JP2006005140A - 位置計測方法及びその装置、露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の検出手段を用いてマークの位置情報を計測するにあたり、スループットの向上を図ることができる位置計測装置を提供する。
【解決手段】 位置計測装置は、所定の検出手法を用いる複数の検出手段WA1,WA2を有し、物体上に形成されたマークを検出して、マークの位置に関する位置情報を計測する。複数の検出手段WA1,WA2は、マークから発生する光を受光してそのマークに対応するマーク信号を生成し、そのマーク信号に基づいて、マークを所定の検出手法で検出する。制御手段100は、複数の検出手段のうちの第1の検出手段WA1でマーク信号を生成する際にマーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、複数の検出手段のうちの第2の検出手段WA2でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御する。
【選択図】 図3
【解決手段】 位置計測装置は、所定の検出手法を用いる複数の検出手段WA1,WA2を有し、物体上に形成されたマークを検出して、マークの位置に関する位置情報を計測する。複数の検出手段WA1,WA2は、マークから発生する光を受光してそのマークに対応するマーク信号を生成し、そのマーク信号に基づいて、マークを所定の検出手法で検出する。制御手段100は、複数の検出手段のうちの第1の検出手段WA1でマーク信号を生成する際にマーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、複数の検出手段のうちの第2の検出手段WA2でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、物体上に形成されたマークを検出して、前記マークの位置に関する位置情報を計測する位置計測方法及びその装置に関し、特に、半導体素子や液晶表示素子などのデバイスの製造工程で使用される露光方法及び露光装置に用いられる技術に関する。
半導体素子、液晶表示素子等の電子デバイスの製造工程では、プロセス処理を行いながら、基板(ウエハやガラスプレートなど)上に多数層の回路パターンを所定の位置関係で積み重ねて形成する。露光装置では、マスク(又はレチクル)に形成されたパターンを基板上に転写するにあたり、基板に形成されたマークの位置に関する位置情報を計測し、その計測された位置情報に基づいて、基板を所定の露光位置に位置決めする。
マークの位置情報を計測する位置計測装置としては、マークから発生する光を所定の検出手段を介して受光しかつそのマークに対応するマーク信号を生成し、そのマーク信号に基づいてマークの位置情報を計測するものがある(例えば、特許文献1参照)。
こうした位置計測装置では、マーク信号を生成する過程において、そのマーク信号からマークの位置情報を適切に計測できるように、信号強度の調整など、マーク信号に対して電気的な処理を施す。この電気的な処理においては、基板に対する製造プロセスの変化等により、マークから発生する光の特性がそれまでと大きく変化すると、通常よりも多くの時間を必要とする。
特開平5−217835号公報
ところで、近年、スループットの向上等を目的として、一の露光用光学系(投影光学系など)に対して、基板が載置されるステージを複数備える露光装置が提案されている。すなわち、複数のステージに対して、所定の順序で基板の載置を行うとともに、載置された基板に対して順次露光処理を行う。
複数のステージを備える露光装置では、通常、各ステージごとに基板の位置決めを行うことから、各ステージのそれぞれがマーク検出用の検出手段を有している。しかしながら、複数の検出手段を有する位置計測装置では、基板に対する製造プロセスの変化等により、マーク信号に対する電気的な処理に多くの時間を要する場合が生じると、複数の検出手段のそれぞれで処理時間が増加し、スループットの低下を招く。
本発明は、上述する事情に鑑みてなされたものであり、複数の検出手段を有する位置計測方法及びその装置において、処理時間の短縮化を図ることを目的とする。
また、本発明の他の目的は、スループットの向上を図ることができる露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、スループットの向上を図ることができる露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法を提供することにある。
本発明の位置計測装置は、物体(W)上に形成されたマーク(WM)を検出して、前記マークの位置に関する位置情報を計測する位置計測装置であって、前記マークから発生する光を受光して前記マークに対応するマーク信号を生成し、該マーク信号に基づいて、前記マークを所定の検出手法で検出する複数の検出手段(WA1,WA2)と、前記複数の検出手段のうちの第1の検出手段(WA1)で前記マーク信号を生成する際に前記マーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、前記複数の検出手段のうちの第2の検出手段(WA2)で前記マーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御する制御手段(100)と、を有することを特徴とする。
本発明の位置計測装置では、複数の検出手段のうちの第1の検出手段でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件に基づいて、第2の検出手段でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御することから、処理時間の短縮化が図れる。すなわち、例えばマークから発生する光の特性がそれまでと大きく変化するなどにより、マーク信号に対する電気的な処理条件の制御に時間を要する場合にも、第1の検出手段で用いた電気的な処理条件を、第2の検出手段に流用することにより、第2の検出手段での電気的な処理条件の制御に要する時間を短縮できる。
本発明の位置計測装置では、複数の検出手段のうちの第1の検出手段でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件に基づいて、第2の検出手段でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御することから、処理時間の短縮化が図れる。すなわち、例えばマークから発生する光の特性がそれまでと大きく変化するなどにより、マーク信号に対する電気的な処理条件の制御に時間を要する場合にも、第1の検出手段で用いた電気的な処理条件を、第2の検出手段に流用することにより、第2の検出手段での電気的な処理条件の制御に要する時間を短縮できる。
上記の位置計測装置において、前記第1の検出手段(WA1)は、前記第1の検出手段における前記電気的な処理条件である第1処理条件を設定する第1の電気処理手段(73)を備え、前記第2の検出手段(WA2)は、前記第1の電気処理手段とは別に設けられ、前記第2の検出手段における前記電気的な処理条件である第2処理条件を設定する第2の電気処理手段(78)を備え、前記制御手段(100)は、前記第1処理条件を記憶する記憶手段(101)を含むとともに、前記記憶された第1処理条件に基づいて前記第2処理条件を設定せしめるよう前記第2の電気処理手段(78)を制御するとよい。
これにより、第1の検出手段でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件に基づいて、第2の検出手段でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御することが可能となる。
これにより、第1の検出手段でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件に基づいて、第2の検出手段でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御することが可能となる。
あるいは、前記制御手段(100)は、前記電気的な処理条件を設定し且つその設定された処理条件で前記マーク信号を電気的に加工する電気処理手段(120)と、前記第1の検出手段(WA1)によるマーク検出時には前記電気処理手段(120)を前記第1の検出手段(WA1)に電気的に接続し、前記第2の検出手段(WA2)によるマーク検出時には前記電気処理手段(120)を前記第2の検出手段(WA2)に電気的に接続する切換手段(121)と、を含むとよい。
