JP2006220021A - 送風ファンおよび電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】静圧および風量が大きい送風ファンを実現する。
【解決手段】送風ファン1は、回転することにより空気の流れを発生するインペラ2、インペラ2を中心軸10回りに回転するモータ3、並びに、インペラ2およびモータ3を収納するハウジング4を備える。ハウジング4は、インペラ2の側方にてインペラ2の側面に対向して形成された送風口、並びに、インペラ2の上方向からインペラ2の側面に対向して形成された第1吸気口41、および、インペラ2の開口端である補強リング23に対向して形成された第2吸気口42を備える。送風ファン1では、第1吸気口41が実質的に貫流ファンの吸気口の役割を果たし、また、第2吸気口42が実質的に遠心ファンの吸気口の役割を果たす。その結果、静圧が高い遠心ファンおよび風量が大きい貫流ファンの双方の特長を兼ね備えた静圧が高く風量が大きい送風ファン1を実現することができる。
【選択図】図1
【解決手段】送風ファン1は、回転することにより空気の流れを発生するインペラ2、インペラ2を中心軸10回りに回転するモータ3、並びに、インペラ2およびモータ3を収納するハウジング4を備える。ハウジング4は、インペラ2の側方にてインペラ2の側面に対向して形成された送風口、並びに、インペラ2の上方向からインペラ2の側面に対向して形成された第1吸気口41、および、インペラ2の開口端である補強リング23に対向して形成された第2吸気口42を備える。送風ファン1では、第1吸気口41が実質的に貫流ファンの吸気口の役割を果たし、また、第2吸気口42が実質的に遠心ファンの吸気口の役割を果たす。その結果、静圧が高い遠心ファンおよび風量が大きい貫流ファンの双方の特長を兼ね備えた静圧が高く風量が大きい送風ファン1を実現することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電動の送風ファン、および、送風ファンを備える電子機器に関する。
従来より、送風に用いられる送風ファンとして、複数の翼が回転軸に平行に略円筒形に配列されたインペラをハウジング内に収納する遠心ファンや貫流ファンが利用されている。遠心ファンおよび貫流ファンのハウジングでは、回転軸に平行なインペラの外周面(側面)に対向する位置に送風口が設けられ、回転軸に対して略垂直な方向に空気が送出される。
一方、吸気方向は互いに異なっており、遠心ファンでは、略円筒形のインペラの端部と対向する位置に吸気口が設けられ、回転軸に沿う方向に(すなわち、軸方向に)吸気が行われるのに対し、貫流ファンでは、インペラの外周面に対向するとともに送風口と略垂直な方向を向く位置に吸気口が設けられ、回転軸に対して略垂直な方向から吸気が行われる。一般的な特徴として、遠心ファンは静圧が高く、貫流ファンは風量が大きい。
上述のように、遠心ファンでは、インペラの軸方向の端部から吸気が行われるため、インペラの軸方向の長さが長くなると吸気不足により効率が低下してしまう。したがって、遠心ファンは通常、貫流ファンに比べて外径に対する軸方向の長さの割合が小さい。
特許文献1では、円筒形のロータ(インペラ)の軸方向の両側に2つの吸気口が設けられた多翼型ファン(遠心ファン)において、ファンハウジングのロータの外周面と対向する位置に補助空気吸込用の開口部を設けることにより、ロータの軸方向の長さを長くした場合であっても、吸込空気の不足をなくしてファンの効率を向上する技術が開示されている。特許文献1の多翼型ファンでは、ロータの軸方向の両端からロータ内部に吸引された空気がロータの外周面から送出され、ファンハウジングの内面とロータの外周面との間に設けられた空気流通路を通過して送風口から送出される。そして、空気流通路を流れる空気の動圧、および、吸気抵抗が大きい場合に生じる空気流通路の負圧により、ファンハウジングの開口部から補助空気が吸引されて空気流通路に流入する。
一方、特許文献2では、クロスフローファン(貫流ファン)を利用してヒートシンクファンの薄型化を実現する技術が開示されている。
実公昭55−48155号公報
特許第3378632号公報
ところで、特許文献1の多翼型ファンでは、補助空気吸込用の開口部からの補助空気は、ロータの外側に設けられた空気流通路に流入するのみであり、貫流ファンのようにロータの回転によりロータの側面から積極的に吸気が行われるわけではない。したがって、特許文献1の多翼型ファンでは、通常の遠心ファンに比べて効率が向上されるとしても、風量の増大に限界がある。また、ロータの吸気口から離れた位置における吸気不足の解消にも限界があり、ロータの軸方向の長さを大きく増大することは困難である。例えば、特許文献1の図3では、ロータの軸方向の長さは外径とほぼ等しくされているが、ロータの両側に吸気口が設けられていることを考慮すると、ロータの一端側にのみ吸気口が設けられるタイプの遠心ファンとして考えた場合には、軸方向の長さは外径の半分程度である。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、中心軸方向に長いインペラを備えるとともに静圧が高く風量が大きい送風ファンを実現することを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、送風ファンであって、所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、前記インペラを収納するハウジングとを備え、前記インペラが、それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端とを備え、前記ハウジングが、前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、前記送風口とは異なる方向から前記インペラの側面に対向して形成された第1吸気口と、前記インペラの前記開口端側に形成された第2吸気口とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の送風ファンであって、前記中心軸方向に関して、前記第1吸気口の前記モータ側のエッジが、前記インペラの前記接続端と前記開口端との間に位置する。
