JP2006009918A - 捩り振動低減装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ロックアップピストンと入力側部材と保持部材とを組み立てた状態で、ばねを組み込めるようにする。
【解決手段】 ばね5の外周を覆う円環状の保持部材6がロックアップピストン2に対して相対回転自在に支持する支持部3bを、ばね5のトランスミッション側であってばね5を挿入するための開口部8を除いた位置として、例えば円周方向でばね5が存在しない位置であるばね5を押圧して圧縮するための第1押圧部3eの位置に配置し、ロックアップピストン2と入力側部材3と保持部材6とを組立てた状態でトランスミッション側の開口部8からばね5を組み込むことができるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 ばね5の外周を覆う円環状の保持部材6がロックアップピストン2に対して相対回転自在に支持する支持部3bを、ばね5のトランスミッション側であってばね5を挿入するための開口部8を除いた位置として、例えば円周方向でばね5が存在しない位置であるばね5を押圧して圧縮するための第1押圧部3eの位置に配置し、ロックアップピストン2と入力側部材3と保持部材6とを組立てた状態でトランスミッション側の開口部8からばね5を組み込むことができるようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、捩り振動低減装置に関し、捩り振動低減装置を組み立てる際のばねの組み込みを容易にしたものである。
車両に搭載したエンジンのクランク軸とトルクコンバータのタービンとの間には、捩り振動低減装置が設けられている。捩り振動低減装置は、エンジンのクランクシャフトに直結される入力側部材と、トルクコンバータのタービンに連結される出力側部材と、入力側部材と出力側部材とを回転方向に弾性的に連結するとともに円周方向に沿って配置されたばねとで構成されている。そして、円周方向に沿って配置された前記ばねが圧縮され遠心力が作用して外周方向へ凸状に湾曲しようとした際にこの変形を規制し、かつ他の構成部材に対して押圧されることなくフリーであり、ヒステリシスを生じさせない円環状の保持部材を設けたものがある。
該保持部材を設けた従来の捩り振動低減装置として特許文献1に記載のものがある。この捩り振動低減装置は、ばねの外周を円周全体に亘って覆う保持部材としてのスプリングホルダーは、ピストンに固定した入力側部材であるドライブ部材の外周縁部によって、半径方向内側および軸方向トランスミッション側を規制され保持されている。
特開2002−089657号公報
ところが、捩り振動低減装置を組み立てる際に、ドライブ部材に多数のばねとばねホルダーとを組み込み、組み込んだドライブ部材をピストンに結合するという手順で組み立てることになり、スプリングを先に組み込むことから組み立てにくいという問題がある。スプリングを受ける座面等が固定されていない状態で多数のスプリングをドライブ部材に組み込むのは困難が伴い、しかもスプリングに与圧を与えて更にスプリングの両端にリテーナを装着して組み込む場合は、困難の度合いが一段と大きい。
一方、組み立て用の治具を用いて捩り振動低減装置の組み立てを容易にすることもできるが、設備や行程が増加して製造コストが高くなるという問題がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決した捩り振動低減装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、エンジンのクランク軸とトランスミッションとの間に配置され、前記クランク軸に連結可能なロックアップピストンと、該ロックアップピストンに結合された入力側部材と、該入力側部材の外周部に形成された複数の第1押圧部間に円周方向に沿って配置されたばねと、該円周方向に沿って配置されたばねの外周を覆う円環状の保持部材と、該保持部材を前記ロックアップピストンに対して相対回転自在に支持すると共に、前記ばねをトランスミッション側から挿入する際の開口部を除いた位置に配置された支持部と、トルクコンバータのタービンに連結され、トランスミッション側から前記入力側部材へ向かって組み込まれ、前記第1押圧部との間で前記ばねを圧縮する第2押圧部を有する出力側部材と、を備え、前記ロックアップピストンと前記入力側部材と前記保持部材とを組み立てた状態で、トランスミッション側から前記開口部を介して前記ばねを組み込むように構成したことを特徴とする。
