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JP2006033946A - ブラシレスモータの制御装置および車両用ファンモータ装置並びにブラシレスモータの制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータの制御装置および車両用ファンモータ装置並びにブラシレスモータの制御方法 Download PDF

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JP2006033946A
JP2006033946A JP2004206368A JP2004206368A JP2006033946A JP 2006033946 A JP2006033946 A JP 2006033946A JP 2004206368 A JP2004206368 A JP 2004206368A JP 2004206368 A JP2004206368 A JP 2004206368A JP 2006033946 A JP2006033946 A JP 2006033946A
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JP2004206368A
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Hiroto Ijima
寛人 井嶋
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Asmo Co Ltd
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Abstract

【課題】 電源供給装置から供給される電源が変動した場合でも、ブラシレスモータを安定して起動させることが可能なブラシレスモータの制御装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、センサレス方式で回転子22を回転させてなるブラシレスモータ20の制御装置30に関する。
制御装置30は、電源供給装置40から供給された電源に応じた電源検出信号Edを出力する電源検出手段39と、電源検出手段39から出力された電源検出信号Edに基づいて電源供給装置40における電源変動を検知すると共に、永久磁石回転子22を強制的に回転させているときに電源供給装置40から供給された電源に変動が生じた場合でも、駆動信号Sup乃至SwnのPWMデューティ比を可変させて、固定子巻線21u,21v,21wに供給する電源を一定に保持するモータ制御手段30B,30Cと、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラシレスモータの制御装置および車両用ファンモータ装置並びにブラシレスモータの制御方法に係り、特にセンサレス方式のブラシレスモータの制御装置および車両用ファンモータ装置並びにブラシレスモータの制御方法に関する。
従来から、ホール素子等の回転位置検出器を用いるのではなく、回転子の定常回転時に固定子巻線に誘起される誘起電圧を検出することによって回転子の回転位置検出を行うようにした所謂センサレス方式のブラシレスモータ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の例では、回転子の定常回転時に固定子巻線に誘起される誘起電圧を誘起電圧検出器によって検出し、この誘起電圧検出器から出力される誘起電圧信号に基づいてスイッチング信号を生成して回転子の速度制御を行っている。
ところで、上述の所謂センサレス方式のブラシレスモータ装置においては、回転子が停止した状態では固定子巻線に誘起電圧が誘起されないため、回転子の回転位置を検出することは不可能である。
そこで、特許文献1に記載の例では、同期信号に基づいて生成したスイッチング信号をインバータ回路に与えることによって回転子を強制的に回転させる強制駆動を行い、その後、固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいてスイッチング信号を生成して回転子の速度制御を行うセンサレス駆動に切り替えるようにしている。
特開平5−219784号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、上述のような所謂センサレス方式のブラシレスモータ装置は、供給電源が安定している状況の下では安定して起動することができるが、例えば、車両のように供給電源が変動する状況の下では安定して起動することができない虞がある。つまり、供給電源が足りない場合には起動することができない虞があり、供給電源が過剰である場合にはブラシレスモータに過大な電流が流れ固定子巻線等が破損する虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、所謂センサレス方式のブラシレスモータを制御するための制御装置において、電源供給装置から供給される電源が変動した場合でも、ブラシレスモータを安定して起動させることが可能なブラシレスモータの制御装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、車両に搭載され所謂センサレス方式のブラシレスモータを備えてなる車両用ファンモータ装置において、車両用電源バッテリから供給される電源が変動した場合でも、ブラシレスモータを安定して起動させることが可能な車両用ファンモータ装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、所謂センサレス方式のブラシレスモータを制御するための制御方法において、電源供給装置から供給される電源が変動した場合でも、ブラシレスモータを安定して起動させることが可能なブラシレスモータの制御方法を提供することにある。
前記課題は、請求項1に記載のブラシレスモータの制御装置によれば、ブラシレスモータの起動時に同期信号に基づいて固定子巻線に順次駆動磁界を生じさせて永久磁石回転子を強制的に回転させると共に、前記ブラシレスモータの定常回転時に前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて前記固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて前記永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させてなるブラシレスモータの制御装置であって、電源供給装置から供給された電源を検出し当該検出電源に応じた電源検出信号を出力する電源検出手段と、該電源検出手段から出力された電源検出信号に基づいて前記電源供給装置における電源変動を検知すると共に、前記永久磁石回転子を強制的に回転させているときに前記固定子巻線に供給する電源を一定に保持するモータ制御手段と、を備えたこと、により解決される。
このように、本発明のブラシレスモータの制御装置は、電源供給装置から供給された電源を検出し当該検出電源に応じた電源検出信号を出力する電源検出手段と、該電源検出手段から出力された電源検出信号に基づいて前記電源供給装置における電源変動を検知すると共に、前記永久磁石回転子を強制的に回転させているときに前記固定子巻線に供給する電源を一定に保持するモータ制御手段と、を備えているので、永久磁石回転子を強制的に回転させているときに電源供給装置から供給された電源に変動が生じた場合でも、電源供給装置から供給された電源を一定の電源に補正してこれを固定子巻線に供給することができる。従って、永久磁石回転子を強制的に回転させているときに固定子巻線に供給する電源は一定となる。
なお、本発明において、永久磁石回転子を強制的に回転させているときとは、永久磁石回転子の強制回転を継続させているときの他に、永久磁石回転子を強制的に起動させるときも含む概念である。
