JP2006038335A - 熱交換器のコア部 - Google Patents
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Abstract
【課題】 熱交換器用チューブの耐食性の向上を図ると同時に、熱交換器用チューブとアウターフィンとのろう付けの際にフラックスが残渣するのを防止する。
【解決手段】 熱交換器1のコア部は、ろう材層が形成されていない熱交換用チューブ4と、前記熱交換器用チューブ4と交互に配置されるろう材層35が形成されたアウターフィン5とから成り、前記熱交換器用チューブ4は、素材の段階でフラックスをプレコートすることにより前記アウターフィン5と接する側の面にフラックス層31が形成されたものとする。これにより、熱交換器用チューブ4にはろう材層を形成しないことで、熱交換器用チューブ4の耐食性の向上を図ると共に、ろう付けの際に供給されるろう材及びフラックスの量を相対的に削減する。
【選択図】 図5
【解決手段】 熱交換器1のコア部は、ろう材層が形成されていない熱交換用チューブ4と、前記熱交換器用チューブ4と交互に配置されるろう材層35が形成されたアウターフィン5とから成り、前記熱交換器用チューブ4は、素材の段階でフラックスをプレコートすることにより前記アウターフィン5と接する側の面にフラックス層31が形成されたものとする。これにより、熱交換器用チューブ4にはろう材層を形成しないことで、熱交換器用チューブ4の耐食性の向上を図ると共に、ろう付けの際に供給されるろう材及びフラックスの量を相対的に削減する。
【選択図】 図5
Description
この発明は、例えば車両用空調装置に用いられるチューブとタンクとが別体型の熱交換器に関し、特にその熱交換器のコア部を構成するチューブ、インナーフィン、アウターフィン等の構造に関するものである。
熱交換器のアルミニウム合金から構成されるコア部の構成部品同士をろう付けするにあたり、アルミニウム合金はその表面に安定した酸化被膜が形成されており、ろう付けの妨げとなることから、この酸化被膜を除去し、且つ再酸化を防止するためにフラックス(FLUX)を用いることは一般的である(例えば、特許文献1から3を参照。)。
その一方で、アルミニウム合金から構成される熱交換器のコア部の構成部品の表面にフラックスを施す態様としては、一枚のシート状部材をロールホーミングして形成するチューブを対象とするものではあるが、シート状部材の段階でその両面にろう材層を設けるにあたって、このろう材層にフラックスを含浸させるものが存する(例えば、特許文献1及び2を参照。)。また、ろう合金から成るろう材シート部材の段階で片面又は両面にフラックスを付着してフラックス層を別途形成した後、圧延により両者を密着させるものも存する(例えば、特許文献3を参照。)。
特開平6−315791号公報
特表2002−540244号公報
特開平7−185884号公報
しかしながら、これらの特許文献の発明のように、熱交換器のコア部を構成するチューブ、アウターフィン、インナーフィン等に対しろう材層が形成されていると、ろう付熱処理時に著しいろう材の侵食(エロージョン)が生ずるため、これらのろう材層を有する構成部品の耐食性が相対的に劣化するので、可能な限りろう材層の形成を不要とすることが望まれる。
また、フラックスについても、当該フラックスが過剰量であるためにろう付後にもコア部構成部品の表面に残渣する場合には、当該熱交換器のコア構成部品の表面処理性を低下させるという不具合を生じ、更には、過剰のフラックスが炉の内部や治具を汚染したり損傷したりすることで、これらのろう付用の設備・器具の寿命が相対的に短くなるという不都合も生ずる。
そこで、本発明は、熱交換器のコア部構成部品の耐食性の向上と構成部品表面へのフラックスの残渣の防止とを兼ね備えた熱交換器のコア部を提供するものである。
本発明に係る熱交換器のコア部は、ろう材層が形成された部品と、前記ろう材層が形成された部品からろう材の供給を受けるろう材層が形成されていない部品とから成り、前記ろう材層が形成されていない部品は素材の段階でコーティング処理により表面にフラックスが施されていることを特徴としている(請求項1)。これらの熱交換器のコア部の構成部品は、例えばアルミニウム合金を素材として形成されている。また、ろう材層が形成されずに前記ろう材層が形成された部品からろう材の供給を受ける部品もその表面に犠牲腐食層を有しても良い。ろう材層が形成さた構成部品はフラックスがその表面に施されていないものとしても良い。
より具体的には、ろう材層が形成されていない熱交換用チューブと、前記熱交換器用チューブと交互に配置されるろう材層が形成されたアウターフィンとから成り、前記熱交換器用チューブは、素材の段階でコーティング処理により前記アウターフィンと接する片側又は両側の面にフラックスが施されていることを特徴としている(請求項2)。更に具体的には、ろう材層が形成されていないロールホーミングチューブと、前記ロールホーミングチューブと交互に配置されるろう材が形成されたアウターフィンとからなり、前記ロールホーミングチューブの外表面にフラックスをプレコートしたことを特徴としている(請求項3)。
