JP2006008098A - 座席制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の座席の乗り心地を向上すること。
【解決手段】車両挙動予測部11がナビゲーション装置2、加速度センサ32、車外カメラ33の出力から車両の挙動を予測するとともに、乗員状態検出部12が車内カメラ35およびシートセンサ36の出力から乗員の状態を検出する。シート制御部13は、乗員状態および車両挙動に基づいてシート位置調節機構41、背もたれ角度調節機構42、シートベルト制御機構43、ランバーサポート機構44、クッション制御機構45、振り子機構46を制御して座席の座り心地を設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両挙動予測部11がナビゲーション装置2、加速度センサ32、車外カメラ33の出力から車両の挙動を予測するとともに、乗員状態検出部12が車内カメラ35およびシートセンサ36の出力から乗員の状態を検出する。シート制御部13は、乗員状態および車両挙動に基づいてシート位置調節機構41、背もたれ角度調節機構42、シートベルト制御機構43、ランバーサポート機構44、クッション制御機構45、振り子機構46を制御して座席の座り心地を設定する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、車両の座席状態を制御する座席制御装置に関し、特に、乗員の座り心地を向上可能な座席制御装置に関する。
従来、車両においてその乗り心地を向上すべく、各種技術が考案されてきた。例えば、特許文献1は、車速センサ、アクセル開度センサ、ストッブスイッチからの信号に基づきファジー推論を行なって車両の渋滞中あるいは停車中のうちのすくなくとも1以上の走行モードを判定し、走行モードに対応して各車輪のサスペンションのダンパ定数を制御することで、車両の安定性を確保しつつ、極低速走行状態での乗り心地を改善する技術を開示している。
また、特許文献2は、ステアリングの操舵角および車速センサの出力から横G変化量推定値を演算し、横G変化量推定値に応じてショックアブソーバの減衰力を制御することで、ロールの抑制と乗り心地の向上を図る技術を開示している。
さらに、特許文献3が開示するサスペンション制御装置は、横加速変化に応じて車体左右の緩衝器を制御することで、走行時に車両に作用する前後左右の横方向の加速度に迅速に応動して良好な乗り心地や操安性の実現を図っている。
また、特許文献4は、停車時や通常走行時と急加速時とでサスペンションのばね定数を変更することで、凹凸の大きい路の走行時、または、急激な加速・減速時にボトミングを防止して乗り心地を向上する技術を開示している。
さらに、特許文献5は、シートのシートクッション、シートバック内にエアバッグを埋設し、前輪ばね上加速度に対応してエアバッグの減衰係数を可変することで路面状況に対応させて乗り心地を改善する技術を開示している。
また、特許文献6は、ばねの上下挙動信号に応じて各ショックアブソーバの減衰特性制御を行なうことで、ステアリングセンサを用いることなく直進走行時における乗り心地の確保と操舵時における操縦安定性の両立を図る車両懸架装置を開示している。
上述した従来技術では、走行時にサスペンションなどを制御し、走行によって生じる振動の車体に対する影響を軽減することで、乗り心地を向上していた。
一方、走行時に生じる振動以外の要因、例えば座席の位置や背もたれの角度、クッションの固さなど、座席自体の「座り心地」については、各乗員が手動で設定する必要があった。
そのため、かかる「座り心地」を自動制御し、各乗員にとって快適な「座り心地」を自動的に提供する車載装置の実現が重要な課題となっていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであり、座席の座り心地を自動制御可能な座席制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る座席制御装置は、車両の座席状態を制御する座席制御装置であって、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得する乗員状態取得手段と、前記乗員状態取得手段が取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席状態を制御する座席状態制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項2の発明に係る座席制御装置は、請求項1の発明において、前記座席状態制御手段は、座席の前後方向の位置を調節する位置調節手段、座席の背もたれ角度を調節する背もたれ角度調節手段、シートベルトの縛着状態を調節するシートベルト制御手段、乗員の脇の近傍で乗員の体の固定を行なうランバーサポートを制御するランバーサポート制御手段、座席のクッションの状態を制御するクッション制御機構、座席の揺れを制御する揺れ制御機構、のうち少なくともいずれか一つを備えたことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて、座席の前後方向の位置を調節する位置調節手段、座席の背もたれ角度を調節する背もたれ角度調節手段、シートベルトの縛着状態を調節するシートベルト制御手段、乗員の脇の近傍で乗員の体の固定を行なうランバーサポートを制御するランバーサポート制御手段、座席のクッションの状態を制御するクッション制御機構、座席の揺れを制御する揺れ制御機構などを制御する。