これにより、第1の検出手段でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件に基づいて、第2の検出手段でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御することが可能となるとともに、電気処理手段の共通化により、複数の検出手段の間での検出結果のバラツキが低減される。
これにより、第1の検出手段でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件に基づいて、第2の検出手段でマーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御することが可能となるとともに、電気処理手段の共通化により、複数の検出手段の間での検出結果のバラツキが低減される。
また、上記の位置計測装置において、前記電気的な処理条件としては、例えば、前記マーク信号に与える電気的なオフセット及び電気的な増幅率のうちの少なくとも一方を含む。
また、上記の位置計測装置において、前記物体(W)上に複数のマーク(WM)が形成されている場合、前記電気的な処理条件は、前記複数のマーク(WM)の前記物体(W)上における配置を加味したものであるのが好ましい。
複数のマークの物体上における配置を加味することにより、電気的な処理条件の制御に要する時間をより短縮できる。
複数のマークの物体上における配置を加味することにより、電気的な処理条件の制御に要する時間をより短縮できる。
また、上記の位置計測装置において、前記物体は前記マーク(WM)がそれぞれ形成されると共に、互いに種類の異なる複数の基板(W)を含み、前記複数の基板のうち、所定種類の複数の基板のうちの最初の基板が、前記第2の検出手段(WA2)によりマーク検出された場合には、前記制御手段(100)は、前記第2の検出手段(WA2)で前記マーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、前記第1の検出手段(WA1)で前記所定種類の基板(W)を検出する際の前記電気的な処理条件を制御するとよい。
この場合において、前記種類の異なる基板(W)とは、例えば、製造プロセスが互いに異なる基板である。
この場合、第2の検出手段で用いた電気的な処理条件を、第1の検出手段に流用することにより、第1の検出手段での電気的な処理条件の制御に要する時間を短縮できる。
この場合において、前記種類の異なる基板(W)とは、例えば、製造プロセスが互いに異なる基板である。
この場合、第2の検出手段で用いた電気的な処理条件を、第1の検出手段に流用することにより、第1の検出手段での電気的な処理条件の制御に要する時間を短縮できる。
また、上記の位置計測装置において、前記所定の検出手法は、例えば、前記マーク信号の信号強度または前記マーク信号の位相に基づき前記マークを検出する手法を含む。
また、上記の位置計測装置において、前記第1、第2の検出手段それぞれの検出領域内の検出中心の位置は、互いに同一でもよく、互いに異なってもよい。
本発明の露光装置(10)は、マスク(R)上に形成されたパターンを、所定の露光位置に位置決めされた基板(W)上に転写する露光装置において、上記に記載の位置計測装置と、前記基板(W)上に形成されたマーク(WM)の位置情報を前記位置計測装置により計測し、前記計測された位置情報に基づいて、前記基板(W)を前記所定の露光位置に位置決めする位置決め手段(25,26)と、を有することを特徴とする。
この露光装置では、上記位置計測装置による計測により、マークの位置情報の計測に要する時間の短縮化が図れることから、スループットの向上を図ることができる。
この露光装置では、上記位置計測装置による計測により、マークの位置情報の計測に要する時間の短縮化が図れることから、スループットの向上を図ることができる。
上記の露光装置において、前記基板(W)を載置する基板ステージ(WST1,WST2)を複数有し、前記検出手段(WA1,WA2)は、前記複数の基板ステージそれぞれに対応付けて設けられていてもよい。
基板ステージを複数有することにより、一の基板に対して所定の処理を行っている間に、他の基板のステージへの載置動作等を行うことが可能となる。また、複数のステージそれぞれに対応付けて検出手段が設けられている場合にも、本発明の位置計測装置による計測により、処理時間の短縮化が図れる。
基板ステージを複数有することにより、一の基板に対して所定の処理を行っている間に、他の基板のステージへの載置動作等を行うことが可能となる。また、複数のステージそれぞれに対応付けて検出手段が設けられている場合にも、本発明の位置計測装置による計測により、処理時間の短縮化が図れる。
本発明の位置計測方法は、物体(W)上に形成されたマーク(WM)を、前記マークから発生する光を受光して前記マークに対応するマーク信号を生成し、且つ該マーク信号に基づいて前記マークを所定の検出手法で検出する複数の検出手段(WA1,WA2)のうちの何れか一の検出手段で検出して、前記マーク(WM)の位置に関する位置情報を計測する位置計測方法であって、前記複数の検出手段のうちの第1の検出手段(WA1)で前記マーク信号を生成する際に前記マーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、前記複数の検出手段のうちの第2の検出手段(WA2)で前記マーク信号を生成する際の電気的な処理条件を調整することを特徴とする。
本発明の位置計測方法では、第1の検出手段で用いた電気的な処理条件を、第2の検出手段に用いることにより、処理時間の短縮化が図れる。
上記の位置計測方法において、前記電気的な処理条件としては、例えば、前記マーク信号に与える電気的なオフセット及び電気的な増幅率のうちの少なくとも一方を含む。
本発明の位置計測方法では、第1の検出手段で用いた電気的な処理条件を、第2の検出手段に用いることにより、処理時間の短縮化が図れる。
上記の位置計測方法において、前記電気的な処理条件としては、例えば、前記マーク信号に与える電気的なオフセット及び電気的な増幅率のうちの少なくとも一方を含む。
本発明の露光方法は、マスク(R)上に形成されたパターンを、所定の露光位置に位置決めされた基板(W)上に転写する露光方法において、上記記載の位置計測方法を用いて前記基板(W)上に形成されたマーク(WM)の位置情報を計測し、前記計測された位置情報に基づいて、前記基板(W)を前記所定の露光位置に位置決めすることを特徴とする。
本発明の露光方法では、上記位置計測方法による計測により、マークの位置情報の計測に要する時間の短縮化が図れることから、スループットの向上を図ることができる。
本発明の露光方法では、上記位置計測方法による計測により、マークの位置情報の計測に要する時間の短縮化が図れることから、スループットの向上を図ることができる。
本発明のデバイス製造方法は、上記記載の露光装置、または上記記載の露光方法を用いることにより、スループットの向上が図れる。
本発明の位置計測方法及びその装置によれば、複数の検出手段における電気的な処理条件の共通化により、処理時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法によれば、位置計測に要する時間が短縮されることで、スループットの向上を図ることができる。
また、本発明の露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法によれば、位置計測に要する時間が短縮されることで、スループットの向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に好ましく適用される半導体デバイス製造用の縮小投影型露光装置10の構成を概略的に示している。この露光装置10は、マスクとしてのレチクルRと基板としてのウエハWとを一次元方向に同期移動させつつ、レチクルRに形成された回路パターンを、ウエハW上の各ショット領域に転写する、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置、いわゆるスキャニング・ステッパである。また、この露光装置10は、ウエハWを保持する基板ステージとしてのウエハステージ(WST1,WST2)を2つ備える、いわゆるツインステージ式からなる。
図1は、本発明に好ましく適用される半導体デバイス製造用の縮小投影型露光装置10の構成を概略的に示している。この露光装置10は、マスクとしてのレチクルRと基板としてのウエハWとを一次元方向に同期移動させつつ、レチクルRに形成された回路パターンを、ウエハW上の各ショット領域に転写する、ステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置、いわゆるスキャニング・ステッパである。また、この露光装置10は、ウエハWを保持する基板ステージとしてのウエハステージ(WST1,WST2)を2つ備える、いわゆるツインステージ式からなる。