より具体的には、ろう材層が外面に形成された熱交換用チューブと、前記熱交換器用チューブと交互に配置されるろう材層が形成されていないアウターフィンとから成り、このアウターフィンは、素材の段階でコーティング処理により前記熱交換器用チューブと接する面にフラックスが施されていることを特徴としている(請求項4)。
より具体的には、ろう材層が熱交換媒体通路側面に形成された熱交換器用チューブと、この熱交換器用チューブの熱交換媒体通路内に挿入されたインナーフィンとから成り、このインナーフィンは、素材の段階でコーティング処理により前記熱交換器用チューブと接する面にフラックスが施されていることを特徴としている(請求項5)。更に具体的には、インナーフィンを有するロールホーミングチューブを備え、前記インナーフィンあるいはロールホーミングチューブの内面にフラックスをプレコートしたことを特徴としている(請求項6)。これらの熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)、アウターフィン又はインナーフィン等のコア部の構成部品は、例えばアルミニウム合金を素材として形成されている。また、これらの熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)、アウターフィン又はインナーフィン等のコア部の構成部品は、その表面に犠牲層を有しても良い。ろう材層を有する構成となった熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)、アウターフィン等のコア部の構成部品は、フラックスがその表面に施されていないものとしても良い。
請求項1に記載の発明によれば、熱交換器のコア部は、ろう材層が形成さた部品とろう材層が形成されていない部品とから成るので、孔食等の腐食が生ずるのが妥当でない部品をこのろう材層が形成されていない部品とすることで、その部品の耐食性を相対的に向上させることができる。その一方で、このろう材層が形成されていない部品にもろう材層が形成さた部品からろう材が供給され、しかも各コア構成部品表面の酸化被膜はろう材層が形成されていない部品の表面のフラックスが流動化して除去され、再酸化が防止されることから、ろう材層が形成さた部品とろう材層が形成されていない部品とを良好にろう付けすることが可能である。そして、ろう付けのために供給されるろう材量及びフラックス量も、ろう材層が形成さた構成部品についてフラックスがその表面に施されないとした場合には、熱交換器の全体から見て、必要最小限量に抑制することができる。更には、熱交換器のコア構成部品の全てにろう材層を形成する場合に比し、ろう材層の厚みがなくなるので、相対的に熱交換器の寸法の小型化を図ることもできる。
特に、請求項2又は請求項3に記載の発明によれば、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)の表面にはろう材層が形成されていないので、当該熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)の耐食性を相対的に向上させることができ、しかも、アウターフィンからろう材が熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)側に供給されると共に熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)及びアウターフィンの表面の酸化被膜はチューブ自身の表面にコーティングされたフラックスが流動化して除去され、再酸化が防止されることから、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)とアウターフィンとは良好にろう付けすることが可能である。そして、ろう付けのために供給されるろう材量及びフラックス量も、アウターフィンにフラックスを施さないとした場合には、熱交換器の全体から見て、必要最小限量に抑制することができるので、ろう材及びフラックスがろう付け時に過剰に提供されるのを防止できる。更には、ろう材層を有しない分、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)の肉厚を相対的に薄くすることができるので、熱交換器の熱交換器用チューブとアウターフィンとの積層方向幅を相対的に小さくすることができる。更にまた、アウターフィンに対しフラックスの残渣がないので、アウターフィンの表面処理が均一化する。
特に、請求項4に記載の発明によれば、アウターフィンの表面にはろう材層が形成されていないので、当該アウターフィンの耐食性を相対的に向上させることができ、しかも、熱交換器用チューブからアウターフィン側にろう材が供給されると共に熱交換器用チューブ及びアウターフィンの表面の酸化被膜はアウターフィン自身の表面にコーティングされたフラックスが流動化して除去されるので、アウターフィンと熱交換器用チューブとは良好にろう付けすることが可能である。そして、ろう付けのために供給されるろう材量及びフラックス量も、熱交換器用チューブにフラックスを施さないとした場合には、熱交換器の全体から見て、必要最小限量にすることができるので、ろう材及びフラックスがろう付け時に過剰に提供されるのを防止できる。更には、ろう材層を有しない分、アウターフィンの肉厚を相対的に薄くすることができるので、アウターフィンの表面積を相対的に大きくすることができ、熱交換器の熱交換能力を向上できる。
