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JP2006124288A - 新規口腔内溶解用固形製剤 - Google Patents

新規口腔内溶解用固形製剤 Download PDF

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JP2006124288A
JP2006124288A JP2004311700A JP2004311700A JP2006124288A JP 2006124288 A JP2006124288 A JP 2006124288A JP 2004311700 A JP2004311700 A JP 2004311700A JP 2004311700 A JP2004311700 A JP 2004311700A JP 2006124288 A JP2006124288 A JP 2006124288A
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Shigehiro Maetani
茂宏 前谷
Yuichiro Kano
祐一郎 狩野
Hiroaki Kuga
宏彰 久我
Hiroyuki Okazaki
洋行 岡崎
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Kowa Co Ltd
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Abstract

【課題】 風邪の治療と口腔内での持続的消炎を同時に、しかも単一製剤で容易に行うことができる固形製剤の提供。
【解決手段】 日本薬局方の崩壊試験法に従って崩壊試験を行ったとき、45秒〜2分間に崩壊する風邪治療内服薬物を含む部分及び3分を超えて崩壊するのどに対する消炎成分を含む部分からなる口腔内溶解用固形製剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、風邪の治療と口腔内での持続的消炎を同時に、しかも単一製剤で容易に行うことができる口腔内溶解用固形製剤に関する。
日本風土特有の激しい気候変化に加えて大気汚染等の公害、気候風土の環境汚染等の進行により、口腔内の痛みやはれを伴った風邪に罹患する患者が増加している。通常、口腔内の痛みやはれの治療には、アズレンスルホン酸ナトリウム等の消炎剤を有する含嗽剤で嗽を行うことにより炎症を抑え、風邪の治療としてイブプロフェン等の解熱鎮痛剤、ヒベンズ酸チペピジン等の鎮咳剤、グアヤコールスルホン酸カリウム等の去痰剤等から選ばれる薬物の一種又は二種以上を含む風邪薬を服用する必要がある。また、他の治療方法として、消炎剤を含有するトローチ剤を口中で溶解させ、かつ、風邪治療薬を含有する錠剤を服用することが考えられる。しかしながら、いずれも異なる用法のため職場や学校等で治療を行うには水の使用等による場所的な制限もあり不便なため、利便性を高めた製剤の開発、すなわちコンプライアンスを改善した製剤が求められていた。
このような問題を解決するため、放出遅延錠に主薬速崩壊部を圧縮被覆した製剤(特許文献1)が知られているが、嚥下した後に初めて体内で速効性の薬物と持続性の薬物が放出される。また、医薬活性成分を含む嚥下容易な大きさの内核、及び該内核の周囲に形成された速崩壊性の圧縮被覆層からなることを特徴とする取り扱いやすく嚥下し易い易服用性の経口投与用錠剤(特許文献2)が知られているが、速崩壊性の圧縮被覆層が溶解した後、嚥下する必要がある。従って、いずれのケースも仮にのどに対して直接消炎効果を有する薬物を適用しても、その効果を持続させることができないのが現状であった。
特開昭62−246512号公報 特開平8−143473号公報
従って、本発明の目的は、風邪の治療と口腔内での持続的消炎を同時に、しかも単一製剤で容易に行うことができる固形製剤を提供することにある。
そこで、本発明者は、風邪の治療と口腔内での持続的消炎を同時に、しかも単一製剤で容易に行うことができる固形製剤を見出すべく種々検討した結果、日本薬局方の崩壊試験法に従って崩壊試験を行ったとき、3分を超えて崩壊又は溶解するのどに対する消炎成分を含む部分と、45秒〜2分間に崩壊又は溶解する風邪治療内服薬物を含む部分とを組み合せて一つの口腔内溶解用製剤にすると、それを口腔内で溶解させたとき、風邪の治療と口腔内での消炎を同時に、しかも容易に行うことができる固形製剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は日本薬局方の崩壊試験法に従って崩壊試験を行ったとき、45秒〜2分間に崩壊又は溶解する風邪治療内服薬物を含む部分及び3分を超えて崩壊又は溶解するのどに対する消炎成分を含む部分からなる口腔内溶解用固形製剤を提供するものである。
