号化方式の異なるフレーム単位で分離された複数の符号化画像データを異なる時機に取得し、それらを組み立てた符号化画像データを復号することができる画像復号装置200である。なお、表示部38を搭載していれば画像表示装置として機能する。
実施形態4における画像復号装置200の構成および動作は、基本的に実施形態2におけるものと同様である。以下、相違点について説明する。実施形態2では、空間的に分離された複数の符号化画像データを組み立てる例を説明したが、実施形態4では、時間的に分離されたものを組み立てる例で説明する。
組立部36は、異なる時機に取得した複数の符号化画像データについて、分離前の順番に各フレームを並べていき、分離前の符号化画像データを再構築する。例えば、上記図6に示した符号化画像データを分離する処理の逆となる。図6にて、フレーム内符号化したフレーム61で組成された符号化画像データ62、およびフレーム間の予測誤差を利用して符号化したフレームで組成された符号化画像データ64の各フレームを分離前の順番に並び替えて分離前の符号化画像データ60を再構築する。なお、3つ以上の符号化画像データからも、同様の手法で元の符号化画像データに再構築することができる。
MPEG方式で符号化された符号化画像データを復号することは、一般的な技術であるため詳細な説明を省略する。図5に即して、当該符号化画像データの復号を簡単に説明すると、復号ブロック250では、符号側で離散コサイン変換されてDCT係数が符号化されている場合、ウェーブレット逆変換ではなく、離散コサイン逆変換を行う。また、逆変換後に、参照画像および予測誤差を用いた動き補償処理を行う必要がある。
以上説明したように本実施形態によれば、上述した実施形態2と同様の効果を奏する。時間的に分離された符号化画像データのうち、独立で画像を復元することができるフレーム群を取得した場合、動画像を組成する静止画像の画質を維持したまま、鑑賞することができる。よって、ユーザはこの動画像の補完データを要求するか否かを、画像自体の善し悪しの観点からも、判断することができる。また、時間方向に対するフレームの組立は、比較的簡単に行うことができる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第2実施形態において、周波数分割型の階層化を説明した。この点、近似精度向上型の階層化を用いてもよい。その場合、ウェーブレット変換係数のビット列のうち、所定数の下位ビットを破棄することにより、種々の画質レベルの画像を復号することができる。即ち、著作権管理部40がビットプレーン復号部256に変換するビット数を指定することにより、画質レベルを調整することができる。
この階層化方式を用いると、画像の部分単位で画質レベルに差を設けることができる。その場合、図4に示した著作権レベル情報を管理しているテーブルの個々のプロファイルを、用途、画質レベルの2つのパラメータで記述するだけでなく、用途、画質レベル、画像部分の3つのパラメータで記述することができる。また、画質レベル、画像部分の2つのパラメータで記述することもできる。この場合、コンテンツ提供側は、上述した実施形態より、さらに柔軟に著作権を管理することができる。
また、異なる画質レベルは、解像度だけではなく、圧縮率や色数を階層化しても実現することができる。圧縮率は、JPEG2000のレイヤー機能を使用すれば階層化することができる。カラー画像は輝度成分と色差成分とで表されるが、色差成分に対して、上述したような階層化手法を用いることもできる。
画像符号化処理の手順を示す図である。 実施形態1における画像符号化装置の構成を示す図である。 空間的に分離する前後の符号化画像データの構造を示す図である。 著作権レベル管理テーブルの一例を示す図である。 実施形態2における画像復号装置の構成を示す図である。 時間的に分離する前後の符号化画像データの構造を示す図である。
符号の説明
8 符号化ブロック、 19 分離部、 20 ストリーム生成部、 100 画像符号化装置、 32 取得部、 34 記録部、 36 組立部、 200 画像復号装置、 250 復号ブロック。

Claims (14)

  1. 所定の画像データを、その内容を視認可能な画像として再生させる基本データと、該画像の品質を向上させるため前記基本データを補完する補完データに分離するステップと、
    前記基本データを配信する第1配信ステップと、
    前記基本データの配信と別の機会に前記補完データを配信する第2配信ステップと、
    を備えることを特徴とする画像配信方法。
  2. 前記基本データと前記補完データを独立に著作権管理するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像配信方法。
  3. 前記分離するステップは、前記画像データの直流成分および低周波成分の少なくとも一方を前記基本データとすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像配信方法。
  4. 前記分離するステップは、前記画像データを構成する複数のフレームのうち、フレーム内符号化されたフレームを前記基本データとすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像配信方法。
  5. 所定の画像データを符号化する符号部と、
    符号化した画像データを、その内容を視認可能な画像として再生させる基本データと、該画像の品質を向上させるため前記基本データを補完する補完データとの異なるデータストリームに分離する分離部と、
    を備えることを特徴とする画像符号化装置。
  6. 前記基本データおよび前記補完データの少なくとも一方に対して、それぞれ独立に著作権管理するための情報を付加する付加部をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 前記分離部は、前記画像データの直流成分および低周波成分の少なくとも一方を前記基本データとすることを特徴とする請求項5または6に記載の画像符号化装置。
  8. 前記分離部は、前記画像データを構成する複数のフレームのうち、フレーム内符号化されたフレームを前記基本データとすることを特徴とする請求項5または6に記載の画像符号化装置。
  9. 所定の画像データの内容を視認可能な画像として再生させる基本データを予め記録する記録部と、
    前記画像の品質を向上させるため前記基本データを補完する補完データを取得する取得部と、
    前記基本データと前記補完データを組み立てる組立部と、
    組み立てた画像データを復号する復号部と、
    を備えることを特徴とする画像復号装置。
  10. 前記基本データおよび前記補完データの少なくとも一方に付加された、それぞれ独立に著作権管理するための情報を参照して、著作権管理を行う著作権管理部をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の画像復号装置。
  11. 前記基本データを取得した後、本装置の処理能力に応じて、前記基本データを補完すべきデータを配信先に要求するデータ要求部をさらに備えることを特徴とする請求項9または10に記載の画像復号装置。
  12. 所定の画像データから分離された、その内容を視認可能な画像として再生させる基本データ、および前記画像の品質を向上させるため前記基本データを補完する補完データを異なる機会に取得する取得部と、
    前記基本データと前記補完データを組み立てた画像データを表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  13. 前記基本データおよび前記補完データの少なくとも一方に付加された、それぞれ独立に著作権管理するための情報を参照して、著作権管理を行う著作権管理部をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  14. 前記基本データを取得した後、本装置の処理能力に応じて、前記基本データを補完すべきデータを配信先に要求するデータ要求部をさらに備えることを特徴とする請求項12または13に記載の画像表示装置。
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