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JP2006001820A - カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜 - Google Patents

カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜 Download PDF

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守 會澤
Yusuke Goto
裕介 後藤
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Abstract

【課題】カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】チタンテトラアルコキシドと含窒素配位子を結合させて得られたチタンオキシナイトライド前駆体に、フラーレン、カーボンナノチューブ、ケッチェンブラックのうち、1種類以上のカーボンを添加し、基材に塗布して加熱処理する。前記カーボンの添加量は、チタンオキシナイトライド(TiOx2-x)に対する重量比で30%以上500%以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜に関する。
チタンオキシナイトライドは、酸化チタン及び窒化チタン間の中間化学生成物であり、その薄膜は、太陽光の波長の光はよく吸収するが、赤外光の波長の光は外に放射しない性質を持つ。この性質を利用して、チタンオキシナイトライドは太陽光集熱器の選択吸収膜等に広く用いられている。
一般的に、チタンオキシナイトライド薄膜は、系中の窒素原子含量に依存して可視光吸収率が変化する。窒素原子含量が多すぎると金色光沢が見られ可視光吸収率が低下する。一方、窒素原子含量が少なすぎると、チタンオキシナイトライドの特性である高い可視光吸収率、低い赤外光輻射率が失われる。
上の結果は、窒素と酸素の比がチタンオキシナイトライドの電子構造を決める重要な要因であることを示している。
さらに窒素原子量と酸素原子量が同程度のチタンオキシナイトライドにおいては、薄膜内部に数10%の空間構造を持たせることで、可視光吸収率を向上させる検討がなされている(特許文献1参照)。
このことから、チタンオキシナイトライドが可視光領域の光を吸収する原因は、その結晶構造のみならず、結晶中に含まれる空隙も関係していると考えられる。
特表平9−507095号公報
湿式法で製造されたチタンオキシナイトライド選択吸収膜は、窒素と酸素の比が1:2程度と比較的酸素リッチの膜であり、十分な可視光吸収率と低い熱輻射率が得られないという問題がある。酸化チタン等の選択吸収膜においては、カーボン等の黒体を薄膜中に導入して可視光吸収率を向上させる検討もなされているが、これらのカーボンは不定形のアモルファスカーボンであり、前述したような薄膜中の空間構造を制御することはできない。
また、チタンオキシナイトライドにカーボンのような黒体を導入した場合、可視光吸収率が向上すると同時に、赤外光輻射率も上がるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑み、従来よりも高い可視光吸収率と低い熱輻射率を具えたチタンオキシナイトライド選択吸収膜及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、チタンテトラアルコキシドと含窒素配位子を結合させて得られたチタンオキシナイトライド前駆体にカーボンが添加された溶液を基材に塗布して加熱処理することにより得られるカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜によって、前記の課題を解決した。
前記カーボンは、フラーレン、カーボンナノチューブ、ケッチェンブラックのうち1種類以上を用いるのが好ましい。
また、前記カーボンの添加量は、チタンオキシナイトライド(TiOx2-x)に対する重量比で30%以上500%以下であるのが好ましい。
本発明によれば、チタンオキシナイトライドに添加するカーボンの種類と添加量を最適化することにより、チタンオキシナイトライド選択吸収膜が本来有する低い赤外光輻射率を保持しながら、可視光吸収率を飛躍的に向上させることができる。また、本発明では、湿式法により成膜を行うので、従来よりも製造コストを低減させることができる。
本発明のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を太陽光集熱器に用いることにより、従来よりも高温の集熱が可能となる。
本発明について詳しく説明する。本発明者らは、特願2004−207号において、チタンオキシナイトライド前駆体を提案した。本発明では、この前駆体溶液にカーボンを添加してコーティング溶液を調製し、これを基材に塗布して、カーボンを含むチタンオキシナイトライド選択吸収膜を製造する。コーティング溶液にカーボンを添加すると、この後得られるチタンオキシナイトライド選択吸収膜中にカーボンが固定化され、可視光吸収率が向上する。
一般的に、カーボンのような黒体は、可視光吸収率の向上と同時に輻射率を引き上げるという特性を有する。従って、チタンオキシナイトライドが本来有する低い輻射率を保持しながら可視光吸収率の向上を図るためには、カーボン種の選定と添加量の適正化を行う必要がある。
本発明者らは、フラーレン、カーボンナノチューブ及びケッチェンブラックが、チタンオキシナイトライド薄膜の空間構造を制御するのに最も有効であり、これらがチタンオキシナイトライド薄膜に優れた光学特性を与えることを見出した。
フラーレン、カーボンナノチューブ及びケッチェンブラックは、いずれも、メソスコピックレベルでの空間構造を有しており、チタンオキシナイトライド前駆体に添加された状態でもこの空間構造が維持される。そして、チタンオキシナイトライド前駆体の溶媒及び熱分解性成分が熱処理により除去された後には、これらのカーボンがナノ鋳型として働き、チタンオキシナイトライド薄膜中に特定の空間構造が形成されるものと考えられる。