本発明の固形製剤を口腔内で溶解させて服用すると、風邪の治療と口腔内での持続的消炎を同時に、しかも単一製剤で容易に行うことができる。さらに本製剤は水なしで服用できる結果、いつでもどの場所においても服用可能な実用面で優れた利点を有する。
本発明における風邪の治療とは、発熱、頭痛、咳、鼻水、くしゃみ、痰つまり、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、口内炎、のどあれ、のどの不快感等の症状改善を意味する。
本発明で使用する風邪治療内服薬物の含有量は、固形製剤中に0.05〜80質量%であるのが好ましく、より好ましくは0.1〜60質量%であり、特に好ましくは1〜40質量%である。
本発明で使用する風邪治療内服薬物としては、解熱鎮痛剤、鎮咳剤、去痰剤、抗ヒスタミン剤、中枢興奮剤及び交感神経興奮剤等が挙げられる。
解熱鎮痛剤としては、イブプロフェン、アセトアミノフェン、アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、サザピリン、イソプロピルアンチピリン、ラクチルフェネチジン、ロキソプロフェンナトリウム、ケトプロフェン、ピロキシカム、アセメタシン、インドメタシン等が挙げられ、好ましくはアセトアミノフェン、イブプロフェン、エテンザミド等が挙げられる。
鎮咳剤としては、塩酸アロクラミド、塩酸クロペラスチン、クエン酸カルベタペンタン、クエン酸チペピジン、ジプナートナトリウム、臭化水素酸デキストロメトルファン、デキストロメトルファン・フェノールフタリン酸、ヒベンズ酸チペピジン、フェンジゾ酸クロペラスチン、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸ノスカピン、ノスカピン、塩酸トリメトキノール、塩酸メチルエフェドリン等が挙げられ、好ましくはヒベンズ酸チペピジン、クエン酸カルベタペンタン、塩酸メチルエフェドリン等が挙げられる。
去痰剤としては、グアヤコールスルホン酸カリウム、グアイフェネシン、塩酸ブロムヘキシン、塩酸メチルシステイン、塩酸エチルシステイン等が挙げられ、好ましくはグアヤコールスルホン酸カリウム等が挙げられる。
抗ヒスタミン剤としては、塩酸イソチペンジル、塩酸ジフェニルピラリン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェテロール、塩酸トリプロリジン、塩酸トリペレナミン、塩酸トンジルアミン、塩酸フェネタジン、塩酸メトジラジン、塩酸プロメタジン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、ジフェニルジスルホン酸カルビノキサミン、酒石酸アリメマジン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、テオクル酸ジフェニルピラリン、ナパジシル酸メブヒドロリン、プロメタジンメチレン二サリチル酸塩、マレイン酸カルビノキサミン、 dl-マレイン酸クロルフェニラミン、d-マレイン酸クロルフェニラミン、リン酸ジフェテロール等が挙げられ、好ましくはdl-マレイン酸クロルフェニラミン、d-マレイン酸クロルフェニラミン等が挙げられる。
中枢興奮剤としては、無水カフェインや、カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等が挙げられる。
交感神経興奮剤としては、塩酸プソイドエフェドリン、塩酸フェニルプロパノールアミン等が挙げられる。
また、トラネキサム酸等の抗炎症剤を配合することもできる。これらの薬物は単独でも使用できるし、2種以上組み合わせて使用することもできる。このうち、解熱鎮痛剤及び抗ヒスタミン剤を含有するもの、さらに解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤及び鎮咳剤を含有するもの、特に解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤及び去痰剤を含有するものが好ましい。
