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JP2006008523A - 生理活性フェノール性化合物およびそれを含有してなる食品 - Google Patents

生理活性フェノール性化合物およびそれを含有してなる食品 Download PDF

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Abstract

【課題】糖尿病、肥満症、癌などの生活習慣病を予防・治療効果を有する成分と、それを日常的な食生活を通して安全に摂取することが可能な健康食品を提供する。
【解決手段】カエデ科植物の成分であって、アルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去能(SOD活性)およびヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性の少なくともひとつの生理活性を有するフェノール性化合物、およびその化合物を有効成分として含有してなる食品。
【選択図】なし

Description

本発明は、カエデ科植物に存在し、アルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去能(SOD活性)あるいはヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性などの生理活性を有し、糖尿病、肥満症、癌などの生活習慣病の予防・治療に有用なフェノール性化合物と、これらの化合物を含有せしめてなる食品に関する。
近年、糖尿病、肥満症、癌などの疾病は、生活習慣病とも言われており、食生活や運動不足を改善し、過剰のストレスを避けるなどの生活習慣を改善することが予防・治療の第一歩であるとされている。また老化現象には活性酸素の影響が指摘されており、その進行の程度は生活習慣に大きく影響されるといわれている。生活習慣のなかでも、食生活の影響が最も大きいと考えられており、栄養的にバランスのとれた食事を適度に摂取することが基本となるが、最近ではさらに進めて生活習慣病の予防・治療に有効な成分を日頃の食生活において摂取できるような健康食品の開発も盛んに行われている。このような生理活性的に有効な成分は、天然食品の素材の中から見つけ出し、日頃の食生活において自然に摂取できるようにすれば、生活習慣病の予防・治療にとってこのうえもなく望ましい食形態となり得る。
このためには、天然素材のなから生活習慣病の予防・治療に有効な成分を見出すことがその第一歩となる。従来、植物成分の中からかかる有効成分を見出した例としては、ヤマモモ属植物Myrecia multiflora(Lam.)DC.から、desmanthin-1と称するフェノール性化合物を抽出し、このものがアルドース・レダクターゼ活性を有することから、抗糖尿病性に効果があると報告されている(非特許文献1参照)。
一方、本発明者らによって、メープルシロップにビタミン類を強化し栄養改善することが提案されている(特許文献1参照)。メープルシロップは、たとえばカナダのケベック州から米国オハイオ州に及ぶ大陸部に群生するメープルの樹から、毎年、2月下旬から4月ごろにかけて樹液を採取し、これを加熱濃縮して作られており、全世界において安全な、好ましい味の天然甘味料として、数百年も愛用されている。
メープルシロップの成分については、糖類として単糖類、少糖類が、さらに、各種ミネラル、ビタミンなどが調べられている程度で、これら以外の成分研究の報告はほとんどなされていない。最近になって特許文献1のようにビタミンCを強化することが提案されているものの、これ以外にメープル植物の成分化学的検討も、また、メープルシロップの健康増進効果についての生物化学的、薬理学検討は今日に至るまで十分には行われていない。
WO 03/070021 A1 Chem. Pharm. Bull. 46(1)113-119(1998)
糖尿病、肥満症、癌などの生活習慣病や、老化現象の抑制を日頃の食生活を通じて予防・治療しようとする要望は、これまでにも増して高くなっている。このためには、これらの予防・治療に有効な生理活性を有する成分を天然食品素材の中から得てくることが重要である。一方、メープルシロップは、数百年の歴史をもつ、伝統的な甘味料で、広く世界で愛用されているにもかかわらず、甘味料以外の見るべき、有効性や用途が開発されていないままである。
そこで、本発明の目的は、カエデ科植物の成分の化学的、薬理学的研究を行って、薬用資源とりわけ生活習慣病や老化などの予防、治療に効果のある成分を得、次いでその活性成分を含有せしめた食品を開発し日常の食生活において簡単に摂取できるようにすることにある。