また、請求項3の発明に係る座席制御装置は、請求項2の発明において、前記シートベルト制御手段は、シートベルトの締め強度および/またはシートベルトの固定位置の変更制御によって当該シートベルトの縛着状態を調節することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば座席制御装置は、乗員の状態に基づいてシートベルトの締め強度や固定位置を変更して縛着状態を調節する。
また、請求項4の発明に係る座席制御装置は、請求項3の発明において前記シートベルト制御手段は、シートベルトのピラーに対する取り付け位置を制御するベルト高さ調節機構を制御することで当該シートベルトの固定位置を変更することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば座席制御装置は、シートベルトのピラーに対する取り付け位置を制御するベルト高さ調節機構を乗員の状態に基づいて制御することで、シートベルトの縛着状態を調節する。
また、請求項5の発明に係る座席制御装置は、請求項3または4の発明において、前記シートベルト制御手段は、シートベルトの座席に対する取り付け位置を制御するベルト位置調節機構を制御することで当該シートベルトの固定位置を変更することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば座席制御装置は、シートベルトの座席に対する取り付け位置を制御するベルト位置調節機構を乗員の状態に基づいて制御することで、シートベルトの縛着状態を調節する。
また、請求項6の発明に係る座席制御装置は、請求項2〜5のいずれか一つの発明において、前記揺れ制御機構は、磁性体を有する半球形の座席下部と、通電によって磁力を生ずるコイルを有する座席支持部と、を備え、前記コイルに対する通電によって座席の傾きの制御および座席の固定を行なうことを特徴とする。
この請求項6の発明によれば座席制御装置は、磁性体を有する半球形の座席下部と、通電によって磁力を生ずるコイルを有する座席支持部と、を備えた揺れ制御機構に対し、コイルに対する通電量を変化させて座席の傾きの制御および座席の固定を行なう。
また、請求項7の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜6のいずれか一つの発明において、前記座席状態制御手段は、前記乗員の動作頻度が所定値以上である場合に前記乗員の着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を変更することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば座席制御装置は、その動作頻度が所定値以上である場合に着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を変更する。
また、請求項8の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜7のいずれか一つの発明において、前記乗員状態取得手段は、前記座席状態制御手段は、前記乗員が睡眠中であると判定した場合に前記乗員の着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を変更することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば座席制御装置は、乗員が睡眠中である場合に、着座状態に基づいてその乗員の座席を制御する。
また、請求項9の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜8のいずれか一つの発明において、前記座席状態制御手段は、前記乗員の座席にかかる圧力が均一となるように座席状態を変更することを特徴とする。
この請求項9の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席にかかる圧力が一定となるように座席状態を制御する。
また、請求項10の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜9のいずれか一つの発明において、車室内を撮影する車内撮影手段をさらに備え、前記乗員状態取得手段は、前記車内撮影手段の撮影結果から前記乗員の座席に対する着座状態を取得することを特徴とする。
この請求項10の発明によれば座席制御装置は、車室内を撮影し、その撮影結果から車両の乗員の座席に対する着座状態を取得して当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項11の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜10のいずれか一つの発明において、座席の座面および/または背もたれにかかる面圧を検出する面圧センサをさらに備え、前記乗員状態取得手段は、前記面圧センサによる検出結果から前記乗員の座席に対する着座状態を取得することを特徴とする。
