JP2006009504A - 木造バルコニーの手摺壁構造及びこれに用いる固定部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 木造バルコニーの手摺壁において、外壁材が張り付けられる下地の梁への固定強度及び剛性を確保しつつ、意匠的に好ましい壁厚の薄い手摺壁を構築する。
【解決手段】 バルコニー外周の梁その他の構造材(2)(3)…上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材(57)(58)を張り付けるための下地となる複数の木製束(1)(1)…を、前記構造材(2)(3)…に固定された固定金物(21)(31)へそれぞれ固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 バルコニー外周の梁その他の構造材(2)(3)…上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材(57)(58)を張り付けるための下地となる複数の木製束(1)(1)…を、前記構造材(2)(3)…に固定された固定金物(21)(31)へそれぞれ固定する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、主として木造住宅において、木製下地に外壁材を張り付けて構築される木造バルコニーの手摺壁構造、及びこれに用いる固定部材に関する。
木造住宅におけるバルコニーの手摺壁としては、図7に示す従来例のように、バルコニー外周の梁(81)上に木製の下地(70)を固定して、その下地(70)の屋外側及び屋内側の両面に外壁材(75)(76)を張り付ける構造が知られている。かかる構造において、下地(70)は、木質の角材からなる枠材(71)〜(73)が方形枠状に組み付けられて形成され、下側の枠材(72)を釘打ちすることで梁(81)へ固定されていた。
なお、同様の構造が特許文献1に開示されており、この特許文献1に記載された構造では、フレーム状の下地が釘(80)(80)…打ちにより梁へ固定され、隣接する下地同士が金具を介して連結されている。
しかし、図7に示すようなフレーム状の下地(70)は、その壁厚方向の厚みを薄く形成すると、釘(80)(80)…打ちの本数が制限されることに伴って梁(81)への固定強度が弱まってしまうとともに、下地(70)の剛性が低下してしまうため、下地(70)の厚みをある程度確保する必要があった。そのため、手摺壁の壁厚がある程度厚くなってしまい、意匠的に好ましい壁厚の薄い手摺壁を構築することができなかった。なお、この点に関して、特許文献1に開示された構造も同様の欠点を有している。
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、木造バルコニーの手摺壁において、外壁材が張り付けられる下地の梁への固定強度及び剛性を確保しつつ、意匠的に好ましい壁厚の薄い手摺壁を構築することを目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明における木造バルコニーの手摺壁構造は、バルコニー外周の梁その他の構造材上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材を張り付けるための下地となる複数の木製束を、前記構造材に固定された固定金物へそれぞれ固定してなることを特徴とする。
具体的に言えば、上記の複数の木製束を、前記構造材に固定された下側固定金物と、それら下側固定金物にそれぞれ緊結されるとともに前記束の下端部に固定される上側固定金物とによって、それぞれ前記構造材へ固定してなることを特徴とする。
また、前記下側固定金物は、前記上側固定金物を載置するための受け部と、この受け部より下方に向かって突出するほぞ部とを備え、そのほぞ部を前記構造材上面のほぞ穴に差し込んだ状態で、下側固定金物を構造材へ固定してなる。
さらに、前記ほぞ穴とそのほぞ穴に差し込まれた前記ほぞ部とを貫通するドリフトピンその他の固定具によって、下側固定金物を前記構造材へ固定してなる。
さらにまた、前記上側固定金物は、下側固定金物上に載置される載置部と、この載置部上面に立設された支持片とを備え、その支持片を前記束に形成されたスリットに差し込んだ状態で、前記束と上側固定金物とを固定してなる。