このような捩り振動低減装置では、保持部材をロックアップピストンに対して相対回転自在に支持する支持部を、ばねをトランスミッション側から挿入する際の開口部を除いた位置に配置したので、ロックアップピストンと入力側部材と保持部材とを組み立てた状態で、開口部にばねの挿入を阻害する部材が存在せず、組み立て後にばねを組み込むことが可能になる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の捩り振動低減装置において、前記支持部は、前記入力側部材に形成したことを特徴とする。
このような捩り振動低減装置では、支持部を入力側部材に設けたので、保持部材を支持するだけの目的で新たに部材を設けなくても済む。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の捩り振動低減装置において、前記支持部は、円周方向で前記ばね間に位置する前記第1押圧部に形成したことを特徴とする。
このような捩り振動低減装置では、支持部を入力側部材の第1押圧部に形成したので、円周方向でのばねとばねとの間であってばねの存在しない第1押圧部の位置に支持部が配置されることになり、ばねを組み込む際にばねが支持部と干渉することはない。
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載の捩り振動低減装置において、前記保持部材の両端内側に前記ばねの側面を規制する一対の側面規制部を形成し、該一対の側面規制部の間に前記支持部を入り込ませるために、前記入力側部材を円周方向に沿って複数に分割したことを特徴とする。
このような捩り振動低減装置では、入力側部材を分割したので、保持部材における内径寸法が小さい一対の側面規制部の間に、外径寸法が大きい支持部を入り込ませることが可能になる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の捩り振動低減装置において、前記保持部材に半径方向内側へ突出する連結部を形成し、前記ばねを、該連結部を挟んで配置した一対のばねにより構成したことを特徴とする。
このような捩り振動低減装置では、入力側部材の第1押圧部と出力側部材の第2押圧部とが一対のばねを介して連結され、一対のばねの間に保持部材の連結部が挟まれた状態になる。一対のばねの圧縮により、連結部は保持部材と共に円周方向へ移動する。
請求項6に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の捩り振動低減装置において、前記ばねとしてアークスプリングを用いたことを特徴とする捩り振動低減装置。
このような捩り振動低減装置では、入力側部材と出力側部材とが単一のアークスプリングのみを介して連結される。
本発明に係る捩り振動低減装置によれば、保持部材をロックアップピストンに対して相対回転自在に支持するための支持部を、トランスミッション側からばねを挿入する際の開口部を除いた位置に配置したので、ロックアップピストンと入力側部材と保持部材とを組み立てた状態で、トランスミッション側の開口部にばねの挿入を阻害する部材が存在せず、トランスミッション側からばねを組み込むことが可能になり、組み立てた後にばねを組み込むことから捩り振動低減装置の組立作業が容易になる。そして、ばねの半径方向外側を保持部材で規制するので、ばねと、ばねに生じる最も大きな力が加わる保持部材との相対移動量が最も少なくなり、ヒステリシスの発生が抑制される。
以下、本発明による捩り振動低減装置の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1を図1〜図4に基づいて説明する。図示しないエンジンのクランク軸と、図示しないトランスミッションとの間にトルクコンバータが配置されている。該トルクコンバータには、図1に示す捩り振動低減装置1が設けられている。