請求項3に記載の発明は、送風ファンであって、所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、前記インペラを収納するハウジングとを備え、前記インペラが、それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端とを備え、前記ハウジングが、前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、前記送風口とは異なる方向から前記インペラの側面に対向して形成された吸気口とを備え、前記中心軸方向に関して、前記吸気口の前記モータ側とは反対側のエッジが、前記インペラの前記開口端側において前記インペラから離れて位置し、前記吸気口の前記エッジと前記インペラの前記開口端との間の前記中心軸方向の距離が前記インペラの外径以下である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の送風ファンであって、前記中心軸方向に関して、前記吸気口の前記モータ側のもう1つのエッジが、前記インペラの前記接続端と前記開口端との間に位置する。
請求項5に記載の発明は、送風ファンであって、所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、前記インペラを収納するハウジングとを備え、前記インペラが、それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端とを備え、前記ハウジングが、前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、前記インペラの前記開口端側に形成されるとともに前記開口端の全周において前記開口端との間で隙間が形成される吸気口とを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の送風ファンであって、前記インペラの外径が25mm以下であり、回転時において前記インペラの外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上である。
請求項7に記載の発明は、送風ファンであって、所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、前記インペラを収納するハウジングとを備え、前記インペラが、それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端とを備え、前記ハウジングが、前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、前記送風口とは異なる方向から前記インペラの側面に対向して形成された吸気口とを備え、前記インペラの外径が25mm以下であり、回転時において前記インペラの外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上である。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の送風ファンであって、前記モータの定格回転時における前記インペラの前記複数の翼の周速をvθとし、前記インペラから送出される気体の動粘度をνとした場合、前記複数の翼の外周縁におけるピッチwが、vθ×w/ν<1.0×103、を満たす。
請求項9に記載の発明は、電子機器であって、請求項3または4に記載の送風ファンと、発熱する発熱体と、前記送風ファンの前記インペラおよび前記発熱体を収納する筐体とを備え、前記送風ファンの前記ハウジングが、前記筐体の一部であるハウジング部と、前記インペラから送出される気体を前記発熱体へと導くカバー部とにより形成され、前記ハウジングの前記送風口が、前記筐体の前記ハウジング部と前記カバー部との間の隙間、または、前記カバー部に設けられた隙間であり、前記ハウジングの前記吸気口が、前記筐体の前記ハウジング部に設けられた開口である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の電子機器であって、前記送風ファンの前記インペラの外径が25mm以下であり、回転時において前記インペラの外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上である。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電子機器であって、前記送風ファンの前記モータの定格回転時における前記インペラの前記複数の翼の周速をvθとし、前記インペラから送出される気体の動粘度をνとした場合、前記複数の翼の外周縁におけるピッチwが、vθ×w/ν<1.0×103、を満たす。
本発明では、インペラの中心軸方向の長さを外径よりも長くしつつ静圧が高く風量が大きい送風ファンを実現することができる。請求項2および4の発明では、送風ファンの風量の分布の均一性を高めることができる。
請求項3および5の発明では、送風ファンの構造を簡素化することができる。請求項8および11の発明では、インペラの回転時の動作音を低減することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る送風ファン1の構成を示す図であり、中心軸10を含む平面で切断した縦断面を示す。図2は、送風ファン1の正面図であり、図3は、図1中のA−Aの位置における送風ファン1の横断面図である。
