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JP2006018977A - 転写印刷版用実装金型及び転写印刷方法 - Google Patents

転写印刷版用実装金型及び転写印刷方法 Download PDF

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JP2006018977A
JP2006018977A JP2004198431A JP2004198431A JP2006018977A JP 2006018977 A JP2006018977 A JP 2006018977A JP 2004198431 A JP2004198431 A JP 2004198431A JP 2004198431 A JP2004198431 A JP 2004198431A JP 2006018977 A JP2006018977 A JP 2006018977A
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Kinichi Usami
欽一 宇佐美
Hideki Sasaki
英樹 佐々木
Hiroto Onuki
啓人 大貫
Hideto Onuki
英仁 大貫
Tsutomu Hayashida
勉 林田
Masahiko Ogino
雅彦 荻野
Nobuaki Kitano
延明 北野
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KAWAMURA SEISAKUSHO KK
ONUKI KOGYOSHO KK
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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KAWAMURA SEISAKUSHO KK
ONUKI KOGYOSHO KK
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

【課題】 小型でシンプルで、タクトタイムが短く印刷の位置精度が高い転写印刷版用実装金型及び転写印刷方法を提供する。
【解決手段】 凹凸が形成された転写印刷版24を被印刷部材25に真空下で押し付けて被印刷部材24に転写印刷版25の凹凸形状を転写する転写印刷版用実装金型において、転写印刷版24と被印刷部材25とのいずれかを保持する上型16と下型18に、その上型16と下型18を合わせたときに真空減圧室19を形成したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表面に微細な凹凸を有する転写印刷板によって、被印刷部材に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、光硬化樹脂などを用いて印刷するインプリント印刷方式において、これに用いる転写版を実装する金属金型に関するものである。
CD−ROM、DVD−ROMなどの光ディスクは、現在フォトリソグラフィー法で作製した金属製の樹脂成型用金型を用いた、ドットパターンの樹脂成型法によって作られている。この光ディスクには映像、音楽などのデータがドットパターンとして記録されており、これをレーザー光で読み取り再生される。
またMOなどの光磁気ディスクでは、同じく金属金型によるドットパターンの形成後に、磁性体薄膜が記録薄膜として形成されている。MOではこの記録薄膜データをレーザー光で読み出したりできるほか、消去、書き込みなども可能で、繰り返し記録(消去、書き込み)が可能な記録媒体として市販されている。
最近、これらの記録媒体は小型軽量化、携帯性、保管性、管理性、大容量化などの高い市場要求から、年々記録密度の向上が求められている。このため、高密度ドットパターン形成法の技術開発競争が盛んに行われている。このなかで、インプリント法と呼ばれる方法では、パターン形成用樹脂に熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、または光硬化型の感光性の樹脂などを用いて、凹凸を有する金型と称する印刷板による転写印刷方式でドットパターンなどを印刷する方法である。またパターン形成用の転写印刷用金型には主にシリコン、石英などの基板を用い、この基板にEB法(電子ビーム法)で微細なパターンを形成する。インプリントでは金型の材質は金属でない場合でも、慣例的に金型と呼んでいる。EB法では100ナノメーター以下のドットパターンの形成が容易であり、これを金型として用いることにより、高密度記録媒体の形成が可能になる。また記録媒体用樹脂に光硬化型を用いる場合は、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を用いる場合と比較して低温でのドットパターンの形成が可能になり、熱によるパターンの歪みなどを考慮することなく、高密度な記録が可能となる特徴がある。