そして、請求項2に記載のように、前記モータ制御手段は、より具体的には、固定子巻線に接続され複数のスイッチング素子および整流素子がブリッジ接続されてなるインバータ回路と、固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいてインバータ回路にスイッチング信号を出力するスイッチング信号生成回路と、を備え、スイッチング信号生成回路が、スイッチング信号のPWMデューティ比を可変することにより固定子巻線に供給する電源を一定に保持する構成である。このように構成されていると、電源供給装置から供給された電源に変動が生じた場合でも、固定子巻線に供給される電源を確実に一定に保持することが可能となる。また、スイッチング素子および整流素子がブリッジ接続されてなるインバータ回路に出力されるPWMデューティ比を可変することによって電源を補正する構成であるので、電源レギュレータ等によって電源を補正する構成と比較して電源損失を低く抑えることができる。
また、請求項3に記載のように、モータ制御手段が永久磁石回転子を強制的に回転させる前に、固定子巻線の予め定めた相を通電して永久磁石回転子を予め定めた回転位置に回転させるように構成されていると、永久磁石回転子と固定子の相を一致させた状態で永久磁石回転子を強制的に起動させることができる。これにより、永久磁石回転子の起動を円滑に行うことが可能となる。
さらに、請求項4に記載のように、モータ制御手段が永久磁石回転子を強制的に回転させているときに、固定子巻線を通電する周期を徐々に短くして永久磁石回転子の回転数を増加させるように構成されていると、永久磁石回転子の強制起動時に固定子巻線に順次磁界を生じさせるための同期信号の位相を固定子巻線に誘起される誘起電圧信号の位相に近づけた状態もしくは一致させた状態とすることができる。これにより、永久磁石回転子の強制起動時に固定子巻線に順次磁界を生じさせるための同期信号の位相を固定子巻線に誘起される誘起電圧信号の位相に近づけた状態もしくは一致させた状態で強制駆動からセンサレス駆動に移行することが可能となる。
また、請求項5に記載のように、モータ制御手段が永久磁石回転子を強制的に回転させることによって永久磁石回転子の回転数が予め定めた値を超えた場合に、固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させるように構成されていると、永久磁石回転子の強制起動時に固定子巻線に順次磁界を生じさせるための同期信号の位相を固定子巻線に誘起される誘起電圧信号の位相に近づけた状態もしくは一致させた状態で強制駆動からセンサレス駆動に移行することができる。これにより、脱調やモータ停止等の不具合が生ずることなく強制駆動状態からセンサレス駆動状態への移行を円滑に行うことが可能となる。
そして、請求項6に記載のように、ブラシレスモータからなるファンモータと、ファンモータの回転に伴って回転するファンと、ファンモータを駆動させるコントローラと、コントローラに電源を供給する車両用電源バッテリと、を備えてなる車両用ファンモータ装置において、コントローラに、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータの制御装置を用いると好適である。
このように、本発明の車両用ファンモータ装置は、ファンモータを駆動させるコントローラに上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータの制御装置を用いているので、ブラシレスモータの永久磁石回転子を強制的に回転させているときに、車両用電源バッテリから供給された電源に変動が生じた場合でも、固定子巻線に供給する電源を一定とすることができる。
また、前記課題は、請求項7に記載のブラシレスモータの制御方法によれば、駆動磁界を発生する固定子巻線を備えた固定子と、永久磁石を備え前記固定子巻線から発生する駆動磁界により回転する回転子と、を備えたブラシレスモータの制御方法であって、前記固定子巻線の予め定めた相を通電して前記永久磁石回転子を予め定めた回転位置に回転させる初期位置だしステップと、同期信号に基づいて前記固定子巻線に順次駆動磁界を生じさせて前記永久磁石回転子を強制的に回転させると共に、電源供給装置から供給された電源を検出して前記固定子巻線に供給する電源を一定に保持する強制駆動ステップと、前記永久磁石回転子を強制的に回転させることによって前記永久磁石回転子の回転数が予め定めた値を超えた場合に、前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて前記固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて前記永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させるセンサレス駆動ステップと、を備えてなること、により解決される。
このように、本発明のブラシレスモータの制御方法では、永久磁石回転子を強制的に回転させる前に、固定子巻線の予め定めた相を通電して永久磁石回転子を予め定めた回転位置に回転させるので、永久磁石回転子と固定子の相を一致させた状態で永久磁石回転子を強制的に起動させることができる。これにより、永久磁石回転子の起動を円滑に行うことが可能となる。
また、本発明では、永久磁石回転子を強制的に回転させているときに電源供給装置から供給された電源に変動が生じた場合でも、一定の電源に補正してこれを固定子巻線に供給することができる。従って、永久磁石回転子を強制的に回転させているときに固定子巻線に供給する電源は一定となる。
さらに、本発明では、永久磁石回転子を強制的に回転させることによって永久磁石回転子の回転数が予め定めた値を超えた場合には、固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させるので、永久磁石回転子の強制起動時に固定子巻線に順次磁界を生じさせるための同期信号の位相を固定子巻線に誘起される誘起電圧信号の位相に近づけた状態で強制駆動からセンサレス駆動に移行することができる。これにより、ブラシレスモータを強制駆動状態からセンサレス駆動状態へ円滑に移行することが可能となる。
このように、本発明によれば、永久磁石回転子を強制的に回転させているときに電源供給装置から供給された電源に変動が生じた場合でも、固定子巻線に供給する電源を一定とすることができるので、ブラシレスモータを安定して起動させることができる。これにより、ブラシレスモータが起動することができないといった不具合や、ブラシレスモータに過大な電流が流れ固定子巻線等が破損するといった不具合が生じることを防止することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1乃至図5は本発明の一実施形態を示す図で、図1は車両用ファンモータ装置の構成を示す説明図、図2は車両用ファンモータ装置の動作の流れを示すフローチャート、図3はブラシレスモータに誘起される誘起電圧信号を示す説明図、図4は回転位置検出信号と駆動信号を示す説明図、図5はブラシレスモータに供給される電圧を示す説明図である。
はじめに、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車両用ファンモータ装置の構成について説明する。
図1に示す本発明の一実施形態に係る車両用ファンモータ装置Sは、例えば、不図示の車両に設けられたエンジンのラジエータを冷却する冷却装置として好適に使用されるものであり、ファン10と、ファンモータ20と、制御装置としてのコントローラ30と、電源供給装置としての車両用電源バッテリ40と、上位コントローラ50を有して構成されている。
ファン10は、不図示の車両に設けられたエンジンのラジエータの近傍に配置されるものであり、羽根11と回転シャフト12を有して構成されている。羽根11は、回転シャフト12に放射状に形成されており、回転シャフト12は、ファンモータ20の回転子22に連結されている。そして、本例のファン10は、ファンモータ20の駆動に伴って回転することができるようになっている。
ファンモータ20は、駆動磁界を発生する固定子21と、固定子21から発生する駆動磁界によって回転する回転子22を有して構成されている。固定子21には、Y字状に結線されたU相,V相,W相の固定子巻線21u,21v,21wが設けられており、回転子22には、N極とS極とを1極ずつ備えた永久磁石(図1において符号省略)が設けられている。
