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JP2006168194A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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JP2006168194A
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Masaya Uetsuki
雅哉 植月
Tomomi Kaneko
智美 金子
Takumi Kaneko
卓巳 金子
Tatsuya Fukushima
達弥 福嶋
Kenji Hayashi
賢志 林
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Canon Inc
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Abstract

【課題】 不吐出を早期に確定させ印字不良を防止する。
【解決手段】 ドットカウントによって不吐検出が行われた際に、不吐出と判定されたノズルが存在する場合、直後に行われた回復動作の後に不吐検知を行う。その結果不吐出であると判定された場合に該当ノズルを不吐出と判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを吐出して記録媒体上に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置の不吐出検出には光学式、静電式、音響方式(振動検知方式)、スキャナー方式等の構成が提案され実用化されている。また、インクを吐出して、記録を行うインクジェット記録装置にて行われる不吐出検知方法として、インクを吐出するための記録ヘッドに、記録に用いられない空吐出を行わせ、そのときの記録ヘッドの温度変化に基づいて不吐出を判断する構成も知られている(例えば、特許文献1)。
一方、不吐検出のタイミングに関しては電源オン時に実施する方式、ドットカウントごとに実施する方式、印刷開始時に実施する方式、一定時間ごとに実施する方式、ユーザーが選択的に実施する方式、またこれらの組み合わせによるもの等が提案されている。不吐出の検知の目的がインクジェットヘッドの断線による不吐出の検知とその補完を目的とする場合には、その目的から各ヘッドが一定量の印字を行ったことをドットカウントにより検知する方法が用いられることが多く用いられる。またヒーター(ノズル)ごとにドットカウントを実施しそのドットカウント値によって不吐検出を行う方法も考えられるが、ノズル数が多い長尺ヘッドでこのような方法を用いると本体のメモリーを相当量割り当てる必要があるため、あまり一般的ではない。不吐出のノズルに対して補完を実施すると、補完に使用したノズルは使用頻度が高くなり寿命に問題を生じるため、不確定な不吐出に関しては出来るだけ補完を実施しないほうがよいことは言うまでも無い。したがって不吐検出を実施し、不吐出であると検知されたノズルが一時的な不吐出であるかどうかの判定を行う必要がある。このような課題を解決するためには過去複数回の検知結果を保存しておきその結果が連続して一致して不吐出と判定された場合にのみそのノズルを不吐出であると判定するシーケンスが考えられる。
特開平05−293968号公報
不吐検出実施のトリガーとしてドットカウントを使用する場合、ドットカウントを少量に設定し頻繁に検知を行うと印字の際にたびたび停止することになり印字速度を著しく阻害する。また、印字によって生ずるヒーター・配線の断線は一定のドット数を印字した後に発生する物であり頻繁に不吐検出を行う必要は無い。しかし、上記のように不吐出が発生した場合にはその確定を実施する必要があるため、ドットカウントの間隔が長い場合には確定されるまでの間は補完が行われない。このため、結果的に画質の劣化が防止できない期間が長くなる。また不吐出が検知された場合にクリーニング等のリカバーを行い、その後再度不吐検出を行う構成も考えられるが、このような構成をとった場合リカバーの際に無駄なインクが消費される、時間がかかる等の問題がある。
上記のような問題点を解決する為、不吐出が発生した直後のクリーニング時にクリーニング後の不吐出検知を行うよう構成した。これによって不吐出が長期にわたって補完されない事態を回避できる。また、ドットカウントの不吐検出に加えて、クリーニング時に毎回不吐検出を行う用構成した場合に比較してクリーニングの際の無駄に検出を行うことなくまたクリーニング時間も短縮できる。
