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JP2006178164A - プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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JP2006178164A JP2004371009A JP2004371009A JP2006178164A JP 2006178164 A JP2006178164 A JP 2006178164A JP 2004371009 A JP2004371009 A JP 2004371009A JP 2004371009 A JP2004371009 A JP 2004371009A JP 2006178164 A JP2006178164 A JP 2006178164A
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Abstract

【課題】 たとえ重合法によるトナーを用いた場合でもそのクリーニング不良を抑えつつ、感光体を良好に駆動することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 クリーニングブレード133として、感光体101に当接する側の端部をホルダー132の自由端から突き出させないように全面をホルダー132に固定したものであって且つJIS−A硬度が60〜80[°]であるものを用いた。そして、これを1[Mpa]以上の圧力でカウンター方向に感光体101に当接させ、感光体101表面におけるブレードとの接線と、ブレードの両面のうちの感光体101に臨む方の面とのなす角である当接角度を15〜45[°]にした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、片持ち支持される梁部材の自由端側に固定された板状弾性体のエッジを潜像担持体の表面に当接させながら、その表面に付着している残留トナーをクリーニングするクリーニング手段を備えるプロセスユニットに関するものである。また、かかるクリーニング手段を備える画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置において、板状弾性体として、金属などの剛性材料、あるいはゴムなどの軟性材料からなるクリーニングブレードを用いるものが知られている。剛性材料からなるクリーニングブレードを用いるものにおいては、それを潜像担持体表面の微妙な凹凸にならわせて変形させることが困難であることから、潜像担持体表面との密着が不十分になり易い。そして、潜像担持体とクリーニングブレードとの間にできた微小な隙間にトナーをすり抜けさせて、クリーニング不良を生じ易かった。これに対し、ゴム等の軟性材料からなるクリーニングブレードを用いるものでは、それを潜像担持体表面の微妙な凹凸にならわせて柔軟に変形させることで、潜像担持体表面に良好に密着させることができる。このため、より優れたクリーニング性能を発揮することができる。このようなクリーニングブレードを用いる画像形成装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
一方、近年、より高解像度の画像の形成を可能にするという目的から、粉砕法によるトナーに代えて、小粒径且つ球形度に優れた重合法によるトナーを用いて画像を形成する画像形成装置の開発が進められている。重合法によるトナーを用いることで、ドット形状の乱れの少ない高品質画像を形成することができる。
特開2004−109587号公報
ところが、重合法によるトナーを用いると、たとえクリーニングブレードとして軟性部材からなるものを用いたとしても、クリーニング不良を引き起こし易くなることが本発明者らの実験によって判明した。このクリーニング不良は、次のようにして引き起こされていることがわかった。即ち、比較的大粒径で球形度の低い粉砕法によるトナーは、その球形度の低さや表面に微妙な凹凸を有することなどに起因して、各トナー粒子同士が互いに引っ掛かり合ってまとまり易い。このため、クリーニングブレードに引っ掛かると、潜像担持体とクリーニングブレードとの当接部よりも潜像担持体の表面移動方向上流側にて、各トナー粒子が活発に動き回ることなく、ひとかたまりになったような状態で滞留する。そして、やがて潜像担持体表面から掻き取られる。これに対し、小粒径で球形度の高い重合トナーは、その球形度の高さに起因して各トナー粒子同士がまとまり難いため、上記当接部よりも潜像担持体の表面移動方向上流側で回転しながら活発に動き回る。このような活発な挙動を示すことに加えて、小粒径であることから、やがて、潜像担持体とクリーニングブレードとの当接部に潜り込むトナー粒子が出現する。そして、そのトナー粒子に後続のトナー粒子が連なって、前記当接部をすり抜けてしまうのである。
かかるすり抜けを抑えるには、活発に回転しながら動き回るトナーを上記当接部に潜り込ませない程度に、潜像担持体とクリーニングブレードとの当接圧力を高める必要がある。しかしながら、従来のクリーニングブレードでは、当接圧力を高めるべく潜像担持体に向けてより強く押圧すると、その腰の弱さによって大きく撓ませてしまい、当接圧力を高めることが困難になる。それでも無理に押圧して当接圧力を高めると、ブレードのエッジ部だけでなくブレード面をも潜像担持体に密着させるいわゆる腹当たりを引き起こして、ブレードと潜像担持体との摩擦力を必要以上に高めてしまう。この結果、潜像担持体を良好に駆動することが困難になった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、たとえ重合法によるトナーを用いた場合でもそのクリーニング不良を抑えつつ、潜像担持体を良好に駆動することができるプロセスユニット及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、これの表面に形成された潜像をトナーによってトナー像に現像する現像手段と、該潜像担持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、片持ち支持される梁部材の自由端側に固定された板状弾性体のエッジを、該転写手段を経由した後の該潜像担持体の表面に当接させながら、該表面に付着している残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置に搭載され、少なくとも該潜像担持体及びクリーニング手段を1つのユニットとして画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にするように共通の支持体に支持するプロセスユニットにおいて、上記板状弾性体として、上記潜像担持体に当接する側の端部を上記梁部材の自由端から突き出させないように全面を該梁部材に固定したものであって且つJIS−A硬度が60〜80[°]であるものを用い、該板状弾性体を1[Mpa]以上の圧力で該潜像担持体に当接させ、該板状弾性体の先端を後端よりも該潜像担持体の表面移動方向上流側に位置させた状態で、該潜像担持体の表面における該板状弾性体との接線と、該板状弾性体の両面のうちの該潜像担持体に臨む方の面とのなす角である当接角度が15〜45[°]になるように、該板状弾性体及び潜像担持体を配設したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、トナー像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像担持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、片持ち支持される梁部材の自由端側に固定された板状弾性体のエッジを、該転写手段を経由した後の該潜像担持体の表面に当接させながら、該表面に付着している残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、上記板状弾性体として、上記潜像担持体に当接する側の端部を上記梁部材の自由端から突き出させないように全面を該梁部材に固定したものであって且つJIS−A硬度が60〜80[°]であるものを用い、該板状弾性体を1[Mpa]以上の圧力で該潜像担持体に当接させ、該板状弾性体の先端を後端よりも該潜像担持体の表面移動方向上流側に位置させた状態、該潜像担持体の表面における該板状弾性体との接線と、該板状弾性体の両面のうちの該潜像担持体に臨む方の面とのなす角である当接角度が15〜45[°]になるように、該板状弾性体及び潜像担持体を配設したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記板状弾性体として、多層構造のものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3の画像形成装置において、上記板状弾性体の長手方向の両端部が互いに反対方向に振れるように、上記梁部材を揺動可能に片持ち支持したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2、3又は4の画像形成装置において、上記板状弾性体として、気温23[℃]における反発弾性率が30[%]以下であって且つ10[℃]から40[℃]までの反発弾性率の変化率が350[%]以下であるものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2乃至5の何れかの画像形成装置であって、上記トナー像担持体が露光によって静電潜像を担持する感光体であり、その表面保護層又はこれより下層の電荷輸送層を構成するバインダー樹脂が架橋構造を有することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項2乃至6の何れかの画像形成装置において、上記トナー像担持体として、露光によって静電潜像を担持する感光体を用い、上記転写手段を経由した後、上記板状弾性体との当接位置に進入する前の該感光体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、上記トナー像形成手段として、現像手段の表面移動する現像剤担持体によって上記感光体の静電潜像にトナーを付着させて現像するものを用い、上記潤滑剤塗布手段として、該現像剤担持体に駆動力を伝達する駆動源からの駆動を受けて回転しながら該感光体の表面に接触して潤滑剤を塗布する回転塗布部材を有するものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項2乃至8の何れかの画像形成装置において、上記トナー像形成手段として、互いに異なるトナー像担持体にトナー像を形成する複数のものを設け、上記転写手段として、これら複数のトナー像担持体に形成されたトナー像を上記転写体に順次重ね合わせて転写するものを用いたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、クリーニングブレード等の板状弾性体を梁部材の自由端から突出させないようにその全面を−梁部材に固定して、板状弾性体の全体を梁部材でバックアップする。これによって潜像担持体に向けて強く押圧した際の板状弾性体の撓みを回避する。すると、板状弾性体と潜像担持体との当接部よりも上流側で活発に動き回るトナーを当接部に容易に潜り込ませないほど強い当接圧力で板状弾性体を潜像担持体に向けて押圧した際における、板状弾性体の潜像担持体への腹当たりを回避することが可能になる。そして、潜像担持体を良好に駆動しつつ、重合法によるトナーのクリーニング不良を抑えることが可能になる。本発明者らは、後述する実験により、板状弾性体としてJIS−A硬度が60〜80[°]であるものを用い、その板状弾性体を15〜45[°]の当接角度で潜像担持体に当接させながら、潜像担持体と板状弾性体との当接圧力を1[MPa]以上にすることで、重合法によるトナーのクリーニング不良を許容範囲内に留め得ることを見出した。よって、これらの発明においては、たとえ重合法によるトナーを用いたとしても、そのクリーニング不良を抑えつつ、潜像担持体を良好に駆動することができる。なお、粉砕法によるトナーは、平均円形度で0.94程度の球形度となる。これに対し、重合法によるトナーは、平均円形度で0.98以上という非常に高い球形度となる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の感光体が並行配設されたタンデム型のカラーレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。このプリンタは、プロセスユニット100、光書込ユニット1、給紙カセット10、複数の搬送ローラ対20、給紙路30、レジストローラ対31、転写搬送ユニット40、定着装置50、排紙ローラ対60などを備えている。
[光書込ユニット]
上記光書込ユニット1は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、周知の技術により、画像データに基づいて後述の感光体の表面にレーザー光を照射する。
[プロセスユニット]
図2は、プロセスユニット100の概構成を示す拡大図である。同図において、トナー像を生成するプロセスユニット100は、ドラム状の感光体101、帯電器110、現像器120、ドラムクリーニング装置130、除電器140などを有している。
一様帯電手段たる帯電器110は、潜像担持体たる感光体101に対して、帯電バイアスが印加されながら回転駆動せしめられる回転帯電部材たる帯電ローラ111を所定の微小ギャップを介して対向させている。そして、この微小ギャプにて、帯電ローラ111から感光体101に向けて放電を発生させて、感光体101を一様帯電せしめる。帯電ローラ111を回転させるのは、放電直後のローラ表面を微小ギャップから退避させるとともに、放電していないローラ表面を微小ギャップに進入させることで、安定した放電を生じさせるためである。帯電回転部材としては、帯電ロー111ラの他、帯電ドラムやローラ状の帯電ブラシなどを用いることができる。
帯電処理が施された感光体101の表面には、上記光書込ユニット(1)によって変調及び偏向されたレーザー光Lが照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体101表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像手段たる現像器120によって現像されてトナー像となる。
トナー像担持体たる感光体101は、例えばアルミニウム等からなる素管に、感光性を発揮する有機感光材からなる感光層が被覆され、更にこの上に電荷輸送層が被覆されたドラム状のものである。ドラム状のものに代えて、ベルト状のものを採用してもよい。
現像器120は、ケーシング121内に現像部122と攪拌部123とを有している。現像部122には、ケーシング121の開口から周面の一部を露出させる現像剤担持体たる現像スリーブ124や、ドクターブレード125などが設けられている。
筒状の現像スリーブ124は、非磁性材料からなり、その表面がサンドブラスト処理等によって粗面化せしめられたものである。この粗面化により、現像剤搬送能力が高められている。粗面化の代わりに、表面に微小の溝を設けてもよい。現像スリーブ124は、図示しない駆動手段によって回転せしめられるようになっている。このように回転駆動せしめられる現像スリーブ124の内部には、マグネットローラ126がスリーブに連れ回らないように固定されている。このマグネットローラ126は、その周方向に分かれる複数の磁極を有している。これら磁極の影響により、現像スリーブ124の周囲上には磁界が形成される。
現像器120の攪拌部123には、2つの搬送スクリュウ127、トナー濃度センサ(以下、Tセンサという)128などが設けられており、磁性キャリアと、マイナス帯電性のトナーとを含む図示しない現像剤が収容されている。この現像剤は、2つの搬送スクリュウ127によって図中奥行き方向に撹拌搬送されて摩擦帯電せしめられる。この攪拌搬送の際、現像スリーブ124の表面に接触する。すると、スリーブ表面から攪拌部123内に向けて伸びている磁界の影響によって現像スリーブ124の表面に担持され、スリーブ表面の回転に伴って攪拌部123内から汲み上げられる。そして、スリーブ表面の回転に伴ってドクターブレード125との対向位置まで搬送される。この対向位置において、現像剤は、現像スリーブ124とドクターブレード125との間隙であるドクターギャップをすり抜ける際に層厚が規制されるとともに、トナーの摩擦帯電が助長される。
上記ドクターギャップを通過した現像剤は、スリーブ表面の回転に伴って、感光体101に対向する現像領域に至る。この現像領域では、感光体101と現像スリーブ124とが所定の現像ギャップを介して対向している。また、現像領域におけるスリーブ表面上では、マグネットローラ126の図示しない現像磁極からの磁力によって現像剤中の磁性キャリアが穂立ちして磁気ブラシを形成する。形成された磁気ブラシは、その先端を感光体101に摺擦させながら移動して、感光体101上の静電潜像にトナーを付着させる。この付着により、感光体101上にトナー像が形成される。
現像によってトナーを消費した現像剤は、現像スリーブ124の回転に伴って現像器120内に戻る。そして、器内に形成されている反発磁界や重力の影響を受けてスリーブ表面から離脱して、現像部122より低い位置に配設された攪拌部123内に戻される。
