JP2006033396A - 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、送信プログラム、受信プログラム及びサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ネットワークの状況によらず常に最適な環境で動画や音声等のデータの通信を行うことができる送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、これらのプログラム及びサーバ装置を提供すること。
【解決手段】
本発明に係る送信装置100は、時間帯や接続相手である受信装置200によって変化するネットワークの状況に応じて、第1、第2及び第3のコーデック39a、39b及び39cのうち最適なコーデックを選択するので、受信装置200は常に最適な画質及び音質でデータを受信することができる。したがって、たとえパケットのバーストロスが発生したとしてもスムーズな通信ができる。
【選択図】図9
ネットワークの状況によらず常に最適な環境で動画や音声等のデータの通信を行うことができる送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、これらのプログラム及びサーバ装置を提供すること。
【解決手段】
本発明に係る送信装置100は、時間帯や接続相手である受信装置200によって変化するネットワークの状況に応じて、第1、第2及び第3のコーデック39a、39b及び39cのうち最適なコーデックを選択するので、受信装置200は常に最適な画質及び音質でデータを受信することができる。したがって、たとえパケットのバーストロスが発生したとしてもスムーズな通信ができる。
【選択図】図9
Description
本発明は、動画や音声等のデータを送信または受信等する送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、送信プログラム、受信プログラム及びサーバ装置に関する。
従来から、動画や音声等のデータを送受信する場合、送信装置が持つコーデックに従ってエンコードされたデータがパケット化され、そのパケットは例えばインターネット等のネットワークを介して受信装置に送信される。受信装置は、受信したパケットのデータを上記コーデックに従ったデコーダでデコードして再生する。
このようにネットワーク上で動画や音声等のデータのパケットがやりとりされる場合、ネットワークの混雑状況やルータ等の性能によっては、パケットのロスや伝送遅延等が発生する。このようにパケットロスや伝送遅延が多くなると、例えばテレビ会議システム等においてはリアルタイム性が損なわれ、画質や音質が低下したり、例えば動画データの一部が欠けたりするといった問題がある。送信装置及び受信装置において予めユーザにより設定された使用帯域(ビットレート)等が時間によって異なるネットワーク上では、接続時における初期設定だけでは、必ずしも高画質及び高音質なデータを受信側が受信できるとは限らない。
このような問題を解決するために、従来から、動的にビットレートを変更させたり、受信側がロストパケットの再送をしたりする技術がある(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2003−244695号公報(段落[0049]〜[0054])
特開2003−169040号公報(段落[0060]、図4、図11)
しかしながら、ビットレートを変更すると、送信装置及び受信装置で設定されたコーデックに対してビットレートを下げてしまうため、フレームレートを満足する通信ができず、ぎこちない通信になる。また、時間帯、接続相手側の機器によってネットワーク状況が異なるため、設定されたビットレート等の設定が最適なものであるかどうかを一般ユーザが判別することは困難である。
特に、テレビ会議システムで利用されるMCU(Multi-point Control Unit)接続においては、MCUサーバと各端末装置との接続時のネゴシエーションにおいて当該各端末装置の能力を共通させてから通信が行われる。したがって、ある一の端末装置が高画質、高音質なコーデックに対応していても、他の端末装置が低画質、低音質なコーデックしか持っていない場合は、当該一の端末装置が所期の能力を発揮できない。また、ビットレートの変更に対しても、ネットワークの負荷が少ない端末も合わせて、その変更を受けたデータを受信するため、画質に影響する。つまり、従来のMCUシステムでは、高い機能を持つ端末装置同士のみの接続でないと、高機能な動画、音声等の配信を行うことができなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ネットワークの状況によらず常に最適な環境で動画や音声等のデータの通信を行うことができる送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、これらのプログラム及びサーバ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る送信装置は、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされたデータを、ネットワークを介して接続された受信装置に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記データを、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段とを具備する。
本発明では、時間帯や接続相手である受信装置によって変化するネットワークの状況に応じて、第1のコーデック及び第2のコーデックのうち最適なコーデックを選択するので、受信装置は常に最適な画質及び音質でデータを受信することができる。ここで、「第1のコーデックとは異なる第2のコーデック」とは、例えば規格や形式が同じであっても、アルゴリズムまたはプログラムが異なれば、異なるコーデックであることを意味する。ネットワークの状況とは、例えばネットワーク上での伝送遅延時間、データのロス率等の情報である。以下、同様である。
本発明の一の形態によれば、前記監視手段は、前記ネットワーク上を伝送するデータのロス率を取得する手段を有し、前記選択手段は、前記取得されたロス率に応じて前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する。送信装置がロス率を取得することにより、より正確なネットワークの状況を把握することができ、最適なビットレートでデータを送信することができる。
本発明の一の形態によれば、前記監視手段は、前記ネットワーク上を伝送するデータのロスがランダムロスであるかバーストロスであるかを検出する手段を有し、前記選択手段は、前記検出の結果に応じて前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する。ランダムロスとバーストロスとに応じて第1及び第2のコーデックを使い分けることで最適な通信が可能となる。具体的には、例えば送信装置がネットワークのデータの伝送遅延時間を計測するか、ランダムロスかバーストロスかを検出することが可能となる。あるいは、受信装置がパケットロス率を算出して、このロス率の情報を送信装置に送るようにすることによっても、送信装置はランダムロスかバーストロスかを検出することが可能となる。バーストロスの場合、ある一定時間内、または、ある単位時間内のロス率が、ランダムロスの場合に比べかなり高くなるので両者を検出することができる。
本発明の一の形態に係る送信装置は、前記監視手段により前記ランダムロスが検出された場合に、当該ランダムロスによって喪失したデータを前記受信装置に送信する手段をさらに具備する。具体的には、ランダムロスによって喪失したデータの再送を要求する信号を受信装置から受信した場合に、監視手段はランダムロスが発生したことを検出することができる。ランダムロスが発生している場合には、ネットワークにそれほど大きな負荷はかかっていない状況なので、データを再送してもネットワークを混雑させることはない。
本発明の一の形態に係る送信装置は、前記受信装置の能力及び設定のうち少なくとも一方の情報を含むステータス情報を、前記受信装置から前記ネットワークを介して取得する手段をさらに具備し、前記選択手段は、前記取得されたステータス情報に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する手段を有する。これにより、受信装置のステータス情報に応じて最適な通信が可能となる。
ステータス情報のうち能力とは、例えば、プロセッサのクロック周波数、現在のプロセッサの使用率、メモリ(外部メモリも含む)の総容量、現在のメモリ使用量等の情報である。ステータス情報のうち設定とは、送信装置と受信装置とが最初に接続された時点(初期状態)では、受信装置に対するユーザの設定情報である。その後は、ネットワークの状況に応じて受信装置が自動で設定される情報である。これらの設定情報は、例えばコーデック、ビットレート等の設定情報である。初期状態では、設定情報には、映像の画質、音質、ネットワークの帯域等のうちどれを優先させるか等のユーザ設定も含まれる。以下、同様である。例えば、低画質であってもパケットロスを発生させないで再生できるようにするには、ネットワークの帯域を優先させればよい。つまり、帯域に余裕を持たせるために低ビットレートに設定される。
本発明の一の形態に係る送信装置は、当該送信装置の負荷の状況を監視する手段をさらに具備し、前記選択手段は、前記監視される負荷状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する手段を有する。これにより、例えば送信装置の負荷が大きい場合に低ビットレート用のコーデックが用いられることで、プロセッサの負荷を軽減することができる。負荷が大きいか否かは、例えば送信装置が持つプロセッサ、メモリの使用率等が閾値を超えるか否かによって判別することができる。
本発明の別の観点に係る送信装置は、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされたデータを、ネットワークを介して接続された受信装置に送信可能な送信手段と、前記受信装置の能力及び設定のうち少なくとも一方の情報を含むステータス情報を、前記受信装置から前記ネットワークを介して取得する手段と、前記取得された前記ステータス情報に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードして前記データを前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段とを具備する。
本発明では、受信装置のステータス情報に応じて、第1のコーデック及び第2のコーデックのうち最適なコーデックを選択するので、受信装置は常に最適な画質及び音質でデータを受信することができる。
本発明に係る受信装置は、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされた第1及び第2のデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する第1の選択手段とを有する送信装置から、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信する手段と、前記第1のコーデックを用いて前記第1のデータをデコードする第1のデコーダと、前記第2のコーデックを用いて前記第2のデータをデコードする第2のデコーダと、前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択する第2の選択手段と具備する。
本発明では、ネットワークの状況に応じて、第1のコーデック及び第2のコーデックのうち最適なコーデックが送信装置により選択されてエンコードされ、受信装置は、このコーデックに応じたデコーダを選択してデコードする。これにより、受信装置は常に最適な画質及び音質でデータを再生することができる。
本発明に係る通信システムは、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされたデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する第1の選択手段とを有する送信装置と、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信する手段と、前記第1のコーデックを用いて前記第1のデータをデコードする第1のデコーダと、前記第2のコーデックを用いて前記第2のデータをデコードする第2のデコーダと、前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択する第2の選択手段と有する受信装置とを具備する。
本発明に係る送信方法は、ネットワークを介して受信装置に接続された送信装置がデータを送信する方法であって、前記ネットワークの状況を監視するステップと、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダ、及び前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードするかを選択するステップと、前記選択されたエンコーダでエンコードされた前記データを前記受信装置に送信するステップとを具備する。
本発明に係る受信方法は、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされた第1及び第2のデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段とを有する送信装置から、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信するステップと、前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択するステップとを具備する。
