JP2006038751A - 容器充填口端縁の検査方法及び検査装置並びに充填装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器の充填口表面の色と内容物の色とが同じか又は区別できない程度に色の差異が小さい場合であっても、容器の充填口端縁への付着物の有無を確実に検査する。
【解決手段】 検査対象となる容器2の充填口6の端縁7をカメラによって該端縁7の輪郭線が直線に見える方向に撮像し、前記カメラによって撮像された検査画像31において容器2の充填口6端縁7の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域32を設定し、該検査領域32内で前記検査画像31を走査して充填口6の表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データ(例えば境界位置33の高さ方向の座標)を生成し、付着物8が非存在である場合の容器2の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データ(例えば基準座標34)と比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物8を有すると判定する。
【選択図】 図4
【解決手段】 検査対象となる容器2の充填口6の端縁7をカメラによって該端縁7の輪郭線が直線に見える方向に撮像し、前記カメラによって撮像された検査画像31において容器2の充填口6端縁7の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域32を設定し、該検査領域32内で前記検査画像31を走査して充填口6の表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データ(例えば境界位置33の高さ方向の座標)を生成し、付着物8が非存在である場合の容器2の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データ(例えば基準座標34)と比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物8を有すると判定する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、容器の充填口端縁において充填口表面と同色の付着物の有無を検査する検査方法及び検査装置並びに充填装置に関する。
食品や飲料等の内容物を容器に充填するときに、充填口の外側に内容物が漏れて、容器の充填口の端縁に内容物が付着する場合がある。その場合、洗浄が難しい上、充填後に充填口をキャップやシール等によって密封するときに密封の確実性が悪くなるおそれがあり、また、不衛生の原因ともなり得ることから、充填口の端縁に内容物の付着がある場合には製造ラインから排除するようにしている。
充填口の端縁に内容物の付着の有無を検査する装置としては、カラーセンサ(画像センサともいう。)により容器の表面の色変化やパターン変化を観察したり、特定の色の部分の面積を調べることによって付着物を発見するものがある。
充填口の端縁に内容物の付着の有無を検査する装置としては、カラーセンサ(画像センサともいう。)により容器の表面の色変化やパターン変化を観察したり、特定の色の部分の面積を調べることによって付着物を発見するものがある。
従来、カラーセンサを用いて容器の品質を検査する装置としては、例えば特許文献1、2に記載のものがある。
特許文献1に記載の検査装置は、容器に貼り付けられたフィルム上に黒色で印字された文字を検査する装置であって、背景が着色されている場合に文字の検査を容易にするため、撮像素子の各画素毎に赤(R)、緑(G)、青(B)の色フィルタを設け、それぞれの色フィルタを有する撮像素子により、赤色光、緑色光、青色光の輝度が高められた3種類の輝度信号を得て、これらの信号を加算処理することにより、文字についての輝度を背景に対して強調した画像信号を得ることを主たる特徴としている。
特許文献2に記載の検査装置は、容器の内容物と容器内に混入した異物とを区別して異物の検出を容易にするため、異物に固有の透過波長帯域の光(例えば赤外線)を検出することを主たる特徴としている。
特開平7−209206号公報
特開2002−131239号公報
特許文献1に記載の検査装置は、容器に貼り付けられたフィルム上に黒色で印字された文字を検査する装置であって、背景が着色されている場合に文字の検査を容易にするため、撮像素子の各画素毎に赤(R)、緑(G)、青(B)の色フィルタを設け、それぞれの色フィルタを有する撮像素子により、赤色光、緑色光、青色光の輝度が高められた3種類の輝度信号を得て、これらの信号を加算処理することにより、文字についての輝度を背景に対して強調した画像信号を得ることを主たる特徴としている。
特許文献2に記載の検査装置は、容器の内容物と容器内に混入した異物とを区別して異物の検出を容易にするため、異物に固有の透過波長帯域の光(例えば赤外線)を検出することを主たる特徴としている。
ところで、例えば白いヨーグルトを白いチューブに充填する場合のように、容器の色と内容物の色とが同じか、又はカラーセンサでは区別できない程度に色の差異が小さい場合、カラーセンサを用いた解析では内容物が付着した領域を特定することが困難である。
特許文献1に記載の発明を利用するとしても、付着物とその周囲の容器(充填口の表面)の色が同じでは、輝度信号を加算処理しても付着物の輝度を強調することはできない。
特許文献2に記載の発明を利用する場合、容器は透過するが内容物(付着物)は透過せず、しかも食品等の内容物に悪影響を与えないような波長帯域の光を見出す必要があり、実施が困難である。
特許文献1に記載の発明を利用するとしても、付着物とその周囲の容器(充填口の表面)の色が同じでは、輝度信号を加算処理しても付着物の輝度を強調することはできない。