これらの風邪治療内服薬物は、主として胃以下の消化管で吸収されて風邪治療作用を発揮する成分であるのが好ましい。
本発明で使用する風邪治療内服薬物を含む部分は、日本薬局方の崩壊試験法に従って崩壊試験を行ったとき、通常45秒〜2分間、好ましくは45秒〜1分45秒間、特に好ましくは45秒〜1分30秒間に崩壊する。溶解する賦形剤、膨潤する崩壊剤や賦形剤、さらには、固形製剤内に空隙を得やすい賦形剤や唾液の導入を促す賦形剤や崩壊剤を配合することで45秒〜2分間の速やかな崩壊又は溶解を促進可能である。上記に述べた崩壊又は溶解時間は、口腔内での崩壊又は溶解時間に連動することはいうまでもない。このような速やかな口腔内での崩壊又は溶解により、速やかに吸収され、風邪治療効果を奏する。
本発明で使用する風邪治療内服薬物を含む部分の質量は、通常200mg以上、好ましくは300mg〜2500mg、特に好ましくは400mg〜1500mgである。本発明で使用する風邪治療内服薬物を含む部分の大きさに制限はないが、通常9mmφ以上、好ましくは10mmφ〜18mmφ、特に好ましくは11mmφ〜15mmφである。
本発明で使用する風邪治療内服薬物を含む部分には、風邪治療内服薬物以外に、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、オロチン酸及びパントテン酸等のビタミン類を配合することができる。これらの薬物は、単独で使用することもできるし、2種以上を混合しても使用できる。
本発明で使用する風邪治療内服薬物を含む部分には、薬学的に許容される担体、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、甘味剤、滑沢剤、香料等を使用してもよい。
賦形剤としては、乳糖、デンプン類、結晶セルロース、蔗糖、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。
結合剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン等が挙げられる。
崩壊剤としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、コーンスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、部分アルファー化デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、架橋ポリビニルピロリドン、クロスカルメロースナトリウム、カルメロース等が挙げられる。
甘味剤としては、アスパルテーム、グリチルリチン酸二カリウム、サッカリンナトリウム等が挙げられる。
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク等が挙げられる。
香料としては、L−メントール、カラメル、各種フルーツ系香料等が挙げられる。
本発明で使用するのどに対する消炎成分の含有量は、固形製剤中に0.01〜40質量%であるのが好ましく、より好ましくは0.05〜30質量%であり、特に好ましくは0.05〜10質量%である。
本発明で使用するのどに対する消炎成分としては、アズレンスルホン酸ナトリウム、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸又はそれらの塩等が挙げられる。これらののどに対する消炎成分は主として口腔内で直接消炎作用を発揮する成分であるのが好ましい。
本発明で使用するのどに対する消炎成分を含む部分は、日本薬局方の崩壊試験法に従って崩壊試験を行ったとき、通常3分を超え、好ましくは4分を超え、特に好ましくは5分を超えて崩壊する。当該崩壊時間は、3〜30分、さらに4〜25分、特に5〜20分が好ましい。このような持続的な崩壊により、持続的に口腔内消炎効果が得られる。
本発明で使用するのどに対する消炎成分を含む部分の質量は、通常50mg〜1500mg、好ましくは100mg〜1200mg、特に好ましくは120mg〜800mgである。本発明で使用するのどに対する消炎成分を含む部分の大きさは、通常6mmφ〜25mmφ、好ましくは6mmφ〜12mmφ、より好ましくは7mmφ〜11.5mmφ、特に好ましくは8mmφ〜11mmφである。