本発明に係る送信プログラムは、ネットワークを介して受信装置に接続された送信装置がデータを送信するプログラムであって、前記送信装置に、前記ネットワークの状況を監視するステップと、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダ、及び前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードするかを選択するステップと、前記選択されたエンコーダでエンコードされた前記データを前記受信装置に送信するステップとを実行させる。
本発明に係る受信プログラムは、受信装置に、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされた第1及び第2のデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段とを有する送信装置から、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信するステップと、前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択するステップとを実行させる。
本発明に係るサーバ装置は、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、ネットワークを介して接続された複数の受信装置のそれぞれの能力及び設定のうち少なくとも一方の情報を含むステータス情報を、前記各受信装置から前記ネットワークを介して取得する手段と、前記ステータス情報に基づき、前記第1及び第2の受信装置が、前記第1及び第2のコーデックを用いてそれぞれデコードする第1及び第2のデコーダをそれぞれ有することを判別した場合に、前記第1及び第2のデータを前記第1及び第2の受信装置にそれぞれ送信するように制御する手段とを具備する。
本発明では、取得された受信装置ごとのステータス情報に基づき、第1及び第2の受信装置が、第1及び第2のコーデックを用いてそれぞれデコードする第1及び第2のデコーダをそれぞれ有することを判別した場合に、第1及び第2のデータを第1及び第2の受信装置にそれぞれ送信するように制御するので、各受信装置は最適な環境下で通信することができる。本発明は、特に、MCUに適用することが好ましい。
本発明の一の形態に係るサーバ装置は、前記第1及び第2のエンコーダの両方が使用可能か、前記第1のエンコーダのみが使用可能かを判別する手段をさらに具備し、前記制御手段は、前記第1のエンコーダのみが使用可能と判別された場合であって、前記ステータス情報に基づき前記第2の受信装置が前記第1のデコーダを有すると判別した場合に、前記第1のデータを前記第1及び第2の受信装置に送信するように制御する。例えばサーバ装置の負荷の状況に応じて、あるいは、サーバ装置の能力に応じて、各受信装置が持つコーデックを割り当てることで、サーバ装置の負担を軽減することができる。
本発明の一の形態に係るサーバ装置は、前記ネットワークの状況を監視するネットワーク監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記データを、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する手段とをさらに具備する。これにより、ネットワークの状況によらず、各受信装置は常に最適な画質及び音質でデータを受信することができる。
以上のように、本発明によれば、ネットワークの状況によらず常に最適な環境で動画や音声等のデータの通信を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の一実施形態において前提となるネットワークシステムについて説明する。図1は、この発明のネットワークシステムの一例を示し、ネットワーク9を介して複数の情報処理装置1、2、3、4が接続されたものである。情報処理装置1、2、3、4は、例えば各種のAV(Audio and Visual)機器やポータブル機器等である。
情報処理装置1について示すと、情報処理装置1は、コンピュータ機能部として情報処理コントローラ11を備える。情報処理コントローラ11は、メインプロセッサ21−1、サブプロセッサ23−1,23−2,23−3、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)25−1及びDC(ディスクコントローラ)27−1を有する。
メインプロセッサ21−1は、サブプロセッサ23−1,23−2,23−3によるプログラム実行(データ処理)のスケジュール管理と、情報処理コントローラ11(情報処理装置1)の全般的な管理とを行う。ただし、メインプロセッサ21−1内で管理のためのプログラム以外のプログラムが動作するように構成することもできる。その場合には、メインプロセッサ21−1はサブプロセッサとしても機能することになる。メインプロセッサ21−1は、LS(ローカルストレージ)22−1を有する。
サブプロセッサは、1つでもよいが、望ましくは複数とする。本例は、複数の場合である。各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3は、メインプロセッサ21−1の制御によって並列的かつ独立にプログラムを実行し、データを処理する。更に、場合によってメインプロセッサ21−1内のプログラムがサブプロセッサ23−1,23−2,23−3内のプログラムと連携して動作するように構成することもできる。後述する機能プログラムもメインプロセッサ21−1内で動作するプログラムである。各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3も、LS(ローカルストレージ)24−1,24−2,24−3を有する。
DMAC25−1は、情報処理コントローラ11に接続されたDRAM(ダイナミックRAM)などからなるメインメモリ26−1に格納されているプログラム及びデータにアクセスするものであり、DC27−1は、情報処理コントローラ11に接続された外部記録部28−1,28−2にアクセスするものである。
外部記録部28−1,28−2は、固定ディスク(ハードディスク)でも、リムーバブルディスクでもよく、また、MO,CD±RW,DVD±RWなどの光ディスク、メモリディスク、SRAM(スタティックRAM)、ROMなど、各種のものを用いることができる。したがって、DC27−1は、ディスクコントローラと称するが、外部記録部コントローラである。図1の例のように、情報処理コントローラ11に対して外部記録部28を複数接続できるように、情報処理コントローラ11を構成することができる。
メインプロセッサ21−1、各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3、DMAC25−1及びDC27−1は、バス29−1によって接続される。
情報処理コントローラ11には、当該の情報処理コントローラ11を備える情報処理装置1を、ネットワーク全体を通して一意的に識別できる識別子が、情報処理装置IDとして割り当てられる。
メインプロセッサ21−1及び各サブプロセッサ23−1,23−2,23−3に対しても同様に、それぞれを特定できる識別子が、メインプロセッサID及びサブプロセッサIDとして割り当てられる。
情報処理コントローラ11は、ワンチップIC(集積回路)として構成することが望ましい。他の情報処理装置2、3、4も、上記と同様に構成される。ここで、図1において親番号が同一であるユニットは枝番号が異なっていても、特に断りがない限り同じ働きをするものとする。また、以下の説明において枝番号が省略されている場合には、枝番号の違いにいる差異を生じないものとする。
上述したように、1つの情報処理コントローラ内の各サブプロセッサ23は、独立にプログラムを実行し、データを処理するが、異なるサブプロセッサがメインメモリ26内の同一領域に対して同時に読み出しまたは書き込みを行った場合には、データの不整合を生じ得る。そこで、サブプロセッサ23からメインメモリ26へのアクセスは、以下のような手順によって行う。
図2(A)に示すように、メインメモリ26は、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成される。各メモリロケーションに対しては、データの状態を示す情報を格納するための追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、F/Eビット、サブプロセッサID及びLSアドレス(ローカルストレージアドレス)を含むものとされる。また、各メモリロケーションには、後述のアクセスキーも割り振られる。F/Eビットは、以下のように定義される。
F/Eビット=0は、サブプロセッサ23によって読み出されている処理中のデータ、または空き状態であるため最新データではない無効データであり、読み出し不可であることを示す。また、F/Eビット=0は、当該メモリロケーションにデータ書き込み可能であることを示し、書き込み後に1に設定される。
F/Eビット=1は、当該メモリロケーションのデータがサブプロセッサ23によって読み出されておらず、未処理の最新データであることを示す。当該メモリロケーションのデータは読み出し可能であり、サブプロセッサ23によって読み出された後に0に設定される。また、F/Eビット=1は、当該メモリロケーションがデータ書き込み不可であることを示す。
更に、上記F/Eビット=0(読み出し不可/書き込み可)の状態において、当該メモリロケーションについて読み出し予約を設定することは可能である。F/Eビット=0のメモリロケーションに対して読み出し予約を行う場合には、サブプロセッサ23は、読み出し予約を行うメモリロケーションの追加セグメントに、読み出し予約情報として当該サブプロセッサ23のサブプロセッサID及びLSアドレスを書き込む。
その後、データ書き込み側のサブプロセッサ23によって、読み出し予約されたメモリロケーションにデータが書き込まれ、F/Eビット=1(読み出し可/書き込み不可)に設定されたとき、予め読み出し予約情報として追加セグメントに書き込まれたサブプロセッサID及びLSアドレスに読み出される。
複数のサブプロセッサによってデータを多段階に処理する必要がある場合、このように各メモリロケーションのデータの読み出し/書き込みを制御することによって、前段階の処理を行うサブプロセッサ23が、処理済みのデータをメインメモリ26上の所定のアドレスに書き込んだ後に即座に、後段階の処理を行う別のサブプロセッサ23が前処理後のデータを読み出すことが可能となる。
図2(B)に示すように、各サブプロセッサ23内のLS24も、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成される。各メモリロケーションに対しては、同様に追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、ビジービットを含むものとされる。
サブプロセッサ23がメインメモリ26内のデータを自身のLS24のメモリロケーションに読み出すときには、対応するビジービットを1に設定して予約する。ビジービットが1であるメモリロケーションには、他のデータは格納することができない。LS24のメモリロケーションに読み出し後、ビジービットは0になり、任意の目的に使用できるようになる。
図2(A)に示すように、更に、各情報処理コントローラと接続されたメインメモリ26には、複数のサンドボックスが含まれる。サンドボックスは、メインメモリ26内の領域を画定するものであり、各サンドボックスは、各サブプロセッサ23に割り当てられ、そのサブプロセッサが排他的に使用することができる。すなわち、各々のサブプロセッサ23は、自身に割り当てられたサンドボックスを使用できるが、この領域を超えてデータのアクセスを行うことはできない。メインメモリ26は、複数のメモリロケーションから構成されるが、サンドボックスは、これらのメモリロケーションの集合である。
更に、メインメモリ26の排他的な制御を実現するために、図2(C)に示すようなキー管理テーブルが用いられる。キー管理テーブルは、情報処理コントローラ内のSRAM等の比較的高速のメモリに格納され、DMAC25と関連付けられる。キー管理テーブル内の各エントリには、サブプロセッサID、サブプロセッサキー及びキーマスクが含まれる。
サブプロセッサ23がメインメモリ26を使用する際のプロセスは、以下の通りである。まず、サブプロセッサ23はDMAC25に、読み出しまたは書き込みのコマンドを出力する。このコマンドには、自身のサブプロセッサIDと、使用要求先であるメインメモリ26のアドレスが含まれる。
DMAC25は、このコマンドを実行する前に、キー管理テーブルを参照して、使用要求元のサブプロセッサのサブプロセッサキーを調べる。次に、DMAC25は、調べた使用要求元のサブプロセッサキーと、使用要求先であるメインメモリ26内の図2(A)に示したメモリロケーションに割り振られたアクセスキーとを比較して、2つのキーが一致した場合にのみ、上記のコマンドを実行する。
図2(C)に示したキー管理テーブル上のキーマスクは、その任意のビットが1になることによって、そのキーマスクに関連付けられたサブプロセッサキーの対応するビットが0または1になることができる。例えば、サブプロセッサキーが1010であるとする。通常、このサブプロセッサキーによって1010のアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスだけが可能になる。しかし、このサブプロセッサキーと関連付けられたキーマスクが0001に設定されている場合には、キーマスクのビットが1に設定された桁のみにつき、サブプロセッサキーとアクセスキーとの一致判定がマスクされ、このサブプロセッサキー1010によってアクセスキーが1010または1011のいずれかであるアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスが可能となる。
