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JP2006229168A - 加熱方法および加熱装置 - Google Patents

加熱方法および加熱装置 Download PDF

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JP2006229168A
JP2006229168A JP2005044651A JP2005044651A JP2006229168A JP 2006229168 A JP2006229168 A JP 2006229168A JP 2005044651 A JP2005044651 A JP 2005044651A JP 2005044651 A JP2005044651 A JP 2005044651A JP 2006229168 A JP2006229168 A JP 2006229168A
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JP2005044651A
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Katsumi Suzuki
克己 鈴木
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】被処理部材の構成によらず、目的とする熱処理を効率よく行う加熱方法およびこの加熱方法を行う加熱装置を提供すること。
【解決手段】加熱装置1は、チャンバー6と、チャンバー6内の上部に設けられた光源2と、チャンバー6内の下部に設けられ、被処理部材3を載置するステージ(設置部)5と、光源2とステージ5との間に設けられた光熱変換手段4とを有している。そして、光熱変換手段4が、光源2から照射される光を吸収して発熱することにより、被処理部材3を加熱することができる。また、装置各部の条件設定を変化させることにより、被処理部材3に与える熱量を調整し、熱処理を精度よく制御することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱方法および加熱装置に関するものである。
半導体基板およびディスプレイ基板等の製造工程では、各基板の表層に機能領域を形成するため、不純物イオンを注入することが行われている。そして、フラッシュランプから放出される短い発光時間の光(短パルス光)を基板に照射し、熱処理(アニール)を行うことにより、表層の浅い領域の不純物イオンを、効率よく活性化および拡散させている。
しかし、フラッシュランプから放出される光エネルギー(照度)には空間的な偏りがあるため、各基板の大型化に伴い、熱処理が不均一になるおそれがある。
そこで、フラッシュランプと各基板との間にフィルタを介在させ、光エネルギーの偏りを平均化させることで、熱処理を均一化させる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、特許文献1の方法では、例えば導電パターンが形成された透明なガラス基板を熱処理する場合、透明な基板部分周辺と不透明なパターン部分周辺とでは、それぞれの光吸収率の違いによって各部分間の温度差が大きくなり、熱処理の程度にバラツキが生じ易いという問題がある。
また、近年、各基板上に形成される配線の微細化や素子特性の向上に伴い、より短い発光時間の光を照射したり、発光パターンを微妙に制御することにより、不純物イオンの活性化および拡散を精度よく制御することが必要とされている。
しかしながら、発光時間が短くなるとともに、基板各部の材質や形状等に起因する光吸収率の違いによって、熱処理のバラツキがより顕在化する問題が生じている。
また、フラッシュランプは、その構造上、発光時間を容易に変えることができないため、熱処理の細かい制御は困難である。
特開2003−59854号公報
本発明の目的は、被処理部材の構成によらず、目的とする熱処理を効率よく行う加熱方法およびこの加熱方法を行う加熱装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の加熱方法は、光熱変換手段に対して、光源と反対側に被処理部材を配置し、
前記光源から照射された光を、前記光熱変換手段により熱に変換し、この熱により前記被処理部材を加熱することを特徴とする。
これにより、被処理部材の構成によらず、目的とする熱処理を効率よく行うことができる。
本発明の加熱方法では、前記光熱変換手段は、前記光の少なくとも一部を吸収して発熱する光吸収体を有することが好ましい。
これにより、光吸収体から発生する輻射熱を被処理部材に与え、被処理部材を加熱することができる。
本発明の加熱方法では、前記光吸収体は、シリコンを含有する材料を主材料として構成されていることが好ましい。
これにより、材料の耐熱性が向上するため、強度の強い光に対しても光吸収体の劣化をより確実に防止または抑制することができる。
本発明の加熱方法では、前記光吸収体は、膜状または層状をなしていることが好ましい。
これにより、光吸収体の光源側の面から、被処理部材側の面への熱伝導が向上し、光熱変換に要する時間、すなわち、光吸収体が光を受けてから発熱するまでの所要時間を短縮することができる。
本発明の加熱方法では、前記光吸収体は、その平均厚さが10nm〜100μmであることが好ましい。
これにより、光吸収体は、被処理部材を加熱するのに必要な光を十分に吸収することができ、光熱変換に要する時間もより短縮することができる。また、光吸収体の各部における発熱量のバラツキを低減する効果も得られる。
本発明の加熱方法では、前記光熱変換手段は、前記光吸収体を補強する補強体を有することが好ましい。
これにより、光吸収体を補強することができる。