本発明の構成によれば、従来と比較してインクを無駄に使用することなく不吐情報が確定でき、長期間にわたって不吐出のまま印字が行われることを防止できる。また一時的な不吐出が発生した場合にも、クリーニング等によってインクを無駄に消費することが無い。
(実施例1)
本発明に使用したプリンターの外観を図10に示す。ここで用いた記録装置はいわゆるシリアルスキャン型の記録装置であり、記録媒体の送り方向に対して直行する方向(主操作方向)に記録ヘッドスキャンして操作画像を形成する。まず印字時の動作の概略を説明する。まず給紙モーター5によりギヤを介して駆動される給紙ローラー6によって記録媒体が搬送される。キャリッジモーター3によりキャリッジユニット2を紙送りと直行方向にスキャンさせ一定のバンド幅を印字し、紙送りを行い、さらに次のバンド幅に付いて印字を行う構成となっている。ただしこのようなシリアルスキャン印字の場合には必要に応じて1スキャンでの紙送りを行わず、複数スキャン印字を行ってから紙送りを行う場合もあるし、1スキャンごとに所定のマスクによって間引かれたデーターを印字し1/nバンド前後の紙送りを行い、再度印字を行うことによって複数回の印字スキャンと紙送りによって画像を完成させる方法も実現されている。また本実施例ではキャリッジモーター3からキャリッジユニット2への駆動力の伝達にキャリッジベルト4を用いているがキャリッジベルトの代わりにリードスクリュー等他の駆動方法を用いてもかまわない。給紙された記録媒体は給紙ローラー6と圧力ローラーの間を通って印字部分に導かれる。印字に際しては、通常休止状態では記録ヘッドにはキャップが行われているため最初にキャップを開放しキャリッジをスキャン可動状態にしシリアルプリンターの場合、主操作方向へのスキャンができるようにする。その後1スキャン分のデーターがバッファに蓄積されたらキャッリッジモーター3によりキャリッジユニット2をスキャンさせ印字を行う。
本発明のインクに用いられる水溶性有機溶剤としては、従来公知のインクに使用されているものであれば、概ね使用することが出来る。具体的には、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−ペンタノール等の炭素数1〜5のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオキシプロピレン付加重合体;エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、ヘキシレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;チオジグリコール;グリセリン;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;トリエチレングリコールジメチル(又はエチル)エーテル、テトラエチレングリコールジメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル類;スルホラン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。上記の様な水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはインクの全重量に対して重量%で1〜49%、好ましくは2〜30%の範囲である。又、上記の如き水溶性有機溶剤は、単独でも混合物としても使用出来るが、媒体を併有する場合の最も好ましい液媒体組成は、少なくとも1種の水溶性高沸点有機溶剤、例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコールを含有するものである。また必 要に応じて、印字品位向上のため、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝酸バリウム等、金属塩を使用する場合もある。
本実施例で用いたプリンターのデーターの流れを図11にしめす。図11において、101はプログラマブル・ベリフェラルインターフェイス(以下PPIとする)であり、図示しないホストコンピュータから送られてくる指令信号(コマンド)や記録情報信号を受信してMPU102に転送するとともに、コンソール106の制御、及びキャリッジがホーム位置にあることを検出するホーム位置センサー107よりの信号を入力している。MPU(マイクロプロセッシングユニット)102は、制御用ROM105に記憶された制御プログラムに従って、このインクジェットプリンター装置内の各部を制御する。103は受信した信号を貯え、或いはMPU102のワークエリアとして使用され、各種データーを一時的に記憶するためのRAMである。104はフォント発生用ROMで、コード情報に対応して文字や記録等のパターン情報を記憶しており、入力したコード情報に対応して各種パターン情報を出力する。又、130または121はROM104等により展開されたデーターを記憶するためのプリントバッファーであって、m行分の容量を持つ。105はMPU2が実行する処理手順が格納されている制御用ROMである。これらの各部は、アドレスバス117およびデーターバス118を介して、MPU102によりそれぞれ制御される。
