[go: up one dir, main page]

JP2006148014A - 半導体光検出装置 - Google Patents

半導体光検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006148014A
JP2006148014A JP2004339201A JP2004339201A JP2006148014A JP 2006148014 A JP2006148014 A JP 2006148014A JP 2004339201 A JP2004339201 A JP 2004339201A JP 2004339201 A JP2004339201 A JP 2004339201A JP 2006148014 A JP2006148014 A JP 2006148014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodiode
region
layer
type
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004339201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4443390B2 (ja
Inventor
Keimei Mikoshiba
啓明 御子柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kodenshi Corp
Original Assignee
Kodenshi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kodenshi Corp filed Critical Kodenshi Corp
Priority to JP2004339201A priority Critical patent/JP4443390B2/ja
Publication of JP2006148014A publication Critical patent/JP2006148014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4443390B2 publication Critical patent/JP4443390B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

【課題】 側面入射の赤外光の影響を受けない安価な可視光用照度センサを提供する。
【解決手段】 Si基板31には、赤外光に感度を持つPD2の受光領域72が可視光に感度を持つPD1の受光領域71の下方に形成され、PD1とPD2の側方と下方を取り囲むようにPD3の第3受光領域73が形成されている。またPD1による出力電流からPD2による出力電流を減算処理する回路がSi基板31上に設けられている。この減算処理により赤外光成分が打ち消される。一方、PD3のアノードとカソードとは短絡されており、Si基板31の側面から入射する赤外光Li'はPD3で電流に変換され、その電流は短絡回路に流れて消費される。それによって側面入射光はPD1、PD2に影響を与えず、PD1、PD2及び減算処理回路によって人間の視感度特性に近い感度を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可視光の明るさを検出する照度センサとして好適な半導体光検出装置に関する。
人間にとっての可視光はおおよそ380〜780nmの光であり、このうち440〜700nm程度が主な感知波長領域であって、波長500〜600nmの間の緑色付近にピークを持つ山型の分布曲線が視感度となる。このような人間の視感度に近い分光感度特性をもつ光センサとしては、CdS光伝導セルが知られている。CdS光伝導セルは安価で視感度に近い特性をもつが、Cdが有害物質であり、環境問題から代替品が求められている。これに代わるものとして、Siフォトダイオードがあるが、Siフォトダイオードは赤外領域までの幅広い波長帯域に感度を有するため、そのままでは可視光用の照度センサとしては使うことができない。そこで、Siフォトダイオードを利用して可視光領域にのみ感度を有する光センサを得るために、従来様々な方法が提案されている。
図11は従来知られている可視光用光センサの概略的な断面構造を示す図である。この光センサは、Si基板31の表面近傍にフォトダイオードによる受光領域76を形成し、その表面に赤外光Liを遮蔽(吸収)する一方、可視光Lvを透過する特性を有する赤外光カットフィルタ140を形成したものである。この構成では、赤外光に感度を有さない光センサを得ることはできるが、可視波長領域における感度特性はフォトダイオード自体の感度特性に依存するため、必ずしも人間の視感度に近い特性とはならない。