このような状況下で、本発明者らは、天然素材としてカエデ科植物に着目して、その中に含まれる有効成分の検索と利用に着手したものである。すなわち、カエデ科植物の各部位を試料として、成分抽出を行い、それぞれの画分を、生物化学的評価をし、有効画分を分離し、さらに精製を加え、化合物を単離し、その化学構造と生理活性を明らかにして、生活習慣病の予防・治療の有用性を検討したところ、数種のフェノール性化合物にその効果を認め、さらに研究を進めて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のフェノール性化合物とそれを含有せしめてなる食品を提供するものである。
1)カエデ科植物の成分であって、アルファグルコシダーゼ阻害活性酸素消去能(SOD活性)およびヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性の少なくともひとつの生理活性を有することを特徴とするフェノール性化合物。
2)上記1)項記載のフェノール性化合物を有効成分として含有してなることを特徴とする食品。
3)上記1)項記載のフェノール性化合物を強化してなることを特徴とするメープルシロップ。
本発明のフェノール性化合物の有する、前記3種の生理活性の意義、およびそれらの測定方法は次のとおりである。
アルファグルコシダーゼ阻害活性は、2糖類をブドウ糖に分解する消化酵素である、アルファグルコシダーゼの働きを抑える作用で、食事により摂取した、炭水化物の小腸からの吸収を押さえ、その結果として食事後の血中グルコースのレベルを低く抑える効果が期待され、糖尿病の予防、治療効果、さらには、果糖の摂取を低く抑えることから、肥満の予防効果が期待される。アルファグルコシダーゼ阻害活性は、A.Dahlqvistの方法[Anal. Biochem. 7, 18-25 (1964)] に従って測定することができる。
活性酸素消去酵素(SOD活性酵素)は、動植物の中で作られ、金属含有酵素で、活性酸素(スーパーオキシド)を取り除く作用を有する。活性酸素を起因とする代表的疾患として、癌、白血病,脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞などの成人病、老化などがあり、活性酸素消去能を有する物質は、これらの予防、治療効果が期待される。SOD活性は、M.W.Sutherlandらの方法[Free Rad. Res., 27,283 (1997)] に従って測定することができる。
ヒト前骨髄性白血病細胞に対する増殖抑制作用は、ヒトの白血病細胞培養株の増殖を指標とし、抗腫瘍活性を評価するもので、当該抑制作用物質は、癌の予防、癌細胞の増殖抑制効果が期待される。ヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性は、P.R.Twentymanらの方法[Cancer, 56, 279-285 (1987)]に従って測定することができる。
本発明のフェノール性化合物は、長年にわたり食用されているメープルシロップの採取源となるカエデ科植物に存在するものであり、アルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去能およびヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性の少なくとも一種の生理活性を有することから、これらのそれぞれの活性効果に基づいて、前記にあげた疾病に対する予防・治療効果が十分に期待される。また当該フェノール性化合物を、種々の食品に含有せしめることにより、日常の食生活を通して安全に摂取することが可能であり、健康増進効果が期待し得る。本発明のフェノール性化合物は、前記の3種の生理活性のなかでも、とりわけアルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去能に基づく疾病の予防・治療に有用である。
本発明のフェノール性化合物は、カエデ科植物から分離精製することができ、アルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去活性およびヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性の少なくともひとつの活性を有する化合物を包含する。本発明の代表的なフェノール性化合物(化合物1〜11)を以下に例示する。
Figure 2006008523
Figure 2006008523
上記式において、Meはメチル基を、Glcはグルコース基を、Rhaはラムノース基を、galloylはガロイル基をそれぞれ示す。
本発明のフェノール性化合物は、上記に例示されるように、化学構造式中にフェノール骨格を有するとともに、分子中に複数のハイドロキシ基を有し、当該ハイドロキシ基は、前記の生理活性を有する限りにおいて置換されていてもよい。本発明の化合物は、例えば化合物3のようにフェノール骨格のみからなるものをはじめとして、フェノール骨格を含んで、ベンゾフラン誘導体(化合物2、4)、クマリン誘導体(化合物5、6、7、8)、フラボン誘導体(化合物9、10、11)あるいはリグナン誘導体(化合物1)を構成する各誘導体を包含する。
