JP2006208580A - カラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタセグメント上にオーバーコート層を設けなくても、横電界方式の液晶表示装置における特異な電気的特性に起因する液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれのない、すなわち、表示性能に悪影響を与えないカラーフィルタの提供。
【解決手段】少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、高級脂肪酸、好ましくはオレイン酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系顔料を含有する緑色着色組成物から形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。
【選択図】なし
【解決手段】少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、高級脂肪酸、好ましくはオレイン酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系顔料を含有する緑色着色組成物から形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。
【選択図】なし
Description
本発明は、液晶表示装置用のカラーフィルタに関する。さらに詳しくは、本発明は、フィルタセグメント上にオーバーコート層を設けなくても、カラーフィルタを構成するフィルタセグメントの電気的な性質が液晶のスイッチング性能に悪影響を与えることのないカラーフィルタに関する。
液晶表示装置は、コンピュータ端末表示装置、テレビ画像表示装置を中心に急速に普及が進んでいる。カラーフィルタは、液晶表示装置のカラー表示化に必要不可欠な重要な部品である。近年、この液晶表示装置には高画質化の要求が高く、高視野角、高速応答性を備える様々な新しい方式の液晶表示装置が出現してきている。
この中でも、横電界方式(In Plane Switching=IPS方式)は視野角、コントラスト比などの表示品位に優れるため広く普及が期待されている方式である。
この中でも、横電界方式(In Plane Switching=IPS方式)は視野角、コントラスト比などの表示品位に優れるため広く普及が期待されている方式である。
ところが、IPS方式の液晶表示装置に使用されている液晶は、低電圧で駆動が可能であるなどの優れた特性を持っている反面、液晶表示装置に内在するカラーフィルタなどの部材の電気的な特性により性能が低下しやすいという問題を持つ。実際、従来のカラーフィルタを使用した液晶表示装置では、カラーフィルタの特異な電気的特性に起因する液晶の配向乱れ、スイッチングの閾値ずれによる、様々な表示不良が起こっていた。このカラーフィルタの特異な電気的特性は、主としてフィルタセグメントに含まれる顔料の性質によるもので、従来のカラーフィルタでは、フィルタセグメント上に透明樹脂によるオーバーコート層を設けて電気特性をコントロールしていた。しかし、オーバーコート層を形成する工程には、設備、時間が必要なため、カラーフィルタにコストを乗せなければならなくなり、結果として液晶表示装置の価格が上がってしまう欠点がある。また、オーバーコート層自体の耐性等を考慮すると、オーバーコート層がない方が好ましいと考えられている。
特開2004−117537号公報
本発明は、フィルタセグメント上にオーバーコート層を設けなくても、横電界方式の液晶表示装置における特異な電気的特性に起因する液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれのない、すなわち、表示性能に悪影響を与えないカラーフィルタを提供することを課題とする。
本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、高級脂肪酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系顔料を含有する緑色着色組成物から形成されていることを特徴とする。
本発明のカラーフィルタにおいて、ハロゲン化フタロシアニン系顔料の処理に用いられる高級脂肪酸は、オレイン酸であることが好ましい。また、緑色着色組成物の不揮発分100重量部中における、高級脂肪酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系処理顔料の含有量は、30〜70重量部であることが好ましい。
本発明のカラーフィルタにおいて、ハロゲン化フタロシアニン系顔料の処理に用いられる高級脂肪酸は、オレイン酸であることが好ましい。また、緑色着色組成物の不揮発分100重量部中における、高級脂肪酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系処理顔料の含有量は、30〜70重量部であることが好ましい。
本発明のカラーフィルタに含まれるハロゲン化フタロシアニン系顔料は高級脂肪酸で処理されているため、本発明のカラーフィルタには電気特性に悪影響を与えるハロゲンイオンが遊離していない。そのため、本発明のカラーフィルタは、フィルタセグメント上にオーバーコート層を設けなくても、横電界方式の液晶表示装置において、特異な電気的特性に起因する液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれがなく、表示性能に悪影響を与えない。
以下に、本発明のカラーフィルタを、その実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、高級脂肪酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系顔料(以下、「処理顔料」という。)を含有する緑色着色組成物から形成されている。
本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、高級脂肪酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系顔料(以下、「処理顔料」という。)を含有する緑色着色組成物から形成されている。
まず、緑色フィルタセグメントの形成に用いられる緑色着色組成物について説明する。
緑色着色組成物は、顔料担体と処理顔料を含有し、処理顔料は、緑色着色組成物の不揮発分(緑色着色組成物に含まれる溶剤以外の成分)100重量部中において、好ましくは30〜70重量部、より好ましくは40〜55重量部の量で緑色着色組成物中に含有される。
処理顔料は、ハロゲン化フタロシアニン系顔料を高級脂肪酸と共に混練して、高級脂肪酸でハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面を被覆したものである。高級脂肪酸は、単にハロゲン化フタロシアニン系顔料と混合するだけでは、ハロゲン化フタロシアニン顔料の表面に吸着されず、ハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面を被覆しないため、液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれの原因となる電気特性の改善効果を発揮せず、ハロゲン化フタロシアニン系顔料と共に混練して、高級脂肪酸でハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面を被覆することによって初めて上記電気特性の改善効果を発揮する。
緑色着色組成物は、顔料担体と処理顔料を含有し、処理顔料は、緑色着色組成物の不揮発分(緑色着色組成物に含まれる溶剤以外の成分)100重量部中において、好ましくは30〜70重量部、より好ましくは40〜55重量部の量で緑色着色組成物中に含有される。