本発明の加熱方法では、前記補強体は、前記光を透過し得るものであり、前記光吸収体の前記被処理部材と反対側に設けられていることが好ましい。
これにより、光源から照射された光は、補強体を透過し、より確実に光吸収体に照射される。
本発明の加熱方法では、前記補強体は、透光性セラミックス材料を主材料として構成されていることが好ましい。
透光性セラミックス材料は、透光性および耐熱性に優れるため、光源から放出される光をより確実に光吸収体に照射するとともに、光吸収体で生じる熱によって補強体が劣化するのをより確実に防止することができる。
本発明の加熱方法では、前記補強体は、板状をなしていることが好ましい。
これにより、光源から照射された光をより確実に透過させるとともに、光熱変換手段全体の機械的強度にバラツキが生じるのを防止することができる。
本発明の加熱方法では、前記光熱変換手段は、波長1μmの光の吸収率が50〜99%であることが好ましい。
これにより、光熱変換の効率を高め、被処理部材に与える熱量をより増大させることができる。
本発明の加熱方法では、前記光源は、前記光熱変換手段の受光面における照度が1000ルクス以上となる光を放出するものであることが好ましい。
これにより、光熱変換手段に対して、より高いエネルギーを与え、被処理部材を短時間で効率よく加熱することができる。
本発明の加熱方法では、前記光のエネルギー、発光パターン、前記光源と前記光熱変換手段との離間距離、前記光熱変換手段と前記被処理部材との離間距離および前記被処理部材が置かれた空間の雰囲気のうちの少なくとも1つの条件を設定することにより、前記被処理部材に与える熱量を調整することが好ましい。
これにより、被処理部材に与える熱量、すなわち、被処理部材の熱処理の程度等を調整することができる。
本発明の加熱方法では、前記被処理部材に与える前記熱量を周期的に変化させるように、前記条件を設定することが好ましい。
これにより、例えば、不純物イオンの活性化および拡散を、目的とする範囲内に精度よく制御することができる。
本発明の加熱方法では、前記被処理部材は、半導体基板またはガラス基板であることが好ましい。
これにより、半導体基板およびガラス基板の各部に対して、ムラなく熱処理を施すことができる。
本発明の加熱装置は、本発明の方法により、被処理部材を加熱するように構成されていることを特徴とする。
かかる加熱装置は、被処理部材の構成によらず、目的とする熱処理を効率よく行うことができる。
本発明の加熱装置は、光源と、
被処理部材を設置する設置部と、
前記光源と前記設置部との間に設けられ、前記光源から照射された光を熱に変換し、前記被処理部材を加熱する光熱変換手段とを有することを特徴とする。
かかる加熱装置は、被処理部材の構成によらず、目的とする熱処理を効率よく行うことができる。
本発明の加熱装置では、前記光源から照射する光のエネルギーおよび/または発光パターンを調整する電源部を有することが好ましい。
かかる加熱装置は、被処理部材が受ける熱量を調整して熱処理を精度よく制御することができる。
本発明の加熱装置では、前記光源および/または前記光熱変換手段を、前記設置部に対して相対的に移動する移動手段を有することが好ましい。
かかる加熱装置は、被処理部材が受ける熱量を調整して熱処理を精度よく制御することができる。
本発明の加熱装置では、前記被処理部材が置かれた空間の雰囲気の圧力および/または組成を調整する雰囲気調整手段を有することが好ましい。
かかる加熱装置は、被処理部材が受ける熱量を調整して熱処理を精度よく制御することができる。
以下、本発明の加熱方法および加熱装置について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の加熱装置の実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、図1では、図が煩雑となるのを避けるため、一部の部材を省略している。
図1に示す加熱装置1は、チャンバー6と、チャンバー6内の上部に設けられた光源2と、チャンバー6内の下部に設けられ、被処理部材3を載置するステージ(設置部)5と、光源2とステージ5との間に設けられた光熱変換手段4とを有している。
この加熱装置1は、被処理部材3を加熱し、熱処理を施すものである。
この加熱装置1により熱処理に供される被処理部材3には、図2に示すような半導体素子100を多数形成した半導体基板の他、フラットディスプレイパネルに用いられるガラス基板等が挙げられる。そして、各基板の表層に機能領域を形成するため、イオン注入を施したこれらの基板に、そのイオンの活性化および拡散等を目的とする熱処理を行う場合に、本発明の加熱方法が特に好適に用いられる。これにより、半導体基板およびガラス基板等の各部に対して、ムラなく熱処理を施すことができる。
チャンバー6は、ステンレス鋼のような金属材料、石英ガラスのようなガラス材料、アクリル樹脂のような樹脂材料等で構成された真空容器であり、必要に応じて内部の気密を保持することができる。
チャンバー6内には、その上部に光源2が設けられている。光源2は、光を放出し、その光を光熱変換手段4に照射する。
この光源2としては、例えば、フラッシュランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプのような放電灯、ハロゲンランプ、タングステンランプのような発熱灯、レーザ等のうちの少なくとも1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの光源は、光強度(光束)が高く、光熱変換手段4に対して、高いエネルギーを与えるものであることから好ましい。