これに対し、特許文献1に記載の光センサでは、二つのSiフォトトランジスタを用い、一方のフォトトランジスタには光学フィルタを透過させた光を照射し、もう一方のフォトトランジスタには直接光を照射し、これら二つのフォトトランジスタの出力信号の差を求めることにより所望の分光感度特性を得るようにしている。しかしながら、この構成により視感度特性に適合した光センサを実現しようとすると、可視光カットフィルタが必要になる。一般に可視光のみをカットする急峻なカットオフ特性を持つフィルタは高価であり、安価な照度センサを実現する妨げとなる。
上記のような光学フィルタを使用せずに所望の分光感度特性を得るような光センサも従来提案されている。図12及び図13は、それぞれ特許文献2及び3に記載の光センサの縦断面構造を簡略化して示す図である。
Si基板においては長波長の光は相対的に短波長の光に比べて表面付近で吸収されにくく、深い部分にまで入り込んでその深い部分で強い吸収を受けることが知られている。そこで、これら特許文献に記載の光センサでは、互いに異なる波長特性を持った二つのフォトダイオードが縦方向に積層される。即ち、主として可視光Lvを受光する第1受光領域(フォトダイオード)71の下方に、より長波長である主として赤外光Liを受光する第2受光領域72が積層されており、その両領域で光電変換により得られた信号を演算することで所望の視感度に近い分光感度特性を得るようにしている。
しかしながら、上記のような積層構造の二つのフォトダイオードはSi基板31にほぼ垂直に入射する可視光Lvと赤外光Liに対してはほぼ計算通りの信号を出力するが、Si基板31の側面から入射してくる迷光があると、その迷光に対する信号の影響によって所望の分光感度特性を得ることができなくなる。特に安価な照度センサで一般的に用いられる透明樹脂パッケージを用いる場合、基板の側面からの迷光は無視できない程度に大きい。側面から入射する可視光は10μm以内で吸収されてしまうため殆ど問題ないが、赤外光は数百μm程度の深さまで侵入するため、特に大きな影響を与える。
上記特許文献2及び3ではいずれもこうした問題を考慮した対策が施されている。即ち、特許文献2に記載の光センサ(図12参照)では、スクライブラインに沿って側面から侵入する赤外光の影響を減少させるために、側面からの入射光を受光する領域79がスクライブラインに沿って形成されている。しかしながら、こうした構成では、側面光のうちSi基板31表面近傍の赤外光Li'は領域79で吸収されるものの、より深い部分の赤外光Li''はSi基板31内部まで侵入し、受光領域72まで容易に到達する。したがって、この方法では、側面からの赤外光の影響を完全に排除するすることはできない。その結果、例えば蛍光灯の照明下と赤外光成分の多い白熱灯照明下とでは感度の差が生じてしまう。
一方、特許文献3に記載の光センサ(図13参照)では、酸化膜32で上下に分離された上の領域に、主として可視光を受光する第1受光領域71と長波長の光を受光する第2受光領域72とを積層してある。実際には第1及び第2受光領域71、72は非常に薄いため、側面入射の赤外光Li'は主として酸化膜32の下部領域に入射する。この下部領域は酸化膜32により上部領域とは電気的に絶縁されているため、下部領域で発生した光電流は受光領域71、72には到達しない。そのため、実質的に側面入射の赤外光の影響を殆ど受けずに済む。このようにこの方法は側面入射の赤外光の影響軽減には有効であるが、酸化膜を埋め込んだSOI基板を必要とする。こうしたSOI基板は高価であるため、安価な照度センサを実現するのは困難である。
特開平8−330621号公報 特開2002−217448号公報 特開2004−119713号公報
上述したように従来の光センサは、側面入射光の影響を強く受けるため、使用するパッケージにより感度特性が著しく変化する。特に、透明樹脂パッケージでは側面光成分が多く、実用上の問題となっている。また、これを解決するためにはSOI基板のような高価な材料を使用する必要があるため、コストが高いものとなる。本発明はこうした課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、安価で簡単な構造によってかつ光源やパッケージ等に依存せずに人間の視感度に近い分光感度特性をもつ半導体光検出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、可視光を選択的に検出するための半導体光検出装置であって、
a)シリコン半導体基板と、
b)可視領域にピーク感度を有し、前記半導体基板の表面近傍に形成された第1のフォトダイオードと、
c)前記第1のフォトダイオードよりも長波長側にピーク感度を有し、該第1のフォトダイオードの下方に形成された第2のフォトダイオードと、