送風ファン1は、例えば電気製品や電子機器(特に、携帯型のもの)の内部の電子部品を空冷するために用いられる電動ファンであり、回転することにより空気の流れを発生するインペラ2、インペラ2に接続されてインペラ2を中心軸10回りに回転するモータ3、並びに、インペラ2およびモータ3を収納するとともにインペラ2の回転により発生した空気の流れを制御して空気を送出するためのハウジング4を備える。
インペラ2は、中心軸10を中心とする略円筒状であり、外径Dは25mm以下とされる。インペラ2では、中心軸10に沿う方向(以下、「軸方向」という。)の長さが外径よりも長くされる。なお、インペラ2の外径Dには、後述の補強リング23の厚さは含まれないものとする。また、近年のノートブック型コンピュータの厚さを考慮した場合、インペラ2の外径Dは20mm以下とされることがさらに好ましい。
インペラ2は、空気の流れを発生するための複数の翼21、複数の翼21のモータ3側の端部を連結固定するとともにモータ3に接続される端部である接続部22、および、複数の翼21の接続部22とは反対側の端部を固定して翼21の連結を補強する略円筒状の補強リング23を備える。複数の翼21、接続部22および補強リング23は、樹脂により一体的に成形されている。
複数の翼21は、図3に示すように、中心軸10から一定の距離にて中心軸10の周囲に隙間を空けて一定ピッチで配列されており、図1に示すようにそれぞれ中心軸10に平行に伸びている。インペラ2において、補強リング23は、モータ3の回転時に複数の翼21で囲まれた内部の空間90へと空気を導く開口端となっている。また、空間90の接続部22側は、接続部22がモータ3に接続されることにより閉塞されている。インペラ2では、補強リング23を備えることにより、高速回転による翼21の変形が抑制される。
モータ3は、ロータヨーク(継鉄)31、シャフト32およびロータマグネット35により回転組立体が構成され、ベースプレート36、スリーブ34、ホルダ33、シール37およびステータ(固定子)38により固定組立体が構成されている。モータ3は、電子部品391の駆動回路にてステータ38のコイルに供給される電流が制御されることにより、ロータマグネット35とステータ38との間の磁気作用によってロータヨーク31がシャフト32を中心として回転駆動される。これにより、ロータヨーク31に接続されているインペラ2が中心軸10を中心として回転する。ロータヨーク31の回転方向(すなわちインペラ2の回転方向)は、図3中に矢印AR1にて示す方向とされ、その回転数は、毎分10000回転以上とされる。
ハウジング4は、図1および図2に示すように、外形が中心軸10に平行に長い略直方体形状になっており、インペラ2およびモータ3の主要部分(ステータ38付近まで)を収納するハウジング本体45、並びに、ハウジング本体45に嵌着されるキャップ46を備える。ハウジング本体45は、樹脂製であり、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)をベースとしたFRP(繊維強化プラスチック)とされる。キャップ46は、アルミニウムにより形成される。
ハウジング4は、図2に示すように、インペラ2の側方にてインペラ2の側面(すなわち、外周面)に対向して中心軸10に平行に長く形成された送風口43、並びに、図1および図3に示すように、送風口43とは異なる方向であるインペラ2の上方向からインペラ2の側面に対向して形成された第1吸気口41、および、インペラ2の開口端である補強リング23に対向して形成された第2吸気口42を備える。
図1に示すように、第1吸気口41は、軸方向においてインペラ2とほぼ同じ長さであり、第1吸気口41軸方向の両側のエッジは、インペラ2の両側のエッジ(すなわち、補強リング23の接続部22側のエッジ、および、接続部22の補強リング23側のエッジ)とほぼ重なる。また、図3に示すように第1吸気口41の軸方向に垂直な方向(以下、「幅方向」という。)の幅は、インペラ2の外径よりも小さくされる。第2吸気口42は、図1に示すように、インペラ2の外径と略同じ大きさの円形に形成されている。送風口43は、図3に示すように、ハウジング4の外側に向かって広がっており、インペラ2を囲む内面49に繋がっている。また、送風口43の軸方向の長さはインペラ2とおよそ等しく、軸方向において、送風口43の両側のエッジはインペラ2の両側のエッジとほぼ重なる(図2参照)。
以上の構造を有する送風ファン1では、モータ3が駆動されてインペラ2が回転すると、空気が第1吸気口41および第2吸気口42から空間90内に流入し、複数の翼21の間からハウジング4の内面49に向かって送出され、そして、ハウジング4の内面49に沿って移動して送風口43から送出される。
送風ファン1では、送風口43と略垂直な方向を向く第1吸気口41により、中心軸10に対して略垂直な方向の吸気が行われ、また、インペラ2の開口端である補強リング23と対向する第2吸気口42により、中心軸10に沿う方向の吸気が行われる。すなわち、第1吸気口41は実質的に貫流ファンの吸気口の役割を果たし、また、第2吸気口42は実質的に遠心ファンの吸気口の役割を果たす。その結果、静圧が高い遠心ファンおよび風量が大きい貫流ファンの双方の特長を兼ね備えた静圧が高く風量が大きい送風ファン1を実現することができる。
また、送風ファン1では、モータ3の定格回転時においてインペラ2の外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上とされる。その結果、外径が25mm以下の小さいインペラ2であっても、第2吸気口42からインペラ2の内部の空間90に取り込まれた空気に十分な遠心力を与えることができ、さらに、第1吸気口41からの吸気量を増大することもできるため、送風ファン1の静圧を高くし、風量を大きくすることができる。