このような光源2が照射する光は、後述する光熱変換手段4の受光面における照度が1000ルクス以上となるものが好ましく、2000ルクス以上となるものがより好ましい。これにより、光熱変換手段4に対して、より高いエネルギーを与え、被処理部材3を短時間で効率よく加熱することができる。
また、光源2としては、上記のような光源の中でも特に、フラッシュランプおよびレーザのうちの少なくとも一方であるのが好ましい。
フラッシュランプは、短時間で非常に強度の高い光を、繰り返し広範囲に照射することができるため、被処理部材3の面積に関わらず、効率よく加熱することができる。また、発光の間隔を変えることにより、被処理部材3に対する加熱の制御も可能である。また、フラッシュランプは、寿命が長く、発光待機時の消費電力が低いため、ランニングコストを低く抑えることもできる。
フラッシュランプの種類は、特に限定されないが、例えば、キセノンフラッシュランプやクリプトンフラッシュランプ等を用いることができる。
一方、レーザは、照射する光の指向性が高いため、被処理部材3の所定の部位を選択的に熱処理することができる。また、極短時間に非常に強度の高い光を照射することができるため、効率よく被処理部材3を加熱することができる。
レーザの種類は、後述する光熱変換手段4の波長に対する光吸収率に応じて適宜選択され、特に限定されないが、ヘリウムネオンレーザ、アルゴンイオンレーザ、炭酸ガスレーザ、エキシマーレーザ、窒素レーザのようなガスレーザ、ルビーレーザ、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ、ガラスレーザ、ネオジウムレーザのような固体レーザ、ヘリウムカドミウムレーザ、銅蒸気レーザ、金蒸気レーザのような金属レーザ、半導体レーザ等を用いることができる。これらのレーザは、比較的出力が高く、短時間で効率よく被処理部材3を加熱することができる。
また、光源2には、電源部13が接続されている。この電源部13は、その発光(作動)に要する電力を供給するとともに、光源2が所望の光のエネルギーおよび/または発光パターンの光を放出し得るように調整する。
このような電源部13は、その内部に、必要に応じて、コンデンサ、トリガ回路(いずれも図示せず)等、光源2の発光を制御するために必要な回路を有している。
例えば、光源2としてキセノンフラッシュランプを用いた場合、電源部13には短時間に高電流を発生させる機構が必要となる。この場合、充放電時間が短く、放電時の電流密度が高い充電手段であるコンデンサとともに、放電を誘発するトリガ回路を備えているのが好ましい。
また、光源2は、後述する駆動装置(移動手段)50により、チャンバー6内において、上下方向への移動可能となっている。
チャンバー6内には、その下部(底部)に、光源2と対向してステージ5が設けられている。このステージ5上には、被処理部材3が載置される。
ステージ5は、熱伝導率の高い材料を主材料とするのが好ましい。ステージ5の熱伝導率が高いと、被処理部材3内に残留する加熱後の余熱を速やかに放散させることができるので、被処理部材3に対して、温度変化が急峻な加熱を行うことができる。これにより、例えば、被処理部材3の上面(光熱変換手段4側の面)付近を選択的に加熱することが可能となる。
なお、ステージ5には、被処理部材3を固定する機構が設けられていてもよい。この機構としては、例えば、電磁的な吸着または減圧による密着等の各種機構を用いることができる。
チャンバー6内の光源2とステージ5との間には、光熱変換手段4が設けられている。
光熱変換手段4は、光源2から照射された光を熱に変換し、この熱を被処理部材3に与えるものであり、この熱により被処理部材3が加熱される。
このような光熱変換手段4としては、例えば、光を吸収して輻射熱として放出するもの、光を太陽電池発電等の光電変換手段で電力に変換し、この電力をヒータ等の電熱変換手段で熱に変換するもの等が挙げられる。
本実施形態の光熱変換手段4には、前者が採用されている。
図1に示す光熱変換手段4は、光吸収膜(光吸収体)41と、これを補強する補強板(補強体)42とを有している。
光吸収膜41は、光源2から照射される光の少なくとも一部を吸収して発熱することにより、その輻射熱を被処理部材3に与えるものである。
光源2から放出された光は、その一部がチャンバー6内の雰囲気や補強板42の上面において吸収および反射されるが、その多くは補強板42を透過し、光吸収膜41の上面に照射される。そして、光吸収膜41の上面がこの光を吸収する。吸収された光により、光吸収膜41の上面付近では熱が発生し、この熱は光吸収膜41の下面側に伝導される。そして、光吸収膜41の下面に伝導した熱は、輻射熱として被処理部材3に向かって放出される。
この輻射熱は、その一部がチャンバー6内の雰囲気に吸収されるが、その多くは被処理部材3に到達し、被処理部材3の上面付近を加熱する。その後、被処理部材3の上面付近に与えられた熱は、経時的に、被処理部材3内を下方に向かって伝導する。これにより、被処理部材3に対して熱処理が行われる。
また、光吸収膜41が膜状(または層状)をなすことにより、光吸収膜41の光源2側の面(上面)から、被処理部材3側の面(下面)への熱伝導が向上し、光熱変換に要する時間、すなわち、光吸収膜41が光を受けてから発熱するまでの所要時間を短縮することができる。
かかる観点から、光吸収膜41の平均厚さは、特に限定されないが、10nm〜100μm程度であるのが好ましく、100nm〜80μm程度であるのがより好ましい。これにより、光吸収膜41は、被処理部材3を加熱するのに必要な光を十分に吸収することができるとともに、前記効果をより顕著なものとすることができる。また、光吸収膜41の各部における発熱量のバラツキを低減する効果も得られる。