本発明で使用するのどに対する消炎成分を含む部分には、のどに対する消炎成分以外に、セネガ、カンゾウ、キキョウ、ソヨウ及びシコン等の生薬類や塩化セチルピリジニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化デカリニウム、クレオソート、塩化ベンザルコニウム、フェノール及びチモール等の殺菌剤を配合することができる。これらの薬物は、単独で使用することもできるし、2種以上を混合しても使用できる。
本発明で使用するのどに対する消炎成分を含む部分は、薬学的に許容される担体、例えば、賦形剤、結合剤、甘味剤、滑沢剤、香料等を使用してもよい。
賦形剤としては、乳糖、デンプン類、結晶セルロース、蔗糖、マンニトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。
結合剤としては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン等が挙げられる。
甘味剤としては、アスパルテーム、グリチルリチン酸二カリウム、サッカリンナトリウム等が挙げられる。
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク等が挙げられる。
香料としては、L−メントール、カラメル、各種フルーツ系香料等が挙げられる。
45秒〜2分間に崩壊又は溶解する風邪治療内服薬物を含む部分と3分を超えて崩壊又は溶解するのどに対する消炎成分を含む部分の質量比は、通常1:0.015〜1:8、好ましくは1:0.04〜1:4、特に好ましくは1:0.08〜1:2である。
本発明の固形製剤の形態としては、前記2つの部分を有していればよく、特に限定されないが、風邪治療内服薬物を含む部分が、のどに対する消炎成分を含む部分と同時又はこの部分よりも早く崩壊又は溶解を開始する形態であるのが好ましい。このような形態としては、(1)固形製剤が外層及び内核からなる製剤であり、外層が風邪治療内服薬物を含む部分であり、内核がのどに対する消炎成分を含む部分である形態(図1);(2)固形製剤が2層以上の積層製剤であり、各層が風邪治療内服薬物を含む層と、のどに対する消炎成分を含む層とに分別されている形態(図2(2層の例));(3)固形製剤が盤状製剤であり、のどに対する消炎成分を含む部分が穴あき盤状形態であり、風邪治療内服薬物を含む部分が穴の空間に埋め込まれている形態である製剤(図3)が挙げられる。ここで、盤状製剤は、円盤状でも、矩形盤状でもよい。なお、上記(1)の形態においては、本発明ののどに対する消炎成分を含む部分と風邪治療内服薬物を含む部分の大きさは、のどに対する消炎成分を含む部分1に対し、風邪治療内服薬物を含む部分の大きさの比率(製剤の直径比)が、通常1.1倍〜3倍、好ましくは1.2倍〜2.6倍、特に好ましくは1.3倍〜2倍である。
本発明で使用する固形製剤は、例えば次のような製造方法で得られる。まず、のどに対する消炎成分を含む部分及び風邪治療内服薬物を含む部分とも湿式顆粒圧縮法もしくは直接粉末圧縮法で得られる顆粒を圧縮成形することにより製造する。例えば、のどに対する消炎成分を含む部分は消炎成分及びその他の医薬活性成分と賦形剤、甘味剤等の適当な添加剤を混合する。その後、湿式顆粒圧縮法では、結合剤の溶液を加え造粒、乾燥、整粒した顆粒に、さらに滑沢剤、香料等を加え混和し、圧縮成形し、直接粉末圧縮法では、造粒することなく、滑沢剤、香料等を加え混和し、圧縮成形することにより内核素錠を製造する。一方、風邪治療内服薬物を含む部分についても風邪治療内服薬物及びその他の医薬活性成分と賦形剤、崩壊剤、甘味剤等の適当な添加剤を混合する。その後、湿式顆粒圧縮法では、結合剤の溶液を加え造粒、乾燥、整粒した顆粒に、さらに滑沢剤、香料等を加え混和し、直接粉末圧縮法では、造粒することなく、滑沢剤、香料等を加え混和し、外層の混合末を製造する。そして、得られた内核素錠と外層の混合末を用い、内核素錠を核として圧縮成形することにより図1の形態の固形製剤を製造する。
本発明の固形製剤においてのどに対する消炎成分を含む部分は、トローチ剤である。本発明においては当該トローチ剤と、胃以下の消化管で吸収されて風邪治療作用を発揮する風邪治療内服薬物を含有する部分とを組み合せて全体を口腔内で溶解させて使用する製剤とすることにより、風邪の治療と口腔内での持続的消炎を同時に容易に行うことができるものである。
以下に、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