以上のようにして、メインメモリ26のサンドボックスの排他性が実現される。すなわち、1つの情報処理コントローラ内の複数のサブプロセッサによってデータを多段階に処理する必要がある場合、以上のように構成することによって、前段階の処理を行うサブプロセッサと、後段階の処理を行うサブプロセッサのみが、メインメモリ26の所定アドレスにアクセスできるようになり、データを保護することができる。
例えば、以下のように使用することが考えられる。まず、情報処理装置の起動直後においては、キーマスクの値は全てゼロである。メインプロセッサ内のプログラムが実行され、サブプロセッサ内のプログラムと連携動作するものとする。第1のサブプロセッサにより出力された処理結果データを一旦メインメモリに格納し、第2のサブプロセッサに入力したいときには、該当するメインメモリ領域は、当然どちらのサブプロセッサからもアクセス可能である必要がある。そのような場合に、メインプロセッサ内のプログラムは、キーマスクの値を適切に変更し、複数のサブプロセッサからアクセスできるメインメモリ領域を設けることにより、サブプロセッサによる多段階的な処理を可能にする。
より具体的には、他の情報処理装置からのデータ→第1のサブプロセッサによる処理→第1のメインメモリ領域→第2のサブプロセッサによる処理→第2のメインメモリ領域、という手順で多段階処理が行われるときには、
第1のサブプロセッサのサブプロセッサキー:0100、
第1のメインメモリ領域のアクセスキー :0100、
第2のサブプロセッサのサブプロセッサキー:0101、
第2のメインメモリ領域のアクセスキー :0101
というような設定のままだと、第2のサブプロセッサは第1のメインメモリ領域にアクセスすることができない。そこで、第2のサブプロセッサのキーマスクを0001にすることにより、第2のサブプロセッサによる第1のメインメモリ領域へのアクセスを可能にすることができる。
第1のサブプロセッサのサブプロセッサキー:0100、
第1のメインメモリ領域のアクセスキー :0100、
第2のサブプロセッサのサブプロセッサキー:0101、
第2のメインメモリ領域のアクセスキー :0101
というような設定のままだと、第2のサブプロセッサは第1のメインメモリ領域にアクセスすることができない。そこで、第2のサブプロセッサのキーマスクを0001にすることにより、第2のサブプロセッサによる第1のメインメモリ領域へのアクセスを可能にすることができる。
図1のネットワークシステムでは、情報処理装置1、2、3、4間での分散処理のために、情報処理装置1、2、3、4間でソフトウェアセルが伝送される。すなわち、ある情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、コマンド、プログラム及びデータを含むソフトウェアセルを生成し、ネットワーク9を介して他の情報処理装置に送信することによって、処理を分散することができる。
図3に、ソフトウェアセルの構成の一例を示す。この例のソフトウェアセルは、全体として、送信元ID、送信先ID、応答先ID、セルインターフェース、DMAコマンド、プログラム及びデータによって構成される。
送信元IDには、ソフトウェアセルの送信元である情報処理装置のネットワークアドレス及び当該情報処理装置の情報処理装置ID、更に、その情報処理装置内の情報処理コントローラが備えるメインプロセッサ21及び各サブプロセッサ23の識別子(メインプロセッサID及びサブプロセッサID)が含まれる。
送信先ID及び応答先IDには、それぞれ、ソフトウェアセルの送信先である情報処理装置、及びソフトウェアセルの実行結果の応答先である情報処理装置についての、同じ情報が含まれる。
セルインターフェースは、ソフトウェアセルの利用に必要な情報であり、グローバルID、必要なサブプロセッサの情報、サンドボックスサイズ及び前回のソフトウェアセルIDから構成される。
グローバルIDは、ネットワーク全体を通して当該ソフトウェアセルを一意的に識別できるものであり、送信元ID及びソフトウェアセルの作成または送信の日時(日付及び時刻)に基づいて作成される。
必要なサブプロセッサの情報は、当該ソフトウェアセルの実行に必要なサブプロセッサの数を設定する。サンドボックスサイズは、当該ソフトウェアセルの実行に必要なメインメモリ26内及びサブプロセッサ23のLS24内のメモリ量を設定する。前回のソフトウェアセルIDは、ストリーミングデータなどのシーケンシャルな実行を要求する1グループのソフトウェアセル内の、前回のソフトウェアセルの識別子である。
ソフトウェアセルの実行セクションは、DMAコマンド、プログラム及びデータから構成される。DMAコマンドには、プログラムの起動に必要な一連のDMAコマンドが含まれ、プログラムには、サブプロセッサ23によって実行されるサブプロセッサプログラムが含まれる。ここでのデータは、このサブプロセッサプログラムを含むプログラムによって処理されるデータである。
更に、DMAコマンドには、ロードコマンド、キックコマンド、機能プログラム実行コマンド、ステータス要求コマンド、及びステータス返信コマンドが含まれる。
ロードコマンドは、メインメモリ26内の情報をサブプロセッサ23内のLS24にロードするコマンドであり、ロードコマンド自体のほかに、メインメモリアドレス、サブプロセッサID及びLSアドレスを含む。メインメモリアドレスは、情報のロード元であるメインメモリ26内の所定領域のアドレスを示す。サブプロセッサID及びLSアドレスは、情報のロード先であるサブプロセッサ23の識別子及びLS24のアドレスを示す。
キックコマンドは、プログラムの実行を開始するコマンドであり、キックコマンド自体のほかに、サブプロセッサID及びプログラムカウンタを含む。サブプロセッサIDは、キック対象のサブプロセッサ23を識別し、プログラムカウンタは、プログラム実行用プログラムカウンタのためのアドレスを与える。
機能プログラム実行コマンドは、後述のように、ある情報処理装置が他の情報処理装置に対して、機能プログラムの実行を要求するコマンドである。機能プログラム実行コマンドを受信した情報処理装置内の情報処理コントローラは、後述の機能プログラムIDによって、起動すべき機能プログラムを識別する。
ステータス要求コマンドは、送信先IDで示される情報処理装置の現在の動作状態(状況)に関する装置情報を、応答先IDで示される情報処理装置宛に送信要求するコマンドである。機能プログラムについては後述するが、図6に示す情報処理コントローラのメインメモリ26が記憶するソフトウェアの構成図において機能プログラムにカテゴライズされるプログラムである。機能プログラムは、メインメモリ26にロードされ、メインプロセッサ21により実行される。
ステータス返信コマンドは、上記のステータス要求コマンドを受信した情報処理装置が、自身の装置情報を当該ステータス要求コマンドに含まれる応答先IDで示される情報処理装置に応答するコマンドである。ステータス返信コマンドは、実行セクションのデータ領域に装置情報を格納する。
図4に、DMAコマンドがステータス返信コマンドである場合におけるソフトウェアセルのデータ領域の構造を示す。
情報処理装置IDは、情報処理コントローラを備える情報処理装置を識別するための識別子であり、ステータス返信コマンドを送信する情報処理装置のIDを示す。情報処理装置IDは、電源投入時、その情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21によって、電源投入時の日時、情報処理装置のネットワークアドレス及び情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ23の数などに基づいて生成される。
情報処理装置種別IDには、当該情報処理装置の特徴を表す値が含まれる。情報処理装置の特徴とは、例えば、ハードディスクレコーダ、PDA(Personal Digital Assistants)、ポータブルCD(Compact Disc)プレーヤなどである。また、情報処理装置種別IDは、映像音声記録、映像音声再生など、情報処理装置の機能を表すものであってもよい。情報処理装置の特徴や機能を表す値は予め決定されているものとし、情報処理装置種別IDを読み出すことにより、当該情報処理装置の特徴や機能を把握することが可能である。
MS(マスター/スレーブ)ステータスは、後述のように情報処理装置がマスター装置またはスレーブ装置のいずれで動作しているかを表すもので、これが0に設定されている場合にはマスター装置として動作していることを示し、1に設定されている場合にはスレーブ装置として動作していることを示す。
メインプロセッサ動作周波数は、情報処理コントローラ内のメインプロセッサ21の動作周波数を表す。メインプロセッサ使用率は、メインプロセッサ21で現在動作している全てのプログラムについての、メインプロセッサ21での使用率を表す。メインプロセッサ使用率は、対象メインプロセッサの全処理能力に対する使用中の処理能力の比率を表した値で、例えばプロセッサ処理能力評価のための単位であるMIPSを単位として算出され、または単位時間あたりのプロセッサ使用時間に基づいて算出される。後述のサブプロセッサ使用率についても同様である。
サブプロセッサ数は、当該の情報処理コントローラが備えるサブプロセッサ23の数を表す。サブプロセッサIDは、当該の情報処理コントローラ内の各サブプロセッサ23を識別するための識別子である。
サブプロセッサステータスは、各サブプロセッサ23の状態を表すものであり、unused,reserved,busyなどの状態がある。unusedは、当該のサブプロセッサが現在使用されてなく、使用の予約もされていないことを示す。reservedは、現在は使用されていないが、予約されている状態を示す。busyは、現在使用中であることを示す。
サブプロセッサ使用率は、当該のサブプロセッサで現在実行している、または当該のサブプロセッサに実行が予約されているプログラムについての、当該サブプロセッサでの使用率を表す。すなわち、サブプロセッサ使用率は、サブプロセッサステータスがbusyである場合には、現在の使用率を示し、サブプロセッサステータスがreservedである場合には、後に使用される予定の推定使用率を示す。
サブプロセッサID、サブプロセッサステータス及びサブプロセッサ使用率は、1つのサブプロセッサ23に対して一組設定され、1つの情報処理コントローラ内のサブプロセッサ23に対応する組数が設定される。
メインメモリ総容量及びメインメモリ使用量は、それぞれ、当該の情報処理コントローラに接続されているメインメモリ26の総容量及び現在使用中の容量を表す。
外部記録部数は、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28の数を表す。外部記録部IDは、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28を一意的に識別する情報である。外部記録部種別IDは、当該の外部記録部の種類(例えば、ハードディスク、CD±RW、DVD±RW、メモリディスク、SRAM、ROMなど)を表す。
外部記録部総容量及び外部記録部使用量は、それぞれ、外部記録部IDによって識別される外部記録部28の総容量及び現在使用中の容量を表す。
外部記録部ID、外部記録部種別ID、外部記録部総容量及び外部記録部使用量は、1つの外部記録部28に対して一組設定されるものであり、当該の情報処理コントローラに接続されている外部記録部28の数の組数だけ設定される。すなわち、1つの情報処理コントローラに複数の外部記録部が接続されている場合、各々の外部記録部には異なる外部記録部IDが割り当てられ、外部記録部種別ID、外部記録部総容量及び外部記録部使用量も別々に管理される。
ある情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、以上のような構成のソフトウェアセルを生成し、ネットワーク9を介して他の情報処理装置及び当該装置内の情報処理コントローラに送信する。送信元の情報処理装置、送信先の情報処理装置、応答先の情報処理装置、及び各装置内の情報処理コントローラは、それぞれ、上記の送信元ID、送信先ID及び応答先IDによって識別される。
ソフトウェアセルを受信した情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、そのソフトウェアセルをメインメモリ26に格納する。更に、送信先のメインプロセッサ21は、ソフトウェアセルを読み出し、それに含まれるDMAコマンドを処理する。具体的には、送信先のメインプロセッサ21は、まず、ロードコマンドを実行する。これによって、ロードコマンドで指示されたメインメモリアドレスから、ロードコマンドに含まれるサブプロセッサID及びLSアドレスで特定されるサブプロセッサ内のLS24の所定領域に、情報がロードされる。ここでロードされる情報は、受信したソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラムまたはデータ、あるいはその他の指示されたデータである。
次に、メインプロセッサ21は、キックコマンドを、これに含まれるサブプロセッサIDで指示されたサブプロセッサに、同様にキックコマンドに含まれるプログラムカウンタと共に出力する。指示されたサブプロセッサは、そのキックコマンド及びプログラムカウンタに従って、サブプロセッサプログラムを実行する。そして、実行結果をメインメモリ26に格納した後、実行を完了したことをメインプロセッサ21に通知する。
なお、送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラにおいてソフトウェアセルを実行するプロセッサはサブプロセッサ23に限定されるものではなく、メインプロセッサ21がソフトウェアセルに含まれる機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを実行するように指定することも可能である。