特に、請求項5又は請求項6に記載の発明によれば、インナーフィンの表面にはろう材層が形成されていないので、当該インナーフィンの耐食性を相対的に向上させることができ、しかも、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)からろう材がインナーフィン側に供給されると共に熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)及びインナーフィンの表面の酸化被膜はインナーフィン自身の表面にコーティングされたフラックスが流動化して除去されるので、インナーフィンと熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)とは良好にろう付けすることが可能である。そして、ろう付けのために供給されるろう材量及びフラック量も、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)にフラックスを施さないとした場合には、熱交換器の全体から見て、必要最小限量にすることができるので、ろう材及びフラックがろう付け時に過剰に提供されるのを防止できる。更には、フラックス層を有しない分、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)の熱交換媒体通路の内幅も小さくすることが可能であるから、熱交換器の熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)とアウターフィンとの積層方向幅を相対的に小さくすることができる。
そして、請求項1から請求項6に記載の発明によれば、コーティング処理により予めフラックスを施してある素材を用いて熱交換器のコア構成部品を形成することが可能であるので、熱交換器の仮組み付け後のシャワーによるフラックス塗布などの事後的なフラックスを施す工程を削減することができる。しかも、他方のフラックスを有しない熱交換器のコア構成部品は、フラックスを施す工程自体を削除することができる。また、浸漬によるコーティング処理を採用した場合には、熱交換器の仮組み付け後のシャワーによるフラックスの塗布に比し、フラックスの量を必要最小限に削減することができ、ろう付け後のフラックスの残渣を抑制して、その表面清浄度を保持することができる。更に、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)の成形においては、ロールホーミングで成形しながらの転写によるフラックスの表面形成に比し、浸漬によるコーティング処理を採用した場合には、フラックスを表面に均一に配することができるので、フラックスのむらを防止することが可能である。更にまた、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)とインナーフィンとのろう付けにおいても、熱交換器用チューブ(ロールホーミングチューブ)内のフラックスの残渣を抑制することができる。
以下、この発明の実施形態を図面により説明する。
図1、図2及び図3に示される熱交換器1は、この発明に用いられる熱交換器の一例であり、例えば車両用空調装置の冷凍サイクルを構成するエバポレータとして使用されている。この熱交換器1は、炉中ろう付け方法により組付けられるもので、対をなすタンク2、3と、このタンク2、3を連通する複数の熱交換器用チューブ4と、この熱交換器用チューブ4と交互に積層されるコルゲート状のアウターフィン5と、積層方向の両端に位置するアウターフィン5に対し更に外側に配されるサイドプレート6、6と、タンク2の長手方向の一方端に配されたコネクタ9とを有して構成されている。コネクタ9は、熱交換媒体の出入口部7、8を備え、図示しない膨張弁と接続される。
そして、この熱交換器1は、図示しない膨張弁から送られる熱交換媒体を、入口部7を介して図2(b)のタンク2側の画室23に流入させ、熱交換器用チューブ4によってタンク2、3間を移動させ、その過程においてアウターフィン5間を通過する空気と熱交換させ、最終的に図2(b)のタンク2側の画室24から出口部8を介して送出されるようにしている。
このうち、熱交換器用チューブ4は、図3(a)及び図4(a)に示される様に、タンク2、3に挿入される長手方向両端が開口され、熱交換媒体通路14が内部に形成された扁平管状のもので、内部にインナーフィン15を収納して構成されている。この熱交換器用チューブ4は、この実施形態では、対向する平坦部4a、4bを有すると共に、その巾方向の一端に折り曲げ部4cを有し、更にこの折り曲げ部4cの他端側に接合代部4dを有している。