上記攪拌部123内において、2つの搬送スクリュウ127の間には仕切壁129が設けられている。この仕切壁129により、攪拌部123内が2つに仕切られている。2つの搬送スクリュウ127のうち、図中右側に配設されている方は、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、現像剤を図中手前側から奥側へと搬送しながら現像スリーブ124に供給する。図中奥端まで搬送された現像剤は、仕切壁129に設けられた図示しない開口部を通って図中左側の搬送スクリュウ127に受け渡される。そして、この搬送スクリュウ127の回転駆動により、今度は図中側から手前側へと搬送された後、仕切壁129に設けられた図示しないもう一方の開口部を通って図中右側の搬送スクリュウ127上に戻る。このようにして、現像剤は攪拌部123内を循環搬送せしめられる。
透磁率センサからなるTセンサ128は、図中右側の搬送スクリュウ127の下方に設けられ、その上を搬送される現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、トナー濃度とある程度の相関を示すため、Tセンサ128はトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。制御部は、RAM等を備えており、この中にTセンサ128からの出力電圧の目標値であるVtrefを格納している。このVtrefは、図示しないトナー供給装置の駆動制御に用いられる。具体的には、上記制御部は、Tセンサ128からの出力電圧の値をVtrefに近づけるように、図示しないトナー供給装置を駆動制御して現像器120の攪拌部123内にトナーを補給させる。この補給により、現像器120内の現像剤のトナー濃度が所定の範囲内に維持される
[ドラムクリーニング装置]
感光体101上に形成されたトナー像は、後述の搬送ベルト41の表面に保持されながら搬送される転写紙P上に転写される。転写工程を経た感光体101の表面は、ドラムクリーニング装置130によって転写残トナーがクリーニングされる。クリーニング手段たるドラムクリーニング装置130は、ケーシング131、梁部材たるホルダー132、板状弾性体たるクリーニングブレード133、回収スクリュウ134などを有している。
ホルダー132は、金属や硬質プラスチックなどの剛性材料からなり、その一端部がケーシング131に片持ち支持されている一方で、自由端側でクリーニングブレード133を支持している。
ホルダー132の自由端側に固定されたクリーニングブレード133は、軟性材料たるポリウレタンゴムからなり、そのエッジを感光体101の表面に当接させながら、感光体101上の転写残トナーを掻き落とす。掻き落とされたトナーは、回収スクリュウ134上に落下する。
図示しない駆動手段によって回転駆動される回収スクリュウ134は、図示しない電源から正極性のクリーニングバイアスの印加を受ける。回収スクリュウ134上に落下した転写残トナーは、回収スクリュウ134に静電吸着しながら、回収スクリュウ134の回転に伴って図示しない廃トナー容器に向けて搬送される。
ドラムクリーニング装置130によってクリーニングされた感光体101は、除電器140によって除電される。そして、帯電器110によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。
[給紙カセット]
先に示した図1において、プリンタ本体の下部では、転写紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容する給紙カセット10が、プリンタ本体に対して着脱可能に支持されている。給紙カセット10は、内部に収容している紙束の一番上の転写紙Pに当接させている給紙ローラ11を回転させることで、その転写紙Pを給紙路30に向けて送り出す。この給紙路30は、路中に所定の間隔で配設された複数の搬送ローラ対20と、路の末端付近に配設されたレジストローラ対31とを有している。そして、給紙カセット10から受け取った転写紙Pを、複数の搬送ローラ対20によってレジストローラ対31に向けて搬送する。レジストローラ対31は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pを後述する転写ニップにてトナー像に密着させ得るタイミングで、転写ニップに向けて送り出す。これにより、転写ニップでは、転写紙Pが搬送ベルト41の表面に保持されながら感光体101上のトナー像に密着する。
[転写搬送ユニット]
転写搬送ユニット40は、搬送ベルト41、駆動ローラ42、転写バイアスローラ43、ベルトクリーニング装置44などを有している。
搬送ベルト41は、ベルトループ内側から図示しないベース層、弾性層、表面層を有している。ベース層は、例えば伸びの少ないフッ素系樹脂や、伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料を含有せしめた層である。かかるベース層としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂材料をシームレス状に成型したものを使用することができる。これらの材料についてはそのまま用いたり、カーボンブラック等の導電材によって導電性を調整したりすることが可能である。表面層は、フッ素系樹脂など、表面エネルギーが低くてトナーと良好な離型性を発揮する材料からなる層で、ベース層に対してスプレーやディッピング等の方法によって積層されたものである。弾性層は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどの弾性材料からなる層で、ベルト全体にある程度の弾性を発揮させるために設けられている。
搬送ベルト41は、駆動ローラ42と転写バイアスローラ43とに掛け回されてテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ42の回転によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。転写バイアスローラ43は、搬送ベルト41のベース層側(内周面側)に接触するように配設され、図示しない電源から転写バイアスの印加を受ける。また、搬送ベルト41をそのベース層側から感光体101に向けて押圧して、反時計回りに無端移動する搬送ベルト41と、図中時計回りに回転する感光体101とが当接する転写ニップを形成する。転写ニップでは、上記転写バイアスの影響によって感光体101と転写バイアスローラ43との間に転写電界が形成される。
搬送ベルト41は、レジストローラ対31から転写紙Pが送り込まれてくる転写紙Pを、その上部張架面に保持する。そして、転写紙Pをその無端移動に伴って転写ニップ内に進入させる。転写ニップで感光体101に密着せしめられた転写紙Pには、上述の転写電界やニップ圧の影響によって感光体101上のトナー像が転写される。
このようにしてトナー像が転写された転写紙Pは、搬送ベルト41の無端移動に伴って転写ニップを出た後、定着装置50に受け渡される。転写紙Pを受け渡した後の搬送ベルト41の表面には、僅かながらトナーが付着している。このトナーは、駆動ローラ42との間には搬送ベルト41を挟み込むベルトクリーニング装置44によってクリーニングされる。なお、同図では、ベルトクリーニング装置44として、回転するファーブラシ44aによってトナーをベルトから掻き落とす方式のものを示したが、クリーニングブレードによって掻き落とす方式のものでもよい。
[定着装置]
定着装置50は、ハロゲンランプ等の発熱源をない方する定着ローラ51と、これに押圧せしめられる押圧ローラ52とを互いに順方向に回転させて定着ニップを形成している。そして、搬送ベルト41から受け取った転写紙Pをこの定着ニップに挟み込んで、加熱しながら加圧する。この加熱や加圧の影響により、トナーが軟化して転写紙Pにトナー像が定着せしめられる。定着装置50を通過した転写紙Pは、排紙ローラ対60を経て機外へと排出か、あるいは、定着装置50の下方に配設された紙反転ユニットに送られる。
次に、従来の画像形成装置におけるドラムクリーニング装置について説明する。図3は、従来のドラムクリーニング装置におけるホルダー132及びクリーニングブレード133を示す拡大構成図である。同図において、梁部材たるホルダー132は、図示しない領域で一端側がケーシングに固定されて片持ち支持されている。このホルダー132の自由端側には、クリーニングブレード133がホルダー132の先端から突出するように固定されている。そして、突出している先端のエッジEを、図示しない感光体に当接させて、感光体表面の転写残トナーを掻き落とす。クリーニングブレード133は、感光体との密着性を高めるという目的から、軟性部材たるポリウレタンゴムから構成されているため、先端のエッジEを感光体に当接させながら押圧されることで、ホルダー132から突出している先端側が図示のように僅かに撓む。従来の粉砕法によるトナーをクリーニングする場合には、比較的弱い押圧力で押圧されるだけで十分であったので、同図に示すような僅かな撓みで済んでいた。ところが、重合法によるトナーを良好にクリーニングし得る程度の強い押圧力でクリーニングブレード133を感光体に向けて押圧すると、その先端側を大きく撓ませることになる。
