JP2006101370A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、軽量化を図り、低コストで生産性に優れ、共振周波数の変化や損失の少ないRFIDシステムを提供することを目的としている。
【解決手段】本発明は、非接触でデータの通信を行うRFIDシステムにおけるアンテナ装置1であって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体5を設けた構成において、軟磁性体5が複数の磁性材片9の集合体で構成することにより生産性の向上を図り通信特性を向上させたアンテナ装置1である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、非接触でデータの通信を行うRFIDシステムにおけるアンテナ装置1であって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体5を設けた構成において、軟磁性体5が複数の磁性材片9の集合体で構成することにより生産性の向上を図り通信特性を向上させたアンテナ装置1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、従来のRFIDアンテナが、13.6MHzの帯域でICタグに電波を飛ばしICタグの情報を読む機能があるが、ICタグやRFIDアンテナの背面に磁界に影響する金属棚や電解物質があると著しく通信特性が悪くなる問題が指摘されていた。
本発明は、ICタグやRFIDアンテナの背面に磁界に影響する金属や電解物質があってもICタグを使用するとき、RFIDアンテナに対し裏面に低ロス(Hi−Q)の磁性体を用いることで通信特性を向上させる磁性体を検討し、背面の磁界の影響物体(渦電流発生)に対してできるだけ影響を遮蔽するための磁性体の構造に関し、この磁性体を備えたアンテナ装置に関する。
近年、ICチップを備えたトランスポンダとリーダ/ライタ(又はライタ)との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及している。このRFIDシステムは、トランスポンダ及びリーダ/ライタの各々に備えたアンテナを使用してデータの交信を行うため、トランスポンダをリーダ/ライタから数cm乃至数十cm離しても通信が可能であり、汚れや静電気等に強いという長所から、病院の薬品管理、図書館の本の管理、工場の生産管理、物流の管理、入退室管理等の様々な分野に利用されるようになってきている。
このようなRFIDシステムのリーダ/ライタ及びトランスポンダに用いるアンテナとして、安価で優れた性能を有することから、従来は、空芯のコイルが用いられていた。この空芯コイルのアンテナとしては、例えば、(特許文献1)に示すように、絶縁層で被覆された導線を渦巻状に巻回してベース板に貼り付けて形成したものや、ベース板に堆積したアルミニウム箔や銅箔等の金属箔をエッチングにより除去して形成したもの等が知られている。
特開平4−321190号公報
しかしながら、上述した空芯コイルのアンテナでは、磁束がベース板を貫通する方向に発生するため、アンテナコイルを金属製の物品に密着させた場合、磁束がベース板を貫通して金属製の物品に到達し、これにより、金属内に渦電流が発生し、アンテナコイルとコンデンサとで形成される共振回路の共振周波数が変化したり、損失が増加するという問題があった。つまり、タグに電力を供給する搬送波(交流磁界)と、その上に重ねられた変調データ信号のすべてが、金属面に誘起された反磁界Hd成分に打ち消され、大きく減衰してしまう事態となる。そのため、交信距離が短くなり、RFIDシステムの機能を果たさなくなるといった課題があった。
特に、リーダ/ライタの場合は、トランスポンダと異なり、リーダ/ライタを駆動する回路や制御回路、電源等の多くの電子回路が必要であり、これらの電子回路や該回路の保持部材には、金属材料が多く含まれるため、リーダ/ライタ用アンテナはこれらの金属材料の影響を受けて共振周波数の変化や損失の増加が大きくなりやすい。このため、従来のリーダ/ライタでは、アンテナと電子回路とを別のケースに収め、その間をケーブルで接続するといった構造が用いられている。しかしながら、このような構造では、装置を持ち運ぶたびに電子回路のケースとアンテナのケースとを分断し、使用の度にケーブルで接続しなければならず、使用上不便である。また、持ち運ぶ場合には、ケースを鉄やアルミニウム、マグネシウム等の金属製とし、小型で強固なものとすることが望ましいが、空芯コ
イルのアンテナをケースに接して配置すると、共振周波数の変化や損失の増加は著しいものとなる。また、ケースがプラスチック製であっても、アルミニウム等の蒸着膜がある場合や、充填材または塗装層にアルミフレーク等の金属が含まれる場合にはコイルの損失が著しくなってしまう場合がある。
イルのアンテナをケースに接して配置すると、共振周波数の変化や損失の増加は著しいものとなる。また、ケースがプラスチック製であっても、アルミニウム等の蒸着膜がある場合や、充填材または塗装層にアルミフレーク等の金属が含まれる場合にはコイルの損失が著しくなってしまう場合がある。
また、上記問題を解決する手段として、図7に示すRFIDシステムにおけるリーダ/ライタ用アンテナのアンテナパターン102と金属ケース等の導電性物品との間に、平板状の軟磁性体104を設けたものが考案されている。このようにアンテナパターン102と金属ケース等の導電性物品との間に、軟磁性体104を介在させることにより、アンテナパターン102で発生する磁束を軟磁性体104に通し、金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制することができる。
