JP2006023031A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コア部により多くの空気を導入して熱交換性能の向上を図る。
【解決手段】 コア部11におけるチューブ積層方向の端部に接合されてコア部11を補強するサイドプレート14を備える熱交換器において、サイドプレート14における風上側のサイドプレート風上面14aを、空気がコア部11側に導かれるように、熱交換器に向かって流れる空気の流れ向きBに対して傾斜させる。これにより、従来はコア部11に流れなかった空気をコア部11に導くことができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 コア部11におけるチューブ積層方向の端部に接合されてコア部11を補強するサイドプレート14を備える熱交換器において、サイドプレート14における風上側のサイドプレート風上面14aを、空気がコア部11側に導かれるように、熱交換器に向かって流れる空気の流れ向きBに対して傾斜させる。これにより、従来はコア部11に流れなかった空気をコア部11に導くことができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、熱交換器に関するもので、車両用のラジエータやコンデンサ等に適用して有効である。
従来の車両用熱交換器は、チューブやフィンから構成されるコア部を補強するために、コア部の端部にサイドプレートが設けられている。このサイドプレートは、断面形状がコの字状となるようにアルミニウム製の板材をプレス成形したものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−223486号公報
しかしながら、サイドプレートにおける風上側のサイドプレート風上面は、コア部における風上側のコア部風上面と平行になっている。換言すると、サイドプレート風上面は冷却用空気の流れ向きに対して略直交している。そのため、サイドプレート風上面に衝突した冷却用空気の一部はコア部の外に流れてしまい、コア部の外に流れた空気は熱交換に寄与しない。
本発明は上記点に鑑みて、コア部により多くの空気を導入して熱交換性能の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、熱交換流体が流通するチューブ(111)が積層され、チューブ(111)内を流通する熱交換流体とチューブ(111)外を流通する空気とを熱交換するコア部(11)と、コア部(11)におけるチューブ積層方向の端部に接合されてコア部(11)を補強するサイドプレート(14)とを備える熱交換器において、サイドプレート(14)における風上側のサイドプレート風上面(14a)は、空気がコア部(11)側に導かれるように、熱交換器に向かって流れる空気の流れ向き(B)に対して傾斜していることを特徴とする。
これによると、従来はコア部に流れなかった空気をコア部に導くことができるため、熱交換性能の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、サイドプレート(14)は、コア部(11)の端部に接合される接合板部(141)と、接合板部(141)からコア部(11)における風上側の面よりもさらに風上側に向かって延びるとともに、コア部(11)の中央部側に向かって延びる連結板部(143)と、連結板部(143)における風上側端部からさらに風上側に向かって延びるとともに、コア部(11)の外方側に向かって延びる傾斜板部(144)とを有し、傾斜板部(144)における風上側の面がサイドプレート風上面(14a)であることを特徴とする。
これによると、サイドプレートの高さを従来と同等にしてサイドプレートの剛性を確保しつつ、連結板部の風下の部位にコア部を設けてチューブやフィンの積層数を増加させ、コア部の伝熱面積を増加させることができる。
請求項3に記載の発明では、サイドプレート(14)に、熱交換流体が流通する通路(145)を設けたことを特徴とする。これによると、放熱性能を向上させることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)を車両に搭載した状態を示す図、図2は図1のコンデンサの斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)を車両に搭載した状態を示す図、図2は図1のコンデンサの斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。
図1に示すように、車両用空調装置において冷媒を冷却するコンデンサ1や、車両のエンジン2の冷却水を冷却するラジエータ3は、フード4の下方でラジエータグリル5やバンパー6の車両後方側に搭載されている。また、コンデンサ1は、ラジエータ3よりも空気流れ上流側に配置されている。
図2、図3に示すように、コンデンサ1は、冷媒が流れる通路1111を有する多数のチューブ111が積層され、冷媒と空気との熱交換を促進するフィン112が隣接するチューブ111間に配置されている。このチューブ111とフィン112によりコア部11が構成される。
そして、コア部11の空気流入面11a(以下、コア部風上面という)は、コンデンサ1に向かって流れる空気の流れ向きBに対して略直交している。また、本実施形態のコンデンサ1は、チューブ111の長手方向(以下、チューブ長手方向という)が車両幅方向(水平方向)であり、チューブ111内を冷媒が水平方向に流れるクロスフロータイプである。
チューブ長手方向の両端側には、全てのチューブ111に連通するとともに、チューブ111への冷媒の分配またはチューブ111からの冷媒の集合を行うヘッダタンク12が設けられている。また、ヘッダタンク12には接続ブロック13が接合されており、この接続ブロック13に冷媒配管(図示せず)が接続されるようになっている。
チューブ111の積層方向(本例では天地方向、以下チューブ積層方向という)両端側には、チューブ111と平行に車両幅方向に延びてコア部11を補強するサイドプレート14が設けられている。
