JP2006010883A - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上記目的を達成するために、本発明は、基材と、上記基材上に形成された遮光部と、上記遮光部で区画された開口部と、上記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、上記遮光部で区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されていることを特徴とするカラーフィルタを提供する。
【選択図】 図1
Description
さらに他の方法としては、電着法や、熱硬化樹脂に顔料を分散させてR、G、およびBの3回印刷を行った後、樹脂を熱硬化させる方法等を挙げることができる。しかしながら、いずれの方法も、R、G、およびBの3色を着色するために、同一の工程を3回繰り返す必要があり、コスト高になるという問題や、工程を繰り返すため歩留まりが低下するという問題がある。
これらのカラーフィルタは、着色層が形成される領域である遮光物で区画された開口部における角部の形状が上述したような形状であることから、例えば着色層が、着色層形成用塗工液をインクジェット法により滴下して形成されたような場合であっても、着色層形成用塗工液が開口部の角部にまで濡れ広がることができ、白抜け等の不具合が生じることを防止することができる。
このようなカラーフィルタは、上記遮光部で区画された開口部の端部における断面形状が上述したような形状であることから、例えば着色層が、着色層形成用塗工液をインクジェット法により滴下して形成されたような場合であっても、着色層形成用塗工液が開口部の境界を越えて遮光部側まで容易に濡れ広がることができるので、白抜けが生じる等の不具合を防止することができる。
上記発明においては、上記開口部内に、親液層が形成されていることが好ましい。親液層が形成されていることにより、着色層形成用塗工液が開口部の角部まで濡れ広がり易くなり、白抜け等の不具合を防止することができるからである。
上記遮光部形成工程により形成される遮光部は、上記遮光部により区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されており、上記曲線のRは、上記インクジェット法により上記基材表面に上記着色層形成用塗工液を滴下した際に濡れ広がった後の円形状の直径に基づいて調整されていることを特徴とするカラーフィルタの製造方法を提供する。
また、本発明は、基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程と、上記遮光部形成工程において形成された遮光部で区画された開口部に、インクジェット法により着色層形成用塗工液を滴下して着色層を形成する着色層形成工程とを有するカラーフィルタの製造方法であって、
上記遮光部形成工程では、上記着色層形成工程におけるインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下位置に基づいて、上記遮光部で区画された開口部の形状が決定されることを特徴とするカラーフィルタの製造方法を提供する。
さらに、上記発明においては、上記遮光部形成工程が遮光部形成用フォトマスクを用いたフォトリソグラフィー法によるものであり、上記遮光部形成用フォトマスクを作製する際に用いられたインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下位置データが、上記着色層形成工程におけるインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下に際して用いられることが好ましい。このようにすることにより、効率よく白抜け等の不具合の無いカラーフィルタを製造することができるからである。
本発明は、さらに、上述したようなカラーフィルタを用いたことを特徴とする液晶表示素子を提供する。このような液晶表示素子は、上述したようなカラーフィルタを用いているので、高品質なものとすることができる。
本発明のカラーフィルタは、その形状により3つの実施態様に分けることができる。これら3つの実施態様について説明する。
本発明のカラーフィルタの第1実施態様は、基材と、上記基材上に形成された遮光部と、上記遮光部で区画された開口部と、上記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、上記遮光部で区画された開口部(以下、「遮光部の開口部」もしくは「遮光部における開口部」とする場合がある。)における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されていることを特徴とするものである。
図1は、本実施態様の一例を示すものであり、カラーフィルタの遮光部の開口部1の形状を示すものである。図1(a)は従来の形状を示し、(b)は本実施態様の形状を示すものである。
いずれの例においても、(a)では直線により角部2が形成されているが、(b)では角部2は曲線状に形成されている。
本実施態様においては、このように遮光部の開口部における角部の少なくとも一つを曲線状に形成することにより、着色層を形成する際にインクジェット法等の着色層形成用塗工液を滴下する方法が用いられた場合でも、角部の頂端部まで着色層形成用塗工液が濡れ広がることから、白抜け等の不具合の無い、高品質なカラーフィルタとすることができる。