処理顔料は、ハロゲン化フタロシアニン系顔料を高級脂肪酸と共に混練して、高級脂肪酸でハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面を被覆したものである。高級脂肪酸は、単にハロゲン化フタロシアニン系顔料と混合するだけでは、ハロゲン化フタロシアニン顔料の表面に吸着されず、ハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面を被覆しないため、液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれの原因となる電気特性の改善効果を発揮せず、ハロゲン化フタロシアニン系顔料と共に混練して、高級脂肪酸でハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面を被覆することによって初めて上記電気特性の改善効果を発揮する。
ハロゲン化フタロシアニン系顔料は、下記一般式(1)で表される顔料であり、例えばC.I. Pigment Green7、36、37等が挙げられる。
[式中、X1〜X16は、それぞれ独立に、H、F、Cl、Br、またはIを表し、少なくとも1つはハロゲン元素である。Z(中心金属)は、元素周期表の第4族〜第14族の元素を表す。]
ハロゲン化フタロシアニン系顔料の中心金属Zとしては、例えばCu、Al、Co、Ni、Ti、Zn等が挙げられる。
ハロゲン化フタロシアニン系顔料としては、例えば、粗製フタロシアニンブルーを公知の方法でハロゲン化したのち、適切な粒子の大きさ(0.05〜0.5μm)まで微細化(顔料化)したものを用いることができる。
粗製フタロシアニンブルーの中心金属は銅であるが、中心金属が銅以外の粗製フタロシアニンのハロゲン化も、粗製フタロシアニンブルーと同様の方法を用いて行うことができる。
ハロゲン化フタロシアニン系顔料としては、例えば、粗製フタロシアニンブルーを公知の方法でハロゲン化したのち、適切な粒子の大きさ(0.05〜0.5μm)まで微細化(顔料化)したものを用いることができる。
粗製フタロシアニンブルーの中心金属は銅であるが、中心金属が銅以外の粗製フタロシアニンのハロゲン化も、粗製フタロシアニンブルーと同様の方法を用いて行うことができる。
高級脂肪酸としては、分子量の大きい直鎖(枝分かれを持たない)式一価カルボン酸が好ましく、不飽和高級脂肪酸と飽和高級脂肪酸のいずれも用いることができる。不飽和高級脂肪酸としては、例えばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。また、飽和脂肪酸としては、例えばパルミチン酸、ステアリン酸等が挙げられる。なかでも、オレイン酸は、顔料担体との相性が良いため、好適に用いられる。高級脂肪酸は、単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。
高級脂肪酸による処理量は、ハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、高級脂肪酸が2〜15重量部であることが好ましく、3〜10重量部であることがより好ましい。高級脂肪酸による処理量が2重量部より少ない場合は、充分な電気特性の改善効果が認められない。また、15重量部より多い場合は、塗膜密着性が悪くなる。
高級脂肪酸による処理量は、ハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、高級脂肪酸が2〜15重量部であることが好ましく、3〜10重量部であることがより好ましい。高級脂肪酸による処理量が2重量部より少ない場合は、充分な電気特性の改善効果が認められない。また、15重量部より多い場合は、塗膜密着性が悪くなる。
ハロゲン化フタロシアニン系顔料の高級脂肪酸処理は、ハロゲン化フタロシアニン系顔料と高級脂肪酸の混合物をソルトミリング処理、ドライミリング処理等の方法で混練することにより行うことができる。ハロゲン化フタロシアニン系顔料と高級脂肪酸の混合物を混練することにより、高級脂肪酸のほとんどがハロゲン化フタロシアニン系顔料の表面に吸着された状態となる。
ソルトミリング処理とは、具体的には、ハロゲン化フタロシアニン系顔料と高級脂肪酸と水溶性無機塩と水溶性有機溶剤との混合物を、ニーダー等の混練機を用いて加熱しながら混練した後、水洗により水溶性無機塩と水溶性有機溶剤を除去する処理である。水溶性無機塩は、破砕助剤として働くものであり、ソルトミリング処理時に無機塩の硬度の高さを利用して顔料が整粒され、それにより生じる顔料の凝集エネルギーを利用し、顔料表面に高級脂肪酸を吸着させる。顔料をソルトミリング処理する際には、加熱により顔料の整粒を促進すると被覆効率が良くなることから、加熱温度は70〜150℃が好ましい。加熱温度が70〜150℃より外れる場合は、顔料の整粒効率が悪く、すなわち高級脂肪酸による顔料表面の被覆に時間がかかりすぎるため、好ましくない。
水溶性無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化バリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等を用いることができるが、価格の点から塩化ナトリウム(食塩)を用いるのが好ましい。ソルトミリング処理する際に用いる無機塩の量は、処理効率、すなわち高級脂肪酸による顔料表面の被覆効率と生産効率の両面から、顔料の0.5〜20重量倍、特に1〜10重量倍であることが好ましい。
水溶性有機溶剤は、顔料および水溶性無機塩を湿潤する働きをするものであり、水に溶解(混和)し、かつ用いる無機塩を実質的に溶解しないものであれば特に限定されない。但し、ソルトミリング処理時に温度が上昇し、溶剤が蒸発し易い状態になるため、安全性の点から、沸点120℃以上の高沸点溶剤が好ましい。
水溶性有機溶剤は、顔料および水溶性無機塩を湿潤する働きをするものであり、水に溶解(混和)し、かつ用いる無機塩を実質的に溶解しないものであれば特に限定されない。但し、ソルトミリング処理時に温度が上昇し、溶剤が蒸発し易い状態になるため、安全性の点から、沸点120℃以上の高沸点溶剤が好ましい。
水溶性有機溶剤としては、例えば、2−メトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、液状のポリエチレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、液状のポリプロピレングリコール等が用いられる。
ドライミリング処理とは、ハロゲン化フタロシアニン系顔料と高級脂肪酸とを、ビーズ等の粉砕メディアを内蔵した乾式磨砕装置、例えばボールミル、アトライター、振動ミルなどの装置を用いて乾式粉砕する処理である。顔料は、粉砕メディア同士の衝突や摩擦を通じて整粒され、整粒時に生じる顔料の凝集エネルギーを利用し、顔料表面に高級脂肪酸を吸着させる。ドライミリング処理は、必要に応じて粉砕装置の内部を減圧したり、窒素ガスなどの不活性ガスを充填して行ってもよい。乾式粉砕装置の運転条件については、特に制限はないが、高級脂肪酸による顔料表面の被覆を効果的に進行させるため、以下の条件が特に好ましい。
乾式粉砕装置がアトライターの場合、装置の回転数は100〜500rpmが好ましく、乾式粉砕の時間は0.5〜8時間が好ましく、装置の内温は50〜150℃が好ましい。また、粉砕メディアは、直径4〜30mmの球形が好ましく、メディアの使用量は、処理する顔料の5〜50重量倍が好ましい。
また、乾式粉砕装置がボールミルの場合は、装置の回転数は50〜200rpmが好ましく、乾式粉砕の時間は1〜12時間が好ましく、装置の内温は30〜100℃が好ましい。また、粉砕メディアは、直径10〜50mmの球形が好ましく、メディアの使用量は、処理する顔料の5〜50重量倍が好ましい。