前記チタンオキシナイトライド前駆体の製造工程については、特願2004−207号中に詳述されているので、以下、簡単に説明する。
まず、溶媒に、チタンテトラアルコキシドを攪拌しながら入れ、チタンアルコキシド溶液を調整する。前記チタンテトラアルコキシドとしては、チタンイソプロポキシド、チタンエトキシド、チタンプロポキシド、チタン-n-ブトキシド、チタン-iso-ブトキシド、チタン-sec-ブトキシド、チタン-ter-ブトキシド等が使用できる。溶媒としては、アルコール類が好ましく、例えばエタノール、メタノール、ブタノール、プロパノール、エトキシエタノール等が用いられる。
次に、含窒素配位子を含む組成物の溶液を調製し、そこに前記チタンテトラアルコキシド溶液を攪拌しながら添加する。含窒素配位子を含む組成物とは、酸素原子に対する窒素原子のモル比が1以上の窒素化合物であり、好適には尿素、アミノアルコール、ピペリジン、1,2,4,トリアゾール等が用いられる。アミノアルコールの種類は、前記モル比が1以上であれば特に限定されない。
前記含窒素配位子の組成物とチタンテトラアルコキシド溶液を混合した後、この溶液を80℃で2時間、攪拌、加熱、還流する。例として含窒素配位子にプロパノールアミンを用いた場合、この工程において次のような反応が生じる。
(RO)3TiOR + HO-(CH2)3-NH2 → (RO)3TiO-(CH2)3-NH2 + ROH
前記反応式において、Rはアルキル基である。含窒素配位子(プロパノールアミン)中の窒素はチタンに対して配位結合し、チタンオキシナイトライド前駆体である(RO)3TiO-(CH2)3-NH2 が合成される。この工程によりチタンテトラアルコキシド溶液に窒素の導入が行われ、酸窒化物であるチタンオキシナイトライド前駆体が合成される。このあと、この溶液を室温まで冷却し、減圧濃縮を行うことにより、反応生成物の2プロパノール(イソプロパノール)を留去し、さらに溶液中のTiOx2-x濃度が約8.5重量%程度になるように調整し、チタンオキシナイトライド前駆体溶液を得る。
上記の工程を経て得られたチタンオキシナイトライド前駆体溶液と、前記カーボン及びコーティング溶媒を混合し、チタンオキシナイトライド前駆体コーティング溶液を調製する。
前記3種類のカーボン、すなわち、フラーレン、カーボンナノチューブ及びケッチェンブラックは、1種類のみを単独で用いてもよいが、2種類以上を混合して用いても同様の効果を得ることができる。
また、前記カーボンの添加量は、チタンオキシナイトライド(TiOx2-x)に対する重量比で30%以上500%以下である。カーボンの添加量が500%を超えた場合、赤外光輻射率が抑制されず、添加量が30%未満の場合には可視光吸収率の向上が認められない。
前記チタンオキシナイトライド前駆体コーティング溶液を基材にディップコーティングし、電気炉を用いて不活性雰囲気、500℃で加熱し、カーボン含有チタンオキシナイトライド薄膜を得る。
なお、本発明で用いるチタンオキシナイトライド前駆体は既に酸窒化物であり、前駆体の段階で十分に窒素が導入されているので、焼結の際に窒化を行わない。従って、高活性なアンモニアガスを使用する必要はなく、不活性雰囲気且つ低温で加熱処理することができる。不活性ガスは、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスのうちいずれかを用いることができる。又は、これらの混合ガスを用いてもよい。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜実施例7、比較例1)カーボンの種類:水酸化フラーレン
(実施例1)
まず、チタンオキシナイトライド前駆体を以下の方法により製造した。
エトキシエタノール16.95gとエタノール150gが入っている三角フラスコ内にチタンイソプロポキシド99.15gを攪拌しながらゆっくり入れ、チタンイソプロポキシド溶液を調製した。
含窒素配位子の尿素16.95gと1−アミノ−2−プロパノール16.95g及びメタノール450.00gを丸底フラスコに入れて尿素を溶解させた後、この丸底フラスコ内に、三角フラスコ内のチタンイソプロポキシド溶液を攪拌しながらゆっくり入れた。
この丸底フラスコをオイルバス中にセットし、オイルバスの温度を室温から80℃に上げた後、2時間80℃で加熱、還流、攪拌した。その後、丸底フラスコをオイルバスから取り出し、室温まで冷却した。
丸底フラスコ内の溶液をナス型フラスコに移し替えた後、これをロータリーエバポレーターにセットし、溶液を濃縮した。ロータリーエバポレータは回転数60rpmに設定し、最初に100torrで減圧し、徐々に圧力を下げ、最終的に50torrまで減圧しながら、TiOx2-x濃度8.5%になるまで溶液を濃縮して、チタンオキシナイトライド前駆体溶液を得た。
次に、水酸化フラーレン0.5g、コーティング溶媒のジメチルフォルムアミド32.39g、前記チタンオキシナイトライド前駆体溶液17.61gを混合し、これらを超音波洗浄機を利用して溶解させて、チタンオキシナイトライドコーティング溶液を得た。この場合、チタンオキシナイトライド前駆体溶液中のTiOx2-xの質量は1.5gになるから、TiOx2-xに対する水酸化フラーレンの重量比は33.3%である。
5cm四方の銅板を、予め蒸留水と洗剤を入れて超音波で洗浄した後、流水で洗剤を流し、メタノール100mlを銅板表面に流して水滴がない状態にし、40℃で乾燥させた。前記チタンオキシナイトライドコーティング溶液中に、この銅板を入れてディップコーティングした後、引き上げ速度20cm/minで銅 板を引き上げ、10分間室温にて乾燥させた。
