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JP2006281288A - プレス装置 - Google Patents

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JP2006281288A
JP2006281288A JP2005106331A JP2005106331A JP2006281288A JP 2006281288 A JP2006281288 A JP 2006281288A JP 2005106331 A JP2005106331 A JP 2005106331A JP 2005106331 A JP2005106331 A JP 2005106331A JP 2006281288 A JP2006281288 A JP 2006281288A
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Atsuo Nouzumi
厚生 能隅
Makoto Takada
高田  誠
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Mitsui High Tec Inc
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Mitsui High Tec Inc
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Abstract

【課題】特有な形成加工による被加工板の送りに影響を与えることなく高精度に行い得るプレス装置を提供する。
【解決手段】ダイ設置台5に移動可能に設けられる下型ダイセット3と、上型設置プレート4に移動可能に設けられる上型ダイセット2と、ダイ設置台5に昇降自在に設けられ、下型ダイセット3に係合して固定する位置固定係止手段9と、位置固定係止手段9に対向して上型ダイセット2に設けられ、上型ダイセット2が下型ダイセット3に進行して被加工板tを上型ダイセット2に設けた型内パイロットピン2pで位置決めし、ストリッパ6で挟圧し、パンチpとダイdにより加工開始するに際し、位置固定係止手段9に当接して位置固定係止手段9による下型ダイセット3の固定を解除する固定解除手段10と、パイロット孔t1に挿入して、被加工板tを下型ダイセット3、上型ダイセット2とともに移動させて位置決めするパイロットピン16p、17pとを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、金属板等の被加工板材を所定形状に打ち抜き加工するプレス装置に係り、特に被加工板材の位置決めを高精度に行い得るプレス装置に関する。
プレス装置は、一般にプレス駆動伝達装置、例えばプレスラムから伝達されるプレス荷重を上型設置プレートのパンチホルダーが受け、この上型設置プレートに取り付けられ、パンチを備えた上型ダイセットを、ダイホルダーに設置されたダイのダイ孔に対して進退させることにより、パンチによってダイ上の被加工板材を打ち抜き、切り曲げ、或いは曲げ等して、所望のプレス加工を行っている。
例えば、モータコア用の積層鉄心、半導体装置用のリードフレーム等は、鋼板、銅板等などの被加工板から所望形状品にプレス装置で打ち抜き形成されるが、プレス装置は、通常1台から成るものではなく、複数台のプレス金型装置に形成内容を分け、それぞれの形成加工、例えば、丸抜き、長方形抜き、楕円形抜き等の種々の所望形状抜き、切り曲げ、曲げ等をそれぞれのプレス装置が受け持っており、これらのプレス金型装置に被加工板を通板して各々の形成加工を行っている。
上述のような金型装置は、ダイを備えた下型ダイセットと、パンチを備えた上型ダイセットとがガイドポストにより連結され位置決めして設置されており、例えば、上型に設けたパンチが下型に設けたダイのダイ孔に出入りして被加工板を打ち抜いたり、切り曲げ等を行うが、高精度のプレス金型装置ではパンチとダイとのクリアランスを極めて狭く設定している。