また、乾式粉砕装置がボールミルの場合は、装置の回転数は50〜200rpmが好ましく、乾式粉砕の時間は1〜12時間が好ましく、装置の内温は30〜100℃が好ましい。また、粉砕メディアは、直径10〜50mmの球形が好ましく、メディアの使用量は、処理する顔料の5〜50重量倍が好ましい。
緑色着色組成物には、所望の分光特性を得るために、C.I.Pigment Yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、126、127、128、129、138、139、147、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、198、199、213、214、217等の黄色顔料を含有させることができる。
顔料担体は、処理顔料を分散させるものであり、上述したように、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物から構成される。透明樹脂とは、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂である。透明樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、感光性樹脂が挙げられ、その前駆体としては、放射線照射により硬化して透明樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマーが挙げられ、これらを単独または2種以上混合して用いることができる。
顔料担体は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、25〜300重量部、好ましくは50〜200重量部の量で用いることができる。
顔料担体は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、25〜300重量部、好ましくは50〜200重量部の量で用いることができる。
熱可塑性樹脂としては、例えば, ブチラール樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類、ポリブタジエン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子に、イソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合体やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合体等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
透明樹脂の前駆体であるモノマーおよびオリゴマーとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、N-ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリル等が挙げられる。
緑色着色組成物には、該組成物を紫外線等の光照射により硬化するときには、光重合開始剤等が添加される。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。
光重合開始剤は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、1〜100重量部、好ましくは10〜50重量部の量で用いることができる。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。
光重合開始剤は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、1〜100重量部、好ましくは10〜50重量部の量で用いることができる。
上記光重合開始剤は、単独あるいは2種以上混合して用いるが、増感剤として、α−アシロキシエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン等の化合物を併用することもできる。
増感剤は、光重合開始剤100重量部に対して、0.1〜30重量部の量で用いることができる。
増感剤は、光重合開始剤100重量部に対して、0.1〜30重量部の量で用いることができる。
緑色着色組成物は、処理顔料を、必要に応じて上記光重合開始剤と共に、顔料担体中に、三本ロールミル、二本ロールミル、サンドミル、ニーダー等の各種分散手段を用いて微細に分散して製造することができる。
処理顔料を顔料担体中に分散する際には、適宜、樹脂型分散剤、界面活性剤、色素誘導体等の分散助剤を含有させることができる。分散助剤は、処理顔料の分散に優れ、分散後の処理顔料の再凝集を防止する効果が大きいので、分散助剤を用いて処理顔料を顔料担体中に分散した場合には、分散性、特に保存安定性、低チキソ性に優れた着色組成物が得られる。分散助剤は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、3〜20重量部、好ましくは5〜15重量部の量で用いることができる。
分散助剤のうち、塩基性基を有する色素誘導体、または酸性基を有する色素誘導体もしくはその塩は、処理顔料の分散効果が大きいため好適に用いられる。
処理顔料を顔料担体中に分散する際には、適宜、樹脂型分散剤、界面活性剤、色素誘導体等の分散助剤を含有させることができる。分散助剤は、処理顔料の分散に優れ、分散後の処理顔料の再凝集を防止する効果が大きいので、分散助剤を用いて処理顔料を顔料担体中に分散した場合には、分散性、特に保存安定性、低チキソ性に優れた着色組成物が得られる。分散助剤は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、3〜20重量部、好ましくは5〜15重量部の量で用いることができる。
分散助剤のうち、塩基性基を有する色素誘導体、または酸性基を有する色素誘導体もしくはその塩は、処理顔料の分散効果が大きいため好適に用いられる。
緑色着色組成物に用いられる樹脂型分散剤は、酸性基または塩基性基をアンカーとして処理顔料の表面に吸着し、ポリマーの反発効果が有効に作用して分散安定性保持を発現することから、酸性基または塩基性基を有するポリマーであることが好ましい。酸性基としては、吸着特性に優れる点でスルホン基が好ましく、塩基性基としては、吸着特性に優れる点でアミノ基が好ましい。また、酸性基を有する誘導体と塩基性基を有する樹脂型分散剤との併用、または塩基性基を有する誘導体と酸性基を有する樹脂型分散剤との併用は、顔料担体との相性が良いため好ましい。
酸性基または塩基性基を有する樹脂型分散剤としては、酸性基または塩基性基を有する幹ポリマー部に枝ポリマー部がグラフト結合した構造の櫛型ポリマーが、枝ポリマー部の優れた立体反発効果から有機溶剤可溶性をより有するため好ましい。さらに、幹ポリマー1分子に2分子以上の枝ポリマーがグラフト結合した分子構造を有する櫛型ポリマーが上記理由からより好ましい。
塩基性樹脂型分散剤を構成する幹ポリマーの具体例としては、ポリエチレンイミン、ポリエチレンポリアミン、ポリキシリレンポリ(ヒドロキシプロピレン)ポリアミン、ポリ(アミノメチル化)エポキシ樹脂、アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体等が挙げられる。これらの合成法は、例えば以下の通りである。
塩基性樹脂型分散剤を構成する幹ポリマーの具体例としては、ポリエチレンイミン、ポリエチレンポリアミン、ポリキシリレンポリ(ヒドロキシプロピレン)ポリアミン、ポリ(アミノメチル化)エポキシ樹脂、アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体等が挙げられる。これらの合成法は、例えば以下の通りである。