この請求項11の発明によれば座席制御装置は、面圧センサによって座席の座面や背もたれにかかる面圧を検出し、その検出結果から車両の乗員の座席に対する着座状態を取得して当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項12の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜11のいずれか一つの発明において、車両の挙動を予測する車両挙動予測手段をさらに備え、前記座席状態制御手段は、前記車両挙動予測手段が予測した挙動によって生じる座席の揺れを相殺する座席制御を行なうことを特徴とする。
この請求項12の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得するとともに車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項13の発明に係る座席制御装置は、請求項12の発明において、車両の周辺を撮影する車外撮影手段をさらに備え、前記車両挙動予測手段は、前記車外撮影手段による撮影結果に基づいて前記車両挙動を予測することを特徴とする。
この請求項13の発明によれば座席制御装置は、車両の周辺を撮影し、その撮影結果から車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の座席に対する着座状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項14の発明に係る座席制御装置は、請求項12または13の発明において、車両にかかる加速度を検出する加速度センサをさらに備え、前記車両挙動予測手段は、前記加速度センサによる検出結果に基づいて前記車両挙動を予測することを特徴とする。
この請求項14の発明によれば座席制御装置は、加速度センサによって車両にかかる加速度を検出し、その検出結果から車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の座席に対する着座状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項15の発明に係る座席制御装置は、請求項12,13または14の発明において、前記車両挙動予測手段は、自車両の走行予定経路に関する情報を取得し、当該走行予定経路に関する情報に基づいて前記車両挙動を予測することを特徴とする。
この請求項15の発明によれば座席制御装置は、自車両の走行予定経路に関する情報を取得して車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の座席に対する着座状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御する。
また、請求項16の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜15のいずれか一つの発明において、前記乗員状態取得手段は複数の乗員のそれぞれについてそれぞれ状態を取得し、前記座席状態制御手段は、対応する乗員の状態に基づいて座席の状態を個別に制御することを特徴とする。
この請求項16の発明によれば座席制御装置は、複数の乗員のそれぞれについてその座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて各乗員の座席状態を個別に制御する。
また、請求項17の発明に係る座席制御装置は、請求項1〜16のいずれか一つの発明において、乗員を識別する乗員識別手段と、前記乗員識別手段が識別した乗員情報と前記座席状態制御手段による制御状態とを関連付けて記憶する記憶手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項17の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席状態を制御するとともに、乗員を識別し、乗員識別情報と座席の状態とを関連付けて記憶する。
請求項1の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席状態を制御するので、座席の座り心地を自動制御によって向上する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて、座席の前後方向の位置を調節する位置調節手段、座席の背もたれ角度を調節する背もたれ角度調節手段、シートベルトの縛着状態を調節するシートベルト制御手段、乗員の脇の近傍で乗員の体の固定を行なうランバーサポートを制御するランバーサポート制御手段、座席のクッションの状態を制御するクッション制御機構、座席の揺れを制御する揺れ制御機構などを制御するので、座席の座り心地を自動で、かつ詳細に制御可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば座席制御装置は、乗員の状態に基づいてシートベルトの締め強度や固定位置を変更して縛着状態を調節するので、シートベルトの縛着状態を自動的に調節可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば座席制御装置は、シートベルトのピラーに対する取り付け位置を制御するベルト高さ調節機構を乗員の状態に基づいて制御することで、シートベルトの縛着状態を調節するので、シートベルトの高さを自動的に調節可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば座席制御装置は、シートベルトの座席に対する取り付け位置を制御するベルト位置調節機構を乗員の状態に基づいて制御することで、シートベルトの縛着状態を調節するので、シートベルトの固定位置を自動的に調節可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば座席制御装置は、磁性体を有する半球形の座席下部と、通電によって磁力を生ずるコイルを有する座席支持部と、を備えた揺れ制御機構に対し、コイルに対する通電量を変化させて座席の傾きの制御および座席の固定を行なうので、座席の揺れや傾きを制御可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば座席制御装置は、乗員の動作を検出し、その動作頻度が所定値以上である場合に着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を変更するので、乗員が座り心地が悪いと感じている状況を識別し、自動的に座り心地を向上する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば座席制御装置は、乗員が睡眠中である場合に、着座状態に基づいてその乗員の座席を制御するので、乗員が睡眠中である場合に、座席を睡眠に適した状態に自動的に制御する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席にかかる圧力が一定となるように座席状態を制御するので、乗員にとって快適な座席の状態を自動的に判別して座席を制御する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば座席制御装置は、車室内を撮影し、その撮影結果から車両の乗員の座席に対する着座状態を取得して当該乗員の座席状態を制御するので、乗員の状態を詳細に取得して座り心地を自動制御する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項11の発明によれば座席制御装置は、面圧センサによって座席の座面や背もたれにかかる面圧を検出し、その検出結果から車両の乗員の座席に対する着座状態を取得して当該乗員の座席状態を制御するので、乗員の状態を簡易に取得して座り心地を自動制御する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項12の発明によれば座席制御装置は、車両の乗員の座席に対する着座状態を取得するとともに車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御するので、車両の挙動に起因する座り心地の悪化を防止可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項13の発明によれば座席制御装置は、車両の周辺を撮影し、その撮影結果から車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の座席に対する着座状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御するので、車両の挙動を簡易に予測し、車両挙動に起因する座り心地の悪化を防止可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項14の発明によれば座席制御装置は、加速度センサによって車両にかかる加速度を検出し、その検出結果から車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の座席に対する着座状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御するので、車両の挙動を確実に検出し、車両挙動に起因する座り心地の悪化を防止可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項15の発明によれば座席制御装置は、自車両の走行予定経路に関する情報を取得して車両の挙動を予測し、車両の挙動と乗員の座席に対する着座状態とに基づいて当該乗員の座席状態を制御するので、予定経路から車両の挙動を予測し、車両挙動に起因する座り心地の悪化を防止可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項16の発明によれば座席制御装置は、複数の乗員のそれぞれについてその座席に対する着座状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて各乗員の座席状態を個別に制御するので、複数の乗員のそれぞれについて、座席の座り心地を個別に向上する座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項17の発明によれば座席制御装置は、車両の座席に対する着座乗員の状態を取得し、取得した乗員状態に基づいて当該乗員の座席状態を制御するとともに、乗員を識別し、乗員識別情報と座席の状態とを関連付けて記憶するので、座席の座り心地を自動制御によって向上し、以降の走行に反映可能な座席制御装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る車両用の座席制御装置の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例である車両用の座席制御装置1の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、座席制御装置1は、ナビゲーション装置2、加速度センサ32、車外カメラ33、乗員識別装置34、車内カメラ35、シートセンサ36、シート位置調節機構41、背もたれ角度調節機構42、シートベルト制御機構43、ランバーサポート機構44、クッション制御機構45および振り子機構46と接続する。