d)少なくとも赤外領域にピーク感度を有し、前記第1及び第2のフォトダイオードの側方及び下方に形成され、且つ電気的に正極端と負極端とが短絡されて成る第3のフォトダイオードと、
e)前記半導体基板上に設けられ、赤外領域における感度を抑制するために前記第1のフォトダイオードによる出力電流と前記第2のフォトダイオードによる出力電流との差分演算を行う演算処理手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係る半導体光検出装置では、主として可視領域に感度を持つ第1のフォトダイオードと主として赤外領域に感度を持つ第2フォトダイオードを、シリコン半導体基板の垂直方向(基板の厚さ方向)に積層しており、演算処理手段により、これら二つのフォトダイオードの出力電流の一方に適当な倍率を乗じてカレントミラー回路等で減算する。これにより、光学フィルタを用いることなく赤外領域における感度を打ち消し、さらに可視領域の感度特性を適当に整形して人間の視感度に近い分光感度特性を実現することができる。
また、赤外領域に感度を有する第3のフォトダイオードが第1及び第2のフォトダイオードの側方及び下方を取り囲むように形成され、第3のフォトダイオードの正極端と負極端とが短絡されているので、半導体基板の側面から入射した赤外光は第3のフォトダイオードで吸収されて電流信号に変換され、さらにその電流は消費されてしまう。したがって、第3のフォトダイオードで生じた電流信号が第1及び第2のフォトダイオードの領域に流れ込むことは殆どなく、側面入射の赤外光の影響を実用上問題ない程度に軽減することができる。
本発明に係る半導体光検出装置の一態様として、前記第2のフォトダイオードの面積は前記第1のフォトダイオードの面積よりも小さくしておくことが好ましい。これにより、第2のフォトダイオードによる出力電流を第1のフォトダイオードによる出力電流よりも小さくして、上記演算処理手段による人間の視感度に近づける処理をより容易に行うことができる。
また本発明に係る半導体光検出装置の具体的な構造上の態様として、p型である前記半導体基板にn型第1埋め込み層と該第1埋め込み層よりも浅いp型第2埋め込み層とが形成され、前記半導体基板上にn型エピタキシャル層が形成され、該エピタキシャル層の表面に前記第2埋め込み層に到達するようにp型第1拡散層と該第1拡散層より浅いp型第2拡散層とが形成され、前記第1のフォトダイオードは前記第2拡散層と前記エピタキシャル層とから成り、前記第2のフォトダイオードは前記第1埋め込み層と第2埋め込み層と前記エピタキシャル層と前記第1拡散層とから成り、前記第3のフォトダイオードは前記半導体基板と前記第1埋め込み層と前記第2埋め込み層と前記エピタキシャル層と前記第1拡散層とから成るものとすることができる。
また、その場合、前記第2埋め込み層は縦型pnpトランジスタのコレクタ領域として、前記第2拡散層は縦型pnpトランジスタのエミッタ領域として、前記第1埋め込み層は前記pnpトランジスタのコレクタ領域を前記半導体基板から電気的に分離する絶縁分離領域として、前記エピタキシャル層はnpnトランジスタのコレクタ領域として、前記第2埋め込み層及び第1拡散層は前記npnトランジスタの絶縁分離領域として機能するものとすることができる。
また、本発明に係る半導体光検出装置では上述したように基本的には光学フィルタは不要であるが、第1及び第2のフォトダイオードの表面を被覆するように赤外光を遮断し可視光を透過する特性を有する光学フィルタを備える構成とすることにより、その分光感度特性を人間の視感度に一層厳密に合わせることが容易になる。
このように本発明に係る半導体光検出装置では、SOI基板のような特殊な材料を用いることなく、且つ光学フィルタの形成のような特殊な工程を要せず標準的なバイポーラトランジスタの製造プロセスで製造することにより、側面入射光の影響を軽減することができる。したがって、半導体チップ自体のコストを抑えることができる上、一般的で安価な透明樹脂パッケージを使用しても分光感度特性に殆ど影響を与えないため、可視光用照度センサを安価に提供することができる。また、光学フィルタを使用せずに、人間の視感度に近い分光感度特性を実現することができる。光学フィルタを使用しないため、これによっても製造プロセスが簡単になり、さらに低廉な価格の実現が容易になる。