図4は、重合法によるトナーを良好にクリーニングし得る程度の強い押圧力で感光体に向けて押圧した従来のクリーニングブレード133の先端部を示す拡大図である。感光体101の表面は、同図における右側から左側に向けて移動する。同図のクリーニングブレード133において、符号Eで囲った箇所は、感光体101に当接しているエッジを示している。図示のように、感光体101に当接しているエッジEは、感光体表面移動方向に沿って捲れるようにして、ブレードにおける感光体101との対向面の下に潜り込む。この捲れは、数μm程度の大きさで形成され、粉砕法によるトナーをクリーニングする際の弱い押圧力のときでも出現する。但し、従来は感光体101に当接するブレード箇所が、数μmの大きさで僅かに捲れるエッジEだけであった。しかし、強い押圧力で感光体101に向けて押圧したクリーニングブレード133では、大きく撓むことにより、エッジEだけでなく、図中Bsで囲って示すように、感光体101との対向面をも感光体101に当接させるいわゆる腹当たりの状態になる。このように腹当たりになった状態では、クリーニングブレード133と感光体101との摩擦力が過剰に高まって、感光体101を良好に回転駆動させるのが困難になる。
図5は、図4に示した状態のクリーニングブレード133の先端部における圧力分布図である。同図においては、圧力分布線が図中下側に位置するほど、ブレードに強い圧力がかかっていることを示す。重合法によるトナーを良好にクリーングするには、ブレードのエッジと感光体との当接部において図中一点鎖線で示した強さの当接圧力を得ればよい。ところが、従来のクリーニングブレード(133)では、ブレードのエッジと感光体との当接部でかかる当接圧力を得ようとすると、同図に示すように、腹当たりの部分同等の当接圧力が発生しまう。このことが、感光体の良好な回転駆動を妨げる大きな原因になっていることがわかった。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。図6は、本プリンタのクリーニング装置におけるホルダー132とクリーニングブレード133とを示す拡大図である。本プリンタのクリーニングブレード133は、同図に示すように、感光体101に当接する側の端部である先端を片持ち支持されるホルダー132の自由端から突き出させないように、その全面がホルダー132に固定されている。
かかる構成のクリーニングブレード133において、そのエッジと感光体101との単位面積あたりにおける当接圧力が重合法によるトナーを良好にクリーニングし得る程度に強くなるように、押圧したとする。このような押圧でも、クリーニングブレード133は、その全面がホルダー132にバックアップされることから、その撓みが回避される。そして、図7に示すように、腹当たりを起こすことなく、エッジだけを感光体101に当接させる。参考までに、その圧力分布を図8に示す。感光体101に当接しているエッジに対して集中的に強い圧力がかかっていることがわかる。
本発明者らは、図3に示した従来のクリーニングブレードと、図6に示した本プリンタのクリーニングブレードとで、クリーニング性能を比較する実験を行った。ブレードのエッジにおける単位面積あたりの当接圧力を徐々に高めながら、クリーニング性がどのように高まっていくのかを、両クリーニングブレードについて確かめる実験である。実験条件は次に列記する通りである。
・感光体直径:60[mm]
・感光体線速:200[mm/sec]
・感光体長さ:340[mm]
・クリーニングブレード厚み:3[mm]
・従来のクリーニングブレードの先端部におけるホルダーからの突出長さ:7[mm]
なお、クリーニング性については、次のようにして測定した。即ち、基準画像をプリントアウトしている最中の実機を一旦停止して、クリーニング後の感光体表面に対して粘着テープを貼付・剥離してクリーニング残トナーを粘着テープに転移させる。そして、この粘着テープの画像濃度(ID)を周知の技術によって測定して残トナーIDとした。この残トナーIDの値が高くなるほど、クリーニング後の感光体表面に多くのクリーニング残トナーが付着している、即ち、クリーニング性が悪くなることを示す。本発明者らは、このようにして測定した残トナーIDが0.025を超えると、感光体上の残トナーによる画像汚れが急激に目立ち始めることを実験により見出している。この実験は、複数の被験者にて、テストプリントを肉眼にて観察し、その非画像部の汚れ具合を評価することで行った。
また、ブレードのエッジと感光体との単位面積あたりの当接圧力については、次のようにして測定した。即ち、まず、感光体と同じ曲率の透明ガラス管を用意して、これを実機にセットする。そして、これにクリーニングブレードを当接させて、その単位長さ(ドラム軸線方向)あたりにおける加重Fを、I−SCAN加重測定器(ニッタ株式会社製)によって測定する。次に、クリーニングブレードの裏側を透明ガラス管を通して撮影する。そして、撮影像に基づいて、ブレードと透明ガラス管との当接幅(表面移動方向の長さ)Wを求める。そして、加重Fと当接幅Wとに基づいて、単位面積あたりの当接圧力を求めた。最後に、透明ガラス管を感光体に交換して、透明ガラス管のときと同じ加重Fが得られるように感光体にクリーニングブレードを当接させて、基準画像を出力した。当然ながら、重合法によるトナーを用いて基準画像を出力した。
この結果を、グラフとして図9に示す。同図に示すように、従来のクリーニングブレード、本プリンタのクリーニングブレードともに、1[Mpa]以上の当接圧力でエッジを感光体に当接させれば、重合法によるトナーを良好にクリーニングし得ることがわかった。
なお、本プリンタのクリーニングブレードを使用して1[Mpa]の当接圧力を得たときにおける感光体の駆動モータの駆動トルクは、1[kg・cm]程度であった。これに対し、従来のクリーニングブレードを使用して1[Mpa]の当接圧力を得たときにおける感光体の駆動モータの駆動トルクは、0.5〜0.7[kg・cm]程度である。
そこで、本プリンタにおいては、図6に示したクリーニングブレード133のエッジEを、1[Mpa]以上の当接圧力で感光体101に当接させるように、クリーニングブレード133と感光体101とを配設している。
次に、本発明者らは、本プリンタのクリーニングブレード133として、様々な硬度(JIS−A)のものを用意して、それぞれについて、先と同様の実感を行った。そして、各硬度において、クリーニング性能を比較した。この実験の結果をグラフとして図10に示す。
図10において、何れの硬度のブレードでも、当接圧力1[Mpa]以上(一点鎖線及びこれよりも上側の領域)では、概ね良好なクリーニング性能が得られたが、中には部分的なクリーニング不良を引き起こすものがあった。この部分的なクリーニング不良とは、感光体軸線方向において、一部の箇所で0.025以上の残トナーIDを出現させる現象である。部分的なクリーニング不良は、同図における2点鎖線よりも左側の領域、即ち、ブレードの食い込み量が0.5[mm]未満である領域で発生した。硬度60[°]、70[°]、80[°]のクリーニングブレードでは、図示のように、1[Mpa]以上の当接圧力を発揮させると、ブレードの食い込み量が必然的に0.5[mm]以上になったため、部分的なクリーニング不良は生じなかった。これに対し、硬度90[°]のクリーニングブレードでは、1[Mpa]の当接圧力を発揮させても、ブレードの食い込み量が0.5[mm]未満であるため、部分的なクリーニング不良を引き起こしてしまった。よって、重合法によるトナーを確実にクリーニングするためには、1[Mpa]以上の当接圧力を発揮させるだけではだめで、硬度80[°]以下のクリーニングブレードを用いる必要があることがわかった。
0.5[mm]未満の食い込み量で部分的なクリーニング不良が発生する理由は次のように考えられる。即ち、ブレードエッジは感光体の回転に伴って微妙に振れるため、エッジと感光体との当接幅は常に一定ではない。また、ブレードや感光体の真直度誤差などにより、ブレード長さ方向における当接幅にはバラツキが生ずる。これらの結果、ブレードをある程度の食い込み量で感光体に当接させないと、感光体の軸線方向において必要な当接幅が確保されない箇所が部分的に生じて、そこでトナーがすり抜けていると考えられる。
なお、ブレードの食い込み量とは、ブレードの先端のエッジを感光体にソフトタッチさせた状態をゼロとし、この状態からブレードを感光体に向けて押圧したときのブレード固定位置の感光体へのシフト量を示す。
また、硬度60[°]未満のブレードでは、その柔らかさに起因して、感光体との接触面積が急激に大きくなるため、面圧を高める効果が急激に低下し始めることが判明した。