銅板を電気炉に入れ、電気炉内の真空引きを3.8torrまで行った後、窒素5L/minを流し1気圧で熱処理を行った。昇温速度は500℃/minで500℃まで加熱し、15分保持した。その後、室温まで冷却して、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例2)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を1.0g(TiOx2-xに対する重量比で66.7%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例3)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を1.5g(TiOx2-xに対する重量比で100%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例4)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を3g(TiOx2-xに対する重量比で200%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例5)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を4.5g(TiOx2-xに対する重量比で300%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例6)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を6g(TiOx2-xに対する重量比で400%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例7)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を7.5g(TiOx2-xに対する重量比で500%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(比較例1)
実施例1において、水酸化フラーレンの添加量を0.15g(TiOx2-xに対する重量比で10%)に変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例8〜実施例14、比較例2)カーボンの種類:多層カーボンナノチューブ
(実施例8)
実施例1において、添加するカーボンを水酸化フラーレンから多層カーボンナノチューブに変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例9)
実施例8において、多層カーボンナノチューブの添加量を1.0g(TiOx2-xに対する重量比で66.7%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして 、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例10)
実施例8において、多層カーボンナノチューブの添加量を1.5g(TiOx2-xに対する重量比で100%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして、 カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例11)
実施例1において、多層カーボンナノチューブの添加量を3g(TiOx2-xに対する重量比で200%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例12)
実施例8において、多層カーボンナノチューブの添加量を4.5g(TiOx2-xに対する重量比で300%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして、 カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例13)
実施例8において、多層カーボンナノチューブの添加量を6g(TiOx2-xに対する重量比で400%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例14)
実施例8において、多層カーボンナノチューブの添加量を7.5g(TiOx2-xに対する重量比で500%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして、 カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(比較例2)
実施例8において、多層カーボンナノチューブの添加量を0.15g(TiOx2-xに対する重量比で10%)に変え、それ以外は実施例8と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例15〜実施例21、比較例3)カーボンの種類:ケッチェンブラック
(実施例15)
実施例1において、添加するカーボンを水酸化フラーレンからケッチェンブラックに変え、それ以外は実施例1と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例16)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を1.0g(TiOx2-xに対する重量比で66.7%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例17)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を1.5g(TiOx2-xに対する重量比で100%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例18)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を3g(TiOx2-xに対する重量比で200%