コントローラ30は、車両用電源バッテリ40から電源供給を受けると共にファンモータ20を駆動させるものであり、例えば、ワンチップ化された電気回路や小型の制御装置等により構成される。本例のコントローラ30は、その内部にインバータ回路30Aと、ドライバ回路30Bと、モータ制御回路30Cと、回転位置検出回路30Dと、フィルタ回路30Eと、電源検出器30Fを主要な構成として有している。
なお、インバータ回路30A、ドライバ回路30B、モータ制御回路30Cによって本発明に係るモータ制御手段が構成されており、ドライバ回路30Bとモータ制御回路30Cによって本発明に係るスイッチング信号生成回路が構成されている。
インバータ回路30Aは、上アームおよび下アームとがブリッジ接続されたいわゆる全波駆動回路により構成されている。すなわち、インバータ回路30Aの上アームは、スイッチング素子33a,33b,33cおよびダイオード34a,34b,34cにより構成され、下アームは、スイッチング素子33d,33e,33fおよびダイオード34d,34e,34fにより構成されている。
スイッチング素子33a乃至33fは、nチャンネル型のMOSFETにより構成されており、陽極電源線35aと陰極電源線35bとの間で、U相,V相,W相の三相にブリッジ接続されている。スイッチング素子33a,33b,33cのドレインは、陽極電源線35aにそれぞれ接続されており、スイッチング素子33d,33e,33fのソースは、陰極電源線35bにそれぞれ接続されている。
また、スイッチング素子33a乃至33fのゲートは、ドライバ回路30Bの出力端子にそれぞれ接続されており、スイッチング素子33a,33b,33cとスイッチング素子33d,33e,33fの各ブリッジ接続の中間部は、コントローラ30の外部出力端子32u,32v,32wを介して固定子巻線21u,21v,21wにそれぞれ配線接続されている。
そして、スイッチング素子33a,33b,33cは、ゲートに与えられるスイッチング信号に基づいて陽極電源線35aから固定子巻線21u、21v、21wへの電流の流れをスイッチングする。また、スイッチング素子33d,33e,33fは、ゲートに与えられるスイッチング信号に基づいて固定子巻線21u、21v、21wから陰極電源線35bへの電流の流れをスイッチングする。
ダイオード34a乃至34fは、スイッチング素子33a乃至33fのスイッチングによって発生するサージ電圧を解放するためのものである。本例のダイオード34a乃至34fは、スイッチング素子33a乃至33fにそれぞれ並列接続されると共に、陽極電源線35aから陰極電源線35bへの電流の流れに対して逆方向になるように配線接続されている。なお、ダイオード34a乃至34fは、MOSFETからなるスイッチング素子33a乃至33fにそれぞれ内蔵されている。
陽極電源線35aと陰極電源線35bとの間には、中性電位生成抵抗36a,36bが直列に接続されている。この中性電位生成抵抗36a,36bは、固定子巻線21u,21v,21wに発生する誘起電圧の中性電位を生成するためのものである。中性電位生成抵抗36aと中性電位生成抵抗36bの中間接続部は、信号線を介して後述する回転位置検出回路30Dの比較器38u,38v,38wにそれぞれ接続されている。
ドライバ回路30Bは、スイッチング素子スイッチング素子33a乃至33fをスイッチングさせるためのものであり、モータ制御回路30Cから出力される駆動信号Sup、Svp、Swp、Sun、Svn、Swn(図4参照)に応じて所定のスイッチング信号を生成し、このスイッチング信号をスイッチング素子33a乃至33fのゲートに出力するように構成されている。
モータ制御回路30Cは、例えば、マイクロコンピュータにより構成されており、その内部には、演算部37aと、バッファメモリ37bと、タイマ37cが備えられている。演算部37aは、上位コントローラ50から出力された制御信号Saに基づいて所定の演算を行うと共に、回転位置検出回路30Dから出力された回転位置検出信号Eu,Ev,Ewもしくはタイマ37cから出力される同期信号に基づいて六相の駆動信号Sup、Svp、Swp、Sun、Svn、Swnを生成する(図4参照)。
バッファメモリ37bには、後に詳述するように、演算部37aで演算された電圧補正値(PWMデューティ比)を記憶する領域や、ファンモータ20の駆動状態を示すフラグをセットするための領域が形成されている。本例のファンモータ20の駆動状態としては、停止状態、強制駆動状態、センサレス駆動状態の三種類がある。これらの状態はバッファメモリ37bの記憶領域に記憶される。タイマ37cは、上位コントローラ50からの制御信号Saを受けて演算部37aに同期信号を出力するものである。なお、モータ制御回路30Cの動作詳細については後述する。
回転位置検出回路30Dは、回転子22の回転に応じて固定子巻線21u,21v,21wに誘起された誘起電圧を検出するためのものであり、比較器38u,38v,38wを有して構成されている。比較器38u,38v,38wの一方の入力端子には、固定子巻線21u,21v,21wに生ずる誘起電圧信号Eu’,Ev’,Ew’(図3参照)がそれぞれ入力される。また、比較器38u,38v,38wの他方の入力端子には、中性電位生成抵抗36aと中性電位生成抵抗36bの中間接続部における基準電圧信号Esが入力される。比較器38u,38v,38wは、誘起電圧信号Eu’,Ev’,Ew’と基準電圧信号Es(以上、図3参照)の大小を比較してゼロクロス信号を生成し、これを回転位置検出信号Eu,Ev,Ew(図4参照)としてモータ制御回路30Cに出力する。
フィルタ回路30Eは、インダクタL1およびコンデンサC1,C2を有して構成されている。このインダクタL1およびコンデンサC1,C2は、インバータ回路30Aのスイッチング動作に伴って陽極電源線35aおよび陰極電源線35bに生じたノイズ電流が車両用電源バッテリ40に流れることを抑制するためのものである。本例のコントローラ30では、このフィルタ回路30Eにより、車両用電源バッテリ40に接続された他の機器がインバータ回路30Aのスイッチングノイズにより誤作動することを防止できるようになっている。
コントローラ30には、電源端子31n,31pが設けられており、この電源端子31n,31pには、車両用電源バッテリ40に接続された陰極電源線42および陽極電源線41がそれぞれ接続されている。そして、コントローラ30内の陽極電源線35aには、電源検出手段としての電源検出器30Fが接続されている。電源検出器30Fは、車両用電源バッテリ40における供給電源の変動に応じた電源検出信号Edをモータ制御回路30Cに出力するように構成されている。
車両用電源バッテリ40は、車載用の直流型蓄電池で構成され、ファンモータ20やコントローラ30に所定の電力(例えば、出力電圧12V)を供給することができるように構成されている。
上位コントローラ50は、CPUやメモリ等を備えた演算処理回路より構成されたものであり、不図示のラジエータの内部に配設された冷却水温度センサや、車速度センサからの出力信号等を入力して、指令回転数を示す制御信号Saを生成する。そして、上位コントローラ50からの制御信号Saは、信号線および入力端子31aを介してモータ制御回路30Cに入力される。
また、上位コントローラ50と車両用電源バッテリ40とは、不図示の車両に設けられたイグニッションスイッチ64、ヒューズ65を介して接続されており、コントローラ30と車両用電源バッテリ40とを接続する陽極電源線41には、過電流防止のためのヒューズ66が設けられている。
次に、図2乃至図5を参照しながら、上記構成からなる車両用ファンモータ装置Sの動作について説明する。
1.停止状態から初期位置だしを行い、その後、強制駆動に移行する処理について
先ず、コントローラ30に設けられたモータ制御回路30Cの演算部37aにおいて、ファンモータ20の回転数が0rpmであるか否か判断する(ステップS1)。ここで、演算部37aは、タイマ37cから出力された同期信号をカウントする。