そこで、本プリンタにおいては、クリーニングブレード133として、JIS−A硬度60〜80[°]のものを用いている。なお、図9に示した先の実験では、クリーニングブレード133として、硬度70[°]のものを使用した。
次に、本発明者らは、従来のクリーニングブレードや本プリンタのクリーニングブレードにおいて、感光体との当接角度θを順次異ならせながら、クリーニング性能を確かめる実験を行った。この当接角度θとは、先に図6に示したように、ブレードの先端を後端よりも感光体表面移動方向上流側に向けた当接状態(カウンタ当接)において、ブレードにおける感光体表面との対向面と、感光体におけるブレードの接線とのなす角のことである。この接線は、ブレードをソフトタッチさせた時の感光体におけるブレードとの接線である。実際には、ブレードをソフトタッチさせる位置よりも感光体に食い込ませて使用するのであるが、食い込んだ状態における接線を求めることが困難であることから、ソフトタッチさせた状態で接線を求める。なお、ブレードと感光体との当接圧力については1[mPa]に設定した。
この実験結果をグラフとして、図11に示す。従来のクリーニングブレードでは、図示のように、当接角度θを20[°]以上に設定すると、ブレード先端が感光体との間に巻き込まれてしまい、本来とは反対側の面が感光体に当接するようになって、クリーニング機能が失われてしまった。これに対し、本プリンタのクリーニングブレードでは、当接角度θを20[°]以上に設定しても、ブレード先端部がホルダー部にバックアップされていることにより、感光体との間に巻き込まれるようなことはなかった。
本プリンタのクリーニングブレードにおいて、当接角度θを15[°]未満に設定すると、図示のように、1[Mpa]の当接圧力でブレードを感光体に当接させても、許容範囲を超える残トナーIDになってしまうことがわかった。
また、図示を省略しているが、本プリンタのクリーニングブレードにおいて、当接角度θを45[°]よりも大きくすると、長期の使用に伴ってブレード先端側のホルダーからの剥がれが急激に発生し易くなって、この剥がれによるクリーニング不良を引き起こすことがわかった。
そこで、本プリンタにおいては、クリーニングブレード133を15〜45[°]の当接角度θで感光体に当接させるようにしている。
本プリンタでは、重合法によるトナーとして、平均円形度が0.98以上であって、且つ、体積平均粒径が5[μm]のものを用いるようになっている。平均円形度については、フロー式粒子像分析装置FPIA−2000(東亜医用電子株式会社製、商品名)を用いて測定することが可能である。具体的には、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150[ml]中に、分散剤として界面活性剤好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜0.5[ml]加え、更に測定試料(トナー)を0.1〜0.5[g]程度加える。その後、このトナーが分散した懸濁液を、超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、分散液濃度が3000〜1[万個/μl]となるようにしたものを上記分析装置にセットして、トナーの形状及び分布を測定する。そして、この測定結果に基づき、トナー投影形状の外周長をL1、その投影面積をSとし、この投影面積Sと同じ真円の外周長をL2としたときのL2/L1を求め、その平均値を円形度とする。
体積平均粒径については、コールターカウンター法によって求めることが可能である。具体的には、コールターマルチサイザー2e型(コールター社製)によって測定したトナーの個数分布や体積分布のデータを、インターフェイス(日科機社製)を介してパーソナルコンピューターに送って解析するのである。より詳しくは、1級塩化ナトリウムを用いた1%NaCl水溶液を電解液として用意する。そして、この電解水溶液100〜150[ml]中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩を0.1〜5[ml]加える。更に、これに被検試料たるトナーを2〜20[mg]加え、超音波分散器で約1〜3分間分散処理する。そして、別のビーカーに電解水溶液100〜200[ml]を入れ、その中に分散処理後の溶液を所定濃度になるように加えて、上記コールターマルチサイザー2e型にかける。アパーチャーとしては、100[μm]のものを用い、50,000個のトナー粒子の粒径を測定する。チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上32.0μm以下のトナー粒子を対象とする。そして、「体積平均粒径=ΣXfV/ΣfV」という関係式に基づいて、体積平均粒径を算出する。但し、Xは各チャンネルにおける代表径、Vは各チャンネルの代表径における相当体積、fは各チャンネルにおける粒子個数である。
今後、粉砕法がより発展していくことにより、粉砕法によっても、非常に平均円形度の高いトナーを得ることが可能になるかもしれない。その場合、粉砕法によるトナーでも、重合法によるトナーと同様に、クリーニング不良が発生し易くなる。
上述した各実験に用いたトナーは(平均円形度0.98以上、体積平均粒径5μm)では、図19に示すように、粒径2.5〜7.0[μm]の範囲に95[%]のトナー粒子が存在している。この分布状態は、転写残トナー(実際にクリーニングされるトナー)についても同様である。
なお、先に説明した特許文献1に記載のクリーニングブレードは、本プリンタのクリーニングブレードと同様に、その先端をホルダーから突出させないように、全面がホルダーに固定されている。しかしながら、特許文献1に記載のクリーニングブレードは、次に説明する理由により、感光体に対して1[Mpa]以上の当接圧力で当接せしめられるものではない。即ち、同クリーニングブレードは、ブレード先端ニップ部が0.1〜4[μm]の範囲で変化するように振動せしめられながら感光体に当接するものである(同特許文献1の段落番号0083)。また、感光体へのニップ部のし付け量d(食い込み量)が50[μm]に設定されるものである(同特許文献1の段落番号0096)。これに対し、先に図10に示したように、1[Mpa]以上の当接圧力を発揮させるためには、硬度60、70、80[°]のクリーニングブレードで、0.7、0.35、0.11[mm]の食い込み量を必要とする。よって、50[μm]の食い込み量では、1[Mpa]の当接圧力を達成することはできない。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した各実施例のプリンタについて説明する。
[第1実施例]
図12は、本第1実施例に係るプリンタのクリーニングブレード133及びホルダー132を示す拡大構成図である。図示のように、本第1実施例のプリンタにおいては、板状弾性体たるクリーニングブレード133として、図示しない感光体に当接する表層133aと、これよりも下側にある下層133bとからなる多層構造のものを用いている。何れの層も、ポリウレタン材料からなるものであるが、それぞれポリウレタン材料の特性が異なっている。また、層の厚みは、下層133bの方が表層133aよりも大きくなっている。下層133bは、表層133aよりも低硬度になっている。かかる構成では、表層133aが下層133bよりも高硬度であることで、単層構造のクリーニングブレードに比べて当接圧力を高めることができる。また、下層133bとして低硬度のものを用いることで、表層133aと感光体との密着性を向上させることが可能になる。
クリーニングブレード133における反発弾性率(反発弾性係数JIS−K−6255)と温度との関係を図13に示す。同図において、丸形状のプロット点を結ぶグラフは、下層133aだけからなるクリーニングブレード133の特性を示している。また、菱形形状のプロット点を結ぶグラフは、図12に示した2層構造のクリーニングブレード133の特性を示している。また、矩形のプロット点を結ぶグラフは、表層133aだけからなるクリーニングブレードの特性を示している。何れのクリーニングブレード133においても、ブレード全体の厚みは同じにしている。
同図に示すように、高硬度の表層133aと低硬度の下層133bとを組み合わせることで、表層133aのみと、下層133bのみとの中間的な特性を発揮するクリーニングブレードを得ることができる。これにより、ブレードのエッジの捲れ形状を乱すことなくエッジを確実に感光体に当接させつつ、下層133bの高反発特性によってトナーを跳ね返してクリーニング能力を向上させることができる。