前記ハイドロキシ基の置換基としては、低級アルキル基(メチルなど)あるいはグリコシル基(グルコース、ラムノースなど)などが挙げられる。
次に、本発明でいうカエデ科植物としては、レッドメープル(Red Maple: Acer rubrum)、シルバーメープル(Silver Maple: Acer saccharinum)、マニトバメープル(Manitoba Maple; Acer negrundo)、ブラックメープル(Black Maple; Acer nigrum)、Norway Maple (Acer platanoides)、Sycamore Maple (Acer pseudoplatanus)、 Canyon Maple (Acer grandidentatum)あるいは Bigleaf Maple (Acer macreophyllum)などが挙げられる。これらのなかでもとりわけ、樹液を利用しメープルシロップを製造するカエデ科植物としては、シルバーメープル、ブラックメープルがあげられ、本発明のフェノール性化合物の供給源として有用である。
本発明のフェノール性化合物は、メープル植物の葉、木部、樹液、実または根などの部位から得られる。このような部位から、本発明のフェノール性化合物を得るためには、植物成分の分離精製手段を適宜、組み合わせて実施することができる。例えば、シルバーメープルの木部を材料とするとき、エタノールなどのアルコール溶媒を用いて、室温で、45日間程度、浸漬、抽出し、可溶部を集めて濃縮し、本発明のフェノール性化合物を含む粗抽出物を得ることができる。粗抽出物を取得するときに使用する溶媒としては、水、アルコール、アセトン、酢酸エチルなどの溶媒を単独で或いは、混合して用いることができる。また抽出温度は、室温、0℃などの氷冷下、あるいは、その溶媒の沸騰点付近などの温度条件を所望により選ぶことができる。
このようにして得られた、粗抽出物を酢酸エチルと水との混合溶媒で抽出し、酢酸エチル可溶部をカラムクロマトグラフィーにて、各成分を分画し、それぞれの分画部について、活性酸素消去能(SOD活性)、アルファグルコシダーゼ阻害活性、ヒト前骨髄性白血病細胞に対する増殖抑制作用を調べ、これら生物活性の少なくとも一つを有する画分を分離する。
例えば、シルバーメープルの木部の粗抽出物を酢酸エチル・水の混合溶媒で抽出し、酢酸エチル可溶部を得、次いで、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、それぞれの画分の活性酸素消去(SOD)作用を指標に、12種の活性画分が得られる。次いで、再カラムクロマトグラフィーなどを行うことにより、8化合物が単離される。これらはその物理化学的性状からフェノール性化合物と認定され、それぞれの化学構造式を物理化学的検討から決定すると、そのうち、7種の化合物は既知化合物であり、1種は新規化合物であった。各化合物のSOD活性を調べたところ、7種に活性が認められた。これら化合物を、カエデ科植物から得たことはこれまでに報告がなく、かつこれら化合物がSOD活性を有することを見出したことも新たな知見である。このうち、化合物2、5および6には、アスコルビン酸を上回る、強いSOD活性が認められる。一方、これら化合物のヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)に対する増殖抑制作用は、化合物6と7に10-4から10-5g/mLの範囲で、濃度依存的に増殖抑制効果が認められる。
本発明者らは、カエデ科植物から、SOD活性を有する化合物の取得法として、順相、逆相カラムクロマト法と各種溶媒の混合物などの組み合わせにより、活性分画、ならびに活性化合物を分離、単離できることに初めて成功したものである。
一方、抗肥満、抗糖尿病の予防、治療効果の指標の評価系とされるアルファグルコシダーゼ阻害活性を指標に、シルバーメープル葉の活性成分の分離方法についても、同様に、活性成分の抽出、分離、単離を行い、3種のフェノール性化合物を得た。これら3化合物のうち、化合物10は、強いアルファグルコシダーゼ阻害活性が認められた。この活性は当該作用が知られている、1−デオキシノジリマイシンの10倍以上も強力な活性を有する。すなわち、シルバーメープルの葉そのもの、またはその抽出物を、抗肥満、抗糖尿病の予防・治療に利用し得る。