そして、カウント値が一定になる前に、回転位置検出信号Eu,Ev,Ew(図3参照)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを検出した場合には、ファンモータ20の回転数が0rpmを超えているか判断する。一方、回転位置検出信号Eu,Ev,Ew(図3参照)の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを検出する前に、カウント値がオーバーフローした場合には、ファンモータ20の回転数が0rpmであると判断する。
ここで、ファンモータ20の回転数が0rpmと判断した場合(ステップS1:N0)には、現段階の状態が強制駆動状態であるか否かを判断する(ステップS2)。ここで、演算部37aは、バッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされているか否かをチェックすることによりファンモータ20の駆動状態を判断する。
なお、初期の状態では、バッファメモリ37bの記憶領域に停止状態を示すフラグがデフォルトとしてセットされている。従って、初回のルーチン処理では、ステップS2において、バッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされていないと判断される(ステップS2:NO)。
そして、上記ステップS2の処理において、バッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされていないと判断した場合(ステップS2:NO)には、バッファメモリ37bの記憶領域に停止状態を示すフラグをセットする(ステップS3)。なお、デフォルトとしてバッファメモリ37bの記憶領域には既に停止状態を示すフラグがセットされているので、初回の処理では、実質的にはステップS3の処理を行わずにステップS4の処理に移行する。
ステップS4の処理では、上位コントローラ50からの指令回転数(制御信号Sa)の有無を判断する(ステップS4)。ここで、上位コントローラ50からの指令回転数が有ると判断した場合(ステップS4:YES)には、現段階の状態がセンサレス駆動状態であるか否かを判断する(ステップS5)。ここで、演算部37aは、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされているか否かをチェックすることによりファンモータ20の駆動状態を判断する。
なお、初期の状態では、上述のように、バッファメモリ37bの記憶領域に停止状態を示すフラグがデフォルトとしてセットされているので、ステップS5においては、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされていないと判断される(ステップS5:NO)。
続いて、ファンモータ20の回転数を検出し、ファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数以下であるか判断する(ステップS6)。なお、初回の処理においてファンモータ20が停止している状態(空転等のない状態)では回転数はゼロであるので、ステップS6の処理では、ファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数以下であると判断される(ステップS6:YES)。
そして、ファンモータ20が強制駆動状態であるか否か判断する(ステップS7)。ここで、上述のように、デフォルトとしてバッファメモリ37bの記憶領域には既に停止状態を示すフラグがセットされているので、ステップS7の処理ではバッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされていないと判断される(ステップS7:NO)。続いて、ファンモータ20の回転子22を予め定められた回転位置に位置決めすべく初期位置だしを行う(ステップS8〜ステップS11)。
初期位置だしを行うには、先ず、演算部37aにおいてモータ出力初期値を設定する。このとき、演算部37aは、電源検出器30Fから出力される電源検出信号Edを検出して車両用電源バッテリ40からの出力電圧を検知する。そして、車両用電源バッテリ40からの出力電圧に対してファンモータ20に供給される電圧が予め定められた電圧初期値(例えば、3.6V;図5参照)となるPWMデューティ比を算出し、これをモータ出力初期値とする。
例えば、車両用電源バッテリ40の出力電圧が12Vである場合には、モータ出力初期値(PWMデューティ比)を30%に設定する。これにより、ファンモータ20に供給するモータ電圧を3.6Vとすることができる。そして、上述のようにして設定したモータ出力初期値を電圧補正値とし(ステップS8)、この電圧補正値をバッファメモリ37bに記憶する(ステップS9)。
続いて、演算部37aは、バッファメモリ37bに記憶されている電圧補正値(この場合、PWMデューティ比30%)をモータ出力値とする(ステップS10)。本例では、このモータ出力値によって表されるPWMデューティ比を有するPWMチョッピングが駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnに重畳される。そして、PWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnをドライバ回路30Bへ出力する。このとき、ファンモータ20の予め定めた相を通電するように駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnが出力される。
これにより、回転子22に駆動磁界が生じ、この駆動磁界によって回転子22と固定子21の相が一致するように回転子22が所定の回転位置に位置決めされる。このように、本例では、回転子22と固定子21の相が一致するように回転子22が所定の回転位置に位置決めされることにより初期位置だしが行われる。このように初期位置だしを行うと、後述するように、回転子22と固定子21の相を一致させた状態で回転子22を強制的に起動させることができる。従って、回転子22の起動を円滑に行うことが可能である。
また、本例では、初期位置だしを行うときに車両用電源バッテリ40から供給される出力電圧に変動が生じた場合でも、上述のように、一定の電圧に補正してこれを固定子巻線21u,21v,21wに供給することができる。従って、回転子22の初期位置だしを行うときに電源変動が生じた場合でも、固定子巻線21u,21v,21wに供給する電圧を一定とすることができる。従って、回転子22の初期位置だしを確実に行うことができる。
そして、回転子22の初期位置だしが終了したか否かを判断する(ステップS11)。初期位置だしが終了したか否かは、タイマ37cから出力された同期信号を演算部37aにおいてカウントし、一定時間が経過したことによって判断する。そして、初期位置だしが終了したと判断した場合(ステップS11:YES)には、ファンモータ20を強制駆動状態に移行させる(ステップS12〜ステップS15)。このとき、先ず、バッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグをセットする(ステップS12)。
次に、演算部37aにおいてモータ出力初期値を設定し、これを電圧補正値とする(ステップS13)。初回のルーチン処理では、上述のように、初期位置だしを行った際に用いたモータ出力初期値(PWMデューティ比30%)を電圧補正値とする。続いて、この電圧補正値をバッファメモリ37bに記憶する(ステップS14)。ここでは、初期位置だしを行った際に用いたモータ出力初期値(PWMデューティ比30%)が電圧補正値としてバッファメモリ37bに記憶される。
そして、演算部37aは、バッファメモリ37bに記憶されている電圧補正値(この場合、PWMデューティ比30%)をモータ出力値とする(ステップS15)。本例では、このモータ出力値によって表されるPWMデューティ比を有するPWMチョッピングが駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnに重畳される(図4参照)。そして、PWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnをドライバ回路30Bへ出力する。このとき、PWMチョッピングは、駆動信号Sup,Svp,Swp又は駆動信号Sun,Svn,Swnのいずれか又は双方に重畳される。なお、強制駆動時における駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnは、タイマ37cから出力される同期信号に同期して生成される。