ポリエチレンイミンは、エチレンイミンを酸触媒存在下で開環重合することで得られる。
ポリエチレンポリアミンは、二塩化エチレンとアンモニアをアルカリ触媒存在下で重縮合することで得られる。
ポリ(アミノメチル化)エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂等の芳香環をクロルメチル化後にアミノ化することで得られ、別名マンニッヒ塩基と呼ばれる。アミノ化で使用するアミンとして具体的には、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノメタノールアミン、モノエタノールアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジメタノールアミン、ジエタノールアミン等が挙げられる。
ポリエチレンポリアミンは、二塩化エチレンとアンモニアをアルカリ触媒存在下で重縮合することで得られる。
ポリ(アミノメチル化)エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂等の芳香環をクロルメチル化後にアミノ化することで得られ、別名マンニッヒ塩基と呼ばれる。アミノ化で使用するアミンとして具体的には、モノメチルアミン、モノエチルアミン、モノメタノールアミン、モノエタノールアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジメタノールアミン、ジエタノールアミン等が挙げられる。
アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体は、グリシジル(メタ)アクリレートをラジカル重合してポリマー化した後、同ポリマー中のエポキシ基の一部に先に例示したものと同様のアミンを付加してポリ〔アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート〕を得た後、残ったエポキシ基を(メタ)アクリル酸のカルボン酸とエステル化反応させて得られる。
枝ポリマーは、有機溶剤可溶性のものが好ましく、その具体例としては、ポリマー末端にカルボン酸を有し、前記したような幹ポリマーのアミノ基とアミド化反応することでグラフト結合を形成し得るポリマーであるポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)、ポリリシノール酸、ε−カプロラクトン等の開環重合体等が挙げられる。また、幹ポリマーが前記したアミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体のようにビニル基を有する場合には、該ビニル基にグラフト重合し得るポリ〔(メタ)アクリル酸メチル〕、ポリ〔(メタ)アクリル酸エチル〕等を枝ポリマーとして挙げることができる。これらの合成法は例えば以下の通りである。
ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)は、12−ヒドロキシステアリン酸の脱水重縮合ポリエステル化反応によって得られる。
ポリリシノール酸は、同様にリシノール酸の脱水重縮合ポリエステル化反応によって得られる。
ε−カプロラクトンの開環重合体は、ε−カプロラクトンに脂肪族モノカルボン酸であるn−カプロン酸を付加させて開環重合を開始させて得られる。
ポリリシノール酸は、同様にリシノール酸の脱水重縮合ポリエステル化反応によって得られる。
ε−カプロラクトンの開環重合体は、ε−カプロラクトンに脂肪族モノカルボン酸であるn−カプロン酸を付加させて開環重合を開始させて得られる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
色素誘導体は、有機色素に塩基性または酸性の置換基を導入した化合物である。有機色素には、一般に色素とは呼ばれていない淡黄色の芳香族多環化合物、例えばナフタレン、アントラキノン、アクリドン等も含まれる。色素誘導体としては、特開昭63−305173号公報、特公昭57−15620号公報、特公昭59−40172号公報、特公昭63−17102号公報、特公平5−9469号公報、特開平9−176511公報等に記載されているものを使用でき、これらは単独でまたは2種類以上を混合して用いることができる。
緑色着色組成物には、処理顔料を充分に顔料担体中に分散させ、ガラス基板等の透明基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布して形成することを容易にするために溶剤を含有させることができる。溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−nアミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、これらを単独でもしくは混合して用いる。
溶剤は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、400〜5000重量部、好ましくは、500〜2000重量部の量で用いることができる。
溶剤は、処理顔料中のハロゲン化フタロシアニン系顔料100重量部に対して、400〜5000重量部、好ましくは、500〜2000重量部の量で用いることができる。
次に、本発明のカラーフィルタの作製方法について説明する。
本発明のカラーフィルタは、公知のインクジェット法、印刷法、フォトレジスト法、エッチング法などにより、赤色、緑色、青色の着色組成物を用いて基板上に各色のフィルタセグメントを形成することにより作製することができる。なかでも、高精細、分光特性の制御性及び再現性等を考慮すれば、透明樹脂とモノマー、光重合開始剤を含有する組成物中に顔料を分散させた各色着色組成物(着色レジスト材)を基板上に塗布製膜した後、パターン露光、現像することで一色のフィルタセグメントを形成する工程を各色毎に繰り返し行ってカラーフィルタを作製するフォトレジスト法が好ましい。
本発明のカラーフィルタは、公知のインクジェット法、印刷法、フォトレジスト法、エッチング法などにより、赤色、緑色、青色の着色組成物を用いて基板上に各色のフィルタセグメントを形成することにより作製することができる。なかでも、高精細、分光特性の制御性及び再現性等を考慮すれば、透明樹脂とモノマー、光重合開始剤を含有する組成物中に顔料を分散させた各色着色組成物(着色レジスト材)を基板上に塗布製膜した後、パターン露光、現像することで一色のフィルタセグメントを形成する工程を各色毎に繰り返し行ってカラーフィルタを作製するフォトレジスト法が好ましい。
基板としては、可視光に対して透過率の高いガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂板が用いられる。基板上には、あらかじめ遮光性樹脂によるパターンを形成してもよい。
赤色フィルタセグメントおよび青色フィルタセグメントの形成には、先に説明した緑色着色組成物の高級脂肪酸理ハロゲン化フタロシアニン系顔料の代わりに、下記の赤色顔料または青色顔料を用いて調製された赤色着色組成物および青色着色組成物が用いられる。
赤色フィルタセグメントおよび青色フィルタセグメントの形成には、先に説明した緑色着色組成物の高級脂肪酸理ハロゲン化フタロシアニン系顔料の代わりに、下記の赤色顔料または青色顔料を用いて調製された赤色着色組成物および青色着色組成物が用いられる。
赤色着色組成物には、例えばC.I.Pigment Red 7、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、81:4、146、168、177、178、184、185、187、200、202、208、210、246、254、255、264、270、272、279等の赤色顔料が用いられる。赤色着色組成物には、C.I.Pigment Orange 43、71、73等の橙色顔料や、緑色着色組成物の説明中で例示した黄色顔料を併用することができる。
