JP2006001092A - 表面保護フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物からなる共重合体に水素を添加してなる特定された水添共重合体(1)及びビニル芳香族化合物からなるブロックXと共役ジエン化合物からなるブロックYからなり,少なくとも一つの末端がブロックYであるブロック共重合体で、共役ジエンの二重結合の70%以上が水素添加された水添ブロック共重合体(2)を含有する粘着剤用組成物が、熱可塑性樹脂からなる基材に積層されてなることを特徴とする表面保護フィルム。
【選択図】選択図なし
Description
このような表面保護フィルムとして、スチレン1〜50重量%とジエン系炭化水素99〜50重量%からなるランダム共重合体の水素添加物60重量%以上及びポリオレフィン40重量%以下の組成からなる(A)層(粘着層)と、スチレン1〜50重量%とジエン系炭化水素99〜50重量%からなるランダム共重合体の水素添加物60重量%未満及びポリオレフィン40重量%を超える組成からなる(B)層(支持層)とを積層してなる表面保護フィルムが開示されている。
1)下記(a)〜(b)を満たす共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物からなる共重合体に水素を添加してなる水添共重合体(1)及びビニル芳香族化合物からなるブロックXと共役ジエン化合物からなるブロックYからなり,少なくとも一つの末端がブロックYであるブロック共重合体で、共役ジエンの二重結合の70%以上が水素添加された水添ブロック共重合体(2)を含有する粘着剤用組成物が、熱可塑性樹脂からなる基材に積層されてなることを特徴とする表面保護フィルム、
(a)成分(1)のビニル芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量%以下。
(b)成分(1)のビニル芳香族化合物重合体ブロックの割合が40重量%以下。
(c)成分(1)の重量平均分子量が1万〜30万。
(d)成分(1)の共役ジエン化合物に基づく二重結合の70%以上が水添されている。
(e)成分(1)に関して得られた粘弾性測定チャートにおいて、tanδ(損失正接)のピークが−20〜80℃に少なくとも1つ存在する。
2)成分(1)と成分(2)が、(1):(2)=80:20〜20:80の質量比で含有される粘着剤用組成物が積層されてなることを特徴とする上記1に記載の表面保護フィルム、
である。
本発明の水添共重合体(1)は、共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物からなる共重合体の水素添加物である。
本発明において、水添共重合体(1)中のビニル芳香族化合物の含有量は50重量%を越え、90重量%以下、好ましくは60重量%を越え、88重量%以下、更に好ましくは62〜86重量%である。ビニル芳香族化合物の含有量が本発明で規定する範囲のものを使用することは、被着体に対する適度な仮着接着力の制御と接着昂進の抑制のために必要である。なお本発明において、水添共重合体中のビニル芳香族化合物の含有量は、水素添加前の共重合体中のビニル芳香族化合物含有量で把握しても良い。
本発明において、水添共重合体の分子量分布は、分子量分布は10以下、一般に1.05〜8、好ましくは1.1〜5であるが、成形加工性を重視する場合1.3〜5、好ましくは1.5〜5、より好ましくは1.6〜4.5、更に好ましくは1.8〜4であることが推奨される。
本発明で使用する水添共重合体(1)は共役ジエンとビニル芳香族化合物からなる共重合体の水素添加物であり、耐候性や熱安定性の点で、共重合体中の共役ジエンに基づく二重結合の70%以上、好ましくは75%以上、更に好ましくは80%以上、特に好ましくは85%以上が水添されている。なお、水添共重合体におけるビニル芳香族炭化水素に基づく芳香族二重結合の水添率については特に制限はないが、水添率を50%以下、好ましくは30%以下、更に好ましくは20%以下である。
本発明において、水添共重合体(1)の構造は特に制限はなく、いかなる構造のものでも使用できるが、特に推奨されるものは、下記の一般式から選ばれる少なくとも一つの構造を有する共重合体の水素添加物である。本発明で使用する水添共重合体は、下記一般式で表される構造を有する共重合体の水素添加物からなる任意の混合物でもよい。また、水添共重合体にビニル芳香族化合物重合体が混合されていても良い。
[(H−S)n]m−X、[(S−H)n−S]m−X、[(H−S)n−H]m−X、
(S−H)n−X−(H)p、(E−S)n、E−(S−E)n、S−(E−S)n、
[(E−S)n]m−X、[(S−E)n−S]m−X、[(E−S)n−E]m−X、
E−(S−H)n、E−(H−S)n、E−(H−S−H)n、
E−(S−H−S)n、H−E−(S−H)n、H−E−(H−S)n、
H−E−(S−H)n−S、 [(H−S−E)n]m−X、
[H−(S−E)n]m−X、[(H−S)n−E]m−X、
[(H−S−H)n−E]m−X、[(S−H−S)n−E]m−X、
[(E−S−H)n]m−X、[E−(S−H)n]m−X、
[E−(H−S−H)n]m−X、[E−(S−H−S)n]m−X、
(ここで、Hはビニル芳香族化合物重合体ブロックであり、Sは共役ジエンとビニル芳香族化合物とのランダム共重合体又は共役ジエンとビニル芳香族化合物とのランダム共重合体ブロック、Eは共役ジエン重合体ブロックである。各ブロックの境界は必ずしも明瞭に区別される必要はない。mは2以上の整数、好ましくは2〜10の整数であり、n及びpは1以上の整数、好ましくは1〜10の整数である。Xはカップリング剤の残基又は多官能開始剤残基、或いは後述する変性剤の残基を示す。一般式において、ランダム共重合体又はランダム共重合体ブロックS中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布していても、またはテーパー状に分布していてもよい。また該共重合体又は該共重合体ブロックSには、ビニル芳香族炭化水素が均一に分布している部分及び/又はテーパー状に分布している部分がそれぞれ複数個共存していてもよい。またランダム共重合体又はランダム共重合体ブロックSには、ビニル芳香族炭化水素含有量が異なるセグメントが複数個共存していてもよい。共重合体中にブロックH、ブロックSがそれぞれ複数存在する場合、それらの分子量や組成等の構造は同一でも、異なっていても良い。また、Xに結合しているポリマー鎖の構造は同一でも、異なっていても良い。)
さらに、水素添加前の共重合体中の共役ジエンに基づくビニル結合含量は、赤外分光光度計(例えば、ハンプトン法)を用いて、また水添後の水添共重合体中の共役ジエンに基づくビニル結合含量は核磁気共鳴装置(NMR)を用いて知ることができる。また,水添共重合体の水添率は、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて知ることができる。また、本発明において、水添共重合体の分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定を行い、クロマトグラムのピークの分子量を、市販の標準ポリスチレンの測定から求めた検量線(標準ポリスチレンのピーク分子量を使用して作成)を使用して求めた重量平均分子量である。水添共重合体の分子量分布は、同様にGPCによる測定から求めることができ、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)である。
本発明において有機アルカリ金属化合物を重合開始剤として共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物を共重合する方法は、バッチ重合であっても連続重合であっても、或いはそれらの組み合わせであってもよい。特に分子量分布比較的広い範囲に調整する場合、連続重合方法が推奨される。重合温度は、一般に0℃乃至180℃、好ましくは30℃乃至150℃である。重合に要する時間は条件によって異なるが、通常は48時間以内であり、特に好適には0.1乃至10時間である。又、重合系の雰囲気は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気にすることが好ましい。重合圧力は、上記重合温度範囲でモノマー及び溶媒を液相に維持するに充分な圧力の範囲で行えばよく、特に限定されるものではない。更に、重合系内は触媒及びリビングポリマーを不活性化させるような不純物、例えば水、酸素、炭酸ガスなどが混入しないように留意する必要がある。