また、前記スリットとそのスリットに差し込まれた支持片とを貫通するドリフトピンその他の固定具によって、上側固定金物と束とを固定してなる。
さらに、下側固定金物の前記受け部より上方に向かって突設された複数のボルトを、上側固定金物の前記載置部に差し込んだ状態で、それらのボルトの先端にねじ込むナットを締め付けて、それら受け部と載置部とを緊結してなる。
また、この発明における固定部材は、バルコニー外周の梁その他の構造材上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材を張り付けるための下地として、木製の束を前記構造材へ固定するためのものであって、前記構造材に固定される下側の固定金物と、この下側固定金物に緊結されるとともに前記束の下端部に固定される上側の固定金物とからなっていることを特徴とする。
さらに、前記下側固定金物は、前記上側固定金物を載置するための受け部と、この受け部より下方に向かって突出するほぞ部とを備えている。
さらにまた、前記上側固定金物は、下側固定金物上に載置される載置部と、この載置部上面に立設された支持片とを備えている。
加えて、上側固定金物と下側固定金物とを緊結するための複数のボルトが、下側固定金物の前記受け部より上方に向かって突設されるとともに、それらのボルトが差し込まれるボルト挿通穴が、それぞれのボルトに対応して上側固定金物の前記載置部に形成されている。
この発明によれば、手摺壁の外壁材を張り付けるための下地となる束が、バルコニー外周の梁等に固定された固定金物へそれぞれ固定されるため、それらの固定金物によって、それぞれの束を強固に固定することが可能になる。また、梁等へそれぞれ個別に固定された束により下地を構成しているため、従来のようなフレーム状の下地に比べて、下地全体の剛性を強くすることが可能になる。
従って、手摺壁の壁厚方向において下地の厚みを従来より薄くすることが可能になるため、梁等への固定強度と下地全体の剛性とを十分に確保しつつ、意匠的に好ましい壁厚の薄い手摺壁を構築することができる。
また、上下2つの固定金物を用いることによって、下側の固定金物を工場等において予め梁等へ固定しておけば、現場において束の位置決め作業を省略することができるため、施工者の技量に左右されることなく施工の精度を高めることができる。しかも、上側固定金物については、梁等へ予め固定しておかずに現場へ別途運搬することにより、上側固定金物が引っ掛かることなどにより、梁等の運搬に支障をきたすことを防ぐことができる。
さらに、下側固定金物は、下側固定金物のほぞ部が梁等のほぞ穴に差し込まれた状態で、ドリフトピン等により梁等へ固定されるため、いずれの方向に対してもずれが生じにくく、梁等に対して極めて強固に固定することができる。
また、設置状態においてほぞ部が梁等の表面に露出しないため、その梁等が他の梁や柱と接合する部分に下側固定金物を固定しても、それら他の梁や柱、或いはその接合に用いられる接合金物と、ほぞ部とが干渉することがない。すなわち、そのような梁同士の接合部や梁と柱との接合部であっても、束を設置することができる。
さらにまた、上側固定金物は、上側固定金物の支持片が束のスリットに差し込まれた状態で、ドリフトピン等により束へ固定されるため、ずれが生じにくい強固な固定を実現することができる。
また、下側固定金物の受け部より上方に向かって突設されたボルトを、上側固定金物の載置部に差し込んで、ナットの締め付けによって受け部と載置部とを緊結することにより、上側固定金物と下側固定金物とを確実に固定することができるため、束の梁等への固定強度の確保に貢献することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態に係る木造バルコニーでは、図1に示すように、バルコニーの外周に沿って複数の梁(2)(2)…が設けられ、それらバルコニー外周の梁(2)(2)…、及びそれら隣接する梁(2)(2)間に挟まれた柱(3)(4)の上に手摺壁が立設されるようになっている。
なお、この実施形態では、梁(2)(2)…と柱(3)(4)上端との接合部分において、柱(3)(4)の側面に梁(2)(2)…の端面が接合するいわゆる柱勝ち構造の木造バルコニーについて説明するが、この発明は、梁の下面に柱の上端面が接合するいわゆる梁勝ち構造のバルコニーにも適用できるものである。
