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JP2006067452A - 映像記録装置、および電子カメラ - Google Patents

映像記録装置、および電子カメラ Download PDF

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JP2006067452A JP2004250191A JP2004250191A JP2006067452A JP 2006067452 A JP2006067452 A JP 2006067452A JP 2004250191 A JP2004250191 A JP 2004250191A JP 2004250191 A JP2004250191 A JP 2004250191A JP 2006067452 A JP2006067452 A JP 2006067452A
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佑子 服部
Kenji Suzuki
健司 鈴木
Yukako Matsumoto
由佳子 松本
Keiichi Nitta
啓一 新田
Tetsuo In
哲生 因
Toshiya Aikawa
敏哉 相川
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Abstract

【課題】 鮮明な静止画像を撮影する技術を提供する。
【解決手段】 本発明の映像記録装置は、撮像部から取得した画像を記録する映像記録装置であって、動画取得部、動き検出部、および静止画記録部を備える。動画取得部は、撮像部から動画像を取得する。動き検出部は、動画像から動き量を検出する。静止画記録部は、『検出した動き量が予め定められた閾値よりも小さい』および『検出した動き量が極小となる』のいずれか1つである被写体静止条件を満足すると、撮像部から静止画像を取得して記録する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、静止画像の撮影タイミングを制御することで、手ブレや被写体ブレの少ない鮮明な静止画像を記録する技術に関する。
下記の特許文献1には、BSS(ベストショットセレクタ)モードを有する電子カメラが開示されている。このBSSモードでは、まず、静止画像を連写撮影し、得られた静止画像の中から、ブレが少なく画像情報の多いもの(例えば圧縮符号量の多いもの)を選択的に保存する。
このBSSモードを使用することによって、ブレの少ない鮮明な静止画像を確実に撮影することが可能になる。
特開2000−209484号公報(請求項1)
ところで、上述したBSSモードは、静止画像の撮影を複数回繰り返す必要がある。そのため、静止画像の連写速度の遅い電子カメラでは、複数回の連写撮影を完了するまでに時間がかかる。その期間中、撮影者は電子カメラをなるべく動かさずに保持し続けなければならず、その点で改良の余地があった。
本発明は、このような点に鑑みて、ブレの少ない静止画像を撮影する新たな技術を提供することを目的とする。
《1》
本発明の映像記録装置は、撮像部から取得した画像を記録する映像記録装置であって、動画取得部、動き検出部、および静止画記録部を備える。
動画取得部は、撮像部から動画像を取得する。
動き検出部は、動画像から動き量を検出する。
静止画記録部は、『検出した動き量が予め定められた閾値よりも小さい』および『検出した動き量が極小となる』のいずれか1つである被写体静止条件を満足すると、撮像部から静止画像を取得して記録する。
《2》
なお好ましくは、映像記録装置は、撮影指示を受け付けるレリーズ部を備える。静止画記録部は、このレリーズ部から撮影指示を受け付け、かつ、被写体静止条件を満足した場合に、撮像部から静止画像を取得して記録する。
《3》
また好ましくは、映像記録装置は、静止画像の連写速度が変化する変速連写モードの選択部を備える。静止画記録部は、この変速連写モードが選択されると、動画像から検出される動き量が小さくなるほど、連写記録の時間間隔を短くすることを特徴とする。
《4》
なお好ましくは、動き検出部は、画面内の複数箇所から最大の動き量を検出する。
《5》
また好ましくは、動き検出部は、画面内の複数箇所から最小の動き量を検出する。
《6》
なお好ましくは、映像記録装置は、特定被写体を指示入力する被写体指示部を備える。動き検出部は、動画像から特定被写体の画面内移動を検出して追尾し、特定被写体の動きを継続的に検出する。
《7》
また好ましくは、静止画記録部は、この特定被写体の位置を静止画像に関連付けて記録する。
《8》
なお好ましくは、静止画記録部は、特定被写体を画面内に含むように、静止画像をトリミングまたは電子ズームして記録することを特徴とする。
《9》
本発明の電子カメラは、上記《1》〜《8》いずれかの映像記録装置と、被写体を撮像して動画像および静止画像を出力する撮像部とを備える。