しかしながら、RFIDシステムにおいて用いられるアンテナパターン102から必要とされる軟磁性体104は大きな面積が必要となっている。このような大きな面積の軟磁性体104を一個の個片で形成する場合、生産性、品質の点で障害となる場合があった。例えば、フェライトの場合、大型の板状物のものを焼成した場合、ソリやクラックまたは割れ等が発生し、品質低下の原因となっていた。また、大型の板状物の場合、取り扱いが困難で、生産性が悪いという課題があった。また、アモルファス、センダスト等の合金等で、大型の板状物を作製する場合、大掛かりな生産設備が必要となり、生産性、生産コストの点で大きな障害となっていた。また、大きな板状物で軟磁性体を形成した場合、板状物内で磁気特性のばらつきが生じ、RFIDシステムの通信特性の低下につながったりしていた。
本発明は、非接触でデータの通信を行うRFIDシステムにおけるアンテナ装置であって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体を設けたものにおいて、軟磁性体が複数の磁性材片の集合体であることを特徴とするアンテナ装置の構成とする。
本発明は、軟磁性体が複数の磁性材片の集合体で形成されるため、磁性材片を小型化することが可能となる。磁性材片が小型できることにより、例えば、フェライトの場合、焼成時にソリやクラックまたは割れ等の発生が防止でき、品質が向上するとともに、製品の取り扱いが容易となり、生産性の向上も図れる。また、アモルファス、センダスト等の合金等の場合、大掛かりな生産設備が必要でなくなり、生産性の向上、生産コストの低下を実現することができる。また、磁性材片を小型化することにより、磁気特性のばらつきを低減でき、RFIDシステムの通信特性の低下を防止することができる。
以上の構造により、生産性のよい、品質の優れた軟磁性体を塔載したRFIDシステムを作製でき、RFIDシステムの特性向上が図られるとともに、背面の金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制しつつ、通信距離を確保できる効果がある。
本発明の請求項1に記載の発明は、非接触でデータの通信を行うRFIDシステムにおけるアンテナ装置であって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体を設けた構成において、軟磁性体が複数の磁性材片の集合体で構成されることを特徴とするアンテナ装置であって、軟磁性体を複数の磁性材片の集合体で構成することにより生産性の向上を図り、品質の優れ、特性ばらつきの少ない軟磁性体を作製することができる。また、RFIDシステムの中で、背面の金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制しつつ、通信距離を確保できる。
本発明の請求項2に記載の発明は、アンテナ装置において、平面内で1ターン以上のループで構成されるアンテナコイルであって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体を設けた構成において、軟磁性体が複数の磁性材片の集合体で構成されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置であって、軟磁性体を複数の磁性材片の集合体で構成することにより生産性の向上を図ることができ、さらに品質の優れた、特性ばらつきの少ない軟磁性体を作製することができる。また、RFIDシステムの中で、背面の金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制しつつ、通信距離を確保できる。
本発明の請求項3に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、軟磁性体の央部に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載のアンテナ装置であって、軟磁性体を複数の磁性材片の集合体で構成することにより生産性の向上を図ることができ、さらに品質の優れた、特性ばらつきの少ない軟磁性体を作製できるとともに、軟磁性体の央部に貫通孔を設けたことにより軟磁性体の軽量化が実現できる。
本発明の請求項4に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、軟磁性体の央部の片面に凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載のアンテナ装置であって、軟磁性体を複数の磁性材片の集合体で構成することにより生産性の向上を図ることができ、さらに品質の優れた、特性ばらつきの少ない軟磁性体を作製できるとともに、軟磁性体の央部の片面に凹部を設けたことにより軟磁性体の軽量化が実現できる。また、央部が凹部であるため、軟磁性体の一部が平面上で連続構造となり強度の低下を防止することができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、軟磁性体の央部の両面に凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載のアンテナ装置であって、軟磁性体を複数の磁性材片の集合体で構成することにより生産性の向上を図ることができ、さらに品質の優れた、特性ばらつきの少ない軟磁性体を作製できるとともに、軟磁性体の央部の両面に凹部を設けたことにより軟磁性体の軽量化が実現できる。また、央部が凹部であるため、軟磁性体の一部が平面上で連続構造となり強度の低下を防止することができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、軟磁性体において、貫通孔や凹部が設けられた央部がRFIDシステムの該平面において、アンテナコイルの設置面よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1〜5に記載のアンテナ装置であって、軟磁性体の設置面をアンテナコイルの設置面よりも内側に位置しているため、RFIDシステムの通信特性の低下を防止できるとともに、軽量化を図ることができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、軟磁性体において、央部に設けられた貫通孔、及び、央部の片面または両面に設けられた凹部の数が1以上であることを特徴とする請求項1〜6に記載のアンテナ装置であって、軟磁性体の軽量化が図れるとともに、強度の低下を防止することができる。