特許文献2に記載の発明を利用する場合、容器は透過するが内容物(付着物)は透過せず、しかも食品等の内容物に悪影響を与えないような波長帯域の光を見出す必要があり、実施が困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、容器の充填口表面の色と内容物の色とが同じか又は区別できない程度に色の差異が小さい場合であっても、付着物の有無を確実に検査することが可能な検査方法及び検査装置並びにこれを用いた充填装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、容器の充填口端縁において充填口表面と同色の付着物の有無を検査する検査方法であって、検査対象となる容器の充填口端縁をカメラによって該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像し、前記カメラによって撮像された検査画像において容器の充填口端縁の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域を設定し、該検査領域内で前記検査画像を走査して充填口表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データを生成し、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データと比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物を有すると判定することを特徴とする容器充填口端縁の検査方法を提供する。
前記特徴データ及び基準データとしては、検査領域内での充填口表面色及び/又は背景色の画素数の計数値を用いることが可能である。また、充填口表面色と背景色との境界位置の高さ方向の座標を用いることも可能である。
本発明の検査方法においては、複数の検査領域内で前記検査画像を走査して前記特徴データを複数生成し、これら特徴データのうち少なくとも一つの特徴データが前記基準データと有意差を有する場合に付着物を有すると判定することが好ましい。
また、容器の充填口端縁を撮像するに際し、前記充填口端縁のうちカメラに近い側又は遠い側の半周分に焦点を合わせ、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを充填口の両側から2回に分けて撮像することが好ましい。この場合、前記2回の撮像の間に、容器を水平面内で反転させることが好ましい。
前記特徴データ及び基準データとしては、検査領域内での充填口表面色及び/又は背景色の画素数の計数値を用いることが可能である。また、充填口表面色と背景色との境界位置の高さ方向の座標を用いることも可能である。
本発明の検査方法においては、複数の検査領域内で前記検査画像を走査して前記特徴データを複数生成し、これら特徴データのうち少なくとも一つの特徴データが前記基準データと有意差を有する場合に付着物を有すると判定することが好ましい。
また、容器の充填口端縁を撮像するに際し、前記充填口端縁のうちカメラに近い側又は遠い側の半周分に焦点を合わせ、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを充填口の両側から2回に分けて撮像することが好ましい。この場合、前記2回の撮像の間に、容器を水平面内で反転させることが好ましい。
また、本発明は、容器の充填口端縁において充填口表面と同色の付着物の有無を検査する検査装置であって、検査対象となる容器の充填口端縁を該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像するカメラと、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを記憶しているとともに、前記カメラによって撮像された検査画像において容器の充填口端縁の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域を設定し、該検査領域内で前記検査画像を走査して充填口表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データを生成し、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データと比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物を有すると判定する制御部とを備えることを特徴とする容器充填口端縁の検査装置を提供する。
この検査装置において、前記制御部は、複数の検査領域内で前記検査画像を走査して前記特徴データを複数生成し、これら特徴データのうち少なくとも一つの特徴データが前記基準データと有意差を有する場合に付着物を有すると判定するものであることが好ましい。
また、容器の充填口が配置される位置を介して前記カメラと対向する位置に、前記充填口表面と色の異なる背景板が配置されていることが好ましい。
また、充填口端縁のうちカメラに近い側の半周分に焦点を合わせて容器を撮像するカメラを2組備え、これら第1のカメラと第2のカメラはそれぞれ、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを撮像するように配設されていることが好ましい。この場合、さらに、前記第1のカメラによる撮像と前記第2のカメラによる撮像との間に、容器を水平面内で反転させるスターホイールを備えることが好ましい。
この検査装置において、前記制御部は、複数の検査領域内で前記検査画像を走査して前記特徴データを複数生成し、これら特徴データのうち少なくとも一つの特徴データが前記基準データと有意差を有する場合に付着物を有すると判定するものであることが好ましい。
また、容器の充填口が配置される位置を介して前記カメラと対向する位置に、前記充填口表面と色の異なる背景板が配置されていることが好ましい。
また、充填口端縁のうちカメラに近い側の半周分に焦点を合わせて容器を撮像するカメラを2組備え、これら第1のカメラと第2のカメラはそれぞれ、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを撮像するように配設されていることが好ましい。この場合、さらに、前記第1のカメラによる撮像と前記第2のカメラによる撮像との間に、容器を水平面内で反転させるスターホイールを備えることが好ましい。
