JP2006268161A - セキュリティシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを簡便かつ迅速に構築することができるセキュリティシステムを提供する。
【解決手段】 監視領域10には1個の親モジュール14と多数の子モジュール12が分散配置されており、これらの複数のモジュールが通信部を介して相互間でアドホックネットワークを自立形成している。子モジュール12のセンサ部で検出された不審検知情報がアドホックネットワークを介して親モジュール14に収集され、サーバ16に伝送される。子モジュール12と親モジュール14はアドホックネットワークを形成するためのプログラムを格納している。
【選択図】 図1
【解決手段】 監視領域10には1個の親モジュール14と多数の子モジュール12が分散配置されており、これらの複数のモジュールが通信部を介して相互間でアドホックネットワークを自立形成している。子モジュール12のセンサ部で検出された不審検知情報がアドホックネットワークを介して親モジュール14に収集され、サーバ16に伝送される。子モジュール12と親モジュール14はアドホックネットワークを形成するためのプログラムを格納している。
【選択図】 図1
Description
本発明はセキュリティシステムに係り、特に比較的広域な施設や地域における安全を確保する場合に好適なセキュリティシステムに関する。
空港、原子力発電所、防衛関連施設などの重要施設においては有効なセキュリティシステムが設置、運用されている。しかしながら、有効なセキュリティシステムが設置されていない広域な施設や地域に重要人物(VIP)が来る場合やテロ等の非合法活動により緊張が高まる場合には、迅速にセキュリティを確保しなければならないケースがしばしば発生する。記念式典会場やイベント会場の設営においても、会場内外のセキュリティシステムを一時的に構築しなければならないケースが発生する。また、海岸線沿いにおける不法入国者の侵入や、広域山間部における不審者や害獣の侵入に備えるために、専用線などを使用しない簡便なセキュリティシステムが求められている。
現在、このような広域な施設や地域における一時的なセキュリティ強化の手段としては、警備員や仮設の監視カメラを要所に配置する方法が採用されている。しかしながら、仮設の監視カメラを設ける場合、専用線の敷設などに大掛かりな工事が必要である。
特許文献1には、映像転送装置に音声チャンネルを付随させた通信手段を用いて監視側と被監視側の相互通信可能なネットワークを構成したセキュリティシステムが開示されている。また、特許文献2には、映像情報や音声情報などの監視情報を電力線を通信媒体として送信装置から受信装置へ配信することによって異常状態の有無を監視するセキュリティシステムが開示されている。
特開2002−117470号公報
特開2002−373389号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示されたセキュリティシステムは、システムの構築が大掛かりとなり、迅速性に欠けるという問題点がある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を改善し、センサネットワークを簡便かつ迅速に構築することができるセキュリティシステムを提供することにある。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を改善し、センサネットワークを簡便かつ迅速に構築することができるセキュリティシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るセキュリティシステムは、通信部とセンサ部を備えて監視領域内に分散配置された複数のモジュールが前記通信部を介して当該モジュール相互間でアドホックネットワークを自律形成しており、前記複数のモジュールの内、少なくとも1つのモジュールが前記各モジュールのセンサ部で検出された不審検知情報を前記アドホックネットワークを介して収集し、サーバに伝送する伝送手段とされたことを特徴とする。
また、本発明に係るセキュリティシステムは、1個の親モジュールと複数の子モジュールによって前記アドホックネットワークを形成しているネットワーク単位を少なくとも1つ具備しており、各ネットワーク単位の親モジュールが前記伝送手段とされたことを特徴とする。また、前記各モジュールは前記アドホックネットワークを形成するためのプログラムを格納していることを特徴とする。