送風ファン1のインペラ2は、モータ3の定格回転時におけるインペラ2の複数の翼21の周速をvθ(m/sec)とし、インペラ2から送出される空気の動粘度をν(m2/sec)とした場合、図3に示す複数の翼21の外周縁におけるピッチw(m)が、vθ×w/ν<1.0×103の関係を満たすように設計される。すなわち、インペラ2は、翼21の外周縁のピッチwを代表長さとして求めたインペラ2のレイノルズ数が、臨界値(層流と乱流との境界値)である1000未満となるように設計される。なお、上記臨界値は送風ファンの構造により変動はするが、通常のものでは1000以上である。
通常の送風ファンでは、インペラから送出される空気は乱流であり、この乱流域にある空気の流れがインペラの外周縁において騒音を発生する。これに対して、送風ファン1では、インペラ2の外周縁におけるレイノルズ数を臨界値以下とすることにより、インペラ2の外周縁における乱流の発生が抑制され、インペラ2の回転時の動作音を低減することができる。なお、インペラ2の回転時の動作音は、主にインペラ2の外周縁における空気の流れに起因するため、複数の翼21の内周縁におけるピッチを代表長さとした場合のレイノルズ数が臨界値を超えている場合であっても、インペラ2の動作音への影響は特にない。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る送風ファン1aについて説明する。図4は、送風ファン1aの構成を示す縦断面図である。図4に示すように、送風ファン1aは、図1に示す送風ファン1の第1吸気口41に代えて、第1吸気口41とは軸方向の長さが異なる第1吸気口41aを備える。その他の構成は図1ないし図3と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図4に示すように、送風ファン1aは、第1の実施の形態と同様に、インペラ2、モータ3およびハウジング4を備え、ハウジング4が第1吸気口41aを備えるという点を除き、インペラ2、モータ3およびハウジング4の構成および形状は、図1ないし図3に示すものと同様である。すなわち、インペラ2は、図1に示すものと同様に、樹脂により一体的に成形された複数の翼21、接続部22および補強リング23を備える。また、ハウジング4も、インペラ2の側方にてインペラ2の側面に対向して形成された送風口43(図2参照)、および、インペラ2の開口端である補強リング23に対向して形成された第2吸気口42を備える。
送風ファン1aでは、第1吸気口41aが、インペラ2の上方にて(すなわち、送風口43とは異なる方向から)インペラ2の側面に対向して形成され、軸方向に関する第1吸気口41aのモータ3側のエッジが、インペラ2の接続部22と補強リング23との間に位置する。また、第1吸気口41aの補強リング23側のエッジは、第1の実施の形態と同様に、軸方向に関して補強リング23のモータ3側(すなわち、接続部22側)のエッジとほぼ重なる。インペラ2では、第1吸気口41aのモータ3側のエッジと対応する位置よりもモータ3側の部位(すなわち、第1吸気口41aに対向しない部位であり、以下、「第1吸気口非対向部」という。)24の周囲がハウジング4により覆われている。このため、インペラ2の第1吸気口非対向部24では、通常の遠心ファン(すなわち、軸方向の端部にのみ吸気口が設けられる遠心ファン)とほぼ同様に、インペラ2の内部の空間90に流入した空気が高い静圧にて送出される。換言すれば、インペラ2の第1吸気口非対向部24は、実質的に遠心ファンとして働く。また、インペラ2の第1吸気口41aに対向する部位(以下、「第1吸気口対向部」という。)25では、第1の実施の形態と同様に、第1吸気口41aおよび第2吸気口42から空間90内に流入した空気がハウジング4の内面49に向かって送出される。
図5は、インペラ2と同様に外径よりも軸方向の長さが長いインペラ92、および、インペラ92の開口端側に開口とほぼ等しい径を有する吸気口941を1つだけ備える遠心ファン91を比較例として示す図である。図6ではハウジングを太実線にて簡略化して示している。図6は、図5に示す比較例の遠心ファン91において、インペラ92から送風口943を介して送出される空気の軸方向の風量分布を示す図である。図6における横軸は、軸方向におけるインペラ92上の位置を示し、各位置における(単位長さ当たりの)風量を示す線901の右端がインペラ92の吸気口941側の端部に対応する。また、線901の左端はインペラ92の吸気口941側とは反対側の端部(すなわち、モータ93に接続される側の端部)に対応する。図6に示すように、比較例の遠心ファン91においては、インペラ92の吸気口941側とは反対側の部位からの風量が、吸気口941側の部位からの風量よりも大きい。
図4に示す送風ファン1aでは、上述のように、インペラ2の第1吸気口非対向部24(すなわち、仮に送風ファン1aを比較例の遠心ファン91とみなした場合、吸気口941側とは反対側の風量が大きい部位(図5および図6参照))が、実質的に遠心ファンとして高効率にて働く。また、比較例の遠心ファン91において風量が小さくなる部位に対応する第1吸気口対向部25には、比較例の遠心ファン91の吸気口941に対応する第2吸気口42からの吸気に加えて、貫流ファンの吸気口の役割を果たす第1吸気口41aから中心軸10に垂直な方向の吸気が行われて風量が増大する。その結果、軸方向の風量の分布の均一性を高めつつ静圧が高く風量が大きい送風ファン1aを実現することができる。
図6に示すように、比較例の遠心ファン91では、軸方向の中央部よりも吸気口941側における風量は最大風量の約半分以下であるため、風量分布の均一性向上のためには、吸気口941側における風量を増大させる必要がある。このことから、図4に示す送風ファン1aでは、少なくともインペラ2の軸方向の中央部よりも第2吸気口42側の部位において、その上方に第1吸気口41aを設けて風量を増大させることが好ましい。換言すれば、送風ファン1aでは、第1吸気口41aのモータ3側のエッジが、接続部22(の補強リング23側の端部)と補強リング23(の接続部22側の端部)との間の中央部よりも接続部22側に設けられることがより好ましい。