さらに本発明は、コンベア上を搬送される容器に内容物を充填する充填ノズルと、充填後の容器が所定の検査位置に達したことを検知するトリガセンサと、前記トリガセンサの検知信号により、前記検査位置に達した容器の充填口端縁を該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像するカメラと、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを記憶しているとともに、前記カメラによって撮像された検査画像において容器の充填口端縁の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域を設定し、該検査領域内で前記検査画像を走査して充填口表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データを生成し、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データと比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物を有すると判定する制御部と、前記制御部から送信された判定結果の信号により、付着物があると判定された容器を前記コンベア上から排除するリジェクタとを備えることを特徴とする充填装置を提供する。
本発明によれば、検査画像上で容器の充填口の領域と付着物の領域とを区別する必要がないので、内容物と同色の包装資材上への内容物の漏れや付着を検知することが可能となる。しかも、検査対象となる容器の充填口端縁をカメラによって該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像するので、充填口端縁への付着物の有無を該端縁からの突出の有無として精度よく検知することができる。
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1は、本発明の充填装置の一例を示す概略構成図であり、図2は、図1の充填装置に用いられる本発明の検査装置の一例を示す概略構成図である。図3は、充填口端縁に付着物のある容器の充填口の一例を示す(a)部分拡大正面図、および(b)部分拡大斜視図である。
図1に示す充填装置1は、容器2を搬送するコンベア3と、容器2内に内容物4を充填する充填ノズル5とを備える。
容器2は、ここではボトルであるが、この他、チューブやパウチ、カップ等、種々の形態が採用可能である。
図1は、本発明の充填装置の一例を示す概略構成図であり、図2は、図1の充填装置に用いられる本発明の検査装置の一例を示す概略構成図である。図3は、充填口端縁に付着物のある容器の充填口の一例を示す(a)部分拡大正面図、および(b)部分拡大斜視図である。
図1に示す充填装置1は、容器2を搬送するコンベア3と、容器2内に内容物4を充填する充填ノズル5とを備える。
容器2は、ここではボトルであるが、この他、チューブやパウチ、カップ等、種々の形態が採用可能である。
コンベア3としては、容器2の充填口6の端縁7の高さが一定になるように容器2を搬送できるものが用いられる。容器2が充分な剛性(自立性)を有するものであれば、ベルトコンベアの無端ベルト上に載せて搬送するのでも構わない。容器2が剛性に劣る場合は、ホルダなどによって容器2の充填口6の端縁7の高さが一定になるように容器2を保持する機構を用いることができる。
充填ノズル5は容器2の充填口6に向かって上下移動可能に図示略の駆動装置によって駆動されている。図1の(A)に示すように、コンベア3上を搬送される空の容器2が充填ノズル5の下に到達すると、図1の(B)に示すように、充填ノズル5を下降させ、充填ノズル5の先端部を充填口6から容器2内に挿入して内容物4を充填する。充填後には、図1の(C)に示すように、充填ノズル5を上昇させて充填ノズル5を充填口6から抜き出す。なお、図1では説明のため、一本の充填ノズル5を(B)と(C)の2箇所に図示している。また、充填ノズル5は必ずしも上下可能に駆動されている必要はなく、充填時に充填ノズル5の先端部が容器2の充填口6の上方に位置していてもよい。
ここで、充填後に充填ノズル5の先端から内容物4が垂れることがあり、さらに、容器2の搬送のタイミングによっては、図3に示すように、内容物4が充填口6の端縁7に付着して付着物8となることがある。そこで、製造ライン上、充填工程の後段にあたる位置(D)には、容器2の充填口端縁7への付着物8の有無を検査する検査装置10が設けられている。
図2に、本形態例における検査装置10の概略構成を示す。この検査装置10は、コンベア3上を搬送される容器2が検査位置に達したことを検出するトリガセンサ11と、検査対象となる容器2の充填口6の端縁7を撮像するCCDカメラ12と、検査工程における容器2の充填口6に光を照射する照明装置13と、CCDカメラ12によって撮像された検査画像に基づいて(詳しくは後述)付着物の有無を判定する検査機14と、検査位置にある容器2の充填口6の位置を介してCCDカメラ12と対向する位置に配置された背景板15とを備える。
トリガセンサ11は、ここでは、コンベア3の両側に互いに対向して配置された投光器16と受光器17とを備える透過光式のセンサである。トリガセンサ11の投光器16及び受光器17は、それぞれケーブル18,19を介してプログラマブルコントローラ20に接続されている。なお、トリガセンサ11が容器2を検出する方式としては、透過光式に限定されるものではなく、反射光式など各種方式が採用可能である。
プログラマブルコントローラ20は、トリガケーブル21,22を介してそれぞれカメラ12及び照明装置13に接続されている。プログラマブルコントローラ20は、トリガセンサ11によって得られたタイミング信号に基づき、カメラ12及び照明装置13のオンオフ制御を行う。
プログラマブルコントローラ20は、トリガケーブル21,22を介してそれぞれカメラ12及び照明装置13に接続されている。プログラマブルコントローラ20は、トリガセンサ11によって得られたタイミング信号に基づき、カメラ12及び照明装置13のオンオフ制御を行う。
CCDカメラ12は、容器2の充填口6の端縁7の輪郭線が直線に見える方向(ここでは図2中の水平方向)に向けて配置されている。
背景板15は、本発明において必須のものではないが、検査画像において容器2の充填口6と背景とが明瞭なコントラストを与えるように、充填口6表面と色の異なるものを配置することが好ましい。背景板15としては、例えば充填口6の色が白色である場合は、赤、青、緑、黒などの濃色を用いることができる。