図3に示すように、サイドプレート14は、複数の板部141〜144を有している。接合板部141は、コア部11の端部に接合されるとともにヘッダタンク12にも接合されている。接合板部141には、冷媒が流れる通路145が設けられており、この通路145はヘッダタンク12の内部と連通している。
接合板部141における風下側端部(車両後方側)には、接合板部141からチューブ積層方向の外方側に向かって延びる後端板部142が設けられている。
接合板部141における風上側端部(車両前方側)には、接合板部141からコア部風上面11aよりもさらに風上側に向かって延びるとともに、コア部11の中央部側に向かって延びる風上側連結板部143が設けられている。
そして、風上側連結板部143はコア部11の中央部側に向かって延びているため、風上側連結板部143の風下の部位にはコア部増設スペースSが形成され、このコア部増設スペースSにチューブ111とフィン112が1つずつ追加されている。
風上側連結板部143における風上側端部には、風上側連結板部143からさらに風上側に向かって延びるとともに、コア部11の外方側に向かって延びる風上側傾斜板部144が設けられている。そして、風上側傾斜板部144における風上側の面14a(以下、サイドプレート風上面という)は、サイドプレート風上面14aに衝突した空気がコア部11側に導かれるように、コンデンサ1に向かって流れる空気の流れ向きBに対して傾斜している。なお、風上側傾斜板部144は。本発明の傾斜板部に相当する。
ここで、サイドプレート14におけるチューブ積層方向の寸法、すなわちサイドプレート14の高さHsは、従来のコンデンサにおけるサイドプレートの高さと等しくなっており、これによりサイドプレート14の剛性を確保している。
なお、チューブ111、フィン112、ヘッダタンク12、接続ブロック13およびサイドプレート14は、全てアルミニウム製であり、これらはろう付けにて一体接合されている。また、本例のサイドプレート14は、内部に通路145を有するため、引き抜き加工または押し出し加工によって形成される。
上記構成において、図示しない冷媒圧縮機から吐出された冷媒は、一方の接続ブロック13を介して一方のヘッダタンク12に流入した後、多数のチューブ111の通路1111およびサイドプレート14の通路145に分配される。そして、通路1111、145を流れる冷媒は、サイドプレート14、チューブ111およびフィン112を介して、コア部11を流れている空気と熱交換する。熱交換し終えた冷媒は、他方のヘッダタンク12に集合された後、他方の接続ブロック13を介して気液分離器(図示せず)に送られる。
ここで、サイドプレート風上面14aに衝突した空気は、サイドプレート風上面14aに案内されてコア部11側に導かれる。したがって、従来はコア部11に流れなかった空気がコア部11に導かれるため、熱交換性能が向上する。
また、風上側連結板部143の風下のコア部増設スペースSにチューブ111とフィン112を追加してそれらの積層数を増加させているため、コア部11の伝熱面積が増加して熱交換性能が向上する。
さらに、サイドプレート14にも冷媒が流れる通路145を設けているため、放熱性能が向上する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図4は第2実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)の要部の断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態について説明する。図4は第2実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)の要部の断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態のサイドプレート14は、第1実施形態のサイドプレート14における風上側連結板部143および通路145が廃止されている。風上側連結板部143の廃止により、接合板部141における風上側端部(車両前方側)から、風上側傾斜板部144が延びている。また、風上側連結板部143の廃止により、コア部増設スペースSが消滅している。
本実施形態では、サイドプレート風上面14aに衝突した空気は、サイドプレート風上面14aに案内されてコア部11側に導かれる。したがって、従来はコア部11に流れなかった空気がコア部11に導かれるため、熱交換性能が向上する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図5は第3実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)の要部の断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態について説明する。図5は第3実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)の要部の断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のサイドプレート14は、風上側と風下側の形状を対称にするために、第1実施形態のサイドプレート14における後端板部142が廃止され、代わりに、風下側連結板部146および風下側傾斜板部147が設けられている。
風下側連結板部146は、接合板部141における風下側端部(車両後方側)からコア部風下面11bよりもさらに風下側に向かって延びるとともに、コア部11の中央部側に向かって延びている。