図7は、送風ファン1aから送出される空気の風量Q(m3/min)と静圧Ps(Pa)との関係を示す図である。図7中の線902は、送風ファン1aの各風量における静圧の高さ(すなわち、PQ特性)を示し、線903は、図5に示す比較例の遠心ファン91のPQ特性を示す。また、表1は、送風ファン1aおよび比較例の遠心ファン91の形状や性能を示す。図7に示すように、送風ファン1aは、比較例の遠心ファン91に比べて、より大きな風量(約0.04m3/min以上の風量)においてより高い静圧を実現することができる。
送風ファン1aでは、第1の実施の形態と同様に、モータ3の定格回転時においてインペラ2の外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上とされることにより、外径が25mm以下の小さいインペラ2を用いて静圧が高く風量が大きい送風ファン1aを実現することができる(以下の実施の形態においても同様)。
また、送風ファン1aのインペラ2は、第1の実施の形態と同様に、モータ3の定格回転時におけるインペラ2の複数の翼21の周速をvθ(m/sec)とし、インペラ2から送出される空気の動粘度をν(m2/sec)とした場合、図3に示す複数の翼21の外周縁におけるピッチw(m)が、vθ×w/ν<1.0×103の関係を満たすように設計される。その結果、送風ファン1aでは、インペラ2の外周縁における乱流の発生が抑制され、インペラ2の回転時の動作音を低減することができる(以下の実施の形態においても同様)。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る送風ファン1bについて説明する。図8は、送風ファン1bの構成を示す縦断面図である。図8に示すように、送風ファン1bでは、図1に示す送風ファン1の第2吸気口42が省略される。また、第1吸気口41に代えて、第1吸気口41とはインペラ2に対する軸方向における相対位置が異なる吸気口41bが設けられる。その他の構成は、図1ないし図3とほぼ同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図8に示すように、送風ファン1bは、第1の実施の形態と同様に、インペラ2、モータ3およびハウジング4を備え、ハウジング4が吸気口41bを備えるという点を除き、インペラ2、モータ3およびハウジング4の構成および形状は、図1ないし図3に示すものと同様である。すなわち、インペラ2は、図1に示すものと同様に、樹脂により一体的に成形された複数の翼21、接続部22および補強リング23を備える。また、ハウジング4も、インペラ2の側方にてインペラ2の側面に対向して形成された送風口43(図2参照)を備え、軸方向において、送風口43の両側のエッジはインペラ2の両側のエッジとほぼ重なる。
図8に示すように、送風ファン1bでは、インペラ2の補強リング23側(すなわち、開口端側)の端部から離間した位置にハウジング4の壁面が設けられる。また、インペラ2の上方にて(すなわち、送風口43とは異なる方向から)インペラ2の側面に対向してハウジング4に形成される吸気口41bでは、軸方向に関する吸気口41bのモータ3側とは反対側のエッジが、インペラ2の補強リング23側においてインペラ2から離れ、ハウジング4の補強リング23に対向する壁面の上端近傍に位置する。吸気口41bのモータ3側のエッジは、第2の実施の形態と同様に、インペラ2の接続部22と補強リング23との間(より好ましくは、接続部22と補強リング23との間の中央部よりも接続部22側)に位置する。
すなわち、吸気口41bでは、モータ3側のエッジと補強リング23(すなわち、インペラ2の開口端)に対応する位置との間の部分がインペラ2に対向しており、補強リング23に対応する位置とモータ3側とは反対側のエッジとの間の部分はインペラ2と非対向状態とされる。以下、吸気口41bのインペラ2と対向している部分および対向していない部分をそれぞれ、「インペラ対向部411」および「インペラ非対向部412」という。インペラ非対向部412の軸方向の長さ(すなわち、吸気口41bのモータ3側とは反対側のエッジと補強リング23との間の軸方向の距離)はインペラ2の外径以下とされる。また、吸気口41bは、送風ファン1bを上方から見た場合に略矩形状となるように形成されており、吸気口41bの幅はインペラ2の外径よりも小さくされる。
送風ファン1bでは、インペラ2が回転することにより、主に吸気口41bのインペラ対向部411を介してインペラ2の上方から複数の翼21の内部の空間90に空気が流入するとともに、主にインペラ非対向部412を介してインペラ2の補強リング23側の開口から空間90に空気が流入する。そして、複数の翼21の間から送出された空気が送風口43(図2参照)から送出される。
送風ファン1bでは、吸気口41bの主にインペラ対向部411を介して中心軸10に対して略垂直な方向の吸気が行われ、また、主にインペラ非対向部412を介して中心軸10に沿う方向の吸気が行われる。すなわち、吸気口41bのインペラ対向部411およびインペラ非対向部412は、実質的に貫流ファンおよび遠心ファンの吸気口の役割を果たす。その結果、静圧が高い遠心ファンおよび風量が大きい貫流ファンの双方の特長を兼ね備えた静圧が高く風量が大きい送風ファン1bを実現することができる。
送風ファン1bでは、特に、1つの吸気口41bに貫流ファンおよび遠心ファンの吸気口の役割を兼ねさせることにより、送風ファン1bの構造を簡素化することができる。送風ファン1bの小型化の観点からは、吸気口41bのインペラ非対向部412の長さは、インペラ2の外径以下とされることが好ましい。なお、送風ファン1bでは、吸気口41bのインペラ対向部411を通過した空気の一部がインペラ2の補強リング23側の開口から流入してもよく、インペラ非対向部412を通過した空気の一部もインペラ2の上方から流入してよい。