本発明の請求項8に記載の発明は、軟磁性体が、アモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe−Al合金、センダスト合金、又は、軟磁性フェライトのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のアンテナ装置であって、最適な軟磁性体料を選択することにより、効率良くアンテナコイルの背面の金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制しつつ、通信距離を確保できる。
本発明の請求項9に記載の発明は、軟磁性体が、金属酸化物を樹脂バインダーに混合し
て塗工し、乾燥したシートを積層させた磁性シートであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、柔軟性のある、衝撃に強い軟磁性体を作製でき、さらに、軽量化を図ることが可能となる。
て塗工し、乾燥したシートを積層させた磁性シートであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、柔軟性のある、衝撃に強い軟磁性体を作製でき、さらに、軽量化を図ることが可能となる。
本発明の請求項10に記載の発明は、軟磁性体が、軟磁性フェライトであって、フェライト粉体を乾式成形し、焼成することによりバルク形状としたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、生産性に優れた軟磁性体で、軽量化を実現できる。
本発明の請求項11に記載の発明は、軟磁性フェライトが、Ni−Zn系フェライトまたは、Mn−Zn系フェライトを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、柔軟性のある磁性材を実現できる。
本発明の請求項12に記載の発明は、軟磁性フェライトがFe2O3、ZnO、NiO、CuO、または、Fe2O3、ZnO、MnO、CuOからなることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載のアンテナ装置であって、柔軟性のある磁性材を実現できる。
本発明の請求項13に記載の発明は、軟磁性体が、アモルファス箔又はアモルファス箔の積層材であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置であって、衝撃に強い軟磁性体で、軽量化を実現できる。
本発明の請求項14に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、磁性材片が上下方向に複数のバルク材が積み重ねられたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のアンテナ装置であって、生産性の向上を図り、さらに、軽量化を実現できる。
本発明の請求項15に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、磁性材片が略三角柱、略四角柱、略多角柱、略円柱等の形状で構成されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のアンテナ装置であって、多様な磁性材片が使用できるため、生産性が優れ、低コストの磁性材を作製できる。
本発明の請求項16に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、磁性材片が接着剤により接合されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のアンテナ装置であって、接着材で接合することにより、磁性材片のズレ等がなくなり、寸法精度の良い磁性材を作製することができるとともに、強度向上も図れる。
本発明の請求項17に記載の発明は、軟磁性体において、軟磁性体の央部に設けた貫通孔、軟磁性体の央部の片面又は両面に設けた凹部に樹脂等の非磁性体を充填した構成とすることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のアンテナ装置であって、軟磁性体の貫通孔や凹部に樹脂等の非磁性体を充填することにより、軟磁性体の軽量化を図りつつ、強度を保持できる。
本発明の請求項18に記載の発明は、複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、中央部がフェライトのバルク材の集合体で構成され、外周部がフェライトの磁性シートの集合体で構成されたことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載のアンテナ装置であって、外周部をフェライトの磁性シートで構成することにより、RFIDの端部の磁界強度を高めることができ、通信時の不感地帯を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