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例19)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を4.5g(TiOx2-xに対する重量比で300%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例20)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を6g(TiOx2-xに対する重量比で400%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(実施例21)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を7.5g(TiOx2-xに対する重量比で500%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(比較例3)
実施例15において、ケッチェンブラックの添加量を0.15g(TiOx2-xに対する重量比で10%)に変え、それ以外は実施例15と同様にして、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
(比較例4)カーボンを添加しない場合
チタンオキシナイトライド前駆体溶液にカーボンを添加せず、それ以外は実施例1と同様にして、チタンオキシナイトライド選択吸収膜を得た。
実施例1〜21、及び比較例1〜3におけるカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜及び比較例4におけるチタンオキシナイトライド選択吸収膜の反射率と赤外光輻射率を測定した。
反射率は、紫外可視分光光度計を用いて、入射光角度60°で絶対反射率を測
定した。測定結果を図1、3、5に示す。また、図1、3、5の可視光領域(波長250nm〜1000nm)を拡大したグラフを図2、4、6に示す。
赤外光輻射率は、赤外分光光度計を用いて、赤外発光測定法により測定した。輻射率の算出方法は、100℃におけるカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の輻射エネルギーと、100℃におけるハイテンプブラックペイント(標準物質)の輻射エネルギーをそれぞれ測定し、その比により算出した。波数1288cm-1における輻射率を表1に示す。
Figure 2006001820
図1、3、5より、チタンオキシナイトライドに対する各カーボンの重量比が33.4%の場合、可視光吸収率の向上が認められることが分かる。また、図2、4、6より、66.70%以上になると、可視光領域(波長範囲250〜1000nm)において、反射率が1%〜3.5%程度となっていることが分かる。
この結果より、カーボンを添加しない従来のチタンオキシナイトライド選択吸収膜と比較して、本発明のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜が、可視光吸収率に非常に優れていることが分かる。
また、表1より、実施例における赤外光輻射率は、比較例2における従来のチタンオキシナイトライド選択吸収膜と同程度の低い輻射率を保持していることが分かる。カーボン添加量が500重量%を超えると、可視光吸収率には優れるが、輻射率が高くなる。
本発明によれば、チタンオキシナイトライドコーティング溶液にカーボンを添加することにより、チタンオキシナイトライド薄膜にカーボンが導入され、薄膜の光学特性を容易に改善することができる。本発明のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜を太陽光集熱器に用いることにより、従来にない高温の集熱が可能となる。また、湿式法により成膜を行うため、選択吸収膜の製造コストを低減させることができる。
水酸化フラーレンを添加した場合のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の反射率を示すグラフ。 水酸化フラーレンを添加した場合のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の可視光領域の反射率を示すグラフ。 カーボンナノチューブを添加した場合のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の反射率を示すグラフ。 カーボンナノチューブを添加した場合のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の可視光領域の反射率を示すグラフ。 ケッチェンブラックを添加した場合のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の反射率を示すグラフ。 ケッチェンブラックを添加した場合のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜の可視光領域の反射率を示すグラフ。

Claims (3)

  1. チタンテトラアルコキシドと含窒素配位子を結合させて得られたチタンオキシナイトライド前駆体にカーボンが添加された溶液を基材に塗布して加熱処理することにより得られる、カーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜。
  2. 前記カーボンがフラーレン、カーボンナノチューブ、ケッチェンブラックのうち1種類以上である、請求項1のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜。
  3. 前記カーボンの添加量が、チタンオキシナイトライド(TiOx2-x)に対する重量比で30%以上500%以下である、請求項1又は2のカーボン含有チタンオキシナイトライド選択吸収膜。
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