また一方、シルバーメープルなどの樹液から製造されるメープルシロップの中からアルファグルコシダーゼ活性を有する成分を得ることができる。例えば、メープルシロップの代表である、Canada No.1 mediumを、試料として、多孔性充填剤であるトヨパールHW−40を充填したカラムクロマトグラフィーに吸着させ、ついで、当該カラムを水で溶出すると、溶出画分に単糖、一部オリゴ糖が溶出される。そして、5%メタノール水溶液あるいは5%イソプロピルアルコール水溶液で溶出される画分に糖類とフェノール性化合物の混合物が溶出されている。次いでさらに50%メタノ―ルあるいは50%イソプロピルアルコールで溶出を行うと、フェノール性化合物の画分が得られる。このフェノール性化合物画分は、強いアルファグルコシダーゼ阻害活性が認められる。また、糖とフェノール性化合物の混合物の溶出画分にも、アルファグルコシダーゼ活性が認められるが、糖画分には、この活性が認められない。メープルの葉から見出されたフェノール性化合物群に、アルファグルコシダーゼ阻害活性が認められたことから、葉の成分と同様に、後述の試験例1からも明らかなように、抗肥満、抗糖尿病の作用を期待し得る化合物が存在し、このものを予防・治療に利用し得る。
一方、収穫後期に生産されるメープルシロップは、濃い色、癖のある味となる傾向があるが、その理由は不明のままである。これら製品は、グレードの悪いメープルシロップとして、通常の甘味料としての利用のものと区別して、スーパーダーク(Super Dark)と称されている。これら品質の製品は、甘味料としての利用よりも、タバコの香味つけとして、利用されている。このSuper Darkの試料について、前記試料と同様の活性成分の分離実験を、メープルシロップのCanadia No.1 mediumを、試料としたものと、比較して検討したところ、5%メタノール溶出画分と50%メタノール溶出画分が、0.9g、1.3gとそれぞれ得られ、Canada No.1 medium試料より、フェノール性化合物が多く含まれている。このことは、Super Dark 試料には、Canadia No.1medium試料より、抗肥満、抗糖尿病の作用が期待される生物活性成分が多く含まれていることを示すものである。
よって、Super Darkを用いてフェノール性画分を分離し、それを通常のメープルシロップに添加し、抗肥満、抗糖尿病の作用などの健康増進作用成分を増強、強化することができる。例えば、Maple syrup Super Dark 10LをToyopearl HW-40カラム(10x100cm)に添加し、ついで水、50Lで十分糖画分を溶出、除去し、次いで5%メタノール水溶液、50Lで溶出する。残余の糖画分を除いた後、50%メタノール水溶液20Lで溶出される画分13gを集める。この褐色の画分には、アルファグルコシダーゼ阻害活性が認められる。本褐色画分を通常のメープルシロップに添加することにより、本発明のフェノール性化合物を強化することが可能となる。例えば、前記褐色画分1gを、メープルシロップCanada No.1 medium 500gに添加することにより、本発明のフェノール性化合物を増強、強化した、メープルシロップ製品を製造することができる。本発明のフェノール性化合物の添加量は、呈味性などを考慮して適宜、選択し得るが、メープルシロップ中、一般に0.01〜20重量%程度であり、好ましくは0.1〜5重量%程度である。
次に、本発明のフェノール性化合物は、各種の食品中に含有せしめて摂取することにより、前記の生理活性に基づいて対応する疾病の予防・治療効果が十分に期待される。この場合、本発明のフェノール性化合物を、例えばメープルの部位から単離することなく、濃縮状態で食品に添加してもよい。例えば、Super dark中の前記フェノール性化合物を分離処理せずに、メープルシロップCanada No.1 mediumに添加して、抗肥満、抗糖尿病、抗癌、活性酸素消去などの作用を有する健康食品を製造することができる。当該対象食品としては特に限定されるものではないが、例えばシロップ類、飲料類(コヒー、ワインなど)、菓子類(キャンディ、ケーキ、クッキー、ゼリー、チョコレートなど)、甘味料、畜産食品(バター、チーズなど)あるいは茶類などを挙げることができる。
本発明のフェノール性化合物は、上述のように、メープルシロップの形態をはじめとして、それを各種食品中に含有せしめることにより日常的に安全に摂取することが可能である。本発明のフェノール性化合物は、成人1日当たり、一般に0.1〜200mg、好ましくは1〜10mgを目安に摂取するのがよい。この範囲で摂取できるように、当該フェノール性化合物を対象食品中に含有せしめればよい。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
シルバーメープル(Acer saccharum)の粉砕した木部3.7Kgに、エチルアルコール18Lを加え、室温、45日間、静置し、抽出を行なった。次いで、エチルアルコール可溶部をろ過し、次いで、減圧下、溶媒を留去し、粗抽出物を得た。この粗抽出物に酢酸エチル9Lと水9Lの混液にて、抽出を行い、酢酸エチル可溶部と水可溶部とに、分画し、それぞれにつき減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチル可溶部(54.0g)と水可溶部(140g)とを得た。