このようにして、モータ制御回路30Cからドライバ回路30BへPWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnが出力されると、ドライバ回路30Bによってスイッチング素子34a乃至34fのゲートへスイッチング信号が出力される。これにより、スイッチング素子34a乃至34fが順次スイッチングされる。
そして、スイッチング素子34a乃至34fが順次スイッチングされると、固定子巻線21u、21v、21wに所定の順序で電流が流れ、固定子巻線21u、21v、21wのうち、電流が流れた固定子巻線から駆動磁界が発せられ、ファンモータ20の強制駆動が開始する。このとき、上アームのスイッチング素子34a乃至34c又は下アームのスイッチング素子34d乃至34fがPWMチョッピングされるので、ファンモータ20に出力される見かけ上の電圧が3.6Vに維持される。
このように、本例では、強制駆動時に車両用電源バッテリ40から供給される出力電圧に変動が生じた場合でも、上述のように、一定の電圧に補正してこれを固定子巻線21u,21v,21wに供給することができる。従って、回転子22を強制的に起動させるときに電源変動が生じた場合でも、固定子巻線21u,21v,21wに供給する電圧を一定とすることができるので、ファンモータ20を安定して起動させることができる。
また、本例では、スイッチング素子33a乃至33fおよびダイオード34a乃至34fがブリッジ接続されてなるインバータ回路30Aに出力されるPWMデューティ比を可変することにより固定子巻線21u,21v,21wに供給される電圧を補正する構成であるので、例えば、電源レギュレータ等によって電圧補正する構成と比較して電源損失を低く抑えることができる。
続いて、タイマ37cからの同期信号に基づいて駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnの切替タイミングを減算する(ステップS16)。すなわち、現在出力している駆動信号Sup、Svp、Swp、Sun、Svn、Swnの周期から所定の減算値を引いた値に駆動信号Sup、Svp、Swp、Sun、Svn、Swnの周期を設定更新する。これにより、固定子巻線21u,21v,21wを通電するタイミングが早まり、ファンモータ20の回転数が上昇する。そして、上記ステップS1の処理に移行する。
2.強制駆動時の処理について
上述のようにしてファンモータ20の固定子21の回転を強制的に行うと、回転子22が回転を開始する。そして、このようにして回転子22が強制的に回転をしている状態では、ファンモータ20の回転数が0rpmを超えているので、これにより、ステップS1の処理においてファンモータ20の回転数が0rpmを超えていると判断される(ステップS1:YES)。
続いて、上位コントローラ50からの指令回転数の有無を判断する(ステップS4)。ここで、上位コントローラ50からの指令回転数が無くなった場合には、上位コントローラ50からの指令回転数が無いと判断し(ステップS4:NO)、バッファメモリ37bに記憶してある電圧補正値(PWMデューティ比)をクリアする(ステップS17)。そして、バッファメモリ37bの記憶領域に停止状態を示すフラグをセットし(ステップS18)、上記ステップS1の処理に移行する。
一方、上位コントローラ50からの指令回転数が継続して有る場合には、上位コントローラ50からの指令回転数が有ると判断する(ステップS4:YES)。続いて、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされているか否か判断する(ステップS5)。このとき、上述のようにして強制的にファンモータ20の駆動を開始した状態では、ステップS12によりバッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされている。従って、ステップS5の処理においては、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされていないと判断される(ステップS5:NO)。
続いて、ファンモータ20の回転数を検出し、ファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数以下であるか判断する(ステップS6)。ここで、ファンモータ20を強制駆動させている状態において、ファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数以下であると判断した場合(ステップS6:YES)には、ファンモータ20が強制駆動状態であるか否か判断する(ステップS7)。このとき、ステップS12の処理においてバッファメモリ37bの記憶領域には強制駆動状態を示すフラグがセットされているので、ステップS7の処理ではバッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされていると判断される(ステップS7:YES)。
そして、演算部37aにおいて電圧補正値を設定する(ステップS19)。すなわち、演算部37aは、電源検出器30Fから出力される電源検出信号Edを検出して車両用電源バッテリ40からの出力電圧を検知する。そして、車両用電源バッテリ40からの出力電圧に対してファンモータ20に供給される電圧が予め定められた電圧初期値(例えば、3.6V;図5参照)となるPWMデューティ比を算出し、これを電圧補正値とする。
例えば、車両用電源バッテリ40に負荷等が加わり、車両用電源バッテリ40から出力される電圧が12Vから6Vに低下していた場合には、電圧補正値(PWMデューティ比)を60%に設定する。これにより、ファンモータ20に供給される見かけ上のモータ電圧を3.6Vに維持することができる。そして、上記のようにして設定した電圧補正値をバッファメモリ37bに記憶する(ステップS14)。
そして、演算部37aは、バッファメモリ37bに記憶されている電圧補正値(この場合、PWMデューティ比60%)をモータ出力値とする(ステップS15)。本例では、このモータ出力値によって表されるPWMデューティ比を有するPWMチョッピングが駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnに重畳される(図4参照)。そして、PWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnをドライバ回路30Bへ出力する。このとき、PWMチョッピングは、駆動信号Sup,Svp,Swp又は駆動信号Sun,Svn,Swnのいずれか又は双方に重畳される。これにより、ファンモータ20に供給される電圧が3.6Vに維持され、ファンモータ20の強制駆動が継続される。
このように、本例では、強制駆動時に車両用電源バッテリ40から供給される出力電圧に変動が生じた場合でも、上述のように、一定の電圧に補正してこれを固定子巻線21u,21v,21wに供給することができる。従って、回転子22を強制的に回転させているときに電源変動が生じた場合でも、固定子巻線21u,21v,21wに供給する電圧を一定とすることができるので、ファンモータ20を安定して回転させることができる。
続いて、タイマ37cからの同期信号に基づいて駆動信号Sup、Svp、Swp、Sun、Svn、Swnの切替タイミングを減算する(ステップS16)。これにより、固定子巻線21u,21v,21wを通電するタイミングが早まり、ファンモータ20の回転数がさらに上昇する。そして、上記ステップS1の処理に移行し、上記ステップS1、ステップS4〜ステップS7、ステップS19、ステップS14〜ステップS16の強制駆動に係る処理を再び行う。このとき、ステップS6においてファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数を上回るまで、上記ステップS1、ステップS4〜ステップS7、ステップS19、ステップS14〜ステップS16の強制駆動に係る処理を行う。
