請求項1に記載の発明は、前面開口部を有する筐体と、前記筐体に開閉自在に備えられる扉と、前記筐体の前記扉と対向する部分に備えられ動作時に前記扉を押して開放させる電動開扉装置と、前記電動開扉装置がその風路上に位置するように備えられた送風機とを有し、前記送風機の通気により前記電動開扉装置の外周に強制対流を発生させることで電動開扉装置の放熱が促進されるので電動開扉装置の使用頻度が多くなっても異常高温に達することを抑制でき、電動開扉装置の使用頻度により動作禁止、動作禁止解除の制御を実施する際に使用頻度を多く設定できるので、電動開扉装置の使用中に電動開扉装置が突然使用不可能状態になることを防ぐことで冷蔵庫の使い勝手を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、筐体上部に圧縮機を配置し、前記送風機によって電動開扉装置と前記圧縮機との両方を冷却することにより、電動開扉装置と圧縮機とをそれぞれ専用に冷却する送風機を備える場合に比べて送風機の数を削減できるので、コストダウンを図ることができる。
請求項3に記載の発明は、筐体上部に凝縮器を配置し、前記送風機によって電動開扉装置と前記凝縮器との両方を冷却することにより、電動開扉装置と凝縮器とをそれぞれ専用に冷却する送風機を備える場合に比べて送風機の数を削減できるので、コストダウンを図ることができる。
請求項4に記載の発明は、風の流れにおいて風上側に電動開扉装置を配置したことにより、電動開扉装置より高温となる圧縮機の運転により発生した熱の影響を電動開扉装置に与えることがなく電動開扉装置の温度上昇を抑制できる。
請求項5に記載の発明は、筐体の天井部もしくは背面上部に凹部を設けることで機械室を形成し、前記機械室内に少なくとも圧縮機と送風機とを配置したことにより、機械室内部に送風機を備えることで大型の送風機を備えることができ、送風機の風量を大きくできるので電動開扉装置の放熱効率高めることができ、また圧縮機と送風機の運転音が冷蔵庫前面側に洩れにくくなるので、冷蔵庫使用時の圧縮機と送風機の運転音による冷蔵庫前面側への騒音低減を図ることができる。
請求項6に記載の発明は、電動開扉装置は筐体の天井部に備えられるとともに前記電動開扉装置によって開放される扉の高さ以下に納まるものであることにより、冷蔵庫の実質上の高さが高くならないような冷蔵庫を提供することができるとともに、冷蔵庫の扉を閉めた状態で電動開扉装置が前面側から見えないことにより、冷蔵庫の外観意匠を損なうことがなく電動開扉装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、筐体天井部に少なくとも機械室と電動開扉装置とを覆うカバーを有し、前記カバーと前記電動開扉装置上部との間に空間を設け、前記空間を送風機による通気の風路としたことにより、カバーを設けた際でも電動開扉装置の上部からの放熱が可能となるので、電動開扉装置の温度上昇を防いだ上で冷蔵庫の外観意匠を損なうことがなく電動開扉装置を備えた冷蔵庫を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、カバーは少なくとも電動開扉装置の上部近傍においては良熱伝導性料にて形成されたものであることにより、良熱伝導性材料部からの電動開扉装置の放熱が可能となるのでカバーを放熱板として使用することができ、電動開扉装置の放熱量低減を更に抑制できる。
請求項9に記載の発明は、送風機の風路は電動開扉装置の長手方向と略平行としたことにより、送風機による通気と電動開扉装置との接触面積を大きくすることができ、さらに通風抵抗を低減することができるので電動開扉装置の放熱を更に促進することができる。
請求項10に記載の発明は、電動開扉装置の下部に空間を設け、前記空間を送風機による通気の風路としたことにより、電動開扉装置下部からも放熱が可能となるので、電動開扉装置の放熱を更に促進させることができる。
請求項11に記載の発明は、電動開扉装置を風の流れにおいて送風機より風上側に配置したことにより、電動開扉装置に対して送風機の運転により発生した熱の影響を低減できる。