(1)
本発明では、撮像部から動画像を取得し、その動画像から動き量を検出する。
この動画像から検出された動き量が、予め定められた閾値よりも小さい場合、被写体が画面に対して静止したと見なせる。また、動画像の動き量が極小となる場合も、被写体が画面に対して静止したと見なせる。
そこで、本発明では、これら静止と見なせる条件のいずれか1つを被写体静止条件として判定することで、被写体が画面に対してぶれないタイミングを判断する。静止画記録部は、このタイミングに同期して、撮像部から静止画像を取得して記録する。
その結果、被写体が画面に対してほぼ静止した状態で静止画像を取得することが可能になり、手ブレや被写体ブレの少ない静止画像を高い確率で得ることができる。
なお、被写体静止条件として『動き量の閾値判定』を実施する場合は、被写体の静止状態を閾値という絶対基準で判定することになる。その結果、客観的に手ブレや被写体ブレの少ない静止画像を記録することが可能になる。
ただし、ブレの大きさには個人差があるため、人によってはブレをこの閾値未満に抑えることが困難な場合もある。このような場合は、被写体静止条件として『動き量の極小判定』を実施することが好ましい。この『動き量の極小判定』では、そのユーザーのとってブレが収まる好適なタイミングを判定することができる。その結果、そのユーザーにとって好ましいブレの少ない静止画像を記録することが可能になる。
なお好ましくは、撮像部から取得する動画像を低解像度画像とし、静止画像を高解像度画像とする。この場合、動画像の処理コストが低くなるため、ほぼリアルタイムかつ高速フレームレートで動画像を取得できる。この高速フレームレートの動画像について被写体静止条件を判定することにより、被写体が画面に対して静止する僅かな瞬間を逃さず検出することが可能になる。そのため、BSSモードに比べて何度も静止画撮影を繰り返す必要は無く、鮮明な静止画撮影を短時間で完了できる。その結果、電子カメラを長時間にわたって保持し続ける必要があまりなく、ブレの少ない鮮明な静止画像を軽快に撮影することが可能になる。
(2)
さらに、本発明では、レリーズ部を備えてもよい。この場合、『レリーズ部からの撮影指示』と『被写体静止条件』のアンド条件に従って、静止画像を取得記録する。
この動作では、指示されたシャッタチャンスに合致し、かつブレの少ないタイミングで、静止画像を取得して記録することができる。
(3)
また、本発明では、ユーザーが変速連写モードを選択する手段を設けてもよい。この変速連写モードでは、動画像から検出される動き量が小さくなるほど、静止画像の連写速度を速くする。その結果、ブレの少ない期間に静止画像をたくさん撮影することが可能になる。また、ブレの少ない良好な撮影状態に近づくほど、連写のテンポが上がる。そのため、本発明では、連写のテンポアップに従って、ユーザーをブレの少ない撮影状態へ自然に誘導することができる。
一方、ブレの多い状態になるほど、連写速度は遅くなる。その結果、ブレの多い失敗写真のコマ数を削減し、記録媒体の容量を節約することができる。
(4)
さらに、画面内の複数箇所から最大の動き量を検出し、この最大の動き量に基づいて被写体静止条件を判定してもよい。この場合、最大の動き量が被写体静止条件を満足するということは、画面内のその他箇所いずれも動き量がそれ以下に小さくなっていることを意味する。したがって、画面内の複数箇所の全てにおいて、手ブレや被写体ブレの少ない鮮明な静止画像を記録することが可能になる。
このような動作は、風景写真や集合写真のように画面全域に鮮明さの要求される撮影に好適である。
(5)
また、画面内の複数箇所から最小の動き量を検出して、この最小の動き量に基づいて被写体静止条件を判定してもよい。この場合、画面内のいくつかの箇所で動き量が大きくても、その内の1箇所でも動き量が収まれば、静止画像を取得して記録する。
例えば、動体被写体の動き量に合わせてカメラをパンニングする『流し撮り』という撮影技法が知られている。この流し撮りでは、画面内の背景部分がパンニングによって大きく流れる。その一方、パンニングが動体被写体の動き量に追いつくに従って、画面内の動体被写体は静止状態に近づく。
従来の流し撮りでは、この動体被写体が画面内で静止した瞬間を正確に判断してシャッタレリーズを行うことは難しく、流し撮りの成功確率は一般的に低かった。
しかしながら、上記のように『最小の動き量』を画面内から求めることにより、背景部分の大きな動きを除外して、画面内で静止状態に近づきつつある動体被写体の動きを抽出することが可能になる。したがって、この『最小の動き量』で被写体静止条件を判定することにより、好適な流し撮りのタイミング(画面内で動体被写体がほぼ静止したタイミング)を判断することができる。その結果、動体被写体がほぼ静止した良好な流し撮り写真を高い確率で撮影することが可能になる。
(6)