光吸収膜41の構成材料としては、例えば、シリコン、窒化ケイ素、炭化ケイ素、サイアロン、タングステンシリサイドのようなシリコン系化合物、ダイヤモンドライクカーボン、グラファイト、カーボンナノチューブのような炭素系化合物、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等のようなセラミックス材料、タングステン、タンタルのような金属材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの材料は、光源2として用いられる一般的な光源から照射される可視光から遠赤外線の波長領域の光に対する吸収率が特に高く、光源2から照射された光をより効率よく吸収して発熱することができる。
このうち、光吸収膜41は、シリコン系化合物(シリコンを含有する材料)を主材料として構成されているのが好ましい。これにより、材料の耐熱性が向上するため、強度の高い光に対しても光吸収膜41の劣化をより確実に防止または抑制することができる。
また、シリコン系化合物は、熱伝導率が優れているため、光吸収膜41の光源2側の面に与えられた熱は、光吸収膜41内をより少ない所要時間で反対側の面(被処理部材3側の面)に伝達され、輻射熱として被処理部材3に放出することができる。これにより、例えば、光源2としてフラッシュランプを用い、短い発光パターンの光を用いて熱処理を行う場合にも、発光パターンに対してより確実に同期させることが可能となり、被処理部材3に与える熱量を精度よく制御することができる。
さらに、シリコン系化合物は、加熱時の脱ガス性が低いため、放出ガスによる被処理部材3の汚染を避けることもできる。
このような光吸収膜41は、例えば、プラズマCVD、熱CVD、レーザCVDのような化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式メッキ法、溶射法、ゾル・ゲル法、MOD法等により形成することができる。
補強板42は、光源2から照射された光を透過し得るものであり、光吸収膜41の上面(被処理部材3と反対側の面)に接触して設けられる。
また、補強板42は、板状をなしていることにより、光源2から照射された光をより確実に透過させるとともに、光熱変換手段4全体の機械的強度にバラツキが生じるのを防止することができる。
補強板42の構成材料としては、主として透光性セラミックス材料を用いるのが好ましい。透光性セラミックス材料は、透光性および耐熱性に優れるため、光源2から放出される光をより確実に光吸収膜41に照射するとともに、光吸収膜41で生じる熱によって補強板42が劣化するのをより確実に防止することができる。
透光性セラミックス材料としては、特に限定されないが、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)、TAG(Terbium Aluminum Garnet)、酸化錫、酸化インジウム、PT、PLT、PZT、PLZTのようなPLZT(Pb−La−Zr−Ti)系材料、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラス、硼珪酸ガラス等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの材料は、透光性および耐熱性に特に優れることから好ましい。
また、透光性セラミックス材料は、加熱時の脱ガス性が低いため、放出ガスによる光源2の汚染を避けることができる。
これらの中でも透光性セラミックス材料としては、酸化ケイ素を主成分とするものを用いるのが好ましい。酸化ケイ素は、広範囲の波長の光に対して透過率が高いため、補強板42を酸化ケイ素を主材料として構成することにより、前記のような効果をより顕著なものとすることができる。
このような光熱変換手段4(本実施形態では主に光吸収膜41)は、波長1μmの光の吸収率が、50〜99%程度であるのが好ましく、70〜99%程度であるのがより好ましい。これにより、光熱変換の効率を高め、被処理部材3に与える熱量をより増大させることができる。
また、光熱変換手段4は、後述する駆動装置(移動手段)60により、上下方向に移動可能となっている。
光熱変換手段4の外周部には、Oリング等の封止部材64が設けられており、封止部材64が光熱変換手段4とチャンバー6の内周面に密着している。これにより、チャンバー6内の空間は、被処理部材3側の空間7と光源2側の空間8とに仕切られている。
また、光熱変換手段4を操作する際には、封止部材64がチャンバー6の内周面に摺接することにより、空間7と空間8との気密性がそれぞれ保持される。
チャンバー6の空間7に対応する部分には、ガス貯留部10が配管20により接続されている。ガス貯留部10には、空間7内に導入するためのガスが貯留されており、このガスを配管20を通じて、空間7内に充填したり、空間7内の圧力を所定の圧力に上昇させることができる。
また、配管20には、その流路を開閉し得るバルブ30が設けられ、このバルブ30の開度を調節することにより、配管20を通過するガスの流量を調整することができる。
なお、チャンバー6の外周面には、空間7内の圧力を測定する圧力ゲージ34が設けられ、空間7内の圧力を確認することができる。
一方、チャンバー6の空間8に対応する部分には、ガス貯留部12が配管22により接続されている。ガス貯留部12には、空間8内に導入するためのガスが貯留されており、このガスを配管22を通じて、空間8内に充填したり、空間8内の圧力を所定の圧力に上昇させることができる。
また、配管22には、流路を開閉し得るバルブ32が設けられ、配管22を通過するガスの流速を調整することができる。
なお、チャンバー6の外周面には、空間8内の圧力を測定する圧力ゲージ35が設けられ、空間8内の圧力を確認することができる。
また、各ガス貯留部10、12は、それぞれ、例えば、ガスボンベ、ガス発生装置等で構成することができる。