本発明に係るセキュリティシステムは、監視領域内に分散配置された複数のモジュールが通信部を介して当該モジュール相互間で瞬時にアドホックネットワークを自律形成している。そして、前記モジュールのセンサ部で検出された不審検知情報が形成したアドホックネットワークを介してサーバに収集可能とされている。このため、専用線を敷設することなく、広域の監視ネットワークを簡便かつ迅速に構築することができる。また、用済み後も簡便かつ迅速に撤去できる。したがって、使用期間限定型の簡易セキュリティシステムとして特に有用である。
また、本発明に係るセキュリティシステムは、1個の親モジュールと複数の子モジュールからなるネットワーク単位を少なくとも1つ具備しており、それぞれのネットワーク単位がアドホックネットワークを形成している。そして、各ネットワーク単位の親モジュールが収集した不審検知情報をサーバに伝送する伝送手段とされる。このため、子モジュールが具備すべき機能を最小限に抑えることができ、コストを節減したセキュリティシステムを実現することができる。なお、各モジュールはアドホックネットワークを形成するためのプログラムとしてNCMS(Network Configuration Management System)を格納している。このため、迅速で簡潔なアドホックネットワークの形成を達成できる。
以下、図面に基いて本発明に係るセキュリティシステムの実施形態を説明する。図1は本発明に係るセキュリティシステムの第1実施形態を示す全体構成図である。二点鎖線で囲われたセキュリティを必要とする広域の監視領域10である。監視領域10には複数個の子モジュール12と1個の親モジュール14とが監視領域10の境界線及び領域内の要所に分散配置されている。監視センタにはサーバ16が配置されており、親モジュール14はサーバ16に対する伝送手段として機能する。
図2は子モジュール12の内部構成を示すブロック図である。子モジュール12は通信部18、データ処理部20、センサ部22、電力供給部24とによって構成される。通信部18は近距離の他の子モジュール12又は親モジュール14との間で必要な情報を無線によって送受信する。データ処理部20は通信部18で受信した情報に基いてアドホックネットワークを形成するための処理を実行する。また、データ処理部20はセンサ部22との間で情報を交換する。
ネットワーク形成プログラム19は分散配置された複数の子モジュール12とモジュール14がアドホックネットワークを形成するための専用プログラムである。複数の子モジュール12と親モジュール14が分散配置された初期の時点で、このネットワーク形成プログラム19が作動し、各モジュール相互間のアドホックネットワークを自律形成する。さらに、アドホックネットワークが形成された後に、幾つかの子モジュール12が故障するなどして、当初に形成されたネットワークが寸断された場合にも、ネットワーク形成プログラム19によって新たなアドホックネットワークを再形成することができる。
センサ部22には例えば不審者や害獣の侵入などの不審情報を検知するための例えば赤外線センサ、危険物探知機、マイクロフォンなどのセンサが少なくとも1つ組み込まれている。センサ部22のセンサはデータ処理部20からのセンシング指令によって、当該子モジュール12が配置された地点の不審検知情報を検出する。センサ部22で検出された不審検知情報はデータ処理部20に送られる。データ処理部20では、センサ部22で検出された情報を解析、判定する。これらの不審検知情報や処理結果は、通信部18からアドホックネットワークを介して親モジュール14に無線送信される。また、センサ部22はGPSなどの自己位置の検出機能を備えている。このため、子モジュール12は自己位置と当該位置における不審検知情報をリンクさせて親モジュール14に送信することができる。
電力供給部24は通信部18、データ処理部20、センサ部22に電力を供給する。電力供給部24は各種の電池で構成することができる。
子モジュール12には、必要時以外はセンサ部22の電源を切り、無線通信を行うときにのみセンサ部22の電源が入るように制御する機能を組み込むことができる。この電源の切入れはデータ処理部20に組み込んだクロック機能によって、又は親モジュール14からの指令によって行うことができる。このような制御機能を付与することによって、子モジュール12の消費電力を著しく低減することができ、電池を用いた場合でも電池交換なしに長時間にわたって子モジュール12を稼動させることができる。