1はRFIDシステムの内部構造を示したアンテナ装置、2は樹脂ケース(本体)、3はアンテナ基板上に形成されたアンテナパターン、4は整合回路、5は軟磁性体、6は樹脂スペーサー、7は金属板、8は樹脂ケース(裏フタ)である。
1はRFIDシステムの内部構造を示したアンテナ装置、2は樹脂ケース(本体)、3はアンテナ基板上に形成されたアンテナパターン、4は整合回路、5は軟磁性体、6は樹脂スペーサー、7は金属板、8は樹脂ケース(裏フタ)である。
まず、アンテナ装置1の構造において、各図のそれぞれに表されている構造の特徴とその効果を簡略に説明する。
図1(a)には、本発明の実施の形態におけるアンテナ装置の分解状態での斜視図を示す。アンテナパターン3と整合回路4が形成されたアンテナ基板の下方に、軟磁性体5が設置されている。軟磁性体5の下方には、樹脂スペーサー6、金属板7が設置されている。以上の部品を、樹脂ケース(本体)2と樹脂ケース(裏フタ)8に収納されている。軟磁性体5は、複数の磁性材片の集合体で構成されており、生産性の向上を図るとともに、品質の優れた、特性ばらつきの少ない軟磁性体を作製することができる。また、軟磁性体5をアンテナパターン3の下方に設置することにより、RFIDシステムの背面の金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制しつつ、通信距離を確保できる効果がある。図1(b)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の上面図を示す。図1(c)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の側面図を示す。図1(d)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の斜視図を示す。9は軟磁性体5内の磁性材片を示したものである。
図2(a)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の上面図である。図2(b)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の側面図を示す。図2(c)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の斜視図を示す。この構造により、軟磁性体の軽量化が図れるとともに、RFIDシステムの背面の金属内で発生する渦電流による共振周波数の変化や損失の増加を抑制しつつ、通信距離を確保できる効果がある。
図3(a)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の上面図である。図3(b)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の側面図を示す。図3(c)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の斜視図を示す。この構造により、柔軟性のある、衝撃に強い軟磁性体を作製できる。
図4(a)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の上面図である。この構造により、任意の厚みに対応でき、磁界強度の調整を容易に行うことができる。
図5(a)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の上面図を示している。この構造により、多様な磁性材片が使用できるため、生産性が優れ、低コストの磁性材を作製できる。
図6(a)には、本発明の実施の形態における軟磁性体の上面図を示している。この構造により、RFIDの端部の磁界強度を高めることができ、通信時の不感地帯を低減できる。
以上が、各図面の構造の概略とそのポイントを説明したものである。
次に、各部の詳細について説明する。
1はRFIDシステムの内部構造を示したアンテナ装置であり、図1などに表されるように、樹脂ケース(本体)2、アンテナ基板上に形成されたアンテナパターン3、整合回路4、軟磁性体5、樹脂スペーサー6、金属板7、樹脂ケース(裏フタ)8で構成される
。
。
3はアンテナパターンであり、ループアンテナ構造となっている。ループアンテナの構造としては、中央に開口部を備えたループ形状であればよく、その形状は円形または略矩形または多角形のいずれであってもよい。さらに、ループアンテナの材質としては、導電性の金属製線材、金属製板材、金属製箔材、または金属製筒材等から適宜選択することができる。
4は整合回路を示したものであり、整合回路4を接続することにより、設置場所の周囲の金属等によるアンテナ特性への影響を受けにくくするともに不整合による定在波の発生を抑えることで動作の安定した損失の少ないアンテナとなる。
5は軟磁性体であり、軟磁性体5はアンテナパターン3の背面に配置され、その材質としては、軟磁性フェライト、アモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe−Al合金、センダスト合金等を用いることができる。軟磁性体の形状として、例えば、フェライトの場合、板状またはシート状のものを用いることができる。シート状のフェライトは、フェライト粉末を樹脂材料等の有機結合体内に混練させ、乾燥させることにより作製できる。磁性体シートを用いることで、柔軟性を確保し、耐衝撃性や耐久性を向上させることができる。9は、軟磁性体5の構成部材である磁性材片を示したものである。磁性材片9の集合体で軟磁性体5を構成することにより、軟磁性体5の生産性を向上させ、品質の優れた、磁気特性のばらつきを低減させる効果がある。