図1は本発明に係る半導体光検出装置の基本原理を説明するための素子構造を示す概略縦断面図である。この半導体光検出装置では、Si基板31の表面近傍に、可視領域にピーク感度を持つ第1フォトダイオードPD1の第1受光領域71が形成され、その第1受光領域71の下方に、赤外領域にピーク感度を持つ第2フォトダイオードPD2の第2受光領域72が形成されている。第1受光領域71の深さd1は、Si中における赤色光の吸収係数の逆数である約5μmよりも浅くするのが望ましい。第1受光領域71は可視光Lvと赤外光Liとを受光する。他方、第2受光領域72は主として赤外光Liを受光する。Si基板31の側面から入射して来る側面光に関しては、可視光Lv’はSi基板31に入射してすぐに殆ど吸収されてしまうため、第1及び第2受光領域71、72ともに赤外光Li'を受光する。第1受光領域71と第2受光領域72の赤外光Li及びLi'に対する感度は、およそ各受光領域71、72の深さd1、d2に比例する。両受光領域71、72の赤外光に対する感度比は、垂直入射する赤外光Liに対しても側面入射する赤外光Li'に対してもおよそd1:d2となるため、減算回路での打消しが可能となる。
第1及び第2受光領域71、72を取り囲むように側方及び下部に形成された第3フォトダイオードPD3の第3受光領域73は、Si基板31内部に到達する赤外光により発生する電流を吸収するためのものである。また、第3受光領域73の存在により第2受光領域72の領域の広がりが抑制されるため、第2フォトダイオードPD2の赤外感度を適度な値に抑えることができる。その結果、第1フォトダイオードPD1と第2フォトダイオードPD2とによる赤外光の影響の打消しが容易になる。また、側面からの赤外光Li'による光電流が第3受光領域73で発生するが、第3フォトダイオードPD3のアノードとカソードとを短絡してしまうことにより光電流は消費され、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2はSi基板31内奥部まで侵入する側面赤外光Li'に感度を持たない。即ち、側面からの迷光の影響を受けない照度センサを、ごく一般的なSi基板を用いて形成することが可能になる。
図2及び図3は、上述した赤外光の影響の打ち消しの原理を説明するための図である。可視光に感度を持つ第1フォトダイオードPD1による光電流をIpd1、赤外光に感度を持つ第2フォトダイオードPD2による光電流をIpd2とする。赤外波長領域ではIpd1<Ipd2となるため、赤外光の影響を打ち消すためにはIpd1とIpd2が同程度となるようにIpd1をm倍する必要がある。図2(a)に示すように、第1フォトダイオードPD1の分光感度特性は人間の視感度特性よりも赤外波長領域に広がっており、図中に斜線で示した範囲が視感度特性に対して余分な範囲である。この余分な斜線範囲の面積を、図2(b)に示した第2フォトダイオードPD2の分光感度特性の面積と等しくすれば、赤外光の影響を打ち消すことができる。
赤外光の影響を打ち消したときの分光感度特性はIpd1×m−Ipd2で表すことができ、図3中に斜線で示す範囲がこれに相当する。この範囲の形状は図1中の第1及び第2受光領域71、72の深さd1、d2、と倍率mとにより変化するから、これらのパラメータを適切に選ぶことにより人間の視感度に近い分光感度特性を得ることが可能である。なお、深さd1、d2はフォトダイオードPD1、PD2を形成する際の半導体製造プロセス上の設定値として決まるものであり、一方、倍率mは減算回路の回路構成の設計値として決まるものである。一方、側面入射光に対しては赤外成分のみが問題になる。第1フォトダイオードPD1と第2フォトダイオードPD2の側面赤外光に対する感度比はおおよそd1:d2であり、この値を倍率mに近くすることによって、垂直入射のみならず側面赤外光をも打ち消すことが可能となる。
以下、本発明に係る半導体光検出装置の実施例である照度センサについて、図面を用いて説明する。図4は第1実施例の照度センサの要部の概略回路構成図、図5はこの照度センサにおけるSi基板上での回路配置を示す平面図、図6は図5中のA−A’切断線での縦断面図である。
図5及び図6に示すように、この照度センサでは、p型Si基板11に、埋め込みn型領域12と埋め込みp+型領域13とが形成され、その上にn型エピタキシャル領域14が形成され、埋め込みp+型領域13と接続するようにp型Si基板11の表面に露出してp+型素子分離領域15が形成されている。n型エピタキシャル領域14の表面にはp+型拡散層16とn+型拡散層17とが形成されている。p型Si基板11の表面は酸化膜(SiO2)18で被覆され、その酸化膜18を除去した開口部に、可視光に感度を持つ第1フォトダイオードPD1のアノード電極160、赤外光に感度を持つ第2フォトダイオードPD2のアノード電極170、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2の共通のカソード電極150、及びp型Si基板11にグランド電位(GND)を与えるためのグランド電極180が形成されている。