子モジュール12には、必要時以外はセンサ部22の電源を切り、無線通信を行うときにのみセンサ部22の電源が入るように制御する機能を組み込むことができる。この電源の切入れはデータ処理部20に組み込んだクロック機能によって、又は親モジュール14からの指令によって行うことができる。このような制御機能を付与することによって、子モジュール12の消費電力を著しく低減することができ、電池を用いた場合でも電池交換なしに長時間にわたって子モジュール12を稼動させることができる。
図3は親モジュール14の内部構成を示すブロック図である。親モジュール14は主に通信部26、ネットワーク形成プログラム28、データ処理部30、センサ部32、電力供給部34とによって構成され、必要に応じてセンサ部32を備える。通信部26は近距離の複数の子モジュール12及びサーバ16との間で必要な情報を無線によって送受信する。
ネットワーク形成プログラム28は当該親モジュール14が複数の子モジュール12との間でアドホックネットワークを形成するための専用プログラムである。親モジュール14及び複数の子モジュール12が分散配置された初期の時点で、このネットワーク形成プログラム28が作動し、各モジュール相互間のアドホックネットワークが自律形成される。さらに、アドホックネットワークが形成された後に、いくつかの子モジュール12が故障するなどして、当初に形成されたネットワークが寸断された場合にも、ネットワーク形成プログラム28によって新たなアドホックネットワークを再形成することができる。
データ処理部30は主に通信部26を介して受信した複数の子モジュール12からの不審検知情報を記憶・整理し又は必要に応じて演算・加工する。これらの処理された不審検知情報や処理結果は適当なタイミングで通信部26を介してサーバ16に無線送信される。また、データ処理部30は内蔵したカレンダに基いて子モジュール12に対するセンシング指令信号を定期的に作成することができる。
上記のセンシング指令信号はセンサ部32による監視結果に基いて作成することもできる。又は、子モジュール12から送信された不審検知情報に異常値が発見された場合にセンシング指令信号を随時に作成することもできる。これらのセンシング指令信号は通信部26からアドホックネットワークを介してそれぞれ複数の子モジュール12に伝達され、前記したように子モジュール12のセンサ部22ではこのセンシング指令に基いて、センサによる不審検知情報の検出を実行する。
なお、子モジュール12に対するセンシング指令は、上記の方法に限らない。各子モジュール12が親モジュールからの指令がなくとも、それぞれが内蔵したクロック機能に基いてセンシングを自発的に実行するようにしてもよい。
センサ部32には子モジュール12と同様に例えば赤外線センサ、危険物探知機、マイクロフォンなどのセンサが少なくとも1つ組み込まれている。なお、このセンサ部32に組み込むセンサは、好ましくは上記センシング指令信号を作成する上で大きな動機付けとなるような監視項目を検出できるものが選択される。センサ部32で検出された不審検知情報は継続的にデータ処理部30に送られ、データ処理部30では送られた不審検知情報に閾値を越えた変化を発見した時に、子モジュール12に対するセンシング指令信号を作成することもできる。
電力供給部34は通信部26、ネットワーク形成プログラム28、データ処理部30、センサ部32に電力を供給する。この電力供給部34も子モジュール12における電力供給部24と同様に各種の電池によって構成することができる。
センサ部32には子モジュール12と同様に例えば赤外線センサ、危険物探知機、マイクロフォンなどのセンサが少なくとも1つ組み込まれている。なお、このセンサ部32に組み込むセンサは、好ましくは上記センシング指令信号を作成する上で大きな動機付けとなるような監視項目を検出できるものが選択される。センサ部32で検出された不審検知情報は継続的にデータ処理部30に送られ、データ処理部30では送られた不審検知情報に閾値を越えた変化を発見した時に、子モジュール12に対するセンシング指令信号を作成することもできる。
電力供給部34は通信部26、ネットワーク形成プログラム28、データ処理部30、センサ部32に電力を供給する。この電力供給部34も子モジュール12における電力供給部24と同様に各種の電池によって構成することができる。
次にアドホックネットワークの形成過程について説明する。