請求項12に記載の発明は、送風機による通気は筐体前面部より吸気し、筐体背面部にて排気されることにより、電動開扉装置の放熱で高温となった通気が冷蔵庫前面部に放出されることが無くなるので、扉開放時に高温となって排気された通気が貯蔵室内の冷気と混合して貯蔵室内の温度が上昇してしまうことを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態の冷蔵庫の縦断面図、図3は同実施の形態の冷蔵庫のカバー外し時の天井部平面図、図4は同実施の形態の冷蔵室ドア開放時の冷蔵庫上部の正面図、図5は同実施の形態の電動開扉装置の冷蔵庫取付け時の縦断面図である。
図1から図5において、冷蔵庫20の断熱箱体21は樹脂にて形成された内箱22と金属磁性体にて形成された外箱23との間に発泡断熱材24を充填したものであり、前面開口部21aを有し、仕切壁25,26,27,28により、上部より冷蔵室29、製氷室30、切替室31、野菜室32、冷凍室33と複数の貯蔵室を形成している。但し、製氷室29と切替室31とはそれぞれ左右並列に配置されている。
また、断熱箱体21は幅約650mm、奥行き約600mm、高さ約1,800mmの筐体である。
また、各貯蔵室には閉時に前面開口部21aを閉塞し断熱箱体21と連結された冷蔵室ドア29a、製氷室ドア30a、切替室ドア31a、野菜室ドア32a、冷凍室ドア33aを備える。更に冷蔵室ドア29aは右側上下端をそれぞれ回転軸を有する上部ヒンジ34と下部ヒンジ35とで断熱箱体21と回動自在に連結されており、その他の貯蔵室ドアは引出し式であり、前後方向に開閉自在に断熱箱体21と連結されている。
更に各貯蔵室ドアの断熱箱体21側の面は閉時に前面開口部21aとの間に5mm程度の空間36を有し、空間36は各貯蔵室ドアの断熱箱体21側の面の上下左右4辺に設けられたマグネットを有するガスケット37の磁力にて前面開口部21aにガスケット37を密着させることでシールされる。
断熱箱体21の天井部は背面側に第一の凹部21b、冷蔵室ドア29aの回転軸と反対側の左手前側に第二の凹部21cを有する。
第一の凹部21bは断熱箱体21の左右両端より20mmほど内側部分を約250mm凹めた形状であり、更に前後方向は背面から約200mmの位置まで凹んでいる。
第一の凹部21bには機械室40が形成され、冷蔵庫20を冷却する冷凍サイクル41の冷媒にはイソブタン等の炭化水素系可燃性冷媒を使用し、機械室40内には冷凍サイクル41の一部を構成する圧縮機42と、運転時に通風して圧縮機42を冷却する機械室送風機43とを備え、圧縮機42と機械室送風機43とはほぼ左右方向に並列に、左側に機械室送風機43、右側に圧縮機42となるよう配置されている。
圧縮機42は冷凍サイクル41の冷媒の流れる配管44との圧縮機接合部42aを有し、圧縮機接合部42aは機械室40内において圧縮機42と共に機械室送風機43の右側に構成されている。
機械室送風機43は断熱箱体21の左側より吸入し、右側の圧縮機42と圧縮機接合部42aとに送風可能であるように配置され、機械室送風機43の左側と断熱箱体21とは機械室送風機43が吸気可能な程度空間を有する。
更に機械室送風機43は冷凍サイクル41の制御に従って運転し、例えば圧縮機42の運転時に動作される。
第二の凹部21cは断熱箱体21の天井部の前面開口部21aから20mmほど奥に入ったところから更に150mmほど奥に入った部分を約5mmほど凹めた形状であり、更に左右方向は断熱箱体21左側面から50mmほど右に入ったところから更に100mmほど右に入ったところまでを凹めている。
第二の凹部21cには冷蔵室ドア29aを押して開放させる電動開扉装置としてソレノイド式開扉装置50を備え、これにより圧縮機42,機械室送風機43はソレノイド式開扉装置50より断熱箱体21の奥側に位置し、更に圧縮機42,機械室送風機43を備える第一の凹部21bの下面高さはソレノイド式開扉装置50が固着される第二の凹部21cの下面高さよりも低く構成される。
また、ソレノイド式開扉装置50が第二の凹部21cに固着時には、ソレノイド式開扉装置50の上面高さは冷蔵室ドア29a上面又は冷蔵室ドア29aの上部ヒンジ34取付け面よりも低くなるよう構成される。