なお、に環境変動に余裕度をもたせる目的で、互いにtanδピーク温度の異なる材料を表層133aと下層133bとに用いてもよい。こうすることで、例えば一方の層の材料として、tanδピーク温度が−15[℃]程度であるものを用いるとともに、他方の層の材料として、tanδピーク温度が25[℃]程度であるものを用いることが可能になる。かかる構成では、2層合わせたtanδピーク温度が、18[℃]程度というように、プリンタの使用環境温度範囲5〜35[℃]の範囲において略中間の温度になって、環境変動に対して余裕度の得られるクリーニング特性を得ることができる。
[第2実施例]
図14は、本第2実施例に係るプリンタのクリーニングブレード133とその周囲構成とを示す拡大構成図である。本プリンタでは、クリーニングブレード133の長手方向の両端部が互いに反対方向に振れるように、ホルダー132を揺動可能に片持ち支持している。具体的には、ホルダー132は、その長手方向における中央部に貫通穴が形成され、この貫通穴に、ケーシングに固設された円柱状の突起部材143が挿入されている。そして、この状態で、突起部材143に挿入されたバネ135によってケーシング131に向けて付勢されることで、突起部材143を軸にして揺動可能に片持ち支持される。
かかる構成では、次に説明する理由により、クリーニングブレードの弾性材料として、比較的高硬度のものを用いた場合におけるブレードのエッジと感光体との部分的な密着不良を抑えることができる。即ち、クリーニングブレード133をその先端側がホルダー132の先端から突出しないようにブレード全面をホルダー132にバックアップさせると、上述したように、クリーニングブレード133を感光体に向けて非常に強く押圧しても、その撓みを回避することになる。このような撓まないクリーニングブレード133では、感光体に対するブレードのエッジの密着性がブレードのエッジ付近における表面側の弾性変形だけに依存するようになる。一方、ブレード先端から感光体に至るまでの相対距離は、ブレード軸線方向で微妙なバラツキがある。ブレードの真直度誤差、感光体の真直度誤差、ブレードや感光体の組付誤差、ブレードや感光体のスキュー等によるバラツキである。このようにバラツキがあるにもかかわらず、クリーニングブレードとして比較的高硬度の材料からなるものを用いると、その弾性変形のし難さと前記バラツキとにより、部分的な密着不良を起こし易い。この密着不良は、特にブレードや感光体のスキューによるものが発生し易い。そこで、本プリンタにおいては、クリーニングブレード133を、図14に示したように揺動可能に支持させている。かかる構成では、その揺動により、ブレードの長手方向において、ブレードを均一な幅で感光体に当接させることができる。そして、このことにより、クリーニングブレードの弾性材料として、比較的高硬度のものを用いた場合におけるブレードのエッジと感光体との部分的な密着不良を抑えることができる。
[第3実施例]
反発弾性率が比較的高いクリーニングブレード133では、トナーをクリーニングするときに、ブレードと接触したトナーを跳ね返す作用を発揮する。平均円形度に劣る粉砕法によるトナーについては、反発弾性率の高いクリーニングブレード133を用いることで、ブレードでトナーを跳ね返してクリーニング性能を高めることができる。しかし、重合法によるトナーを用いる場合、トナーが跳ね返る前にブレード下面へ潜り込むことがあることが判ってきた。これは次に説明する理由による。即ち、ブレードの反発弾性率が高くなるほど、感光体の回転に伴うブレード先端部の挙動が活発になる。粉砕法によるトナーの場合、ブレード先端付近に滞留しているときに殆ど動き回らないため、ブレード先端部が微妙に振動すると、ブレード下面に潜り込む作用よりも、感光体表面からはじき飛ばされる作用が大きく働く。これに対し、重合法によるトナーの場合、ブレード先端付近に対流しているときに活発に動き回るため、ブレード先端部が微妙に振動すると、感光体表面からはじき飛ばされる作用よりも、ブレード下面に潜り込む作用が大きく働く。このため、重合法によるトナーをクリーニングする場合には、低反発弾性率のクリーニングブレードを用いることが望ましい。反発弾性率を小さくするには、ポリウレタン成分のハードセグメントを多くすればよい。
互いに反発弾性率の異なるA〜Dという4種類のクリーニングブレード133における反発弾性率と温度との関係を図15に示す。図示のように、反発弾性率は温度上昇に伴って高くなる傾向にある。図中Cで示したクリーニングブレード133は、温度変化に伴う反発弾性率の変化率が200[%]程度と比較的低いが、温度10[℃]で比較的高い反発弾性率を発揮する。このようなブレードでは、プリンタ内で一般的に推移する温度範囲において、比較的高い反発弾性率を発揮することから、重合法によるトナーのすり抜けが危惧される。また、図中Bで示したクリーニングブレード133は、低温領域で非常に小さな反発弾性率を発揮する。但し、温度変化に伴う反発弾性率の変化率が600[%]程度と高いことから、温度40[℃]付近で図中Cのクリーニングブレードと同等の反発弾性率を発揮してしまう。これらに対し、図中Aで示したクリーニングブレード133は、温度23[℃]における反発弾性率が30[%]以下であって、10[℃]から40[℃]までにおける反発弾性率の変化率が350[%]以下である。このようなブレードでは、プリンタ内で一般的に推移する温度範囲において、比較的低い反発弾性率を発揮することから、重合法によるトナーのすり抜けを抑えることが可能となる。本発明者らは、図中Aで示したクリーニングブレードにおいて、温度変化にかかわらず、良好なクリーニング性能を発揮し得ることを実験によって確かめた。そこで、本第3実施例に係るプリンタでは、クリーニングブレード133として、気温23[℃]における反発弾性率が30[%]以下であって且つ10[℃]から40[℃]までの反発弾性率の変化率が350[%]以下であるものを用いている。
[第4実施例]
重合法によるトナーを良好にクリーニングし得る程度にブレードの当接圧力を高めると、その圧力と表面摩擦係数によって感光体に大きな摩擦力を発生させて、感光体表面を損傷させる可能性がある。そこで、本プリンタでは、感光体として、その表面保護層又はこれより下層の電荷輸送層を構成するバインダー樹脂が架橋構造を有するものを用いている。具体的には、1分子内に複数個の架橋性官能基を有する反応性モノマーを使用し、光や熱エネルギーを用いてこの反応性モノマーに架橋反応を起こさせ、3次元の網目構造を形成したものである。この網目構造がバインダー樹脂として機能し、高い耐摩耗性を発揮する。かかる感光体では、ブレードとの摩擦による損傷を抑えることができる。
電気的な安定性、耐摩擦性、長寿命化などの観点から、上記反応性モノマーとして、全部もしくは一部に電荷輸送能を有するモノマーを使用すると非常に有効である。このようなモノマーを使用することにより、網目構造中に電荷輸送部位が形成され、表面保護層としての機能を十分に発揮させることが可能となる。
電荷輸送能を有する反応性モノマーとしては、同一分子中に、電荷輸送性成分と、加水分解性の置換基を有する珪素原子とを少なくとも1つずつ以上含有する化合物を例示することができる。同一分子中に電荷輸送性成分とヒドロキシル基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とカルボキシル基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とエポキシ基とを含有する化合物、同一分子中に電荷輸送性成分とイソシアネート基とを含有する化合物等でもよい。これら反応性基を有する電荷輸送性材料は、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。さらに好ましくは、電荷輸送能を有するモノマーとして、電気的・化学的安定性が高いことや、キャリアの移動度が速いことなどから、トリアリールアミン構造を有する反応性モノマーを用いることが望ましい。
反応性モノマーの他に、塗工時の粘度調整、架橋型電荷輸送層の応力緩和、低表面エネルギー化や摩擦係数低減などの機能を付与する目的で、1官能及び2官能の重合性モノマー及び重合性オリゴマーを併用してもよい。かかる重合性モノマー、重合性オリゴマーとしては、公知のものを使用することができる。
熱によって正孔輸送性化合物の重合反応を生起せしめる場合には、熱エネルギーのみで重合反応を進行させるケースと、重合開始剤によって重合反応を促進するケースとがある。より低い温度で効率よく重合反応を進行させるには、重合開始剤を添加することが好ましい。
光により重合させる場合には、光として紫外線を用いることが好ましい。但し、光エネルギーのみで反応が進行することはごく稀であるので、光重合開始剤を併用するのが一般的である。この場合の重合開始剤とは、主には波長400[nm]以下の紫外線を吸収してラジカルやイオン等の活性種を生成し、重合を開始させるものである。上述した熱による重合反応を促進する重合開始剤を併用してもよい。