青色着色組成物には、例えばC.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64等の青色顔料を用いることができる。青色着色組成物には、C.I.Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料を併用することができる。
青色着色組成物には、例えばC.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64等の青色顔料を用いることができる。青色着色組成物には、C.I.Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料を併用することができる。
以下に、フォトレジスト法によるカラーフィルタの作製方法について具体的に記述する。
透明基板上に、着色レジスト材として調製した一色目の着色組成物を塗布し、プリベークを行う。着色組成物の塗布は、スピンコート、ディップコート、ダイコートなどの方法で行うことができるが、透明基板上に均一な膜厚で塗布可能な方法ならばこれらに限定されるものではない。プリベークは、50〜120℃で10〜20分ほどすることが好ましい。塗布膜厚は任意であるが、分光透過率などを考慮すると、通常はプリベーク後の膜厚で2μm程度である。着色組成物を塗布した透明基板に、パターンマスクを介して露光を行う。光源には、通常の高圧水銀灯などを用いればよい。
透明基板上に、着色レジスト材として調製した一色目の着色組成物を塗布し、プリベークを行う。着色組成物の塗布は、スピンコート、ディップコート、ダイコートなどの方法で行うことができるが、透明基板上に均一な膜厚で塗布可能な方法ならばこれらに限定されるものではない。プリベークは、50〜120℃で10〜20分ほどすることが好ましい。塗布膜厚は任意であるが、分光透過率などを考慮すると、通常はプリベーク後の膜厚で2μm程度である。着色組成物を塗布した透明基板に、パターンマスクを介して露光を行う。光源には、通常の高圧水銀灯などを用いればよい。
続いて、現像を行う。現像液には、好ましくはアルカリ性水溶液を用いる。アルカリ性水溶液の例としては、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、または両者の混合水溶液、もしくはそれらに適当な界面活性剤などを加えたものが挙げられる。現像後、水洗、乾燥して一色目のフィルタセグメントが得られる。
以上の一連の工程を、残りの二色の着色組成物を用いて、パターンを替えて繰り返すことで、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタを得ることができる。
以上の一連の工程を、残りの二色の着色組成物を用いて、パターンを替えて繰り返すことで、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタを得ることができる。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、実施例および比較例中、「部」とは「重量部」を意味する。
まず、実施例および比較例で用いた樹脂溶液および処理顔料について説明する。
まず、実施例および比較例で用いた樹脂溶液および処理顔料について説明する。
(アクリル樹脂溶液の調製)
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けた反応容器にシクロヘキサノン70.0部を仕込み、80℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート13.3部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.6部、メタクリル酸4.3部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亞合成株式会社製「アロニックスM110」)7.4部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.4部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に3時間反応を継続し、重量平均分子量26000の透明樹脂であるアクリル樹脂の溶液を得た。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるように減圧乾燥、またはシクロヘキサノンを添加して顔料担体となるアクリル樹脂溶液を調製した。
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けた反応容器にシクロヘキサノン70.0部を仕込み、80℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート13.3部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.6部、メタクリル酸4.3部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亞合成株式会社製「アロニックスM110」)7.4部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.4部の混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に3時間反応を継続し、重量平均分子量26000の透明樹脂であるアクリル樹脂の溶液を得た。室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるように減圧乾燥、またはシクロヘキサノンを添加して顔料担体となるアクリル樹脂溶液を調製した。
(フタロシアニン系緑色処理顔料1の作製)
ハロゲン化フタロシアニン顔料としてC.I. Pigment Green 36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)500部、塩化ナトリウム500部、ジエチレングリコール250部、およびオレイン酸50部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、120℃で2時間混練した。次に、この混練物を5リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗を繰り返して塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、80℃で一昼夜乾燥し、フタロシアニン系緑色処理顔料1を得た。
ハロゲン化フタロシアニン顔料としてC.I. Pigment Green 36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)500部、塩化ナトリウム500部、ジエチレングリコール250部、およびオレイン酸50部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、120℃で2時間混練した。次に、この混練物を5リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗を繰り返して塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、80℃で一昼夜乾燥し、フタロシアニン系緑色処理顔料1を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料2の作製)
