JP2006266870A - 位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コード化したトラックから絶対位置を検出して2進数の検出データとする絶対値型の位置検出器はピッチの大きなトラックで検出ミスを生じると、測定値が大幅にずれてしまうという問題があった。
【解決手段】所定のパターンが形成され相対移動するメインスケールと、このメインスケールに平行光を照射する光照射手段と、前記メインスケールから得られる明暗像を検出する受光素子とからなる位置検出装置において、前記パターンは、前記平行光を透過する透過型パターンで構成され、前記受光素子は、前記透過型パターンを透過した前記平行光を受光する受光領域とこの受光領域を除く遮蔽領域とを備え、 前記受光領域は、前記メインスケールの移動にともなって連続的に変化することを特徴とする。この構成によりメインスケールの移動方向に対して単調増加もしくは単調減少の信号が得られ、高精度で信頼性の高い位置検出装置を提供できる。
【選択図】 図1
【解決手段】所定のパターンが形成され相対移動するメインスケールと、このメインスケールに平行光を照射する光照射手段と、前記メインスケールから得られる明暗像を検出する受光素子とからなる位置検出装置において、前記パターンは、前記平行光を透過する透過型パターンで構成され、前記受光素子は、前記透過型パターンを透過した前記平行光を受光する受光領域とこの受光領域を除く遮蔽領域とを備え、 前記受光領域は、前記メインスケールの移動にともなって連続的に変化することを特徴とする。この構成によりメインスケールの移動方向に対して単調増加もしくは単調減少の信号が得られ、高精度で信頼性の高い位置検出装置を提供できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は変位可能な遮光部材による入射光量の増減を光センサ回路が検出して変位検出を行う光学式の位置検出装置に係り、特に小型の測定器等に適用して有用な光学式の位置検出装置に関する。
従来から、レーザを用いたレーザ測長器、および光学式エンコーダを用いた光学式エンコーダ測長器が知られている。レーザ測長器は、レーザの波長を単位として測長するため、高い精度を得ることができる。また、レーザ測長器は、主に2点間の長さを測定する相対位置測長に用いられている。
光学式エンコーダ測長器は、一般に、位置検出用にガラス板、フィルムまたは金属薄板等から構成される移動可能なメインスケールと、このメインスケールに所定のピッチで設けられた光学格子と、このメインスケールに対して所定の距離を置いて対向配置された固定スケールとに対して、その一方に光源を、他方に受光素子を配置して構成される。
光源からの光はコリメートされてメインスケールに照射される。メインスケールと固定スケールとにはそれぞれ光透過部と光不透過部とがあり、それらの重なり状態は両スケールの相対移動により変化する。その結果として得られる透過光量の変化を、受光素子を用いて電気信号として検出する。光学式エンコーダ測長器は、メインスケールの相対移動で検出する明暗の繰り返し数を数えることにより、2点間の長さを測定することができる。
光学式エンコーダ測長器は対応する単一スケールの格子間の相互作用によって形成される周期的な信号の繰り返しの数から相対変位量を検出する増分型の位置検出器と、メインスケールに複数のトラックを設け、トラック毎にスケールピッチを大幅に変えてコード化した格子間の相互作用によって形成される複数の信号によってメインスケールと固定スケールの相対変位量を絶対位置で検出する絶対位置型の位置検出器がある(特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に示した従来技術の図である。メインスケール53には完全にコード化したトラック61a〜61eと、メインスケール53の移動方向Aに対して所定の角度で傾斜する傾斜スリット群62a、62bと、メインスケール53の移動方向に対して90°の角度で交差するように形成された多数のスリット群63とが設けられている。
トラック61a〜61eのうち最小の格子ピッチPは、第1トラック61eである。この第1トラック61eの2倍の格子ピッチ2Pが第2トラック61dであり、第2トラック61dの2倍の格子ピッチ4Pが第3トラック61c、第3トラック61cの2倍の格子ピッチ8Pが第4トラック61b、第4トラック61bの2倍の格子ピッチ16Pが第1トラック61aとなっている。
傾斜スリット群62a、62bは、トラック61a〜61eのうち最小分解能P/2であるトラック61eの2倍の範囲Pを最小分解能Q/2で絶対位置を検出する。また、スリット群63は傾斜スリット群62a、62bでの位置検出における最小分解能Q/2の2倍の範囲Qを最小分解能R/2で絶対位置を検出する。そして、トラック61a〜61eと傾斜スリット群62a、62bとスリット群63とを使って絶対位置を次のように検出している。