ソレノイド式開扉装置50は円筒状に形成されたコイル51(図示せず)と、コイル51を樹脂モールドしたコイルユニット52と、コイルユニット52に設けられたヨーク53と、コイルユニット52内においてコイルユニット52を貫通した状態で軸方向に移動可能に設けられた磁性体金属にて形成されたプランジャ54と、プランジャ54に対し同軸上の前側に固定され非磁性体金属にて形成されたプッシュロッド55とを主要構成部品として構成され、ヨーク53をゴムなどの弾性材料にて形成されたブッシュ56を介して第二の凹部21cに固着し、動作時にはプランジャ54とプッシュロッド55とが一体となって前方向に移動する。
また、ソレノイド式開扉装置50はプッシュロッド55の移動方向に平行な前後方向の外形寸法が左右方向の外形寸法より大きく、前後方向に長く伸びた形状をしている。
また、ソレノイド式開扉装置50を第二の凹部21cに固着した際にはソレノイド式開扉装置50下部と第二の凹部21cとの間には機械室送風機43の運転時に通気可能な程度の空間を有し、プッシュロッド55の先端の下端は冷蔵室ドア29aのガスケット37上辺の上端より更に上部分を押すことになる。
更に冷蔵室ドア29aのプッシュロッド55と対向する位置には当接部29bを設け、冷蔵室ドア29aの閉時には当接部29bとプッシュロッド55が常に当接するよう設定されている。
また、冷蔵室ドア29aの前面左側には、冷蔵室ドア29aを手動開閉する為のハンドル29cと、ハンドル29c近傍に備えられ冷蔵庫20の運転時に使用者の押圧を感知してソレノイド式開扉装置50の動作ON信号を出力する開扉スイッチ29dとを備える。
カバー60は金属などの良熱伝導性材料にて形成され、機械室40の背面部と機械室40,ソレノイド式開扉装置50の上部を包含して断熱箱体21の天井部の上部全体を覆うよう構成される。
この時、ソレノイド式開扉装置50の上部とカバー60とは機械室送風機43の運転時に通気可能な程度の空間を有する。
また、カバー60は前面にはプッシュロッド55が貫通する貫通孔60aと、貫通孔60a以外のカバー60前面の大部分を開口して機械室送風機43の通気の入口となる吸気口60bとを備え、機械室40の背面側には圧縮機42近傍のみに機械室送風機43の通気の出口となる排気口60cを有する。
また、第一の凹部21bより断熱箱体21の手前側に、カバー60右側面の内側より機械室送風機43まで断熱箱体21の天井部とカバー60上部との間を風路上シールする風路壁61を備える。
機械室送風機43の上下左右の側面は第一の凹部21b、カバー60、風路壁61により風路上シールされており、機械室送風機43の吸気は機械室送風機43の吸気側と断熱箱体21との間からのみ可能となる。
これにより風の流れにおいて風上側にソレノイド式開扉装置50,風下側に圧縮機42と圧縮機接合部42aが構成されることになる。
また、断熱箱体21の下部には冷凍サイクル41の一部を形成する凝縮器70と、冷蔵室29内に備えられ同じく冷凍サイクル41の一部を形成する蒸発器(図示せず)の除霜水を蓄える蒸発皿71とを備えている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
冷蔵庫20の運転時に使用者が冷蔵室ドア29aの開扉スイッチ29dを押すとソレノイド式開扉装置50が動作し、プッシュロッド55が冷蔵室ドア29aの当接部29bを押すことにより冷蔵室ドア29aが開放される。
また、圧縮機42の運転中は機械室送風機43も運転し、カバー60前面の吸気口60bよりカバー60内部に外気を吸入する。吸入された外気はソレノイド式開扉装置50の長手方向となるソレノイド式開扉装置50の前後方向と略平行に、断熱21の箱体の前側から背面側に向かってソレノイド式開扉装置50の両側面、上部、下部を通気しながらソレノイド式開扉装置50周辺にて強制対流を発生させ、動作により温度上昇したソレノイド式開扉装置50の放熱を促進させる。その後外気は機械室送風機43に吸入され、圧縮機42に送風されることにより圧縮機42を冷却して、排気口60cより再び外気に放出される。