網目構造を有する電荷輸送層は、耐摩耗性が高い反面、架橋反応時に体積収縮が大きく、過剰に厚膜化せしめるとクラックを生じる場合がある。このような場合には、表面保護層を積層構造として、下層(感光層側)には低分子分散ポリマーの保護層を使用し、上層(表面側)に架橋構造を有する保護層を形成すると良い。
以上のような表面保護層を設けた感光体については、例えば、保護層塗工液、膜厚、作成条件を次に説明するように工夫する点の他は、周知の方法と同様にして製造することができる。即ち、まず、メチルトリメトキシシラン182重量部、ジヒドロキシメチルトリフェニルアミン40重量部、2−プロパノール225重量部、2%酢酸106重量部、及び アルミニウムトリスアセチルアセトナート1重量部を混合して表面保護層用の塗布液を得る。この塗布液を、電荷輸送層の上に塗布して乾燥させた後、110[℃]の環境下で1時間の加熱硬化処理して、膜厚3[μm]の表面保護層を形成する。
また、例えば、保護層塗工液、膜厚、作成条件を次に説明するように工夫する点の他は、周知の方法と同様にしてもよい。即ち、化1で化学構造式を示した正孔輸送性化合物30重量部、及び化2で化学構造式を示したアクリルモノマーと光重合開始剤(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)との混合物0.6重量部を、モノクロロベンゼン50重量部/ジクロロメタン50重量部の混合溶媒中に溶解して、表面保護層用塗料得る。この塗料をスプレーコーティング法により電荷輸送層上に塗布し、メタルハライドランプを用いて500[mW/cm] の光強度で30秒間硬化させることによって膜厚5μmの表面保護層を形成する。
Figure 2006178164
Figure 2006178164
[第5実施例]
図16は、本第5実施例に係るプリンタのプロセスユニット100を示す概略構成図である。同図において、ドラムクリーニング装置130は、転写手段たる転写搬送ユニット40を経由した後、クリーニングブレード133との当接位置に進入する前の感光体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段たるブラシユニット136を備えている。このブラシユニット136は、潤滑剤固形物136bと、この潤滑剤固形物136及び感光体101に当接しながら回転駆動されるファーブラシ136aとを有している。
ファーブラシ136aは、芯材にアクリルカーボン製の起毛が無数に植毛されたローラ状ブラシである。図示しない無数の起毛の先端を感光体101に順次摺擦させるように、感光体101との対向部でカウンタ方向の表面移動となる図中時計回りに回転駆動される。この回転駆動により、潤滑剤固形物136から掻き取った潤滑剤粉末を、感光体101の表面に塗布する。
ファーブラシ136aを設けずに、潤滑剤固形物136bを感光体101に直接摺擦させると、潤滑剤固形物136bの偏摩耗を引き起こしたり、感光体101の表面に潤滑剤粉末の塗布量不均一化を引き起こしたりする。そこで、ファーブラシ136aにより、潤滑剤固形物136bから潤滑剤粉末を掻き取り、それを感光体101に塗布するようにしている。かかる構成では、上述した偏摩耗や塗布量不均一化を抑えることができる。
また、ファーブラシ136aを用いる場合、その回転数を調整することで、感光体101への潤滑剤粉末塗布量を容易に調整することが可能になる。更には、ファーブラシ136aの回転方向を感光体101の回転方向に対してカウンタ方向にすることで、クリーニングブレード133に接触させる前の転写残トナーに潤滑剤を塗布してクリーニング性を向上させることもできる。
潤滑剤固形物136bとしては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸アルミニウムなどの金属石鹸を固形化したものを用いることができる。
図17は、本第5変形例装置に係るプリンタのプロセスユニット100の変形例を示す概略構成図である。この変形例のプロセスユニット100においては、クリーニングブレード133によってクリーニングされた後の感光体101表面に対して、ファーブラシ136aによって潤滑剤粉末を塗布するようになっている。また、ブラシユニット136と帯電器110との間に均しブレード137を有し、これの先端を感光体101の表面に当接させている。この均しブレード137は、ファーブラシ136aによって感光体101表面に塗布された潤滑剤粉末の表面上における塗布状態を均一化する役割を担っている。
図16に示した構成では、クリーニングブレード133によってクリーニングされる前の感光体101表面に潤滑剤を塗布するようになっていたが、潤滑剤が比較的大きな塊の状態で感光体に塗布される場合がある。そうすると、トナー表面の外添剤がブレードニップを擦り抜けたり、トナーがブレードニップを擦り抜けたりして、画像に悪影響を及ぼすことになる。
これに対し、図17に示した変形例では、感光体101表面に塗布した潤滑剤を均しブレード127によって均した後に、クリーニング装置130のブレードニップに進入させるため、潤滑剤の塊による外添剤やトナーのすり抜けを回避することができる。
[第6実施例]
図18は、本第6実施例に係るプリンタを示す概略構成図である。本プリンタは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ100Y,C,M,Kを備えている。各符号の数字の後に付されたY,C,M,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラック用の部材であることを示している(以下同様)。
転写搬送ユニット40の搬送ベルト41は、駆動ローラ42と従動ローラ45とに掛け回されてテンション張架されている。各プロセスカートリッジ100Y,M,C,Kの感光体101Y,M,C,Kは、それぞれ搬送ベルト41の上部張架面に当接して転写ニップを形成している。これら転写ニップでは、ベルトループ内側に配設された転写バイアスローラ43Y,M,C,Kが感光体101Y,M,C,Kとの間に搬送ベルト41を挟み込んでいる。
搬送ベルト41の上部張架面に保持されながら図中右側から左側に向けて搬送される転写紙P上には、各転写ニップにおいて、感光体101Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて転写される。これにより、転写紙Pには、フルカラー画像が形成される。
これまで、潜像担持体として機能するとともにトナー像担持体として機能する感光体101の転写残トナーをクリーニングするドラムクリーニング装置に、本発明を適用したプリンタについて説明した。しかし、トナー像担持体として機能する中間転写体の表面をクリーニングするクリーニング装置に、本発明を適用してもよい。
また、本発明をプロセスユニット100に適用した例について説明したが、クリーニング手段をプロセスユニットとして構成していない画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、板状弾性体たるクリーニングブレードとして、多層構造のものを用いているので、上述した理由により、単層構造のクリーニングブレードに比べて当接圧力を高めることができる。また、ブレードと感光体101との密着性を向上させることができる。
また、第2実施例に係るプリンタにおいては、クリーニングブレード133の長手方向の両端部が互いに反対方向に振れるように、梁部材たるホルダー132を揺動可能に片持ち支持している。かかる構成では、上述した理由により、クリーニングブレード133の弾性材料として、比較的高硬度のものを用いた場合におけるブレードのエッジと感光体101との部分的な密着不良を抑えることができる。
また、第3実施例に係るプリンタにおいては、クリーニングブレードとして、気温23[℃]における反発弾性率が30[%]以下であって且つ10[℃]から40[℃]までの反発弾性率の変化率が350[%]以下であるものを用いている。かかる構成では、上述した理由により、温度変化にかかわらず、良好なクリーニング性能を発揮することができる。
また、第4実施例に係るプリンタや第5実施例に係るプリンタにおいては、トナー像担持体として、露光によって静電潜像を担持する感光体101を用いているので、電子写真プロセスによって画像を形成することができる。更には、第4実施例に係るプリンタにおいては、感光体101の表面保護層や電荷輸送層を構成するバインダー樹脂が架橋構造を有するので、重合法によるトナーを良好にクリーニングし得る程度の強い当接圧力でクリーニングブレード133を感光体101に当接させても、感光体101の摩耗を抑えることができる。