まず、コード化したトラック61a〜61eから絶対位置を検出して2進数の検出データとする。さらに、傾斜スリット群62a、62bでの位置検出では、トラック61a〜61eから検出される最小位置検出幅P内における絶対値を同時に検出して2進数の検出データとする。同様に、スリット群63での位置検出では、傾斜スリット群62a、62bから検出される最小位置検出幅Q内における絶対値を同時に検出して2進数の検出データとする。
ここで、トラック61a〜61eから得られる2進数の検出データの最下位ビットは無視され、データが重複する傾斜スリット群62a、62bから得られる2進数の検出データの最上位ビットが用いられる。同様に、傾斜スリット群62a、62bから得られる2進数の検出データの最下位ビットは無視され、データが重複するスリット群63から得られる2進数の検出データの最上位ビットが用いられる。
さらに、上位の位置検出部の2進数の検出データは最下位ビットから最上位ビットにかけて、データ比較を行なうことにより正しい位置データに修正される。従って、上位の位置検出部と下位の位置検出部とが同期しない場合でも、上位の位置検出部と下位の位置検出部との境界部での位置検出において検出エラーを発生することのない位置検出装置が開示されている。
特許文献1に示した従来技術における位置検出装置においては、高分解能に位置を検出する傾斜スリット群62a、62b及びスリット群63により、トラック61a〜61eから得られる2進数の検出データの最下位ビットは検出ミスを生じなくなる。しかし、高分解能の検出部である傾斜スリット群62a、62bにおける絶対位置の検出幅は、トラック61eのピッチ幅Pのみであるため、トラック61e以外であるトラック61a〜61d(ピッチ幅はそれぞれ2P、4P、8P、16P)の上位ビットに対しては、絶対位置を検出することが不可能である。つまり、トラック61a〜61eの検出データが、それぞれ、メインスケール53の絶対位置に対して、遅れているか、進んでいるかの比較を行わないために2進符号における検出ミスによる測定値が大幅にずれてしまうという問題点を有している。
例えば、測定位置が格子ピッチの大きなトラック61aの端部になった場合、トラック61aの端部とトラック61aの整数倍で小さくなっているトラック61b〜61eの端部とが一致してしまい、測定位置を特定することができない。特に、格子ピッチの大きなトラック61aや61bで測定位置が特定できずに位置検出をミスしてしまうと測定値が大幅にずれてしまい、信頼性に問題が出てしまう。
また、絶対値型の変位検出器を光学格子を用いて構成する場合、光源や固定スケールを共通化するためには、各トラックの格子間ギャップを同一に設定する必要がある。しかし、従来技術のようにコード化された格子を用いた場合には、格子間ギャップが格子ピッチの2乗に比例することから各トラック間で格子ピッチの違いによってそれぞれの格子間ギャップを異なるようにしなければならない。
しかしながら、格子ピッチに対応して格子間ギャップを異なるようにするには、装置が複雑化するなど構造的に困難であるため、格子間ギャップを同一にせざるを得なく、その結果として良好な受光信号が得られないという問題点を有していた。
本発明の目的は、上記従来の課題を解決し、高精度で信頼性の高い位置検出装置を提供しようとするものである。
本発明は上記した目的を達成するため、所定のパターンが形成され相対移動するメインスケールと、このメインスケールに平行光を照射する光照射手段と、前記メインスケールから得られる明暗像を検出する受光素子とからなる位置検出装置において、前記パターンは、前記平行光を透過する透過型パターンで構成され、前記受光素子は、前記透過型パターンを透過した前記平行光を受光する受光領域とこの受光領域を除く遮蔽領域とを備え、前記受光領域は、前記メインスケールの移動にともなって連続的に変化することを特徴とする。
以上の構成によれば、メインスケールの任意の位置で一義的に受光素子への入射光量が定まるので、受光素子が検出するアナログ信号を位置情報に変換することで、絶対位置の検出が可能である。
また、本発明の位置検出装置の検出信号は、従来技術のような格子パターンから得られる明暗の繰り返し信号とは異なり、メインスケールの移動方向に対して単調増加もしくは単調減少の信号が得られる。従って、検出ミスが起きても測定値の飛びが少なく、良好な検出信号を得ることが可能である。また、本発明の構成では、格子間ギャップを変化させずに一定に設定することができるので、良好な受光信号を得ることができる。