そして、熱交換器用チューブ4に収納されたインナーフィン15は、この実施形態では、図4(b)等に示されるように、熱交換器用チューブ4の一方の側縁に沿って形成された連結部15aと、この連結部15aを介して連結され、熱交換器用チューブ4の平坦部4a、4bの内面に当接する平板状の平板部15b、15cと、平板部15b、15cの端部から対向する平板部15c、15bの略中央部分に向けて突設し、その頂部を対向する平板部15b、15cの内面に当接する突当部15dとを有している。これにより、インナーフィン15単体の巾方向の剛性、インナーフィン15と熱交換器用チューブ4との当接部分での巾方向の力に対する接触抵抗、さらには熱交換器用チューブ4による厚み方向拘束力に対する剛性を大きくすることが可能となり、熱交換器用チューブ4にインナーフィン15を内包した状態で切断する場合でも、インナーフィン15をずれ難くすることができる。
タンク2、3は、前述のごとく、所定の間隔で対向するように配設されているもので、この実施形態では、押出し成形により形成されている。このタンク2、3について、図3(b)を用いて説明すると、タンク2、3は、熱交換器用チューブ4を挿入させるチューブ挿入孔19が形成されたチューブ挿入孔形成面20Aを有するもので、その長手方向両端に開口部が形成されているが、この開口部は、図1、図2に示される様に、コネクタ9側を除きキャップ21により閉塞されている。そして、タンク2、3は、熱交換器用チューブ4の積層方向に沿って延びる仕切り壁22が、側部20と一体に形成されており、これにより、タンク2、3内は、通風方向に沿って並列した画室23と画室24とが画成されている。
しかるに、これらのタンク2、3は、仕切り壁を構成する部材と側部を構成する部材とのろう付け不良によって画室23、24間で熱交換媒体がバイパスするのを防止するために、構造的に複雑にする必要がなく、熱交換器1のコンパクト化、低コスト化に適しているものである。
その一方で、タンク2の画室23、画室24は、図2(a)に示される様に、タンク3とは異なった構成も有する。すなわち、タンク2は、スリット26から挿入された仕切りプレート25により各々通風方向に沿って仕切られて、分室23a、23b又は24a、24bに分かれている。そして、分室23bと分室24bとは、熱交換媒体のフローを4パスとするために、連通路27により連通している。
ところで、上記熱交換器のコア構成部品のうち、熱交換器用チューブ4は、アルミニウム合金等の伝導性の良い金属によって構成された1枚の薄いシート状部材Aからロールホーミング法によって形成されるロールホーミングチューブである。また、アウターフィン5は、アルミニウム合金等の伝導性の良い金属によって構成された一枚のシート状部材Bをコルゲート状に変形して形成され、インナーフィン15は、アルミニウム合金等の伝導性の良い金属によって構成された一枚のシート状部材Cを複数回に渡って折り曲げることで形成されるものである。尚、これらの熱交換器用チューブ4、アウターフィン5、及びインナーフィン15の製造方法は、下記する一部の工程を除き公知であるので、その全体的な説明は省略する。
そして、この実施形態では、熱交換器用チューブ4は、図5に示されるように、芯材30の外側表面には、ろう材層が形成されておらず、フラックス層31が形成されている。このフラックス層31は、未加工のシート状部材Aの段階でフラックスをプレコートすることによりフラックスを施して形成されるものである。更に、熱交換器用チューブ4の芯材30とフラックス層31との間に、耐食性向上のために犠牲腐食層32を形成するようにしても良い。尚、図5では示されていないが、芯材30の内側表面にも、フラックス層31が形成されていても良い。これに対し、この熱交換器用チューブ4と接合されるアウターフィン5は、芯材34の表面にろう材層35が形成されている。このアウターフィン5にはフラックス層は形成されていない。
しかるに、熱交換器の仮組付体に対し加熱した場合には、アウターフィン5のろう材が流動化して熱交換器用チューブ4の外側表面側にもろう材が供給される一方、アウターフィン5及び熱交換器用チューブ4の外側表面の酸化被膜は、熱交換器用チューブ4の外側表面のフラックスも加熱により流動化してアウターフィン5と熱交換器用チューブ4との間に供給されることで除去されることから、アウターフィン5と熱交換器用チューブ4とのろう付けを、余剰のろう材を出すことなく必要最小限の量で良好に行なうことができる。
しかも、熱交換器用チューブ4の外側表面にはろう材層を有しないため、ろう材が加熱により流動化しても熱交換器用チューブ4の芯材30の外側表面への侵食作用はないので、熱交換器用チューブ4の耐食性を相対的に向上させることができる。また、熱交換器用チューブ4の成形にあたり、予めフラックスがプレコートされたシート状部材Aを用いるので、熱交換器用チューブ4のロールホーミングによる成形途中でフラックスを塗布する工程が不要となり、熱交換器用チューブ4の成形工程の簡略化を図ることもできる。そして、アウターフィン5にはフラックス層は形成されないので、フラックスをプレコートする工程自体を削除することができる。
その一方で、先の図5における実施形態とは反対に、図6に示されるように、アウターフィン5について、芯材34の表面にろう材層が形成されておらず、フラックス層36が形成されたものとし、熱交換器用チューブ4について、芯材30の外側表面にろう材層34が形成される一方で、フラックス層を有しないものとしても良い。