なお、ガス貯留部12は、ガス貯留部10や、大気を導入するバルブで代用してもよい。
また、被処理部材3の加熱に際して、空間7と空間8の雰囲気の条件は異なっていてもよく、同一であってもよい。
また、チャンバー6の空間7および空間8に対応する部分には、それぞれ、真空ポンプ11が配管21、23により接続されている。真空ポンプ11は、空間7、8内のガスを排出し、これにより、空間7、8内を所定の圧力に減圧することができる。
また、配管21、23には、それぞれ、流路を開閉し得るバルブ31、33が設けられ、このバルブ31、33の開度を調節することにより、配管21、23を通過するガスの流量、すなわち、空間7、8を減圧する速度を調整することができる。
真空ポンプ11は、例えば、ロータリーポンプ、ドライポンプ、ターボ分子ポンプ等で構成することができる。
本実施形態では、主に、ガス貯留部10、ポンプ11、バルブ30、31により、空間7(被処理部材3が置かれた空間)の雰囲気の圧力および/または組成を調整する雰囲気調整手段が構成されている。
この雰囲気調整手段により、空間7の雰囲気の圧力および/または組成を変化させることにより、光熱変換手段4が発する輻射熱の吸収率を調整することができる。これにより、被処理部材3に与える熱量、すなわち、熱処理の程度を調整することができる。
一方、主に、ガス貯留部12、ポンプ11、バルブ31、32により、空間8の雰囲気の圧力および/または組成を調整する雰囲気調整手段(第2の雰囲気調整手段)が構成されている。
この第2の雰囲気調整手段により、空間8の雰囲気の圧力および/または組成を変化させることにより、雰囲気の光吸収率を調整することができる。これにより、被処理部材3に与える熱量、すなわち、熱処理の程度を調整することが可能となる。
具体的には、雰囲気の圧力を上げることにより、雰囲気中の分子数が増加するため、雰囲気における光の吸収率が向上し、被処理部材3に与える熱量を減少させることができる。
また、雰囲気中の分子を構成する原子数が少ない気体を供給することにより、分子の自由度が小さくなるため、雰囲気による光吸収率を低減させるとともに、被処理部材3に与える熱量を増大させることができる。
このような雰囲気の組成としては、例えば、He、Ne、Ar、Kr、Xeのような希ガス等が挙げられる。希ガスは、単原子分子気体であり、分子の自由度は3と少ない。一方、窒素、酸素のような2原子分子、二酸化炭素やメタンのような化合物は、分子の自由度が5以上であり、単原子分子気体に比べて、その光吸収率は大きな値となる。
前述したように、光源2は、駆動装置50により、光熱変換手段4は、駆動装置60により、それぞれ移動可能となっている。
まず、駆動装置50について説明する。
チャンバー6の上面には上方に突出して細管52が形成されている。この細管52内には、吊り下げ棒54が挿入され、その下端には、光源2が接続され、その上端部には、磁性体55が固定されている。
また、細管52の外周部には、細管52に沿って移動可能にリング状の磁石53が設けられている。
そして、この磁石53の磁力で磁性体55が固定されることにより、この磁性体55に吊り下げ棒54を介して接続された光源2が落下することなく支持されている。また、磁石53を細管52に沿って上下に移動させると、これに追従して、磁性体55、吊り下げ棒54および光源2が移動する。これにより、光源2をステージ5に対して相対的に移動させることができる。
本実施形態では、これらの細管52、磁石53、吊り下げ棒54および磁性体55により、駆動装置50が構成されている。
また、このような構成の駆動装置50は、これを構成する各部にチャンバー6を貫通するものが存在しないので、チャンバー6内の気密性を確実に維持することができるという利点を有している。
次に、駆動装置60について説明する。
光熱変換手段4の外周部には、磁性体65が設けられている。
また、チャンバー6の外周部には、チャンバー6に沿って移動可能にリング状の磁石63が設けられている。
そして、磁石63の磁力で磁性体65が固定されることにより、光熱変換手段4は落下することなく支持されている。また、磁石63をチャンバー6に沿って上下に移動させると、これに追従して、磁性体65および光熱変換手段4が移動する。これにより、光熱変換手段4をステージ5に対して相対的に移動させることができる。
本実施形態では、これらの磁石63および磁性体65により、駆動装置60が構成されている。
また、このような構成の駆動装置60は、前記駆動装置50と同様に、これを構成する各部にチャンバー6を貫通するものが存在しないので、チャンバー6内の気密性を確実に維持することができるという利点を有している。
これらの駆動装置50、60の駆動により、光源2と光熱変換手段4との離間距離および/または光熱変換手段4と被処理部材3との離間距離のうちの少なくとも一方を変化させることができる。また、離間距離を変化させる際の速度も所望の値に設定することができる。
具体的には、光源2と光熱変換手段4との離間距離を変えることにより、光源2から光熱変換手段4の表面上に照射される光の照度を変えることが可能となる。例えば、前記離間距離を小さくすることにより、前記照度を大きくすることができる。これにより、光吸収膜41が放出する熱量が増加し、被処理部材3をより急速かつ高温で加熱することができる。
また、光熱変換手段4と被処理部材3との離間距離を変えることにより、被処理部材3に与えられる熱量を変えることが可能となる。例えば、前記離間距離を小さくすることにより、前記熱量を大きくすることができる。これにより、被処理部材3をより急速かつ高温で加熱することができる。