以上のように本実施の形態においては機械室送風機43の通気によりソレノイド式開扉装置50の外周に強制対流を発生させることにより、ソレノイド式開扉装置50の放熱が促進されるので、ソレノイド式開扉装置50の使用頻度が高くなっても異常高温に達することを抑制でき、ソレノイド式開扉装置50の使用頻度により動作禁止、動作禁止解除の制御を実施する際に使用頻度を多く設定できるので、ソレノイド式開扉装置50の使用中にソレノイド式開扉装置50が突然使用不可能状態になることを抑制可能となり冷蔵庫20の使い勝手を向上させることができる。
また、機械室送風機43の風路はソレノイド式開扉装置50の長手方向と略平行としたことにより、機械室送風機43による通気とソレノイド式開扉装置50との接触面積を大きくすることができるのでソレノイド式開扉装置50の放熱を更に促進することができる。
また、ソレノイド式開扉装置50下部と第二の凹部21cとの間に空間を設け、風路を形成したことにより、ソレノイド式開扉装置50下部からも放熱が可能となるので、ソレノイド式開扉装置50の放熱を更に促進させることができる。
また、風の流れにおいてソレノイド式開扉装置50を機械室送風機43より風上側に配置したことにより、ソレノイド式開扉装置50に対して機械室送風機43の運転により発生した熱の影響を低減できる。
また、ソレノイド式開扉装置50を機械室送風機43より断熱箱体21の前面側に配置したことにより、冷蔵庫20使用時の機械室送風機43の運転音の低減、機械室送風機43の運転振動の冷蔵室ドア29aへの伝達抑制を図ることができ、冷蔵庫20の低騒音化を図ることができる。
また、機械室送風機43による通気は断熱箱体21前面部より吸気し、断熱箱体21背面部にて排気されることにより、ソレノイド式開扉装置50の放熱で高温となった通気が冷蔵庫20前面部に放出されることが無くなるので、冷蔵室ドア29aの開放時に高温となって排気口60cより排気された通気が冷蔵室29内の冷気と混合して冷蔵室29内の温度が上昇してしまうことを防止することができる。
また、圧縮機42と機械室送風機43とを断熱箱体21の天井部もしくは背面上部に設けた際に、機械室送風機43がソレノイド式開扉装置50と同時に圧縮機42を冷却することにより、ソレノイド式開扉装置50と圧縮機42とをそれぞれ専用に冷却する送風機を備える場合に比べて送風機の数を削減できるので、コストダウンを図ることができる。
また、機械室40に機械室送風機43を配置することで大型の送風機を配置することができ、送風機の風量を大きくできるのでソレノイド式開扉装置50の放熱を更に促進することができる。
また、断熱箱体21の天井部もしくは背面上部に第一の凹部21bを設け、第一の凹部21bに機械室40の圧縮機42と機械室送風機43とを配置し、第一の凹部21b下面の高さがソレノイド式開扉装置50の固着位置である第二の凹部21c下面よりも低くしたことにより、圧縮機42と機械室送風機43の運転音が冷蔵庫20前面側に洩れにくくなるので、冷蔵庫20使用時の圧縮機42と機械室送風機43の運転音の低減を図ることができる。
また、風の流れにおいて風上側にソレノイド式開扉装置50、風下側に圧縮機42を配置したことにより、ソレノイド式開扉装置50に対して圧縮機42の運転により発生した熱の影響を低減できる。
また、断熱箱体21天井部に少なくとも機械室40とソレノイド式開扉装置50とを覆うカバー60を有し、カバー60とソレノイド式開扉装置50上部との間に空間を設け、風路を形成したことにより、カバー60を設けた際でもソレノイド式開扉装置50上部からの放熱が可能となるので、カバー60を設けることによるソレノイド式開扉装置50の放熱量低減を抑制できる。
また、カバー60を良熱伝導性材料にて形成したことにより、良熱伝導性材料部からのソレノイド式開扉装置50の放熱が可能となるので、カバー60を設けることによるソレノイド式開扉装置50の放熱量低減を抑制できる。
なお、本実施の形態では電動開扉装置はソレノイド方式としたが、モーター方式においてもモーター自身は動作により温度が上昇すると推進力が低下してしまう為、同様に送風機を備えることにより同等の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では圧縮機42を断熱箱体21の天井部背面側に備え、ソレノイド式開扉装置50冷却用送風機と圧縮機42冷却用の機械室送風機43とを兼用することでコストダウンを図ったが、重量の大きい圧縮機42を断熱箱体21下部に配置すると、冷蔵庫20の重心が低くなり、冷蔵庫20設置時の安定性を向上させることができる。