この場合には、送信元の情報処理装置は、送信先の情報処理装置宛に、サブプロセッサプログラムの代わりに、メインメモリ用プログラム及びそのメインメモリ用プログラムによって処理されるデータを含み、DMAコマンドがロードコマンドであるソフトウェアセルを送信し、メインメモリ26にメインメモリ用プログラム及びそれによって処理されるデータを記憶させる。次に、送信元の情報処理装置は、送信先の情報処理装置宛に、送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラについてのメインプロセッサID、メインメモリアドレス、メインメモリ用プログラムを識別するための後述の機能プログラムIDなどの識別子、及びプログラムカウンタを含み、DMAコマンドがキックコマンドまたは機能プログラム実行コマンドであるソフトウェアセルを送信して、メインプロセッサ21に当該メインメモリ用プログラムを実行させる。
以上のように、この発明のネットワークシステムでは、送信元の情報処理装置は、サブプロセッサプログラムまたはメインメモリ用プログラムをソフトウェアセルによって送信先の情報処理装置に送信するとともに、当該サブプロセッサプログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ23にロードさせ、当該サブプロセッサプログラムまたは当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置に実行させることができる。
送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラでは、受信したソフトウェアセルに含まれるプログラムがサブプロセッサプログラムである場合には、当該サブプロセッサプログラムを指定されたサブプロセッサにロードさせる。そして、ソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラムまたはメインメモリ用プログラムを実行させる。したがって、ユーザが送信先の情報処理装置を操作しなくても自動的に、当該サブプロセッサプログラムまたは当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに実行させることができる。
このようにして情報処理装置は、自装置内の情報処理コントローラがサブプロセッサプログラムまたは機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを有していない場合には、ネットワークに接続された他の情報処理装置からそれらを取得することができる。更に、各サブプロセッサ間ではDMA方式によりデータ転送を行い、また上述したサンドボックスを使用することによって、1つの情報処理コントローラ内でデータを多段階に処理する必要がある場合でも、高速かつ高セキュリティに処理を実行することができる。
ソフトウェアセルの使用による分散処理の結果、図5の上段に示すようにネットワーク9に接続されている複数の情報処理装置1、2、3、4は、図5の下段に示すように、仮想的な1台の情報処理装置7として動作する。ただし、そのためには、以下のような構成によって、以下のような処理が実行される必要がある。
図6に、個々の情報処理コントローラのメインメモリ26が記憶するソフトウェアの構成を示す。これらのソフトウェア(プログラム)は、情報処理装置に電源が投入される前においては、当該の情報処理コントローラに接続される外部記録部28に記録されているものである。各プログラムは、機能または特徴によって、制御プログラム、機能プログラム及びデバイスドライバにカテゴライズされる。
制御プログラムは、各情報処理コントローラが同じものを備え、各情報処理コントローラのメインプロセッサ21が実行するもので、後述のMS(マスター/スレーブ)マネージャ及び能力交換プログラムを含む。
機能プログラムは、メインプロセッサ21が実行するもので、記録用、再生用、素材検索用など、情報処理コントローラごとに情報処理装置に応じたものが備えられる。
デバイスドライバは、情報処理コントローラ(情報処理装置)の入出力(送受信)用で、放送受信、モニタ出力、ビットストリーム入出力、ネットワーク入出力など、情報処理コントローラ毎に情報処理装置に応じたものが備えられる。
情報処理装置が物理的にネットワーク9に接続された状態で、情報処理装置に主電源が投入され、情報処理装置が電気的・機能的にもネットワーク9に接続されると、その情報処理装置の情報処理コントローラのメインプロセッサ21は、制御プログラムに属する各プログラム、及びデバイスドライバに属する各プログラムを、メインメモリ26にロードする。
ロード手順としては、メインプロセッサ21は、まず、DC27に読み出し命令を実行させることによって、外部記録部28からプログラムを読み出し、次に、DMAC25に書き込み命令を実行させることによって、そのプログラムをメインメモリ26に書き込む。
機能プログラムに属する各プログラムについては、必要なときに必要なプログラムだけをロードするように構成してもよく、または、他のカテゴリに属するプログラムと同様に、主電源投入直後に各プログラムをロードするように構成してもよい。
ここで、機能プログラムに属する各プログラムは、ネットワークに接続された全ての情報処理装置の外部記録部28に記録されている必要はなく、いずれか1つの情報処理装置の外部記録部28に記録されていれば、前述の方法によって他の情報処理装置からロードすることができるので、結果的に図5の下段に示すように、仮想的な1台の情報処理装置7として機能プログラムを実行することができる。
ここで前述したようにメインプロセッサ21によって処理される機能プログラムは、サブプロセッサ23によって処理されるサブプロセッサプログラムと連携動作する場合がある。そこでメインプロセッサ21が外部記録部28から機能プログラムを読み出し、メインメモリ26に書き込む際に対象となる機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムが存在する場合には、当該サブプロセッサプログラムも併せて同じメインメモリ26に書き込むものとする。この場合、連携動作するサブプロセッサプログラムは1個である場合もあるし、複数個であることもあり得る。複数個である場合には、全ての連携動作するサブプロセッサプログラムをメインメモリ26に書き込むことになる。メインメモリ26に書き込まれたサブプロセッサプログラムはその後、サブプロセッサ23内のLS24に書き込まれ、メインプロセッサ21によって処理される機能プログラムと連携動作する。
図3のソフトウェアセルに示したように、機能プログラムには、プログラムごとにプログラムを一意的に識別できる識別子が、機能プログラムIDとして割り当てられる。機能プログラムIDは、機能プログラムの作成の段階で、作成日時や情報処理装置IDなどから決定される。
そしてサブプロセッサプログラムにもサブプロセッサプログラムIDが割り当てられ、これによりサブプロセッサプログラムを一意的に識別可能である。割り当てられるサブプロセッサプログラムIDは、連携動作する相手となる機能プログラムの機能プログラムIDと関連性のある識別子、例えば機能プログラムIDを親番号とした上で最後尾に枝番号を付加させたもの等であることもあり得るし、連携動作する相手となる機能プログラムの機能プログラムIDとは関連性のない識別子であってもよい。いずれにしても機能プログラムとサブプロセッサプログラムが連携動作する場合には、両者とも相手の識別子であるプログラムIDを自プログラム内に互いに記憶しておく必要がある。機能プログラムが複数個のサブプロセッサプログラムと連携動作する場合にも、当該機能プログラムは複数個ある全てのサブプロセッサプログラムのサブプロセッサプログラムIDを記憶しておくことになる。
メインプロセッサ21は、自身が動作する情報処理装置の装置情報(動作状態に関する情報)を格納するための領域をメインメモリ26に確保し、当該情報を自装置の装置情報テーブルとして記録する。ここでの装置情報は、図4に示した情報処理装置ID以下の各情報である。
上述したネットワークシステムでは、ある情報処理装置への主電源投入時、その情報処理装置の情報処理コントローラのメインプロセッサ21は、マスター/スレーブマネージャ(以下、MSマネージャ)をメインメモリ26にロードし、実行する。
MSマネージャは、自身が動作する情報処理装置がネットワーク9に接続されていることを検知すると、同じネットワーク9に接続されている他の情報処理装置の存在を確認する。ここでの「接続」または「存在」は、上述したように、情報処理装置が物理的にネットワーク9に接続されているだけでなく、電気的・機能的にもネットワーク9に接続されていることを示す。また、自身が動作する情報処理装置を自装置、他の情報処理装置を他装置と称する。当該装置も、当該情報処理装置を示すものとする。
MSマネージャが同じネットワーク9に接続されている他の情報処理装置の存在を確認する方法を以下に示す。
MSマネージャは、DMAコマンドがステータス要求コマンドであり、送信元ID及び応答先IDが当該情報処理装置で、送信先IDを特定しないソフトウェアセルを生成して、当該情報処理装置が接続されたネットワーク上に送信して、ネットワーク接続確認用のタイマーを設定する。タイマーのタイムアウト時間は、例えば10分とされる。
当該ネットワークシステム上に他の情報処理装置が接続されている場合、その他装置は、上記ステータス要求コマンドのソフトウェアセルを受信し、上記応答先IDで特定されるステータス要求コマンドを発行した情報処理装置に対して、DMAコマンドがステータス返信コマンドであり、かつデータとして自身(その他装置)の装置情報を含むソフトウェアセルを送信する。このステータス返信コマンドのソフトウェアセルには、少なくとも当該他装置を特定する情報(情報処理装置ID、メインプロセッサに関する情報、サブプロセッサに関する情報など)及び当該他装置のMSステータスが含まれる。
ステータス要求コマンドを発行した情報処理装置のMSマネージャは、上記ネットワーク接続確認用のタイマーがタイムアウトするまで、当該ネットワーク上の他装置から送信されるステータス返信コマンドのソフトウェアセルの受信を監視する。その結果、MSステータス=0(マスター装置)を示すステータス返信コマンドが受信された場合には、自装置の装置情報テーブルにおけるMSステータスを1に設定する。これによって、当該装置は、スレーブ装置となる。
一方、上記ネットワーク接続確認用のタイマーがタイムアウトするまでの間にステータス返信コマンドが全く受信されなかった場合、またはMSステータス=0(マスター装置)を示すステータス返信コマンドが受信されなかった場合には、自装置の装置情報テーブルにおけるMSステータスを0に設定する。これによって、当該装置は、マスター装置となる。
すなわち、いずれの装置もネットワーク9に接続されていない状態、またはネットワーク9上にマスター装置が存在しない状態において、新たな情報処理装置がネットワーク9に接続されると、当該装置は自動的にマスター装置として設定される。一方、ネットワーク9上に既にマスター装置が存在する状態において、新たな情報処理装置がネットワーク9に接続されると、当該装置は自動的にスレーブ装置として設定される。
マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、MSマネージャは、定期的にステータス要求コマンドをネットワーク9上の他装置に送信してステータス情報を照会することにより、他装置の状況を監視する。その結果、ネットワーク9に接続されている情報処理装置の主電源が遮断され、またはネットワーク9から情報処理装置が切り離されることにより、予め判定用に設定された所定期間内に特定の他装置からステータス返信コマンドが返信されなかった場合や、ネットワーク9に新たな情報処理装置が接続された場合など、ネットワーク9の接続状態に変化があった場合には、その情報を後述の能力交換プログラムに通知する。
メインプロセッサ21は、MSマネージャから、ネットワーク9上の他装置の照会及び自装置のMSステータスの設定完了の通知を受けると、能力交換プログラムを実行する。
能力交換プログラムは、自装置がマスター装置である場合には、ネットワーク9に接続されている全ての他装置の装置情報、すなわち各スレーブ装置の装置情報を取得する。他装置の装置情報の取得は、上述したように、DMAコマンドがステータス要求コマンドであるソフトウェアセルを生成して他装置に送信し、その後、DMAコマンドがステータス返信コマンドで、かつデータとして他装置の装置情報を含むソフトウェアセルを他装置から受信することによって可能である。
能力交換プログラムは、マスター装置である自装置の装置情報テーブルと同様に、ネットワーク9に接続されている全ての他装置(各スレーブ装置)の装置情報を格納するための領域を自装置のメインメモリ26に確保し、これら情報を他装置(スレーブ装置)の装置情報テーブルとして記録する。すなわち、マスター装置のメインメモリ26には、自装置を含むネットワーク9に接続されている全ての情報処理装置の装置情報が、装置情報テーブルとして記録される。
一方、自装置がスレーブ装置である場合には、能力交換プログラムは、ネットワーク9に接続されている全ての他装置の装置情報、すなわちマスター装置及び自装置以外の各スレーブ装置の装置情報を取得し、これら装置情報に含まれる情報処理装置ID及びMSステータスを、自装置のメインメモリ26に記録する。すなわち、スレーブ装置のメインメモリ26には、自装置の装置情報が、装置情報テーブルとして記録されるとともに、自装置以外のネットワーク9に接続されているマスター装置及び各スレーブ装置についての情報処理装置ID及びMSステータスが、別の装置情報テーブルとして記録される。
また、マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、能力交換プログラムは、上記のようにMSマネージャから、新たにネットワーク9に情報処理装置が接続されたことが通知されたときには、その情報処理装置の装置情報を取得し、上述したようにメインメモリ26に記録する。
なお、MSマネージャ及び能力交換プログラムは、メインプロセッサ21で実行されることに限らず、いずれかのサブプロセッサ23で実行されてもよい。また、MSマネージャ及び能力交換プログラムは、情報処理装置の主電源が投入されている間は常時動作する常駐プログラムであることが望ましい。