アズレンスルホン酸ナトリウム(アルプス薬品工業社製:商品名 アズレンスルホン酸ナトリウム) 0.8g、ソルビトール184gとサッカリンナトリウム3gを混合し、ヒドロキシプロピルセルロース8gをエタノール40gに溶解して得られた練合液を用いて湿式造粒を行い、造粒物を乾燥後整粒して内核の整粒末195.8gを得た。得られた整粒末にステアリン酸マグネシウム2gとメントール2g、シトラス香料0.2gを混合し、ロータリー式打錠機により直径8mm、質量200mgの内核素錠を製造した。得られた内核素錠に、アセトアミノフェン300g(山本化学工業株式会社製:商品名 アセトアミノフェンSS)、アスパルテーム30g、ソルビトール325.2g、カルメロース40g、微結晶セルロース80g、ステアリン酸マグネシウム8g、メントール16g、グレープフルーツ香料0.8gを混合した混合末を1錠あたり800mg、有核打錠機により圧縮被覆し、直径14mm、質量1000mgの固形製剤を得た。
実施例2
アズレンスルホン酸ナトリウム(アルプス薬品工業社製:商品名 アズレンスルホン酸ナトリウム)0.8g、マンニトール 292.9g、ステアリン酸マグネシウム3gとメントール3g、シトラス香料0.3gを混合した混合末を直接粉末圧縮法によりロータリー式打錠機で直径9mm、質量300mgの内核素錠を製造した。得られた内核素錠に、イブプロフェン(米沢浜理薬品工業株式会社製:商品名 イブプロフェン)150g、アスパルテーム20g、ソルビトール321.4g、カルメロース30g、微結晶セルロース60g、ステアリン酸マグネシウム6g、メントール12g、グレープフルーツ香料0.6gを混合した混合末を1錠あたり600mg、有核打錠機により圧縮被覆し、直径12mm、質量900mgの固形製剤を得た。
実施例3
アズレンスルホン酸ナトリウム(アルプス薬品工業社製:商品名 アズレンスルホン酸ナトリウム)1.6g、キシリトール184.5g、エリスリトール184.5gとサッカリンナトリウム5gを混合し、ヒドロキシプロピルセルロース16gをエタノール80gに溶解して得られた練合液を用いて湿式造粒を行い、造粒物を乾燥後整粒して内核の整粒末391.6gを得た。得られた整粒末にステアリン酸マグネシウム4gとメントール4g、シトラス香料0.4gを混合し、ロータリー式打錠機により直径10mm、質量400mgの内核素錠を製造した。得られた内核素錠に、ヒベンズ酸チペピジン(田辺製薬株式会社製:商品名 アストラザンH)25g、マンニトール496.6g、クロスポビドン20g、ステアリン酸マグネシウム4g、メントール4g、グレープフルーツ香料0.4gを混合した混合末を1錠あたり550mg、有核打錠機により圧縮被覆し、直径11mm、質量950mgの固形製剤を得た。
実験例1
実施例1〜3で得られた固形製剤について、第十四改正日本薬局方崩壊試験法に準じ、崩壊試験器(富山産業株式会社製・NT−4HS型)を用いて崩壊試験を実施した。バスケットのガラス管に固形製剤を1個ずつ、計6個を入れて、温度37℃、精製水1000mLに調節したビーカー中の試験液に浸し、1分間に30往復、振幅55mmで滑らかに上下運動を行った。結果は、目視にて風邪治療内服薬物を含む部分とのどに対する消炎成分を含む部分の崩壊又は溶解した時間について測定し6個の平均値を算出した。処方及び結果を表1に示す。
Figure 2006124288
実施例1〜3の固形製剤の崩壊時間は、アズレンスルホン酸ナトリウム等ののどに対する消炎成分を含む部分は、いずれも3分を超えて溶解していた。また、アセトアミノフェン等の解熱鎮痛剤(実施例1)、イブプロフェン等の解熱鎮痛剤(実施例2)及びヒベンズ酸チペピジン等の鎮咳剤(実施例3)等の風邪治療内服薬物を含む部分は、いずれも120秒以内に崩壊した。このことから、風邪治療内服薬物を含む部分は速やかに崩壊(又は溶解)し、それを嚥下することにより速やかに薬物の効果を奏し、また、のどに対する消炎成分を含む部分が残り徐々に崩壊(又は溶解)することにより、のど等の消炎効果を持続することができる。すなわち、本発明の固形製剤は速やかな内服による風邪治療と持続的な患部の消炎を可能にする新規な固形製剤である。尚、口腔内での使用感も良好であった。
製造例1