また、本実施の形態では機械室送風機43は冷凍サイクル41の制御に従って運転されるとしたが、タイマにより所定の時間間隔にて運転するよう制御と組合せることで、冷凍サイクル41の運転が停止する除霜時にも機械室送風機43によるソレノイド式開扉装置50の放熱を行なうことが可能となり、ソレノイド式開扉装置50の放熱信頼性向上を図ることができる。
また、本実施の形態において断熱箱体21の下部に凝縮器70と蒸発皿71とを設けることにより、蒸発皿71に蓄えられた除霜水の蒸発に必要な熱源として凝縮器70を利用可能となるので蒸発用のヒータを廃止でき、コストダウンを図ることができる。
なお、本実施の形態では断熱箱体21の天井部にソレノイド式開扉装置50を備える場合について記載したが、例えばソレノイド式開扉装置50を断熱箱体21の下部に設け、ソレノイド式開扉装置50が冷凍室ドア33aを押して開放するとした場合でも、機械室送風機43を断熱箱体21の下部に設けてソレノイド式開扉装置50を風路上に配置すると同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における電動開扉装置の冷蔵庫取付け時の縦断面図である。なお、実施の形態1と同様の構成および動作については説明を省略する。
図6において、ソレノイド式開扉装置50のコイルユニット52側面上部にはソレノイド式開扉装置50の温度検知手段としてサーミスタ100を有する。
また、冷蔵庫20はサーミスタ100の出力により機械室送風機43の運転を制御する制御手段101(図示せず)を備えている。
制御手段101は連続動作によりソレノイド式開扉装置50が所定の温度以上に達した状態をサーミスタ100が検知すると機械室送風機43を強制運転し、機械室送風機43の運転によりソレノイド式開扉装置50が放熱して所定の温度以下に達した状態をサーミスタ100が検知すると機械室送風機43の運転を停止するよう設定されている。
以上のように本実施の形態ではソレノイド式開扉装置50の温度検知手段としてサーミスタ100を設け、サーミスタ100が所定の温度以上を検知した際に機械室送風機43を強制運転させるとしたのでソレノイド式開扉装置50の動作に対して応答性の早い制御が可能であり、ソレノイド式開扉装置50の放熱信頼性向上と、機械室送風機43を連続運転させることに比べて省エネを図ることが可能である。
また、機械室送風機43が運転を開始した後、サーミスタ100が所定の温度以下を検知した際には機械室送風機43の運転を停止させるとしたので必要最小限の運転により更に省エネを図ることができる。
なお、本実施の形態では機械室送風機43の運転制御をサーミスタ100の検知温度によるとしたが、開扉スイッチ29dのON信号出力により機械室送風機43をタイマにより所定時間強制運転させるとするとサーミスタ100を廃止できるのでコストダウンを図ることができる。
この時、開扉スイッチ29dのON信号出力の度に機械室送風機43を強制運転させると消費電力が増加するので、ソレノイド式開扉装置50の動作時の温度上昇が許容される場合には、例えば所定時間あたりのON信号出力回数が所定回数以上となる時など、複数回のON信号出力により機械室送風機43を強制運転させる方が消費電力の増加を抑制できる。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3における冷蔵庫の縦断面図である。図8は同実施の形態の冷蔵庫のカバー外し時の天井部平面図である。なお、実施の形態1と同様の構成および動作については説明を省略する。
図7、図8において、断熱箱体21の天井部の前後方向において第二の凹部21cと風路壁61との間に冷凍サイクル41の一部を形成する凝縮器200を備える。
凝縮器200は上下方向と左右方向においてはカバー60の下面と断熱箱体21の天井部との空間内に収容されている。