従来のCD−ROM、MOなどの場合、通常のドットパターンである形状は、幅0.4μm、深さ0.9〜3.3μmである。これに対して、インプリント法では、この1/10サイズのドットパターンの形成が可能であり、10倍の記録密度が達成できる。この光ナノプリント技術の開発によって将来の100GBの記録媒体が可能となると期待されている。
このインプリント技術は、1995年Chouによって初めて紹介され日が浅いため、学会論文はまだ少ないが、例えば、砥粒学会誌、第46巻、第6号、p282,(2002)(非特許文献1)にナノプリントの技術の現状として紹介されている。このなかでは金型にはEBでパターン形成したサファイアを用いている。
この装置では熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いて、熱転写印刷することができるが、光転写方式の感光性樹脂を用いることもできる。感光性樹脂を用いる場合には、上部から紫外線を照射して樹脂を硬化させる。また熱転写方式では、被印刷部材(非特許文献1では基板ホルダー)の下に設けられたヒータで被印刷部材を加熱することにより行える。
この非特許文献1における転写印刷版となるサファイア製の金型は、非特許文献1の中ではモールドと称しており、モールド上にはサファイア製の紫外線照射レンズが配置されている。この紫外線照射レンズは上下移動可能なベローズを持った台座に取り付けられている。さらに照射レンズとモールド間、およびその周囲を真空状態あるいは減圧状態にするために、全体を密閉構造とし、その一部がロータリーポンプに繋がっている。非特許文献1では光ナノプリントリソグラフィ装置として、印刷装置の図面が記載されている。
この非特許文献1に掲載されている図を用いて、従来技術をさらに詳細に説明する。非特許文献1に掲載された図を図5に示す。
サファイア製のモールド1の下には基板(被印刷部材)2が配置されている。光ナノインプリントでは、上部から紫外線を照射するために、モールド1の上部を光を通さない材料で保持すると、紫外線などの光を遮断することになり、このためにモールド(金型)1の端部のみを保持して、モールド1の面は広い面積で紫外線が照射できるよう、出来る限り広く開放することが重要である。下にはステージ12が配置されていて、ステージ12はステージ上昇矢印13の方向に上昇して、サファイア製のモールド1に押圧される。この時ステージ12の上に配置された基板(被印刷部材)2も上昇し、ステージ12に設けられた隔壁部12aが台座6aに取り付けられたベローズ6に接触して加圧されても、縮むことによって、室Rの真空減圧状態の構成が可能である。また同時に基板(被印刷部材)2もモールド1に押圧されるので、転写印刷が可能になる。真空減圧状態が構成されたら、その後、ロータリーポンプ接続口8から、減圧が開始され、真空または減圧状態が形成される。サファイア(紫外線照射板)3の上部には照射レンズ4が取り付けられており、照射レンズ4には光ファイバー5から紫外線が導光される。ステージ12の下には、ロードセル10があり、印刷圧力を記録したり調節することができる。ロードセル10の下にはボールネジ11があり、ボールネジ11を介してステージ12がステッピングモーター7で上に押し上げられる。印刷終了後は、ステッピングモーター7が逆回転して、ステージ12は下に下がる。
以上が従来方式の転写印刷機であるが、光硬化型に限らず、熱転写方式も含めたインプリントにおける転写印刷用実装金型の要求特性としては、その機能から、1)真空あるいは減圧条件を維持する転写印刷室はできる限りシンプルで小型であること、2)真空あるいは減圧条件が短時間で得られること、3)全体の印刷タクトタイムが短いこと、4)印刷機が安価であること、5)印刷の位置精度が高いこと、6)転写印刷板と被印刷部材が常に平行な状態で印刷されること、などがあげられる。
転写印刷機は、これらの課題を解決し、印刷の生産性に優れていることが重要であるが、従来技術では、その工夫がまだ見出されていない。
谷口淳、他3名、「ナノインプリント技術の現状」、砥粒加工学会誌、砥粒加工学会、2002年6月、46巻6号、p.282
