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JP2006198800A - 保護フィルム付き帯電防止樹脂シート - Google Patents

保護フィルム付き帯電防止樹脂シート Download PDF

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JP2006198800A
JP2006198800A JP2005010431A JP2005010431A JP2006198800A JP 2006198800 A JP2006198800 A JP 2006198800A JP 2005010431 A JP2005010431 A JP 2005010431A JP 2005010431 A JP2005010431 A JP 2005010431A JP 2006198800 A JP2006198800 A JP 2006198800A
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Hiroshi Kuriaki
廣 栗秋
Makoto Ito
信 伊藤
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Asahi Kasei Chemicals Corp
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Asahi Kasei Chemicals Corp
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Abstract

【課題】熱可塑性樹脂透明シートの切断時に発生する切粉の付着防止、輸送時のシート間の滑りによる荷崩れ防止を目的とする。
【解決手段】 基材層、基材層と異なる樹脂組成からなる中間層および粘着層の3層構成からなる表面保護フィルムと熱可塑性樹脂透明シートとを貼りあわせてなる複合シートであって、該基材層が熱可塑性樹種100重量部に対してアルカリ金属をイオン源とする非帯電性エチレン共重合体アイオノマー樹脂15〜25重量%を含有することを特徴とする複合シート。
【選択図】なし