3.強制駆動からセンサレス駆動に移行する処理について
上記上記ステップS1、ステップS4〜ステップS7、ステップS19、ステップS14〜ステップS16の強制駆動に係る処理を繰り返し行うことによってファンモータ20の強制駆動における回転数が上昇すると、やがてファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数を上回る。なお、このリミット回転数は、回転位置検出回路30Dから出力される回転位置検出信号Eu,Ev,Ewと駆動信号Sup、Svp、Swp、Sun、Svn、Swnの位相差が所定値以下(もしくは位相が一致)となるときの回転数であり、予め定められたものである。
次に、上記上記ステップS1、ステップS4〜ステップS7、ステップS19、ステップS14〜ステップS16の強制駆動に係る処理を繰り返し行うなかで、ステップS6においてファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数を上回ったと判断した場合(ステップS6:NO)には、ファンモータ20が強制駆動状態であるか否か判断する(ステップS20)。ここで、上述のように、ステップS12においてバッファメモリ37bの記憶領域には強制駆動状態を示すフラグがセットされているので、ステップS20の処理では強制駆動状態にあると判断される(ステップS20:YES)。
そして、ステップS20の処理において強制駆動状態にあると判断した場合(ステップS20:YES)には、ファンモータ20をセンサレス駆動状態に移行させる(ステップS21〜ステップS22)。このように、本例では、回転子22の強制起動時に固定子巻線21u,21v,21wに順次磁界を生じさせるための同期信号(タイマ37cより出力)の位相を固定子巻線21u,21v,21wに誘起される誘起電圧信号Eu,Ev,Ewの位相に近づけた状態もしくは一致させた状態で強制駆動からセンサレス駆動に移行することができる。従って、脱調やモータ停止等の不具合が生ずることなく強制駆動状態からセンサレス駆動状態への移行を円滑に行うことが可能である。
そして、ステップS20の処理において強制駆動状態にあると判断した場合(ステップS20:YES)には、先ず、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグをセットする(ステップS21)。続いて、演算部37aは、出力オフセット値をモータ出力値とする。このときの出力オフセット値は、センサレス駆動状態に移行する直前の強制駆動状態の最後のルーチン処理においてバッファメモリ37bに記憶された電圧補正値(例えば、PWMデューティ比60%;図5参照)である。
本例では、このモータ出力値によって表されるPWMデューティ比を有するPWMチョッピングが駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnに重畳される(図4参照)。続いて、PWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnはドライバ回路30Bへ出力される。このとき、PWMチョッピングは、駆動信号Sup,Svp,Swp又は駆動信号Sun,Svn,Swnのいずれか又は双方に重畳される。なお、センサレス駆動時における駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnは、回転位置検出回路30Dから出力される回転位置検出信号Eu,Ev,Ewに同期して生成される。
このようにして、モータ制御回路30Cからドライバ回路30BへPWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnが出力されると、ドライバ回路30Bによってスイッチング素子34a乃至34fのゲートにスイッチング信号が出力される。これにより、スイッチング素子34a乃至34fが順次スイッチングされる。
そして、スイッチング素子34a乃至34fが順次スイッチングされると、固定子巻線21u、21v、21wに所定の順序で電流が流れ、固定子巻線21u、21v、21wのうち、電流が流れた固定子巻線から駆動磁界が発せられ、ファンモータ20のセンサレス駆動が開始する。このとき、上アームのスイッチング素子34a乃至34c又は下アームのスイッチング素子34d乃至34fがPWMチョッピングされるので、ファンモータ20に出力される見かけ上の電圧が3.6Vに維持される。
このように、本例では、センサレス駆動に移行する際に、車両用電源バッテリ40から供給される出力電圧に変動が生じた場合でも、上述のように、一定の電圧に補正してこれを固定子巻線21u,21v,21wに供給することができる。従って、回転子22を強制的に回転させているときに電源変動が生じた場合でも、固定子巻線21u,21v,21wに供給する電圧を一定とすることができるので、ファンモータ20を安定してセンサレス駆動に移行することができる。そして、この状態から徐々にPWMデューティ比を増加させる。これにより、ファンモータ20に供給される電圧が上昇し、ファンモータ20のトルクが増大する(図5参照)。
続いて、回転位置検出回路30Dから出力された回転位置検出信号Eu,Ev,Ewに基づいてファンモータ20の回転数を検知し、この検知した回転数と上位コントローラからの指令回転数を比例演算し、この演算した値に基づいてファンモータ20の回転数を一定に保つように制御する(ステップS23)。そして、上記ステップS1の処理に移行する。
4.センサレス駆動時の処理について
上述のようにして、ファンモータ20のセンサレス駆動を行っている状態では、ステップS21の処理においてバッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされている。従って、ステップS5の処理では、ファンモータ20がセンサレス駆動状態にあると判断される(ステップS5:YES)。
続いて、演算部37aは、回転位置検出回路30Dから出力された回転位置検出信号Eu,Ev,Ewに基づいてファンモータ20の回転数を検知し、この検知した回転数と上位コントローラ50からの指令回転数を比例演算し、この演算した値に基づいてファンモータ20の回転数を一定に保つように制御する(ステップS23)。そして、上記ステップS1の処理に移行し、上記ステップS1、ステップS4、ステップS5、ステップS23のセンサレス駆動に係る処理を再び行う。このとき、ステップS4において上位コントローラからの指令回転数が無くなるまで、上記ステップS1、ステップS4、ステップS5、ステップS23のセンサレス駆動に係る処理を行う。
なお、図2において特に図示していないが、ファンモータ20のセンサレス駆動を行う際に、電源検出器30Fから出力される電源検出信号Edを検出して車両用電源バッテリ40からの出力電圧を検知し、車両用電源バッテリ40からの出力電圧に対してファンモータ20に供給される電圧が所定値となるように電圧補正しても良いことは勿論である。
そして、上記ステップS1、ステップS4、ステップS5、ステップS23のセンサレス駆動に係る処理を繰り返し行うなかで、上位コントローラ50からの指令回転数が無くなった場合には、上位コントローラ50からの指令回転数が無いと判断し(ステップS4:NO)、バッファメモリ37bに記憶してある電圧補正値(PWMデューティ比)をクリアする(ステップS17)。続いて、バッファメモリ37bの記憶領域に停止状態を示すフラグをセット(ステップS18)し、上記ステップS1の処理に移行する。
5.その他の処理について
5−1 外力によってファンモータ20が空転している状態からセンサレス駆動状態への移行処理
不図示の車両が走行することによって走行風を受けると、これによりファン10と共にファンモータ20が空転する。なお、このように、走行風を受けることによってファン10およびファンモータ20が空転していても、ファンモータ20を積極的に回転制御している状態ではないので、バッファメモリ37bの記憶領域には停止状態を示すフラグがセットされたままである。