マスター装置及びスレーブ装置のいずれについても、能力交換プログラムは、上記のようにMSマネージャから、ネットワーク9に接続されている情報処理装置の主電源が遮断され、またはネットワーク9から情報処理装置が切り離されたことが通知されたときには、その情報処理装置の装置情報テーブルを自装置のメインメモリ26から削除する。
更に、このようにネットワーク9から切断された情報処理装置がマスター装置である場合には、以下のような方法によって、新たにマスター装置が決定される。
具体的には、例えば、ネットワーク9から切断されていない情報処理装置は、それぞれ、自装置及び他装置の情報処理装置IDを数値に置き換えて、自装置の情報処理装置IDを他装置の情報処理装置IDと比較し、自装置の情報処理装置IDがネットワーク9から切断されていない情報処理装置中で最小である場合、そのスレーブ装置は、マスター装置に移行して、MSステータスを0に設定し、マスター装置として、上述したように、ネットワーク9に接続されている全ての他装置(各スレーブ装置)の装置情報を取得して、メインメモリ26に記録する。
図5の下段に示したようにネットワーク9に接続されている複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させるためには、マスター装置がユーザの操作及びスレーブ装置の動作状態を把握する必要がある。
図7に、4台の情報処理装置が仮想的な1台の情報処理装置7として動作する様子を示す。情報処理装置1がマスター装置、情報処理装置2、3、4がスレーブ装置A、B、Cとして、動作しているものとする。
ユーザがネットワーク9に接続されている情報処理装置を操作した場合、操作対象がマスター装置1であれば、その操作情報は、マスター装置1において直接把握され、操作対象がスレーブ装置であれば、その操作情報は、操作されたスレーブ装置からマスター装置1に送信される。すなわち、ユーザの操作対象がマスター装置1とスレーブ装置のいずれであるかにかかわらず、その操作情報は常にマスター装置1において把握される。操作情報の送信は、例えば、DMAコマンドが操作情報送信コマンドであるソフトウェアセルによって行われる。
そして、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その操作情報に従って、実行する機能プログラムを選択する。その際、必要であれば、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、上記の方法によって自装置の外部記録部28−1、28−2からメインメモリ26−1に機能プログラムをロードするが、他の情報処理装置(スレーブ装置)がマスター装置1に機能プログラムを送信してもよい。
機能プログラムには、その実行単位毎に必要となる、図4に示した各情報として表される情報処理装置種別ID、メインプロセッサまたはサブプロセッサの処理能力、メインメモリ使用量、外部記録部に関する条件等の、装置に関する要求スペックが規定されている。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、各機能プログラムについて必要となる上記要求スペックを読み出す。また、予め能力交換プログラムによってメインメモリ26−1に記録された装置情報テーブルを参照し、各情報処理装置の装置情報を読み出す。ここでの装置情報は、図4に示した情報処理装置ID以下の各情報を示し、メインプロセッサ、サブプロセッサ、メインメモリ及び外部記録部に関する情報である。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、ネットワーク9上に接続された各情報処理装置の上記装置情報と、機能プログラム実行に必要となる上記要求スペックとを順次比較する。
そして、例えば、機能プログラムが録画機能を必要とする場合には、情報処理装置種別IDに基づいて、録画機能を有する情報処理装置のみを特定して抽出する。更に、機能プログラムを実行するために必要なメインプロセッサまたはサブプロセッサの処理能力、メインメモリ使用量、外部記録部に関する条件を確保できるスレーブ装置を、実行要求候補装置として特定する。ここで、複数の実行要求候補装置が特定された場合には、当該候補装置から1つの実行要求候補装置を特定して選択する。
実行要求するスレーブ装置が特定されたら、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その特定されたスレーブ装置について、自装置内の情報処理コントローラ11に含まれるメインメモリ26−1に記録されている当該スレーブ装置の装置情報テーブルを更新する。
更に、マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、DMAコマンドが機能プログラム実行コマンドであるソフトウェアセルを生成し、当該ソフトウェアセルのセルインターフェースに、機能プログラムに関する必要なサブプロセッサの情報及びサンドボックスサイズ(図3参照)を設定して、上記実行要求されるスレーブ装置に対して送信する。
機能プログラムの実行を要求されたスレーブ装置は、その機能プログラムを実行するとともに、自装置の装置情報テーブルを更新する。その際、必要であれば、スレーブ装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、上記の方法によって自装置の外部記録部28からメインメモリ26に機能プログラムおよび当該機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムをロードする。
機能プログラムの実行を要求されたスレーブ装置の外部記録部28に、必要な機能プログラムまたは当該機能プログラムと連携動作するサブプロセッサプログラムが記録されていない場合には、他の情報処理装置が当該機能プログラムまたはサブプロセッサプログラムを、その機能プログラム実行要求先スレーブ装置に送信するように、システムを構成すればよい。
サブプロセッサプログラムについては、前述のロードコマンドおよびキックコマンドを利用して他の情報処理装置に実行させることもできる。
機能プログラムの実行終了後、機能プログラムを実行したスレーブ装置内の情報処理コントローラに含まれるメインプロセッサ21は、終了通知をマスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1に送信するとともに、自装置の装置情報テーブルを更新する。マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、その終了通知を受信して、機能プログラムを実行したスレーブ装置の装置情報テーブルを更新する。
マスター装置1内の情報処理コントローラ11に含まれるメインプロセッサ21−1は、自装置及び他装置の装置情報テーブルの参照結果から、当該の機能プログラムを実行することができる情報処理装置として、自身を選択する場合もあり得る。その場合には、マスター装置1が当該機能プログラムを実行する。
図7の例で、ユーザがスレーブ装置A(情報処理装置2)を操作し、当該操作に応じた機能プログラムを別のスレーブ装置B(情報処理装置3)が実行する場合について、図8を用いてその分散処理の例を説明する。
図8の例では、ユーザがスレーブ装置Aを操作することによって、スレーブ装置Aを含むネットワークシステム全体の分散処理が開始して、まず、スレーブ装置Aは、ステップ81で、その操作情報をマスター装置1に送信する。
マスター装置1は、ステップ72で、その操作情報を受信し、更にステップ73に進んで、自装置のメインメモリ26−1に記録されている自装置及び他装置の装置情報テーブルから、各情報処理装置の動作状態を調べて、受信した操作情報に応じた機能プログラムを実行することができる情報処理装置を選択する。この例は、スレーブ装置Bが選択される場合である。
次に、マスター装置1は、ステップ74で、その選択したスレーブ装置Bに対して機能プログラムの実行を要求する。
スレーブ装置Bは、ステップ95で、その実行要求を受信し、更にステップ96に進んで、実行要求された機能プログラムを実行する。
以上のように、ユーザは、1台の情報処理装置のみを操作することによって、他の情報処理装置を操作することなく、複数の情報処理装置1、2、3、4を仮想的な1台の情報処理装置7として動作させることができる。
次に、以上のようなネットワークシステムを前提に、本発明の実施の形態について説明する。
図9は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。通信システム300は、例えば送信装置100と受信装置200とがネットワーク50を介して接続されている。ネットワーク50は、例えばインターネットまたはLAN(Local Area Network)等で構成される。
例えば、送信装置100及び受信装置200は、それぞれ上記情報処理装置1等の機能を少なくとも備え、ネットワーク50を介して互いに接続されている。通信システム300は、例えば遠隔テレビ会議、インターネット電話、ビデオストリーム配信、ディジタル放送等のシステムを実現するものである。具体的には、本システムがビデオストリーム配信等のシステムであれば、送信装置100は、例えばビデオストリームの配信装置であり、受信装置200は、ユーザが利用する受信端末装置である。あるいは、ネットワーク50が例えば家庭内のLANである場合には、送信装置100がWAN(Wide Area Network)に接続されたホームサーバであり、受信装置200がそのホームサーバから動画や音声等の提供を受ける端末装置である。
送信装置100には、例えばカメラ12a及びマイクロフォン12b等でなる画像及び音声の入力部12が接続されている。送信装置100は、この入力部12から入力されたデータを取り込む。一方、受信装置200には、例えばモニタ13a及びスピーカ等でなる出力部13が接続されている。受信装置200は、送信装置100から受信したデータを出力部13を介して映像や音声を出力する。
送信装置100は、システム制御部31、複数の(例えば3つの)エンコーダ39a、39b、39c、パケット生成部32、パケット解析部33、ネットワーク監視部34、RTCP(RTP Control Protocol)パケット生成部35、時刻生成部36、RTP(Real Time Transport Protocol)出力ポート37、RTCPポート38、TCP(Transmission Control Protocol)ポート40を有する。
ここで、「パケット」とは、上述した「ソフトウェアセル」(図3参照)と同じ概念であり、以下、「パケット」を「ソフトウェアセル」と置き換えて読んでもかまわない。あるいは、いくつかパケットの集まりがソフトウェアセルを構成するようにしてもよい。
システム制御部31は、送信装置100を全体的に統括して制御し、例えば上記メインプロセッサ21−1(図1に示す情報処理装置1が持つ)が、主にこのシステム制御部31の機能を果たす。
第1のエンコーダ39a、第2のエンコーダ39b及び第3のエンコーダ39cは、入力部12から入力されたデータをそれぞれ異なるコーデックを用いて圧縮符合化する。具体的には、図10に示すように、第1のエンコーダ39aは第1のコーデック15aを用い、第2のエンコーダ39bは第2のコーデック15bを用い、第3のエンコーダ39cは第3のコーデック15cを用いる。送信装置100が図1に示す情報処理装置1であるなら、これらのエンコーダ39a、39b及び39cとしては、サブプロセッサ23−1、23−2、23−3等がそれぞれ割り当てられる。これらのサブプロセッサは例えばDSP(Digital Signal Processor)等が用いられる。システム制御部31は、ネットワークの状況や送信装置100の負荷の状況等に応じて、コーデックの上記割り当てを制御するようにしてもよい。具体的には、例えば3つのサブプロセッサ23−1、23−2、23−3を用いて1つのコーデックを用いるようにすることもできる。また、ここで言うコーデックが、上述したサブプロセッサプログラム、あるいは機能プログラムに相当する。
第1、第2及び第3のコーデック15a、15b及び15cは、上記のようにそれぞれ異なるコーデックである。ここで、異なるコーデックとは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)、WMV(Windows(登録商標) Media Video)、またはH.261等の規格や形式が同じであても、アルゴリズム、プログラム、またはそのプログラムのバージョン等が異なる場合は、異なるコーデックと言う。オーディオコーデックについても同様である。
パケット生成部32は、映像や音声等のメディアデータをペイロードとした、RTPに従うメディアパケットを生成する。つまり、ペイロードデータに対して、RTPヘッダを付加しパケット化する。パケット生成部32で生成されるメディアパケットは、複数の連続性を持つパケットである。このような連続性を持つメディアパケットを用いてネットワーク50でのデータの伝送遅延時間をすることができる。また、パケット生成部32は、例えば受信装置200と能力交換したりするためのTCPパケットを生成する。
RTCPパケット生成部35は、例えば、後述する所定の条件の下で、受信装置200にネットワーク50でのデータ伝送遅延時間を計測させるためのRTCPに従うEcho-Replyパケットを生成する。RTCPパケット生成部35は、他にも、例えばEOS(End Of Stream)メッセージを持つRTCPパケットを生成し、そのパケットを受信装置200へ送ることで、データストリームの終了を明示する。
パケット解析部33は、パケットの種別や、パケットに含まれるデータの解析を行う。
時刻生成部36は、システム制御部31の基準クロックを生成し、生成されたクロックを基にパケット生成部32及びRTCPパケット生成部35にタイムスタンプを与える。