Description

熱可塑性樹脂透明シート表面に帯電防止機能を有する保護フィルムを貼り付けることより、シート切断時のフィルム表面への切粉付着防止、フィルム剥離時に発生する静電気を防止しシート表面へのゴミ付着及びシート切断時の保護フィルムのカット性改良付与に関する。
熱可塑性樹脂シートに帯電防止性を持たせる方法としては、メタクリル系樹脂等に吸水性の化合物や帯電防止剤などを練りこむ方法及び界面活性剤などを表面に塗布する方法などが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし上記練りこむ方法では相溶性の不足、分散の不良や帯電防止剤のブリードアウト等による外観特性低下等の問題を生じ、塗布する方法では効果の持続性の問題及びシートと保護フィルムの密着強度の低下により保護フィルムとしての機能が低下するという問題がある。又、帯電防止樹脂を粘着層と基材層との間に添加或いは、粘着層に添加する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この方法では帯防性能が十分に発現せず又、粘着層に添加した組成ではシート表面に保護フィルムを貼り付けた際に接着性が低下し実用上、問題が認められた。
特開平3−43440号公報 特開平11−165368号公報
本発明は熱可塑性樹脂透明シートに貼り付けた保護フィルム表面への切断時の切粉付着防止、輸送時のシート間の滑りによる荷崩れ防止及び保護フィルムを剥離する際の静電気発生を防止し、シート表面への埃、ゴミ付着を防止する保護フィルム付き熱可塑性樹脂透明シートを安価に製造が出来、提供することを目的とする。
本発明者らは前記課題を解決する為、熱可塑性樹脂透明シート上に貼り付ける表面保護フィルム基材に帯電防止剤を含有させることで、シート切断時の保護フィルム表面の切粉付着防止及び毛羽立ち発生防止、更には保護フィルム剥離時の静電気発生を防止出来る事を見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、
1.基材層、基材層と異なる樹脂組成からなる中間層および粘着層の3層構成からなる表面保護フィルムと熱可塑性樹脂透明シートとを貼りあわせてなる複合シートであって、該基材層が熱可塑性樹種100重量部に対してアルカリ金属をイオン源とする非帯電性エチレン共重合体アイオノマー樹脂15〜25重量%を含有することを特徴とする複合シート、
2.該基材層がポリオレフィン系樹脂および該中間層が基材層と異なるポリオレフィン樹脂からなることを特徴とする上記1に記載の複合シート、
3.該表面保護フィルムの基材層及び中間層の密度が、それぞれ0.915〜0.925および0.930〜0.960であることを特徴とする上記2に記載の複合シート、
4.該熱可塑性樹脂透明シートが、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂及びスチレン系樹脂から選ばれる1種である事を特徴とする上記1〜3のいずれかに記載の樹脂シート、
5.該熱可塑性樹脂透明シートの片面あるいは両面に、表面保護フィルムを貼りあわせて複合シートを得た後、複合シートを切断し、その後表面保護フィルムを剥離することを特徴とする熱可塑性透明シートの製造方法、
である。
本発明の製造方法は、従来技術の保護フィルムの問題点であったシート切断時の切粉付着防止及びフィルムの毛羽立ち発生防止を抑制する効果がある。更には、輸送時の荷崩れと簡便に保護フィルム剥離時のゴミ付着を防止する効果がある。
本発明について、以下に具体的に説明する。
本発明で適用可能な熱可塑性透明樹脂はメタクリル樹脂シートがあり、製法としては押出シート及びキャストシートのいずれについても適用できる。又、本発明に適用される樹脂透明シートはすべての熱可塑性樹脂に適用可能であるが、好ましくはポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂等の光学材料が挙げられる樹脂透明シートである。最も好ましくは、メタクリル樹脂シートである。
メタクリル樹脂とは、メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸エチルを70重量%以上と、これらと共重合性を有する単量体とを共重合することにより得る事ができる。これらと共重合性を有する単量体としてはメタクリル酸ブチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどのメタクリル酸エステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸、アクリル酸等の不飽和酸類等があげられるが、これらに限定されるものではなく、また製造方法についても何ら限定されるものではない。また、耐熱性メタクリル樹脂、低吸湿性メタクリル樹脂、耐衝撃性メタクリル樹脂等が含まれる。耐衝撃性メタクリル樹脂とは、例えば、メタクリル樹脂にゴム弾性体をブレンドしたものであり、そのゴム弾性体は、特開昭53−58554号公報、同55−94917号公報、同61−32346号公報等に開示されている。
ポリカーボネート樹脂とは、ビスフェノールAに代表される二価フェノール系化合物から誘導される重合体が用いられる。ポリカーボネート樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、ホスゲン法、エステル交換法あるいは固相重合法等、周知慣用の方法で製造されたものを使用することができる。
スチレン系樹脂とは、スチレンを必須成分とするホモポリマー、コポリマー、またはこれらのポリマーと他の樹脂とから得られるポリマーブレンドなどである。特にポリスチレン、アクリロニトリルとスチレンの共重合体樹脂であるAS樹脂、メタクリル酸エステルとスチレンの共重合体樹脂であるMS樹脂であることが好ましい。更に、スチレン系樹脂相中にゴムが分布した透明強化ポリスチレンも好ましく使用できる。スチレン系樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、周知慣用の方法で製造されたものを使用することができる。
次に表面保護フィルムの材質は低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレート及びポリアミド樹脂等を問題なく使用できる。好ましくは基材層には低密度ポリエチレン、中間層は中密度及び高密度ポリエチレンおよび粘着層はエチレン―酢酸ビニル共重合体が最も適した樹脂組成である。又、保護フィルムの使用可能なフィルム厚さは30〜120μm、好ましくは40〜100μmの厚さの保護フィルムを問題なく使用できる。また、基材層の厚さは5〜30μm、好ましくは、表面抵抗率及びコストより判断し、10〜20μmである。
下記の実施例1〜5及び比較例1〜3の表面保護フィルム及びシートについて、次に示す特性試験を実施した。特性試験としては、カール発生の有無、表面抵抗率、切粉付着の有無、フィルム切断面の状態、シート表面のゴミ付着の有無及びシート表面との接着強さについて測定した。
(1)カール発生の有無
インフレーション法三層共押出機にてフィルム作成時、カールが発生せず成膜が良好で問題が認められない場合を○とし、カールは発生するものの、実用には問題がないものを△、フィルムがカールしたものを×とした。
(2)表面抵抗率
JIS K 6911「熱硬化性プラスチック一般試験方法」の規定方法に準じ、温度23℃、湿度50%RHの雰囲気下にて表面保護フィルムの基材面に電圧500Vを印加、1分後に測定した。
(3)切粉付着の有無
シート押出機工程内のマスキング貼付装置にて保護フィルムを貼付け後、同工程内で切断し得られたシート表面を目視観察し、切粉の付着が殆ど無い場合には○とし、切粉の付着がやや見られるものを△、切粉の付着が多量にある場合は×とした。
(4)フィルム切断面の状態
シート押出機工程内のマスキング貼付装置にて保護フィルムを貼付け後、同工程内で切断し得られたシート切断面を目視観察し、保護フィルムの切断面がカット良好で毛羽立ちが無い場合には○とし、毛羽がやや認められる場合は△、毛羽が多量に認められる場合は×とした。
(5)ゴミ付着の有無
シート表面に貼り付けられた保護フィルムを剥離後、シート表面にゴミの付着が殆ど無い場合を○とし、ゴミの付着がやや見られるものを△、ゴミが多量に付着が認められる場合は×とした。
(6)シート表面との接着強さ
メタクリル樹脂透明シートに貼付けた保護フィルムを50mm幅にカットし、引張試験機を用いて、剥離速度300mm/分、剥離角度180゜の条件下で測定した。
[実施例1]
基材層は、MFR2.0、密度0.920g/cmの低密度ポリエチレン100重量部とMFR5.5、密度0.99g/cmのアルカリ金属をイオン源とする非帯電性共重合体アイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)高分子型帯電防止剤「SD100」、以下同様)20重量部を添加しドライブレンドした混合物を得た。中間層はMFR4.0、密度0.945g/cmの高密度ポリエチレン、また粘着層樹脂組成としては、MFR2.5、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(酢酸ビニルの含有率10重量%)を用いた。
インフレーション法三層共押出機(ダイス:400mmφ)を使用し樹脂温度190℃に設定し、保護フィルム(全体厚み60μm、基材層20μm、中間層20μm、粘着層20μm)を作製した。
次に、旭化成ケミカルズ(株)製メタクリル樹脂デルペットLP−1を120mmφ、L/D=32の押出機を用いて厚さ3mm、巾1000mmのシートを押出した。押出機とダイの温度は250℃、ポリシングロールの温度は80℃であった。上記で得られた保護フィルムをインライン工程内にてシートの両面に貼り付け(圧力:0.3MPa)後、工程内で切断した。保護フィルムを貼り付けて得られたメタクリル樹脂透明シートのフィルム両面には、切断時の切粉付着は皆無であった。保護フィルム貼り付け後のシートを丸鋸にて各測定用のサンプルサイズに切り出し、評価用サンプルを得た。
[実施例2]
基材層のアルカリ金属をイオン源とする非帯電性共重合体アイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)高分子型帯電防止剤「SD100」、以下同様)15重量部を添加した以外は、実施例1と同一方法にて実施例2の評価用サンプルを得た。
[実施例3]
基材層のアルカリ金属をイオン源とする非帯電性共重合体アイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)高分子型帯電防止剤「SD100」、以下同様)25重量部を添加した以外は、実施例1と同一方法にて実施例3の評価用サンプルを得た。
[実施例4]
中間層にMFR2.0、密度0.920g/cmの低密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同一方法にて実施例4の評価用サンプルを得た。
[実施例5]
基材層にMFR4.0、密度0.945g/cmの高密度ポリエチレンを使用した以外は、実施例1と同一方法にて実施例5の評価用サンプルを得た。
[比較例1]
基材層、中間層の樹脂組成に、MFR2.0、密度0.920g/cmの低密度ポリエチレンを使用し、粘着層の樹脂組成としては、MFR2.5、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(酢酸ビニルの含有率10重量%)を使用した以外は、実施例1と同一方法にて比較例1の評価用サンプルを得た。得られた保護フィルム付きメタクリル樹脂板の表面抵抗率は、>1016Ω/□を示し切粉及びゴミ付着する帯電量で、実施例1と顕著な差が認められた。
[比較例2]
中間層にMFR2.0、密度0.920g/cmの低密度ポリエチレン、また基材層にMFR5.5、密度0.99g/cmのアルカリ金属をイオン源とする非帯電性共重合体アイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)高分子型帯電防止剤「SD100」、以下同様)20重量部を添加しドライブレンドした混合物を使用した以外は、実施例1と同一方法にて評価用サンプルを得た。得られた保護フィルム付きメタクリル樹脂板の表面抵抗率は、1×1014Ω/□を示し切粉及びゴミ付着する帯電量である。また、シート切断面のフィルムは毛羽立ちが認められ、フィルム剥離時の剥離帯電によるシート表面に多くゴミ付着が認められた。
[比較例3]
実施例1の樹脂組成を用い、基材層、中間層及び接着層の3層にアルカリ金属をイオン源とする非帯電性共重合体アイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル(株)高分子型帯電防止剤「SD100」、以下同様)を各10重量部を添加した以外は、実施例1と同一方法にて比較例3の評価用サンプルを得た。保護フィルム付きメタクリル樹脂板の表面抵抗率は3×10Ω/□を示し、粘着層に添加することによりシート表面との接着性が低下し、密着不具合が認められた。
Figure 2006198800
本発明の表面保護フィルムは、熱可塑性樹脂シート表面に貼り付けた用途分野に適用可能である。すなわち、シート表面を剥離する際に発生する静電気が発生し、その結果、ゴミ及び埃が発生し製品の美観を損なう分野である。印刷用途、OAフィルター、プロジェクションTV前面パネル及び導光板等の光学製品用途等の分野に適用可能である。