露光装置10は、光源を含む照明系11、レチクルRを保持するレチクルステージRST、レチクルRに形成されたパターンの像をウエハW上に投影する投影光学系PL、上記ウエハステージWST1,WST2、レチクルアライメント系22、ウエハステージWST1及びWST2のそれぞれに対応付けて設けられるウエハアライメント系WA1及びWA2、メインフォーカス検出系(60a,60b)、及び主制御装置13を含む制御系等を備えている。
照明系11は、例えばエキシマレーザからなる光源や、ビーム整形用レンズ、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)、コンデンサレンズ等の各種レンズ系の他に、開口絞り、レチクルRのパターン面と共役な位置に配置されるブラインド等を含んで構成され、光源からの照明ビームILをレチクルRの所定の照明領域を均一な照度で照明する。
レチクルRは、レチクルステージRST上に、不図示のバキュームチャック等を介して吸着保持されている。レチクルステージRSTは、水平面(XY平面)内で二次元移動可能に構成されており、レチクルステージRSTに載置された後、パターン領域PAの中心点が光軸AXと一致するように位置決めされる。また、レチクルRは不図示のレチクル交換装置により適宜交換されて使用される。
投影光学系PLは、両側テレセントリックな光学配置になるように配置された共通のZ軸方向の光軸AXを有する複数枚のレンズエレメントから構成されている。また、投影光学系PLとしては、投影倍率が例えば1/4又は1/5のものが使用されている。照明ビームILによりレチクルR上の照明領域が照明されると、そのレチクルRのパターン面に形成されたパターンが投影光学系PLによってレジスト(感光材)が塗布されたウエハW上に縮小投影され、ウエハW上の一つのショット領域にレチクルRの回路パターンの縮小像が転写される。
ウエハステージWST1,WST2は、投影光学系PLの下方に配設された定盤(ステージ定盤BS)上に載置されている。ウエハステージWST1,WST2上には、ウエハWを真空吸着等によって保持するためのウエハホルダ51,52が配置される。実際には、ウエハステージWST1,WST2はそれぞれ、水平面(XY面)内を二次元移動可能なXYステージと、このXYステージ上に搭載され光軸方向(Z方向)に微動可能なZステージ等から構成されるが、図1ではこれらが代表的にウエハステージWST1,WST2として示されている。以下の説明中では、ウエハステージWST1,WST2が、駆動系25,26によってステージ定盤BSの上面に沿ってXY二次元方向に駆動されるとともに、微小範囲(例えば100μm程度)内で光軸AX方向(Z方向)にも駆動されるようになっているものとする。
ウエハステージWST1,WST2の二次元的な位置は、ウエハステージWST1,WST2上に固定された移動鏡53,54を介してレーザ干渉計56によって所定の分解能(例えば1nm程度)で常時検出される。レーザ干渉計56は、実際には、ウエハステージWST1のX方向、Y方向、ウエハステージWST2のX方向、Y方向のそれぞれの方向の位置検出用に分けて設けられているが、図1ではこれらが代表的にレーザ干渉計56として示されている。このレーザ干渉計56の出力は主制御装置13に与えられ、その情報に基づいて、駆動系25,26が制御される。
また、ウエハステージWST1,WST2上のウエハWのZ方向の位置は、メインフォーカス検出系(60a,60b)により計測される。メインフォーカス検出系としては、投影光学系PLの結像面に向けてピンホールまたはスリットの像を形成するための結像光束もしくは平行光束を、光軸AXに対して斜め方向より照射する照射光学系60aと、その結像光束もしくは平行光束のウエハW表面での反射光束を受光する受光光学系60bとからなる斜入射方式の焦点検出系が用いられており、受光光学系60bからの信号が主制御装置13に供給されている。主制御装置13では受光光学系60bからの信号に基づき、常に投影光学系PLの最良結像面にウエハWの面が位置するように駆動系25,26を介してウエハWのZ位置を制御する。
ウエハWは、ウエハローダ等の不図示のウエハ搬送系により、上述した2つのウエハステージWST1及びWST2のうちのいずれかに搭載される。また、ロット先頭のウエハWはウエハステージWST1に搭載される。さらに、ウエハステージWST1及びWST2のうち、一方のウエハステージ(例えばWST1)上にウエハWが搭載されると、次のウエハWは他方のウエハステージ(例えばWST2)上に搭載される。つまり、所定枚数のウエハを含むロットにおいて、ウエハは、ウエハステージWST1及びWST2に対して交互に搭載され、奇数番目(1,3,5,7,…)のウエハはウエハステージWST1に搭載され、偶数番目(2,4,6,8,…)のウエハはウエハステージWST2に搭載される。
ウエハWが搭載されたウエハステージWST1,WST2は、ウエハWの搭載位置と、投影光学系PLの下方の露光位置との間を移動し、上記露光位置において露光処理が行われる。ツインステージ式の露光装置では、一方のウエハステージ(例えばWST1)上のウエハWに対して露光処理が行われている間に、他方のウエハステージ(例えばWST2)に対して、ウエハWの搭載等の別の処理が行われることにより、スループットの向上が図られる。
露光処理は、ウエハステージ(WST1又はWST2)をXY平面内でX方向及びY方向に所定量ずつステッピング移動させながら、ウエハW上に設定される各ショット領域のそれぞれにレチクルRのパターンの像を順次転写することにより行う。具体的には、ウエハW上の1つのショット領域に対するレチクルRのパターンの転写露光(スキャン露光)が終了すると、次のショットに対する露光開始位置までウエハステージがステッピング移動される。すべてのショット位置に対する露光が終了すると、ウエハWの搭載位置にウエハステージが移動され、ウエハWの交換動作等が行われる。なお、主制御装置13は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等からなるいわゆるマイクロコンピュータ(又はミニコンピュータ)によって構成され、露光動作が的確に行われるように、レチクルRやウエハWの位置決め(アライメント)や、ウエハWのステッピング、露光タイミング等を統括して制御する。
レチクルRやウエハWの位置決め(アライメント)は、レチクルR及びウエハW(あるいはウエハステージWST1,WST2)上に形成されたアライメント用のマーク(レチクルマークRM、ウエハマークWM、及び基準マークFM)の位置情報に基づいて行われる。これらのマークは、レチクルアライメント系22、ウエハアライメント系WA1、及びウエハアライメント系WA2のうちの少なくとも一つによって検出される。なお、基準マーク(フィデューシャルマーク)FMは、アライメント系の各種チェックに用いられるものであり、ウエハWの表面高さと同一高さとなるようにウエハステージWST1,WST2に設けられた基準マーク板FMBに設けられている。
レチクルアライメント系22としては、レチクルR上に形成されたレチクルマークRMと、ウエハステージWST1,WST2上に設けられた基準マーク(フィデューシャルマーク)FMとを同時に検出する、いわゆるTTR方式(スルー・ザ・レチクル方式)の光学系が用いられる。レチクルRは、レチクルアライメント系22で計測されるレチクルマークRMの位置情報(X座標、Y座標)に基づいて、レチクルRの中心が投影光学系PLの光軸AXと合致するようにアライメントされる。なお、レチクルマークRMとレチクルRの中心との距離は設計上予め定まった値であり、この値を投影光学系PLの縮小倍率に基づいて演算処理することにより、投影光学系PLの像面側(ウエハ側)におけるレチクルマークRMの投影点と投影光学系PLの中心との距離を算出することができる。この距離は、ウエハW上の各ショット領域を投影光学系PLの視野内に配するときの補正値として用いられる。
一方、ウエハアライメント系WA1,WA2としては、検出基準となる指標を備え、その指標を基準としてマークの位置を検出する画像処理方式の検出系(FIA:field Image Alignment )が用いられる。FIA方式の検出系では、波長帯域幅の広い光でマークを照射し、その光学像をCCDカメラ等の撮像手段で画像信号に変換し、その信号強度に基づいてマークの位置情報を検出する。本実施形態では、ウエハステージWST1に対応付けて設けられるウエハアライメント系WA1、及びウエハステージWST2に対応付けて設けられるウエハアライメント系WA2の双方が上記FIA方式からなる。ウエハアライメント系WA1とウエハアライメント系WA2とは、検出領域内の検出中心の位置が互いに異なるものの、構成はほぼ同じである。図2に、ウエハアライメント系WA1及びウエハアライメント系WA2の構成例を模式的に示す。