図4はアドホックネットワークの形成過程の第1段階を例示した説明図である。図4において監視領域10には1個の親モジュール14と多数の子モジュール12A、12B、12C、……が分散配置されている。子モジュールは消費電力を節減する目的で半径rの無線交信限界距離を有している。すなわち、親モジュール14は多数の子モジュールの内、半径rの円形の無線交信限界範囲TA内の子モジュール12A、12B、12C、12D、12Eとのみ交信可能であり、その他の子モジュールとは交信できない。したがって、第1段階では情報の転送経路として、それぞれの子モジュール12A、12B、12C、12D、12Eと親モジュール14とを結ぶ5ルートの一次転送経路a、b、c、d、eが特定される。そして、これらの一次転送経路a、b、c、d、eが親モジュール14のネットワーク形成プログラム28のメモリーに記憶されるとともに、一次転送経路aは子モジュール12Aのデータ処理部20に記憶される。同様に一次転送経路b、c、d、eがそれぞれ子モジュール12B、12C、12D、12Eのデータ処理部20に記憶される。
図4はアドホックネットワークの形成過程の第1段階を例示した説明図である。図4において監視領域10には1個の親モジュール14と多数の子モジュール12A、12B、12C、……が分散配置されている。子モジュールは消費電力を節減する目的で半径rの無線交信限界距離を有している。すなわち、親モジュール14は多数の子モジュールの内、半径rの円形の無線交信限界範囲TA内の子モジュール12A、12B、12C、12D、12Eとのみ交信可能であり、その他の子モジュールとは交信できない。したがって、第1段階では情報の転送経路として、それぞれの子モジュール12A、12B、12C、12D、12Eと親モジュール14とを結ぶ5ルートの一次転送経路a、b、c、d、eが特定される。そして、これらの一次転送経路a、b、c、d、eが親モジュール14のネットワーク形成プログラム28のメモリーに記憶されるとともに、一次転送経路aは子モジュール12Aのデータ処理部20に記憶される。同様に一次転送経路b、c、d、eがそれぞれ子モジュール12B、12C、12D、12Eのデータ処理部20に記憶される。
図5はアドホックネットワークの形成過程の第2段階を例示した説明図である。この第2段階では一次転送経路が特定された子モジュール12A、12B、12C、12D、12Eが、それぞれの無線交信限界範囲内の子モジュールを探索する。すなわち、子モジュール12Aは交信可能な子モジュールとして子モジュール12G、12Fを探索し、二次転送経路g、fを特定する。
また、子モジュール12Bは交信可能な子モジュールとして子モジュール12S、12Uを探索し、二次転送経路s、uを特定する。また、子モジュール12Cは交信可能な子モジュールとして子モジュール12M,12Qを探索し、二次転送経路m、qを特定する。なお、子モジュール12Cは子モジュール12Sとも交信可能であるが、子モジュール12Sは既に子モジュール12Bとの間で二次転送経路sが特定されている。このため、アドホックネットワークの複雑化と錯綜を回避するために図中、破線で示した転送経路s’は予備転送経路として子モジュール12Cと子モジュール12Sのデータ処理部20に記憶されるに留まり、実際の転送経路としては利用されない。
また、子モジュール12Dは交信可能な子モジュールとして子モジュールLを探索し、二次転送経路lを特定する。この子モジュール12Dは子モジュール12Mとも交信可能であるが、子モジュール12Mは既に子モジュール12Cとの間で二次転送経路mが特定されている。このため、破線で示した転送経路m’は予備転送経路として子モジュール12Dと子モジュール12Mのデータ処理部20に記憶されるに留まり、実際の転送経路としては利用されない。また、子モジュール12Eは交信可能な子モジュールとして子モジュールIと子モジュールJを探索し、二次転送経路i、jを特定する。この子モジュール12Dは子モジュール12Fや子モジュール12Lとも交信可能であるが、子モジュール12Fは既に子モジュール12Aとの間で二次転送経路fが特定され、子モジュール12Lは既に子モジュール12Dとの間で二次転送経路lが特定されている。このため、破線で示した転送経路f’、l’も予備転送経路として記憶されるに留まり、実際の転送経路としては利用されない。
図6はアドホックネットワークの形成過程の第3段階を例示した説明図である。この第2段階でも上記と同様の考え方で三次転送経路h、k、n、r、tが特定され、また、予備転送経路が記憶される。その結果、監視領域10に分散配置された多数の子モジュール12A、12B、12C、……のすべてが転送経路を介して親モジュール14と繋がり、アドホックネットワークが完成する。監視領域10がより広域にわたり子モジュール12の配置数が多い場合には、上記と同様の手順により子モジュール相互間で四次、五次、……の転送経路が特定されて行く。