手摺壁の外壁材(57)(58)を張り付けるための下地(10)は、バルコニー外周において周方向に間隔を空けて設けられた複数の束(1)(1)…と、バルコニー外周のコーナー部に設けられた支柱(7)と、それら束(1)(1)…及び支柱(7)の上端を繋ぐ頭つなぎ(8)(8)と、互いに隣接する束(1)(1)間、及び支柱(7)とその支柱(7)に隣接する束(1)との間にそれぞれ跨る横桟(9)(9)…とからなっている。
これら束(1)(1)…、支柱(7)、頭つなぎ(8)(8)及び横桟(9)(9)…は、それぞれ木質の角材からなっている。また、束(1)(1)…、支柱(7)及び頭つなぎ(8)(8)の壁厚方向の厚みは、梁(2)(2)…及び柱(3)のおよそ半分程度の例えば60mmとされている。
束(1)(1)…は、例えば50cm又は1mのピッチで設けられ、それにより下地(10)の剛性が確保されるようになっている。なお、特に束(1)(1)…を1mピッチで設ける場合は、下地(10)の剛性をより高めるため、互いに隣接する束(1)(1)間に縦桟を別途設けるようにしても良い。また、束(1)(1)…のピッチは、必ずしも上記の50cm又は1mに限定されるものではない。さらに、例えば160cm程度の比較的高い手摺壁を構築する場合は、50cm以内のピッチで束(1)(1)…を設けるのが望ましい。
それぞれの束(1)は、梁(2)又は柱(3)の上面に固定された下側固定金物(21)と、その下側固定金物(21)に緊結されるとともに束(1)の下端部に固定される上側固定金物(31)とによって、梁(2)又は柱(3)に固定される。以下、図2に示すように梁(2)へ束(1)を固定する場合について、具体的に説明する。
下側固定金物(21)は、図3に示すように、上側固定金物(31)を載置するための例えば鋼製の受け部(22)と、この受け部(22)より下方に向かって突出する例えば鋼製のほぞ部(23)とを備えている。また、上側固定金物(31)と下側固定金物(21)とを緊結するための複数のボルト(24)(24)…が、受け部(22)より上方に向かって突設されている。
受け部(22)は、例えば矩形のプレート状に形成されている。手摺壁の壁厚方向において、受け部(22)の幅は、梁(2)の幅と同程度となっている。また、受け部(22)の各コーナー部分には、上記のボルト(24)(24)…が例えば溶接により固着されている。さらに、受け部(22)の周縁におけるボルト(24)(24)…間の中間部分には、ビス(41)(41)…を挿通させるための挿通穴(25)(25)…が、上下方向に貫通して設けられている。
ほぞ部(23)は、パイプ状に形成されており、このほぞ部(23)の上端部が、受け部(22)の中央部に例えば溶接により固着されている。そのほぞ部(23)は、その上端が受け部(22)の上面より上側に僅かに突出するようにして、受け部(22)を貫通して設けられている。
ほぞ部(23)には、ドリフトピン(42)(42)を挿入させるための例えば上下一対の挿入穴(28)(28)が、互いに平行な水平方向に沿って設けられている。また、ほぞ部(23)には、一対の挿入穴(28)(28)間の上下方向の中間部分において、予備用挿入穴(29)が、一対の挿入穴(28)(28)と直角な水平方向に沿って設けられている。この予備用挿入穴(29)は、下側固定金物(21)を梁(2)(2)(5)と柱(3)との接合部分に設置する場合において、その接合部分に接合金物を固定するボルト等の固定具を挿入させるために用いられる。
一方、梁(2)の上面には、下側固定金物(21)のほぞ部(23)に対応して、そのほぞ部(23)が差し込まれる直径と深さを備えたほぞ穴(11)が形成されている。また、梁(2)には、ほぞ部(23)の挿入穴(28)(28)に対応する挿入穴(12)(12)が、ほぞ穴(11)を貫通するようにして設けられている。
上側固定金物(31)は、図4に示すように、下側固定金物(21)上に載置される例えば鋼製の載置部(32)と、この載置部(32)上面に立設された例えば鋼製の支持片(33)(33)とを備えている。