従来技術の中で記述したように、特に重要な点は、1)真空あるいは減圧条件を維持する転写印刷室はできる限りシンプルで小型であること、2)真空あるいは減圧条件が短時間で得られること、3)全体の印刷タクトタイムが短いこと、4)印刷機が安価であること、5)印刷の位置精度が高いこと、6)転写印刷板と被印刷部材が常に平行な状態で印刷されることである。
本発明の目的は、上記の課題を解決するために小型でシンプルで、タクトタイムが短く印刷の位置精度が高い転写印刷版用実装金型及び転写印刷方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1の発明は、凹凸が形成された転写印刷版を被印刷部材に真空下で押し付けて被印刷部材に転写印刷版の凹凸形状を転写する転写印刷版用実装金型において、転写印刷版と被印刷部材とのいずれかを保持する上型と下型に、その上型と下型を合わせたときに真空減圧室を形成した転写印刷版用実装金型である。
請求項2の発明は、下型に、被印刷部材を保持する基板載置台が設けられ、上型に転写印刷版が保持され、下型と上型の合わせ面にOリングなどのシール部材が設けられ、下型と上型とが合わされたとき、そのシール部材により上型と下型内に真空減圧室が形成される請求項1記載の転写印刷版用実装金型である。
請求項3の発明は、シール部材で上型と下型とがシールされて真空減圧室が形成された後、上型と下型がさらに合わされた時に転写印刷版が被印刷部材に着版される請求項2記載の転写印刷版用実装金型である。
請求項4の発明は、上型には、変形可能な転写印刷版が保持され、上型に、その転写印刷版を被印刷部材に押し付ける加圧室が形成される請求項3記載の転写印刷版用実装金型である。
請求項5の発明は、上型には、剛性のある転写印刷版が保持され、転写印刷版が被印刷部材に着版される請求項3記載の転写印刷版用実装金型である。
請求項6の発明は、凹凸が形成された転写印刷版を被印刷部材に真空下で押し付けて被印刷部材に転写印刷版の凹凸形状を転写する転写印刷方法において、転写印刷版と被印刷部材とのいずれかを保持する上型と下型を合わせたときに密閉空間を形成し、その密閉空間を真空排気した後、転写印刷版を被印刷部材に着版させることを特徴とする転写印刷方法である。
請求項7の発明は、着版後、転写印刷版の背面を空気圧で加圧して、転写印刷版を被印刷部材に押し付ける請求項6記載の転写印刷方法である。
請求項8の発明は、着版して転写印刷版の凹凸を被印刷部材に転写した後、密閉空間の真空状態を解除させ、その後転写印刷版を被印刷部材から離版させる請求項6記載の転写印刷方法である。
本発明は以下のような効果を奏する。
(1)ベローズなどを用いることがなく、構造がシンプルで小型である。
(2)真空減圧室を構造上小さくできるので、真空減圧に要する時間を短縮できる。また真空ポンプは小型化のものが使用できる。
(3)加圧室を形成することで、転写印刷版に対して均一な圧力がかけられ、転写印刷むらがなくなる。
(4)気体による加圧室を形成することで、転写印刷版の押圧および引き剥がし(離版)を加圧室の解除によって行える。
(5)気体による加圧式なので、転写印刷版を薄くすることが可能で、人工石英などの材料費が低減でき、転写印刷版をやすく製作できる。
(6)上型、下型構造で、上下移動距離が短いので、全体のタクトタイムを短くできる。
(7)構造が簡単で、かつ小型なので、装置コストを安くできる。
(8)金型の精度で実装金型を製作でき、印刷の精度を高くできる。
(9)Oリングなどの弾性体からなるシール部材を用いており、被印刷部材と転写印刷版の平行度を常に維持しながら印刷できる。
(10)汎用の簡単なプレスを用いて印刷でき、インフラを応用できる。
以下本発明の実施形態を添付図面により説明する。
図1は、本実施の形態の転写印刷用実装金型を説明するための断面図である。図2は実装金型の上部金型(以下、上型と称す)と下部金型(以下、下型)を合体させたときの断面図である。
図において、基台14上に支柱15が立設され、その支柱15に上下移動自在にステージ12が設けられ、詳細は省略するが、ステージ12がボールネジ11の回転で図示の矢印13のように上昇したり、或いは降下するようになっており、そのボールネジ11の回転をステッピングモータ7で制御して、ステージ12の上昇速度と降下速度を自在に制御できるようになっていると共にボールネジ11とステージ12間にロードセル10が設けられ、後述するが転写印刷版21と被印刷部材22との接触圧が検出できるようになっている。
このステージ12上には、断面凹形状の下型18が設けられ、その凹部18aに被印刷部材25を真空吸引方式で保持する基板載置台26が取り付けられる。