また、本発明は上記した目的を達成するため、所定のパターンが形成され相対移動するメインスケールと、このメインスケールに平行光を照射する光照射手段と、前記メインスケールから得られる明暗像を検出する受光素子とからなる位置検出装置において、前記パターンは、前記平行光を透過しない遮蔽型パターンで構成され、前記受光素子は、前記遮蔽型パターンで遮蔽されない前記平行光を受光する受光領域とこの受光領域を除く遮蔽領域とを備え、前記受光領域は、前記メインスケールの移動にともなって連続的に変化することを特徴とする。
また、前記受光素子は、前記平行光が入射するための開口部を有することを特徴とする。これにより受光素子への入射光量を一定量にできる。
また、前記開口部は、前記メインスケールの移動方向に所定の間隔で複数個配置されることを特徴とする。この構成により、同じ受光素子内で開口部を高精度に配置できるので位置検出をより高精度にできる。また、同じ受光素子内で複数の開口部を配置するので効率よく配置できる。その結果、受光素子を小型化できる。
また、前記開口部は、前記メインスケールの移動方向に対して略垂直な方向に細長く設けられていることを特徴とする。これにより、容易に高精度の位置検出ができる。
また、前記受光素子は、前記メインスケールの前記移動方向に対して略垂直な方向に細長い長方形に形成され、更に、前記メインスケールの前記移動方向に所定の間隔で複数個配置されていることを特徴とする。この構成により、更に位置検出を高精度にできる。
また、前記メインスケールに設けられる前記パターンは、前記移動方向に斜辺を配置した直角三角形パターンであることを特徴とする。この構成により、簡単な形状で高精度に位置検出ができるので、作業効率が良い。
本発明によれば、受光素子の受光領域がメインスケールの移動にともなって連続的に変化するため、受光素子が検出するアナログ信号を位置情報に変換でき、高精度で信頼性の高い位置検出装置を提供することができる。
以下、本発明の位置検出装置の構成を図面を参照して説明する。本発明の実施の形態では、受光素子としてはフォトダイオードを例にして説明する。このフォトダイオードは、入射光量に応じて光電荷を生成する。また、メインスケールに平行光を照射する光照射手段は、後述する光源1及びコリメートレンズ2として説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施の形態を示す位置検出装置の斜視図である。図1において1はレーザーダイオードまたは発光ダイオードからなる光源、2はコリメートレンズ、3はガラス板からなるメインスケール、4は金属膜からなる遮光膜、5は遮光膜4を除去して光が透過するように形成した三角形パターン、7は受光素子であるフォトダイオード、8はフォトダイオードの開口部、9はフォトダイオード7が検出した信号を処理するための電子回路、6は信号検出用のフォトダイオード7と電子回路9を実装するための電子基板である。尚、1aはコリメートレンズ2からの平行光である。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す位置検出装置の斜視図である。図1において1はレーザーダイオードまたは発光ダイオードからなる光源、2はコリメートレンズ、3はガラス板からなるメインスケール、4は金属膜からなる遮光膜、5は遮光膜4を除去して光が透過するように形成した三角形パターン、7は受光素子であるフォトダイオード、8はフォトダイオードの開口部、9はフォトダイオード7が検出した信号を処理するための電子回路、6は信号検出用のフォトダイオード7と電子回路9を実装するための電子基板である。尚、1aはコリメートレンズ2からの平行光である。
ここで、フォトダイオード7と電子回路9とは図示していないが金属配線で接続している。尚、本実施形態では、三角形パターン5を光源1及びコリメートレンズ2からの平行光1aを透過する光透過型パターンとして説明するが、光源1及びコリメートレンズ2からの平行光1aを透過させない光遮蔽型パターンであっても適用することができる。光遮蔽型パターンの場合には、フォトダイオード7で受光される平行光1aは、光遮蔽型パターン外の遮蔽されない平行光1aである。
フォトダイオード7には平行光1aを入射する開口部8が設けられている。この開口部8は、メインスケール3の移動方向Bに対して略垂直な方向に細長い長方形に形成されている。フォトダイオード7は開口部8から入射する光を検出するように、開口部8以外の領域を金属膜、樹脂などで覆われている。もしくは、開口部8に対応する領域のみにpn接合を形成して、フォトダイオードとして機能させても良い。
フォトダイオード7は、メインスケール3の移動方向Bに対して略垂直な方向に細長い長方形に形成されている。フォトダイオード7に開口部8を設け、この開口部8とフォトダイオード7が長方形に形成されているので、平行光1aの入射光量を一定にでき、構造的に容易な形状で高精度の位置検出が可能となる。