ここで、車両の走行速度が上昇すると、ファン10に当る走行風の量が増加するため、ファン10およびファンモータ20の回転数が徐々に増加する。このようにしてファンモータ20の回転数が増加すると、バッファメモリ37bの記憶領域には停止状態を示すフラグがセットされたままでありながら、ファンモータ20の回転数が強制駆動からセンサレス駆動に移行する閾値となるリミット回転数を超えることがある。
そして、本例では、このように、外力によってファンモータ20が空転し、この空転速度がリミット回転数を超えていた場合には、ファンモータ20の強制駆動を省き、停止状態(空転状態)から一気にセンサレス駆動状態に移行する。以下、停止状態(空転状態)から強制駆動を省いてセンサレス駆動状態に移行する処理について説明する。
走行風を受けることによってファン10およびファンモータ20が空転すると、ステップS1の処理においてファンモータ20の回転数が0rpmを超えていると判断される(ステップS1:YES)。続いて、上位コントローラ50からの指令回転数の有無を判断する(ステップS4)。そして、上述のように、走行風等の外力によってファンモータ20が空転しているときに、上位コントローラ50から指令回転数が出力された場合には、ステップS4において、上位コントローラ50からの指令回転数が有ると判断される(ステップS4:YES)。そして、この場合には、続いて現段階の状態がセンサレス駆動状態であるか否かを判断する(ステップS5)。
ここで、上述のように、走行風を受けることによってファン10およびファンモータ20が空転している状態であっても、ファンモータ20を積極的に回転制御している状態ではないので、バッファメモリ37bの記憶領域には停止状態を示すフラグがセットされたままである。従って、ステップS5の処理においては、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされていないと判断される(ステップS5:NO)。
続いて、空転するファンモータ20の回転数を回転位置検出回路30Dから出力される回転位置検出信号Eu,Ev,Ewに基づいて検出し、ファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数以下であるか判断する(ステップS6)。そして、ステップS6においてファンモータ20の回転数が予め定められたリミット回転数を上回ったと判断した場合(ステップS6:NO)には、ファンモータ20が強制駆動状態であるか否か判断する(ステップS20)。ここで、上述のように、バッファメモリ37bの記憶領域には停止状態を示すフラグがセットされているので、ステップS20の処理では強制駆動状態にないと判断される(ステップS20:NO)。
そして、ステップS24の処理に移行し、バッファメモリ37bの記憶領域にはセンサレス駆動状態を示すフラグをセットする(ステップS24)。続いて、演算部37aは、オフセット値(PWMデューティ比)を設定する。オフセット値を設定するには、先ず、電源検出器30Fから出力される電源検出信号Edを検出して車両用電源バッテリ40からの出力電圧を検知する。次に、車両用電源バッテリ40からの出力電圧に対してファンモータ20に供給される電圧が予め定められた電圧初期値(例えば、3.6V;図5参照)となるPWMデューティ比を算出する。そして、この算出したデューティ比をオフセット値とする。例えば、車両用電源バッテリ40から出力される電圧が9Vである場合には、オフセット値(PWMデューティ比)を40%に設定する。そして、このオフセット値を出力オフセット値とする(ステップS25)。
続いて、上記出力オフセット値(この場合、PWMデューティ比40%)によって表されるPWMデューティ比を有するPWMチョッピングが駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnに重畳される(図4参照)。そして、PWMチョッピングが重畳された駆動信号Sup,Svp,Swp,Sun,Svn,Swnはドライバ回路30Bへ出力される。このとき、PWMチョッピングは、駆動信号Sup,Svp,Swp又は駆動信号Sun,Svn,Swnのいずれか又は双方に重畳される。これにより、ファンモータ20に供給される電圧が3.6Vに維持され、ファンモータ20のセンサレス駆動が開始される。
このように、本例では、外力によってファンモータ20が空転し、この空転速度がリミット回転数を超えていた場合には、ファンモータ20の強制駆動を省き、停止状態(空転状態)から一気にセンサレス駆動状態に移行する。そして、センサレス駆動に移行した後に、回転位置検出回路30Dから出力された回転位置検出信号Eu,Ev,Ewに基づいてファンモータ20の回転数を検知し、この検知した回転数と上位コントローラ50からの指令回転数を比例演算し、この演算した値に基づいてファンモータ20の回転数を一定に保つように制御する(ステップS23)。そして、上記ステップS1の処理に移行する。
5−2 強制駆動状態又はセンサレス駆動状態においてファンモータ20の回転数が低下したときの処理
本例の車両用ファンモータ装置Sにおいては、ファンモータ20の回転数が50rpm以下では、回転位置検出信号Eu,Ev,Ewの立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを検出する前に、カウント値がオーバーフローするように設定されている。従って、強制駆動状態やセンサレス駆動状態において外乱等の影響によりファンモータ20の回転数が低下し、ファンモータ20の回転数が50rpm以下となった場合には、演算部37aにおいてファンモータ20の回転数が0rpmであると判断される(ステップS1:NO)。
ここで、強制駆動状態にあるときにファンモータ20の回転数が低下した場合には、バッファメモリ37bの記憶領域に強制駆動状態を示すフラグがセットされているので、ステップS2の処理において強制駆動状態であると判断される(ステップS2:YES)。この場合には、以後、上記要領にて、ステップS4〜ステップS7、ステップS19、ステップS14〜ステップS16の強制駆動に係る処理を行う。
一方、センサレス駆動状態にあるときにファンモータ20の回転数が低下した場合には、バッファメモリ37bの記憶領域にセンサレス駆動状態を示すフラグがセットされているので、ステップS2の処理において強制駆動状態ではないと判断される(ステップS2:NO)。この場合には、バッファメモリ37bの記憶領域に停止状態を示すフラグをセットし、以後、上記要領にて、ステップS4〜ステップS18の停止状態に係る処理を行う。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(イ)本実施形態によれば、強制駆動時に車両用電源バッテリ40から供給される出力電圧に変動が生じた場合でも、一定の電圧に補正してこれを固定子巻線21u,21v,21wに供給することができる。従って、回転子22を強制的に回転させているときに電源変動が生じた場合でも、固定子巻線21u,21v,21wに供給する電圧を一定とすることができるので、ブラシレスモータを安定して起動させることができる。これにより、ブラシレスモータが起動することができないといった不具合や、ブラシレスモータに過大な電流が流れ固定子巻線等が破損するといった不具合が生じることを防止することが可能となる。
(ロ)本実施形態によれば、スイッチング素子33a乃至33fおよびダイオード34a乃至34fがブリッジ接続されてなるインバータ回路30Aに出力されるPWMデューティ比を可変することにより固定子巻線21u,21v,21wに供給される電圧を補正する構成であるので、例えば、電源レギュレータ等によって電圧補正する構成と比較して電源損失を低く抑えることができる。
(ハ)本実施形態によれば、回転子22の強制起動時の前に、回転子22と固定子21の相が一致するように初期位置だしを行うので、回転子22と固定子21の相を一致させた状態で回転子22を強制的に起動させることができる。従って、回転子22の起動を円滑に行うことが可能である。