送風ファン1bでは、吸気口41bのモータ3側のエッジはインペラ2の接続部22と重なっていてもよいが、接続部22と補強リング23との間に位置することにより、第2の実施の形態と同様に、送風ファン1bの軸方向の風量の分布の均一性を高めることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る送風ファン1cについて説明する。図9は、送風ファン1cの構成を示す縦断面図である。図9に示すように、送風ファン1cでは、図1に示す第1吸気口41および第2吸気口42に代えて、インペラ2の外径よりも大きい円形の吸気口41cが、ハウジング4の補強リング23に対向する壁面に形成される。吸気口41cを中心軸10に沿う方向から見た場合、吸気口41cのエッジは、補強リング23の全周において補強リング23の外周縁との間に隙間をあけて補強リング23の周囲を囲んでいる。その他の構成は、第1の実施の形態とほぼ同様である。
送風ファン1cでは、軸方向の長さが外径よりも長いインペラ2が回転することにより、吸気口41cを介してハウジング4内に流入した空気が、インペラ2の補強リング23側の開口からインペラ2の内部の空間90に流入するとともに、補強リング23の全周において吸気口41cと補強リング23との間に形成された隙間からインペラ2の側面へと回り込み、複数の翼21の隙間(すなわち、インペラ2の側面)からも空間90に流入する。このように、送風ファン1cでは、吸気口41cを介して中心軸10に対して略垂直な方向および中心軸10に沿う方向の吸気が行われることにより、換言すれば、吸気口41cが実質的に貫流ファンおよび遠心ファンの吸気口の役割を果たすことにより、静圧および風量が大きい送風ファン1cを実現することができる。
送風ファン1cでは、インペラ2の補強リング23側の開口から内部の空間90に流入した空気は、主にインペラ2のモータ3側の部位から送出され、吸気口41c側においてはモータ3側に比べて少量の空気が送出される(図6参照)。このため、インペラ2と吸気口41c(すなわち、ハウジング4)との間に形成される隙間が、インペラ2の補強リング23側の開口から空間90に流入した空気の送出に対して大きな影響を及ぼすことはない。さらに、インペラ2の側面に回り込んだ空気は、主にインペラ2の吸気口41c側の部位において翼21により送出されるため、送風ファン1cの軸方向の風量の分布の均一性を高めることもできる。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る送風ファン1dについて説明する。図10は、送風ファン1dの構成を示す縦断面図である。図10に示すように、送風ファン1dでは、図1に示す第2吸気口42が省略され、空気は(第1)吸気口41からインペラ2に流入する。その他の構成は、図1ないし図3と同様である。
送風ファン1dでは、第1の実施の形態と同様に、インペラ2の外径が25mm以下とされ、インペラ2の軸方向の長さは外径よりも長くされる。そして、モータ3の定格回転時においてインペラ2の外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上とされることにより、外径が25mm以下の小さいインペラ2を用いて静圧および風量が大きい送風ファン1dを実現することができる。また、送風ファン1dでは、モータ3の定格回転時におけるインペラ2の複数の翼の周速をvθ(m/sec)とし、インペラ2から送出される空気の動粘度をν(m2/sec)とした場合、複数の翼の外周縁におけるピッチw(m)が、vθ×w/ν<1.0×103の関係を満たすように設計される。その結果、インペラ2の外周縁における乱流の発生が抑制されてインペラ2の回転時の動作音を低減することができる。
次に、本発明の第6の実施の形態に係る送風ファン1eを備えるノートブック型コンピュータ等の電子機器5について説明する。なお、後述するように、電子機器5に設けられた送風ファン1eは、第3の実施の形態に係る送風ファン1bと実質的に同じである。図11は、電子機器5の内部を部分的に示す斜視図である。図11に示すように、電子機器5は、外径が25mm以下である略円筒状のインペラ2、インペラ2を中心軸10a回りに回転するモータ3、動作時に発熱する電子部品等の発熱体51、インペラ2の一部を覆うカバー部52、並びに、インペラ2、モータ3、発熱体51およびカバー部52を収納する筐体53を備える。図11では、電子機器5の内部を説明するために筐体53の蓋部材の図示を省略しているが、実際の電子機器5では、インペラ2等を収納する箱状部材の開口(ただし、後述の吸気口41dを除く。)が蓋部材に覆われる。また、中心軸10aはインペラ2の両側にて筐体53およびモータ3に取り付けられているが、モータ3にのみ取り付けられていてもよい。
電子機器5では、インペラ2およびモータ3の周囲を囲む筐体53の一部およびカバー部52により、インペラ2から送出される空気が発熱体51へと導かれる。すなわち、インペラ2、モータ3、カバー部52および筐体53の一部により送風ファン1eが構成され、カバー部52および筐体53の一部はインペラ2およびモータ3を収納するハウジングの役割を果たす。以下、筐体53のインペラ2およびモータ3の周囲を囲む部位を、「ハウジング部531」という。
図11に示すように、ハウジング部531のインペラ2の上方の部位には、インペラ2の側面に対向する開口41dが設けられており、インペラ2の回転時には開口41dを介してインペラ2に空気が流入する。また、筐体53の底面(ハウジング部531の一部)とカバー部52との間には、インペラ2の側方においてインペラ2の側面に対向する隙間43aが設けられており、開口41dを介してインペラ2に流入した空気は隙間43aから送出される。すなわち、開口41dおよび隙間43aは、送風ファン1eのハウジングに設けられた吸気口および送風口の役割を果たす。以下、開口41dおよび隙間43aをそれぞれ、「吸気口41d」および「送風口43a」という。なお、送風口43aは、カバー部52に設けられた隙間(または、開口)であってもよい。