オレイン酸の使用量を50部から15部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料2を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料3の作製)
オレイン酸の使用量を50部から75部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料3を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料4の作製)
オレイン酸の使用量を50部から5部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料4を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料5の作製)
オレイン酸の使用量を50部から100部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料5を得た。
オレイン酸の使用量を50部から15部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料2を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料3の作製)
オレイン酸の使用量を50部から75部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料3を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料4の作製)
オレイン酸の使用量を50部から5部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料4を得た。
(フタロシアニン系緑色処理顔料5の作製)
オレイン酸の使用量を50部から100部に変えた以外は、フタロシアニン系緑色処理顔料1と同様の方法でフタロシアニン系緑色処理顔料5を得た。
[実施例1]
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し緑色顔料分散体を作製した。
フタロシアニン系緑色処理顔料1 8.6部
アゾ系黄色顔料(Bayer社製「E4GN−GT」) 4.9部
分散剤(アビシア社製「ソルスパーズ5000」) 1.5部
アクリル樹脂溶液 40.0部
トリメチロールプロパントリアクリレート 7.0部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
シクロヘキサノン 38.0部
ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、緑色着色組成物を得た。
上記緑色顔料分散体 53.33部
アクリル樹脂溶液 7.75部
光重合開始剤(Ciba社製「イルガキュア907」) 2.24部
界面活性剤(ビックケミー社製「BYK−323」) 0.03部
貯蔵安定剤(北興化学社製「TPP」) 0.20部
シクロへキサノン 36.45部
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで5時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し緑色顔料分散体を作製した。
フタロシアニン系緑色処理顔料1 8.6部
アゾ系黄色顔料(Bayer社製「E4GN−GT」) 4.9部
分散剤(アビシア社製「ソルスパーズ5000」) 1.5部
アクリル樹脂溶液 40.0部
トリメチロールプロパントリアクリレート 7.0部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
シクロヘキサノン 38.0部
ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、1μmのフィルタで濾過して、緑色着色組成物を得た。
上記緑色顔料分散体 53.33部
アクリル樹脂溶液 7.75部
光重合開始剤(Ciba社製「イルガキュア907」) 2.24部
界面活性剤(ビックケミー社製「BYK−323」) 0.03部
貯蔵安定剤(北興化学社製「TPP」) 0.20部
シクロへキサノン 36.45部
[実施例2]
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料2:7.9部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から43.5部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から35.8部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
[実施例3]
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料3:9.11部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から37.45部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から40.04部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料2:7.9部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から43.5部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から35.8部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
[実施例3]
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料3:9.11部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から37.45部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から40.04部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
[実施例4]
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料4:7.82部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から43.9部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から34.88部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
[実施例5]
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料5:9.68部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から34.6部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から42.32部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料4:7.82部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から43.9部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から34.88部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
[実施例5]