10は、本発明の別の実施例による軟磁性体を示したものである。軟磁性体10は磁性材片9の集合体で構成され、さらに軟磁性体10の央部に貫通孔11を形成したものである。この構造により、軟磁性体10の生産性を向上させ、品質の優れた、磁気特性のばらつきを低減させるとともに、軽量化を実現できる。
12は、本発明の別の実施例による軟磁性体を示したものである。軟磁性体12は磁性材片14の集合体で構成され、磁性材片14はシートを積層させた磁性シートである。
この構造により、柔軟性のある、衝撃に強い軟磁性体を作製できる。
15は、本発明の別の実施例による軟磁性体を示したものである。軟磁性体15は磁性材片16の集合体で構成され、磁性材片16は磁性材のバルク材が上下方向に2段に積み重ねたものである。この構造により、任意の厚みに対応でき、磁界強度の調整を容易に行うことができる。
17は、本発明の別の実施例による軟磁性体を示したものである。軟磁性体17は磁性材片18の集合体で構成され、磁性材片18は三角柱状で形成されている。この構造により、多様な磁性材片が使用できるため、生産性が優れ、低コストの磁性材を作製できる。
19は、本発明の別の実施例による軟磁性体を示したものである。軟磁性体19は中央部がフェライトのバルク材21の集合体で構成され、外周部がフェライトの磁性シート20の集合体で構成されたものである。この構造により、RFIDの端部の磁界強度を高めることができ、通信時の不感地帯を低減できる。
6は、軟磁性体5の下方に配置された樹脂スペーサーであり、材質としては、樹脂等を選択することにより軽量化を図ることができる。
7は、金属板で、材料としては、アルミ板等の非磁性が好ましい。
2は、樹脂ケース(本体)であり、8は、樹脂ケース(裏フタ)である。樹脂ケース(本体)2と樹脂ケース(裏フタ)8で、アンテナ基板、磁性材等の部品を挟み込む構成にしたことにより、製造時の組み立ての容易さが増し、各素子の位置決め組み立て寸法精度が向上することにより、性能のばらつきを低減することができる。
以上のような構造により、軟磁性体5の生産性の向上を図り、品質の優れた、特性ばらつきの少ない軟磁性体を提供でき、RFIDシステムの安定した特性を得ることができ、通信距離を確保することが可能となる。
本発明は、商品棚などに収納される非接触ICカードやICタグなどの無線通信媒体に電力と送信データを供給し、無線通信媒体から受信データを負荷変動により取得する無線通信媒体処理装置であって、特に自動で商品管理、書籍管理等が可能となる収納棚、展示棚以外の医薬品管理、危険物管理、貴重品管理システム等々などの、通信範囲を拡大させることが必要な用途にも適用できる。
1 アンテナ装置
2 樹脂ケース(本体)
3 アンテナパターン
4 整合回路
5 軟磁性体
6 樹脂スペーサー
7 金属板
8 樹脂ケース(裏フタ)
9 磁性材片
100 アンテナ装置
101 樹脂ケース(本体)
102 アンテナパターン
103 整合回路
104 軟磁性体
105 樹脂スペーサー
106 金属板
107 樹脂ケース(裏フタ)
2 樹脂ケース(本体)
3 アンテナパターン
4 整合回路
5 軟磁性体
6 樹脂スペーサー
7 金属板
8 樹脂ケース(裏フタ)
9 磁性材片
100 アンテナ装置
101 樹脂ケース(本体)
102 アンテナパターン
103 整合回路
104 軟磁性体
105 樹脂スペーサー
106 金属板
107 樹脂ケース(裏フタ)
Claims (18)
- 非接触でデータの通信を行うRFIDシステムにおけるアンテナ装置であって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体を設けた構成において、軟磁性体が複数の磁性材片の集合体で構成されることを特徴とするアンテナ装置。
- 前記アンテナ装置において、平面内で1ターン以上のループで構成されるアンテナコイルであって、アンテナと背面の金属面の間に平板状の軟磁性体を設けた構成において、軟磁性体が複数の磁性材片の集合体で構成されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、軟磁性体の央部に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載のアンテナ装置。
- 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、軟磁性体の央部の片面に凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載のアンテナ装置。
- 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、軟磁性体の央部の両面に凹部を設けたことを特徴とする請求項1〜2に記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体において、貫通孔や凹部が設けられた央部がRFIDシステムの該平面において、アンテナコイルの設置面よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1〜5に記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体において、央部の両面に設けられた凹部の数が1以上であることを特徴とする請求項1〜6に記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体が、アモルファス合金、パーマロイ、電磁鋼、珪素鉄、Fe−Al合金、センダスト合金、又は、軟磁性フェライトのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体が、金属酸化物を樹脂バインダーに混合して塗工し、乾燥したシートを積層させた磁性シートであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体が、軟磁性フェライトであって、フェライト粉体を乾式成形し、焼成することによりバルク形状としたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性フェライトは、Ni−Zn系フェライトまたは、Mn−Zn系フェライトを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性フェライトはFe2O3、ZnO、NiO、CuO、または、Fe2O3、ZnO、MnO、CuOからなることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体が、アモルファス箔又はアモルファス箔の積層材であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、磁性材片が上下方向に複数
のバルク材が積み重ねられたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、磁性材片が略三角柱、略四角柱、略多角柱、略円柱等の形状で構成されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、磁性材片が接着剤により接合されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記軟磁性体において、軟磁性体の央部に設けた貫通孔、軟磁性体の央部の片面又は両面に設けた凹部に樹脂等の非磁性体を充填した構成とすることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記複数の磁性材片の集合体で構成された軟磁性体において、中央部がフェライトのバルク材の集合体で構成され、外周部がフェライトの磁性シートの集合体で構成されたことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載のアンテナ装置。
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|---|---|---|---|
| JP2004287050A JP2006101370A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | アンテナ装置 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004287050A Pending JP2006101370A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-30 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006101370A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007324961A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Nec Tokin Corp | アンテナユニット |
| JP2008252089A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-10-16 | Toda Kogyo Corp | フェライト成形シート、焼結フェライト基板およびアンテナモジュール |
| JP2010200061A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Panasonic Corp | アンテナ装置 |
| JP2013070369A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-04-18 | Hitachi Metals Ltd | 近距離無線通信用アンテナ装置 |
| JP2014107322A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Sumida Corporation | 磁性シート、電子機器および磁性シートの製造方法 |
| JP2017037913A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | トヨタ自動車株式会社 | コイルユニット |
| KR20210061855A (ko) * | 2019-11-20 | 2021-05-28 | 국방과학연구소 | 페라이트를 이용한 소형 루프 안테나 |
-
2004
- 2004-09-30 JP JP2004287050A patent/JP2006101370A/ja active Pending
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| KR20210061855A (ko) * | 2019-11-20 | 2021-05-28 | 국방과학연구소 | 페라이트를 이용한 소형 루프 안테나 |
| KR102258705B1 (ko) * | 2019-11-20 | 2021-06-01 | 국방과학연구소 | 페라이트를 이용한 소형 루프 안테나 |
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