さらに、本実施態様においては、上記開口部内に親液層が形成されていることが好ましい。開口部内に親液層が形成されていることにより、例えばインクジェット法等の吐出法により着色層形成用塗工液が開口部に滴下され際、液滴は親液層表面に滴下されることになることから、濡れ広がりやすく、角部等における白抜け等の不具合を防止することがでるからである。
また、このような光触媒含有層を有するカラーフィルタは、光触媒含有層表面に着色層を形成したものであるので、例えば光触媒含有層上に紫外線をパターン状に照射することにより濡れ性を変化させ、撥液性領域に囲まれた親液性領域内にインクジェット法を用いて着色層形成用塗工液を塗布することにより、容易に高精細な着色層を形成することができるといった利点を有する。
以下、本実施態様について、各構成毎に詳細に説明する。
まず、本実施態様に用いられる光触媒含有層について説明する。本実施態様に用いられる光触媒含有層は、光触媒およびオルガノポリシロキサンを含有するものであり、また後述する基材、および必要に応じて遮光部を覆うように形成され、基材および遮光部に対して接着性が良好なものであれば特に限定されるものではない。
まず、本実施態様に用いられる光触媒について説明する。本実施態様に用いられる光触媒としては、光半導体として知られる例えば二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO2)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、酸化タングステン(WO3)、酸化ビスマス(Bi2O3)、および酸化鉄(Fe2O3)を挙げることができ、これらから選択して1種または2種以上を混合して用いることができる。
次に、本実施態様に用いられるオルガノポリシロキサンについて説明する。本実施態様に用いられるオルガノポリシロキサンは、エネルギー照射に伴う光触媒の作用により、光触媒含有層表面の濡れ性を変化させることが可能なものであれば、特に限定されるものではなく、特に主骨格が上記の光触媒の光励起により分解されないような高い結合エネルギーを有するものであって、光触媒の作用により分解されるような有機置換基を有するものが好ましい。具体的には、(1)ゾルゲル反応等によりクロロまたはアルコキシシラン等を加水分解、重縮合して大きな強度を発揮するオルガノポリシロキサン、(2)撥水牲や撥油性に優れた反応性シリコーンを架橋したオルガノポリシロキサン等を挙げることができる。
YnSiX(4−n)
(ここで、Yはアルキル基、フルオロアルキル基、ビニル基、アミノ基、フェニル基、クロロアルキル基、イソシアネート基、もしくはエポキシ基、またはこれらを含む有機基であり、Xはアルコキシル基、アセチル基またはハロゲンを示す。nは0〜3までの整数である。)
で示される珪素化合物の1種または2種以上の加水分解縮合物もしくは共加水分解縮合物であるオルガノポリシロキサンであることが好ましい。なお、ここでXで示されるアルコキシ基は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基であることが好ましい。また、Yで示される有機基全体の炭素数は1〜20の範囲内、中でも5〜10の範囲内であることが好ましい。
また、本実施態様に用いられる光触媒含有層中には、上記のオルガノポリシロキサンとともに、ジメチルポリシロキサンのような架橋反応をしない安定なオルガノシリコン化合物をバインダに混合してもよい。またさらに、バインダとして、主骨格が上記光触媒の光励起により分解されないような高い結合エネルギーを有する、有機置換基を有しない、もしくは有機置換基を有するポリシロキサンを挙げることができ、具体的にはテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等を加水分解、重縮合したものを含有させてもよい。
上述したような光触媒含有層の形成方法としては、上記光触媒とオルガノポリシロキサンとを必要に応じて他の添加剤とともに溶剤中に分散して塗布液を調製し、この塗布液を基材上に塗布することにより形成することができる。使用する溶剤としては、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系の有機溶剤が好ましい。塗布はスピンコート、スプレーコート、ディップコート、ロールコート、ビードコート等の公知の塗布方法により行うことができる。バインダとして紫外線硬化型の成分を含有している場合、紫外線を照射して硬化処理を行うことにより、光触媒含有層を形成することができる。この際、光触媒含有層の厚みは、0.05〜10μmの範囲内とされることが好ましい。上記範囲より薄い場合には、光触媒含有層の表面の濡れ性変化等の機能性が低くなることから好ましくなく、また上記範囲より厚い場合には、後述する遮光部と着色層との間の距離が離れるため、カラーフィルタを液晶表示装置に用いた場合、バックライトの光漏れ等の問題が生じる可能性があるため、好ましくないといえる。
次に、本実施態様に用いられる遮光部について説明する。本実施態様に用いられる遮光部は、後述する基材上もしくは上記光触媒含有層上に形成されるものであり、かつ開口部の角部が上述した形状を示し、さらにバックライトを遮光する効果を有するものであれば、特に限定されるものではない。
このような遮光部は、上述したように光触媒含有層上に形成されたものであってもよい。この場合は通常下記の樹脂製遮光部等が用いられる。しかしながら、通常は基材上に遮光部が形成され、基材と遮光部とを覆うように光触媒含有層が形成される構成が採られる。