TCPポート40は、ネットワーク50を介してTCPに従った通信を行うための入出力ポートである。具体的には、TCPポート40は、少なくとも送信装置100と受信装置200との能力交換時にステータス情報のやり取りするためのポートとして機能する。
ネットワーク監視部34は、例えば、ネットワーク50の負荷状況や遅延状況を取得する。具体的には、受信装置200が計測したパケットロス率や遅延時間の情報を、ネットワーク50を介して受信装置200から取得する。また、ネットワーク監視部34は、受信装置200の能力情報や設定情報等が含まれたステータス情報を取得する。
上記RTPパケットの構成を図12に示す。RTPヘッダには、バージョン番号(v)、パディング(P)、拡張ヘッダ(X)の有無、送信元数(Counter)、マーカ情報(marker bit)、ペイロードタイプ(Payload type)、シーケンス番号、タイムスタンプ、同期ソース(送信元)識別子(SSRC)及び貢献ソース(送信元)識別子(CSRC)の各フィールドが設けられている。ソフトウェアセルの場合、シーケンス番号が図3に示すソフトウェアセルのID(グローバルID)となる。データ受信側において、RTPヘッダに付与されたタイムスタンプによりRTPパケットの展開時に処理時間の制御が実行され、リアルタイム画像、または音声の再生制御が可能となる。例えば動画像データの符号化データを格納したRTPパケットにおいては、1つの画像フレームに属する複数のRTPパケットに共通のタイムスタンプが設定され、各フレームを構成する終端パケットには、終端であることを示す識別フラグがRTPヘッダに格納される。RTPヘッダを付加されたパケットは、さらに例えばUDP(User Datagram Protocol)ヘッダやIP(Internet Protocol)ヘッダが付与されてネットワーク50上で通信される。この場合、例えば、このようなUDPヘッダやIPヘッダが付加されたパケットが上述のソフトウェアセルとなる。
受信装置200は、RTP入力ポート51、パケット解析部52、パケット処理部53、RTCPポート54、ネットワーク監視部55、遅延計測部56、データベース57、システム制御部58、複数の(例えば3つの)デコーダ59a、59b、59c、TCPポート60を有する。
システム制御部58は、受信装置200を全体的に統括して制御し、例えば上記メインプロセッサ21−2(図1に示す情報処理装置2が持つ)が、主にこのシステム制御部31の機能を果たす。
パケット解析部52は、RTP入力ポートから入力されるRTPパケット(例えばメディアパケット)を解析し、また、RTCPポート54で入出力されるRTCPパケットを解析する。具体的には、各層ごとのIPヘッダやRTPヘッダ等が取り除かれ、パケットの種別等、パケットに含まれるデータの解析を行う。
パケット処理部53は、パケット解析部52から取得されたパケットのデータを処理して、第1、第2、第3のエンコーダ59a、59b、59cに渡したり、RTCPに従う遅延計測用のEchoパケットを生成したりする。また、パケット処理部53は、後述するように、ネットワーク監視部55により、送信装置100から送信されるパケットのロスまたはエラーが検出された場合に、そのロスまたはエラーとなったパケット再送要求を実行するか否かを判断する(ARQ(Auto Repeat reQuest))。パケット再送要求を実行する場合、パケット処理部53は、パケット解析部52で検出されたロストパケットの再送を、送信装置100に実行させるためのデータを格納した再送要求パケットを生成する。パケット処理部53は、他にも、ある連続する所定数のパケットを無事受信したときの受信確認応答パケットを生成したりする。
ネットワーク監視部55は、例えばネットワーク50の負荷状況を取得したり、送信装置100の能力や設定情報を含むステータス情報を、ネットワーク50を介して取得したりする。
遅延計測部56は、RTPパケットまたはRTCPパケットに基づき、ネットワーク50でのデータの往復伝送遅延時間(RTT)または片道伝送遅延時間を計測し、データベース57に計測したデータを保存する。受信装置200が図1に示す情報処理装置2であるなら、データベース57は、例えばメインメモリ26−2、外部記録部28−3等に相当する。
第1のデコーダ59a、第2のデコーダ59b及び第3のデコーダ59cは、パケット処理部53で処理されたデータを、それぞれ異なるコーデックを用いて復号し、出力部13に出力する。具体的には、図11に示すように、第1のデコーダ59aは上記第1のコーデック15aを用い、第2のデコーダ59bは第2のコーデック15bを用い、第3のデコーダ59cは第3のコーデック15cを用いる。送信装置100で説明した場合と同様に、受信装置200が図1に示す情報処理装置2であるなら、これらのデコーダ59a、59b及び59cとしては、例えばサブプロセッサ23−4、23−5、23−6等(図1参照)がそれぞれ割り当てられ、システム制御部58は、コーデックの割り当てを可変に制御することもできる。
図13は、RTCPに従うEchoパケットの構成を示し、図14はEcho-Replyパケットの構成を示している。Echoパケットは、図13に示すようにヘッダ(HEAD)、フォーマット(FORMAT)、パケットタイプ、パケット長、送信同期ソース識別子(RTCP)、およびEchoパケットの識別データとしてのECHO−IDが格納される。Echo-Replyパケットは、図14に示すようにヘッダ(HEAD)、フォーマット(FORMAT)、パケットタイプ、パケット長、送信同期ソース識別子(RTCP)、およびECHO−RTCPパケットに対応するECHO−ID及び機器処理時間(後述する装置処理時間による遅延)が格納される。ECHO−IDをEchoパケットとEcho-Replyパケットに入れることにより、送信装置100がEcho-Replyパケットを受け取った際に、いつ送信したEchoパケットに対応する返事(Echo-Reply)かを識別することが可能となる。
以上説明した送信装置100及び受信装置200は、互いに相手方の機能をすべて含むようにしてもよい。また、ステータス情報はTCPで実行するようにしたが、他のプロトコル、例えばRTPであってもよい。
以上のように構成された通信システム300の動作について説明する。図15は、その動作を示すフローチャートである。
送信装置100は、上述した能力交換プログラムを用いてネットワーク50に接続された受信装置200のステータス情報を取得する(ステップ1501)。具体的には、送信装置100は、応答先ID(図3参照)である送信装置100の機器ID及び送信先IDである受信装置200の機器IDを含むステータス要求コマンドのTCPパケットをパケット生成部32で生成し、受信装置200に送信して実行させる。ステータス要求コマンドのTCPパケットを受信した受信装置200はステータス返信コマンドのTCPパケットをパケット処理部53で生成して、自己のステータス情報を送信装置100に送信する。
また、逆に、受信装置200がステータス要求コマンドを発行し、これに応じて送信装置100は、自己のステータス情報を受信装置200に送信する場合もある。
図16は、例えば受信装置200が生成する当該ステータス返信コマンドのパケットのデータ領域の構造を示す。ここでは、図4に示したデータに、「パケットロス率」、「往復伝送遅延時間(RTT)」及び「コーデック情報」等がさらに加えられている。
パケットロス率とは、送信装置100から送信されるパケットの数のうち、例えばある一定時間内においてネットワーク50上で喪失したパケット数の割合である。各パケットにはシーケンシャルな番号(例えば図12参照)が付加されているため、受信装置200はこの番号より喪失したパケットを認識することができる。
パケットロスには、大きく分けてランダムロス及びバーストロスの2種類がある。ランダムロスは、例えば送信装置100、受信装置200、またはネットワーク50中のノード(ルータ等)の性能によって機器ごとに発生するものであり、数パーセント程度である。一方、バーストロスは、ネットワークが輻輳(混雑)等することにより帯域が圧迫されて発生するものであり、ある短時間で見ると、例えば10〜30パーセントに達することもある。受信装置200は、このようなパケットロス率を例えば定期的に送信装置100に送ることで、送信装置100は、ネットワーク監視部34により、そのロス率を把握し、現在ランダムロスが発生しているのか、バーストロスが発生しているのかを判別することができる。
RTTとは、受信装置200がRTCPのEchoパケットを送信してから、送信装置100がこのEchoパケットを受信するとともにEcho-Replyパケットを生成して受信装置200に送信し、受信装置200がこのEcho-Replyパケットを受信するまでの時間である。
コーデック情報とは、例えば上述したコーデックの種類のほか、ビットレートの情報等の情報も含む。この送信装置100と受信装置200との接続が確立された初期状態に、第1回目に送信されるステータス情報に含まれるコーデック情報は、ユーザが受信装置200に対して設定したコーデック情報となる。
その他の設定情報とは、例えば映像の画質、音質、ネットワークの帯域等のうちどれを優先させるか等の設定情報であり、これは上記第1回目のステータス情報で送信されるユーザの設定情報である。したがって、その後ユーザが改めて設定しない限り、その他の設定情報は2回目以降は送信されない。
このようなステータス情報を送信装置100が受信装置200から取得することにより、送信装置100は、受信装置200の能力及び設定情報、つまり、図16で示す各種の情報を把握することができる。ステータス情報は定期的に、例えば100msあるいはそれより長い時間ごとに送受信される。なお、上記接続確立後の第1回目のステータス情報の送受信においては、受信装置200のステータス情報中にはパケットロス率は含まれない。これは、受信装置200は、送信装置100からのパケットを未だ受信していないからである。
図15のフローに戻り、送信装置100がステータス情報を取得すると、送信装置100は、初期状態では、そのステータス情報を基に最適な通信モードを選択する(ステップ1502)。ここでいう最適な通信モードとは、現在の送信装置100の能力や負荷の状況に応じて、使用するプロセッサ、そのプロセッサの数、またはメモリ等を、できるだけ利用して、そのステータス情報に含まれる受信装置200が要求するコーデックやビットレート等を満たすように動作する。現在の送信装置100の能力や負荷の状況とは、例えばメインプロセッサ、サブプロセッサの使用率、メモリ等の残量等の状況である。つまり、初期状態では、送信装置100はネットワークの状況を認識できていないので、送信装置100の能力の状況を認識して通信しようとする。
図17(a)に、受信装置200のステータス情報のうち、ユーザにより設定されたコーデック情報及びその他の設定情報を示す。この例は、受信装置200が動画を受信する例である。例えば、受信装置200が第1のコーデック15aを用い、設定されたビットレートが最大8.0Mbps、優先するパラメータが画質であるとする。すると、送信装置100は、それに対応するように第1のコーデック15aを用いて、つまり第1のエンコーダ39aを用いてデータをエンコードし受信装置100に送信を開始する。このとき、送信装置100は、第1のエンコーダに適応するビットレートである最大8.0のビットレートでデータをエンコードする。すなわち、上述したように送信装置100は、自己の負荷状況を判断しながら複数のサブプロセッサ23を用い、できるだけ図17(a)に示す受信装置200の要求を満たすように動作する(ステップ1503)。
データの送信途中において、送信装置100及び受信装置200は、それぞれのネットワーク監視部34及び55によりネットワーク50の状況を監視する(ステップ1504)。例えば、送信装置100は、受信装置200から新たなステータス情報を取得して更新するとともに、RTCPパケットを生成して受信装置200に送信する。受信装置200も、送信装置100の動作に対応するように、パケットロス率の計測をしたり、RTCPパケットを生成して送信装置100に送信したりする。RTCPパケットを用いるのは、ARQシステムにより、喪失したパケットを再送したり、後述するように伝送遅延時間を計測したりするためである。ステータス情報の更新や、伝送遅延時間の計測は定期的に、例えば数秒〜数十秒ごと、あるいは数分ごとに行われるが、これらに限定されるものではない。
そして、送信装置100及び受信装置200は、この取得するステータス情報に基づき、あるいは、受信装置200により計測された伝送遅延時間に基づきコーデックを再設定したり、ビットレートを再設定して通信を行う(ステップ1505)。
図18は、上記ステップ1504、1505における受信装置200の動作例を示すフローチャートである。受信装置200は、ネットワーク監視部55によりネットワーク50を監視するための1つのパラメータとしてステータス情報に入れるパケットロス率を算出する(ステップ1801)。ネットワーク監視部55は、パケットロス率を算出すると、そのロス率が例えば10パーセント未満であればランダムロスが発生していると判断する(ステップ1802のNO)。一方、ロス率が10パーセント以上で、これが数回(例えば3〜5回)連続して算出された場合にバーストロスが発生していると判断する(ステップ1802のYES)。
ランダムロスの場合には、システム制御部31は、ARQシステムにより喪失したパケットの再送要求を行うように制御する(ステップ1803)。ARQのアルゴリズムは、一般的なものでもよい。ランダムロスが発生している場合、ネットワーク50の帯域はバーストロスが発生しているときほど圧迫されてはいないため、このように再送要求しても問題ない。
一方、ネットワーク監視部55によりバーストロスが発生していると判断された場合には、システム制御部31は、図17(b)に示すように、例えば1.5Mbpsのビットレートに対応する第2のコーデック15bに切り替えるように制御する。これは、第1のコーデックで用いたものより低いビットレートである。具体的には、受信装置200は、ステップ1802のYESの後、ステータス情報中のコーデック情報を「第2のコーデック」に書き換えて送信装置100にこのステータス情報を送信する(ステップ1804)。