p+型拡散層16とその下方を囲むn型エピタキシャル領域14とで形成されるpn接合が、アノード電極160及びカソード電極150を有する可視光用の第1フォトダイオードPD1となる。このとき、n型エピタキシャル領域14の厚さが第1フォトダイオードPD1の分光感度を支配する。第1フォトダイオードPD1では赤外光に対する感度をできる限り下げることが好ましく、n型エピタキシャル領域14の厚さは例えば2〜5μm程度が望ましい。そして、ピーク感度が視感度特性の中心波長である550nm近傍になるようにn型エピタキシャル領域14の厚さを選ぶ。
一方、埋め込みn型領域12と埋め込みp+型領域13とで形成されるpn接合、及び埋め込みp+型領域13とn型エピタキシャル領域14とで形成されるpn接合が、第1フォトダイオードPD1よりも長波長の領域にピーク感度を持つ第2フォトダイオードPD2を形成する。第2フォトダイオードPD2の分光感度は、短波長側はn型エピタキシャル領域14の厚さで、長波長側は埋め込みn型領域12の深さで決まる。
上記第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2の下方及び側方を広く覆う、埋め込みn型領域12とp型Si基板11とで形成されるpn接合が、赤外光に感度を持つ第3フォトダイオードPD3を形成する。p型Si基板11の深い位置まで侵入する赤外光は第3フォトダイオードPD3で光電流に変換される。第3フォトダイオードPD3で発生する光電流は共通のカソード電極150とグランド電極180との間に現れるため、電気的に短絡されてしまい、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2の出力電流には影響を与えない。
第1〜第3フォトダイオードPD1、PD2、PD3の各領域はバイポーラトランジスタを形成するのに必要な各領域と兼ねることができる。図7は、フォトダイオードの各領域をバイポーラトランジスタと共有する場合の断面構造を示す図である。npnバイポーラトランジスタはエミッタ電極43、ベース電極44、及びコレクタ電極45を有し、pnpバイポーラトランジスタは、エミッタ電極46、ベース電極47、コレクタ電極48、及び絶縁分離用バイアス電極49を有する。これらトランジスタのために新たに必要となる領域はn+型埋め込み層40だけである。
埋め込みn型領域12は縦型pnpトランジスタの絶縁分離領域となる。埋め込みp+型領域13とp+型素子分離領域15とは縦型pnpトランジスタのコレクタ領域50となる。n型エピタキシャル領域14はnpnトランジスタのコレクタ領域41となる。埋め込みp+型領域13とp+型素子分離領域15とはnpnトランジスタの素子分離領域42となる。n+型拡散層17はnpn型トランジスタのエミッタ領域となる。p+型拡散層16はpnpトランジスタのエミッタ領域19となる。このように、本実施例の照度センサの受光部はバイポーラICの標準的な製造工程により実現可能である。
図4に示すように、この照度センサでは、上記のような第1、第2及び第3なる3つのフォトダイオードPD1、PD2、PD3の他に、第1フォトダイオードPD1による光電流と第2フォトダイオードPD2による光電流との差分を演算することにより、赤外光成分を打ち消すための回路が設けられている。第1フォトダイオードPD1の光電流Ipd1はカレントミラー回路210によってm倍に倍増される。このm倍になった電流Ipd1×mから第2フォトダイオードPD2の光電流Ipd2が差し引かれる。この減算の結果である電流Ipd1×m−Ipd2は次段のカレントミラー回路220でさらにn倍されて、必要な大きさまで増幅される。
第3フォトダイオードPD3は電源Vccとグランド(GND)との間に接続される。したがって、第3フォトダイオードPD3の光電流は電源Vccとグランド(GND)とに流れる。p型Si基板11の内部に達する赤外光による光電流は第3フォトダイオードPD3で全て吸収されてしまうため、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2は、可視光センサとしては有害である側方から入射して来る赤外光の影響を受けずに済む。
なお、図4の回路構成は理解を容易にするために簡略化したものであり、実際にはベース電流を保証する回路や、さらに感度を高めるために多段のカレントミラー増幅段が必要になる。また同一機能を有する他の回路構成を用いてもよいことは言うまでもない。
図8は第1実施例による照度センサにおける、太陽光線に対する分光感度特性の計算例を示す図である。ここではm=3、d1=1.5μm、d2=5μmとしている。実線で示すのが上記のような回路構成による赤外光の影響の打ち消し後の特性であり、視感度特性(400〜700nm)に近い特性が得られている。増幅率m及びd1、d2の値を最適にすることにより、さらに視感度に近い特性を得ることが可能になる。