本実施態様に用いられる遮光部の材料は、製法の容易性等を基準として適宜選択されて用いられる。
次に、本実施態様に用いられる着色層について説明する。本実施態様に用いられる着色層は、上述したように遮光部で区画された開口部内に形成されるものであり、好ましくは上述した親液層上、特に好ましくは光触媒含有層上であって露光により親液性領域とされた領域上に形成されるものであり、
このような着色層は、通常、赤(R)、緑(G)、および青(B)の3色で形成される。この着色層における着色パターン形状は、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の公知の配列とすることができ、着色面積は任意に設定することができる。
本実施態様において、この着色層を着色する方法としても特に限定されるものではなく、例えば、公知の塗料をスプレーコート、ディップコート、ロールコート、ビードコート等の公知の方法で塗布する塗布方式や、真空薄膜形式等を挙げることができるが、本実施態様においては、インクジェット方式により着色されることが好ましい。これにより、上記遮光部の角部を曲線形状とした効果を十分に発揮することができるからである。
次に、本実施態様に用いられる基材について説明する。本実施態様に用いられる基材としては、上記遮光部および必要に応じて形成される光触媒含有層が形成可能なものであれば、特に限定されるものではなく従来よりカラーフィルタに用いられているもの等を用いることができる。具体的には石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材等を挙げることができる。本実施態様において、基材は通常透明なものを用いるが、反射性の基板や白色に着色した基板でも用いることは可能である。また、基材は、必要に応じてアルカリ溶出防止用やガスバリア性付与その他の目的の表面処理を施したものを用いてもよい。
本実施態様においては、上述した層の他、ITO層やオーバーコート層等が必要に応じて形成される。
例えば、ITO層としては、一般的なカラーフィルタに用いられるITO層と同様のものを用いることが可能であり、このようなITO層の形成方法としては、例えばインライン低温スパッタ法や、インライン高温スパッタ法、バッチ式低温スパッタ法、バッチ式高温スパッタ法、真空蒸着法、およびプラズマCVD法等が挙げられる。
次に、本発明のカラーフィルタの第2実施態様について説明する。本発明のカラーフィルタの第2実施態様は、基材と、上記基材上に形成された遮光部と、上記遮光部で区画された開口部と、上記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、
上記遮光部で区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、上記角部の頂端部を直線で切り取られた形状に形成されていることを特徴とするものである。
一方、図4は、本実施態様の他の例を示すものであり、屈曲した形状のカラーフィルタ(例えばIPS用のカラーフィルタ)の遮光部の開口部1の形状を示すものである。この例においても、図4(a)が従来の形状を、(b)が本実施態様の形状を示すものである。
いずれの例においても、(a)で角部2が形成されている位置において、(b)ではその角部2の頂端部を直線で切り取られた形状に形成されている。
本実施態様における遮光部の開口部における角部の定義は、上記第1実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
なお、本発明においては、上記第1実施態様の曲線状の角部と本実施態様の頂端部を直線で切り取られた形状の角部とが混在するものであってもよい。
本実施態様における他の構成、すなわち親液層、光触媒含有層、遮光層、着色層、基材等に関しては、上記第1実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明のカラーフィルタの第3実施態様について説明する。本発明のカラーフィルタの第3実施態様は、基材と、上記基材上に形成された遮光部と、上記遮光部で区画された開口部と、上記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、
上記遮光部で区画された開口部の端部(以下、開口部端とする場合がある。)における断面形状が、基材表面に対して鋭角とされていることを特徴とするものである。
図5は、本実施態様の一例を示すものであり、カラーフィルタの遮光部の開口部端の形状を示すものである。図5(a)は従来の形状を示し、(b)は本実施態様の形状を示すものである。
本実施態様における遮光部の開口端部とは、着色層を形成するために遮光部に形成された開口部側の端部を示すものである。本実施態様においては、その断面形状が、基材表面に対して鋭角である点に特徴を有するのである。
なお、本発明においては、上記第1実施態様の曲線状の角部および上記第2実施態様の頂端部を直線で切り取られた形状の角部と、本実施態様とを併用したものであってもよい。
本実施態様における他の構成、すなわち親液層、光触媒含有層、遮光層、着色層、基材等に関しては、上記第1実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明の液晶表示素子について説明する。本発明の液晶表示素子は、上述したカラーフィルタを用いたことを特徴とするものである。すなわち、上述したカラーフィルタと、このカラーフィルタに対向する対向基板とを組み合わせ、この間に液晶化合物を封入することにより形成されたものである。