載置部(32)は、例えば矩形のプレート状に形成されており、下側固定金物(21)の受け部(22)とほぼ同形状となっている。また、載置部(32)の各コーナー部分には、受け部(22)から突設されたボルト(24)(24)…に対応して、それらのボルト(24)(24)…が差し込まれるボルト挿通穴(34)(34)…が、上下方向に貫通して形成されている。
また、載置部(32)の周縁におけるボルト挿通穴(34)(34)…間の中間部分には、下側固定金物(21)の受け部(22)を梁(2)へ固定するビス(41)(41)…の頭部と載置部(32)との干渉を避けるための逃げ穴(35)(35)…が、受け部(22)の挿通穴(25)(25)…に対応して上下方向に貫通して設けられている。さらに、載置部(32)の中央部には、受け部(22)上面より突出するほぞ部(23)上端と載置部(32)との干渉を避けるための逃げ穴(36)が、ほぞ部(23)に対応して上下方向に貫通して設けられている。
支持片(33)(33)は、壁厚方向及び上下方向に平行なプレート状であり、上下方向に長く形成されている。支持片(33)(33)は、バルコニー外周の周方向に間隔を空けて例えば一対設けられている。手摺壁の壁厚方向において、支持片(33)(33)の幅は、載置部(32)の幅の半分程度であり、束(1)の幅と比べて略等しいか又はやや細く形成されている。
それら支持片(33)(33)の下端は、載置部(32)の上面に対して、壁厚方向における屋外側端部から中央部にかけて例えば溶接により固着されている。それぞれの支持片(33)(33)には、ドリフトピン(45)(45)…又はボルト(46)を挿入するための挿入穴(37)(37)…が、上下方向に間隔を空けて設けられている。
一方、束(1)の下端には、図2に示すように、上側固定金物(31)の支持片(33)(33)に対応して、それら支持片(33)(33)を挿入する幅と高さを備えたスリット(15)(15)が形成されている。また、束(1)には、支持片(33)(33)の挿入穴(37)(37)…に対応する挿入穴(17)(17)…が、スリット(15)(15)を貫通するようにして設けられている。
束(1)を梁(1)へ固定する際は、先ず、下側固定金物(21)のほぞ部(23)を梁(2)上面のほぞ穴(11)に差し込んだ状態で、下側固定金物(21)を梁(2)へ固定する。下側固定金物(21)を固定する際は、図3に示すように、梁(2)の側面から、ドリフトピン(42)(42)を梁(2)の挿入穴(12)(12)に差し込んで、さらに、それらドリフトピン(42)(42)の先端を、ほぞ穴(11)に差し込まれたほぞ部(23)の挿入穴(28)(28)に差し込む。
このように、梁(2)のほぞ穴(11)とそのほぞ穴(11)に差し込まれたほぞ部(23)とを貫通するドリフトピン(42)(42)によって、下側固定金物(21)は梁(2)へ強固に固定される。なお、この固定の際には、必要に応じて、上記ドリフトピン(42)(42)に代えて、ボルトその他の固定具を用いるようにしても良い。
また、受け部(22)の挿通穴(25)(25)…に、上側からビス(41)(41)…を差し込んで梁(2)へねじ込み、これにより、受け部(22)を梁(2)上面に固定する。ただし、この固定は、必ずしもビス(41)(41)のねじ込みによるものに限られず、釘その他の固定具の打ち込み又はねじ込みによって固定するようにしても良い。
続いて、上記のように梁(2)に固定された下側固定金物(21)に、図2に示すように、上側固定金物(31)を固定する。上側固定金物(31)を固定する際は、載置部(32)の挿通穴(34)(34)…に、下側固定金物(21)のボルト(24)(24)…の先端を差し入れながら、下側固定金物(21)の受け部(22)に載置部(32)を載置する。このとき、下側固定金物(21)のほぞ部(23)上端及び上記ビス(41)(41)…の頭部は、図5に示すように、それぞれ載置部(32)の逃げ穴(35)(35)…内に収まるようになっている。
そのようにして、下側固定金物(21)のボルト(24)(24)…を上側固定金物(31)の載置部(32)に差し込んだ状態で、それらのボルト(24)(24)…の先端にナット(43)(43)…をねじ込んで締め付け、受け部(22)と載置部(32)とを緊結することで、上側固定金物(31)が下側固定金物(21)に固定される。