メインスケール3はフォトダイオード7の開口部8の長手方向と垂直なB方向に移動する。メインスケール3に設けた三角形パターン5は直角三角形の形状である。ここで、直角三角形の長辺側底辺を5a、斜辺を5b、短辺側側辺を5cとする。この場合、メインスケール3の移動方向Bの任意の位置において、直角三角形の長辺側底辺5aから斜辺5bに向かう垂線と斜辺5bとの交点までの長さは、メインスケール3の任意の位置が決まれば、一義的に決めることができる。
図2で後述するように、メインスケール3の検出位置xが決まれば、x位置での直角三角形の長辺側底辺5a(長さL)から斜辺5bに向かう垂線と斜辺5bとの交点までの長さはhxと一義的に決めることができる。三角形パターン5を直角三角形の形状にすると、単純な形状のため検出位置を容易に計算することができ、作業効率が良い。
図2は図1のメインスケール3の三角形パターン5と受光素子であるフォトダイオード
7の開口部8の位置関係を説明する部分平面図である。メインスケール3には底辺5aの長さL、側辺5cの長さである高さHの直角三角形の三角形パターン5を設けている。また、ファトダイオード7の開口部8はメインスケール3の移動方向Bと垂直方向に細長く形成された長方形のスリットパターンである。
7の開口部8の位置関係を説明する部分平面図である。メインスケール3には底辺5aの長さL、側辺5cの長さである高さHの直角三角形の三角形パターン5を設けている。また、ファトダイオード7の開口部8はメインスケール3の移動方向Bと垂直方向に細長く形成された長方形のスリットパターンである。
開口部8は、三角形パターン5を透過した平行光1aがフォトダイオード7の開口部8で受光される受光領域8aとこの受光領域8aを除き平行光1aが受光されない遮蔽領域8bとを有する。三角形パターン5が光遮蔽型パターンの場合には、光透過型パターンの場合とは逆に8aが開口部8で受光されない遮蔽領域となる。開口部8の幅dは三角形パターン5の底辺5aの長さLに比べ十分に小さくなければならない。また、開口部8の長手方向の長さは三角形パターン5の高さHより長くなければならない。
この図2において,メインスケール3の検出位置xとフォトダイオード7の検出する光電流Ioとの関係は次式で表される
Io=Ax・c・lm=d・hx・c・lm=Co・hx=Co・H/L・x
(1)
ここで、Ioは光電流、lmは単位面積あたりの光強度、cはフォトダイオード7の光電変換効率、Axは任意の位置xにおいて、三角形パターン5と開口部8とが重なる部分の面積である。図2に示すように、三角形パターン5と開口部8とが重なる部分は台形であり、開口部8の短辺の中心がxの位置にあるとき、面積Axはd・hxである。また、三角形パターン5の斜辺5bの勾配はH/Lである。さらに、位置検出において光強度は一定であるから、検出する光電流Ioは検出位置xに比例する。
Io=Ax・c・lm=d・hx・c・lm=Co・hx=Co・H/L・x
(1)
ここで、Ioは光電流、lmは単位面積あたりの光強度、cはフォトダイオード7の光電変換効率、Axは任意の位置xにおいて、三角形パターン5と開口部8とが重なる部分の面積である。図2に示すように、三角形パターン5と開口部8とが重なる部分は台形であり、開口部8の短辺の中心がxの位置にあるとき、面積Axはd・hxである。また、三角形パターン5の斜辺5bの勾配はH/Lである。さらに、位置検出において光強度は一定であるから、検出する光電流Ioは検出位置xに比例する。
上記構成による位置検出装置の動作を図3を用いて説明する。図2のメインスケール3の三角形パターン5とフォトダイオード7の開口部8との重なり量の変化はメインスケール3の変位に相当するので、フォトダイオード7に入射する光量はメインスケール3の変位に比例する。つまり、メインスケール3が位置aから位置bまで変位する際、メインスケール3の位置aでは、計測範囲内で入射光量が最小となる。このとき、位置aにおいて流れる光電流をIaとする。一方、メインスケール3の位置bでは、計測範囲内で入射光量が最大となり、このとき、位置bにおいて流れる光電流をIbとする。
この位置検出装置の分解能rはメインスケール3の最大変位Xと、位置aの光電流Iaと、位置bの光電流Ibとから
分解能r=X/(Ib−Ia)・dI (2)
となる。ここで、dIは電流検出の分解能である。例えば、X=10mm、(Ib−Ia)/dI=50000とすると、この位置検出装置の分解能rはr=0.2μmとなる。
分解能r=X/(Ib−Ia)・dI (2)
となる。ここで、dIは電流検出の分解能である。例えば、X=10mm、(Ib−Ia)/dI=50000とすると、この位置検出装置の分解能rはr=0.2μmとなる。