図2において、ウエハアライメント系WA1は、非感光性のブロードバンド(例えば帯域270nm以上)の照明ビームを物体(ウエハあるいは基準板)上に導く物体照明系70、物体からの反射ビームが入射する対物系71、対物系71を介してマークの像を検出する検出系72、及び検出系72からの信号を処理する信号処理回路73等を備えている。対物系71は、物体に面して配される対物レンズを含み、マークを含む検出領域から発生する反射ビームを受光する。検出系72は、透明板の上にクロム等で指標パターンが形成された不図示の指標板と、CCD等のテレビカメラを含む。テレビカメラは、マークの空中像と、検出基準となる指標パターンの像とを同時に撮像するとともに、それらの像の画像信号を発生する。信号処理回路73は、その画像信号を電気的に加工し、その信号強度に基づいてマークを検出する。主制御装置13(図1参照)は、マークの検出結果に基づいて、ウエハステージの露光時の座標位置を上記ベースライン量等を加味して演算する。そして、その演算結果に基づいてウエハステージが位置決めされる。ウエハアライメント系WA2の構成もこれとほぼ同様であり、照明系75、対物系76、検出系77、及び信号処理回路78等を備える。なお、ウエハアライメント系WA1とウエハアライメント系WA2とで照明系を共用してもよい。また、ウエハアライメント系WA1,WA2の照明光として露光用の光を用いてもよい。
図3は、ウエハアライメント系WA1の信号処理回路73、及びウエハアライメント系WA2の信号処理回路78の一例を模式的に示している。
ウエハアライメント系WA1の信号処理回路73において、検出系72からのマーク信号(画像信号波形)は、オート・ゲイン・コントロール回路(AGC回路80)において所定のゲインが与えられる。すなわち、マーク信号は、プリアンプ(カメラアンプ)81において増幅され、オフセット部82に入力される。オフセット部82は、次の増幅器83の増幅基準を調節するためのものであり、マーク信号に電気的なオフセットを与える。例えば、オフセット部82は、ゲインはそのままでマーク信号の信号波形が信号処理範囲の中心に位置するように電圧等を駆動する。オフセット部82の出力は、増幅器83に入力されて電気的に増幅される。増幅器83の出力は、判定部84においてその信号が波形演算処理に適切かどうか判定される。例えば、マーク信号が所定のダイナミックレンジに入っているか否かが判定される。判定部84によって信号が適切であると判定された場合には、その信号はA/D変換器85によってA/D変換された後、波形記憶部86に記憶される。波形記憶部86に記憶されたマーク信号は、演算部87に送られ、マークの位置に関する位置情報が算出される。例えば、指標パターン中心に対するマークの位置ずれ量がX方向及びY方向のそれぞれに関して求められる。一方、判定部84によって信号が適切でないと判定された場合には、その信号は再びプリアンプ81、オフセット部82、及び増幅器83により電気的に処理され、判定部84により信号が適切であると判定されるまで上記電気的な処理が繰り返される。
ウエハアライメント系WA1の信号処理回路73において、検出系72からのマーク信号(画像信号波形)は、オート・ゲイン・コントロール回路(AGC回路80)において所定のゲインが与えられる。すなわち、マーク信号は、プリアンプ(カメラアンプ)81において増幅され、オフセット部82に入力される。オフセット部82は、次の増幅器83の増幅基準を調節するためのものであり、マーク信号に電気的なオフセットを与える。例えば、オフセット部82は、ゲインはそのままでマーク信号の信号波形が信号処理範囲の中心に位置するように電圧等を駆動する。オフセット部82の出力は、増幅器83に入力されて電気的に増幅される。増幅器83の出力は、判定部84においてその信号が波形演算処理に適切かどうか判定される。例えば、マーク信号が所定のダイナミックレンジに入っているか否かが判定される。判定部84によって信号が適切であると判定された場合には、その信号はA/D変換器85によってA/D変換された後、波形記憶部86に記憶される。波形記憶部86に記憶されたマーク信号は、演算部87に送られ、マークの位置に関する位置情報が算出される。例えば、指標パターン中心に対するマークの位置ずれ量がX方向及びY方向のそれぞれに関して求められる。一方、判定部84によって信号が適切でないと判定された場合には、その信号は再びプリアンプ81、オフセット部82、及び増幅器83により電気的に処理され、判定部84により信号が適切であると判定されるまで上記電気的な処理が繰り返される。
ここで、AGC回路80において、マーク信号に対して施される電気的な処理条件、すなわち、プリアンプ81における電気的な増幅率(カメラゲインGc)、オフセット部82における電気的なオフセット量(オフセットOu)、及び増幅器83における電気的な増幅率(ユニットゲインGu)はそれぞれ、制御回路100により制御される。すなわち、制御回路100は、波形演算処理に適したマーク信号が生成されるように、AGC回路80における電気的な処理条件を決定する。例えば、制御回路100は、判定部84によって信号が適切でないと判定された場合には、その情報に基づいて最適な処理条件(Gc、Ou、Gu)を算出し、AGC回路80の処理条件を再設定する。この処理条件の再設定は、判定部84により信号が適切であると判定されるまで繰り返される。
一方、ウエハアライメント系WA2の信号処理回路78の構成も上述した信号処理回路73とほぼ同様であり、検出系72からのマーク信号(画像信号波形)に所定のゲインを与えるAGC回路90(プリアンプ91、オフセット部92、増幅器93、判定部94等を含む)の他に、A/D変換器95、及び波形記憶部96等を備える。AGC回路90で所定のゲインが与えられたマーク信号は、A/D変換器95、及び波形記憶部96を経て演算部87に送られ、マークの位置に関する位置情報が算出される。
また、AGC回路90においてマーク信号に対して施される電気的な処理条件、すなわち、プリアンプ91における電気的な増幅率、オフセット部92における電気的なオフセット量、及び増幅器93における電気的な増幅率はそれぞれ、上述したAGC回路90と同様に、制御回路100により制御される。本実施形態では、制御回路100は、AGC回路80(ウエハアライメント系WA1)でマーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、AGC回路90(ウエハアライメント系WA2)の電気的な処理条件を制御する。
具体的には、制御回路100は、AGC回路80(ウエハアライメント系WA1)に対して決定した電気的な処理条件(Gc、Ou、Gu)を記憶する記憶部101を有しており、この記憶部101に記憶された上記処理条件に基づいてAGC回路90(ウエハアライメント系WA2)に対する電気的な処理条件を決定する。こうしたマーク信号に対する信号処理の手順について、以下に詳しく説明する。
図4は、ウエハアライメント系WA1及びウエハアライメント系WA2の位置計測動作におけるマーク信号に対する信号処理の手順を示すフローチャート図である。
図4及び先の図3において、まず、ウエハステージWST1(図1参照)上に載置されたウエハに対して、ウエハアライメント系WA1によってマークの位置計測を行う。すなわち、ウエハアライメント系WA1は、検出系72を介してマークから発生する光を受光する(ステップ100)と、AGC回路80においてそのマークに対応するマーク信号を生成する(ステップ101)。続いて、判定部84により、生成されたマークが波形演算処理に適切かどうかを判定する(ステップ102)。マーク信号が適切でないと判定された場合、制御回路100は、AGC回路80における最適な電気的な処理条件(Gc、Ou、Gu)を算出して処理条件を再設定する(ステップ103)。この処理条件の再設定は、判定部84により信号が適切であると判定されるまで繰り返される。なお、この再設定した新たな処理条件(Gc、Ou、Gu)は、制御回路100の記憶部101に記憶される。