特開平10−243614号公報 特開平05−38531号公報
ところで、複数のプレス金型装置からなるプレス装置において、被加工板を間欠的に通板し、それぞれで形成加工して所望製品とする場合、ある工程のプレス金型装置では他より高精度の形成加工を要することがある。
かかるプレス金型装置では、パンチとダイのクリアランスが極めて狭くなっている。
一方、通板して来る被加工板には位置決め用のパイロット孔が形成され、該パイロット孔にプレス金型装置に設けたパイロットピンを挿入して位置決めし、該プレス金型装置での形成加工を行うが、通板されてきた被加工板のパイロット孔とプレス金型装置のパイロットピンとに整合ズレが生じる場合がある。
このような整合ズレが生じたままの状態で形成加工、例えば、打ち抜き片の被加工板をかしめるための突起形成加工が行われると、該加工箇所が形状不良になり、例えばかしめ用突起が歪み、かしめ用突起が形成された鉄心片を積層した積層品が傾くなどの形状不良の問題が発生する。
上記問題に対する従来の技術として、特許文献1の順送り金型装置100は、その要部正面図である図6に示すように、プレスラム101からパンチホルダー102へプレス荷重を伝達するプレス荷重伝達接続部103a、103bを球面状として互いに摺動させ、プレスラム101からのプレス荷重が傾いた向きに伝達された場合にパンチホルダー102が傾くのを防止している。
この構成によれば、プレスラム101からのプレス荷重が傾いた場合にも、プレス荷重伝達接続部103a、103bが互いに球面をもって摺動するため、プレスラム101の傾きをプレス荷重伝達接続部103a、103b間の摺動により逃がすことができ、プレス荷重の垂直方向の力成分のみを実際のプレス荷重として取出し伝達できる。
そのため、パンチ104とダイ105の位置ズレが減少するので、鉄心片に形成するかしめ用突起を形状精度よく形成でき、このかしめ用突起が形成された鉄心片が積層される積層品の形状が優れる効果がある。
しかしながら、プレスラム101がプレス加工の上死点に戻った後、パンチホルダー102が上死点に戻るには、パンチホルダー102がプレスラム101に対してスプリング106で支持されるため、パンチホルダー102がスプリング106の弾性力による抵抗を受け、上死点の所定位置に復元するには時間を要する。 そのため、高速にてプレス加工を行う際に、パンチ104とダイ105の位置ズレが発生する可能性がある。
一方、特許文献2のプレス金型200は、その要部断面図の図7に示すように、パンチ201を保持するパンチホルダーブロック203とバーリングボタンダイ202を保持するダイホルダーブロック204とをそれぞれスラストベアリング205、206で支持し、パンチ201をパンチホルダープレート207に対して相対運動自在に構成し、また、ダイ202をダイホルダーブロック208に対して相対運動自在に構成している。
この構成では、被加工板tに前工程で打ち抜き形成した孔t1にパンチ201を貫入してバーリングする際、パンチ201の先端部に形成された円錐状面201mが被加工板tの孔t1より水平方向の反力を受け、パンチ201の中心が孔t1の中心に合致する位置までパンチ201が水平方向に移動して、バーリングが行われる。
同様に、ダイ202についても、パンチ201を被加工板tの孔t1に貫入してバーリングする際、ダイ202がパンチ201の先端部の円錐状面201mより水平方向の力を受け、ダイ202の中心が被加工板tの孔t1の中心に合致する位置までダイ202が水平方向に移動して、バーリングが行われる。
この構成においては、形成した孔t1にパンチ201を貫入してダイ202とでバーリング加工する際、パンチ201とダイ202とが孔t1の中心に合致するように移動する。
すなわち、バーリング加工時に、パンチ201のパンチホルダープレート207とのクリアランスおよびダイ202のダイホルダーブロック208とのクリアランスをそれぞれ変えながら加工する構成である。