108はキャリッジモーターで、記録ヘッド112を搭載したキャリッジを移動させて往復走査している。110は、紙等の被記録材をキャリッジの移動方向に対して垂直方向に搬送するための紙送りモーター、113はキャップ部材を駆動して、後述の記録ヘッド112のインク吐出口(図示せず)に当接し、インク吐出口を外気より遮断して、ノズルの乾燥を防止するため、またワイパーを動作させヘッドフェイス面のインクをふき取る党の動作を行うパージモーターをそれぞれ示す。115はキャリッジモーター108を駆動するためのモータードライバー、116は紙送りモーター110を駆動するためのモータードライバー、114はキャッピングモーター113を駆動するためのモータードライバーである。尚、コンソール116には、キーボードスイッチ及び表示ランプなどが設けられている。また、ホーム位置センサー107は、キャリッジのホーム位置近傍に設けられ、記録ヘッド112を搭載したキャリッジがホーム位置に到達したことを検知するものである。
109はシートセンサーで、記録用紙等の被記録材の有無、即ち、記録部に供給されたか否かを検知している。112は熱エネルギーを用いてインクに膜沸騰による状態変化を生起させてインク滴を吐出する方式のインクジェット記録ヘッドであり、この記録ヘッド112にはm個(例えば64)の吐出口(図示せず)、各吐出口に対応したm個の吐出用ヒーター(図示せず)などが設けられている。111は記録情報信号に応じて記録ヘッド112の吐出用ヒーターを駆動するためのドライバーを示している。124は上記各部へ電源を供給する電源部であり、駆動電源装置としてACアダプタと電池を有している。
以上の構成において、MPU2は上記PPI101を介してコンピュータなどのホスト装置に接続されており、このホスト装置から送られてくるコマンドおよび記録情報信号と、制御用ROM106に格納されているプログラムの処理手順およびRAM106内に蓄えた記録情報とに基づいて、記録動作を制御する。
本発明が使用される分野で従来用いられている通常の記録装置においては、記録データーを送信するホスト100よりパラレルポート・赤外ポートやネットワーク等を介して印字データー送信する際、通常データー中の先頭部分に記録の行われるメディアの種類(普通紙・OHP・光沢紙等のメディア、および転写フィルム・厚紙・バナー紙等の特殊なメディアの種別)、メディアサイズ(A4・A4レター・A3・B4・B5・または封筒・はがき)、印字品位(ドラフト・高品位・中品位・特定色の強調・モノクロ/カラーの種別等)、給紙カセット(ASF・手差し・ビン1・ビン2等)、オブジェクトの自動判別の有り無しを記載したコマンドを送信し、本体ではそのコマンドを受け付けることによって通常ROMと呼ばれるメモリー領域(メモリー1 122)に収納された各種のデーターに基づいてマルチパス記録の際の印字パス数・単位面積あたりのインクの打ち込み量・印字方向等を決定し記録を行う。また場合によっては処理液を塗布する・しない、等の情報をコマンドとして送信することもある。これらの情報にしたがって、記録装置側では前述したROMから記録に必要なデーターを読み込みそれらのデーターにしたがって記録を行うが、これらのROMから読み出すデーターには上記以外に、各パスを記録する際の記録に使用するマスク種類、記録ヘッドの駆動条件(たとえば印可するパルス形状・印可時間)やドロップレットのサイズ、紙送りの条件、キャリッジ速度等がある。
図12にはインク供給の構成を示した。インクはインクタンク39より供給されチューブ45を経由し、ジョイントを介してヘッド9に送られるインクバッファ41は前記した供給経路中の主にタンク内の空気が膨張することによってタンク内からあふれ出るインクを一時的に保持する機能を有する。
インクタンクはPP、PE等の樹脂によりインジェクション・ブロー等により成型され、超音波溶着・熱溶着・接着・勘合などの技術を用いて組み立てが行われる。タンク内部は外装がそのままインクチャンバーといて機能する形式のものや内部にインクを充填した袋を持つもの、また内部に多孔質体挿入してインク保持をさせ同時に負圧を発生させるもの等がある。また負圧機構をタンクに持たせる場合は、タンク内部の袋部分を袋内部または外部に設けられたばね機構等によって拡大方向に支持することによって負圧を発生させる場合もある。