この場合でも、熱交換器の仮組付体に対し加熱した際には、熱交換器用チューブ4の外側表面のろう材が流動化してアウターフィン5側にもろう材が供給される一方、アウターフィン5及び熱交換器用チューブ4の外側表面の酸化被膜は、アウターフィン5の表面のフラックスが加熱により流動化してアウターフィン5と熱交換器用チューブ4との間に供給されることで除去されることから、アウターフィン5と熱交換器用チューブ4とのろう付けを、余剰のろう材やフラックスを出すことなく必要最小限の量で良好に行なうことが可能である。
そして、図7に示されるように、熱交換器用チューブ4とインナーフィン15との関係においても、インナーフィン15については、芯材37の内側表面にろう材層が形成されておらず、フラックス層38が形成されたものとし、熱交換器用チューブ4について、芯材30に対しチューブ内側となる表面にろう材層33が形成される一方で、フラックス層を有しないものとしても良い。
この場合でも、熱交換器の仮組付体に対し加熱した際には、熱交換器用チューブ4の内側表面のろう材が流動化してインナーフィン15側にもろう材が供給される一方、インナーフィン15及び熱交換器用チューブ4の内側表面の酸化被膜は、インナーフィン15の表面のフラックスが加熱により流動化してインナーフィン15と熱交換器用チューブ4との間に供給されることで除去されることから、インナーフィン15と熱交換器用チューブ4とのろう付けを、余剰のろう材やフラックスを出すことなく必要最小限の量で良好に行なうことが可能である。
1 熱交換器
4 熱交換器用チューブ
5 アウターフィン
15 インナーフィン
30 チューブの芯材
31 チューブのフラックス層
32 チューブの犠牲腐食層
33 チューブのろう材層
34 アウターフィンの芯材
35 アウターフィンのろう材層
36 アウターフィンのフラックス層
37 インナーフィンの芯材
38 インナーフィンのフラックス層
A シート状部材
B シート状部材
C シート状部材
4 熱交換器用チューブ
5 アウターフィン
15 インナーフィン
30 チューブの芯材
31 チューブのフラックス層
32 チューブの犠牲腐食層
33 チューブのろう材層
34 アウターフィンの芯材
35 アウターフィンのろう材層
36 アウターフィンのフラックス層
37 インナーフィンの芯材
38 インナーフィンのフラックス層
A シート状部材
B シート状部材
C シート状部材
Claims (6)
- ろう材層が形成された部品と、前記ろう材層が形成された部品からろう材の供給を受けるろう材層が形成されていない部品とから成り、
前記ろう材層が形成されていない部品は素材の段階でコーティング処理により表面にフラックスが施されていることを特徴とする熱交換器のコア部。 - ろう材層が形成されていない熱交換用チューブと、前記熱交換器用チューブと交互に配置されるろう材層が形成されたアウターフィンとから成り、
前記熱交換器用チューブは、素材の段階でコーティング処理により前記アウターフィンと接する片側又は両側の面にフラックスが施されていることを特徴とする熱交換器のコア部。 - ろう材層が形成されていないロールホーミングチューブと、前記ロールホーミングチューブと交互に配置されるろう材が形成されたアウターフィンとからなり、前記ロールホーミングチューブの外表面にフラックスをプレコートしたことを特徴とする熱交換器のコア部。
- ろう材層が外面に形成された熱交換用チューブと、前記熱交換器用チューブと交互に配置されるろう材層が形成されていないアウターフィンとから成り、
このアウターフィンは、素材の段階でコーティング処理により前記熱交換器用チューブと接する面にフラックスが施されていることを特徴とする熱交換器のコア部。 - ろう材層が熱交換媒体通路側面に形成された熱交換器用チューブと、この熱交換器用チューブの熱交換媒体通路内に挿入されたインナーフィンとから成り、
このインナーフィンは、素材の段階でコーティング処理により前記熱交換器用チューブと接する面にフラックスが施されていることを特徴とする熱交換器のコア部。 - インナーフィンを有するロールホーミングチューブを備え、前記インナーフィンあるいはロールホーミングチューブの内面にフラックスをプレコートしたことを特徴とする熱交換器のコア部。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012154499A (ja) * | 2011-01-21 | 2012-08-16 | Daikin Industries Ltd | 熱交換器および空気調和機 |
| CN111684265A (zh) * | 2018-02-05 | 2020-09-18 | 株式会社资生堂 | 对于向皮肤的外在损伤的防御效果的评价方法 |
-
2004
- 2004-07-27 JP JP2004218284A patent/JP2006038335A/ja active Pending
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