この特許文献2のプレス金型200は、バーリング加工においては効果を発揮するものの、カシメ用突起を形成するなどのパンチ先端部が偏心形状を呈するものについては適用が困難であるという問題を有している。 そのため、特許文献2の構成は、適用範囲が限定されるという不都合がある。
このように、従来においては、被加工材の搬送ズレを是正するのに適した構成が見当たらないのが現状である。
本発明は上記実状に鑑み、プレス金型装置を複数設けるプレス装置において、鋼板等の被加工板を通板してプレス加工を行って所望形状の製品に形成する際、あるプレス金型装置が他のプレス金型装置より高精度の形成加工を担う場合、或いは、他のプレス金型装置より強く被加工板を押えて形成加工する場合、或いは、他のプレス金型装置より深い形成加工する場合、或いは、複数枚重ねた被加工板を一枚板に一体化するカシメ連結加工など特有の形成加工を行う場合などの特有な形成加工を、他のプレス装置に被加工板の送りの影響を与えることなく高精度に行い得るプレス装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するべく、本発明の請求項1に関わるプレス装置は、ダイを具えた下型ダイセットと、ガイドポストを介して前記下型ダイセットの側に進退自在であるパンチを具えた上型ダイセットとを具備して成り、前記上型ダイセットを前記下型ダイセットに進退させて搬送された被加工板を前記上型ダイセットに設けた型内パイロットピンで位置決めして前記パンチとダイにて加工するプレス装置であって、下型のダイ設置台に移動可能に設けられる下型ダイセットと、上型の上型設置プレートに移動可能に設けられる上型ダイセットと、前記ダイ設置台に昇降自在に設けられ、前記下型ダイセットに係合して固定する位置固定係止手段と、該位置固定係止手段に対向して前記上型ダイセットに設けられ、前記上型ダイセットが前記下型ダイセットに進行して被加工板を前記型内パイロットピンで位置決めしストリッパで挟圧し前記パンチと前記ダイにより加工開始するに際し、前記位置固定係止手段に当接して下型ダイセットの固定を解除する固定解除手段と、当該プレス装置の入り側、出側の少なくとも一方に設けられ、前記固定解除手段により前記被加工板を挟圧し加工開始した下型ダイセット、上型ダイセットを移動可能に解除した状態で、前記被加工板のパイロット孔に挿入して前記被加工板を前記下型ダイセット、上型ダイセットとともに移動させて位置決めするパイロットピンとを具備している。
以上、詳述した如く、本発明に関わるプレス装置によれば、被加工板のパイロット孔にプレス装置の入り側、出側の少なくとも一方に設けたパイロットピンを挿入して被加工板を位置決めする際に、パイロット孔にパイロットピンが整合して入るように、既に被加工板を挟圧し加工開始している下型ダイセットと上型ダイセットとが被加工板とともに移動し、被加工板の位置が所定位置に整合した状態下で位置決めされ、当該移動可能なプレス装置では加工を継続して行うとともに、他のプレス装置には被加工板が位置ズレすることなく位置決めされる。
そのため、当該プレス装置では、より高精度の形成加工、或いは、より強く被加工板を押圧して形成加工を行う場合、或いは、より深い形成加工を行う場合、或いは、複数枚重ねた被加工板を一枚板に一体化するためのカシメ連結加工などの特有の形成加工を高精度に行うことが可能である。
そのため、特有の形成加工を行う場合にも高品質のプレス品を製造できる。
また、他のプレス装置では前記移動可能なプレス装置が特有の形成加工を行っていても被加工板を位置ズレすることなく位置決めできる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したプレス装置1のプレスラインplにおける配置を表す概念的上面図であり、図2は、図1に示すプレス装置1のA−A線側断面図である。
なお、図3〜図5は、プレス加工工程の推移を示す図1のA−A線断面図である。