捩り振動低減装置1は、図1の左方のクランク軸に結合されたトルクコンバータの図示しないカバーに連結可能なロックアップピストン2と、該ロックアップピストン2に結合された入力側部材3と、図1の右方の図示しないトルクコンバータのタービンに連結される出力側部材4と、円周方向に沿って配置されると共に前記入力側部材3と前記出力側部材4とを回転方向で弾性的に連結するばね5と、該ばね5の外周を覆うように配置され、該ばね5の両側を規制する一対の側面規制部6a,6bを有し、ロックアップピストン2に対して相対回転自在な円環状の保持部材6とで構成されている。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1を図1〜図4に基づいて説明する。図示しないエンジンのクランク軸と、図示しないトランスミッションとの間にトルクコンバータが配置されている。該トルクコンバータには、図1に示す捩り振動低減装置1が設けられている。捩り振動低減装置1は、図1の左方のクランク軸に結合されたトルクコンバータの図示しないカバーに連結可能なロックアップピストン2と、該ロックアップピストン2に結合された入力側部材3と、図1の右方の図示しないトルクコンバータのタービンに連結される出力側部材4と、円周方向に沿って配置されると共に前記入力側部材3と前記出力側部材4とを回転方向で弾性的に連結するばね5と、該ばね5の外周を覆うように配置され、該ばね5の両側を規制する一対の側面規制部6a,6bを有し、ロックアップピストン2に対して相対回転自在な円環状の保持部材6とで構成されている。
前記ロックアップピストン2の中心部には、該ロックアップピストン2を軸方向へ移動自在に支持するための孔2aが形成されており、外周面近傍には摩擦ライニング2bが結合されている。該摩擦ライニング2bの存在により、ロックアップピストン2は軸方向左へ移動してエンジンのクランク軸と一体に回転するトルクコンバータの図示しないカバーと摩擦結合し、該カバーと一体に回転する。ロックアップピストン2の外周部には、筒状の外周部2eが形成されている。
前記保持部材6は、図4(a)に示すように、ばね5の外周を覆う円環状であり、図4(b)に示すようにばね5の両側を規制する一対の側面規制部6a,6bを有する。そして、図4(c)に示すように保持部材6には内側へ突出する連結部6cが円周方向に略等間隔に4つ形成されている。この連結部6cは、一対のばね5とばね5とを円周方向に連結するために設けられており、図1の上部に示すように連結部6cはばね5の端面の左部と下部とに当接する。また、図1の上部に示すばね5の右上を支持するために、ばね5の外周面よりも内側へ突出させて連結用凸部6dが形成されている。保持部材6は、遠心力が作用するばね5に接触して摺動するため、大きな強度や耐久性が要求され、浸炭窒化処理等が施される。ばね5と摺動する部分には潤滑被膜コーティングを施してもよい。
前記入力側部材3は、ロックアップピストン2のトランスミッション側の面に結合して設けられている。入力側部材3は、図2に示すように、円周方向に本実施の形態では4つに分割されて取り付けられている。このように分割するのは、図1の下部のように、入力側部材3の外径寸法の大きい支持部3b(後述する)を保持部材6の内径寸法の小さい一対の側面規制部6a,6bの間に半径方向内側から入り込ませるためである。夫々の入力側部材3は、以下のようにしてロックアップピストン2に結合されている。即ち、ロックアップピストン2を円周方向に略等間隔にエンボス加工することにより、突出軸2cが形成される一方、入力側部材3の内側には取付孔3aが形成され、該取付孔3aに突出軸2cを挿入した状態で、突出軸2cの先端をかしめることにより、カシメ部2dが形成されている。ロックアップピストン2に孔を形成しないので、ロックアップピストン2の両側の油室間での油漏れが未然に防止される。
入力側部材3には、図3(a),図1に示すように半径方向の中間部に、補強の目的で円弧状の絞り部3cが形成され、前記取付孔3aは絞り部3cよりも中心側に配置されている。そして、絞り部3cの外側には、図3(c)に断面形状を示すように、ばね5における内側と軸方向エンジン側とを規制する規制部3dが、円周方向に沿って円弧状に形成されている。図3(a)における左右の規制部3dと規制部3dとの間には、図3(b)に断面形状を示すようにばね5の端部を押圧する断面略コ字形状の第1押圧部3eが形成されている。第1押圧部3eは、絞り部3cから外周へ向かって立ち上げられ、図1の下部に示すように、第1押圧部3eはばね5のエンジン側の巻きに沿って形成されている。入力側部材3は、ばね5を圧縮したり、ばね5や保持部材6と摺動したりするので、高い強度や硬度が求められ、浸炭窒化処理等が施される。