第2フォトダイオードPD2の面積を第1フォトダイオードPD1より小さくし、その分mの値を小さくすることも可能である。図4において、第2フォトダイオードPD2の受光部の面積を決める埋め込みp+型領域13を、第1フォトダイオードPD1の受光部の面積を決めるp+型拡散層16よりも小さくすることも可能である。いずれを選ぶかは、使用する製造プロセスで決まる第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2の分光感度特性と、赤外光の打ち消し易さから決めることができる。
図9は本発明の第2実施例による照度センサの構造を示す縦断面図である。この例では、第2フォトダイオードPD2の受光部の面積を決める埋め込みp+型領域13を第1フォトダイオードPD1の受光部の面積を決めるp+型拡散層16よりも小さく形成している。この場合には、第1フォトダイオードPD1の下部に第2フォトダイオードPD2が存在しない領域が発生する。この部分は長波長の光つまり赤外光に感度を持つため、第1フォトダイオードPD1の分光特性は長波長領域に感度を持つようになる。それにより、上述したように第1フォトダイオードPD1による光電流と第2フォトダイオードPD2による光電流との演算処理によっては赤外光を打ち消すことが困難になる。
そこでこれを避けるために、第1フォトダイオードPD1の下方で第2フォトダイオードPD2が存在しない部分に埋め込みp+型領域13’を形成し、この埋め込みp+型領域13’をp型Si基板11と電気的に接続する。そうすることにより、第1フォトダイオードPD1の分光特性は、第2フォトダイオードPD2の面積に依存しないことになり、第1及び第2フォトダイオードPD1、PD2による光電流の演算処理による赤外光の打消しが容易になる。
上述したように本発明に係る半導体光検出装置では基本的に、光学フィルタを用いることなく視感度に近い分光感度特性を得ることが可能であるが、実際には赤外波長領域での感度をゼロにすることは難しく、赤外波長領域にわずかに裾を引いた形状の特性になる。この部分をカットし、より一層視感度に近づけるためには、赤外光カットフィルタ140をフォトダイオードの上部に形成するとよい。側面からの赤外光に対してこうした光学フィルタは役に立たないが、本発明の半導体光検出装置では、第3フォトダイオードPD3の存在により、側面からの赤外光の影響を受けないため、上記のような光学フィルタの効果を十分に発揮させることができる。
図10は本発明の第3実施例による照度センサの構造を示す縦断面図である。この第3実施例による照度センサでは、第1実施例の照度センサの受光領域表面を被覆するように赤外光カットフィルタ140を形成してある。もちろん、第2実施例の照度センサと赤外光遮断フィルタとを組み合わせることも可能である。照度センサの分光感度特性を厳密に視感度に合わせる必要のある場合には、この第3実施例の構成が有効となる。
なお、上記実施例はいずれも本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変形、修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
本発明に係る半導体光検出装置の基本原理を説明するための素子構造を示す概略縦断面図。 本発明に係る半導体光検出装置における赤外光の影響の打ち消しの原理を説明するための図。 本発明に係る半導体光検出装置における赤外光の影響の打ち消しの原理を説明するための図。 本発明の第1実施例の照度センサの要部の概略回路構成図。 第1実施例の照度センサにおけるSi基板上での回路配置を示す平面図。 図5中のA−A’切断線での縦断面図。 第1実施例の照度センサにおいてフォトダイオードの各領域をバイポーラトランジスタと共有する場合の断面構造を示す図。 第1実施例の照度センサによる太陽光感度特性を示すグラフ。 第2実施例の照度センサの構造を示す縦断面図。 第3実施例の照度センサの構造を示す縦断面図。 従来の光センサの概略断面図。 従来の光センサの概略断面図。 従来の光センサの概略断面図。
符号の説明
11…p型Si基板
12…埋め込みn型領域
13、13’…埋め込みp+型領域
14…n型エピタキシャル領域
15…p+型素子分離領域
16…p+型拡散層
17…n+型拡散層
18…酸化膜
140…赤外カットフィルタ
150…カソード電極
160…アノード電極
170…アノード電極
180…グランド電極
19…エミッタ領域
210、220…カレントミラー回路
31…Si基板
40…n+型埋め込み層
41…コレクタ領域
42…素子分離領域
43…エミッタ電極
44…ベース電極
45…コレクタ電極
46…エミッタ電極
47…ベース電極
48…コレクタ電極
49…絶縁分離用バイアス電極
50…コレクタ領域
71…第1受光領域
72…第2受光領域
73…第3受光領域
PD1…第1フォトダイオード
PD2…第2フォトダイオード
PD3…第3フォトダイオード

Claims (5)