図1において、tは、プレスラインplを矢印に示すように搬送され、プレスラインplにおいてプレス加工される鋼板等の被加工板、15は、被加工板tをプレス加工するに際して位置決めするためのパイロット孔t1、t1を被加工板tに穿孔するパイロット孔穿孔機、16は、被加工板tをプレス装置1でプレス加工するに際して位置決めするための被加工板位置決め装置である。
プレス装置1は、被加工板tにカシメ用突起をプレスにより形成するプレス機であり、図2に示すように、上型設置プレート4に移動可能に設けられた上型ダイセット2と、ダイ設置台5上に該ダイ設置台面上を移動可能に設けられた下型ダイセット3を備えており、被加工板tの位置決めに際しては、被加工板tとともに上型ダイセット2、下型ダイセット3が移動して位置決めがなされるように構成されている。
なお、17は、プレス装置1を含むプレス装置列であるプレスラインplの他のプレス装置を表している。
上記被加工板位置決め装置16は、図2に示すように、被加工板tの一対のパイロット孔t1、t1(図1参照)に対応してパイロットピン16p、16pが具えられ、パイロットピン16p、16pは、プレス装置1にてプレス加工している際、被加工板tの位置決め過程を表す図1のA−A線断面図の図4に示すように、被加工板tに穿孔されたパイロット孔t1a、t1aに挿入して、被加工板tを矢印に示すように移動させてプレス装置1に対して位置決めする。
同様に、他のプレス装置17にも、図2に示すように、パイロットピン17p、17pが具えられ、パイロットピン17p、17pは、プレス装置1でプレス加工している際、図4に示すように、被加工板tに穿孔された一対のパイロット孔t1b、t1bに挿入して、被加工板tを矢印に示すように移動させて自れのプレス装置17に対して位置決めする。
図2に示すように、プレス装置1は、被加工板tにカシメ用突起を打ち抜き形成するパンチpが固着される上型ダイセット2と、このパンチpとともにカシメ用突起を形成するためのダイdが固着される下型ダイセット3とを具えており、上型ダイセット2は、複数のボールb1を介して上型設置プレート4に水平方向(被加工板tの搬送面に平行方向)にスラスト自在(移動自在)に支持されており、同様に、下型ダイセット3は、複数のボールb2を介してダイ設置台5に水平方向(被加工板tの搬送面に平行方向)にスラスト自在に支持されている。
また、上型ダイセット2には型内パイロットピン2pが設けられ、プレス装置1における加工に際して搬送されてきた被加工板tのパイロット孔t1cに入り、被加工板tを位置決めするように構成されている。
上型設置プレート4は、プレス荷重が印加されるプレスラム7に固定され、このプレスラム7、上型設置プレート4、および上型ダイセット2等で上型Uを構成している。 一方、ダイdを有する下型ダイセット3、ダイ設置台5等により下型Sが構成されている。
被加工板tをプレス加工するに際しては、プレスラム7にプレス荷重が印加されることにより、上型Uが、ダイdを具える下型Sに対して進退移動して型内パイロットピン2pが被加工板tのパイロット孔t1cに入って位置決めし、パンチpにより、下型Sのダイd上の被加工板tに所定のプレス加工を行なう。
また、上型ダイセット2には、図2に示すように、ガイドポスト8が下方に向けて固設されている。 このガイドポスト8は、搬送される被加工板tに重畳しない位置(図1参照)に複数配設され、下型ダイセット3およびダイ設置台5に穿設される孔を挿通して摺動し、上型Uのパンチpを下型Sのダイdのダイ孔d1に対して案内する(被加工板tの打ち抜き過程を表す図1のA−A線断面図の図5参照)。
また、上型Uの上型ダイセット2には、ばね等の弾性材(図示せず)を介してストリッパ6が移動自在に支持され、図1のA−A線断面図の図3に示すように、ストリッパ6は、プレス加工するに際して弾性材の弾性力により被加工板tを下型ダイセット3のダイdに押圧し前記型内パイロットピン2pで位置決めされた該被加工板tを固定する。この状況下で被加工板tのプレス加工が開始される。