フタロシアニン系緑色処理顔料1:8.6部をフタロシアニン系緑色処理顔料5:9.68部に変え、アクリル樹脂溶液の使用量を40.0部から34.6部に変え、シクロヘキサノンの使用量を38.0部から42.32部に変えた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を作成し、緑色着色組成物を得た。
[比較例1]
フタロシアニン系緑色処理顔料1を未処理のC.I. Pigment Green 36顔料(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)に変えた以外は、実施例1と同様にして緑色着色組成物を得た。
フタロシアニン系緑色処理顔料1を未処理のC.I. Pigment Green 36顔料(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)に変えた以外は、実施例1と同様にして緑色着色組成物を得た。
実施例1〜5、比較例1で得られた緑色着色組成物を用いて、下記の方法で塗膜を作製し、密着性、誘電正接、比誘電率を評価した。結果を表1に示す。
(1)塗膜の密着性評価
緑色着色組成物を、100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて2.0μm厚みになる回転数で塗布し、減圧乾燥した。形成された塗膜について、セロハンテープピールを行った。評価基準を以下に示す。
◎ ---- セロハンテープピールでの剥離無し
○ ---- セロハンテープピールで若干の剥離有り(剥離面積20%未満)
△ ---- セロハンテープピールで目立った剥離有り(剥離面席20%以上80%未満)
× ---- セロハンテープピールで全体的な剥離あり(剥離面席80%以上)
(1)塗膜の密着性評価
緑色着色組成物を、100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて2.0μm厚みになる回転数で塗布し、減圧乾燥した。形成された塗膜について、セロハンテープピールを行った。評価基準を以下に示す。
◎ ---- セロハンテープピールでの剥離無し
○ ---- セロハンテープピールで若干の剥離有り(剥離面積20%未満)
△ ---- セロハンテープピールで目立った剥離有り(剥離面席20%以上80%未満)
× ---- セロハンテープピールで全体的な剥離あり(剥離面席80%以上)
(2)塗膜の電気特性(誘電正接、比誘電率)評価
緑色着色組成物を、電極用にアルミ蒸着した100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて2.0μm厚みになる回転数で塗布し、塗布基板を得た。次に、減圧乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて、積算光量300mJ、照度30mWで紫外線露光を行った。アルカリ現像後、塗布基板を230℃で1時間加熱、放冷し、得られた硬化塗膜上に、面積3.464×10-4m2の電極用のアルミを蒸着し、緑色塗膜をアルミ電極で挟んだサンプルを作製した。得られたサンプルの10Hz〜1MHzまでの誘電正接を、インピーダンスアナライザー(ソーラトロン社製「1260型」)を用いて、印過電圧100mVで測定し、誘電正接、比誘電率を測定した。
緑色着色組成物を、電極用にアルミ蒸着した100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上に、スピンコーターを用いて2.0μm厚みになる回転数で塗布し、塗布基板を得た。次に、減圧乾燥後、超高圧水銀ランプを用いて、積算光量300mJ、照度30mWで紫外線露光を行った。アルカリ現像後、塗布基板を230℃で1時間加熱、放冷し、得られた硬化塗膜上に、面積3.464×10-4m2の電極用のアルミを蒸着し、緑色塗膜をアルミ電極で挟んだサンプルを作製した。得られたサンプルの10Hz〜1MHzまでの誘電正接を、インピーダンスアナライザー(ソーラトロン社製「1260型」)を用いて、印過電圧100mVで測定し、誘電正接、比誘電率を測定した。
表1の塗膜の誘電正接評価結果に示すように、処理顔料を用いた実施例1〜5の緑色着色組成物から形成された塗膜は、10Hz、50Hzのtanδの値が低く、誘電正接が良好である。
また、表1の塗膜の比誘電率評価結果に示すように、処理顔料を用いた実施例1〜5の緑色着色組成物から形成された塗膜は、10Hz、50Hzの比誘電率の値が低く、処理顔料を用いることにより電気特性の良好な塗膜が形成されていることがわかる。
また、表1の塗膜の比誘電率評価結果に示すように、処理顔料を用いた実施例1〜5の緑色着色組成物から形成された塗膜は、10Hz、50Hzの比誘電率の値が低く、処理顔料を用いることにより電気特性の良好な塗膜が形成されていることがわかる。
また、表1の塗膜の密着性評価結果に示すように、ハロゲン化フタロシアニン系顔料100部に対して、高級脂肪酸処理量の最適量上限である10部より多い処理顔料を用いた実施例3および実施例5の緑色着色組成物から形成された塗膜は、塗膜の密着性が低い。特に、ハロゲン化フタロシアニン系顔料100部に対して、高級脂肪酸処理量が好ましい量より多い20部の処理顔料を用いた実施例5の緑色着色組成物から形成された塗膜は、全面剥離してしまうほど塗膜の密着性が低い。
また、ハロゲン化フタロシアニン系顔料100部に対して、高級脂肪酸処理量が最適量下限である3部より少ない処理顔料を用いた実施例4の緑色着色組成物から形成された塗膜は、高級脂肪酸処理量が最適量の範囲内にある処理顔料を用いた実施例1および実施例2の緑色着色組成物から形成された塗膜と比較して、誘電正接および比誘電率が高く、悪かった。
また、ハロゲン化フタロシアニン系顔料100部に対して、高級脂肪酸処理量が最適量下限である3部より少ない処理顔料を用いた実施例4の緑色着色組成物から形成された塗膜は、高級脂肪酸処理量が最適量の範囲内にある処理顔料を用いた実施例1および実施例2の緑色着色組成物から形成された塗膜と比較して、誘電正接および比誘電率が高く、悪かった。
次に、赤色フィルタセグメント、青色フィルタセグメント、および緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタのパネル信頼性評価(High temperature High humid Bias Test)するために、赤色着色組成物および青色着色組成物を下記の方法で調製した。
(赤色着色組成物)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し赤色分散体を作製した。緑色顔料分散体の代わりに、得られた赤色顔料分散体を用いた以外は、実施例1の緑色着色組成物と同様にして赤色着色組成物を得た。
赤色顔料(Ciba社製「イルガフォアレッド BT−CF」) 10.0部
アクリル樹脂溶液 50.0部
シクロヘキサノン 40.0部
(赤色着色組成物)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し赤色分散体を作製した。緑色顔料分散体の代わりに、得られた赤色顔料分散体を用いた以外は、実施例1の緑色着色組成物と同様にして赤色着色組成物を得た。
赤色顔料(Ciba社製「イルガフォアレッド BT−CF」) 10.0部
アクリル樹脂溶液 50.0部
シクロヘキサノン 40.0部
(青色着色組成物)
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し青色分散体を作製した。緑色顔料分散体の代わりに、得られた青色顔料分散体を用いた以外は、実施例1の緑色着色組成物と同様にして青色着色組成物を得た。
青色顔料(東洋インキ製造株式会社製「リオノールブルー ES」) 9.0部
分散剤(アビシア社製「ソルスパーズ5000」) 1.0部