図4及び先の図3において、まず、ウエハステージWST1(図1参照)上に載置されたウエハに対して、ウエハアライメント系WA1によってマークの位置計測を行う。すなわち、ウエハアライメント系WA1は、検出系72を介してマークから発生する光を受光する(ステップ100)と、AGC回路80においてそのマークに対応するマーク信号を生成する(ステップ101)。続いて、判定部84により、生成されたマークが波形演算処理に適切かどうかを判定する(ステップ102)。マーク信号が適切でないと判定された場合、制御回路100は、AGC回路80における最適な電気的な処理条件(Gc、Ou、Gu)を算出して処理条件を再設定する(ステップ103)。この処理条件の再設定は、判定部84により信号が適切であると判定されるまで繰り返される。なお、この再設定した新たな処理条件(Gc、Ou、Gu)は、制御回路100の記憶部101に記憶される。
一方、マーク信号が適切であると判定された場合には、その信号はA/D変換の後、演算部87において信号処理され、マークの位置に関する位置情報が算出される(ステップ104)。マークの位置情報が計測されると、露光装置10(図1参照)は、その情報に基づいてウエハステージWST1(図1参照)を駆動し、ウエハの位置決め(アライメント)を行うとともに、所定の露光位置に位置決めされたウエハに対して露光を行う。
次に、他方のウエハステージWST2(図1参照)上に載置されたウエハに対して、ウエハアライメント系WA2によってマークの位置計測を行う。なお、前述したように、この位置計測動作を、ウエハステージWST1(図1参照)上のウエハに対する露光処理が行われている間に行うことにより、スループットの向上が図れる。
ウエハアライメント系WA2は、検出系77を介してマークから発生する光を受光する(ステップ105)と、AGC回路90においてそのマークに対応するマーク信号を生成する(ステップ106)。このとき、AGC回路90は、記憶部101に記憶された処理条件(Gc、Ou、Gu)に基づいてマーク信号に対して電気的な処理を施す。すなわち、制御回路100は、ウエハアライメント系WA1でマーク信号を生成する際に用いた電気的な処理条件(Gc、Ou、Gu)を、ウエハアライメント系WA2に流用する。
続いて、判定部94は、生成されたマークが波形演算処理に適切かどうかを判定する(ステップ107)。マーク信号が適切であると判定された場合、その信号はA/D変換の後、演算部87において信号処理され、マークの位置に関する位置情報が算出される(ステップ109)。露光装置10(図1参照)は、上記マークの位置情報に基づいてウエハステージWST2(図1参照)におけるウエハの位置決め(アライメント)を行うとともに、所定の露光位置に位置決めされたウエハに対して露光を行う。
一方、判定部94においてマーク信号が適切でないと判定された場合、制御回路100は、AGC回路90における最適な電気的な処理条件を算出して再設定する(ステップ108)。この処理条件の再設定は、判定部94により信号が適切であると判定されるまで繰り返されるものの、本実施形態では、ウエハアライメント系WA2に対して、ウエハアライメント系WA1で用いた電気的な処理条件を流用することから、上記再設定が不要となるか、少なくとも再設定の繰り返し回数が少なくなる。
ここで、ウエハアライメント系WA1,WA2における電気的な処理条件の再設定は、ウエハの表面特性(表面反射率など)がそれまでと大きく異なる場合に生じやすい。例えば、製造プロセスがそれまでと異なるロットを処理する場合、ウエハアライメント系WA1及びWA2のそれぞれが処理する最初のウエハは、その表面特性がそれまでのウエハと大きく異なる場合が多い。本実施形態では、ロット先頭のウエハはウエハステージWST1(図1参照)に搭載され、そのウエハマークはウエハアライメント系WA1によって検出される。また、次のウエハはウエハステージWST2に搭載され、そのウエハマークはウエハアライメント系WA2によって検出される。このとき、ロット先頭のウエハに対して最適化したウエハアライメント系WA1の電気的な処理条件を、次のウエハを検出するウエハアライメント系WA2に流用することで、ウエハアライメント系WA2での電気的な処理条件の再設定を不要とするか、少なくとも再設定の繰り返し回数を少なくできる。
すなわち、ロット先頭のウエハに対しては、ウエハアライメント系WA1における電気的な処理条件を繰り返し設定し直す必要があるかもしれないが、次のウエハに対しては、それがウエハアライメント系WA2が処理する最初のウエハであっても、再設定の回数を少なくできる。これは、ウエハアライメント系WA2に適用される処理条件が、同一ロットのウエハ(ロット先頭ウエハ)に対してすでに最適化されたものであり、同一ロット内では通常、ウエハ同士の間での表面特性の変化は小さいからである。こうしたウエハアライメント系WA1からウエハアライメント系WA2への電気処理条件の流用により、電気処理条件の再設定の回数が少なくなり、処理時間(計測時間)の短縮化が図れる。
上述した複数のウエハアライメント系における電気処理条件の共通化は、ウエハアライメント系WA1で用いた電気的な処理条件を、ウエハアライメント系WA2に流用する例に限定されず、その逆、すなわち、ウエハアライメント系WA2で用いた電気的な処理条件を、ウエハアライメント系WA1に流用してもよい。これは、研究用や試作用として用いられる複数種類のウエハを含むロットを処理する場合などに適用される。
例えば、同一ロット内に複数種類のウエハが含まれており、最初の5枚はプロセスAのウエハ、次の5枚はプロセスBのウエハである場合、すなわち、6枚目のウエハからそれまでと異なる製造プロセスのウエハとなる場合、その6枚目のウエハが、種類が変化した際の最初のウエハ(節目のウエハ)となる。本実施形態では、奇数番目のウエハはウエハステージWST1に搭載され、偶数番目のウエハはウエハステージWST2に搭載される。そのため、上記の場合、偶数番目(6枚目)である節目のウエハはウエハステージWST2に搭載され、そのウエハ上に形成されたマークはウエハアライメント系WA2によって検出される。したがって、この場合、節目のウエハ(6枚目のウエハ)に対してウエハアライメント系WA2における電気的な処理条件の最適化を図り、その設定した電気的な処理条件を、ウエハアライメント系WA1に流用することにより、電気処理条件の再設定の回数が少なくなり、処理時間(計測時間)の短縮化が図れる。
なお、同一ロット内におけるウエハの種類の変化、あるいはその節目となるウエハの特定は、例えば、一のウエハマークに対する処理条件の再設定の繰り返し回数に基づいて行われる。また、ウエハの種類の変化や節目のウエハを特定した情報は、他のアライメント動作、あるいはアライメントとは別の動作の制御に利用してもよい。
図5は、レチクルのパターン像が転写されるウエハ上のショット領域の配置の一例を示す図である。
図5において、ウエハW上には、複数のショット領域ES1〜ESn(総じてショット領域ESiと称する)がXY座標系に沿って配列されている。ショット領域ESiに隣接するスクライブラインの所定位置には、X方向のアライメント用のウエハマーク、及びY方向のアライメント用のウエハマークを含むウエハマークWMが複数形成されている。例えば、X方向のアライメント用のウエハマークはX方向に所定ピッチで配列された複数本のパターンからなり、同様に、Y方向のアライメント用のウエハマークはY方向に所定ピッチで配列された複数本のパターンからなる。また、複数のウエハマークWMは、所定のショット領域の中心に対して同じ位置関係になるように、ここではX方向に伸びるスクライブライン内に配置されている。本実施形態の露光装置では、例えば特開昭61−44429号公報に開示されているEGA(エンハンスド・グローバル・アライメント)法によって、ウエハW上の各ショット領域ESiのアライメントを行う。
図5において、ウエハW上には、複数のショット領域ES1〜ESn(総じてショット領域ESiと称する)がXY座標系に沿って配列されている。ショット領域ESiに隣接するスクライブラインの所定位置には、X方向のアライメント用のウエハマーク、及びY方向のアライメント用のウエハマークを含むウエハマークWMが複数形成されている。例えば、X方向のアライメント用のウエハマークはX方向に所定ピッチで配列された複数本のパターンからなり、同様に、Y方向のアライメント用のウエハマークはY方向に所定ピッチで配列された複数本のパターンからなる。また、複数のウエハマークWMは、所定のショット領域の中心に対して同じ位置関係になるように、ここではX方向に伸びるスクライブライン内に配置されている。本実施形態の露光装置では、例えば特開昭61−44429号公報に開示されているEGA(エンハンスド・グローバル・アライメント)法によって、ウエハW上の各ショット領域ESiのアライメントを行う。