  1. 可視光を選択的に検出するための半導体光検出装置であって、
    a)シリコン半導体基板と、
    b)可視領域にピーク感度を有し、前記半導体基板の表面近傍に形成された第1のフォトダイオードと、
    c)前記第1のフォトダイオードよりも長波長側にピーク感度を有し、該第1のフォトダイオードの下方に形成された第2のフォトダイオードと、
    d)少なくとも赤外領域にピーク感度を有し、前記第1及び第2のフォトダイオードの側方及び下方に形成され、且つ電気的に正極端と負極端とが短絡されて成る第3のフォトダイオードと、
    e)前記半導体基板上に設けられ、赤外領域における感度を抑制するために前記第1のフォトダイオードによる出力電流と前記第2のフォトダイオードによる出力電流との差分演算を行う演算処理手段と、
    を備えることを特徴とする半導体光検出装置。
  2. 前記第2のフォトダイオードの面積は前記第1のフォトダイオードの面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の半導体光検出装置。
  3. p型である前記半導体基板にn型第1埋め込み層と該第1埋め込み層よりも浅いp型第2埋め込み層とが形成され、前記半導体基板上にn型エピタキシャル層が形成され、該エピタキシャル層の表面に前記第2埋め込み層に到達するようにp型第1拡散層と該第1拡散層より浅いp型第2拡散層とが形成され、
    前記第1のフォトダイオードは前記第2拡散層と前記エピタキシャル層とから成り、前記第2のフォトダイオードは前記第1埋め込み層と第2埋め込み層と前記エピタキシャル層と前記第1拡散層とから成り、前記第3のフォトダイオードは前記半導体基板と前記第1埋め込み層と前記第2埋め込み層と前記エピタキシャル層と前記第1拡散層とから成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体光検出装置。
  4. 前記第2埋め込み層は縦型pnpトランジスタのコレクタ領域として、前記第2拡散層は縦型pnpトランジスタのエミッタ領域として、前記第1埋め込み層は前記pnpトランジスタのコレクタ領域を前記半導体基板から電気的に分離する絶縁分離領域として、前記エピタキシャル層はnpnトランジスタのコレクタ領域として、前記第2埋め込み層及び第1拡散層は前記npnトランジスタの絶縁分離領域として機能することを特徴とする請求項3に記載の半導体光検出装置。
  5. 前記第1及び第2のフォトダイオードの表面を被覆するように、赤外光を遮断し可視光を透過する特性を有する光学フィルタを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体光検出装置。
JP2004339201A 2004-11-24 2004-11-24 半導体光検出装置 Expired - Lifetime JP4443390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004339201A JP4443390B2 (ja) 2004-11-24 2004-11-24 半導体光検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004339201A JP4443390B2 (ja) 2004-11-24 2004-11-24 半導体光検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006148014A true JP2006148014A (ja) 2006-06-08
JP4443390B2 JP4443390B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=36627321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004339201A Expired - Lifetime JP4443390B2 (ja) 2004-11-24 2004-11-24 半導体光検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4443390B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158928A (ja) * 2007-12-03 2009-07-16 Rohm Co Ltd 照度センサ
JP2009238944A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Seiko Npc Corp 照度センサ