このような液晶表示素子は、本発明のカラーフィルタが有する利点、すなわち、白抜け等の不具合の無い高品質なものであるという利点を有するものである。
最後に、本発明のカラーフィルタの製造方法について説明する。本発明のカラーフィルタの製造方法は、二つの実施態様に分けることができる。以下、それぞれについて詳細に説明する。
本発明のカラーフィルタの製造方法の第4実施態様は、基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程と、上記遮光部形成工程において形成された遮光部で区画された開口部に、インクジェット法により着色層形成用塗工液を滴下して着色層を形成する着色層形成工程と
を有するカラーフィルタの製造方法であって、
上記遮光部形成工程により形成される遮光部は、上記遮光部により区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されており、
上記曲線のRは、上記インクジェット法により上記基材表面に上記着色層形成用塗工液を滴下した際に濡れ広がった後の円形状の直径に基づいて調整されていることを特徴とするものである。
本実施態様においては、このように遮光部における開口部の角部の曲線形状を最適化することができるので、白抜けの無いカラーフィルタを効率的に製造することができる。
以下、本実施態様のカラーフィルタの製造方法について、工程毎に具体的に説明する。
本実施態様においては、まず基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程が行われる。本実施態様では、この遮光部形成工程により形成される遮光部において、遮光部の開口部における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されており、上記曲線のRは、上記インクジェット法により基材、特に光触媒含有層が形成されている場合は光触媒含有層における親液性領域に着色層形成用塗工液を滴下した際に濡れ広がった後の円形状の直径に基づいて調整されている点に特徴を有する。
まず、インクジェット法により基材表面もしくは親液性領域に着色層形成用塗工液を滴下した際に濡れ広がった後の円形状の直径の測定方法について説明する。
なお、この遮光部形成工程における形成方法および材料等に関しては、上記「A.カラーフィルタ」において説明したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施態様においては、必要に応じて光触媒含有層形成工程が行われる。このような光触媒含有層形成工程は、基材および遮光部を覆うように、光触媒およびオルガノポリシロキサンを含有する光触媒含有層を形成する工程である。本実施態様においては、上記光触媒含有層形成工程において用いる材料および層の形成方法のいずれもが、上記「A.カラーフィルタ」において説明したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施態様において、上記光触媒含有層形成工程を行った場合は、エネルギー照射工程が行われる。このようなエネルギー照射工程は、上記光触媒含有層上の着色層形成領域に対してエネルギーを照射することにより、上記着色層形成領域を親液性領域とする工程である。本実施態様においては、上述したように光触媒含有層中のオルガノポリシロキサンがエネルギー照射に伴う光触媒の作用によって濡れ性が変化する。したがって、例えば図7に示すように、基材3上に形成された光触媒含有層8にフォトマスク9等を用いてエネルギー10を照射することによって(図3(a))、光触媒含有層8上に濡れ性の変化した濡れ性変化パターン(着色層形成用領域)11が形成されるのである(図3(b))。光触媒含有層上に濡れ性変化パターン(着色層形成用領域)が形成されていることにより、後述する着色層を形成する着色層形成用塗工液をインクジェット法によって塗布した際、エネルギーが照射されていない領域にはインクが付着せず、濡れ性が変化した濡れ性変化パターン(着色層形成用領域)11上にのみ、高精細に着色層形成用塗工液を付着させることができ、高精細な着色層を形成することができるのである。
本実施態様における着色層形成工程は、基板表面もしくは上記親液性領域とされた着色層形成領域に、インクジェット法により着色層形成用塗工液を滴下して着色層を形成する工程である。
本実施態様に用いられる着色層形成用塗工液は、通常インクジェット法により用いられるものを用いることができ、特に限定されるものではない。また、本実施態様に用いられるインクジェット装置としては、特に限定されるものではないが、帯電したインクを連続的に噴射し磁場によって制御する方法、圧電素子を用いて間欠的にインクを噴射する方法、インクを加熱しその発泡を利用して間欠的に噴射する方法等の各種の方法を用いたインクジェット装置を用いることができ、中でも、圧電素子を用いて間欠的にインクを噴射する方法を用いた装置が好適に用いられる。
本実施態様においては、必要に応じてオーバーコート層形成工程やITO層形成工程等の他の工程が行われてもよい。
本実施態様により得られたカラーフィルタは、上記「A.カラーフィルタ」の「第1実施態様」で説明したカラーフィルタと同様の利点を有するものであり、歩留まりがよく白抜け等の不具合の無い、高品質なものである。