したがって、それぞれの子モジュール12のセンサ部22で検出された不審検知情報又は処理結果をすべてこの完成したアドホックネットワークを介して親モジュール14に収集することができる。そしてこれらの不審検知情報又は処理結果は親モジュール14の通信部26を経由して監視センタのサーバ16に無線により伝送される。サーバ16では親モジュール14から送信された不審検知情報又は処理結果に基き、異常が発見された場合には警告を発する。また、警察署などの関係機関ではインターネット等を介して随時にサーバ16にアクセスし、監視領域10における監視状況を知ることができる。
なお、上記した第1〜第3段階のアドホックネットワークの形成過程は数秒間のオーダで瞬時に実行される。また、アドホックネットワークが形成された後に、子モジュール12のいずれかが故障するなどして、当初に形成されたネットワークが寸断された場合にも、故障信号に基いてネットワーク形成プログラム19,28を稼動させ、新たなアドホックネットワークを再形成することができる。
図7は上述した当該セキュリティシステムの構築と作動手順を示したフローチャートである。S100では監視領域10に親モジュール14と多数の子モジュール12が分散配置され、また、監視センタにはサーバ16を設置してシステム構築の準備が整えられる。S110では分散配置された親モジュール14と多数の子モジュール12とがそれぞれに格納したネットワークプログラム19,28に従って稼動し、アドホックネットワークを自律形成する。S120では親モジュール14又は子モジュールが内蔵したクロック機能によって定期的に又は随時にセンシング指令が子モジュール12のセンサ部22に対して発信される。S130ではセンシング指令に応答して子モジュール12ではセンサ部22による不審検知情報の検出が実行される。個々の子モジュール12で検出した不審検知情報が異常の時には、当該子モジュール12自身が警告音を発し、又は警告ランプを点灯して付近にいる人に異常を通知することも可能である。また、子モジュール12が周囲に塗料を散布することによって、不審侵入者の衣服を着色し、不審侵入者の逃亡を妨げることもできる。
S140では子モジュール12のID番号と関連付けた不審検知情報又は処理結果がアドホックネットワークを介して親モジュール14に収集される。S150では親モジュール14に収集された多数の不審検知情報又は処理結果がサーバ16に無線伝送される。S160ではサーバ16によって不審検知情報又は処理結果が分析され、異常が発見された場合には警告を発する。また、分析結果がインターネット等を介して関係機関にも開示される。以降、S120〜S160が繰り返される。また、S140において収集された子モジュール12の不審検知情報又は処理結果に欠落が発見された場合には、当該欠落した子モジュール12が何らかの原因によって故障したと判定し、S110に戻ってアドホックネットワークを再形成する。
上述のとおり、本実施形態に係るセキュリティシステムによれば、監視領域10内に分散配置された複数のモジュール12が通信部18を介して当該モジュール12相互間でアドホックネットワークを自律形成し、モジュール12のセンサ部22で検出された不審検知情報が前記アドホックネットワークを介してサーバ16に収集可能とされている。このため、センサネットワークを簡便かつ迅速に構築することができる。
また、1個の親モジュール14と複数の子モジュール12によってアドホックネットワークを形成しているネットワーク単位の親モジュール14がサーバ16への伝送手段して機能する。このため、子モジュール12が具備すべき機能を最小限に抑えることができ、コストを節減したセキュリティシステムを実現することができる。
また、子モジュール12と親モジュール14は、アドホックネットワークを形成するためのプログラムを格納している。このため、迅速で簡潔なアドホックネットの自律形成を達成できる。
また、子モジュール12と親モジュール14は、アドホックネットワークを形成するためのプログラムを格納している。このため、迅速で簡潔なアドホックネットの自律形成を達成できる。