印字に際しては、通常休止状態では記録ヘッドにはキャップが行われているため最初にキャップを開放しキャリッジをスキャン可動状態にしシリアルプリンターの場合、主操作方向へのスキャンができるようにする。その後1スキャン分のデーターがバッファに蓄積されたらキャッリッジモーター3によりキャリッジユニット2をスキャンさせ印字を行う。
キャップを開放し、印字を開始するまでの間にいわゆる印字前の予備吐出が行われる。通常この予備吐出は一律の発数が行われるか、もしくは放置時間によって決定される発数が行われる。また色別に発数が設定されることもある。
これらの印字中の予備吐出については使用していないノズルのみを行ってもよいし、使用したノズルを含めすべてのノズルに対して行ってもよい。また、使用ノズルに対しては使用した頻度に基づいて予備吐出を減らすような機構を設けることもできる。これらの予備吐出は印字動作を中断し予備吐出を行えるポジションに移動し全ヘッドを一括、またはヘッドごとに行う場合もあるが、印字速度を向上させるために、印字動作を行いながら同時に予備吐出が行われる場合もある。このような印字に伴うシーケンスの一例を図7、図8、図9に示した。
図3に本実施例で使用したワイパーの外観図を、図4には本実施例で使用したヘッドの外観図を、図5に本実施例で使用したヘッドの断面図を示した。図5の断面図は図4に示したヘッドのA−A’、B−B’面での断面図である。図3に示したBk.のノズルワイパー20の幅は図4のチップの幅Kよりもわずかに狭く作成されている。これは印字メディアとの接触を回避するために、各色のチップが図5に見られるようにTAB面よりも若干凹んでおり、この凹んだ面にワイパーが入り込み払拭するためである。同様の理由から3色一体であるcolorチップ用のノズルワイパーはカラー3チップ分の幅以下とした。図3のワイパーは、図示しないワイパーホルダー27に、同じく図示しないワイパー固定金具を用いて取り付けられており、ワイパーの位置あわせはワイパー20,21,22に開けられた孔、およびワイパーホルダーに設けられたピンとの勘合によって行われる。ワイパー20,21,22は、図3および図4中に示したG方向に向け、パージモーター113によって駆動され、オリフィスおよびTAB面を払拭する。ワイピング動作が終了するとキャリッジをワイピング領域の外に退避し、ワイパーを逆方向に駆動しワイピングを開始するポジションに戻す。
図4に見られるようにBk.では1cmあたり約245nozzleの密度で640ノズルが配列されており、colorヘッドでは各色とも1cmあたり約490nozzleの密度で1280ノズルが配列されている。図5においてインクは供給口23からHの方向に進行・供給され、ヘッド内のフィルター上のインク液室24に導かれる。その後図中の矢印Jの方向に進み、フィルター25によって混入したゴミ等をろ過したうえで、フィルター下のインク液室26に導かれ、オリフィスプレート下面に形成されたインクを吐出するノズルへと導かれる。図6には本発明に用いられた図4に示したヘッドのノズル部分の拡大図を示した。インク液室はオリフィスプレート31と液室形成部材34とヒーターを搭載したヒーターボードにより形成されている。この部分に貯留されたインクはヒーター33の加熱により気泡を生成し気泡の膨張に伴ってオリフィスプレートから押し出され、空気との界面張力によって球状の液滴となり被記録部材に向かって飛翔する。
本発明の記録装置はいわゆるA4サイズの被記録材を想定して構成されており、印字時の総ドット数がA4被記録媒体に対してフルにデーターを印字した場合にはcolorでは1.26×108dotの印字ドット数が最大値となる。同様にBk.ヘッドは3.17×107 dotの印字ドット数最大印字可能なドット数である。ワイピング時のドットカウントについては記録装置内のドットカウンターによってカウントされたドット数を本体(メモリー122等)に保存し、印字終了後あらかじめ定められた値に達したかどうかを判断するように構成されている。本実施例ではワイピングをする/しないの判断は各ページ終了時に行うよう構成したが、印字領域が大きいプロッター、大判プリンターの場合には各印字スキャン後にワイピングする/しないの判断を行うよう構成する事も可能である。またドットカウントのみでなくフェイス面に付着するインクミストは印字デューティーによっても変動する場合があるため、ドット数にデューティーを元に算出した係数を加味してドット数の増減を行う構成とすることも可能である。