また、図2に示すように、下型Sには複数の位置固定係止ピン(位置固定係止手段)9が、ダイ設置台5に穿設される孔5h、下型ダイセット3に穿設される孔3h、dhに挿通して配設されており、その下方には圧縮バネ9bが設けられ上下動自在に構成されている。
この位置固定係止ピン9とダイ設置台5の孔5hとのクリアランスは狭小に設定されており、また、位置固定係止ピン9と下型ダイセット3の孔dhとのクリアランスは狭小に設定されている。
そのため、位置固定係止ピン9を、ダイ設置台5の孔5hおよび下型ダイセット3の孔dhを挿通することで、ダイ設置台5に対してボール2を介して水平方向にスラスト自在に設けられる下型ダイセット3を、ダイ設置台5に対して水平方向に拘束して位置固定することができる。
このように、位置固定係止ピン9は、下型ダイセット3をダイ設置台5に対して水平方向(被加工板tの搬送面に平行)に移動しないように固定するための部材であり、図1に示すように、搬送される被加工板tと重畳しない位置に複数配設されている。
この位置固定係止ピン9による下型ダイセット3のダイ設置台5に対する固定を解除する部材として、図1、図2に示すように、固定解除ピン(固定解除手段)10が、位置固定係止ピン9に対向して、上型ダイセット2に下方に向けて立設されている。
ここで、固定解除ピン10は、位置固定係止ピン9に対向して立設されるため、図1に示すように、搬送される被加工板tと重畳しない位置に位置固定係止ピン9と同軸上に複数配設されている。
プレス加工が行われていない場合には、図2に示すように、固定解除ピン10は、上型Uが上昇しているために位置固定係止ピン9に当接することなく、位置固定係止ピン9により下型ダイセット3がダイ設置台5に固定されている。
一方、プレス加工に際しては、下型ダイセットの固定解除過程を表す図3に示すように、上型Uが下型Sに向けて下降するため、固定解除ピン10が位置固定係止ピン9に当接して下方に押圧し、位置固定係止ピン9を下型ダイセット3の孔dhから下方に押し出す。
すると、位置固定係止ピン9による下型ダイセット3のダイ設置台5に対する固定が解除され、下型ダイセット3がダイ設置台5に対して水平方向(被加工板tの搬送面に平行)にスラスト自在となり移動可能となる。 この際、上型ダイセット2も、ボール2を介して上型設置プレート4に対して水平方向(被加工板tの搬送面に平行)にスラスト自在となり移動可能となる。
この際、前記したように型内パイロットピン2pは被加工板tを位置決めし、パンチpによりプレス加工を開始する。
これによって、被加工板tの他のプレス装置17に対する位置決め過程を表す図1のA−A線断面図の図4に示すように、プレス装置1ではさらにプレス加工し、また他のプレス装置17でもプレス加工するに際し、被加工板tを位置決めするために被加工板tのパイロット孔t1a、t1aに被加工板位置決め装置のパイロットピン16p、16pを挿入し、被加工板tのパイロット孔t1b、t1bに他のプレス装置17のパイロットピン17p、17pをそれぞれ挿入した場合、ストリッパ6により被加工板tを下型ダイセット3に押圧し、上型ダイセット2と下型ダイセット3とで挟圧している被加工板tを、図4の矢印に示すように下型ダイセット3、上型ダイセット2とともに水平方向(被加工板tの搬送面に平行)に移動可能となる。
従って、被加工板tのパイロット孔t1a、t1a、t1b、t1bの位置がパイロットピン16p、16p、17p、17pの位置に合致していなければ、被加工板tが、下型ダイセット3、上型ダイセット2とともに移動して、パイロット孔t1a、t1a、t1b、t1bの位置を合致させ、被加工板tの他のプレス装置17に対する位置の整合をとることができる。 これとともに前記プレス装置1ではプレス加工が行われ、深い切下げ加工が形状よくこの実施形態ではなされる。
なお、上型ダイセット2の上型設置プレート4に対する移動可能長さおよび下型ダイセット3のダイ設置台5に対する移動可能長さは、プレス単位送り長さにプレス送り精度(単位長さ当り)を乗算してプレス送り誤差長を求め、このプレス送り誤差長に応じて決定する。