得られた酢酸エチル可溶部のアルファグルコシダーゼ阻害活性は、強い活性(1x10-4g/mL、100%)を示した。次いで、得られた強活性画分の酢酸エチル可溶部をシリカゲルカラムクロマトグラムに付し、n−ヘキサン−ジイソプロピルエーテル−メタノール(25:2:0.1)の混液で、溶出を行い、順次、イソプロピルエーテルの量を増やし、n−ヘキサン−ジイソプロピルエーテル−メタノール(25:8:0.1)の混液でカラムクロマトを行い、12の分画(フラクション)を得た。それぞれのフラクションのアルファグルコシダーゼ阻害活性は、1x10-4g/mLで測定し、その阻害活性を%で表示した。その結果、フラクション1〜5(57.7%)、6(95.6%)、7(97.4%)、8(70.2%)、9(93.1%)、10(98.9%)、11(91.2%)、12(97.8%)に活性が認められた。このうち強い活性を示した、フラクション6、7、9および10について、さらにカラムクロマトグラムにより精製を行い、次の各化合物が単離された。
化合物7の単離と認定:
フラクション6(3.14g)をジイソプロピルエーテル−メタノール(20:1)の溶出溶媒で、シリカゲルカラムクロマトグラムを行い、化合物7(157.8mg)を単離した。無晶形粉末、FAB−MS: m/z:191 [M(C1084)-H] から、本品は、T.Morinagaらが既に単離している化合物、scopoletin [Chem.Pharm.Bull.,51,62-67 (1989)]と同一であると認定した。
化合物2の単離と認定:
フラクション7(2.64g)をジイソプロピルエーテル−メタノール−水(25:2:0.1)溶媒で、シリカゲルカラムクロマトグラムを行い、化合物2(14.6mg)を単離した。無晶形粉末、[α]D−8.53(C=6.7, メタノール)、FAB−MS: m/z:359 [M(C20246)−H] から、本品は、T.Miyase らが既に単離している化合物[Phytochemistry,28,3483-3485, (1989)]と同一であると認定した。
化合物5および8の単離と認定:
フラクション9(2.25g)をジイソプロピルエーテル−メタノール−水(25:3:0.1)溶媒で、シリカゲルカラムクロマトグラムを行い、化合物5(85.0mg)を単離した。無晶形粉末、[α]D−8.0(C=0.2, メタノール:ピリジン=1:1)、FAB−MS: m/z:415 [M(C21209)-H] から、本品は、A.B.Ray らが既に単離している化合物、clemiscosinC[Phytochemistry,27,636-638, (1998)]と同一であると認定した。
次いで、化合物8(4.3mg)を単離した。無晶形粉末、[α]D−14.9(C=0.3, メタノール)、FAB−MS: m/z:401 [M(C20189)-H] から、本品は、X.F.Chengらが既に単離している 5'-dimethylaquillochin[Fitoterapia,71,341-342(2000)]と同一であると認定した。
化合物5および6の単離と認定:
フラクション10(4.99g)をジイソプロピルエーテル−メタノール−酢酸エチル−水(6:2:4:1)溶媒で、シリカゲルカラムクロマトグラムを行い、次いでHPLC(ODS)にて30〜60%の含水メタノールにて分離を行い、化合物5(37.3mg)を単離した。次いで、化合物6(13.4mg)を単離した。無晶形粉末、[α]D−4.42(C=0.5,メタノール)、FAB−MS: m/z:415[M(C21209)-H] から、本品は、A.B.Rayらが既に単離している化合物、clemiscosinD[Phytochemistry,27,636-638, (1998)]と同一であると認定した。
化合物1、3および4の単離と認定:
フラクション10(4.99g)をジイソプロピルエーテル−メタノール−酢酸エチル−水(6:2:4:1)溶媒で、シリカゲルカラムクロマトグラムを行い、ついでLH−20カラムクロマトさらにHPLC(ODS)クロマトを順次行い、化合物1、3および4をそれぞれ単離した。
化合物1(22.0mg)を最初に単離した。化合物1は、無晶形粉末、[α]D−40.1(C=1.70,メタノール)、HR−FAB−MS:m/z:549.2006[M-H]-(calcd for C273312)、 FT−IR(film):3400,1760,1050 cm-1、ならびに、各種スペクトラムの分析結果から、前記した化学構造式を有する新規化合物と決定した。次いで、化合物3(38.7mg)を単離した。化合物3は、無晶形粉末、[α]D−65.7(C=1.0, メタノール:ピリジン=1:1)、FAB−MS: m/z:345[M(C15229)-H] から、本品は、H.Achenbachらが単離している化合物、koaburside(Phytochemistry,45,149-157, (1997)と同一であると認定した。さらに続いて、化合物4(138.6mg)が単離された。この化合物は、無晶形粉末、[α]D−184.7(C=2.0,メタノール)、FAB−MS: m/z:505[M(C263410)-H] から、本品は、T.Miyase らが既に単離している化合物、icariside E4[Phytochemistry,28,3483-3485, (1989)]と同一であると認定した。