アクリル樹脂溶液 50.0部
シクロヘキサノン 40.0部
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し青色分散体を作製した。緑色顔料分散体の代わりに、得られた青色顔料分散体を用いた以外は、実施例1の緑色着色組成物と同様にして青色着色組成物を得た。
青色顔料(東洋インキ製造株式会社製「リオノールブルー ES」) 9.0部
分散剤(アビシア社製「ソルスパーズ5000」) 1.0部
アクリル樹脂溶液 50.0部
シクロヘキサノン 40.0部
ガラス基板に、スピンコートにより、C光源でx=0.603、y=0.328の色度になるような膜厚で赤色着色組成物を塗布した。乾燥後、露光機にてストライプ状のパターン露光をし、アルカリ現像液にて90秒間現像して、ストライプ形状の赤色フィルタセグメントを形成した。なお、アルカリ現像液としては、炭酸ナトリウム1.5% 炭酸水素ナトリウム0.5% 陰イオン系界面活性剤(花王社製「ペリレックスNBL」)8.0%および水90%からなるものを用いた。
次に、実施例1〜5または比較例1で得られた緑色着色組成物を、C光源でx=0.277、y=0.600の色度になるような膜厚で塗布した。乾燥後、露光機にて赤色フィルタセグメントと隣接したストライプ状のパターン露光をし、ストライプ形状の緑色フィルタセグメントを形成した。
さらに、C光源でx=0.136、y=0.142の色度になるような膜厚で青色着色組成物を塗布し、赤色フィルタセグメント、緑色のフィルタセグメントと隣接したストライプ形状の青色フィルタセグメントを形成した。
次に、実施例1〜5または比較例1で得られた緑色着色組成物を、C光源でx=0.277、y=0.600の色度になるような膜厚で塗布した。乾燥後、露光機にて赤色フィルタセグメントと隣接したストライプ状のパターン露光をし、ストライプ形状の緑色フィルタセグメントを形成した。
さらに、C光源でx=0.136、y=0.142の色度になるような膜厚で青色着色組成物を塗布し、赤色フィルタセグメント、緑色のフィルタセグメントと隣接したストライプ形状の青色フィルタセグメントを形成した。
各色のフィルタセグメントの形状は良好であり、解像度も良好であった。最後に、得られたカラーフィルタをオーブン中で230℃にて30分加熱して残存する重合可能な官能基を完全に反応させ、透明基板上に赤色、緑色、青色のストライプ形状のフィルタセグメントを具備するカラーフィルタを得た。
得られたカラーフィルタを用い、各々横電界方式の液晶表示装置を作成したところ、実施例1〜5の緑色着色組成物を用いて作製されたカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、塗膜の誘電正接及び比誘電率が低いことにより、液晶駆動信号の矩形波の立上り、立下りの形状をなまらせ、駆動電圧の閾値ずれを発生させることが少なくなり、表示性能に優れた横電界方式の液晶表示装置が得られた。これに対して、比較例1の緑色着色組成物を用いて作製されたカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、画素のちらつきが目立ち、更に電気損失が大きいことから、電気信号が上手く伝達できないため、ひどい配向不良が見られた。
以上の結果が示すように、本発明のカラーフィルタは、電気特性に優れ、特に電気損失が少ないため、液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれのない、とても優れたカラーフィルタである。
得られたカラーフィルタを用い、各々横電界方式の液晶表示装置を作成したところ、実施例1〜5の緑色着色組成物を用いて作製されたカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、塗膜の誘電正接及び比誘電率が低いことにより、液晶駆動信号の矩形波の立上り、立下りの形状をなまらせ、駆動電圧の閾値ずれを発生させることが少なくなり、表示性能に優れた横電界方式の液晶表示装置が得られた。これに対して、比較例1の緑色着色組成物を用いて作製されたカラーフィルタを用いた液晶表示装置においては、画素のちらつきが目立ち、更に電気損失が大きいことから、電気信号が上手く伝達できないため、ひどい配向不良が見られた。
以上の結果が示すように、本発明のカラーフィルタは、電気特性に優れ、特に電気損失が少ないため、液晶の配向乱れや、スイッチングの閾値ずれのない、とても優れたカラーフィルタである。
Claims (3)
- 少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備し、該少なくとも1つの緑色フィルタセグメントが、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、高級脂肪酸で処理されたハロゲン化フタロシアニン系顔料を含有する緑色着色組成物から形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。
- 高級脂肪酸が、オレイン酸であることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
- 緑色着色組成物の不揮発分100重量部中における、高級脂肪酸で処理されたフタロシアニン系処理顔料の含有量が、30〜70重量部であることを特徴とする請求項1または2記載のカラーフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005018401A JP2006208580A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | カラーフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2005018401A JP2006208580A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | カラーフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006208580A true JP2006208580A (ja) | 2006-08-10 |
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ID=36965534
Family Applications (1)
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| JP2005018401A Pending JP2006208580A (ja) | 2005-01-26 | 2005-01-26 | カラーフィルタ |
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| JP (1) | JP2006208580A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009258415A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | The Inctec Inc | カラーフィルター用緑色着色組成物、カラーフィルター用緑色熱硬化性インクジェットインク、及びカラーフィルター |
| JP2010197797A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ及びそれを具備した液晶表示装置 |
-
2005
- 2005-01-26 JP JP2005018401A patent/JP2006208580A/ja active Pending
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