照明装置13は、良好な検査画像を得るため、検査対象である容器2の充填口6を明るく照らすものであり、本形態例においては、カメラ12と容器2との間に配置され、照明面が容器2側を向いたリング状のLED光源が用いられている。
背景板15は、本発明において必須のものではないが、検査画像において容器2の充填口6と背景とが明瞭なコントラストを与えるように、充填口6表面と色の異なるものを配置することが好ましい。背景板15としては、例えば充填口6の色が白色である場合は、赤、青、緑、黒などの濃色を用いることができる。
照明装置13は、良好な検査画像を得るため、検査対象である容器2の充填口6を明るく照らすものであり、本形態例においては、カメラ12と容器2との間に配置され、照明面が容器2側を向いたリング状のLED光源が用いられている。
検査機14は、カメラケーブル23を介してCCDカメラ12に接続されている。検査機14には、CCDカメラ12によって撮像された検査画像の信号がカメラケーブル23を介して送信されるようになっており、検査画像に基づいて付着物8の有無を判定する制御部として機能する。また、判定結果がNG(付着物あり)であった場合には、検査機14は、不図示のリジェクタにNG信号を出力するようになっている。リジェクタは、NG信号を受信したときには図1の(F)に示すように、容器2をコンベア3の外に排除する。判定結果が「付着物なし」であった場合には、検査機14からNG信号は出力されない。その結果、付着物のない容器2はリジェクタの排除を受けることがなく、図1の(E)に示すように、コンベア3により充填及び検査の後の工程へと搬送される。
また、検査画像の内容は、モニタケーブル24を介して検査機14に接続されたモニタ25に送信され、モニタ25の表示部(符号略)に表示されるようになっている。これにより、作業者がモニタ25の表示を通して撮像の具合などを確認したり、検査装置10の調整を行ったりすることができる。
ここで、本発明の第1形態例の検査方法による付着物の有無の判定方法について、図4,図5を参照しながら説明する。
図4(a),図5(a)の二点鎖線で囲まれた領域がCCDカメラ12によって撮像される撮像領域30である。図4(b),図5(b)に示すように、CCDカメラ12によって撮像された検査画像31中では、容器2の充填口6の端縁7の輪郭線は直線に見える。画像中の画素は縦横に配列されているので、端縁7の輪郭線が画像中で画素の配列方向(ここでは左右方向)に延在するようにCCDカメラ12の光軸周りの向きを調整しておく。
また、制御部14には、予め付着物8が非存在である場合の容器2の充填口6端縁7の輪郭線の位置を観察することにより、判定基準となる基準データとして、容器2の充填口6端縁7の高さ方向の座標である基準座標34を記憶させる。なお、説明のため、図4(b)、図5(b)中、基準座標34の位置を右向きの矢印により示す。
図4(a),図5(a)の二点鎖線で囲まれた領域がCCDカメラ12によって撮像される撮像領域30である。図4(b),図5(b)に示すように、CCDカメラ12によって撮像された検査画像31中では、容器2の充填口6の端縁7の輪郭線は直線に見える。画像中の画素は縦横に配列されているので、端縁7の輪郭線が画像中で画素の配列方向(ここでは左右方向)に延在するようにCCDカメラ12の光軸周りの向きを調整しておく。
また、制御部14には、予め付着物8が非存在である場合の容器2の充填口6端縁7の輪郭線の位置を観察することにより、判定基準となる基準データとして、容器2の充填口6端縁7の高さ方向の座標である基準座標34を記憶させる。なお、説明のため、図4(b)、図5(b)中、基準座標34の位置を右向きの矢印により示す。
ここで、基準座標34を測定する方法の一例を示す。例えば、図5(b)に示すように、付着物8が非存在である場合の容器の検査画像31を撮像して、この検査画像31中、容器2の充填口6端縁7の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域32を設定する。そして、各検査領域32について、充填口6の表面色と背景色との境界位置33の高さ方向の座標を計測することによって基準座標34を求めることができる。
充填口6の表面色と背景色との境界位置33の高さ方向の座標は、検査領域32の上辺又は下辺と充填口端縁7の輪郭線との間にある画素数に基づいて計測することができる。
検査領域32の上辺から画素数を計測する場合、前記境界位置33は、背景色を有する画素の後に充填口表面色を有する画素が検出された位置として認識することができる。
また、検査領域32の下辺から画素数を計測する場合、前記境界位置33は、充填口表面色を有する画素の後に背景色を有する画素が検出された位置として認識することができる。
なお、背景色及び/または充填口表面色とは、必ずしも単一の色調に限定されるものではない。両者が互いに識別可能である限り、背景色として認識される色調及び/又は充填口表面色として認識される色調がそれぞれ複数存在していても良いが、背景色および充填口表面色のそれぞれが連続する階調で表されることが好ましい。
また、充填口表面色に対して顕著なコントラストが得られる適当な背景色を選択して容器を撮像し、得られた検査画像に、例えば背景色が黒、充填口表面色が白となるように、二値化処理を施しても良い。
検査領域32の上辺から画素数を計測する場合、前記境界位置33は、背景色を有する画素の後に充填口表面色を有する画素が検出された位置として認識することができる。
また、検査領域32の下辺から画素数を計測する場合、前記境界位置33は、充填口表面色を有する画素の後に背景色を有する画素が検出された位置として認識することができる。
なお、背景色及び/または充填口表面色とは、必ずしも単一の色調に限定されるものではない。両者が互いに識別可能である限り、背景色として認識される色調及び/又は充填口表面色として認識される色調がそれぞれ複数存在していても良いが、背景色および充填口表面色のそれぞれが連続する階調で表されることが好ましい。
また、充填口表面色に対して顕著なコントラストが得られる適当な背景色を選択して容器を撮像し、得られた検査画像に、例えば背景色が黒、充填口表面色が白となるように、二値化処理を施しても良い。