また、これらの駆動装置50、60、前述した電源部13およびバルブ30〜33は、それぞれ制御部14と電気的に接続され、この制御部14は、各部13、50、60、30〜33の作動を制御する。
以下、加熱装置1の作用(使用方法)の一例、すなわち、被処理部材3の加熱方法の一例について説明するが、被処理部材3として図2に示す半導体素子100を代表に説明する。
ここで、図2には、前述したように、本発明の加熱方法を適用する前の被処理部材の一例である半導体素子を示す。また、図3には、図2に示す半導体素子100に本発明の加熱方法を適用し、熱処理を施した後の半導体素子100aを示す。すなわち、半導体素子100にイオンを注入し、本発明の加熱方法を用いて熱処理を行うことにより、熱処理後の半導体素子100aを得ることができる。なお、以下の説明では、図2および図3中の、上側を「上」、下側を「下」と言う。
図2に示す半導体素子100は、素子分離構造124と、チャネル領域121とソース領域122とドレイン領域123とを備える半導体基板(基材)102と、半導体基板102に接触して設けられたゲート絶縁膜103と、ゲート絶縁膜103を介してチャネル領域121に対向して設けられたゲート電極105とを有するものである。また、ソース領域122とゲート電極105との間、および、ドレイン領域123とゲート電極105との間の半導体基板102中の極浅い領域には、不純物イオンBが注入されている。
また、図3に示す半導体素子100aは、半導体素子100の各構造に加え、半導体基板102中にソース延長領域122aとドレイン延長領域123aとを有するものである。
このソース延長領域122aとドレイン延長領域123aは、図2に示す半導体素子100に熱処理を施し、予め注入した不純物イオンBを活性化させるとともに拡散させたものである。この各延長領域122a、123aを、例えば、半導体基板102の上面から深さ50nm程度以下の領域に制御することで、半導体素子100aの性能をより向上させることができる。
以下、半導体素子100を加熱する加熱装置1の使用方法(作用)の一例について説明する。
[1] まず、チャンバー6を開放し、ステージ5上に半導体素子100(被処理部材3)を載置する。載置後、チャンバー6を閉塞するとともに、バルブ30〜33を閉じる。
[2] 次に、真空ポンプ11を作動させるとともに、バルブ31、33を開く。これにより、空間7、8を減圧する。
空間7、8が所定の圧力に減圧したことを圧力ゲージ34、35で確認した後、バルブ31、33を閉じる。
次いで、バルブ30を開き、空間7内にガス貯留部10に貯留されたガスを充填する。
また、同様にして、バルブ32を開き、空間8内にガス貯留部12に貯留されたガスを充填する。
そして、空間7、8内の圧力が、それぞれ所定の圧力に達したことを確認した後、バルブ30、32を閉じる。これにより、空間7、8の雰囲気の圧力や組成を所定の条件に設定する。
なお、このとき、空間7と空間8の各圧力は、ほぼ等しくなるように設定するのが好ましい。これにより、空間7と空間8との圧力差がほぼ0となるので、光熱変換手段4に対して圧力差に起因した負荷を抑制することができ、光熱変換手段4の移動をより容易かつ確実に行うことができる。
また、本手順は、必要に応じて行えばよく、省略することもできる。すなわち、空間7、8内の当初の雰囲気の条件で、半導体素子100に熱処理を施してもよい。
[3] 次に、駆動装置50により光源2を、また、駆動装置60により光熱変換手段4をそれぞれ駆動し、所定の位置に移動させる。これにより、光源2と光熱変換手段4との離間距離および光熱変換手段4と半導体素子100との離間距離をそれぞれ所定の距離に設定する。
また、本手順は、必要に応じて行えばよく、省略することもできる。すなわち、前記離間距離は変更せずに次手順に移行してもよい。
[4] 次に、電源部13から光源2に電力を供給して、光源2から光熱変換手段4の上面に向かって光を放出させる。
ここで、光の放出に先立って、光源2の種類および電源部13から光源2に電圧を印加する条件を設定する。これにより、前記光のエネルギーおよび/または発光パターンは、目的とする加熱に応じた所定の条件に設定される。
ここで、半導体素子100を加熱する際に、前記工程[2]の雰囲気、前記工程[3]の離間距離および前記工程[4]の光のうちの1つまたは任意の2つ以上の条件を設定および変化させることにより、半導体素子100に与える熱量、すなわち、半導体素子100の熱処理の程度等を調整することができる。
ここで、例えば、半導体素子100を加熱して熱処理を施し、不純物イオンBを活性化させるとともに拡散させて半導体素子100aを得る場合、半導体素子100に与える熱量のパターンとしては、図4(a)および図5(a)に示すパターン等が挙げられる。このように、短い時間の加熱を1回または2回以上周期的に行う熱処理を施すことにより、不純物イオンBの活性化および拡散を、目的とする範囲内に精度よく制御することができる。
図4(a)および図5(a)は、それぞれ、半導体素子100が受ける熱量の時間推移を示す。なお、縦軸は半導体素子100が受ける熱量、横軸は時間を示す。また、グラフの単位はいずれも任意とする。
まず、図4(a)に示すパターンで半導体素子100に熱量を与える場合において、ここでは、光源2と光熱変換手段4との離間距離を設定する一例として、図4(b)に示すように、光熱変換手段4を固定し、光源2を移動させて、光源2と光熱変換手段4との離間距離を変化させる場合を代表に説明する。
また、図4(b)は、図4(a)に示すパターンで半導体素子100に熱量を与える場合における光源2の位置の時間推移を示すグラフである。なお、縦軸は光熱変換手段4の位置を基準とする光源2の位置、横軸は時間を示す。