下型18には、ロータリーポンプ接続口8が設けられ、その上面には、弾性体からなるシール部材としてのOリング17が設けられ、その外周に位置決めピン21が立設される。このOリング17は、図示例では、内外2個設ける例を示したが1個でもよい。
支柱15の上部には、アーム16aを介して上型16が取り付けられ、その上型16の内周に形成した溝に転写印刷版24が取り付けられる。上型16の上部にはサファイア(紫外線照射板)3を保持する上蓋22が設けられ、転写印刷版24と上蓋22間に加圧室28が形成される。
上型16には、加圧室28に空気等を供給して、着版時に転写印刷版25を下向きに湾曲するよう、また離版時に加圧室28を徐々に減圧するロータリーポンプ或いはコンプレッサー接続口23が設けられる。上型16の下面には、下型18に立設した位置決めピン21を嵌合する位置決め受け穴20が形成される。
また、サファイア3上には照射レンズ4、光ファイバ5が配置され、光ファイバ5からの紫外線が、これらを通し、転写印刷版24を通して、被印刷部材25上に塗布された紫外線硬化樹脂等に照射できるようになっている。
この転写印刷版用実装金型において、ステージ12が上昇され、被印刷部材25が転写印刷版25に着版する際に、上型16と下型18間がOリング17にてシールされて密閉空間が形成され、その空間内の空気がロータリーポンプ接続口8から吸引排気されることで、真空減圧室19が形成され、その状態で、転写印刷版24が被印刷部材25に着版する。この着版時には、被印刷部材25上に塗布された紫外線硬化樹脂中に気泡が混入することが防止される。
Oリング17はゴムなどの弾性体なので、上型16と下型18の降下あるいは上昇時の押し付け圧力によって歪み変形でき、印刷圧力の調整も同時に可能である。下型18には位置決めピン21が、また上型16には位置決めピン21が挿入できる位置決め用受け穴20が設けられているため、上型18と下型16の位置精度は、この位置決めピン21と位置決め受け穴20により高い精度で位置合わせされながら合体される。
真空減圧室19が形成された後に、上型16に下型18をさらに押し付けることで、転写印刷版24が被印刷部材25に着版する。この着版時に、加圧室28にロータリーポンプ接続口8から加圧空気を供給することで、転写印刷版24と被印刷部材25の接触圧を均一にすることができる。
この場合、転写印刷版24を着版の際に、加圧室28の圧力で若干下方に湾曲させるようにすることで、被印刷部材25の中央が転写印刷版24と接触し、その後、徐々に外周側が接触する。これによりより完全に気泡の巻き込みを無くすことが可能となる。
着版後は、光ファイバ4からの紫外線を被印刷部材21上の紫外線硬化樹脂に照射して硬化させる。
離版時には、加圧室28内を徐々に減圧して排気すると共に、ステージ12を降下させることで、転写印刷版24は、被印刷部材25から剥がれる。この際、転写印刷版24は、その周囲から徐々に被印刷版25から剥がれていくために、容易に剥離することができる。また、加圧室28は、最終的には大気圧まで開放(或いは減圧状態まで)される。
このように、上型16と下型18とを合わせたときに真空状態とすることが、出来るため、装置がシンプルとなる。
次に、図3,図4により本発明の他の実施の形態を説明する。
図3,図4は、上型16と下型18のみを示しているが、図1,2と同様に下型18はステージ12に、上型16は、支持アーム16aを介して支柱15に保持されるようになっている。
本実施の形態においては、転写印刷版24aを厚板で形成し、この転写印刷版24aで直接被印刷部材25に着版させるようにしたものである。この例においては、図1、図2に示した加圧室28がないため、よりシンプルな装置とすることが可能となる。
(実施例1)
図1、図2に示した転写印刷版実装金型を用い、上型18および下型16に超硬を用い、Oリング17にはシリコーンゴムを用いた。また転写印刷板24には人工石英を用い、この転写印刷板24には幅50ナノメートル、長さ50〜100ナノメータの凸型のドットパターンが形成されている。転写印刷版用人工石英は、直径4インチφ(100mmφ)で厚さが0.50mmである。シリコーンゴム製Oリング17は断面円形で、厚さは直径で8.0mm、またシリコーンゴムの硬度はショア硬度で70である。この転写印刷版用実装金型を用いて、被印刷部材25である、厚さ1.0mm、直径3インチφ(75mmφ)のナノガラスに転写印刷を行った。感光性樹脂には、PMMA(ポリメチルメタクリレート)系の溶剤希釈型感光樹脂を用い、この感光性樹脂をナノガラス上に10μmの厚さで塗布し、溶剤を乾燥させてから基板載置台12に配置した。ナノガラスを配置後、下型18を上昇させて、真空減圧室19を形成させた。上型16と下型8は図2に示すように位置決めピン21が位置決め受け穴20に挿入され、金型の加工精度で合体された。位置決めピン21の位置決め受け穴20に対する繰り返し位置合わせ精度は5μmである。