最後に、上記のように設置した上側固定金物(31)に束(1)を固定する。束(1)を固定する際は、束(1)下端のスリット(15)(15)へ、上側固定金物(31)の支持片(33)(33)を挿入するとともに、束(1)のそれぞれの挿入穴(17)(17)…にドリフトピン(45)又はボルト(46)を差し込んで、さらに、それらドリフトピン(45)(45)…及びボルト(46)の先端を、スリット(15)(15)に差し込まれた支持片(33)(33)の挿入穴(37)(37)…に差し込む。
このとき、束(1)及び支持片(33)(33)の最下端の挿入穴(17)(37)…以外の挿入穴(17)(37)…にドリフトピン(45)(45)…を差し込んで、最下端の挿入穴(17)(37)…にボルト(46)を差し込むようにしており、そのボルト(46)の先端には、ナット(47)をねじ込んで締め付けて固定する。このように、束(1)下端のスリット(16)(16)とそれらスリット(15)(15)に差し込まれた支持片(33)(33)とを貫通するドリフトピン(45)(45)…及びボルト(46)によって、束(1)が上側固定金物(31)に対して強固に固定される。
なお、束(1)及び支持片(33)(33)の各挿入穴(17)(37)…には、それぞれドリフトピン(45)又はボルト(46)のいずれを挿入するようにしても良く、場合によっては、その他の固定具を挿入しても良いものとする。
以上においては、梁(2)へ束(1)を固定する場合について説明したが、柱(3)の上端へ束(1)を固定する場合も、その柱(3)の上端部に、上記のほぞ穴(11)及び挿入穴(12)(12)を設けておくことで、上記と同様に固定することができる。
ただし、柱(3)と梁(2)(2)(5)との接合に用いる接合金物を柱(3)へ固定する場合は、その柱(3)へ下側固定金物(21)を固定するのに際して、上記のドリフトピン(42)(42)に代えて、接合金物固定用のボルトを用いるようにする。すなわち、接合金物固定用ボルトにより、下側固定金物(21)のほぞ部(23)と接合金物とを共綴りすることで、下側固定金物(21)と接合金物とを柱(3)へ固定する。この共綴りの際には、ほぞ部(23)の挿入穴(28)(28)と予備用挿入穴(29)とのいずれか一方又は両方に、接合金物固定用ボルトが挿入される。
以上のように束(1)(1)…を設置した後は、図6に示すように、束(1)(1)…の上端に形成されたスリット(16)(16)…に、手摺ステー取付けプレート(51)(51)…を挿入して固定し、それら手摺ステー取付けプレート(51)(51)…に手摺ステー(52)(52)…を取り付けて手摺(53)を設置する。その後、束(1)(1)…及び支柱(7)の上端面にビス又は釘その他の固定具のねじ込み又は打ち込みにより頭つなぎ(8)(8)を固定する。
そのようにして施工した下地(10)の屋外側及び屋内側の両面には、それぞれ構造用合板(55)(56)を介して外壁材(57)(58)を張り付け、屋内側の面の下端部には、立ち上げ下地サイディング材(59)を張り付ける。また、下地(10)及び外壁材(57)(58)の上端面を被覆するようにして笠置(60)を設置する。
この施工状態において、手摺壁の下地(10)は、手摺壁の壁厚方向において、梁(2)(2)…及び柱(3)のおよそ半分程度の厚みとなっているが、そのように薄く形成された下地(10)であっても、その下地(10)を構成するそれぞれの束(1)が、固定金物(21)(31)によって強固に梁(2)又は柱(3)に固定されているため、十分な固定強度と剛性が確保されるようになっている。しかも、壁厚方向に薄い下地(10)を用いている分だけ、手摺壁の壁厚を薄くすることができ、意匠性に優れた手摺壁を構築することができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
(1) 束
(2) 梁
(3) 柱
(10) 下地
(11) ほぞ穴
(15) スリット
(21) 下側固定金物
(22) 受け部
(23) ほぞ部
(24) ボルト
(31) 上側固定金物
(32) 載置部
(33) 支持片
(34) ボルト挿通穴
(42)(45) ドリフトピン
(43) ナット
(57)(58) 外壁材
(2) 梁
(3) 柱
(10) 下地
(11) ほぞ穴
(15) スリット
(21) 下側固定金物
(22) 受け部
(23) ほぞ部
(24) ボルト
(31) 上側固定金物