ナビゲーション装置2は、自車両の走行経路の設定および誘導を行なう装置である。具体的には、ナビゲーション装置2は、GPS通信部31によって自車両の現在位置を取得し、地図データ21を用いて自車両が走行している道路を特定し、図示しないディスプレイやスピーカを用いて経路誘導を実行する。
加速度センサ32は、自車両にかかる加速度を検出して座席制御装置1に出力し、車外カメラ33は、自車両周辺、特に自車両前方の画像を撮影し、撮影した画像を座席制御装置1に出力する。
乗員識別装置34は、乗員からの入力や所定の記録媒体の挿入などによって車両に乗車している乗員を識別する。また、車内カメラ35は、車室内、特に乗員を撮影して、撮影した画像を座席制御装置1に出力する。なお、乗員識別装置34が画像処理によって乗員の識別を行なう場合、この車内カメラ35が撮影した画像を使用すればよい。
シートセンサ36は、座席の座面や背もたれに設けられ、座面や背もたれにかかる圧力を検出するセンサであり、検出結果を座席制御装置1に出力する。
シート位置調節機構41は、座席の前後方向の位置を調節する機構である。また、背もたれ角度調節機構42は、座席の背もたれの角度を調節する機構である。シートベルト制御機構43は、シートベルトの縛着状態を調節する機構である。
具体的には、図2に示すように、シートベルト制御機構43は座席S1に対するベルト43aの高さを変更するベルト高さ調節機構43bを有する。そして、シートベルト制御機構43は、このベルト高さ調節機構43bによってシートベルトの固定位置を変更することでシートベルトの縛着状態を制御する。
ベルト高さ調節機構43bは、例えば図3に示すように、車体のピラーP1に摺動可能に取り付ければよい。
図2および図3に示したシートベルト制御機構43の構成は、運転席や助手席におけるシートベルトの制御に好適な構成例である。また、同様の構成を後部座席に適用することもできる。なお、シートベルト制御機構43は、他の構成であっても良い。
例えば、図4に示すように、座席S2に対して摺動するベルト位置調節機構43cを設ける構成であっても良いし、図5に示すように座席S3に対して回転するベルト位置調節機構43cを設ける構成であってもよい。これらの構成であっても、図2および図3の構成と同様に、ベルト43aの固定位置を変更し、縛着状態を制御することができる。さらに、シートベルト制御機構43は、シートベルト43の締め強度を併せて制御することで最適な縛着状態を実現する。
ランバーサポート機構44は、乗員の脇の近傍、肋骨の付近で乗員の体を支持し、横方向の加速度を抑える機構であり、図6に示すように乗員の体h1を包み込むように支持する。クッション制御機構45は、例えば座席に設けたエアクッションと、エアクッション内部のエア圧を制御するコンプレッサなどによって構成され、座面や背もたれの硬さを調節する機構である。さらに、振り子機構46は、座席の揺れを制御する機構である。
この振り子機構46の構造の具体例を図7に示す。同図では、座席の座面下部を半球形に構成し、半球形の下部の中央に磁石56を埋設している。そして、座席支持部にコイル52〜55を配設し、このコイル52〜55に通電することによって座面51の傾きの制御を制御する。すなわち、コイル52〜55に通電して生じる電磁力の比によって、座席の位置の固定や傾きの制御を行なう。なお、図7では4つのコイルを用いているが、コイルの数は任意に設定することが可能である。
座席制御装置1は、その内部に車両挙動予測部11、乗員状態検出部12、シート制御部12および記憶部14を有する。車両挙動予測部11は、加速度センサ32、車外カメラ33、ナビゲーション装置2の出力をもとに、自車両の挙動を予測する。
すなわち、車外カメラ33の出力からは、自車両の前方の道路状態やカーブの状態を取得することができ、車両の上下方向の揺れの発生や左右方向の加速度の発生を事前に予測することができる。同様に、ナビゲーション装置2から走行予定経路の地図データを取得し、カーブの有無やその曲率から左右方向の加速度の発生を予測することができる。さらに、加速度センサ32は、車両に加わる加速度を直接に検出するので、この車体に加わる加速度から座席位置での振動や加速度を算定することができる。
乗員状態検出部12は、車内カメラ35およびシートセンサ36の出力をもとに、乗員の状態、すなわち「乗員が動いている状態」、「乗員が眠っている状態」などを検出する。また、車内カメラ35の出力から乗員の体型を判別し、シートセンサの36の出力から乗員の体重を算出する。
そして、シート制御部13は、車両挙動予測部11による予測結果と乗員状態検出部12による検出結果に基づいて、座席の状態の制御(シート位置調節機構41、背もたれ角度調節機構42、シートベルト制御機構43、ランバーサポート機構44、クッション制御機構45および振り子機構46の制御)を実行する。