図8は本発明に係るセキュリティ監視システムの第2実施形態を示す全体構成図である。図8において図1と同一の符号を付した要素は上記第1実施形態と同様の機能を有しており、その説明を省略する。この第2実施形態では無線交信可能距離内にあるすべての子モジュール12が転送経路zによって相互間で繋がることにより、複数の子モジュール12と1個の親モジュール14がアドホックネットワークを形成している。したがって、例えば子モジュール12Hのセンサ部で検出した不審検知情報は、子モジュール12H→12G→12A→親モジュール14の転送経路で親モジュール14に送信可能であり、又は子モジュール12H→12I→12E→親モジュール14の転送経路でも親モジュール14に送信可能とされる。さらに、上記以外の転送経路によっても子モジュール12Hの不審検知情報を親モジュール14に送信できる。このため、例えば転送経路中の子モジュール12Gが故障した場合でも他の転送経路によって不審検知情報を親モジュール14に送信できる。なお、親モジュール14のデータ処理部30には複数の転送経路から送信された同一子モジュール12からの不審検知情報を同一データとして処理する機能を持たせるとよい。
図9は本発明に係るセキュリティシステムの第3実施形態を示す全体構成図である。図9において図1と同一の符号を付した要素は上記第1実施形態と同様の機能を有しており、その説明を省略する。この第3実施形態では監視領域10には2個の親モジュール14が配置されて、それぞれの親モジュール14が複数の子モジュール12との間でアドホックネットワークを形成しており、2つのネットワーク単位が存在している。この第3実施形態は監視領域10が広く、子モジュール12の設置数が多い場合に有効である。また、一方の親モジュール14が故障した際には、2つのネットワーク単位を転送経路x又はyで結ぶ。その結果、すべての子モジュール12の不審検知情報を故障していない方の親モジュール14に収集して、サーバ16に送信することができる。
図10は本発明に係るセキュリティ監視システムの第4実施形態を示す全体構成図である。図10において図1と同一の符号を付した要素は上記第1実施形態と同様の機能を有しており、その説明を省略する。この第4実施形態では監視領域10には、子モジュール12、親モジュール14以外に中継専用モジュール40が分散配置され、ネットワーク単位の一部を構成している。この中継専用モジュール40は情報を中継する機能のみを保有しており、センサ部を有しない。このため、構造が簡単であり安価に製作できる。したがって、この第4実施形態によれば、まばらに配置した子モジュール12の不審検知情報を、中継専用モジュール40を用いて親モジュール14まで転送することにより、システムの効率化とコスト低減を図る場合に有効である。
前記各実施形態は機能の異なる子モジュール12と親モジュール14を用いてアドホックネットワークを形成したセキュリティシステムであった。しかしながら、本発明はこれに限定されず、すべてのモジュールに同等の機能を保持させ、各モジュールが随意に親モジュール又は子モジュールの役割を分担できるようなシステム構成としてもよい。このような構成によれば、例えばサーバからの指示によって、分散配置された多数のモジュールの内、地理的な条件などによって最適なものを親モジュールに選択することができる。このため、システムの最適化、柔軟化を図ることができる。
10………監視領域、12………子モジュール、14………親モジュール、16………サーバ、18………通信部、19………ネットワーク形成プログラム,20………データ処理部、22………センサ部、24………電力供給部、26………通信部、28………ネットワーク形成プログラム、30………データ処理部、32………センサ部、40………中継専用モジュール。
Claims (3)
- 通信部とセンサ部を備えて監視領域内に分散配置された複数のモジュールが前記通信部を介して当該モジュール相互間でアドホックネットワークを自律形成しており、前記複数のモジュールの内、少なくとも1つのモジュールが前記各モジュールのセンサ部で検出された不審検知情報を前記アドホックネットワークを介して収集し、サーバに伝送する伝送手段とされたことを特徴とするセキュリティシステム。
- 1個の親モジュールと複数の子モジュールによって前記アドホックネットワークを形成しているネットワーク単位を少なくとも1つ具備しており、各ネットワーク単位の親モジュールが前記伝送手段とされたことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
- 前記各モジュールは前記アドホックネットワークを形成するためのプログラムを格納していることを特徴とする請求項2に記載のセキュリティシステム。
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Legal Events
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080603 |