EGA法において、主制御装置13(図1参照)は、全てのショット領域ESiのうち、アライメントショット領域として選択される少なくとも3つのショット領域(ここでは9つのアライメントショット領域SA1〜SA9)におけるウエハマークWMをウエハアライメント系WA1,WA2(図1参照)によって検出し、その検出結果に基づいて各アライメントショット領域SA1〜SA9の座標位置を求める。続いて、ウエハW上でのショット領域ESiの配列を表すモデル関数に対して、アライメントショット領域ごとにその求めた座標位置と既知の座標位置(設計値など)とを代入し、最小二乗法などの統計演算によってモデル関数のパラメータを決定する。そして、主制御装置は、ウエハW上のショット領域ESiごとに既知の座標位置をモデル関数に代入することにより、全てのショット領域ESiの座標位置(X座標、Y座標)を算出する。この算出した座標位置と前述したベースライン量とによって決定される移動量に基づいて、ウエハステージWST1,WST2(図1参照)をX方向及びY方向に駆動することにより、ウエハWの各ショット領域ESiの中心が投影光学系PLの光軸AXにアライメントされる。
ここで、製造プロセス上の影響等により、一のウエハ内であっても、領域ごとに表面特性(表面反射率など)が異なる場合がある(表面特性のバラツキ)。本実施形態では、ウエハ上にウエハマークが複数形成されることから、それら複数のウエハマークが配置される各領域の表面特性は互いに異なることがある。この場合、上述したマーク信号に対する電気的な処理条件は、ウエハマークのウエハ上における配置を加味したものであるのが好ましい。
例えば、同一の製造プロセスを経た複数のウエハを処理する際、複数のウエハアライメント系における電気処理条件の共通化を、ウエハ上の複数のウエハマークのそれぞれに対して行うとよい。つまり、一方のウエハアライメント系で用いた電気処理条件を、他方のウエハアライメント系に流用する際、その電気処理条件として、検出中のウエハマークと同じ位置にあるウエハマークに関する電気処理条件を用いる。
具体的には、先の図3に示す制御回路100は、ウエハアライメント系WA1でウエハ(第1ウエハ)上の複数のウエハマークを検出する際、マーク信号を生成する際の電気処理条件(Gc、Ou、Gu)を、各ウエハマークごとに記憶部101に記憶する。つまり、制御回路100は、電気処理条件とウエハマークの位置に関する情報(例えば、関連するショット領域の情報など)とを関連付けて記憶する。次に、制御回路100は、ウエハアライメント系WA2で次のウエハ(第2ウエハ)上の複数のウエハマークを検出する際、記憶部101に記憶された電気処理条件のうち、検出中のウエハマーク(第2ウエハ)と同じ位置にあるウエハマーク(第1ウエハ)に関する電気処理条件を用いる。つまり、第2ウエハのn番目のショット領域にあるウエハマークを検出する際、そのときの電気処理条件を、第1ウエハのn番目のショット領域のウエハマークに関する電気処理条件に合わせる。
同一の製造プロセスを経た複数のウエハの間では、一のウエハ内での表面特性のバラツキは互いに同じ傾向にある。そのため、ウエハマークのウエハ上における配置(位置依存性)を加味して、複数のウエハアライメント系における電気処理条件の共通化を行うことにより、前述した電気処理条件の再設定の回数を少なくできる。つまり、ウエハの表面特性が領域ごとに異なると、一のウエハ内の複数のウエハマークを検出する途中で、電気処理条件の再設定が必要となる可能性があるが、ウエハマークごとにその配置を加味して前述した電気処理条件の共通化を行うことにより、電気処理条件の再設定の回数を少なくできる。
なお、ウエハの表面特性(表面反射率など)のバラツキが小さい場合や無視できる場合、上述した配置を加味した電気処理条件の共通化は省略できる。この場合、第1ウエハにおいてウエハマークごとに電気処理条件を記憶しておき、その平均値を第2ウエハ上のウエハマークの検出に流用してもよい。
また、ウエハマークごとではなく、複数のウエハマークからなるグループごとに、電気処理条件の共通化を行ってもよい。例えば、制御回路は、同一ウエハ上の複数のウエハマークを、各ウエハマークのウエハ上での配置に応じてグループ分けし、そのグループごとにウエハマーク検出時の電気処理条件の平均値を求めて記憶する。その後、制御回路は、他のウエハ上のウエハマークの検出時に、電気処理条件として、記憶された情報の中から、検出中のウエハマークが属するグループの電気処理条件の平均値を用いる。
また、先の図2及び図3において、ウエハアライメント系WA1におけるマーク信号に対する電気処理条件を、ウエハアライメント系WA2に流用するにあたり、ウエハアライメント系WA1とWA2との間での信号処理回路73,78の特性(周波数特性など)の違いを補正値として予め求めておき、電気処理条件の流用時に、その補正値に基づいて電気処理条件を補正してもよい。なお、複数のウエハアライメント系の間で信号処理回路を共通化してもよい。
図6は、ウエハアライメント系WA1及びウエハアライメント系WA2の他の構成例を示す図、図7は、図6に示すウエハアライメント系WA1及びWA2の信号処理回路を模式的に示す図である。
図6及び図7において、ウエハアライメント系WA1及びWA2は、共通の信号処理回路120と、ウエハアライメント系WA1及びWA2に対して信号処理回路120を選択的に接続する切換装置121とを備えている。
図6及び図7において、ウエハアライメント系WA1及びWA2は、共通の信号処理回路120と、ウエハアライメント系WA1及びWA2に対して信号処理回路120を選択的に接続する切換装置121とを備えている。
信号処理回路120は、先の図3に示した信号処理回路73とほぼ同様の構成であり、検出系72又は検出系77からのマーク信号(画像信号波形)に所定のゲインを与えるAGC回路130(プリアンプ131、オフセット部132、増幅器133、判定部134等を含む)の他に、A/D変換器135、及び波形記憶部136等を備える。AGC回路130で所定のゲインが与えられたマーク信号は、A/D変換器135、及び波形記憶部136を経て演算部137に送られ、マークの位置に関する位置情報が算出される。
切換装置121は、ウエハアライメント系WA1によるマーク検出時には信号処理回路120を検出系72に接続し、ウエハアライメント系WA2によるマーク検出時には信号処理回路120を検出系77に接続する。
ロット先頭のウエハ上のウエハマークは、検出系72(ウエハアライメント系WA1)により検出される。このとき、切換装置121は、信号処理回路120を検出系72に接続しており、信号処理回路120は、検出系72からの信号に基づいて、ウエハマークに対応するマーク信号を生成する。また、制御回路100は、信号処理回路120における電気的な処理条件(カメラゲインGc、オフセットOu、ユニットゲインGu)の最適化を図り、設定した電気処理条件を記憶部101に記憶する。次のウエハ上のウエハマークは、検出系77(ウエハアライメント系WA2)により検出される。このとき、切換装置121は、信号処理回路120を検出系77に接続しており、信号処理回路120は、検出系72からの信号に基づいて、ウエハマークに対応するマーク信号を生成する。このときの信号処理回路120における電気的な処理条件(Gc、Ou、Gu)は、ロット先頭のウエハに対して最適化されたものが用いられる。電気処理条件の共通化により、電気的な処理条件の再設定の回数が少なくなり、処理時間の短縮化が図れる。
本例では、ウエハアライメント系WA1及びウエハアライメント系WA2が共通の信号処理回路120を備えることから、検出結果のバラツキが低減される。すなわち、ウエハアライメント系WA1及びウエハアライメント系WA2のそれぞれが信号処理回路を個々に有する場合、信号処理回路同士の電気的な特性(周波数特性など)の違いにより、検出結果にバラツキが生じるおそれがあるが、本例ではこれが回避される。ウエハアライメント系WA1とウエハアライメント系WA2との間での検出結果のバラツキが低減されることにより、アライメント精度の向上が図れる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態例では、複数の検出系のそれぞれの検出領域内の検出中心の位置が互いに異なる構成であるが、本発明はこれに限定されず、複数の検出系それぞれの検出領域内の検出中心の位置が互いに同一でもよい。
例えば、図8に示すように、複数の検出系140,141が共通の対物系142を介してマークを検出する構成であってもよい。符号143は照明ビームをマークが形成された物体上に導く照明系である。対物系142は、物体に面して配される対物レンズを含み、マークを含む検出領域から発生する反射ビームを受光する。検出系140,141で検出されたマークからの画像信号はそれぞれ、信号処理回路144,145により電気的に加工され、その信号強度に基づいてマークの位置情報が検出される。本例においても、検出系140,141で検出されるマーク信号を生成する際に、検出系140,141の間で電気処理条件の共通化を図ることにより、処理時間の短縮化を図れる。