最後に、本発明のカラーフィルタの製造方法における第5実施態様について説明する。本実施態様は、基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程と、上記遮光部形成工程において形成された遮光部で区画された開口部に、インクジェット法により着色層形成用塗工液を滴下して着色層を形成する着色層形成工程とを有するカラーフィルタの製造方法であって、
上記遮光部形成工程では、上記着色層形成工程におけるインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下位置に基づいて、上記遮光部で区画された開口部の形状が決定されることを特徴とするものである。
本実施態様においては、このようにインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下位置を測定し、これに基づいて遮光部の形状を決定するものであることから、着色層形成用塗工液が濡れ広がらずに白抜けとなることが無いばかりか、液滴量に応じた開口部の大きさおよび形状とすることができるので、滴下した着色層形成用塗工液が溢れる等の問題がなく、均一な膜厚で着色層を形成することができ、色むら等の発生を防止することができる。
また、遮光部における開口部の形状は、図8に示すように一つの着色層形成用塗工液の液滴と他の液滴とがあまり重複しないような形状であってもよいが、より重複するような形状であってもよい。
なお、本実施態様における各工程は、上記第4実施態様と同様であるので、ここでの説明は省略する。
例えば、上記カラーフィルタおよびその製造方法においては、インクジェット法により形成される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の吐出法を用いた場合も本発明に含まれるものである。
2 … 角部
3 … 基材
4 … 遮光部
5 … 開口部端
6 … 着色層
8 … 光触媒含有層
11 … 親液性領域
Claims (8)
- 基材と、前記基材上に形成された遮光部と、前記遮光部で区画された開口部と、前記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、
前記遮光部で区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。 - 基材と、前記基材上に形成された遮光部と、前記遮光部で区画された開口部と、前記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、
前記遮光部で区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、前記角部の頂端部を直線で切り取られた形状に形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。 - 基材と、前記基材上に形成された遮光部と、前記遮光部で区画された開口部と、前記開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、
前記遮光部で区画された開口部の端部における断面形状が、基材表面に対して鋭角とされていることを特徴とするカラーフィルタ。 - 前記開口部内には、親液層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載のカラーフィルタ。
- 基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程と、
前記遮光部形成工程において形成された遮光部で区画された開口部に、インクジェット法により着色層形成用塗工液を滴下して着色層を形成する着色層形成工程と
を有するカラーフィルタの製造方法であって、
前記遮光部形成工程により形成される遮光部は、前記遮光部により区画された開口部における角部の内の少なくとも一つが、曲線状に形成されており、
前記曲線のRは、上記インクジェット法により前記基材表面に前記着色層形成用塗工液を滴下した際に濡れ広がった後の円形状の直径に基づいて調整されていることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 基材上に遮光部を形成する遮光部形成工程と、
前記遮光部形成工程において形成された遮光部で区画された開口部に、インクジェット法により着色層形成用塗工液を滴下して着色層を形成する着色層形成工程と
を有するカラーフィルタの製造方法であって、
前記遮光部形成工程では、前記着色層形成工程におけるインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下位置に基づいて、前記遮光部で区画された開口部の形状が決定されることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 前記遮光部形成工程が遮光部形成用フォトマスクを用いたフォトリソグラフィー法によるものであり、
前記遮光部形成用フォトマスクを作製する際に用いられたインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下位置データが、前記着色層形成工程におけるインクジェット法による着色層形成用塗工液の滴下に際して用いられることを特徴とする請求項6に記載のカラーフィルタの製造方法。 - 請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のカラーフィルタを用いたことを特徴とする液晶表示素子。
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