光源2の条件および空間7、8の雰囲気の条件がそれぞれ一定に維持されるとすると、光源2を図4(b)に示すように、一定時間Tごとに位置Aと位置Bを往復するように移動させることにより、半導体素子100が受ける熱量を、図4(a)に示すパターンで変化させることができる。
すなわち、半導体素子100が受ける熱量を増大させるには、光源2を位置Aから位置Bへと光熱変換手段4に近づけることにより、光熱変換手段4に照射される光のエネルギーを増大させればよい。
一方、半導体素子100が受ける熱量を減少させるには、光源2を位置Bから位置Aへと光熱変換手段4から遠ざけることにより、光熱変換手段4に照射される光のエネルギーを減少させればよい。
また、半導体素子100が受ける熱量の最大値、最小値および熱量の変化の周期を調整するには、図4(b)の位置A、Bおよび/または時間Tを変更すればよい。
以上、光源2を移動させて、光源2と光熱変換手段4との離間距離を変化させる場合について説明したが、光熱変換手段4や光熱変換手段4と光源2の双方を移動するようにしてもよい。
また、光源2を発光させた直後に、光熱変換手段4を半導体素子100から遠ざけることにより、余熱が半導体素子100に影響を及ぼすのを防止し、半導体素子100の冷却速度をより向上させることができる。これにより、より急峻な温度変化となり、例えば、イオンが拡散する深さを精度よく制御することができる。
次に、図5(a)に示すパターンで半導体素子100に熱量を与える場合において、光源2から照射する光のエネルギーおよび発光パターンを変化させる場合を代表に説明する。
また、図5(b)は、図5(a)に示すパターンで半導体素子100に熱量を与える場合における光源2から照射する光のエネルギーの時間推移を示すグラフである。なお、縦軸は光のエネルギー、横軸は時間を示す。
空間7、8の雰囲気の条件および光源2と光熱変換手段4の位置がそれぞれ一定に維持されるとすると、光源2から光熱変換手段4に照射される光のエネルギーおよび発光パターンを、図5(b)に示すように設定することにより、半導体素子100が受ける熱量を、図5(a)に示すパターンで変化させることができる。
すなわち、半導体素子100が受ける熱量は、光源2から光熱変換手段4に照射される光のエネルギーに応じて変化する。また、半導体素子100が受ける熱量の最大値、最小値および変化の周期を調整するには、図5(b)の光のエネルギーE、発光時間T’および/または発光間隔Dを変更すればよい。
以上のような各方法で、半導体素子100に与える熱量を調整して熱処理を精度よく制御することにより、予め注入していた不純物イオンBを活性化および拡散させ、ソース延長領域122aとドレイン延長領域123aの平均厚さを目的の値に精度よく制御することができる。
また、従来、フラッシュランプを用いた熱処理では、フラッシュランプの構造上、発光時間を変えることはできないため、被処理部材が加熱される時間の最大値および最小値は、フラッシュランプの種類により必然的に決まっていた。
しかしながら、本発明の加熱方法を用いることにより、半導体素子100が加熱される時間を、前記最小値より短縮したり、前記最大値より延長することができる。これにより、半導体素子100に与える熱量をより精度よく調整することができる。
以上のようにして、被処理部材の構成によらず、目的とする熱処理を効率よく行う加熱方法およびこの加熱方法を行う加熱装置を得ることができる。
以上、本発明の加熱方法および加熱装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成のものを付加することもできる。
例えば、本実施形態の本発明の加熱装置では、光源2、光熱変換手段4およびステージ5をチャンバー6内に設ける構成について説明したが、空間7、8の雰囲気の条件を設定する必要がなければ、チャンバー6を用いる必要はない。すなわち、大気雰囲気下で本発明の加熱方法を行ってもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.半導体素子の作製
(実施例1)
まず、素子分離構造、チャネル領域、ソース領域、ドレイン領域、ゲート絶縁膜およびゲート電極で構成された半導体素子を8インチのシリコン基板上に多数形成した。次いで、イオン注入装置を用いて、ゲート絶縁膜とソース領域との間およびゲート絶縁膜とドレイン領域との間に、それぞれBイオンを注入した。
次に、図1に示す構成の加熱装置を用意し、ステージ5上にBイオンを注入したシリコン基板を設置した。
そして、光源2から光を照射し、シリコン基板の加熱を行った。
以下に、装置の仕様および加熱の条件を示す。
・チャンバー
構成材料 :ステンレス鋼
内部容積 :0.1m
・光源
種類 :キセノンフラッシュランプ
基板上照度:30000ルクス
発光時間 :100ミリ秒/回
発光回数 :2回
移動 :なし(固定)
・ステージ
構成材料 :窒化アルミニウム
・基板設置雰囲気
圧力 :0.01Pa
組成 :真空(減圧雰囲気)
・光源設置雰囲気
圧力 :0.01Pa
組成 :真空(減圧雰囲気)
・光熱変換手段
光吸収率 :99%(波長1μmにおいて)
移動 :なし(固定)
・光吸収膜
構成材料 :シリコン
平均厚さ :50μm
・補強板
構成材料 :酸化ケイ素(SiO
(実施例2)
光源2の種類を変更し、光源2と光熱変換手段4との離間距離を変化させつつ、光源2から光を照射するように変更した以外は、前記実施例1と同様にしてシリコン基板の加熱を行った。
以下に、装置の仕様および加熱の条件を示す。
・光源
種類 :ハロゲンランプ
基板上照度:30000ルクス
発光時間 :1秒/回
発光回数 :1回
移動 :あり
(比較例)
光熱変換手段4の使用を省略した以外は、前記実施例1と同様にして、Bイオンを注入したシリコン基板を加熱した。
2.B原子濃度の測定