(ニ)本実施形態によれば、回転子22の強制起動時に固定子巻線21u,21v,21wに順次磁界を生じさせるための同期信号(タイマ37cより出力)の位相を固定子巻線21u,21v,21wに誘起される誘起電圧信号Eu,Ev,Ewの位相に近づけた状態もしくは一致させた状態で強制駆動からセンサレス駆動に移行することができる。従って、脱調やモータ停止等の不具合が生ずることなく強制駆動状態からセンサレス駆動状態への移行を円滑に行うことが可能である。
なお、本発明の実施の形態は、以下のように改変することができる。
すなわち、上記実施形態では、インバータ回路30Aが全波駆動回路で構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。その他にも、インバータ回路30Aは、半波駆動回路で構成されていても良い。
上記各実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想を以下に記載する。
ブラシレスモータと、該ブラシレスモータを駆動させるコントローラと、を備えてなるブラシレスモータ装置において、
前記コントローラに、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータの制御装置を用いたことを特徴とするブラシレスモータ装置。
このように、ブラシレスモータを駆動させるコントローラに上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の制御装置を用いていると、ブラシレスモータの永久磁石回転子を強制的に回転させているときに、電源供給装置から供給された電源に変動が生じた場合でも、固定子巻線に供給する電源を一定とすることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用ファンモータ装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る車両用ファンモータ装置の動作の流れを示すフローチャートある。 本発明の一実施形態に係るブラシレスモータに誘起される誘起電圧信号を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る回転位置検出信号と駆動信号を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るブラシレスモータに供給される電圧を示す説明図である。
符号の説明
10 ファン、11 羽根、12 回転シャフト、20 ブラシレスモータ(ファンモータ)、21 永久磁石固定子(固定子)、21u,21v,21w 固定子巻線、22 回転子、30 ブラシレスモータの制御装置(コントローラ)、30A インバータ回路、30B ドライバ回路、30C モータ制御回路、30D 回転位置検出回路、30E フィルタ回路、31a 入力端子、31n,31p 電源端子、32u,32v,32w 外部出力端子、33a,33b,33c,33d,33e,33f スイッチング素子、34a,34b,34c,34d,34e,34f 整流素子(ダイオード)、35a 陽極電源線、35b 陰極電源線、36a,36b 中性電位生成抵抗、37a 演算部、37b バッファメモリ、37c タイマ、38u,38v,38w 比較器、39 電源検出器、40 車両用電源バッテリ、41 陽極電源線、42 陰極電源線、50 上位コントローラ、64 イグニッションスイッチ、65 ヒューズ、66 ヒューズ、C1,C2 コンデンサ、L1 インダクタ、S 車両用ファンモータ装置

Claims (7)

  1. ブラシレスモータの起動時に同期信号に基づいて固定子巻線に順次駆動磁界を生じさせて永久磁石回転子を強制的に回転させると共に、前記ブラシレスモータの定常回転時に前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて前記固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて前記永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させてなるブラシレスモータの制御装置であって、
    電源供給装置から供給された電源を検出し当該検出電源に応じた電源検出信号を出力する電源検出手段と、
    該電源検出手段から出力された電源検出信号に基づいて前記電源供給装置における電源変動を検知すると共に、前記永久磁石回転子を強制的に回転させているときに前記固定子巻線に供給する電源を一定に保持するモータ制御手段と、
    を備えたことを特徴とするブラシレスモータの制御装置。
  2. 前記モータ制御手段は、前記固定子巻線に接続され複数のスイッチング素子および整流素子がブリッジ接続されてなるインバータ回路と、
    前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて前記インバータ回路にスイッチング信号を出力するスイッチング信号生成回路と、を備え、
    前記スイッチング信号生成回路は、前記スイッチング信号のPWMデューティ比を可変することにより前記固定子巻線に供給する電源を一定に保持してなることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータの制御装置。
  3. 前記モータ制御手段は、前記永久磁石回転子を強制的に回転させる前に、前記固定子巻線の予め定めた相を通電して前記永久磁石回転子を予め定めた回転位置に回転させてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータの制御装置。
  4. 前記モータ制御手段は、前記永久磁石回転子を強制的に回転させているときに、前記固定子巻線を通電する周期を徐々に短くして前記永久磁石回転子の回転数を増加させてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブラシレスモータの制御装置。
  5. 前記モータ制御手段は、前記永久磁石回転子を強制的に回転させることによって前記永久磁石回転子の回転数が予め定めた値を超えた場合に、前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて前記固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて前記永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させてなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブラシレスモータの制御装置。
  6. ブラシレスモータからなるファンモータと、
    該ファンモータの回転に伴って回転するファンと、
    前記ファンモータを駆動させるコントローラと、
    該コントローラに電源を供給する車両用電源バッテリと、を備えてなる車両用ファンモータ装置において、
    前記コントローラに、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のブラシレスモータの制御装置を用いたことを特徴とする車両用ファンモータ装置。
  7. 駆動磁界を発生する固定子巻線を備えた固定子と、永久磁石を備え前記固定子巻線から発生する駆動磁界により回転する回転子と、を備えたブラシレスモータの制御方法であって、
    前記固定子巻線の予め定めた相を通電して前記永久磁石回転子を予め定めた回転位置に回転させる初期位置だしステップと、
    同期信号に基づいて前記固定子巻線に順次駆動磁界を生じさせて前記永久磁石回転子を強制的に回転させると共に、電源供給装置から供給された電源を検出して前記固定子巻線に供給する電源を一定に保持する強制駆動ステップと、
    前記永久磁石回転子を強制的に回転させることによって前記永久磁石回転子の回転数が予め定めた値を超えた場合に、前記固定子巻線に誘起される誘起電圧に基づいて前記固定子巻線の駆動磁界を順次切り替えて前記永久磁石回転子をセンサレス方式で回転させるセンサレス駆動ステップと、
    を備えてなることを特徴とするブラシレスモータの制御方法。
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