具体的には、シート制御部13は、乗員状態検出部12による検出の結果、乗員の動作頻度が所定値以上である場合に、その乗員が座っている座席の状態を変化させる。図8に示すように、座席S4に設けたシートセンサ36の検出の結果、面圧が高い頻度で変化している場合や、車内カメラ35が撮影した乗員50が高い頻度で動作している場合、乗員50は座り心地が悪いと感じている可能性が高い。
そこで、シート制御部13は、シートセンサ36にかかる面圧が均一化する方向に座席状態を制御することで、乗員50の乗り心地を向上する。この時、乗員の体型および体重を用いて適切な座席状態を算出することで、その乗員に適応した座席状態を簡易に求めることができる。
例えば、乗員がごそごそしている場合、座り心地が悪いと判断し、乗員とシートとの着座関係を調べ、例えば乗員の座面部分(臀部)に大きな圧力があり、背面部分には体重がかかっていない場合は、その乗員とシートのバランスが悪いと判断し、シートを起こしてシートの背もたれ部分にも体重がかかるように制御することで座り心地をよくする。
または、乗員とシートとの着座関係を調べた結果、傾いて座っている場合は、座面のクッションの左右の弾力性を制御したり、シートの振り子を利用してシートを傾ける制御を行う。
あるいは、乗員とシートとの着座関係をカメラで調べた結果、シートの大きさに比して体が大きい(体幹部が太い)人であればランバーサポートを緩める。
ランバーサポート機構44は、乗員をシートで包み込むようにするのが目的であるが、この制御には乗員の脇のサポート部分を締めたり緩めたりする方法と、乗員の腰の部分を浮かせたり沈めたりする方法の2種類がある。このいずれであっても結果的に乗員をシートで包み込む形となる。
したがって、体が大きい(体幹部が太い)乗員h2対しては図9に示すようにランバーサポート機構44の両脇を緩める、あるいは腰の部分を浮かせる制御によって乗員をシートで包み込むことができ、体が小さい(体幹部が細い)乗員h3に対しては図10に示すようにランバーサポート機構44の両脇を締める、あるいは腰の部分を沈める制御によって乗員をシートで包み込むことができる。
乗員の体が大きいか否かは、標準的な人の大きさ(画面上の面積など)を基準として記憶しておき、実際に撮影した乗員の画像の大きさを比較することによって、大きいか否かを判断すればよい。
もしくは、荷重センサをシートに設けておき、乗員の体重検知から大きさを推測するようにしても良い。
さらに、乗員の体の大きさの違いによってシートベルトが適切に縛着していない場合(例えば背の高さの違いによってシートベルトの高さが合わない場合や、体幹部の太さやシート位置によってベルトが体から離れた状態となっている場合)には、シートベルト制御機構43を制御することで適切な縛着状態、すなわち、ベルトが乗員の肩にかかり、かつ適切な締め強度が得られるようにベルトの位置を調節する。
また、車内カメラ35の撮影の結果、乗員50が睡眠中である場合、シート制御部13は、背もたれの座面に対する角度を大きくする、クッションを柔らかくする、などによって座席状態を睡眠に適した状態に変更する。
さらに、シート制御部13は、上述の面圧均一制御と並行して、シートを制御する。すなわち、車両挙動予測部11が予測した車両挙動の座席に対する影響を相殺する制御を行うことで、車両挙動に起因する乗り心地・座り心地の悪化を防止する。
例えば、加速度センサ32の出力に基づき、車が右に曲がることを予測したら、振り子機構46によってシートを右側に傾け、乗員が左側に振られないようにする。同様に、車が左に曲がることを予測したら、シートを左側に傾けることで、乗員が右方向に振られないようにし、乗員の揺れを防止することができる。
したがって、これらを採用すると、例えば体の大きい乗員がそわそわした場合、乗員の状態を取得し、背面に体重がかかっていないと判明するとランバーサポートを緩めるとともにシートを起こすようにする。さらにカーブ時で右に曲がろうとすると、シートを右に傾ける。体の大きい乗員であれば体重が重いと推定されるので、シートを傾ける量を大きくしてバランスをとっても良い。更にこの時ランバーサポートの左右の部分をそれぞれ調整するようにしても良い(例えは右に曲がる場合、ランバーサポートの左脇を締めておく等。)。
また、このような各座席と各乗員との関係を記憶しておき、次回乗車時に読み出してシートを制御しても良い。具体的には、シート制御部13は、乗員識別装置34が出力した乗員識別情報と、座席の制御状態とを関連付けて記憶部14に乗員データ14aとして記憶する。そして、以降の乗車時に、乗員識別情報に基づいて乗員データ14aを読み出して座席状態を制御することで、座席の状態を予め各乗員に適応した状態に制御する。
たとえば、運転席に乗員Aが乗車し、助手席に乗員Bが乗車したならば、乗員Aと運転席のシート状態、乗員Bと助手席のシート状態とをそれぞれ関連付けて記憶し、次回乗車時(たとえば次にイグニッションキーがオンになった時)に乗員Aや乗員Bが乗車したならば前回記憶した情報を読み出して各シートを制御する。
つぎに、座席制御装置1の処理動作について説明する。図11は、乗員の状態に基づいた座席制御について説明するフローチャートであり、この処理フローは座席制御装置1の動作時に繰り返し実行される。
同図に示すように、まず乗員状態検出部12は、車内カメラ35およびシートセンサ36の出力に基づいて乗員の状態を検出し(ステップS101)、乗員の動作頻度が所定値以上であるか否か、すなわち乗員がそわそわしているか否かを判定する(ステップ102)。