制御部14では、検査時には検査画像31中、容器2の充填口6端縁7の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域32が設定される。図4(b)、図5(b)では、検査領域32は充填口6の端縁7の輪郭線に沿って4箇所に設定されている。
なお、検査領域32の個数は特に限定されるものではなく、本検査方法においては検査領域32を少なくとも一箇所設定すれば、付着物の有無を検査することが可能である。しかしながら、検査領域32の範囲外に存在する付着物は検出できないので、より確実な検査のためには、検査領域32を複数設定することが好ましい。検査領域32の数が多過ぎても画像処理の時間が長くなり、充填装置10の処理速度に追随できなくなるおそれがある。従って、画像処理の時間と、内容物の飛散などによる付着物の広がりやすさ(滴の大きさや、付着物が発生した場合に同時に発生する付着物の数の期待値など)の観点から、適当な数の検査領域32を設定するとよい。
なお、検査領域32の個数は特に限定されるものではなく、本検査方法においては検査領域32を少なくとも一箇所設定すれば、付着物の有無を検査することが可能である。しかしながら、検査領域32の範囲外に存在する付着物は検出できないので、より確実な検査のためには、検査領域32を複数設定することが好ましい。検査領域32の数が多過ぎても画像処理の時間が長くなり、充填装置10の処理速度に追随できなくなるおそれがある。従って、画像処理の時間と、内容物の飛散などによる付着物の広がりやすさ(滴の大きさや、付着物が発生した場合に同時に発生する付着物の数の期待値など)の観点から、適当な数の検査領域32を設定するとよい。
制御部14は、この検査領域32内で検査画像31を走査し、検査領域32ごとに、該検査領域32内の画像データの特徴を示す特徴データとして、充填口6の表面色と背景色との境界位置33の高さ方向の座標を計測する。ここで、境界位置33の高さ方向の座標の計測方法については、基準座標34を計測する場合と同様にして行うことができるので、詳しい説明は省略する。
さらに、前記境界位置33の高さ方向の座標(特徴データ)を基準座標34(基準データ)と比較して、両座標間に有意差がある場合に、「付着物あり」と判定する。検査領域32が複数設定されている場合には、少なくとも一つの検査領域32について前記境界位置33の高さ方向の座標が基準座標34と有意差を有する場合に「付着物あり」と判定する。逆に、すべての検査領域32について前記境界位置の高さ方向の座標と基準座標34との間に有意差が認められない場合には「付着物なし」と判定する。
ここで、付着物8の有無を判定するための前記有意差の大きさを決定するためには、検査画像中の1画素に対応する充填口6付近における実寸の大きさや、搬送中の容器2の充填口6の端縁7の高さの誤差などを考慮する必要があるが、例えば、1画素に対応する実際の寸法が約0.025mm四方として、充填口6の端縁7から0.2mm以上の盛り上がりがあれば、付着物8の有無を判定することができる。付着物8が存在しないときの充填口6の端縁7の位置を表す基準座標34と比較することにより、例えば充填口6の端縁7全体に付着物8が付着して平坦な輪郭線を与えた場合であっても、付着物8の有無を正しく判定することができる。
なお、もし、境界位置33の高さ方向の座標が基準座標34よりも低くなった場合には、検査装置10の異常(例えば調整不良など)として報告することができる。
なお、もし、境界位置33の高さ方向の座標が基準座標34よりも低くなった場合には、検査装置10の異常(例えば調整不良など)として報告することができる。
以上説明したように、本形態例の検査装置及び検査方法によれば、検査画像上で容器の充填口の領域と内容物(付着物)の領域とを区別することなく付着物の有無を判定することができるので、容器の充填口表面の色と内容物の色とが同じか又は区別できない程度に色の差異が小さい場合であっても、付着物の有無を確実に検査することが可能となる。しかも、検査対象となる容器の充填口端縁をカメラによって該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像するので、充填口端縁への付着物の有無を該端縁からの突出の有無として精度よく検知することができる。
基準データを少なくとも1回計測して制御部に記憶させておけば、測定条件等に特に変更が無ければ再度計測する必要はなく、データを繰り返し使用することができるので、検査の時には、付着物が非存在である容器を比較対象として用意しておく必要はない。
本形態例の充填装置によれば、充填時に内容物が充填口の上端に付着したときに、付着物の有る容器を充填後に自動的に製造ラインから排除することができる。
基準データを少なくとも1回計測して制御部に記憶させておけば、測定条件等に特に変更が無ければ再度計測する必要はなく、データを繰り返し使用することができるので、検査の時には、付着物が非存在である容器を比較対象として用意しておく必要はない。
本形態例の充填装置によれば、充填時に内容物が充填口の上端に付着したときに、付着物の有る容器を充填後に自動的に製造ラインから排除することができる。
次に、図6,図7を参照して、本発明の第2形態例を説明する。
この第2形態例においては、画像処理によって得られる特徴データ及び基準データとして、上記第1形態例における充填口表面色と背景色との境界位置の高さ方向の座標の代わりに、検査領域32内での充填口表面色及び/又は背景色の画素数の計数値を用いる。
本形態例を実施するための検査装置および充填装置としては、図1、図2に示す装置とを用いることも可能であるので、ここでは、特徴データ及び基準データの生成及び比較の方法について説明する。
この第2形態例においては、画像処理によって得られる特徴データ及び基準データとして、上記第1形態例における充填口表面色と背景色との境界位置の高さ方向の座標の代わりに、検査領域32内での充填口表面色及び/又は背景色の画素数の計数値を用いる。
本形態例を実施するための検査装置および充填装置としては、図1、図2に示す装置とを用いることも可能であるので、ここでは、特徴データ及び基準データの生成及び比較の方法について説明する。