実施例2:
実施例1において、メープル(Acer saccharum)の木部から単離した、各化合物の活性酸素消去能(SOD活性)をM.W.Sutherlandらの方法[Free Rad. Res., 27,283 (1997)] で測定した結果を表1に示す。
Figure 2006008523
表1から明らかなように、化合物1、2、3、4、5および6にSOD活性が認められ、とりわけ化合物2、5、6の活性はビタミンCを上回るものであった。
実施例3:
シルバーメープル(Acer saccharum)の葉、320gに、エチルアルコール2Lを加え、室温、45日間、静置し、抽出を行なった。エチルアルコール可溶部をろ過し、次いで、減圧下、溶媒を留去し、粗抽出物を得た。この粗抽出物に酢酸エチルと水の混液にて、抽出を行い、酢酸エチル可溶部と水可溶部とに、分液し、それぞれを減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチル可溶部(13.5g)と水可溶部とを得た。
得られた酢酸エチル可溶部のアルファグルコシダーゼ阻害活性は、強い活性(1x10-4g/mL、100%)を示した。次いで、得られた強活性画分の酢酸エチル可溶部をシリカゲルカラムクロマトグラムに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(1:1)の混液で、溶出を行い、順次、酢酸エチルの量を増やし、n−ヘキサン−酢酸エチル(0:10)の混液の溶出まで、カラムクロマトを行い、6つの分画(フラクション)を得た。それぞれのフラクションのアルファグルコシダーゼ阻害活性は、1x10-4g/mlで測定し、その阻害活性を%で表示した。その結果、フラクション1(67.4%)、2(99.3%)、3(62.0%)、4(93.5)、5(80.8%)、6(94.3)を示した。強い活性を示した、フラクション4について、さらにカラムクロマトグラムにより精製を行い、化合物1−8とともに、次の各化合物を単離した。
化合物9、10および11の単離と認定:
フラクション4をシリカゲルカラムクロマトグラムに付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(4:6)の溶出溶媒で、カラムクロマトグラムを行い、次いでHPLC(ODS)カラムを用い、55%メチルアルコールにて溶出する画分をさらに,再クロマトに付し、45%メチルアルコール溶出画分から、化合物9(71.3mg)、10(9.22mg)、11(5.02mg)を単離した。化合物9は、無晶形粉末、[α]D−70.5(C=3.6, ピリジン)、FAB−MS: m/z:447[ M(C202011)−H] から、本品は、K.Hyong Jaらが既に単離している化合物[J.Nat.Prod., 61,145-148,(1998)]と同一であると認定した。化合物10は、無晶形粉末、[α]D−5.9(C=0.9, ピリジン)、FAB−MS: m/z:599 [M(C282415)−H] から、本品は、P.Si-Hyungらが既に単離している化合物[Chem. & Pharm. Bull., 47, 1484-1486(1999)] と同一であると認定した。化合物11、無晶形粉末、[α]D−127.2(C=0.4, ピリジン)、FAB−MS: m/z:431 [M(C212010)−H] から、本品は、K.Hyong Jaらが既に単離している化合物[J.Nat. Prod., 61,145-148,(1998)]と同一であると認定した。
実施例4
実施例1、3で実施した、メープル(Acer saccharum)の木部、葉から単離した、各化合物(1−11)のアルファグルコシダーゼ阻害活性の測定は、A.Dahlqvistの方法[Anal.Biochem., 7,18-25(1964)]により実施した。化合物1−11の各活性は、IC50(μm)で表示した。
その結果は、化合物1(>100)、化合物2(79.3)、化合物3(>100)、化合物4(not identified)、化合物5(>100)、化合物6(not identified)、化合物7(14.8)、化合物8(not identified)、化合物9(not identified)、化合物10(3.6)および化合物11(not identified)であった。化合物10には、比較対照化合物の1-deoxynijrimycyn(51.0)の10倍以上の強い活性が認められた。