各実施例および比較例で加熱した各シリコン基板の中央部と周辺部について、加熱によるBイオンの拡散の状態を評価するため、Bイオンを注入した領域について、基板表面からのB原子濃度の深さ方向の分布を測定した。
なお、B原子濃度の測定は、二次イオン質量分析法(SIMS)を用いて行った。結果を図6に示す。
図6(a)は、シリコン基板の中央部の半導体素子中におけるB原子濃度の分布、図6(b)は、シリコン基板の周辺部の半導体素子中におけるB原子濃度の分布を示す。
実施例1のシリコン基板では、B原子の拡散を基板表面から45nm程度の深さ以下に制御することができた。また、中央部と周辺部とのバラツキはほとんど見られなかった。
実施例2のシリコン基板では、B原子の拡散を基板表面から30nm程度の深さ以下に制御することができた。また、中央部と周辺部とのバラツキはほとんど見られなかった。
一方、比較例のシリコン基板では、B原子は基板表面から55〜80nm程度にまで深く拡散しており、また、中央部と周辺部においてB原子の拡散にバラツキがあった。
この結果、実施例では、シリコン基板に与える熱量を調整して、熱処理を精度よく制御できることが明らかとなった。また、その結果、B原子濃度の分布の変化は比較的急峻で良好な分布を示した。
本発明の加熱装置の実施形態を示す縦断面図である。 本発明の加熱方法を適用する前の被処理部材の一例である半導体素子である。 図2に示す半導体素子に本発明の加熱方法を適用し、熱処理を施した後の半導体素子である。 半導体素子に熱量を与える場合における光源と光熱変換手段との離間距離設定の一例である。 半導体素子に熱量を与える場合における光源の条件設定の一例である。 シリコン基板の半導体素子中におけるB原子濃度の分布である。
符号の説明
1……加熱装置 2……光源 3……被処理部材 4……光熱変換手段 41……光吸収膜 42……補強板 5……ステージ 6……チャンバー 7、8……空間 10、12……ガス貯留部 11……真空ポンプ 13……電源部 14……制御部 20、21、22、23……配管 30、31、32、33……バルブ 34、35……圧力ゲージ 50……駆動装置 52……細管 53……リング状の磁石 54……吊り下げ棒 55……磁性体 60……駆動装置 63……リング状の磁石 64……封止部材 65……磁性体 100、100a……半導体素子 102……半導体基板 103……ゲート絶縁膜 105……ゲート電極 121……チャネル領域 122……ソース領域 122a……ソース延長領域 123……ドレイン領域 123a……ドレイン延長領域 124……素子分離構造

Claims (19)

  1. 光熱変換手段に対して、光源と反対側に被処理部材を配置し、
    前記光源から照射された光を、前記光熱変換手段により熱に変換し、この熱により前記被処理部材を加熱することを特徴とする加熱方法。
  2. 前記光熱変換手段は、前記光の少なくとも一部を吸収して発熱する光吸収体を有する請求項1に記載の加熱方法。
  3. 前記光吸収体は、シリコンを含有する材料を主材料として構成されている請求項2に記載の加熱方法。
  4. 前記光吸収体は、膜状または層状をなしている請求項2または3に記載の加熱方法。
  5. 前記光吸収体は、その平均厚さが10nm〜100μmである請求項4に記載の加熱方法。
  6. 前記光熱変換手段は、前記光吸収体を補強する補強体を有する請求項4または5に記載の加熱方法。
  7. 前記補強体は、前記光を透過し得るものであり、前記光吸収体の前記被処理部材と反対側に設けられている請求項6に記載の加熱方法。
  8. 前記補強体は、透光性セラミックス材料を主材料として構成されている請求項6または7に記載の加熱方法。
  9. 前記補強体は、板状をなしている請求項6ないし8のいずれかに記載の加熱方法。
  10. 前記光熱変換手段は、波長1μmの光の吸収率が50〜99%である請求項1ないし9のいずれかに記載の加熱方法。
  11. 前記光源は、前記光熱変換手段の受光面における照度が1000ルクス以上となる光を放出するものである請求項1ないし10のいずれかに記載の加熱方法。
  12. 前記光のエネルギー、発光パターン、前記光源と前記光熱変換手段との離間距離、前記光熱変換手段と前記被処理部材との離間距離および前記被処理部材が置かれた空間の雰囲気のうちの少なくとも1つの条件を設定することにより、前記被処理部材に与える熱量を調整する請求項1ないし11のいずれかに記載の加熱方法。
  13. 前記被処理部材に与える前記熱量を周期的に変化させるように、前記条件を設定する請求項12に記載の加熱方法。
  14. 前記被処理部材は、半導体基板またはガラス基板である請求項1ないし13のいずれかに記載の加熱方法。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の方法により、被処理部材を加熱するように構成されていることを特徴とする加熱装置。
  16. 光源と、
    被処理部材を設置する設置部と、
    前記光源と前記設置部との間に設けられ、前記光源から照射された光を熱に変換し、前記被処理部材を加熱する光熱変換手段とを有することを特徴とする加熱装置。
  17. 前記光源から照射する光のエネルギーおよび/または発光パターンを調整する電源部を有する請求項16に記載の加熱装置。
  18. 前記光源および/または前記光熱変換手段を、前記設置部に対して相対的に移動する移動手段を有する請求項16または17に記載の加熱装置。
  19. 前記被処理部材が置かれた空間の雰囲気の圧力および/または組成を調整する雰囲気調整手段を有する請求項16ないし18のいずれかに記載の加熱装置。
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