実施例1では下型上昇型の印刷機を用いて印刷を行った。下型18を上昇させて真空減圧室19を形成後、ロータリー真空ポンプによって、真空減圧室19と加圧室28を0.1atm(0.1Kgf/cm2 )まで減圧し、転写印刷版24とナノガラス間および感光樹脂中の内蔵気体を排除した。この状態では、被印刷部材25であるナノガラスと転写印刷版24は接触しておらず、0.05mmのギャップに保持されている。真空減圧室19と加圧室28の間には圧力差はないので、転写印刷版が下に押されて変形することはない。その後加圧室のみ減圧を解除して転写印刷版24を被印刷部材25に押圧した。転写印刷版24は0.5mmと薄いので、変形が可能であり、ナノガラスに転写印刷版24が押し当てられて転写印刷が可能な状態になる。押圧した後、波長365nmの紫外線ランプを用いて、光量10mJで5秒間紫外線を照射した。照射完了後、真空減圧室19の減圧を解除して転写印刷版24をナノガラスから剥がし、その後下型18を降下させて印刷を完了した。真空減圧室19の減圧の解除によって、転写印刷版24とガラス間は0.05mmのギャップに復元するので、転写印刷版24のドットパターンがナノガラスに転写され、良好な印刷結果が得られた。
(実施例2)
実施例1のシリコーンゴムOリングに代わりPTFE(フッ素ゴム)製Oリングを用いた。PTFEは耐紫外線材料として知られている。実施例1と同じく良好な印刷結果が得られた。
(実施例3)
実施例3では、上型16と下型18の金型材料にSUS304のステンレスを用いた。SUS304ステンレスは金型材料としては通常用いられないが、転写印刷版用金型では、切断曲げ、冷間鍛造のように金属を直接加工するものではない。このため機械加工性に優れたステンレスを試験的に採用したが、実施例と同じく良好な結果が得られた。
(実施例4)
実施例1において、真空減圧室19の減圧も加圧室28と同時に解除して印刷を行った。この場合、加圧室は減圧解除の後、コンプレッサーで2.0atm(2.0Kgf/cm2)まで内圧を上げて、転写印刷版24をナノガラスに押圧した。紫外線を照射した後、電磁バルブを開き加圧室28の加圧を解除して、ナノガラスから転写印刷版24を剥がして印刷を終了した。実施例1と同じく良好な印刷結果が得られた。
(実施例5)
図3,図4に示した実装金型を用い、上型16および下型18に超硬を用い、Oリング17にはシリコーンゴムを用いた。また転写印刷板24aには人工石英を用い、この転写印刷板24aには幅50ナノメートル、長さ50〜100ナノメータの凸型のドットパターンが形成されている。転写印刷版用人工石英は、直径4インチφ(100mmφ)で厚さが5.0mmである。シリコーンゴム製Oリング17は断面円形であり、厚さは直径で8.0mm、またシリコーンゴムの硬度はショア硬度で70である。この転写印刷版用実装金型を用いて、被印刷部材25である、厚さ1.0mm、直径3インチφ(75mmφ)のナノガラスに転写印刷を行った。感光性樹脂には、PMMA(ポリメチルメタクリレート)系の溶剤希釈型感光樹脂を用い、この感光性樹脂をナノガラス上に10μmの厚さで塗布し、溶剤を乾燥させてから基板載置台26に配置した。ナノガラスを配置後、下型18を上昇させて、真空減圧室19を形成させた。上型16と下型18は図4に示すように位置決めピン21が位置決め受け穴20に挿入され、金型の加工精度で合体された。位置決めピン21の位置決め受け穴20に対する繰り返し位置合わせ精度は5μmである。
実施例5では下型上昇型の印刷機を用いて印刷を行った。下型18を上昇させて真空減圧室19を形成後、ロータリー真空ポンプによって、0.1atm(0.1Kgf/cm2 )まで減圧した。この状態では、被印刷部材であるナノガラスと転写印刷版24aは接触しておらす、0.3mmの距離に保持されている。転写印刷版の厚さは5mmなので大気圧との圧力差で転写印刷版24aが下に押されて変形することはない。この減圧状態によって、転写印刷版24aとナノガラス間、及び感光性樹脂中の微小な内蔵気体が排除される。その後、下型18をさらに上昇させて、ナノガラスを転写印刷版24aが押圧した。押圧した後、波長365nmの紫外線ランプを用いて、光量10mJで5秒間紫外線を照射した。印刷時のステージによる上昇押し圧力は、常時加圧で0.2MPaである。この圧力はおよそ大気圧の2倍に等しく、約2.0Kgf/cm2 である。上型16と下型18の基板載置台26を含めた全体の平坦度は、実測で3μmで加工されており、従って、そのまま上型16と下型18が合体したときの最大ギャップは6μmであるが、下型18を上昇させる駆動軸は、下型18の台座との間で機械的にμmオーダで稼働でき、さらに上型下型間にはOリング17があるため、Oリング17が傾き補正の緩衝材として働き、ナノガラスと転写印刷版24aは常に並行に押圧される。紫外線照射の後、真空減圧室19の減圧を解除し、下型18を降下させてナノガラスを取り出し確認した。人工石英の転写印刷版24aのドットパターンがナノガラスに転写され、良好な印刷結果が得られた。