変性共重合体を得る他の方法として、リビング末端を有さない共重合体に有機リチウム化合物等の有機アルカリ金属化合物を反応(メタレーション反応)させ、有機アルカリ金属が付加した共重合体に変性剤を付加反応させる方法が上げられる。後者の場合、共重合体の水添物を得た後にメタレーション反応させ、上記の変性剤を反応させて変性水添共重合体を得ることもできる。
上記で得られた共重合体を水素添加することにより、本発明で使用する水添共重合体が得られる。水添触媒としては、特に制限されず、従来から公知である(1)Ni、Pt、Pd、Ru等の金属をカーボン、シリカ、アルミナ、ケイソウ土等に担持させた担持型不均一系水添触媒、(2)Ni、Co、Fe、Cr等の有機酸塩又はアセチルアセトン塩などの遷移金属塩と有機アルミニュウム等の還元剤とを用いる、いわゆるチーグラー型水添触媒、(3)Ti、Ru、Rh、Zr等の有機金属化合物等のいわゆる有機金属錯体等の均一系水添触媒が用いられる。具体的な水添触媒としては、特公昭42−8704号公報、特公昭43−6636号公報、特公昭63−4841号公報、特公平1−37970号公報、特公平1−53851号公報、特公平2−9041号公報に記載された水添触媒を使用することができる。好ましい水添触媒としてはチタノセン化合物および/または還元性有機金属化合物との混合物が挙げられる。
本発明において、水添反応は一般的に0〜200℃、より好ましくは30〜150℃の温度範囲で実施される。水添反応に使用される水素の圧力は0.1から15MPa、好ましくは0.2から10MPa、更に好ましくは0.3から5MPaが推奨される。また、水添反応時間は通常3分〜10時間、好ましくは10分〜5時間である。水添反応は、バッチプロセス、連続プロセス、或いはそれらの組み合わせのいずれでも用いることができる。
次に、本発明の水添ブロック共重合体(2)は、ビニル芳香族化合物と共役ジエンからなる水添ブロック共重合体である。
水添ブロック共重合体のブロック共重合体(2)の重量平均分子量は、非着体への糊残りの問題から5千以上、溶融混練性の観点から10万以下であり、好ましくは1万〜8万、更に好ましくは1万〜5万である。
水添ブロック共重合体(2)のビニル芳香族化合物含有量は、凝集力と接着力のバランス点で、5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%、更に好ましくは13〜35重量%である。
本発明の水添ブロック共重合体(2)は加工時の耐熱性や使用時の耐候性の観点から、共役ジエンの二重結合の70%以上が水素添加されており、好ましくは90%以上、さらに好ましくは95%以上である。
本発明の粘着剤層は、水添共重合体(1)と水添ブロック共重合体(2)を含有する粘着剤組成物からなるが、その他の成分として以下の物質を使用することができる。特に限定されるものではないが、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−エチル(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−メチル(メタ)アクリレート共重合体等が挙げられ、これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。尚、上記α−オレフィンとしては、エチレン、プロピレンとそれぞれ共重合可能であれば特に限定されるものではないが、例えば、プロピレン、1−ペンテン、1−ヘプテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂からなる基材と粘着剤層を積層する手段は、特に限定されるものではないが、例えば、上記熱可塑性樹脂からなる基材層及び水添共重合体と水添ブロック共重合体からなる粘着剤層を、Tダイ法もしくはインフレーション法等の多層押出機を用いて上記2層を積層一体化して押出す多層押出法、上記熱可塑性樹脂からなる基材を押出機等の成形手段を用いて成形した後、上記粘着剤層を押出ラミネート法、熱ラミネート法等の適宜ラミネート手段を用いて積層一体化するラミネート法等が挙げられる。