図1を用いて本発明の制御を説明する。タイマー、ドットカウント等のトリガーによって回復シーケンスS11が行われた後、S44によってドットカウント不吐判定シーケンスS48が行われた直後の回復シーケンスかどうかを判定する。不吐検知を実施した直後の回復でなければ不吐検出シーケンスS46を実施せず終了するが、不吐検出直後の検知であれば直前の不吐検出シーケンスで不吐出があったかどうかをS45によって判定する。不吐ノズルがある場合にはさらに回復後の不吐判定シーケンスS46によって不吐判定が行われる。ドットカウントによる不吐出検知S48で不吐出と判定されたノズルが、回復後の不吐出判定シーケンスS46によって再度不吐出であると判定された場合には、S47不吐ノズル確定シーケンスによって不吐であることが確定される。また確定の際に過去複数回の不吐情報を参照し、それらの情報を参考に不吐ノズルを確定することも出来る。不不吐ノズルが確定した場合には、本体、ドライバー等でこの不吐情報を元に不吐とされたノズルの補完を実施ことが可能となる。補完方法には隣接するノズルで補完する方法、マルチパス印字時に不吐出ノズルと同じラスターを印字するノズルによって補完する方法等があるがいずれの方式を用いてもよい。
比較として不吐出を検知した場合に、リカバーのためのクリーニングを実施するシーケンスを図17に例示した。不吐判定シーケンスS48で不吐出が検知されると回復シーケンスS11が行われる。回復動作が終了した後再度回復後の不吐判定シーケンスS46が実施される。ここで不吐判定シーケンスS48と同じノズルが不吐出であると判定されるとS47の不吐ノズル確定シーケンスが行われ実施例の場合と同様に不吐出ノズルの確定が行われる。このような構成を用いた場合には、フェイスぬれ、ごみ等の不定要素による不吐出が発生した場合にインクを多量に消費してしまうといういう弊害がある。本実施例の構成によればこのような弊害が無く、比較的レンジの長いドットカウントのみに頼った場合に比較して早く不吐ノズルを確定できるというメリットがある。
本記録装置に用られる判定シーケンスを図14に検出シーケンスを図15に示した。図14の判定シーケンスにおいてはS31,S32,S33,S36のステップに従ってヘッドK,C,M,Yの順で検知を行うかどうかの判定が行われる。判定を行うヘッド(たとえばK)が選択されたら、該当ヘッドがドットカウントがUPしたかどうかの判定を実施しドットカウントがアップしていればS35の検知シーケンスが実行される。図15には検知シーケンスの概要を示した。S39,40,41においてN番目のノズルを選択し吐出パルスを印加し吐出を行う。吐出後にヘッドからセンサーまでの距離を液滴が移動する間のディレイS43を行い。検出装置にて出力を測定する。これで1ノズル分の測定が終了するが、後は順次規定された最大ノズル数Aに達するまで測定を行う。
図2には発明のハード構成の一例を示した。図2-a中の発光素子58より放射された光は発光素子に正対して置かれた受光素子59に入射する。各素子はヘッド状に配置されたチップを挟むように配置され、本実施例では光軸とノズル列の並びは平行に配置されている。このような構成のほかにノズル列に対して光軸を斜めに配置しヘッドを移動させながら検出を行う構成でも本実施例の趣旨には反しない。図2-aのように光軸60上にインク滴61が存在しない場合は発光素子から発せられた光は受光素子へ到達する。検出時の模式図を図2-bに示した。ヘッド9から吐出されたインク61は発光素子−受光素子間の光軸をさえぎり図13の出力曲線のように受光素子からの信号レベルの低下が起こる。通常の出力が得られた場合の例を図13に示した。横軸に時間を縦軸にはアナログでの出力をプロットした。出力曲線67は光軸上に障害物が無い状態では出力は一定のレベルを保持している。ヘッドから吐出が行われ光軸付近にインク滴が到達る場合、吐出された後に光軸上にインク滴が現れるとともに受光レベルが低下し、アナログの出力も低下する。インク滴が光軸を通過すると出力が復帰し、完全にインク滴が通過すると元のレベルに戻る。
インクジェット記録装置においては、非使用時に吐出口部分のインクの乾燥・増粘一般にインクジェット記録装置では、乾燥などにより吐出不良と呼ばれる粘度上昇による、インクドットサイズ低下・吐出方向の変化・インク濃度の変化による濃度ムラなどを引き起こす場合がある。そこで記録ヘッドに非使用時間が存在する場合、またヘッド内の不特定・特定のノズルに対して非使用時間が存在する場合には、印字前に予備吐出と言う記録に関与しない吐出を行い、吐出不良を防止する技術が導入されている。これら吐出不良は本実施例のような不吐検出時に発生する場合は検出精度の低下をもたらす。図2-aは吐出不良の無い場合の正常な出力であるが、図2-bには吐出不良の発生した場合の出力曲線である。