図19は、上記ステップ1804の後の送信装置100の動作を示すフローチャートである。送信装置100は、受信装置200から送信されたステータス情報を受信する(ステップ1901)。そうすると、送信装置100は、そのステータス情報を読み出し、更新された部分であるコーデックを、第1のコーデック15aから第2のコーデック15bに切り替える(ステップ1902)。この後、送信装置100は切り替えた第2のコーデック15bでデータをエンコードして、受信装置200に送信する(ステップ1903)。この後、受信装置200は送信されるデータを受信して第2のデコーダ59bでデコードして再生する。
以上のように、本実施の形態では、時間帯や接続相手である受信装置200によって変化するネットワークの状況に応じて、第1、第2及び第3のコーデック39a、39b及び39cのうち最適なコーデックを選択するので、受信装置200は常に最適な画質及び音質でデータを受信することができる。従来では、ビットレートを可変して通信することはあったが、受信装置のデコード時に高ビットレート用のコーデックを用いていてもフレームレートが低下してしまい、ぎこちない通信になっていた。しかし、本実施の形態によれば、コーデックごと可変するのでスムーズに通信することができる。
また、例えば高ビットレート用のコーデックから低ビットレート用のコーデックに切り替えることにより、プロセッサの負荷を軽減することができる。特に、図1〜図8で説明した連携動作するコンピュータシステムを採用する場合、ネットワーク50が輻輳するときにはプロセッサを複数用いている場合が多く、装置負荷が大きくなっている可能性がある。したがって、ネットワークの状況に応じてプロセッサの負荷を軽減できれば非常に有効である。
さらに、コーデックが複数ある場合に1つのプロセッサによって動作させようとすると、負荷の変動、予期しない動作等の問題が発生し、複雑な状況を考慮する必要がある。しかしながら、本実施の形態のようにプロセッサを複数利用することで、割り当てる処理を単純化させることができる。
なお、パケットロスが発生していない場合は、送信装置100及び受信装置200は、最初に設定されたコーデックやビットレートで通信を続ける。また、バーストロスのロス率がさらに大きい場合には、さらに低ビットレート用の第3のコーデック15cに切り替えるようにすればよい。そして、その後ロス率が所定値より低くなった場合は、第3のコーデックより高ビットレート対応の第1または第2のコーデックに切り替えることができる。
図18で説明した処理のうち、ステップ1801及び1802の処理は、送信装置100が実行するようにしてもよい。この場合、送信装置100は、ステップ1802のYESの後、ステップ1902以降の処理を実行し、受信装置200は切り替えられた後のコーデックでデコードする。
さらに、受信装置200は、ステータス情報においてパケットロス率の情報ではなく、ランダムロスかバーストロスかの情報のみを送信装置100に送るようにしてもよい。
次に、往復伝送遅延時間(RTT)について説明する。
受信装置200は、定期的、あるいは任意のタイミングで、例えば往復伝送遅延時間(RTT)を算出する。図20は、Echoパケットの送信処理フローである。Echo-Replyパケットの送信は、受信装置200が定期的、あるいは任意タイミングで能動的に実行することが可能である。ステップ2001における、RTCPパケットの送信待機状態において、RTTの計測要請が発生した場合、ステップ2002のEchoパケットの生成処理に移行する。ステップ2002で生成するEchoパケットは、先に図13を参照して説明した構成を有する。パケットには、各パケット固有の識別子としてのECHO−IDが設定される。ステップ2003で、生成したEchoパケットが、RTCPポート38を介して、送信装置100に送信される。ステップ2004では、Echoパケットを送信した送信時間及びパケットに設定されたECHO−IDがデータベース57に記録される。
図21は、Echo-Replyパケットの受信およびRTT算出処理フローである。ステップ2101における、RTCPパケットの受信待機状態において、Echo-Replyパケットが受信されたと判定されると(ステップ2102でYES)、ステップ2103において、Echo-Replyパケットの受信時刻がデータベース57に記録される。受信するEcho-Replyパケットは、先に図14を参照して説明した構成を有する。パケットには、応答対象となった対応するEchoパケットと同一の識別子としてのECHO−IDが設定され、さらに、送信装置100において算出した装置処理時間が格納される。装置処理時間とは、送信装置100が、Echoパケットを受信した時刻からEcho-Replyパケットを送信するまでの時刻である。
ステップ2104では、受信したEcho-Replyパケットから装置処理時間が抽出され、ステップ2105において、受信したEcho-Replyパケットに設定されたECHO−IDから対応するEchoパケットの送信時間が検索される。
ステップ2106では、ステップ2103において取得したEcho-Replyパケットの受信時刻、ステップ2104において取得した装置処理時間、ステップ2103において取得したEchoパケットの送信時間に基づいて、RTTの算出処理が実行される。RTTの算出は、下記の式(1)に基づいて実行される。
RTT=(Echo-Replyパケット受信時刻)−(Echoパケット送信時刻)−(装置処理時間)・・・式(1)。
RTT=(Echo-Replyパケット受信時刻)−(Echoパケット送信時刻)−(装置処理時間)・・・式(1)。
以上の式で算出されたRTTは、図16に示したように、ステータス情報として受信装置200が送信装置100に送信する。これにより、送信装置100は、ネットワーク監視部34によりこのRTTを参照してネットワークの状況を把握することができる。例えば、RTTが比較的大きい場合にはネットワーク50でパケットのバーストロスが起こっている可能性が高い。例えば10ms〜30msであったRTTが100msを超える事態が発生した場合には、ネットワーク50でバーストロスがこれから起こるか、バーストロスが現在起こっている状態にある。したがって、RTTが計測されることで、受信装置200は、図18で示したステップ1802以降の処理を実行することができ、その後、送信装置100は図19で示した処理を実行することができる。
以上の説明では、RTTを用いる場合を説明したが、RTTに代えて、またはRTTに加えて、ネットワーク50の片道の伝送遅延時間を送信装置100または受信装置200が計測するようにしてもよい。具体的には、受信装置200が算出する場合、下記の式(2)より算出される。
片道遅延=(受信装置のパケットの受信間隔)−(送信装置のパケットの送信間隔)・・・式(2)。
片道遅延=(受信装置のパケットの受信間隔)−(送信装置のパケットの送信間隔)・・・式(2)。
図22は、本発明の他の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
この通信システムは、例えばテレビ会議等を実現するためのシステムである。この通信システムは、MCUが搭載されたMCUサーバ400と、このMCUサーバ400にネットワーク50を介して接続される複数の端末装置500a、500b、500c、500dとで構成される。MCUサーバ400(以下、単にサーバと言う。)は、基本的には図9で示した送信装置100の構成を有している。各端末装置500a〜500dは、基本的には図9で示した受信装置200の構成を有しており、各端末装置500a〜500dには図9で示した、カメラ12a等を有する入力部12及びモニタ13a等を有する出力部13が接続されている。
サーバ400は、その他にも、例えば各端末装置500a〜500dから受信した各画像を受信して1つの画面に表すために各画像を合成処理する図示しない画像合成処理部等を有している。これにより、サーバ400は、合成された画像を各端末装置500a〜500dにマルチキャスト等で配信することができる。本例の場合、端末装置は4つあるので、例えば1つの画面が4等分された形で1つの画像として配信される。なお、この通信システムを図1〜図8で示したネットワークシステムに例えると、サーバ400はマスター装置になり、各端末装置500a〜500dはスレーブ装置に相当する。
図23は、本実施の形態の前提として、サーバ400、各端末装置500a〜500dがそれぞれ有するコーデックを示したものである。図に示すように、サーバ400は、第1〜第3のコーデック15a〜15cを有するものとする。端末装置500aは第1のコーデック15a及び第3のコーデック15cを有し、端末装置500bも同様に第1のコーデック15a及び第3のコーデック15cを有するものとする。端末装置500cは第2のコーデック15b及び第3のコーデック15cを有し、端末装置500dは第3のコーデック15c及び第4のコーデック15dを有するものとする。第4のコーデック15dは、第1、第2及び第3のコーデックとは異なるものである。
サーバ400は、第1〜第3のコーデック15a〜15cを利用する3つのエンコーダ(3つのサブプロセッサ)39a〜39cを備えるものとする(図9参照)。
以下、この通信システムの動作を説明する。図24は、この通信システムでサーバ400と各端末装置500a〜500dとの接続が確認されるまでの動作を示すフローチャートである。
最初にサーバ400のみがネットワーク50に接続されている状態では、サーバ400は、各端末装置500a〜500dの接続要求待ち状態にある(ステップ2401)。ネットワーク50に各端末装置500a〜500dがそれぞれ接続されると(ステップ2402)、サーバ400及び各端末装置500a〜500dは、上述したようにステータス情報を交換し合う(ステップ2403)。ここで各端末装置500a〜500dからサーバ400交換されるステータス情報は、例えば図16で示す内容のデータである。
サーバ400は、接続されている端末装置の数を確認し、複数の場合はステップ2405に進む(ステップ2404のYES)。本実施の形態では、4つの端末装置が接続されているのでステップ2405に進む。確認される端末装置が1つの場合は、サーバ400と1つの端末装置とで一対一の接続を開始し、パケットをやり取りする(ステップ2406)。ステップ2406は、図15で説明したようなフローで処理することができる。
ステップ2405で、サーバ400は、MCUに対応する端末装置があるか否かを確認し、なければ接続エラーとなる(ステップ2407)。MCUに対応する端末装置があれば、サーバ400は、多地点接続を開始する(ステップ2408)。本実施の形態では、4つの端末装置500a〜500dがすべてMCUに対応する端末装置として説明する。
図25は、上記ステップ2408以降のサーバ400の動作を示すフローチャートである。
サーバ400は、各端末装置500a〜500dから受信したステータス情報に基づき、各端末装置500a〜500dのうち少なくも2つがそれぞれ異なるコーデックを用いるか、そうでないかを判別する(ステップ2501)。各端末装置500a〜500dのすべての端末装置が、ユーザにより初期設定されたコーデックがそれぞれ共通するコーデックである、例えば第3のコーデック15cを用いる場合は(ステップ2501のNO)、ステップ2503に進む。そうでない場合、一例として図26に示すように端末装置500a、500bがそれぞれ第1のコーデック15a、端末装置500cが第2のコーデック15b、端末装置500dが第3のコーデック15cを用いる場合は、サーバ400は、ステップ2502に進む。
ステップ2502では、サーバ400がコーデックごとに当該サーバ400が持つ複数のプロセッサ(CPU)の割り当てが可能かどうか、すなわち、コーデックごとに当該サーバ400が持つ複数のプロセッサを全て用いる余裕があるかどうかを確認する。このように確認を取るのは、端末装置の数が多く、かつ、これらの端末装置がそれぞれが異なるコーデックを用いる場合、たとえサーバ400がそれらの分のコーデックを多数持っていても、プロセッサの数がそのコーデックの数に満たない場合は、コーデックごとにプロセッサを割り当てることができないからである。
サーバ400は、第1〜第3のコーデック15a〜15cを利用する3つのエンコーダ39a〜39cを有している。したがって、これらのエンコーダ(サブプロセッサ)は他の処理で使用されていなければ、ステップ2502において、サーバ400は、すべてのコーデックにすべてのサブプロセッサが割り当て可能である。この場合、サーバ400は、端末装置500a及び500bが用いる第1のコーデック15aを第1のエンコーダ39aに割り当て、端末装置500cが用いる第2のコーデック15bを第2のエンコーダ39bに割り当てる(ステップ2503)。
この後は、サーバ400は、設定された各コーデックやビットレートを用いてデータをエンコードし、エンコードされたデータの送信を開始する(ステップ2504)。サーバ400は、データの送信途中で、図19で示したフローと同様な処理を、各端末装置500a〜500dに対して実行する(ステップ2505)(この場合、各端末装置500a〜500dは、図18に示すフローを実行する。)。
ステップ2502において、コーデックごとの割り当てが不可能な場合は、ステップ2506に進む(ステップ2502のNO)。コーデックごとの割り当てが不可能な場合とは以下のような場合である。例えば、今、各端末装置500a〜500dが図26に示すコーデックをそれぞれ用いる場合には、サーバ400が3つのコーデックのうち、1つまたは2つのコーデックが使えない場合である。これは、サーバ400が何らかの理由、例えばサーバ400がMCUシステム以外の処理でサブプロセッサが使用されているとき等が挙げられる。
また、コーデックごとの割り当てが不可能な場合の他の理由としては、端末装置500dが、サーバ400が有していない第4のコーデック15dを用いる場合である。すなわち、端末装置500dの初期設定が第4のコーデック15dを用いる設定になっていることを、サーバ400がステップ2403で認識した場合である。