塩化セチルピリジニウム(和光純薬工業社製:商品名 塩化セチルピリジニウム)1g、アズレンスルホン酸ナトリウム(アルプス薬品工業社製:商品名 アズレンスルホン酸ナトリウム)0.8g、ソルビトール183gとサッカリンナトリウム3gを混合し、ヒドロキシプロピルセルロース8gをエタノール40gに溶解して得られた練合液を用いて湿式造粒を行い、造粒物を乾燥後整粒して内核の整粒末195.8gを得た。得られた整粒末にステアリン酸マグネシウム2gとメントール2g、シトラス香料0.2gを混合し、ロータリー式打錠機により直径8mm、質量200mgの内核素錠を製造した。得られた内核素錠に、アセトアミノフェン(山本化学工業株式会社製:商品名 アセトアミノフェンSS)300g、塩化リゾチーム(エーザイ株式会社製:商品名 塩化リゾチーム)20g、d−マレイン酸クロルフェニラミン(金剛化学株式会社製:商品名 d−マレイン酸クロルフェニラミン)2g、ヒベンズ酸チペピジン(田辺製薬株式会社製:商品名 アストラザンH)25g、リボフラビン(ロッシュビタミンジャパン社製:商品名 日本薬局方リボフラビン)12g、アスパルテーム30g、ソルビトール266.2g、カルメロース40g、微結晶セルロース80g、ステアリン酸マグネシウム8.0g、メントール16g、グレープフルーツ香料0.8gを混合した混合末を1錠あたり800mg、有核打錠機により圧縮被覆し、直径14mm、質量1000mgの固形製剤を得た。
製造例2
塩化セチルピリジニウム(和光純薬工業社製:商品名 塩化セチルピリジニウム)1g、アズレンスルホン酸ナトリウム(アルプス薬品工業社製:商品名 アズレンスルホン酸ナトリウム)0.8g、ソルビトール183gとサッカリンナトリウム3gを混合し、ヒドロキシプロピルセルロース8gをエタノール40gに溶解して得られた練合液を用いて湿式造粒を行い、造粒物を乾燥後整粒した。得られた粉末にステアリン酸マグネシウム2gとメントール2g、シトラス香料0.2gを混合し、口腔内に対する消炎効果を有する成分の打錠末を200g得た。一方で、イブプロフェン(米沢浜理薬品工業株式会社製:商品名 イブプロフェン)150g、塩化リゾチーム(エーザイ株式会社製:商品名 塩化リゾチーム)20g、d−マレイン酸クロルフェニラミン(金剛化学株式会社製:商品名 d−マレイン酸クロルフェニラミン)2g、ヒベンズ酸チペピジン(田辺製薬株式会社製:商品名 アストラザンH)25g、グアヤコールスルホン酸カリウム(米沢浜理薬品工業株式会社製:商品名 グアヤコールスルホン酸カリウム)30g、アスパルテーム20g、ソルビトール304.4g、カルメロース30g、ステアリン酸マグネシウム6g、メントール12g、グレープフルーツ香料0.6gを混合した風邪治療内服薬物を含む成分の打錠末を600g得た。そこで、口腔内に対する消炎効果を有する成分と風邪治療内服薬物を含む成分の打錠末を積層打錠機により圧縮成形し、直径11mm、質量800mgの固形製剤を得た。
製造例3
ソルビトール1384.7gとサッカリンナトリウム22gを混合し、塩化セチルピリジニウム(和光純薬工業社製:商品名 塩化セチルピリジニウム)1g、アズレンスルホン酸ナトリウム(アルプス薬品工業社製:商品名 アズレンスルホン酸ナトリウム)0.8g、ヒドロキシプロピルセルロース60gをエタノール300gに溶解して得られた練合液を用いて湿式造粒を行い、造粒物を乾燥後整粒し、ステアリン酸マグネシウム15gとメントール15g、シトラス香料1.5gを混合後、ロータリー式打錠機によりリング式21mmφ(内径7mmφ)の臼杵を使用し、質量1500mgのリング型固形製剤を製造した。一方で、塩化リゾチーム(エーザイ株式会社製:商品名 塩化リゾチーム)20g、d−マレイン酸クロルフェニラミン(金剛化学株式会社製:商品名 d−マレイン酸クロルフェニラミン)2g、ヒベンズ酸チペピジン(田辺製薬株式会社製:商品名 アストラザンH)25g、アスパルテーム8g、マンニトール49.8g、ヒドロキシプロピルセルロース4gをエタノール20gに溶解して得られた練合液を用いて湿式造粒を行い、造粒物を乾燥後整粒し、イブプロフェン(米沢浜理薬品工業株式会社製:商品名 イブプロフェン)75g、クロスポビドン10g、ステアリン酸マグネシウム2g、メントール4g、グレープフルーツ香料0.2gを混合した混合末を製造し、得られたリング型固形製剤の内側(穴)の部分に混合末を1錠あたり200mg充填し、打錠機により圧縮し、直径21mm、質量1700mgの固形製剤を得た。