例えば、背景色の画素数の計数値を用いる場合には、検査領域32内で背景色を示す画素は、図6,図7でクロスハッチングを付して示したが、充填口表面色と背景色との境界線よりも上側の領域35に現れる。つまり、背景色の画素数の計数値は、充填口表面色と背景色との境界線より上側の領域35の面積に対応するデータとして使用することができる。付着物が存在する場合には、付着物が存在しない場合と比較して、背景色の画素数の計数値が小さくなる。そのため、付着物が非存在である容器の検査画像より得られる背景色の画素数の計数値を基準データとし、検査対象の容器の検査画像より得られる背景色の画素数の計数値を特徴データとして、両データを比較して有意差の有無により、付着物の有無を判定することができる。なお、付着物が非存在である容器の検査画像における検査領域32の幅は、検査対象の容器の検査画像における検査領域32の幅と等しくする必要がある。
本形態例においては、充填口表面色の画素数の計数値を用いても、同様にして付着物の有無の判定が可能である。この場合、画素数の計数値は、充填口表面色と背景色との境界線よりも下側の領域の面積に対応するものとなるので、付着物が存在する場合には、付着物が存在しない場合と比較して、充填口表面色の画素数の計数値が大きくなる。
また、背景色の画素数の計数値と充填口表面色の画素数とを併用することもできる。なお、背景板を用いるなどして背景色が明瞭に識別できる場合には、背景色の画素数の計数値を用いることが好ましい。
また、背景色の画素数の計数値と充填口表面色の画素数とを併用することもできる。なお、背景板を用いるなどして背景色が明瞭に識別できる場合には、背景色の画素数の計数値を用いることが好ましい。
本形態例の場合、図6(b)の右端の検査領域32に例示されるように、検査領域32内で充填口表面色と背景色との境界線の傾斜が大きい場合でも、検査領域32の全幅にわたって境界線の高さ方向の位置が平均化されたデータを抽出することができるので、第1形態例のように境界線上で任意に(あるいは適当なアルゴリズムによって)境界位置の座標を決定するのに比べて、精度の良い計測が可能となる。
次に、図8,図9を参照して、本発明の第3形態例を説明する。
図9に容器の充填口6の端縁7を上から見た図を示すが、この図に示すように、容器2の充填口6の端縁7をカメラ12で水平方向に撮像するとき、付着物8がカメラ12に近い側に位置する場合と、付着物8がカメラ12に遠い側に位置する場合とでは、カメラ12から付着物8までの距離は、最大で充填口6の外径程度の差が生じることになる。従って、例えば広口のカップ等の場合、充填口6の外径によっては、カメラ12に近い側に位置する付着物8と、カメラ12に遠い側に位置する付着物8とに同時に焦点を合わせることが難しい場合がある。
図9に容器の充填口6の端縁7を上から見た図を示すが、この図に示すように、容器2の充填口6の端縁7をカメラ12で水平方向に撮像するとき、付着物8がカメラ12に近い側に位置する場合と、付着物8がカメラ12に遠い側に位置する場合とでは、カメラ12から付着物8までの距離は、最大で充填口6の外径程度の差が生じることになる。従って、例えば広口のカップ等の場合、充填口6の外径によっては、カメラ12に近い側に位置する付着物8と、カメラ12に遠い側に位置する付着物8とに同時に焦点を合わせることが難しい場合がある。
このため、図8に示すように、容器を搬送するコンベアとして、2台のスターホイール41,42を用い、第1のスターホイール41から第2のスターホイール42に移し替える際に、容器2の充填口の向きが水平面内で反転するようにする。なお、図8では、説明のため容器2の充填口の向きを模式的に示すため、クサビ状の記号を用いている。
さらに、検査装置は、第1のスターホイール41上の容器2の充填口を撮像する第1のカメラユニット43と、第2のスターホイール42上の容器2の充填口を撮像する第2のカメラユニット44とを備え、各カメラユニット43,44のカメラ12を用いて、一つの容器2の充填口端縁7を2回に分けて撮像できるようにする。カメラ12は、充填口端縁7のうちカメラ12に近い側又は遠い側のいずれか半周分に焦点を合わせるように調整されている。
第1のカメラユニット43では充填口端縁7の片側(図8ではクサビ状の記号の太い側)を撮像し、第2のカメラユニット43では充填口端縁7の他の片側(図8ではクサビ状の記号の細い側)を撮像する。得られた検査画像に基づく付着物の有無の判定は、例えば上述の第1の形態例または第2の形態例と同様にして行うことができる。
さらに、検査装置は、第1のスターホイール41上の容器2の充填口を撮像する第1のカメラユニット43と、第2のスターホイール42上の容器2の充填口を撮像する第2のカメラユニット44とを備え、各カメラユニット43,44のカメラ12を用いて、一つの容器2の充填口端縁7を2回に分けて撮像できるようにする。カメラ12は、充填口端縁7のうちカメラ12に近い側又は遠い側のいずれか半周分に焦点を合わせるように調整されている。
第1のカメラユニット43では充填口端縁7の片側(図8ではクサビ状の記号の太い側)を撮像し、第2のカメラユニット43では充填口端縁7の他の片側(図8ではクサビ状の記号の細い側)を撮像する。得られた検査画像に基づく付着物の有無の判定は、例えば上述の第1の形態例または第2の形態例と同様にして行うことができる。
このように、本発明の第3形態例によれば、容器の充填口端縁を撮像するに際し、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを充填口の両側から2回に分けて撮像するので、精度のよい検査が可能になる。図8に示すように、スターホイールを用いて容器を水平面内で反転させることにより、カメラを搬送ラインに対して同じ側のサイドに配置することがえきる。なお、図1に示すように直線状のコンベア3を用いた場合でも、コンベア3の両側にそれぞれカメラを配置することにより、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを充填口の両側から2回に分けて撮像することが可能になる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