その結果、乗員の動作頻度が所定値以上である場合(ステップS102,Yes)、シート制御部13は、乗員の着座状態を検出し、検出結果に基づいて座席の面圧が均一になるように座席制御を実行し(ステップS104)、処理を終了する。
一方、乗員の動作頻度が所定値未満である場合(ステップS102,No)、乗員状態検出部12は、つぎに乗員が睡眠中であるか否かを判定し(ステップS103)、その結果、乗員が睡眠中でない場合(ステップS103,No)には、処理を終了する。
一方、乗員が睡眠中である場合(ステップS103,Yes)、シート制御部13は、その座席を睡眠に適した状態に制御して(ステップS105)、処理を終了する。
つづいて、図12のフローチャートを参照し、車両の挙動に基づいた座席制御について説明する。この処理フローは、座席制御装置1の動作時に図11に示した処理フローと並行して繰り返し実行される。
同図に示すように、まず、車両挙動予測部11は、ナビゲーション装置2、加速度センサ32、車外カメラ33の出力をもとに、車両の挙動を予測する(ステップS201)。つぎに、予測した挙動から座席に対する影響(揺れや加速度)の相殺に必要な制御量を算出し(ステップS202)、座席の制御を実行して(ステップS203)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例かかる座席制御装置1は、乗員の状態や車両の挙動に基づいてシート位置調節機構41、背もたれ角度調節機構42、シートベルト制御機構43、ランバーサポート機構44、クッション制御機構45、振り子機構46を制御して座席の座り心地を設定するので、座り心地を自動的に向上することができる。
なお、本実施例では、単一の座席を例にその動作を説明したが、複数の乗員が乗車している場合には、各乗員についてそれぞれ乗員状態を取得し、各乗員が座っている座席を個別に制御することで、全ての乗員について座り心地を向上可能であることは言うまでもない。
また、本実施例において乗員状態の検出や車両挙動の予測に用いた加速度センサ32、車外カメラ33、乗員識別装置34、車内カメラ35、シートセンサ36の出力は、座席制御装置1に専用に供されるものではなく、各種車載機器で共用可能である。
さらに、座席制御装置1に入力する情報や座席制御装置1が制御する機構は、本実施例によって限定されるものではなく、任意の手段を使用することができる。例えば、車両速度や運転者による運転操作状態などを車両挙動の予測に利用してもよいし、座席制御装置1がサスペンション機構などをさらに制御するように構成してもよい。
以上のように、本発明にかかる座席制御装置は、車両の座席制御に有用であり、特に、各乗員に対する座り心地の自律的な向上に適している。
1 座席制御装置
2 ナビゲーション装置。
2a 地図データ
11 車両挙動予測部
12 乗員状態検出部
13 シート制御部
14 記憶部
14a 乗員データ
31 GPS通信部
32 加速度センサ
33 車外カメラ
34 乗員識別装置
35 車内カメラ
36 シートセンサ
41 シート位置調節機構
42 背もたれ角度調節機構
43 シートベルト制御機構
43a ベルト
43b ベルト高さ調節機構
43c,43d ベルト位置調節機構
44 ランバーサポート機構
45 クッション制御機構
46 振り子機構
50 乗員
51 シート座面
52〜55 コイル
56 磁石
S1〜S4 座席
P1 ピラー
2 ナビゲーション装置。
2a 地図データ
11 車両挙動予測部
12 乗員状態検出部
13 シート制御部
14 記憶部
14a 乗員データ
31 GPS通信部
32 加速度センサ
33 車外カメラ
34 乗員識別装置
35 車内カメラ
36 シートセンサ
41 シート位置調節機構
42 背もたれ角度調節機構
43 シートベルト制御機構
43a ベルト
43b ベルト高さ調節機構
43c,43d ベルト位置調節機構
44 ランバーサポート機構
45 クッション制御機構
46 振り子機構
50 乗員
51 シート座面
52〜55 コイル
56 磁石
S1〜S4 座席
P1 ピラー
Claims (17)
- 車両の座席状態を制御する座席制御装置であって、
車両の乗員の座席に対する着座状態を取得する乗員状態取得手段と、
前記乗員状態取得手段が取得した乗員着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を制御する座席状態制御手段と、
を備えたことを特徴とする座席制御装置。 - 前記座席状態制御手段は、座席の前後方向の位置を調節する位置調節手段、座席の背もたれ角度を調節する背もたれ角度調節手段、シートベルトの縛着状態を調節するシートベルト制御手段、乗員の脇の近傍で乗員の体の固定を行なうランバーサポートを制御するランバーサポート制御手段、座席のクッションの状態を制御するクッション制御機構、座席の揺れを制御する揺れ制御機構、のうち少なくともいずれか一つを備えたことを特徴とする請求項1に記載の座席制御装置。
- 前記シートベルト制御手段は、シートベルトの締め強度および/またはシートベルトの固定位置の変更制御によって当該シートベルトの縛着状態を調節することを特徴とする請求項2に記載の座席制御装置。