次に、検出した光電流から変位を求めるには,任意に決めた原点の光電流値と求めたい位置の光電流値の差に分解能rを乗じた値が原点からの変位量となる。例えば,位置aと位置bの中間点を原点とすると、この原点の光電流Im=(Ib−Ia)/2となる。図3の光電流値Ixから位置xの変位量を求めると
x=(Ix−Im)/dI・r (3)
となる。ここで、X=10mm、(Ib−Ia)/dI=50000、r=0.2μm、Ix/dI=30000とすると、x=1mmが得られる。また、a=−5mm、b=5mmとなる。
x=(Ix−Im)/dI・r (3)
となる。ここで、X=10mm、(Ib−Ia)/dI=50000、r=0.2μm、Ix/dI=30000とすると、x=1mmが得られる。また、a=−5mm、b=5mmとなる。
この演算を行う、電子回路9は図1に示すように、位置検出装置を構成する電子基板6に実装しても良いし、他に設けてもかまわない。
本実施形態によれば、受光素子7の受光領域8aがメインスケール3の移動にともなっ
て連続的に変化するため、受光素子7が検出するアナログ信号を位置情報に変換でき、絶対位置検出が可能となる。また、本発明により検出された検出信号は、格子パターンから得られる明暗の繰り返し信号とは異なり、メインスケール3の移動方向Bに対して単調増加もしくは単調減少の信号が得られるため、仮に検出ミスが起きても測定値の飛びが少なく、良好な検出信号を得ることが可能であり、高精度で信頼性の高い位置検出装置を提供することができる。
て連続的に変化するため、受光素子7が検出するアナログ信号を位置情報に変換でき、絶対位置検出が可能となる。また、本発明により検出された検出信号は、格子パターンから得られる明暗の繰り返し信号とは異なり、メインスケール3の移動方向Bに対して単調増加もしくは単調減少の信号が得られるため、仮に検出ミスが起きても測定値の飛びが少なく、良好な検出信号を得ることが可能であり、高精度で信頼性の高い位置検出装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
本発明の位置検出装置の異なる実施の形態を図面を用いて説明する。本実施形態では、3つのフォトダイオード7、12、13にそれぞれ開口部8、10、11を設けた場合(図4)と、1つのフォトダイオード14に3つの開口部15、16、17を設けた場合(図5)とを説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態を示す位置検出装置の部分平面図であり、メインスケール3の三角形パターン5と3つのフォトダイオード7、12、13にそれぞれ開口部8、10、11を備え、それら開口部8、10、11の位置関係を示している。全体は図示していないが、メインスケール3に設けた三角形パターン5は底辺の長さL、高さHの直角三角形である。
本発明の位置検出装置の異なる実施の形態を図面を用いて説明する。本実施形態では、3つのフォトダイオード7、12、13にそれぞれ開口部8、10、11を設けた場合(図4)と、1つのフォトダイオード14に3つの開口部15、16、17を設けた場合(図5)とを説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態を示す位置検出装置の部分平面図であり、メインスケール3の三角形パターン5と3つのフォトダイオード7、12、13にそれぞれ開口部8、10、11を備え、それら開口部8、10、11の位置関係を示している。全体は図示していないが、メインスケール3に設けた三角形パターン5は底辺の長さL、高さHの直角三角形である。
3つのファトダイオード7、12、13は、メインスケール3の移動方向Bに対して略垂直な方向に細長い長方形に形成されている。そして、3つのファトダイオード7、12、13は、メインスケール3の移動方向Bに所定の間隔で配置されている。3つのファトダイオード7、12、13の開口部8、10、11はメインスケール3の移動方向Bと垂直な方向に細長い長方形パターンである。開口部8、10、11は、三角形パターン5を透過した平行光1aがフォトダイオード7、12、13の開口部8、10、11で受光される受光領域8a、10a、11aとこの受光領域8a、10a、11aを除き平行光1aが受光されない遮蔽領域8b、10b、11bとを有する。
三角形パターン5が光遮蔽型パターンの場合には、光透過型パターンの場合と逆に8a、10a、11aは開口部8、10、11で受光されない遮蔽領域となる。開口部8、10、11の幅dは三角形パターン5の底辺の長さLに比べ十分に小さくなければならない。また、開口部8、10、11の長手方向の長さは三角形パターン5の高さHより長くなければならない。