検査画像より生成される特徴データとしては、上記実施形態例に例示されたパラメータに限定されるものではない。付着物のある容器の検査画像と付着物が存在しない容器の検査画像との間で、充填口表面色を有する画素及び/又は背景色を有する画素の分布に差異が生じることを利用して、充填口表面色を有する画素の領域及び/又は背景色を有する画素の領域の形状又は画素数又は面積等、あるいは充填口表面色を有する画素の領域と背景色を有する画素の領域との境界線の形状等に基づいて、付着物の有無が反映されるようなパラメータを生成するようにすればよい。また、基準データは、検査対象となる容器の検査画像から特徴データを生成する方法と同じ方法で、付着物が存在しない容器の検査画像に基づいて生成されたデータを用いればよく、これにより、検査画像から生成されたデータの比較によって迅速かつ確実に付着物の有無を判定することができるという優れた効果が得られる。
上記実施形態例では、検査画像中の各検査領域から特徴データとして一つのパラメータを生成するようにしたが、本発明は特にこれに限定されるものではない。生産速度に鑑みて、データの生成や比較に要する演算時間が充分に短く済むのであれば、例えば、一つの検査領域から複数のパラメータを生成したり、複数の検査領域から一つのパラメータを生成したりしてもよい。
検査画像より生成される特徴データとしては、上記実施形態例に例示されたパラメータに限定されるものではない。付着物のある容器の検査画像と付着物が存在しない容器の検査画像との間で、充填口表面色を有する画素及び/又は背景色を有する画素の分布に差異が生じることを利用して、充填口表面色を有する画素の領域及び/又は背景色を有する画素の領域の形状又は画素数又は面積等、あるいは充填口表面色を有する画素の領域と背景色を有する画素の領域との境界線の形状等に基づいて、付着物の有無が反映されるようなパラメータを生成するようにすればよい。また、基準データは、検査対象となる容器の検査画像から特徴データを生成する方法と同じ方法で、付着物が存在しない容器の検査画像に基づいて生成されたデータを用いればよく、これにより、検査画像から生成されたデータの比較によって迅速かつ確実に付着物の有無を判定することができるという優れた効果が得られる。
上記実施形態例では、検査画像中の各検査領域から特徴データとして一つのパラメータを生成するようにしたが、本発明は特にこれに限定されるものではない。生産速度に鑑みて、データの生成や比較に要する演算時間が充分に短く済むのであれば、例えば、一つの検査領域から複数のパラメータを生成したり、複数の検査領域から一つのパラメータを生成したりしてもよい。
カメラとしてオムロン株式会社製カメラ(型番F160−S2)を用いた。照明装置として、シーシーエス株式会社製白色光LED照明(リング状、型番LDL−74×27−W)を用いた。検査機として、オムロン株式会社製視覚センサ用コントローラ(型番F150−C10)を用いた。
図2に示すように、検査対象となる容器2の口(表面色は白色)の部分に対して水平となるようにカメラを配置するとともに、カメラ12と容器2との間にリング状のLED照明13を配置して検査対象を明るく照らした。トリガセンサ11によってカメラ12及び照明13のオンオフを操作し、カメラ12によって検査画像を取り込み、カメラ12に接続された検査機14により、検査対象への付着物の有無を検査した。付着物としては、白色のヨーグルトを用いた。
図2に示すように、検査対象となる容器2の口(表面色は白色)の部分に対して水平となるようにカメラを配置するとともに、カメラ12と容器2との間にリング状のLED照明13を配置して検査対象を明るく照らした。トリガセンサ11によってカメラ12及び照明13のオンオフを操作し、カメラ12によって検査画像を取り込み、カメラ12に接続された検査機14により、検査対象への付着物の有無を検査した。付着物としては、白色のヨーグルトを用いた。
図4,図5に示すように、検査画像31中に複数の短冊状の検査領域32を設定し、各検査領域32における充填口6の表面色と背景色との境界位置33の高さ方向の座標を求めた。境界位置33の高さ方向の座標は、検査領域32の底部からの画素数を数えることにより自動的に計測することができる。なお、同様の手順により、予め、基準座標34として、付着物がない場合の充填口6の端縁7の高さ方向の座標を計測しておく。
得られた境界位置33の高さ方向の座標が、すべての検査領域32において、基準座標34と有意差がないと見なし得る一定の範囲内に入っていれば「付着物なし」と判定する。また、得られた境界位置33の高さ方向の座標が、少なくとも一つの検査領域32において、基準座標34と有意差があった場合には「付着物あり」と判定する。
このような手順により、容器の口の部分に付着物が乗っているか否かをすべて検知することが可能であった。トリガをオンにしてから判定結果が出るまでに要する処理時間は、1回につき50〜60msであり、この処理時間は、生産速度の150個/分(つまり400ms/個)に対して充分短い時間であった。
得られた境界位置33の高さ方向の座標が、すべての検査領域32において、基準座標34と有意差がないと見なし得る一定の範囲内に入っていれば「付着物なし」と判定する。また、得られた境界位置33の高さ方向の座標が、少なくとも一つの検査領域32において、基準座標34と有意差があった場合には「付着物あり」と判定する。
このような手順により、容器の口の部分に付着物が乗っているか否かをすべて検知することが可能であった。トリガをオンにしてから判定結果が出るまでに要する処理時間は、1回につき50〜60msであり、この処理時間は、生産速度の150個/分(つまり400ms/個)に対して充分短い時間であった。
本発明は、容器の充填口端縁において充填口表面と同色の付着物の有無を検査することができる。特に、本発明による検査工程を充填工程と密封工程の間で実施すると、充填口上に付着物が付着して密封不良になりやすい容器を検知して排除することができる。
1…充填装置、2…容器、3…コンベア、4…内容物、5…充填ノズル、6…容器の充填口、7…充填口の端縁、8…付着物、10…検査装置、11…トリガセンサ、12…カメラ(CCDカメラ)、14…制御部(検査機)、15…背景板、31…検査画像、32…検査領域、33…境界位置、34…基準座標、41,42…スターホイール。
Claims (12)
- 容器の充填口端縁において充填口表面と同色の付着物の有無を検査する検査方法であって、
検査対象となる容器の充填口端縁をカメラによって該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像し、