また、第5実施例に係るプリンタにおいては、転写手段たる転写搬送ユニット40を経由した後、クリーニングブレード133との当接位置に進入する前の感光体101表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段たるブラシユニット136を設けている。かかる構成では、上述した理由により、感光体101の摩耗を抑えることができる。また、クリーニングブレード133によってクリーニングされる前の感光体101表面に潤滑剤を塗布することで、クリーニング性能をより向上させることができる。
また、第5実施例に係るプリンタにおいては、トナー像形成手段として、現像手段たる現像器の表面移動する現像剤担持体としての現像スリーブ124によって感光体101の静電潜像にトナーを付着させて現像するプロセスユニット100を用いているので、電子写真プロセスによって画像を形成することができる。更には、ブラシユニット136として、現像スリーブ124に駆動力を伝達する駆動源たる駆動モータからの駆動を受けて回転しながら感光体101表面に接触して潤滑剤を塗布する回転塗布部材たるファーブラシ136aを有するものを用いているので、新たな駆動源を設けることなく、ファーブラシ136aを回転駆動させることができる。
また、第6実施例に係るプリンタにおいては、トナー像形成手段として、互いに異なるトナー像担持体たる複数の感光体101Y,M,C,Kにトナー像を形成する複数のもの(100Y,M,C,K)を設け、転写手搬送ユニット40として、これら複数の感光体101Y,M,C,Kに形成されたトナー像を転写体たる転写紙Pに順次重ね合わせて転写するものを用いているので、いわゆるタンデム方式によってフルカラー画像を高速に形成することができる。
実施形態に係るプリンタの概略構成図。 同プリンタにおけるプロセスユニットを示す拡大構成図。 従来のドラムクリーニング装置におけるホルダー及びクリーニングブレードを示す拡大構成図。 重合法によるトナーを良好にクリーニングし得る程度の強い押圧力で感光体に向けて押圧した従来のクリーニングブレードの先端部を示す拡大図。 図4に示した状態のクリーニングブレード133の先端部における圧力分布図。 実施形態に係るプリンタのクリーニング装置におけるホルダーとクリーニングブレードとを示す拡大図。 同クリーニングブレードの先端部を示す拡大図。 同クリーニングブレードの圧力分布図。 残トナーIDと当接圧力との関係を示すグラフ。 エッジ当接圧力と食い込み量との関係を示すグラフ。 残トナーIDと当接角度θとの関係を示すグラフ。 第1実施例に係るプリンタのクリーニングブレード及びホルダーを示す拡大構成図。 クリーニングブレードの反発弾性率と温度との関係を示すグラフ。 第2実施例に係るプリンタのクリーニングブレードとその周囲構成とを示す拡大構成図。 4種類のクリーニングブレードにおける反発弾性率と温度との関係を示すグラフ。 第5実施例に係るプリンタのプロセスユニットを示す概略構成図。 同プロセスユニットの変形例装置を示すグラフ。 第6実施例に係るプリンタを示す概略構成図。 トナーの粒径分布を示すグラフ。
符号の説明
40 転写搬送ユニット(転写手段)
100 プロセスユニット(トナー像形成手段)
101 感光体(潜像担持体、トナー像担持体)
120 現像器(現像手段)
130 ドラムクリーニング装置(クリーニング手段)
132 ホルダー(梁部材)
133 クリーニングブレード(板状弾性体)
136 ブラシユニット(潤滑剤塗布手段)
136a ファーブラシ(回転塗布部材)
θ 当接角度
P 転写紙(転写体)

Claims (9)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と、
    これの表面に形成された潜像をトナーによってトナー像に現像する現像手段と、該潜像担持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、
    片持ち支持される梁部材の自由端側に固定された板状弾性体のエッジを、該転写手段を経由した後の該潜像担持体の表面に当接させながら、該表面に付着している残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置に搭載され、
    少なくとも該潜像担持体及びクリーニング手段を1つのユニットとして画像形成装置本体に対して一体的に着脱可能にするように共通の支持体に支持するプロセスユニットにおいて、
    上記板状弾性体として、上記潜像担持体に当接する側の端部を上記梁部材の自由端から突き出させないように全面を該梁部材に固定したものであって且つJIS−A硬度が60〜80[°]であるものを用い、
    該板状弾性体を1[Mpa]以上の圧力で該潜像担持体に当接させ、
    該板状弾性体の先端を後端よりも該潜像担持体の表面移動方向上流側に位置させた状態で、該潜像担持体の表面における該板状弾性体との接線と、該板状弾性体の両面のうちの該潜像担持体に臨む方の面とのなす角である当接角度が15〜45[°]になるように、該板状弾性体及び潜像担持体を配設したことを特徴とするプロセスユニット。
  2. トナー像担持体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    該トナー像担持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、
    片持ち支持される梁部材の自由端側に固定された板状弾性体のエッジを、該転写手段を経由した後の該潜像担持体の表面に当接させながら、該表面に付着している残留トナーをクリーニングするクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    上記板状弾性体として、上記潜像担持体に当接する側の端部を上記梁部材の自由端から突き出させないように全面を該梁部材に固定したものであって且つJIS−A硬度が60〜80[°]であるものを用い、
    該板状弾性体を1[Mpa]以上の圧力で該潜像担持体に当接させ、
    該板状弾性体の先端を後端よりも該潜像担持体の表面移動方向上流側に位置させた状態で、該潜像担持体の表面における該板状弾性体との接線と、該板状弾性体の両面のうちの該潜像担持体に臨む方の面とのなす角である当接角度が15〜45[°]になるように、該板状弾性体及び潜像担持体を配設したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記板状弾性体として、多層構造のものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3の画像形成装置において、
    上記板状弾性体の長手方向の両端部が互いに反対方向に振れるように、上記梁部材を揺動可能に片持ち支持したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2、3又は4の画像形成装置において、
    上記板状弾性体として、気温23[℃]における反発弾性率が30[%]以下であって且つ10[℃]から40[℃]までの反発弾性率の変化率が350[%]以下であるものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2乃至5の何れかの画像形成装置であって、
    上記トナー像担持体が露光によって静電潜像を担持する感光体であり、
    その表面保護層又はこれより下層の電荷輸送層を構成するバインダー樹脂が架橋構造を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2乃至6の何れかの画像形成装置において、
    上記トナー像担持体として、露光によって静電潜像を担持する感光体を用い、
    上記転写手段を経由した後、上記板状弾性体との当接位置に進入する前の該感光体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    上記トナー像形成手段として、現像手段の表面移動する現像剤担持体によって上記感光体の静電潜像にトナーを付着させて現像するものを用い、
    上記潤滑剤塗布手段として、該現像剤担持体に駆動力を伝達する駆動源からの駆動を受けて回転しながら該感光体の表面に接触して潤滑剤を塗布する回転塗布部材を有するものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2乃至8の何れかの画像形成装置において、
    上記トナー像形成手段として、互いに異なるトナー像担持体にトナー像を形成する複数のものを設け、
    上記転写手段として、これら複数のトナー像担持体に形成されたトナー像を上記転写体に順次重ね合わせて転写するものを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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