(実施例6)
実施例5のシリコーンゴムOリングに代わりPTFE(フッ素ゴム)製Oリング17を用いた。PTFEは耐紫外線材料として知られている。実施例5と同じく良好な印刷結果が得られた。
(実施例7)
実施例7では、上型16と下型18の金型材料にSUS304のステンレスを用いた。SUS304ステンレスは金型材料としては通常用いられないが、転写印刷版用金型では、切断曲げ、冷間鍛造のように金属を直接加工するものではない。このため機械加工性に優れたステンレスを試験的に採用したが、実施例5と同じく良好な結果が得られた。
(実施例8)
実施例5において、紫外線照射後、すぐに減圧状態を解除せずに、減圧状態を維持しながら、ステッピングモータで下型を0.1mm降下させ、転写印刷版から被印刷部材25であるナノガラスを剥がした。この状態では、まだシリコーンゴムリング17は上型16と下型18の間で加圧されているので、減圧状態は維持されている。この条件では減圧状態で転写印刷版24aをナノガラスから剥がすことになるが、実施例5に同じく良好な印刷結果が得られた。
(実施例9)
実施例5において、真空減圧室19の減圧状態を解除してから紫外線照射を行った。この状態でも実施例5と同じく良好な印刷結果が得られた。
本発明の転写印刷用実装金型の一実施の形態を示す断面図である。 図1において、実装金型の上部金型と下部金型を合体させたときの断面図である。 本発明の転写印刷用実装金型の他の実施の形態を示す要部断面図である 図3において、実装金型の上部金型と下部金型を合体させたときの断面図である。 従来の転写印刷用実装金型の断面図である。
符号の説明
16 上型
17 Oリング(シール部材)
18 下型
19 真空減圧室
24 転写印刷版
25 被印刷部材

Claims (8)

  1. 凹凸が形成された転写印刷版を被印刷部材に真空下で押し付けて被印刷部材に転写印刷版の凹凸形状を転写する転写印刷版用実装金型において、転写印刷版と被印刷部材とのいずれかを保持する上型と下型に、その上型と下型を合わせたときに真空減圧室を形成したことを特徴とする転写印刷版用実装金型。
  2. 下型に、被印刷部材を保持する基板載置台が設けられ、上型に転写印刷版が保持され、下型と上型の合わせ面にOリングなどのシール部材が設けられ、下型と上型とが合わされたとき、そのシール部材により上型と下型内に真空減圧室が形成される請求項1記載の転写印刷版用実装金型。
  3. シール部材で上型と下型とがシールされて真空減圧室が形成された後、上型と下型がさらに合わされた時に転写印刷版が被印刷部材に着版される請求項2記載の転写印刷版用実装金型。
  4. 上型には、変形可能な転写印刷版が保持され、上型に、その転写印刷版を被印刷部材に押し付ける加圧室が形成される請求項3記載の転写印刷版用実装金型。
  5. 上型には、剛性のある転写印刷版が保持され、転写印刷版が被印刷部材に着版される請求項3記載の転写印刷版用実装金型。
  6. 凹凸が形成された転写印刷版を被印刷部材に真空下で押し付けて被印刷部材に転写印刷版の凹凸形状を転写する転写印刷方法において、転写印刷版と被印刷部材とのいずれかを保持する上型と下型を合わせたときに密閉空間を形成し、その密閉空間を真空排気した後、転写印刷版を被印刷部材に着版させることを特徴とする転写印刷方法。
  7. 着版後、転写印刷版の背面を空気圧で加圧して、転写印刷版を被印刷部材に押し付ける請求項6記載の転写印刷方法。
  8. 着版して転写印刷版の凹凸を被印刷部材に転写した後、密閉空間の真空状態を解除させ、その後転写印刷版を被印刷部材から離版させる請求項6記載の転写印刷方法。
JP2004198431A 2004-07-05 2004-07-05 転写印刷版用実装金型及び転写印刷方法 Pending JP2006018977A (ja)

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