(32) 載置部
(33) 支持片
(34) ボルト挿通穴
(42)(45) ドリフトピン
(43) ナット
(57)(58) 外壁材
Claims (11)
- バルコニー外周の梁その他の構造材上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材を張り付けるための下地となる複数の木製束を、前記構造材に固定された固定金物へそれぞれ固定してなることを特徴とする木造バルコニーの手摺壁構造。
- バルコニー外周の梁その他の構造材上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材を張り付けるための下地となる複数の木製束を、前記構造材に固定された下側固定金物と、それら下側固定金物にそれぞれ緊結されるとともに前記束の下端部に固定される上側固定金物とによって、それぞれ前記構造材へ固定してなることを特徴とする木造バルコニーの手摺壁構造。
- 前記下側固定金物は、前記上側固定金物を載置するための受け部と、この受け部より下方に向かって突出するほぞ部とを備え、そのほぞ部を前記構造材上面のほぞ穴に差し込んだ状態で、下側固定金物を構造材へ固定してなる請求項2記載の木造バルコニーの手摺壁構造。
- 前記ほぞ穴とそのほぞ穴に差し込まれた前記ほぞ部とを貫通するドリフトピンその他の固定具によって、下側固定金物を前記構造材へ固定してなる請求項3記載の木造バルコニーの手摺壁構造。
- 前記上側固定金物は、下側固定金物上に載置される載置部と、この載置部上面に立設された支持片とを備え、その支持片を前記束に形成されたスリットに差し込んだ状態で、前記束と上側固定金物とを固定してなる請求項2乃至4のいずれかに記載の木造バルコニーの手摺壁構造。
- 前記スリットとそのスリットに差し込まれた支持片とを貫通するドリフトピンその他の固定具によって、上側固定金物と束とを固定してなる請求項5記載の木造バルコニーの手摺壁構造。
- 下側固定金物の前記受け部より上方に向かって突設された複数のボルトを、上側固定金物の前記載置部に差し込んだ状態で、それらのボルトの先端にねじ込むナットを締め付けて、それら受け部と載置部とを緊結してなる請求項5又は6記載の木造バルコニーの手摺壁構造。
- バルコニー外周の梁その他の構造材上に立設される手摺壁において、その手摺壁の外壁材を張り付けるための下地として、木製の束を前記構造材へ固定するための固定部材であって、前記構造材に固定される下側の固定金物と、この下側固定金物に緊結されるとともに前記束の下端部に固定される上側の固定金物とからなっていることを特徴とする固定部材。
- 前記下側固定金物は、前記上側固定金物を載置するための受け部と、この受け部より下方に向かって突出するほぞ部とを備えている請求項8記載の固定部材。
- 前記上側固定金物は、下側固定金物上に載置される載置部と、この載置部上面に立設された支持片とを備えている請求項8又は9記載の固定部材。
- 上側固定金物と下側固定金物とを緊結するための複数のボルトが、下側固定金物の前記受け部より上方に向かって突設されるとともに、それらのボルトが差し込まれるボルト挿通穴が、それぞれのボルトに対応して上側固定金物の前記載置部に形成されている請求項10記載の固定部材。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017145607A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 住友林業株式会社 | 木造陸屋根の支柱取付構造 |
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2004
- 2004-06-29 JP JP2004191285A patent/JP2006009504A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2017145607A (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 住友林業株式会社 | 木造陸屋根の支柱取付構造 |
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