Claims (5)

  1. 基材層、基材層と異なる樹脂組成からなる中間層および粘着層の3層構成からなる表面保護フィルムと熱可塑性樹脂透明シートとを貼りあわせてなる複合シートであって、該基材層が熱可塑性樹種100重量部に対してアルカリ金属をイオン源とする非帯電性エチレン共重合体アイオノマー樹脂15〜25重量%を含有することを特徴とする複合シート。
  2. 該基材層がポリオレフィン系樹脂および該中間層が基材層と異なるポリオレフィン樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の複合シート。
  3. 該表面保護フィルムの基材層及び中間層の密度が、それぞれ0.915〜0.925および0.930〜0.960であることを特徴とする請求項2に記載の複合シート。
  4. 該熱可塑性樹脂透明シートが、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂及びスチレン系樹脂から選ばれる1種である事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂シート。
  5. 該熱可塑性樹脂透明シートの片面あるいは両面に、表面保護フィルムを貼りあわせて複合シートを得た後、複合シートを切断し、その後表面保護フィルムを剥離することを特徴とする熱可塑性透明シートの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009262423A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Mitsui Chemicals Inc 表面保護フィルム
JP2011517430A (ja) * 2008-05-30 2011-06-09 ヨウル チョン ケミカル カンパニー, リミテッド 保護フィルムおよびその製造方法
WO2014129608A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 住友化学株式会社 光学シートの製造方法および光学シートの製造装置

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