このような場合において、サーバ400は、割り当て可能なサブプロセッサ数、つまり割り当て可能なコーデック数が1つの場合には(ステップ2506のYES)、すべての端末装置500a〜500dに1つのコーデックで対応可能なコーデックに切り替える(ステップ2507)。この場合、そのコーデックは第3のコーデック15cとなる。したがって、サーバ400は、第3のコーデック15cを用いてデータをエンコードし、送信を開始することができる(ステップ2504)。これにより、各端末装置500a〜500dは、第3のコーデック15cを用いて送信されるデータをそれぞれデコードすることができる。この場合において、ステップ2505では、サーバ400は、ネットワーク状況等に応じてコーデックを切り替えるが、その時点で割り当て可能なサブプロセッサ数が未だ1つの場合は、ネットワーク状況が変わっても、サーバ400はコーデックの切り替えは行わない。
ステップ2506において、サーバ400は、割り当て可能なサブプロセッサ数、つまり割り当て可能なコーデック数が2つの場合には、ステップ2508に進む(ステップ2506のNO)。ステップ2508では、すべての端末装置500a〜500dに対応可能なコーデックである第3のコーデック15cと、第3のコーデック15cを用いる端末装置の数の次に多い端末装置が用いる共通のコーデック、つまり第1のコーデック15aとを割り当てる(図26参照)。これにより、端末装置500a及び500bは、第1のコーデック15aを用い、端末装置500c及び500dは第3のコーデックを用いて送信されるデータをそれぞれデコードすることができる。
以上のように、本実施の形態に係るサーバ400は、取得された端末装置500a〜500dごとのステータス情報に基づき、コーデックを割り当てることができる。これにより、端末装置500a〜500dごとにコーデックが異なっていても、最適な環境下で通信することができる。また、サーバ400の負荷の状況に応じて、あるいは、サーバの能力に応じて、コーデックを割り当てることで、サーバ400の負担を軽減することができる。
1、2、3…情報処理装置
9、50…ネットワーク
15a…第1のコーデック
15b…第2のコーデック
15c…第3のコーデック
15d…第4のコーデック
34、55…ネットワーク監視部
39a…第1のエンコーダ
39b…第2のエンコーダ
39c…第3のエンコーダ
55…ネットワーク監視部
59a…第1のデコーダ
59b…第2のデコーダ
59c…第3のデコーダ
100…送信装置
200…受信装置
300…通信システム
400…MCUサーバ
500a〜500d…端末装置
9、50…ネットワーク
15a…第1のコーデック
15b…第2のコーデック
15c…第3のコーデック
15d…第4のコーデック
34、55…ネットワーク監視部
39a…第1のエンコーダ
39b…第2のエンコーダ
39c…第3のエンコーダ
55…ネットワーク監視部
59a…第1のデコーダ
59b…第2のデコーダ
59c…第3のデコーダ
100…送信装置
200…受信装置
300…通信システム
400…MCUサーバ
500a〜500d…端末装置
Claims (16)
- 第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、
前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、
前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされたデータを、ネットワークを介して接続された受信装置に送信可能な送信手段と、
前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、
少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記データを、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段と
を具備することを特徴とする送信装置。 - 請求項1に記載の送信装置であって、
前記監視手段は、前記ネットワーク上を伝送するデータのロス率を取得する手段を有し、
前記選択手段は、前記取得されたロス率に応じて前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択することを特徴とする送信装置。 - 請求項1に記載の送信装置であって、
前記監視手段は、前記ネットワーク上を伝送するデータのロスがランダムロスであるかバーストロスであるかを検出する手段を有し、
前記選択手段は、前記検出の結果に応じて前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択することを特徴とする送信装置。 - 請求項3に記載の送信装置であって、
前記監視手段により前記ランダムロスが検出された場合に、当該ランダムロスによって喪失したデータを前記受信装置に送信する手段をさらに具備することを特徴とする送信装置。 - 請求項1に記載の送信装置であって、
前記受信装置の能力及び設定のうち少なくとも一方の情報を含むステータス情報を、前記受信装置から前記ネットワークを介して取得する手段をさらに具備し、
前記選択手段は、前記取得されたステータス情報に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する手段を有することを特徴とする送信装置。 - 請求項1に記載の送信装置であって、
当該送信装置の負荷の状況を監視する手段をさらに具備し、
前記選択手段は、前記監視される負荷状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する手段を有することを特徴とする送信装置。 - 第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、
前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、
前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされたデータを、ネットワークを介して接続された受信装置に送信可能な送信手段と、
前記受信装置の能力及び設定のうち少なくとも一方の情報を含むステータス情報を、前記受信装置から前記ネットワークを介して取得する手段と、
前記取得された前記ステータス情報に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードして前記データを前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段と
を具備することを特徴とする送信装置。 - 第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされた第1及び第2のデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する第1の選択手段とを有する送信装置から、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信する手段と、
前記第1のコーデックを用いて前記第1のデータをデコードする第1のデコーダと、
前記第2のコーデックを用いて前記第2のデータをデコードする第2のデコーダと、
前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択する第2の選択手段と
具備することを特徴とする受信装置。 - 第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされたデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する第1の選択手段とを有する送信装置と、
前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信する手段と、前記第1のコーデックを用いて前記第1のデータをデコードする第1のデコーダと、前記第2のコーデックを用いて前記第2のデータをデコードする第2のデコーダと、前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択する第2の選択手段と有する受信装置と
を具備することを特徴とする通信システム。 - ネットワークを介して受信装置に接続された送信装置がデータを送信する方法であって、
前記ネットワークの状況を監視するステップと、
少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダ、及び前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードするかを選択するステップと、
前記選択されたエンコーダでエンコードされた前記データを前記受信装置に送信するステップと
を具備することを特徴とする送信方法。 - 第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされた第1及び第2のデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段とを有する送信装置から、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信するステップと、
前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択するステップと
を具備することを特徴とする受信方法。 - ネットワークを介して受信装置に接続された送信装置がデータを送信するプログラムであって、
前記送信装置に、
前記ネットワークの状況を監視するステップと、
少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダ、及び前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードするかを選択するステップと、
前記選択されたエンコーダでエンコードされた前記データを前記受信装置に送信するステップと
を実行させる送信プログラム。 - 受信装置に、
第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、前記第1及び第2のエンコーダでそれぞれエンコードされた第1及び第2のデータをネットワーク上に送信可能な送信手段と、前記ネットワークの状況を監視する監視手段と、少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダで前記データをエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する選択手段とを有する送信装置から、前記ネットワークを介して送信される前記第1及び第2のデータのうちいずれか一方を受信するステップと、
前記第1及び第2のデータのうち受信されるデータに応じて、前記第1及び第2のデコーダのうちいずれのデコーダでデコードするかを選択するステップと
を実行させる受信プログラム。 - 第1のコーデックを用いてデータをエンコードする第1のエンコーダと、
前記第1のコーデックとは異なる第2のコーデックを用いて前記データをエンコードする第2のエンコーダと、
ネットワークを介して接続された複数の受信装置のそれぞれの能力及び設定のうち少なくとも一方の情報を含むステータス情報を、前記各受信装置から前記ネットワークを介して取得する手段と、
前記ステータス情報に基づき、前記第1及び第2の受信装置が、前記第1及び第2のコーデックを用いてそれぞれデコードする第1及び第2のデコーダをそれぞれ有することを判別した場合に、前記第1及び第2のデータを前記第1及び第2の受信装置にそれぞれ送信するように制御する手段と
を具備することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項14に記載のサーバ装置であって、
前記第1及び第2のエンコーダの両方が使用可能か、前記第1のエンコーダのみが使用可能かを判別する手段をさらに具備し、
前記制御手段は、前記第1のエンコーダのみが使用可能と判別された場合であって、前記ステータス情報に基づき前記第2の受信装置が前記第1のデコーダを有すると判別した場合に、前記第1のデータを前記第1及び第2の受信装置に送信するように制御することを特徴とするサーバ装置。 - 請求項14に記載のサーバ装置であって、
前記ネットワークの状況を監視するネットワーク監視手段と、
少なくとも前記監視されるネットワークの状況に応じて、前記データを、前記第1及び第2のエンコーダのうちいずれのエンコーダでエンコードして前記送信手段により送信させるかを選択する手段と
をさらに具備することを特徴とするサーバ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004208994A JP2006033396A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、送信プログラム、受信プログラム及びサーバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004208994A JP2006033396A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法、受信方法、送信プログラム、受信プログラム及びサーバ装置 |
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- 2004-07-15 JP JP2004208994A patent/JP2006033396A/ja active Pending
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