また、本発明では、特定被写体を指示入力する被写体指示部を備えてもよい。動き検出部は、この特定被写体を追尾しながら、特定被写体の動きを継続的に検出する。この場合、この特定被写体の動きが被写体静止条件を満足するタイミングで、静止画像を取得して記録することができる。
例えば、小さな子供を室内光のみで撮影する場合、子供がじっとしていることが少ない上に、室内光が暗く露光時間が長くなるため、被写体ブレが極めて起こりやすくなる。このような撮影環境では、子供の不規則な動きを追いながら一瞬静止した状態を逃さずに撮影しなければならず、成功確率が一般に低くなる。しかしながら、上記の動体追尾の動作では、特定被写体(この場合は子供)を画面内で追尾しながら、その特定被写体の静止した瞬間を逃さずに撮影することが可能になる。
(7)
さらに、本発明では、この特定被写体の位置を静止画像に関連付けて記録してもよい。このような記録によって、撮影後に画面内の特定被写体を簡単に特定することができる。
例えば、後から画像処理を行ったり、印刷処理を行ったりする際に、この特定被写体の位置を基準にした処理が可能になる。
(8)
また、本発明では、この特定被写体を画面内に含むように、静止画像をトリミングまたは電子ズームして記録してもよい。
例えば、このような動作により、広角の動画撮影を行うことで画面内に特定被写体を確実に捉えつつ、その一方で静止画像としては電子ズーム処理などによって特定被写体を大きく撮影することが可能になる。
すなわち、行動範囲の広い特定被写体を画面内に確実に捉え続けるという要求と、その特定被写体を大きく写したいという本来相反する要求とを、一度に解決することが可能になる。
《第1実施形態》
図1は、第1実施形態の電子カメラ11(映像記録装置を含む)を示すブロック図である。
図1において、電子カメラ11には、撮影レンズ12が装着される。この撮影レンズ12の像空間には、撮像素子13の受光面が配置される。この撮像素子13は、タイミングジェネレータ22bの出力パルスによって動作が制御される。
この撮像素子13で生成される画像は、A/D変換部15および信号処理部16を介して、バッファメモリ17に一時記憶される。
このバッファメモリ17は、バス18に接続される。このバス18には、画像処理部19、カードインターフェース20、マイクロプロセッサ22、圧縮伸張部23、および画像表示部24が接続される。
この内、カードインターフェース20は、着脱自在なメモリカード21に対するデータの読み書きを行う。
また、マイクロプロセッサ22には、スイッチ群22aからユーザー操作の信号が入力される。このスイッチ群22aには、レリーズ釦、モード操作釦、マルチセレクター釦、コマンドダイヤルなどが含まれる。
さらに、画像表示部24は、電子カメラ11の背面に設けられたモニタ画面25に画像を表示すると共に、カメラの動作に関するメニューを表示する。
[発明との対応関係]
以下、発明と第1実施形態との対応関係について説明する。なお、ここでの対応関係は、参考のために一解釈を例示するものであり、本発明を徒らに限定するものではない。
請求項記載の動画取得部は、『撮像素子13を用いて動画撮影を行い、動画像をバッファメモリ17に蓄積する機能』を実行するマイクロプロセッサ22に対応する。
請求項記載の動き検出部は、『動画像から動き量を検出する機能』を実行するマイクロプロセッサ22に対応する。
請求項記載の静止画記録部は、『動画像が被写体静止条件を満足すると、撮像素子13から静止画像を取得して記録する機能』を実行するカードインターフェース20およびマイクロプロセッサ22に対応する。
請求項記載のレリーズ部は、スイッチ群22aのレリーズ釦などに対応する。
請求項記載の選択部は、スイッチ群22aのモード操作釦などに対応する。
請求項記載の被写体指示部は、スイッチ群22aのマルチセレクター釦などに対応する。
請求項記載の撮像部は、撮像素子13などに対応する。
[第1実施形態の動作]
[基本動作]
図2は、動画撮影の途中で静止画像を撮影する基本動作の流れ図である。以下、ステップ番号に沿って動作説明を行う。
ステップS1: ユーザーは、撮影に先だって、電子カメラ11の主電源を投入し、電子カメラ11のモード選択ダイヤルを撮影モードに設定する。この操作を契機に、マイクロプロセッサ22は、タイミングジェネレータ22bを介して、撮像素子13に間引き読み出しの駆動パルスを与える。その結果、撮像素子13からは、動画像(ここでは間引き読み出しによる低解像度画像)が所定のフレームレートで読み出される。
ステップS2: 読み出された動画像は、A/D変換部15、および信号処理部16を経た後、バッファメモリ17に一時蓄積される。画像表示部24は、バッファメモリ17から動画像を読み出し、モニタ画面25に表示する(いわゆるスルー画表示)。
ステップS3: マイクロプロセッサ22は、スイッチ群22aを介してユーザーから動画記録の指示があった否かを判断する。
動画記録の指示があった場合、マイクロプロセッサ22はステップS4に動作を移行する。一方、動画記録の指示がなかった場合、マイクロプロセッサ22はステップS5に動作を移行する。