本発明の表面保護フィルムは、叙上の如く構成されているので、被着体に対して適度の初期粘着性を有すると共に、加熱環境下に置かれた場合でも、接着昂進が抑制され、被着体から表面保護フィルムを容易に剥離することができ、且つ、被着体表面を糊残りや曇り等によって汚染することがない。本発明の表面保護フィルムは、叙上の構成からなるものであるので、共押出による製造が極めて容易であり、このようにして製造された表面保護フィルムは、特に、基材層と粘着剤層が、上記粘着剤組成物特有の極性による化学的な結合の他に、物理的なアンカー効果が加味して強固に一体化されているので、上記両層が厳しい使用条件にあっても剥離することがなく、糊残りや曇り等によって汚染することがない。
尚、以下の実施例において、重合体の特性や物性の測定は、次のようにして行った。
A.重合体の特性及び物性
1)スチレン含有量
紫外分光光度計(島津製作所製、UV−2450)を用いて測定した。
2)ポリスチレンブロック含量
水添前の重合体を用い、I.M.Kolthoff,etal.,J.Polym.Sci.1,429(1946)に記載の方法で測定した。
3)ビニル結合量及び水添率
核磁気共鳴装置(BRUKER社製、DPX−400)を用いて測定した。
4)分子量及び分子量分布
GPC〔装置は、ウォーターズ製〕で測定し、溶媒にはテトラヒドロフランを用い、測定条件は、温度35℃で行った。分子量は、クロマトグラムのピークの分子量を、市販の標準ポリスチレンの測定から求めた検量線(標準ポリスチレンのピーク分子量を使用して作成)を使用して求めた重量平均分子量である。
5)tanδ(損失正接)のピーク温度
粘弾性測定解析装置((株)レオロジ社製 型式DVE−V4を使用)を用い、粘弾性スペクトルを測定して求めた。測定周波数は,10Hzである。
水添反応に用いた水添触媒Iは、下記の方法で調製した。
窒素置換した反応容器に乾燥、精製したシクロヘキサン1リットルを仕込み、ビス(η5−シクロペンタジエニル)チタニウムジクロリド100ミリモルを添加し、十分に攪拌しながらトリメチルアルミニウム200ミリモルを含むn−ヘキサン溶液を添加して、室温にて約3日間反応させた。
内容積が10リットルの攪拌装置及びジャケット付き槽型反応器を2基使用し、まず非水添共重合体の連続重合を以下の方法で行った。
ブタジエン濃度が24重量%のシクロヘキサン溶液を4.51リットル/hr、スチレン濃度が24重量%のシクロヘキサン溶液を5.97リットル/hr、モノマー(ブタジエンとスチレン合計)100重量部に対するn−ブチルリチウムの量が0.077重量部となるような濃度に調整したn−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液を2.0リットル/hrで1基目の反応器の底部にそれぞれ供給し、更にN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンの量がn−ブチルリチウム1モルに対して0.44モルとなる供給速度でN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンのシクロヘキサン溶液を供給し、90℃で連続重合した。反応温度はジャケット温度で調整し、反応器の底部付近の温度は約88℃、反応器の上部付近の温度は約90℃であった。重合反応器における平均滞留時間は約45分であり、ブタジエンの転化率は、ほぼ100%、スチレンの転化率は99%であった。
連続重合で得られた非水添共重合体を分析したところ、スチレン含有量は67重量%、ポリスチレンブロック含有量が20重量%、ブタジエン部のビニル結合量は14重量%、重量平均分子量は20万、分子量分布は1.9であった。
次に、連続重合で得られた非水添共重合体に、上記水添触媒Iを非水添共重合体100重量部当たりチタンとして100ppm添加し、水素圧0.7MPa、温度65℃で水添反応を行った。反応終了後にメタノールを添加し、次に安定剤としてオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを重合体100重量部に対して0.3重量部添加し、水添共重合体(ポリマー1)を得た。
ポリマー1の水添率は99%であった。また,粘弾性測定の結果,tanδのピ−クは10℃に存在した。