風下側傾斜板部147は、風下側連結板部146における風下側端部からさらに風下側に向かって延びるとともに、コア部11の外方側に向かって延びている。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られるとともに、サイドプレート14は風上側と風下側の形状が対称であるため、チューブ積層方向の一端に配置されるサイドプレート14とチューブ積層方向の他端に配置されるサイドプレート14を共通化することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図6は第4実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)の要部の断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本発明の第4実施形態について説明する。図6は第4実施形態に係るコンデンサ(熱交換器)の要部の断面図である。第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のサイドプレート14は、サイドプレート14の空気流れ方向長さLsとコア部11の空気流れ方向長さLcが略等しくなるように、第1実施形態のサイドプレート14における風上側連結板部143が廃止されるとともに、接合板部141の空気流れ方向長さが短縮されている。また、サイドプレート14の通路145も廃止されている。
風上側連結板部143の廃止により、接合板部141における風上側端部(車両前方側)から、風上側傾斜板部144が延びている。また、風上側連結板部143の廃止により、コア部増設スペースSが消滅している。
本実施形態では、サイドプレート風上面14aに衝突した空気は、サイドプレート風上面14aに案内されてコア部11側に導かれる。したがって、従来はコア部11に流れなかった空気がコア部11に導かれるため、熱交換性能が向上する。
また、サイドプレート14の空気流れ方向長さLsとコア部11の空気流れ方向長さLcが略等しいため、コンデンサ1の大型化を回避することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、コンデンサ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラジエータ等のその他の熱交換器にも適用することができる。
上述の実施形態では、コンデンサ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ラジエータ等のその他の熱交換器にも適用することができる。
11…コア部、14…サイドプレート、14a…サイドプレート風上面、111…チューブ。
Claims (3)
- 熱交換流体が流通するチューブ(111)が積層され、前記チューブ(111)内を流通する熱交換流体と前記チューブ(111)外を流通する空気とを熱交換するコア部(11)と、
前記コア部(11)におけるチューブ積層方向の端部に接合されて前記コア部(11)を補強するサイドプレート(14)とを備える熱交換器において、
前記サイドプレート(14)における風上側のサイドプレート風上面(14a)は、空気が前記コア部(11)側に導かれるように、熱交換器に向かって流れる空気の流れ向き(B)に対して傾斜していることを特徴とする熱交換器。 - 前記サイドプレート(14)は、
前記コア部(11)の端部に接合される接合板部(141)と、
前記接合板部(141)から前記コア部(11)における風上側の面よりもさらに風上側に向かって延びるとともに、前記コア部(11)の中央部側に向かって延びる連結板部(143)と、
前記連結板部(143)における風上側端部からさらに風上側に向かって延びるとともに、前記コア部(11)の外方側に向かって延びる傾斜板部(144)とを有し、
前記傾斜板部(144)における風上側の面が前記サイドプレート風上面(14a)であることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の熱交換器。 - 前記サイドプレート(14)に、熱交換流体が流通する通路(145)を設けたことを特徴とする請求項1または2つに記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004201860A JP2006023031A (ja) | 2004-07-08 | 2004-07-08 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2004201860A JP2006023031A (ja) | 2004-07-08 | 2004-07-08 | 熱交換器 |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2006023031A true JP2006023031A (ja) | 2006-01-26 |
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Family Applications (1)
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| JP2004201860A Withdrawn JP2006023031A (ja) | 2004-07-08 | 2004-07-08 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2006023031A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5844503B1 (ja) * | 2014-10-21 | 2016-01-20 | 住友精密工業株式会社 | 航空機エンジン用の熱交換器 |
| JP2024030027A (ja) * | 2022-08-23 | 2024-03-07 | シャープ株式会社 | 熱交換器、及び、除湿機 |
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2004
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| WO2016063311A1 (ja) * | 2014-10-21 | 2016-04-28 | 住友精密工業株式会社 | 航空機エンジン用の熱交換器 |
| JP2024030027A (ja) * | 2022-08-23 | 2024-03-07 | シャープ株式会社 | 熱交換器、及び、除湿機 |
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Legal Events
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