電子機器5の送風ファン1eでは、第3の実施の形態と同様に、軸方向に関する吸気口41dのモータ3側とは反対側のエッジが、インペラ2の開口端側(すなわち、補強リング23側)においてインペラ2から離れて位置し、また、吸気口41dのモータ3側のエッジが、インペラ2の接続部22と補強リング23との間(より好ましくは、接続部22と補強リング23との間の中央部よりも接続部22側)に位置する。吸気口41dのモータ3側とは反対側のエッジと補強リング23との間の軸方向の距離はインペラ2の外径以下とされる。また、吸気口41dの幅は、インペラ2の外径よりも小さくされる。
電子機器5の送風ファン1eでは、モータ3によりインペラ2が回転することにより、吸気口41dを介してインペラ2の上方、および、インペラ2の補強リング23側の開口からインペラ2の内部に空気が流入し、インペラ2の複数の翼の間から送出される。インペラ2から送出された空気は、ハウジングの役割を果たすカバー部52および筐体53のハウジング部531に導かれ、図11中に矢印AR2に示すように、送風口43aから発熱体51に向けて送出される。これにより、発熱体51が冷却される。
送風ファン1eでは、第3の実施の形態と同様に、吸気口41dを介して中心軸10aに対して略垂直な方向、および、中心軸10aに沿う方向の吸気が行われる。すなわち、吸気口41dは、実質的に貫流ファンおよび遠心ファンの吸気口の役割を兼ねる。その結果、静圧が高く風量が大きい送風ファン1eを実現することができるとともに、送風ファン1dの構造を簡素化することができる。また、吸気口41dのモータ3側のエッジが、接続部22と補強リング23との間に位置することにより、送風ファン1eの軸方向の風量の分布の均一性を高めることができる。
このように、構造が簡素化されており、さらに、インペラ2の外径を小さくしつつ大きな静圧および風量を得ることができる送風ファン1eは、小型化(特に、薄型化)が要求される電子機器5の筐体53内部の発熱体51の冷却に特に適している。また、電子機器5では、筐体53の一部であるハウジング部531を送風ファン1eのハウジングとして利用することにより、電子機器5の小型化を実現することができる。さらに、送風ファン1eに設けられる吸気口は1つだけであるため、電子機器5において、送風ファン1eの周囲の構造に対する制限を緩和することができる。
送風ファン1eでは、上述の実施の形態と同様に、モータ3の定格回転時においてインペラ2の外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上とされることにより、外径が25mm以下の小さいインペラ2を用いて静圧および風量が大きい送風ファン1eを実現することができる。さらに、送風ファン1eのインペラ2は、モータ3の定格回転時におけるインペラ2の複数の翼の周速をvθ(m/sec)とし、インペラ2から送出される空気の動粘度をν(m2/sec)とした場合、複数の翼の外周縁におけるピッチw(m)が、vθ×w/ν<1.0×103の関係を満たすように設計されている。その結果、送風ファン1eでは、インペラ2の外周縁における乱流の発生が抑制され、インペラ2の回転時の動作音を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1の実施の形態に係る送風ファン1では、第1吸気口41に代えて第3の実施の形態に係る吸気口41bが設けられてもよい。この場合、送風ファンの配置環境の制限から第2吸気口42が閉塞された場合であっても、吸気口41bを介してインペラ2の上側および補強リング23側の開口へと空気が供給されるため、送風ファン1の静圧および風量の低下を抑制することができる。
第4の実施の形態に係る送風ファン1cでは、インペラ2の補強リング23と吸気口41cが形成される壁面とが、第3の実施の形態と同様に離間していてもよい。また、ハウジング4の補強リング23に対向する壁面が省略され、インペラ2の側面と対向しつつインペラ2の全周を囲む壁面のエッジにより吸気口41cが形成されてもよい。
上記実施の形態に係る送風ファンは、ノートブック型コンピュータやその他の様々な電気製品や電子機器(特に、携帯型のもの)において、内部の発熱体である電子部品やその他の装置の空冷に利用されてよい。また、ヒートシンクの冷却ファンとして利用されてもよい。
1,1a〜1e 送風ファン
2 インペラ
3 モータ
4 ハウジング
5 電子機器
10,10a 中心軸
21 翼
22 接続部
23 補強リング
41,41a〜41d (第1)吸気口
42 第2吸気口
43,43a 送風口
51 発熱体
52 カバー部
53 筐体
531 ハウジング部
2 インペラ
3 モータ
4 ハウジング
5 電子機器
10,10a 中心軸
21 翼
22 接続部
23 補強リング
41,41a〜41d (第1)吸気口
42 第2吸気口
43,43a 送風口
51 発熱体
52 カバー部
53 筐体
531 ハウジング部
Claims (11)
- 送風ファンであって、
所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、
前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、
前記インペラを収納するハウジングと、
を備え、
前記インペラが、
それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、
前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、
前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端と、
を備え、
前記ハウジングが、
前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、
前記送風口とは異なる方向から前記インペラの側面に対向して形成された第1吸気口と、