図4に示すように、メインスケール3の検出位置xが決まれば、x位置での直角三角形の長辺側底辺5a(長さL)から斜辺5bに向かう垂線と斜辺5bとの交点までの長さはhxと一義的に決めることができる。同様にして、x−s位置ではhx−sにx+t位置ではhx+tに一義的に決めることができる。
この図4において,メインスケール3の検出位置xとフォトダイオード7の検出する光電流Ioとの関係は次式で表される
Io(x)=Co・H/L・x (4)
である。ここで、Io(x)は位置xにおける光電流である。図4に示すように、3つのフォトダイオード7の開口部8、10、11の中心位置がx、x−s、x+tの位置にあるとき、3つのフォトダイオード7が検出する光電流Io(x)、Io(x−s)、Io(x+t)から検出位置xを同時に算出して平均を取ると次式で表される。
x=(L/H/Co・(Io(x)+Io(x−s)+Io(x+t))−t+s)/3 (5)
つまり、より高精度の位置検出を高速に行うことができる。また(5)式から明らかなように1つのフォトダイオードに3つの開口部を設けても、3つのフォトダイオードにそれぞれ開口部を設けた場合と同様に、より高精度の位置検出が可能である。
Io(x)=Co・H/L・x (4)
である。ここで、Io(x)は位置xにおける光電流である。図4に示すように、3つのフォトダイオード7の開口部8、10、11の中心位置がx、x−s、x+tの位置にあるとき、3つのフォトダイオード7が検出する光電流Io(x)、Io(x−s)、Io(x+t)から検出位置xを同時に算出して平均を取ると次式で表される。
x=(L/H/Co・(Io(x)+Io(x−s)+Io(x+t))−t+s)/3 (5)
つまり、より高精度の位置検出を高速に行うことができる。また(5)式から明らかなように1つのフォトダイオードに3つの開口部を設けても、3つのフォトダイオードにそれぞれ開口部を設けた場合と同様に、より高精度の位置検出が可能である。
図5は、1つのフォトダイオード14に3つの開口部15、16、17を設けた場合を示す説明図である。開口部15、16、17は、メインスケール3の移動方向Bに対して略垂直な方向に細長い長方形に形成されている。そして、開口部15、16、17は、メインスケール3の移動方向Bに所定の間隔で配置されている。
開口部15、16、17は、三角形パターン5を透過した平行光1aが1つのフォトダイオード14の開口部15、16、17で受光される受光領域15a、16a、17aとこの受光領域15a、16a、17aを除き平行光1aが受光されない遮蔽領域15b、16b、17bとを有する。三角形パターン5が光遮蔽型パターンの場合には、光透過型パターンの場合と逆に15a、16a、17aは開口部15、16、17で受光されない遮蔽領域となる。
図5に示すように、1つのフォトダイオード14に3つの開口部15、16、17を設けた場合は、図4に示した3つのフォトダイオードにそれぞれ開口部を設けた場合に比べて更に次のような効果がある。フォトダイオードを別々にする場合には、どうしても隣同士の配置間隔を考慮して所定のスペースが必要となるが、1つのフォトダイオード14にすれば、このスペースが不要となり全体として小型化できる。
また、フォトダイオードを取り付けるときに、3つのフォトダイオードの場合にはそれぞれの位置関係を精度良く配置しないと、位置検出の精度が悪くなる。しかし、1つのフォトダイオード14の場合には、この問題は解消でき、より高精度に位置検出が可能となる。
本実施形態において、3つのフォトダイオード7、12、13を用いた場合を説明したが、3つ以上のフォトダイオードを設けることも可能である。また、1つのフォトダイオード14に3つの開口部15、16、17を設けた場合を説明したが、3つ以上の開口部を設けて位置検出をより高精度に行うことも可能である。
以上、本発明の位置検出装置を第1の実施形態及び第2の実施形態を用いて説明したが、本発明の位置検出装置は、メインスケールに設けた直角三角形の三角形パターンの明暗像を、少なくとも一つの開口部を設けたフォトダイオードで位置検出するものであるから、格子パターンから得られる明暗の繰り返し信号を2進化するのとは異なり、メインスケールの移動方向に対して単調増加もしくは単調減少の信号が得られる。
つまり、検出ミスが起きても測定値の飛びが少なく、良好な検出信号を得ることが可能である。また、信号処理回路である電子回路も簡単であることから、高速応答の位置検出装置を可能とする。したがって、高分解能の位置検出装置として好適である。
本実施の形態では、三角形パターンとして直角三角形を用いて説明したが、パターンとしては直角三角形以外の形状であっても任意の位置でパターン幅が一義的に決まる形状であれば構わない。重要なのは、メインスケールの任意の位置において、パターン幅が一義的に決まることであり、これを実現できるパターン形状であればよい。