また、電気処理条件の共通化を図る検出系は、ウエハアライメント系に限定されない。例えば、レチクルアライメント系やその他の検出系であってもよい。
検出対象のマークは、ウエハマークに限らず、レチクルマーク、基準マークなど他のマークでもよい。
検出対象のマークは、ウエハマークに限らず、レチクルマーク、基準マークなど他のマークでもよい。
物体上に形成されたマークを検出して、そのマークの位置に関する位置情報を計測する検出系としては、上述したFIA方式に限定されない。
例えば、露光用の照明光をレチクル(マスク)上に形成されたマークに照射し、その光学像をCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の撮像手段で画像信号に変換し、その画像信号に基づいてマークの位置情報を計測するVRA(Video Reticle Alignment)方式、レチクル上に形成されたレチクルマークとウエハステージ(あるいはウエハ)上に設けられたマークとを同時に検出するTTR方式(through the Reticle)方式、上記TTR方式の照明光として露光用の照明光を用いるE−TTR方式、レーザ光をウエハ上のマークに照射し、マークで回折または散乱された光を用いてマークの位置情報を計測するLSA(Laser Step Alignment)方式でもよい。これらはいずれもマーク信号の信号強度に基づいてマークを検出するものである。
これに対して、マーク信号の位相に基づいてマークを検出する方式、例えば、ウエハ上のマークに周波数をわずかに変えたレーザ光を2方向から照射し、あるいはレーザ上をマークに対して垂直に照射し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相からマークの位置情報を計測するLIA(Laser Interferometric Alignment)方式でもよい。
例えば、露光用の照明光をレチクル(マスク)上に形成されたマークに照射し、その光学像をCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の撮像手段で画像信号に変換し、その画像信号に基づいてマークの位置情報を計測するVRA(Video Reticle Alignment)方式、レチクル上に形成されたレチクルマークとウエハステージ(あるいはウエハ)上に設けられたマークとを同時に検出するTTR方式(through the Reticle)方式、上記TTR方式の照明光として露光用の照明光を用いるE−TTR方式、レーザ光をウエハ上のマークに照射し、マークで回折または散乱された光を用いてマークの位置情報を計測するLSA(Laser Step Alignment)方式でもよい。これらはいずれもマーク信号の信号強度に基づいてマークを検出するものである。
これに対して、マーク信号の位相に基づいてマークを検出する方式、例えば、ウエハ上のマークに周波数をわずかに変えたレーザ光を2方向から照射し、あるいはレーザ上をマークに対して垂直に照射し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相からマークの位置情報を計測するLIA(Laser Interferometric Alignment)方式でもよい。
また、本発明に係る位置計測方法は、露光が正確に行われたかどうかを評価するための位置ずれ計測や、パターン像が描画されているフォトマスクの描画精度の計測にも適用できる。
また、ウエハやレチクル、基準板などに形成されるマークの数や配置位置、及び形状は任意に定めてよい。特にウエハマークは各ショット領域に少なくとも1つ設ければよいし、あるいはショット領域毎にウエハマークを設けずにウエハ上の複数点にそれぞれウエハマークを形成しておくだけでもよい。また、基板上のマークは1次元マーク及び2次元マークのいずれでもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、ウエハステージ(基板ステージ)を2つ備えるツインステージ式に限定されない。ウエハステージは1つでもよく、3以上でもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、露光用照明ビームに対してマスク(レチクル)と基板(ウエハ)とをそれぞれ相対移動する走査露光方式(例えば、ステップ・アンド・スキャン方式など)に限られるものではなく、マスクと基板とをほぼ静止させた状態でマスクのパターンを基板上に転写する静止露光方式、例えばステップ・アンド・リピート方式などでもよい。さらに、基板上で周辺部が重なる複数のショット領域にそれぞれパターンを転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置などに対しても本発明を適用することができる。また、投影光学系PLは縮小系、等倍系、及び拡大系のいずれでもよいし、屈折系、反射屈折系、及び反射系のいずれでもよい。さらに、投影光学系を用いない、例えばプロキシミティ方式の露光装置などに対しても本発明を適用できる。
また、本発明が適用される露光装置は、露光用照明光としてg線、i線、KrFエキシマレーザ光、ArFエキシマレーザ光、F2レーザ光、及びAr2レーザ光などの紫外光だけでなく、例えばEUV光、X線、あるいは電子線やイオンビームなどの荷電粒子線などを用いてもよい。さらに、露光用光源は水銀ランプやエキシマレーザだけでなく、YAGレーザ又は半導体レーザなどの高調波発生装置、SOR、レーザプラズマ光源、電子銃などでもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、半導体デバイス製造用に限られるものではなく、液晶表示素子、ディスプレイ装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、及びDNAチップなどのマイクロデバイス(電子デバイス)製造用、露光装置で用いられるフォトマスクやレチクルの製造用などでもよい。
また、本発明は露光装置だけでなく、デバイス製造工程で使用される他の製造装置(検査装置などを含む)に対しても適用することができる。
また、上述したウエハステージやレチクルステージにリニアモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージは、ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイドを設けないガイドレスタイプでもよい。さらに、ステージの駆動系として平面モ−タを用いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユニットのいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットの他方をステージの移動面側(定盤、ベース)に設ければよい。
また、ウエハステージの移動により発生する反力は、特開平8−166475号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装置においても適用可能である。
また、レチクルステージの移動により発生する反力は、特開平8−330224号公報に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装置においても適用可能である。
また、本発明が適用される露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
また、半導体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行う工程、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作する工程、シリコン材料からウエハを製造する工程、前述した露光装置によりレチクルのパターンをウエハに露光するウエハ処理工程、デバイス組み立て工程(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)、検査工程等を経て製造される。
R…レチクル(マスク)、W…ウエハ(基板)、IL…照明ビーム、WM…ウエハマーク(マーク)、PL…投影光学系、WA1…ウエハアライメント系(第1の検出手段)、WA2…ウエハアライメント系(第2の検出手段)、WST1,WST2…ウエハステージ(基板ステージ)、10…露光装置、13…主制御装置、25,26…駆動系(位置決め手段)、72,77…検出系、73,78…信号処理回路(電気処理手段)、80,90…AGC回路、81,91…プリアンプ(カメラアンプ)、82,92…オフセット部、83,93…増幅器、84,94…判定部、87…演算部、100…制御回路(制御手段)、101…記憶部(記憶手段)、120…信号処理回路(電気処理手段)、121…切換装置(切換手段)。