実線で示した出力曲線68は不良が軽度な場合、破線で示した出力曲線69は吐出不良が顕著な場合である。一定の出力レベルでスレッシュを設けその出力レベル以上の出力が保持される時間を測定すると、不良が軽微な場合t1となるがより出力レベルが低下した場合にはt2となりレベルの差が大きくなる。このような場合、真の吐出不良であるか初期の吐出の不良によりレベルが低下しているのかを判別することが困難となる。そこで本実施例では吐出のためのパルスが印加されてから液滴が検知されるまでの時間t3に加えて初期の吐出不良が懸念される時間t4分のディレイを加えてt5の時間間隔で検出信号の判定を行う。たとえば図2-cに示したようにやや吐出不良の発生しかけたため出力が低下したヘッドの場合には、通常の測定では正常なヘッドの出力レベルがt1,t2のようにバラツキがあるためt6の出力時間であるこのノズルが吐出不良であるかどうかを検知できない。ここで本実施例の検知方法を用いると図4に示されたノズルは出力時間がt7となり明らかに出力レベルが低下していることが判断できる。このような場合の光軸断面の模式図を図16に示した。この図面でRは光軸の直径、rは液滴の直径、pは各液滴の周期を示す。インク滴61は所定の吐出周期で連続的に吐出され模式図のように光軸断面を横断する。図2で検知のために吐出されたインク61は廃インク65としてインク受けA62、インク受けB63に到達しインク排出口64から排出され図示しない廃インク吸収体 66上に導かれ吸収される。構造的に廃インク吸収対等の吸収手段に吐出されたインクを吸収させることが困難な場合には適当な容積を持つインク溜め・容器等に回収してもよい。
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例を説明する。
実施例1の構成において、不吐出を検知した場合に、クリーニングまでの残り時間が所定比率を下回っている場合(たとえばクリーニングの間隔が5日の場合は4日以上経過)にはドットカウントによる不吐を検知した場合クリーニングを実施するよう構成することも可能である。
本発明に用いたシーケンス。 本発明の検知部分の構成例。 実施例で用いたワイパーの構成例。 実施例で用いたヘッドの外観図。 実施例で用いたヘッドの断面図。 ノズル部・オリフィス部拡大図。 印字前回復シーケンス。 印字シーケンス。 印字後回復シーケンス。 実施例1で用いた記録装置の外観図。 実施例1で用いた記録装置のデーターフロー図。 本実施例のインク供給経路の概要。 本発明の出力信号例。 実施例で用いた不吐判定シーケンスの例。 実施例で用いた不吐検知シーケンスの例。 実施例で用いた検知部でインク/光軸の模式図。 従来例のシーケンス。
符号の説明
1 パージユニット
2 キャリッジユニット
3 キャリッジモーター
4 キャリッジベルト
5 給紙モーター
6 給紙ローラー
7 圧力ローラー
8 イジェクトローラー
9 記録ヘッド
10 シャフト
20 Black用のノズルワイパー
21 Color用のノズルワイパー
22 全面ワイパー
27 ワイパーホルダー
28 ワイパー固定金具
32 ノズル
33 ヒーター
35 Blackヘッド
36 Cyanヘッド
37 Magentaヘッド
38 Yellowヘッド
49 Blackタンク
50 Cyanタンク
51 Magentaタンク
52 Yellowタンク
57 紙
58 発光素子
59 受光素子
60 光軸
100 ホスト
102 CPU
103 RAM
104 印字データー用ROM
108 キャリッジモーター
110 搬送モーター
111 ヘッドドライバー
112 記録ヘッド
121 プリントバッファ

Claims (3)

  1. インクを吐出するヘッドとインクを保持するインクタンクとヘッドにタンクからインクを供給する供給手段を備え、ヘッドから吐出されるインクによって、吐出の良否を判定する吐出検出装置を備え、前記吐出検出装置によってあるノズルが不吐出であると検出された際に、次回のクリーニング時に不吐出の判定を行い、再度不吐出と判定された場合にのみ当該ノズルを不吐出と判定することを特徴とする、不吐出判定機構および前記判定機構を用いる記録装置。
  2. 各ヘッドごとに吐出したドットをカウントするカウント手段を持ち、前記カウント手段が一定ドットに達したタイミングで吐出の良否の判定を行うことを特徴とする、請求項1に記載の不吐出判定機構および前記判定機構を用いる記録装置。
  3. 次回行われるクリーニングがタイマーによるものであることを特徴とする請求項2に記載の不吐出判定機構および前記判定機構を用いる記録装置。
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