攪拌機およびジャケット付き内容量5lのオートクレーブを50℃に保ちながら,予め精製したスチレン100gとシクロヘキサン1000gを供給した。次いでブチルリチウムのヘキサン溶液をブチルリチウム換算で0.5g供給し,重合反応を開始させた。触媒を添加してから1時間後に,予め精製,乾燥したブタジエン700gとシクロヘキサン1000gを添加して50℃で重合し,1時間後,スチレン100gとシクロヘキサン1000gを添加し,1時間重合を行い、さらにブタジエン100gとシクロヘキサン500gを添加して1時間重合を行った。重合反応において,ポリブタジエンブロック部の1,2結合量の調整剤として,テトラメチルエチレンジアミンを用いた。
得られたブロック共重合体溶液をシクロヘキサンで5重量%に希釈し、このブロック共重合体溶液に触媒としてオクテン酸ニッケルのヘキサン溶液をニッケルに換算して1.175g,およびトリエチルアルミニウムのヘキサン溶液をトリエチルアルミニウムに換算して6.85g添加し,水素加圧下に50℃で約6時間反応した。得られた水素添加ブロック共重合体溶液を塩酸水溶液で3回洗浄した。このように水洗処理した水素添加共重合体溶液を過剰のメタノールを用いて水素添加共重合体を沈澱させ,沈殿物を減圧乾燥した。得られた水添ブロック共重合体(2)のスチレン含量は20%であり,ポリブタジエンブロックの1,2結合量は41%であり,水添率は97%であった。
基材層を構成するポリエチレン(三井石油化学社製、商品名「ミラソン12」、MFR=3.0g/10分・190℃)を厚さ40μm及び粘着剤層を構成する上記水添共重合体(1)及び水添ブロック共重合体(2)を表1に示す混合量で配合し、厚さ20μmとなるように各々の押出機に供給し、インフレーション方式共押出法によって両層を一体化して共押出し、表面保護フィルムを作製した。
実施例1〜3及び比較例1〜2で得られた表面保護フィルムの性能を評価するため、初期粘着力、経時粘着力、被着体汚染度及び層間強度を以下に示す方法で測定した。測定結果は、表1に示す。
2.経時粘着力(1):前項の試験で用いたと同じ試験片を、ギアーオーブン内で70℃×30分間加熱して劣化促進し、30分測定環境に放置した後、JIS Z0237に準拠し、23℃×65%RHにおいて、180度引きはがし粘着力を測定し、これを経時粘着力(1)とした。
3.経時粘着力(2):劣化促進条件を90℃×30分間としたこと以外は経時粘着力(1)と同様にして、経時粘着力(2)を測定した。
4.被着体汚染度:第1項の初期粘着力測定時に被着体として用いたポリカーボネート板被着面の汚染の有無を目視により観察し、その結果を、○:無、×:有、で表記した。
5.層間強度:第1項の初期粘着力測定時に、被着体から引きはがされた表面保護フィルムの基材層と粘着剤層の界面における層間剥離の有無を目視により観察し、層間強度を評価した。評価は、○:無、×:有、で行った。
Claims (2)
- 下記(a)〜(b)を満たす共役ジエン化合物とビニル芳香族化合物からなる共重合体に水素を添加してなる水添共重合体(1)及びビニル芳香族化合物からなるブロックXと共役ジエン化合物からなるブロックYからなり,少なくとも一つの末端がブロックYであるブロック共重合体で、共役ジエンの二重結合の70%以上が水素添加された水添ブロック共重合体(2)を含有する粘着剤用組成物が、熱可塑性樹脂からなる基材に積層されてなることを特徴とする表面保護フィルム。
(a)成分(1)のビニル芳香族化合物の含有量が50重量%を越え、90重量%以下。
(b)成分(1)のビニル芳香族化合物重合体ブロックの割合が40重量%以下。
(c)成分(1)の重量平均分子量が1万〜30万。
(d)成分(1)の共役ジエン化合物に基づく二重結合の70%以上が水添されている。
(e)成分(1)に関して得られた粘弾性測定チャートにおいて、tanδ(損失正接)のピークが−20〜80℃に少なくとも1つ存在する。 - 成分(1)と成分(2)が、(1):(2)=80:20〜20:80の質量比で含有(する)される粘着剤用組成物が積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の表面保護フィルム。
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