- 前記シートベルト制御手段は、シートベルトのピラーに対する取り付け位置を制御するベルト高さ調節機構を制御することで当該シートベルトの固定位置を変更することを特徴とする請求項3に記載の座席制御装置。
- 前記シートベルト制御手段は、シートベルトの座席に対する取り付け位置を制御するベルト位置調節機構を制御することで当該シートベルトの固定位置を変更することを特徴とする請求項3または4に記載の座席制御装置。
- 前記揺れ制御機構は、磁性体を有する半球形の座席下部と、通電によって磁力を生ずるコイルを有する座席支持部と、を備え、前記コイルに対する通電によって座席の傾きの制御および座席の固定を行なうことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 前記座席状態制御手段は、前記乗員の動作頻度が所定値以上である場合に前記乗員の着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 前記座席状態制御手段は、前記乗員が睡眠中であると判定した場合に前記乗員の着座状態に基づいて当該乗員の座席状態を変更することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 前記座席状態制御手段は、前記乗員の座席にかかる圧力が均一となるように座席状態を変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 車室内を撮影する車内撮影手段をさらに備え、前記乗員状態取得手段は、前記車内撮影手段の撮影結果から前記乗員の座席に対する着座状態を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 座席の座面および/または背もたれにかかる面圧を検出する面圧センサをさらに備え、前記乗員状態取得手段は、前記面圧センサによる検出結果から前記乗員の座席に対する着座状態を取得することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 車両の挙動を予測する車両挙動予測手段をさらに備え、前記座席状態制御手段は、前記車両挙動予測手段が予測した挙動によって生じる座席の揺れを相殺する座席制御を行なうことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 車両の周辺を撮影する車外撮影手段をさらに備え、前記車両挙動予測手段は、前記車外撮影手段による撮影結果に基づいて前記車両挙動を予測することを特徴とする請求項12に記載の座席制御装置。
- 車両にかかる加速度を検出する加速度センサをさらに備え、前記車両挙動予測手段は、前記加速度センサによる検出結果に基づいて前記車両挙動を予測することを特徴とする請求項12または13に記載の座席制御装置。
- 前記車両挙動予測手段は、自車両の走行予定経路に関する情報を取得し、当該走行予定経路に関する情報に基づいて前記車両挙動を予測することを特徴とする請求項12,13または14に記載の座席制御装置。
- 前記乗員状態取得手段は複数の乗員のそれぞれについてそれぞれ状態を取得し、前記座席状態制御手段は、対応する乗員の状態に基づいて座席の状態を個別に制御することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の座席制御装置。
- 乗員を識別する乗員識別手段と、前記乗員識別手段が識別した乗員情報と前記座席状態制御手段による制御状態とを関連付けて記憶する記憶手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の座席制御装置。
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|---|---|---|---|
| JP2004323870A JP2006008098A (ja) | 2004-05-28 | 2004-11-08 | 座席制御装置 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004159815 | 2004-05-28 | ||
| JP2004323870A JP2006008098A (ja) | 2004-05-28 | 2004-11-08 | 座席制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006008098A true JP2006008098A (ja) | 2006-01-12 |
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|---|---|---|---|
| JP2004323870A Withdrawn JP2006008098A (ja) | 2004-05-28 | 2004-11-08 | 座席制御装置 |
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-
2004
- 2004-11-08 JP JP2004323870A patent/JP2006008098A/ja not_active Withdrawn
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|---|---|---|---|
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