実施例5
メープルシロップの検体として、Canada No1 medium を使用した、アルファグルコシダーゼ阻害活性を測定した。検体500mLを水で1Lに希釈し、これをHW-40カラム(100mL)に付し、次いで水、500mLで溶出した後、5%イソプロピルアルコール300mL、さらに50%イソプロピルアルコール500mLで溶出し、2分画し、それぞれを減圧濃縮し粗分画物、5%イソプロピルアルコール分画(30.5mg)、50%イソプロピルアルコール分画(60mg)を得た。各分画物のアルファグルコシダーゼ阻害活性(1x10-3g/mL)は、それぞれ、0.09、と0.67であった。5%イソプロピルアルコール分画に強い活性を認めた。
実施例6
メープルシロップの検体として、Super dark を使用した、アルファグルコシダーゼ阻害活性の分離。検体500mLを水で1Lに希釈し、これをHW−40カラム(100mL)に付し、次いで水、500mLで溶出した後、5%イソプロピルアルコール300mL、さらに50%イソプロピルアルコール500mLで溶出し、2分画し、それぞれを減圧濃縮し粗分画物、5%イソプロピルアルコール分画(34mg)、50%イソプロピルアルコール分画(55mg)を得た。各分画物のアルファグルコシダーゼ阻害活性(1x10-3g/mL)は、それぞれ、0.15、と1.70であった。5%イソプロピルアルコール分画に強い活性を認めた。
実施例7
メープルシロップのCanada No1 medium 500mLに、実施例5で得た5%イソプロピルアルコール分画1gを、加え、攪拌してアルファグルコシダーゼ阻害活性の成分を強化したシロップが得られた。
実施例8
メープルシロップCanada No1 medium 500mLに、化合物10を0.3g添加し、アルファグルコシダーゼ阻害活性を強化したシロップが得られた。
実施例9
ダーク品質のメープルシロップであるCanada No.3 Darkの1mL、2mL、3mL、4mLおよび5mLの各量を、通常のメープルシロップであるCanada
No.1 Mediumの9mL、8mL、7mL、6mLおよび5mLのそれぞれに加えて混和することにより、通常のメープルシロップに比べて、本発明のフェノール性化合物を含むメープル成分がそれぞれ10%、20%、30%、40%および50%強化されたメープルシロップを得た。当該強化メープルシロップについて、味および着色度を中心に評価したところいずれも品質的に問題がみられなかった。
試験例1
本発明のフェノール性化合物のHPLC分析結果を以下に示す。
HPLC分析条件:
カラム Unsion UK-Phenyl 100 x 4.6 mm (Imtakt社製)
CH3CN:10%AcOH=15:85 流速:1mL/分
検出:UV 254nm
化合物1〜8の保持時間を表2に示す。
Figure 2006008523
Canada medium No.1の5%イソプロピルアルコール溶出とSuper dark 5%イソプロピルアルコール溶出は、共に上記の化合物を含み、それ以外に保持時間10分までに4、5種の化合物ピークを示した。全体にCanada medium No.1 の5%イソプロピルアルコール溶出とSuper dark 5%イソプロピルアルコール溶出とも大きな差はみられない。また、Canada medium No.1の50%イソプロピルアルコール溶出とSuper dark 50%イソプロピルアルコール溶出は共に上記の化合物を含み、全体に両者とも大きな成分差はみられない。前記5%溶出に比べて、保持時間が遅く、化合物2(18.0分)、化合物6(28.5分)、化合物(35.0分)の含量が両者共に高いことを認めた。
本発明のフェノール性化合物は、カエデ科植物に存在し、アルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去能(SOD活性)あるいはヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性などの生理活性を有しており、例えば食品中に含有せしめて日常的に摂取することにより、安全に健康増進をはかることができる。

Claims (3)

  1. カエデ科植物の成分であって、アルファグルコシダーゼ阻害活性、活性酸素消去能(SOD活性)およびヒト前骨髄性白血病細胞(HL−60)の増殖阻害活性の少なくともひとつの生理活性を有することを特徴とするフェノール性化合物。
  2. 請求項1記載のフェノール性化合物を有効成分として含有してなることを特徴とする食品。
  3. 請求項1記載のフェノール性化合物を強化してなることを特徴とするメープルシロップ。
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