次に、上述の構成のプレス装置1によって被加工板tをプレス加工する過程について説明する。
図2に示すように、プレス装置1は、非プレス加工時には上型Uの上型ダイセット2が上昇して下型Sの下型ダイセット3から離間しいる。 そのため、位置固定係止ピン9が圧縮バネ9bにより上方に押圧され下型ダイセット3の孔dhに挿通して、下型ダイセット3は、位置固定係止ピン9によってダイ設置台5に位置固定されている。
まず、被加工板tが、プレス装置1におけるプレス加工されるべき所定位置に搬送される。
ここで、被加工板tが位置のズレなく搬送された場合には、図3に示すように、被加工板tのパイロット孔t1a、t1aが被加工板位置決め装置16のパイロットピン16p、16pと同軸上の下方に位置し、かつ、被加工板tのパイロット孔t1b、t1bが他のプレス装置のパイロットピン17p、17pと同軸上の下方に位置している。
しかし、実際には、被加工板tの搬送による送り長さ誤差が生じるため、被加工板tのパイロット孔t1(t1a、t1b)の中心がパイロットピン16p、17pの同軸上の下方に正確に位置せずズレが生じ、被加工板tはズレた位置に搬送される場合がある。
続いて、図3に示すように、上型Uが下降して、固定解除ピン10で位置固定係止ピン9を下方に押し下げ、位置固定係止ピン9を下型ダイセット3の孔dhから外して下方に位置させ、下型ダイセット3をダイ設置台5上で移動可能状態とする。 この時、上型ダイセット2も、上型設置プレート4下で移動可能状態となる。
また、上型Uが下降することで、型内パイロットピン2pは被加工板tのパイロット孔t1cに入り、パンチpとダイdによりプレス加工を開始する。 この際には、ストリッパ6により被加工板tを下型ダイセット3のダイd上に押圧して固定する。
続いて、図4に示すように、被加工板位置決め装置16が下降して、そのパイロットピン16p、16pが、被加工板tのパイロット孔t1a、t1aに挿入され、同様に、他のプレス装置17が下降して、そのパイロットピン17p、17pが、被加工板tのパイロット孔t1b、t1bに挿入される。
この際、上述のように、被加工板tの搬送の送り長さ誤差があり、被加工板tのパイロット孔t1a、t1aの中心が、被加工板位置決め装置16のパイロットピン16p、16pの中心軸からずれており、また、被加工板tのパイロット孔t1b、t1bの中心が、他のプレス装置17のパイロットピン17p、17pの中心軸からずれている場合がある。
しかし、被加工板tを挟持した状態の下型ダイセット3と上型ダイセット2とが、それぞれダイ設置台5および上型設置プレート4に対して水平方向、すなわち、被加工板tの搬送面に平行にスラスト可能となっているので、パイロットピン16p、16pが、被加工板tのパイロット孔t1a、t1aに挿入され、また、他のプレス装置17のパイロットピン17p、17pが、被加工板tのパイロット孔t1b、t1bに挿入されることにより、パイロットピン16p、16pから被加工板tのパイロット孔t1a、t1aに偏心ズレに応じた水平方向(被加工板tの搬送面に平行)の是正力が働き、また、パイロットピン17p、17pから被加工板tのパイロット孔t1b、t1bに偏心ズレに応じた水平方向(被加工板tの搬送面に平行)の是正力が働く。
この是正力により、被加工板tを挟圧した移動可能状態の下型ダイセット3と上型ダイセット2とが被加工板tとともに図4の矢印に示すように水平方向に移動して、被加工板tのパイロット孔t1a、t1aの中心がパイロットピン16p、16pの中心軸に合致し、また、被加工板tのパイロット孔t1b、t1bの中心がパイロットピン17p、17pの中心軸に合致するように整合がとられる。
こうして、被加工板tの搬送の送り誤差は是正され、被加工板tは、プレス装置1ではプレス加工されながら、他のプレス装置17に対してプレス加工されるべき最適な所定位置に位置することができる。
続いて、図5の矢印に示すように、上型Uが続行して下降しパンチpがダイd上の被加工板tをさらに切下げ、被加工板tの所定箇所を打ち抜き、カシメ用突起を形成する。