図3(a)における第1押圧部3eの円周方向での中間位置には、支持部3bが外周へ立ち上げて設けられている。図1の下部および図2のように、支持部3bは、ばね5をトランスミッション側から挿入する際の、入力側部材3の規制部3dと保持部材6の側面規制部6bとの間である開口部8を除いた位置として、本実施の形態では円周方向でのばね5とばね5との間の第1押圧部3eの位置に配置され、ロックアップピストン2と入力側部材3と保持部材6とを組み立てた後にトランスミッション側の開口部8からばね5を組み込むことができるように考慮されている。開口部8を除いた位置に支持部を配置するのは、開口部8に支持部を配置すると、ロックアップピストン2と入力側部材3と保持部材6とを予め組み立ててからばね5を組み込む際に、ばね5が支持部に干渉して組み込めなくなるからである。支持部3bは、保持部材6の一対の側面規制部6a,6bのうちのエンジン側の側面規制部6aが、軸方向トランスミッション側へ移動しないように規制している。支持部3bは円周方向でのばね5の存在しない第1押圧部3eの位置に配置されているので、軸方向に沿ってばね5を開口部8から挿入する際に、ばね5が支持部3bと干渉することはない。ここで、図2の右上1/4は出力側部材4を省略した図であり、右下1/4は更に図4のように保持部材6のトランスミッション側の一部を省略した図である。図1の上部のように、ばね5は入力側部材3の規制部3dによって軸方向に規制されているので、規制部3dの形状を調整することにより、軸方向でのばね5の位置を調整し、結果として保持部材6のエンジン側の側面規制部6aの位置をばね5の位置に合わせて調整することができる。これにより、ロックアップピストン2と入力側部材3とのいずれに対しても相対回転自在な保持部材6と、ロックアップピストン2とが擦れることを抑制することができる。
保持部材6の軸方向エンジン側への移動の規制は、前記のように規制部3dによって間接的に行われ、あるいはロックアップピストン2によって行われる。また、保持部材6の半径方向での規制は、基本的にはばね5の存在によって行われるが、本実施の形態ではロックアップピストン2の円筒部2eの存在や、支持部3bの存在によっても行われている。
前記出力側部材4の外周部には、図1の上部のようにばね5の内側および軸方向トランスミッション側を規制するための規制部4aが、円周方向で前記入力側部材3の規制部3dと対応する位置に形成されている。また、図1の下部のようにばね5の端部を押圧する第2押圧部4bが、円周方向で前記入力側部材3の第1押圧部3eと対応する位置に設けられている。規制部4aは、軸方向トランスミッション側のみを規制する構成にしてもよい。出力側部材4の内周側には、トルクコンバータのタービンと連結するための取付孔4cが形成されている。
次に、捩り振動低減装置の作用について説明する。
まず、捩り振動低減装置の組み立て手順について説明する。摩擦ライニング2bを下にしてロックアップピストン2を床面に置き、該ロックアップピストン2の内部に保持部材6を入れる。次に、分割された4枚の入力側部材3を、その支持部3bが保持部材6のエンジン側の側面規制部6aを押えるように配置し、ロックアップピストン2の突出軸2cを取付孔3aに挿入した状態で、突出軸2cの先端をかしめる。これにより、図1の下部のように保持部材6は支持部3bによりロックアップピストン2から分離しないように支持される。これにより、装置半径方向および軸方向に規制された状態で、保持部材6はロックアップピストン2に対して円周方向へ相対回転自在となっている。このあと、図2に示す入力側部材3の第1押圧部3eと第1押圧部3eとの間に、第1押圧部3e側の端部にのみリテーナ5aを装着した一対のばね5を直列に配置し、一対のばね5とばね5との間に保持部材6の連結部6cが介在する状態にする。ばね5の端部に設けられるスプリングリテーナ5aは、ばね5の押圧状態を安定させる目的で設けられる。