外層と内核とからなる本発明固形製剤の外観図及び断面図を示す図である。 2層の積層製剤である本発明固形製剤の外観図及び断面図を示す図である。 盤状製剤である本発明固形製剤の外観図及び断面図を示す図である。

Claims (11)

  1. 日本薬局方の崩壊試験法に従って崩壊試験を行ったとき、45秒〜2分間に崩壊又は溶解する風邪治療内服薬物を含む部分及び3分を超えて崩壊又は溶解するのどに対する消炎成分を含む部分からなる口腔内溶解用固形製剤。
  2. 風邪治療内服薬物が、胃以下の消化管で吸収されて風邪治療作用を発揮する成分であり、のどに対する消炎成分が、口腔内で直接消炎作用を発揮する成分である請求項1記載の口腔内溶解用固形製剤。
  3. 固形製剤が外層及び内核からなる製剤であり、外層が風邪治療内服薬物を含む部分であり、内核がのどに対する消炎成分を含む部分である請求項1記載の口腔内溶解用固形製剤。
  4. 固形製剤が2層以上の積層製剤であり、各層が風邪治療内服薬物を含む層と、のどに対する消炎成分を含む層とに分別されているものである請求項1記載の口腔内溶解用固形製剤。
  5. 固形製剤が盤状製剤であり、のどに対する消炎成分を含む部分が穴あき盤状形態であり、風邪治療内服薬物を含む部分が穴の空間に埋め込まれている形態である請求項1に記載の口腔内溶解用固形製剤。
  6. 風邪治療内服薬物が、解熱鎮痛剤、鎮咳剤、去痰剤、抗ヒスタミン剤、中枢興奮剤及び交感神経興奮剤から選ばれる1種以上の薬剤を含むものである請求項1〜5のいずれか1項記載の口腔内溶解用固形製剤。
  7. 解熱鎮痛剤が、イブプロフェン、アセトアミノフェン、アスピリン、アスピリンアルミニウム、エテンザミド、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、サザピリン、イソプロピルアンチピリン、ラクチルフェネチジン、ロキソプロフェンナトリウム、ケトプロフェン、ピロキシカム、アセメタシン及びインドメタシンから選ばれる1種以上の薬物を含むものである請求項6記載の口腔内溶解用固形製剤。
  8. 鎮咳剤が、塩酸アロクラミド、塩酸クロペラスチン、クエン酸カルベタペンタン、クエン酸チペピジン、ジプナートナトリウム、臭化水素酸デキストロメトルファン、デキストロメトルファン・フェノールフタリン酸、ヒベンズ酸チペピジン、フェンジゾ酸クロペラスチン、リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸ノスカピン、ノスカピン、塩酸トリメトキノール及び塩酸メチルエフェドリンから選ばれる1種以上の薬物を含むものである請求項6又は7記載の口腔内溶解用固形製剤。
  9. 去痰剤が、グアヤコールスルホン酸カリウム、グアイフェネシン、塩酸ブロムヘキシン、塩酸メチルシステイン、塩酸エチルシステインから選ばれる1種以上の薬物を含むものである請求項6〜8のいずれか1項記載の口腔内溶解用固形製剤。
  10. のどに対する消炎成分が、アズレンスルホン酸ナトリウム、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸又はそれらの塩である請求項1〜9のいずれか1項記載の口腔内溶解用固形製剤。
  11. 45秒〜2分間に崩壊又は溶解する風邪治療内服薬物を含む部分と3分を超えて崩壊又は溶解するのどに対する消炎成分を含む部分の質量比が1:0.015〜1:8である請求項1〜10のいずれか1項記載の口腔内溶解用固形製剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010508346A (ja) * 2006-11-10 2010-03-18 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 抗菌剤及び宿主反応調節剤の組み合わせを含有する口腔ケア組成物
JP2011026310A (ja) * 2009-06-29 2011-02-10 Lion Corp 経口用医薬組成物
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WO2017029710A1 (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 合同会社Pharma Seeds Create NSAIDsまたはヘパリン類含有口腔用組成物

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