前記カメラによって撮像された検査画像において容器の充填口端縁の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域を設定し、該検査領域内で前記検査画像を走査して充填口表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データを生成し、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データと比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物を有すると判定することを特徴とする容器充填口端縁の検査方法。 - 前記特徴データ及び基準データとして、検査領域内での充填口表面色及び/又は背景色の画素数の計数値を用いることを特徴とする請求項1に記載の容器充填口端縁の検査方法。
- 前記特徴データ及び基準データとして、充填口表面色と背景色との境界位置の高さ方向の座標を用いることを特徴とする請求項1に記載の容器充填口端縁の検査方法。
- 複数の検査領域内で前記検査画像を走査して前記特徴データを複数生成し、これら特徴データのうち少なくとも一つの特徴データが前記基準データと有意差を有する場合に付着物を有すると判定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の容器充填口端縁の検査方法。
- 容器の充填口端縁を撮像するに際し、前記充填口端縁のうちカメラに近い側又は遠い側の半周分に焦点を合わせ、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを充填口の両側から2回に分けて撮像することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の容器充填口端縁の検査方法。
- 前記2回の撮像の間に、容器を水平面内で反転させることを特徴とする請求項5に記載の容器充填口端縁の検査方法。
- 容器の充填口端縁において充填口表面と同色の付着物の有無を検査する検査装置であって、
検査対象となる容器の充填口端縁を該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像するカメラと、
付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを記憶しているとともに、前記カメラによって撮像された検査画像において容器の充填口端縁の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域を設定し、該検査領域内で前記検査画像を走査して充填口表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データを生成し、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データと比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物を有すると判定する制御部と
を備えることを特徴とする容器充填口端縁の検査装置。 - 前記制御部は、複数の検査領域内で前記検査画像を走査して前記特徴データを複数生成し、これら特徴データのうち少なくとも一つの特徴データが前記基準データと有意差を有する場合に付着物を有すると判定するものであることを特徴とする請求項7に記載の容器充填口端縁の検査装置。
- 容器の充填口が配置される位置を介して前記カメラと対向する位置に、前記充填口表面と色の異なる背景板が配置されていることを特徴とする請求項7または8に記載の容器充填口端縁の検査装置。
- 充填口端縁のうちカメラに近い側の半周分に焦点を合わせて容器を撮像するカメラを2組備え、これら第1のカメラと第2のカメラはそれぞれ、充填口端縁の互いに対向する半周分ずつを撮像するように配設されていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の容器充填口端縁の検査装置。
- 前記第1のカメラによる撮像と前記第2のカメラによる撮像との間に、容器を水平面内で反転させるスターホイールを備えることを特徴とする請求項10に記載の容器充填口端縁の検査装置。
- コンベア上を搬送される容器に内容物を充填する充填ノズルと、
充填後の容器が所定の検査位置に達したことを検知するトリガセンサと、
前記トリガセンサの検知信号により、前記検査位置に達した容器の充填口端縁を該端縁の輪郭線が直線に見える方向に撮像するカメラと、
付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを記憶しているとともに、前記カメラによって撮像された検査画像において容器の充填口端縁の輪郭線と垂直な高さ方向に延びる少なくとも一つの検査領域を設定し、該検査領域内で前記検査画像を走査して充填口表面色と背景色との識別により前記検査画像の特徴データを生成し、付着物が非存在である場合の容器の画像に基づいて得られる基準データを前記特徴データと比較して、両データ間に有意差がある場合に付着物を有すると判定する制御部と、
前記制御部から送信された判定結果の信号により、付着物があると判定された容器を前記コンベア上から排除するリジェクタとを備えることを特徴とする充填装置。
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| JP2004221796A JP2006038751A (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | 容器充填口端縁の検査方法及び検査装置並びに充填装置 |
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-
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- 2004-07-29 JP JP2004221796A patent/JP2006038751A/ja active Pending
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