また、機械室送風機43の運転によりカバー60前面の吸気口60bよりカバー60内部に吸入された外気は、断熱箱体21の左側においてはソレノイド式開扉装置50を冷却後凝縮器200を冷却する。一方断熱箱体21の右側においては吸入された外気は直接凝縮器200を冷却することになる。凝縮器を冷却した外気は機械室送風機43に吸入され、圧縮機42に送風されることにより圧縮機42を冷却して、排気口60cより再び外気に放出される。
断熱箱体21の天井部の前後方向において第二の凹部21cと風路壁61との間の無効空間に凝縮器200を配置することにより、断熱箱体21の下部に凝縮器200を配置した場合に比べ冷蔵庫20の全長を低くすることができ、冷蔵庫20の設置条件を改善することができる。
また、機械室送風機43の風路においてソレノイド式開扉装置50より風下側に凝縮器200を備えることにより、ソレノイド式開扉装置50に対して凝縮器200の熱の影響を低減できる。
なお、本実施の形態においては圧縮機42は断熱箱体21の上部に配置する構成としたが、圧縮機42を断熱箱体21の下部に配置する構成とした場合でも機械室送風機43によって開扉装置50と凝縮器200との両方を冷却することにより、電動開扉装置と凝縮器とをそれぞれ専用に冷却する送風機を備える場合に比べて送風機の数を削減できるので、コストダウンを図ることができる。また、機械室に送風機43を備えることで風量の大きい大型の送風機を備えることができるので、開扉装置と凝縮器の放熱効率をより高めることができる。
(実施の形態4)
図9は本発明の実施の形態4における冷蔵庫の縦断面図である。図10は同実施の形態の冷蔵庫のカバー外し時の天井部平面図である。なお、実施の形態1と同様の構成および動作については説明を省略する。
図9、図10において、断熱箱体21の天井部の前後方向において第二の凹部21cと風路壁61との間に冷凍サイクル41の一部を形成する凝縮器300を備える。
また、断熱箱体21の天井部には金属などの良熱伝導性材料にて形成され、機械室40の背面部と機械室40,凝縮器300上部を覆う第一のカバー301と、同じく金属などの良熱伝導性材料にて形成されソレノイド式開扉装置50の上部を覆う第二のカバー302とを備える。
凝縮器300は上下方向と左右方向においては第一のカバー301の下面と断熱箱体21の天井部との空間内に収容されている。
また、第一のカバー301は前面と上面前部には機械室送風機43の通気の入口となる吸気口301aを備え、機械室40の背面側には圧縮機42近傍のみに機械室送風機43の通気の出口となる排気口301bを有する。
また、第二のカバー302は前面にプッシュロッド55が貫通する貫通孔302aを有する。
この時、ソレノイド式開扉装置50の上部と第二のカバー302とは機械室送風機43の運転時に通気可能な程度の空間を有する。
また、機械室送風機43の運転により第一のカバー301の前面と上面前部に設けられた吸気口301aより第一のカバー301内部に吸入された外気は、凝縮器300を冷却後機械室送風機43に吸入され、圧縮機42に送風されることにより圧縮機42を冷却して、排気口60cより再び外気に放出される。
この時、吸気口301aより外気が吸入されることにより第二のカバー302の外周に強制対流が発生し、貫通孔302aより外気の出入りが行なわれるので実施の形態1と同様にソレノイド式開扉装置50の放熱を促進することができる。
なお、第二のカバー302に貫通孔302a以外に背面側にも外気の出入りが可能な穴を設けることにより第二のカバー302内の外気の通気が増すので更にソレノイド式開扉装置50の放熱を促進することができる。
また、カバーを第一のカバー301と第二のカバー302とに分割することによりカバーを小型化できるので、成型設備の小型化を図ることによる設備投資や部品コストの低減を図ったり、組立作業者の作業負荷を低減することができる。
なお、本実施の形態においては圧縮機42は断熱箱体21の上部に配置する構成としたが、圧縮機42を断熱箱体21の下部に配置する構成とした場合でも機械室送風機43によって開扉装置50と凝縮器200との両方を冷却することにより、電動開扉装置と凝縮器とをそれぞれ専用に冷却する送風機を備える場合に比べて送風機の数を削減できるので、コストダウンを図ることができる。また、機械室に送風機43を備えることで風量の大きい大型の送風機を備えることができるので、開扉装置と凝縮器の放熱効率をより高めることができる。