上記構成によれば、被加工板tの搬送誤差が生じた場合にも、移動可能なプレス装置1はプレス加工をしていながら、被加工板tのパイロット孔t1にパイロットピン16p、17pが整合して入るように、被加工板tとともに被加工板tを挟圧した下型ダイセット3と上型ダイセット2とが移動して、プレス加工を行ない、また他のプレス装置17は位置の整合がとれた状態下で被加工板tに所望のプレス加工を行うことができる。
そのため、移動可能としたプレス装置1は他のプレス装置より高精度の形成加工を行う場合、或いは、他のプレス装置より強く被加工板tを押圧して形成加工を行う場合、或いは、他のプレス装置より深い形成加工を行う場合、或いは、複数枚重ねた被加工板tを一枚板に一体化するためのカシメ連結加工などの特有の形成加工を担う場合等の特有の形成加工を行う場合においても、被加工板tへの形成加工を高精度に行うことが可能である。
なお、本実施例では、パイロットピン16p、16pをプレス装置1の入り側に設け、パイロットピン17p、17pをプレス装置1の出側に設けた場合を例示したが、パイロットピンは、プレス装置1の入り側または出側の少なくとも何れか一方に設ければ、上述の作用効果を奏する。
本発明に関わる実施例であるプレス装置のプレスラインにおける配置を示す概念的上面図。 図1に示すプレス装置のA−A線断面図。 実施例のプレス装置の加工工程おける下型ダイセット、上型ダイセットの固定解除過程を示す図1のA−A線断面図。 実施例のプレス装置の加工工程おける被加工板の位置決め過程を示す図1のA−A線断面図。 実施例のプレス装置の加工工程おける被加工板の打ち抜き過程を示す図1のA−A線断面図。 従来の順送り金型装置を示す要部正面図。 従来のプレス金型を示す要部断面図。
符号の説明
1…プレス装置、
2…上型ダイセット、
2p…型内パイロットピン、
3…下型ダイセット、
4…上型設置プレート、
5…ダイ設置台、
6…ストリッパ、
8…ガイドポスト、
9…位置固定係止ピン(位置固定係止手段)、
10…固定解除ピン(固定解除手段)、
16p、16p、17p、17p…パイロットピン、
d…ダイ、
p…パンチ、
S…下型、
t…被加工板、
t1、t1a、t1b…パイロット孔、
U…上型。

Claims (1)

  1. ダイを具えた下型ダイセットと、ガイドポストを介して前記下型ダイセットの側に進退自在であるパンチを具えた上型ダイセットとを具備して成り、前記上型ダイセットを前記下型ダイセットに進退させて搬送された被加工板を前記上型ダイセットに設けた型内パイロットピンで位置決めして前記パンチとダイにて加工するプレス装置であって、
    下型のダイ設置台に移動可能に設けられる下型ダイセットと、
    上型の上型設置プレートに移動可能に設けられる上型ダイセットと、
    前記ダイ設置台に昇降自在に設けられ、前記下型ダイセットに係合して固定する位置固定係止手段と、
    該位置固定係止手段に対向して前記上型ダイセットに設けられ、前記上型ダイセットが前記下型ダイセットに進行して被加工板を前記型内パイロットピンで位置決めしストリッパで挟圧し前記パンチと前記ダイにより加工開始するに際し、前記位置固定係止手段に当接して下型ダイセットの固定を解除する固定解除手段と、
    当該プレス装置の入り側、出側の少なくとも一方に設けられ、前記固定解除手段により前記被加工板を挟圧し加工開始した下型ダイセット、上型ダイセットを移動可能に解除した状態で、前記被加工板のパイロット孔に挿入して、前記被加工板を前記下型ダイセット、上型ダイセットとともに移動させて位置決めするパイロットピンと
    を具備することを特徴とするプレス装置。
JP2005106331A 2005-04-01 2005-04-01 プレス装置 Pending JP2006281288A (ja)

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