一方、出力側部材4はトルクコンバータのタービンを組み立てる際に取付孔4cに挿通した図示しないリベットを介してタービンに結合される。そして、タービンを組み立てる途中で、ばね5までを組み込んだロックアップピストン2等に対して出力側部材4が軸方向から装着され、このときに出力側部材4の第2押圧部4bが入力側部材3の第1押圧部3eの内部へ入り込む。組み込まれた状態で、ばね5の内側が図1の上部のように規制部3d,4aに規制され、外周が図1の下部のように保持部材6に規制され、軸方向エンジン側が図1の上下部のように規制部3d,6aに規制され、軸方向トランスミッション側が図1の上下部のように規制部4a,6bに規制される。
この実施の形態では、保持部材6をロックアップピストン2に対して相対回転自在に支持するための支持部3bを、円周方向でのばね5とばね5との間に配置したので、ロックアップピストン2と入力側部材3と保持部材6とを組み立てた状態のときに、開口部8にばね5の挿入を阻害する部材はなく、トランスミッション側から開口部8を介してばね5を組み込むことができる。このため、ばね5を先に組み込む従来の構成に比べて捩り振動低減装置の組み立て作業が容易である。また、支持部3bを入力側部材3に設けたので、保持部材6を支持するだけの目的で新たに部材を設けなくても済む。更に、支持部3bを入力側部材3の第1押圧部3eに形成したので、円周方向でばね5の存在しない第1押圧部3eの位置に支持部3bが配置されることになり、ばねを挿入する際の支持部3bの干渉が避けられる。そして、第1押圧部3eを外周へ少し延長すればよく、加工が少なくて済む。また更に、入力側部材3を分割したので、保持部材6の内径寸法が小さい一対の側面規制部6a,6bの内側に、外径寸法が大きい支持部3bを入り込ませることが可能になる。そして、入力側部材3を分割したことにより、材料の歩留まりが良くなる。また、入力側部材3の板厚を保持部材6の板厚と同じにして材料の共取りをすることにより、更に歩留まりを向上させることができる。
このような捩り振動低減装置では、ロックアップピストン2と一体の入力側部材3に対して出力側部材4が相対的に回転すると、出力側部材4が相対的にいずれの方向へ回転する場合にも、一対のばね5が入力側部材3の第1押圧部3eと出力側部材4の第2押圧部4bとにより圧縮されることになり、ばね5は弾性の性質を有するので捩り振動が低減される。そして、一対のばね5の圧縮により、連結部6cは保持部材6と共に円周方向へ移動する。ばね5は圧縮されることから外周方向へ力が作用し、更にばね5は回転していることから遠心力が加わり、この外周方向への力と遠心力とは全て保持部材6に加わる。これらの力が最も強くなるのは一対のばね5の中央部に位置する連結部6cの位置であり、この位置はばね5と保持部材6との円周方向での相対的な移動量が最も少ない位置である。ばね5から保持部材6へ加わる力が最も大きな部分において、両者の相対的な移動量が最も少なくなることから、ヒステリシスの発生が少なく抑えられる。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2を図5に基づいて説明する。この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2を図5に基づいて説明する。この実施の形態は、実施の形態1の一部を変更したものなので、実施の形態1と異なる部分のみを説明する。
図5の上部のように、保持部材6の連結部6cが内側へ向かって延長され、被ガイド部6eが形成されている。そして、この被ガイド部6eが入力側部材3と出力側部材4との間に移動自在に設けられている。入力側部材3と出力側部材4との間に被ガイド部6eが移動するためのガイド空間7を形成するため、図1と図5とを比較するとわかるように、入力側部材3の絞り部3cの絞り量が実施の形態1よりも小さく形成されている。被ガイド部6eとガイド空間7とにより保持部材6の軸方向の規制を行うので、図5の下部を図3の下部と比較するとわかるように、入力側部材3に支持部が設けられていない。
被ガイド部6eがガイド空間7に沿って円周方向へ移動自在に設けられていることから、保持部材6は軸方向のいずれの方向にも規制された状態で、ロックアップピストン2から分離しないように規制されている。
その他の構成,作用は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
(c)実施の形態3
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態1は一対のばねを連結部を介して連結した構成であるが、この実施の形態は、単一のばねを用いると共に、保持部材の連結部を除去したものなので、図示省略する。