前記インペラの前記開口端側に形成された第2吸気口と、
を備えることを特徴とする送風ファン。 - 請求項1に記載の送風ファンであって、
前記中心軸方向に関して、前記第1吸気口の前記モータ側のエッジが、前記インペラの前記接続端と前記開口端との間に位置することを特徴とする送風ファン。 - 送風ファンであって、
所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、
前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、
前記インペラを収納するハウジングと、
を備え、
前記インペラが、
それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、
前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、
前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端と、
を備え、
前記ハウジングが、
前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、
前記送風口とは異なる方向から前記インペラの側面に対向して形成された吸気口と、
を備え、
前記中心軸方向に関して、前記吸気口の前記モータ側とは反対側のエッジが、前記インペラの前記開口端側において前記インペラから離れて位置し、
前記吸気口の前記エッジと前記インペラの前記開口端との間の前記中心軸方向の距離が前記インペラの外径以下であることを特徴とする送風ファン。 - 請求項3に記載の送風ファンであって、
前記中心軸方向に関して、前記吸気口の前記モータ側のもう1つのエッジが、前記インペラの前記接続端と前記開口端との間に位置することを特徴とする送風ファン。 - 送風ファンであって、
所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、
前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、
前記インペラを収納するハウジングと、
を備え、
前記インペラが、
それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、
前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、
前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端と、
を備え、
前記ハウジングが、
前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、
前記インペラの前記開口端側に形成されるとともに前記開口端の全周において前記開口端との間で隙間が形成される吸気口と、
を備えることを特徴とする送風ファン。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の送風ファンであって、
前記インペラの外径が25mm以下であり、回転時において前記インペラの外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上であることを特徴とする送風ファン。 - 送風ファンであって、
所定の中心軸を中心とする略円筒状であるとともに前記中心軸方向の長さが外径よりも長いインペラと、
前記インペラに接続されて前記インペラを前記中心軸回りに回転するモータと、
前記インペラを収納するハウジングと、
を備え、
前記インペラが、
それぞれが前記中心軸に平行であるとともに前記中心軸の周囲に配列された複数の翼と、
前記複数の翼の前記モータ側の端部が固定されるとともに前記モータに接続される接続端と、
前記複数の翼の前記接続端とは反対側の端部が固定される開口端と、
を備え、
前記ハウジングが、
前記インペラの側面に対向して形成された送風口と、
前記送風口とは異なる方向から前記インペラの側面に対向して形成された吸気口と、
を備え、
前記インペラの外径が25mm以下であり、回転時において前記インペラの外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上であることを特徴とする送風ファン。 - 請求項6または7に記載の送風ファンであって、
前記モータの定格回転時における前記インペラの前記複数の翼の周速をvθとし、前記インペラから送出される気体の動粘度をνとした場合、前記複数の翼の外周縁におけるピッチwが、vθ×w/ν<1.0×103、を満たすことを特徴とする送風ファン。 - 電子機器であって、
請求項3または4に記載の送風ファンと、
発熱する発熱体と、
前記送風ファンの前記インペラおよび前記発熱体を収納する筐体と、
を備え、
前記送風ファンの前記ハウジングが、前記筐体の一部であるハウジング部と、前記インペラから送出される気体を前記発熱体へと導くカバー部とにより形成され、
前記ハウジングの前記送風口が、前記筐体の前記ハウジング部と前記カバー部との間の隙間、または、前記カバー部に設けられた隙間であり、
前記ハウジングの前記吸気口が、前記筐体の前記ハウジング部に設けられた開口であることを特徴とする電子機器。 - 請求項9に記載の電子機器であって、
前記送風ファンの前記インペラの外径が25mm以下であり、回転時において前記インペラの外周縁における向心加速度が1.0×104m/sec2以上であることを特徴とする電子機器。 - 請求項10に記載の電子機器であって、
前記送風ファンの前記モータの定格回転時における前記インペラの前記複数の翼の周速をvθとし、前記インペラから送出される気体の動粘度をνとした場合、前記複数の翼の外周縁におけるピッチwが、vθ×w/ν<1.0×103、を満たすことを特徴とする電子機器。
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