US8203846B2 (en) 2009-08-24 2012-06-19 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor photodetector element and semiconductor device
US8723097B2 (en) 2010-04-22 2014-05-13 Seiko Instruments Inc. Illuminance sensor having light-level-independent consumption current
JPWO2014041884A1 (ja) * 2012-09-11 2016-08-18 シャープ株式会社 センサ、表示装置、携帯電話、およびデジタルカメラ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158928A (ja) * 2007-12-03 2009-07-16 Rohm Co Ltd 照度センサ
JP2009238944A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Seiko Npc Corp 照度センサ
US8203846B2 (en) 2009-08-24 2012-06-19 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor photodetector element and semiconductor device
US8723097B2 (en) 2010-04-22 2014-05-13 Seiko Instruments Inc. Illuminance sensor having light-level-independent consumption current
JPWO2014041884A1 (ja) * 2012-09-11 2016-08-18 シャープ株式会社 センサ、表示装置、携帯電話、およびデジタルカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4443390B2 (ja) 2010-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4715203B2 (ja) 光検出器回路
US6596981B1 (en) Method and apparatus for optical detector with special discrimination
US4318115A (en) Dual junction photoelectric semiconductor device
US9188482B2 (en) Optical sensor with special discrimination
US20040061152A1 (en) Semiconductor photosensor device
US10411049B2 (en) Optical sensor having two taps for photon-generated electrons of visible and IR light
JPH01207640A (ja) 半導体光検出装置と紫外線検出方法および半導体光検出素子とその製造方法
TW201544800A (zh) 具有散射光抑制作用的紫外線傳感器及偵測紫外線的方法
US20070194217A1 (en) Semiconductor photosensor
JP4443390B2 (ja) 半導体光検出装置
CN104505410B (zh) 光电二极管、紫外探测器集成电路及其制造方法
JPH0738136A (ja) 受光素子
JP4105440B2 (ja) 半導体光検出装置
JP2007067331A (ja) 紫外線センサ
JP2006245264A (ja) 半導体受光素子を有する集積回路
JPH0517492B2 (ja)
JP6011409B2 (ja) イメージセンサ
JP2011082513A (ja) シリコン光検出モジュール
JP2014203877A (ja) 光検出装置
JP4185357B2 (ja) 半導体光検出装置
CN110459641A (zh) 一种光电探测芯片及一种光电探测器
JP2933870B2 (ja) 光検出装置及びその製造方法
JP4647963B2 (ja) 炎センサ
JP2010040805A (ja) 照度センサおよびその製造方法
JPH1050967A (ja) 受光演算素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091021

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4443390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term