1 光源
1a 平行光
2 コリメートレンズ
3 メインスケール
4 遮光膜
5 三角形パターン
6 電子基板
7、12、13、14 フォトダイオード
8、10、11、15、16、17 開口部
8a、10a、11a、15a、16a、17a 受光領域(遮蔽領域)
8b、10b、11b、15b、16b、17b 遮蔽領域(受光領域)
9 電子回路
Claims (7)
- 所定のパターンが形成され相対移動するメインスケールと、このメインスケールに平行光を照射する光照射手段と、前記メインスケールから得られる明暗像を検出する受光素子とからなる位置検出装置において、
前記パターンは、前記平行光を透過する透過型パターンで構成され、
前記受光素子は、前記透過型パターンを透過した前記平行光を受光する受光領域とこの受光領域を除く遮蔽領域とを備え、
前記受光領域は、前記メインスケールの移動にともなって連続的に変化することを特徴とする位置検出装置。 - 所定のパターンが形成され相対移動するメインスケールと、このメインスケールに平行光を照射する光照射手段と、前記メインスケールから得られる明暗像を検出する受光素子とからなる位置検出装置において、
前記パターンは、前記平行光を透過しない遮蔽型パターンで構成され、
前記受光素子は、前記遮蔽型パターンで遮蔽されない前記平行光を受光する受光領域とこの受光領域を除く遮蔽領域とを備え、
前記受光領域は、前記メインスケールの移動にともなって連続的に変化することを特徴とする位置検出装置。 - 前記受光素子は、前記平行光が入射するための開口部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の位置検出装置。
- 前記開口部は、前記メインスケールの移動方向に所定の間隔で複数個配置されることを特徴とする請求項3に記載の位置検出装置。
- 前記開口部は、前記メインスケールの移動方向に対して略垂直な方向に細長く設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の位置検出装置。
- 前記受光素子は、前記メインスケールの前記移動方向に対して略垂直な方向に細長い長方形に形成され、更に、前記メインスケールの前記移動方向に所定の間隔で複数個配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の位置検出装置。
- 前記メインスケールに設けられる前記パターンは、前記移動方向に斜辺を配置した直角三角形パターンであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の位置検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005085309A JP2006266870A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 位置検出装置 |
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| JP2006266870A true JP2006266870A (ja) | 2006-10-05 |
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| JP (1) | JP2006266870A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101243593B1 (ko) | 2011-04-12 | 2013-03-20 | 서울대학교산학협력단 | 패턴 형태로 설계된 광학식 로터리 엔코더용 광 신호 감지 소자 |
| JP2022522331A (ja) * | 2019-01-31 | 2022-04-18 | ルクミクロ アーゲー | 流体サンプル用流路を備えるカートリッジ、カートリッジを具備するアセンブリ、および光学装置をカートリッジの流路と位置合わせする方法 |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005085309A patent/JP2006266870A/ja active Pending
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| JP7258160B2 (ja) | 2019-01-31 | 2023-04-14 | ルクミクロ アーゲー | 流体サンプル用流路を備えるカートリッジ、カートリッジを具備するアセンブリ、および光学装置をカートリッジの流路と位置合わせする方法 |
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