Claims (15)
- 物体上に形成されたマークを検出して、前記マークの位置に関する位置情報を計測する位置計測装置であって、
前記マークから発生する光を受光して前記マークに対応するマーク信号を生成し、該マーク信号に基づいて、前記マークを所定の検出手法で検出する複数の検出手段と、
前記複数の検出手段のうちの第1の検出手段で前記マーク信号を生成する際に前記マーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、前記複数の検出手段のうちの第2の検出手段で前記マーク信号を生成する際の電気的な処理条件を制御する制御手段と、を有することを特徴とする位置計測装置。 - 前記第1の検出手段は、前記第1の検出手段における前記電気的な処理条件である第1処理条件を設定する第1の電気処理手段を備え、
前記第2の検出手段は、前記第1の電気処理手段とは別に設けられ、前記第2の検出手段における前記電気的な処理条件である第2処理条件を設定する第2の電気処理手段を備え、
前記制御手段は、前記第1処理条件を記憶する記憶手段を含むとともに、前記記憶された第1処理条件に基づいて前記第2処理条件を設定せしめるよう前記第2の電気処理手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の位置計測装置。 - 前記制御手段は、
前記電気的な処理条件を設定し且つその設定された処理条件で前記マーク信号を電気的に加工する電気処理手段と、
前記第1の検出手段によるマーク検出時には前記電気処理手段を前記第1の検出手段に電気的に接続し、前記第2の検出手段によるマーク検出時には前記電気処理手段を前記第2の検出手段に電気的に接続する切換手段と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の位置計測装置。 - 前記電気的な処理条件は、前記マーク信号に与える電気的なオフセット及び電気的な増幅率のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の位置計測装置。
- 前記物体上には複数のマークが形成されており、
前記電気的な処理条件は、前記複数のマークの前記物体上における配置を加味したものであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の位置計測装置。 - 前記物体は前記マークがそれぞれ形成されると共に、互いに種類の異なる複数の基板を含み、
前記複数の基板のうち、所定種類の複数の基板のうちの最初の基板が、前記第2の検出手段によりマーク検出された場合には、前記制御手段は、前記第2の検出手段で前記マーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、前記第1の検出手段で前記所定種類の基板を検出する際の前記電気的な処理条件を制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の位置計測装置。 - 前記種類の異なる基板とは、製造プロセスが互いに異なる基板であることを特徴とする請求項6に記載の位置計測装置。
- 前記所定の検出手法は、前記マーク信号の信号強度または前記マーク信号の位相に基づき前記マークを検出する手法を含むことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の位置計測装置。
- 前記第1、第2の検出手段それぞれの検出領域内の検出中心の位置は、互いに異なることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の位置計測装置。
- マスク上に形成されたパターンを、所定の露光位置に位置決めされた基板上に転写する露光装置において、
請求項1〜9の何れか一項に記載の位置計測装置と、
前記基板上に形成されたマークの位置情報を前記位置計測装置により計測し、前記計測された位置情報に基づいて、前記基板を前記所定の露光位置に位置決めする位置決め手段と、を有することを特徴とする露光装置。 - 前記基板を載置する基板ステージを複数有し、
前記検出手段は、前記複数の基板ステージそれぞれに対応付けて設けられていることを特徴とする請求項10に記載の露光装置。 - 物体上に形成されたマークを、前記マークから発生する光を受光して前記マークに対応するマーク信号を生成し、且つ該マーク信号に基づいて前記マークを所定の検出手法で検出する複数の検出手段のうちの何れか一の検出手段で検出して、前記マークの位置に関する位置情報を計測する位置計測方法であって、
前記複数の検出手段のうちの第1の検出手段で前記マーク信号を生成する際に前記マーク信号に対して施された電気的な処理条件に基づいて、前記複数の検出手段のうちの第2の検出手段で前記マーク信号を生成する際の電気的な処理条件を調整することを特徴とする位置計測方法。 - 前記電気的な処理条件は、前記マーク信号に与える電気的なオフセット及び電気的な増幅率のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項12に記載の位置計測方法。
- マスク上に形成されたパターンを、所定の露光位置に位置決めされた基板上に転写する露光方法において、
請求項12又は13に記載の位置計測方法を用いて前記基板上に形成されたマークの位置情報を計測し、前記計測された位置情報に基づいて、前記基板を前記所定の露光位置に位置決めすることを特徴とする露光方法。 - 請求項10に記載の露光装置、または請求項14に記載の露光方法を用いるデバイス製造方法。
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| JP2004179528A JP2006005140A (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | 位置計測方法及びその装置、露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法 |
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| JP2006005140A true JP2006005140A (ja) | 2006-01-05 |
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ID=35773257
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|---|---|---|---|
| JP2004179528A Withdrawn JP2006005140A (ja) | 2004-06-17 | 2004-06-17 | 位置計測方法及びその装置、露光方法及びその装置、並びにデバイス製造方法 |
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| JP (1) | JP2006005140A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019015991A (ja) * | 2017-02-03 | 2019-01-31 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 露光装置 |
-
2004
- 2004-06-17 JP JP2004179528A patent/JP2006005140A/ja not_active Withdrawn
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| JP2019049728A (ja) * | 2017-02-03 | 2019-03-28 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | 露光装置 |
| US11092903B2 (en) | 2017-02-03 | 2021-08-17 | Asml Netherlands B.V. | Exposure apparatus |
| US12265337B2 (en) | 2017-02-03 | 2025-04-01 | Asml Netherlands B.V. | Exposure apparatus |
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