(c)実施の形態3
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態1は一対のばねを連結部を介して連結した構成であるが、この実施の形態は、単一のばねを用いると共に、保持部材の連結部を除去したものなので、図示省略する。
この場合は、単一のばねから保持部材に加わる力は、単一のばねの中間部で最も大きくなるが、単一のばねの中間部と保持部材との間には摩擦力が作用して相対的な移動がないので、実施の形態1と同様にヒステリシスの発生を抑制できる。そして、捩り振動低減装置の組立作業も、ばねの数が半分になることから実施の形態1に比べて容易である。
なお、単一のばねを用いる場合には、外力を加えない状態で予め円弧状に曲がっているアークスプリングを用いるようにしてもよい。この場合も同様に、ヒステリシスの発生を抑制できるが、円弧状に曲がっていて外周側の全体が部材に接触するためにとりわけ大きなヒステリシスを発生するアークスプリングにとっては、保持部材を設けることはヒステリシスの発生を低減させるのに最も有効な手段といえる。
実施の形態1,3では保持部材6の側面規制部6aを規制する構成であるが、支持部は円周方向でのばね5の存在しない位置に配置されているので、側面規制部6aに代えて側面規制部6bを規制することにより、保持部材6をロックアップピストン2に相対回転自在に支持してもよい。
1…捩り振動低減装置
2…ロックアップピストン
3…入力側部材
3b…支持部
3e…第1押圧部
4…出力側部材
4b…第2押圧部
5…ばね
6…保持部材
6a,6b…側面規制部
6c…連結部
8…開口部
2…ロックアップピストン
3…入力側部材
3b…支持部
3e…第1押圧部
4…出力側部材
4b…第2押圧部
5…ばね
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6a,6b…側面規制部
6c…連結部
8…開口部
Claims (6)
- エンジンのクランク軸とトランスミッションとの間に配置され、前記クランク軸に連結可能なロックアップピストンと、
該ロックアップピストンに結合された入力側部材と、
該入力側部材の外周部に形成された複数の第1押圧部間に円周方向に沿って配置されたばねと、
該円周方向に沿って配置されたばねの外周を覆う円環状の保持部材と、
該保持部材を前記ロックアップピストンに対して相対回転自在に支持すると共に、前記ばねをトランスミッション側から挿入する際の開口部を除いた位置に配置された支持部と、
トルクコンバータのタービンに連結され、トランスミッション側から前記入力側部材へ向かって組み込まれ、前記第1押圧部との間で前記ばねを圧縮する第2押圧部を有する出力側部材と、
を備え、前記ロックアップピストンと前記入力側部材と前記保持部材とを組み立てた状態で、トランスミッション側から前記開口部を介して前記ばねを組み込むように構成したことを特徴とする捩り振動低減装置。 - 請求項1に記載の捩り振動低減装置において、前記支持部は、前記入力側部材に形成したことを特徴とする捩り振動低減装置。
- 請求項2に記載の捩り振動低減装置において、前記支持部は、円周方向で前記ばね間に位置する前記第1押圧部に形成したことを特徴とする捩り振動低減装置。
- 請求項2または3に記載の捩り振動低減装置において、前記保持部材の両端内側に前記ばねの側面を規制する一対の側面規制部を形成し、該一対の側面規制部の間に前記支持部を入り込ませるために、前記入力側部材を円周方向に沿って複数に分割したことを特徴とする捩り振動低減装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の捩り振動低減装置において、前記保持部材に半径方向内側へ突出する連結部を形成し、前記ばねを、該連結部を挟んで配置した一対のばねにより構成したことを特徴とする捩り振動低減装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の捩り振動低減装置において、前記ばねとしてアークスプリングを用いたことを特徴とする捩り振動低減装置。
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