ステップS4: ユーザーからの動画記録の指示に従って、マイクロプロセッサ22は、バッファメモリ17内の動画像に圧縮処理を施す。この圧縮処理により、動画像ファイル(MotionJPEGやMPEGなど)のフレームデータが生成され、バッファメモリ17に蓄積される。この処理後、マイクロプロセッサ22はステップS5に動作を移行する。
なお、カードインターフェース20は、逐次生成される動画像データが所定の書き込み量貯まるたびに、メモリカード21への書き込みを順次実施する。
ステップS5: マイクロプロセッサ22は、バッファメモリ17内の動画像のフレーム数が、後述する動き検出および被写体静止条件の判定に足りるか否かを判定する。
動画撮影の開始直後のために、動画像のフレーム数が足りない場合、マイクロプロセッサ22は、動き検出の動作に入らずに、ステップS1に動作を戻す。
一方、動画像のフレーム数が動き検出などに足りる場合、マイクロプロセッサ22は、ステップS6に動作を移行する。
ステップS6: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定(例えばカスタム設定)に照会して、動体追尾モードが選択されているか否かを判定する。
ここで、動体追尾モードが選択されている場合、マイクロプロセッサ22は、図4のステップS21以降に動作を移行する。
一方、動体追尾モードが選択されていない場合、マイクロプロセッサ22はステップS7に動作を移行する。
ステップS7: マイクロプロセッサ22は、画面内に予め定められた複数箇所について、動きベクトルをそれぞれ求める。この動きベクトルの求め方としては、ブロックマッチング法などが公知である。また、フレーム間で画素差分をとり、その画素差分の絶対値の和を複数領域ごとに求めることで、複数箇所の動き(スカラー量)を求めることもできる。
なお、動きの速さに応じて、動き量を検出する際のフレーム間隔をユーザーが設定したり、もしくは、マイクロプロセッサ22が検出される動き量から自動調整することが好ましい。
ステップS8: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、流し撮りモードが選択されているか否かを判定する。
ここで、流し撮りモードが選択されている場合、マイクロプロセッサ22はステップS10に動作を移行する。
一方、流し撮りモードが選択されていない場合、マイクロプロセッサ22はステップS9に動作を移行する。
ステップS9: 流し撮りモードではない場合、マイクロプロセッサ22は、画面内の複数箇所における動きベクトルの大きさを比較し、最大の動きベクトルを選択する。
この選択動作の後、マイクロプロセッサ22は、ステップS11に動作を移行する。
ステップS10: 流し撮りモードの場合、マイクロプロセッサ22は、画面内の複数箇所における動きベクトルの大きさを比較し、最小の動きベクトルを選択する。
この選択動作の後、マイクロプロセッサ22は、ステップS11に動作を移行する。
ステップS11: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、変速連写モードが選択されているか否かを判定する。
ここで、変速連写モードが選択されている場合、マイクロプロセッサ22は、図3のステップS16以降に示す変速連写モードの動作に移行する。
一方、変速連写モードが選択されていない場合、マイクロプロセッサ22はステップS12に動作を移行する。
ステップS12: マイクロプロセッサ22は、ステップS9またはステップS10で選択された動きベクトルの大きさ|M|について、下式による被写体静止条件の判定を行う。
|M|<TH1 ・・・(条件式1)
ここで、閾値TH1は、画像のブレをどこまで許容できるかによって決まる閾値であり、実写実験などに基づいて予め決定される。なお、この閾値TH1は、電子カメラ11の静止画像の電荷蓄積時間に応じて(例えば反比例させて)、変更することが好ましい。
この被写体静止条件を満足すると、マイクロプロセッサ22はステップS13に動作を移行する。
一方、被写体静止条件を満足しない場合、マイクロプロセッサ22はステップS1に動作を戻す。
ステップS13: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、自動撮影モードが選択されているか否かを判定する。
自動撮影モードの場合、マイクロプロセッサ22は、直ちに静止画撮影を行うため、ステップS15に動作を移行する。
一方、自動撮影モードではない場合、マイクロプロセッサ22はステップS14に動作を移行する。
ステップS14: マイクロプロセッサ22は、レリーズ釦が全押し状態か否かを確認する。
ここで、レリーズ釦が全押し状態の場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行うため、ステップS15に動作を移行する。
一方、レリーズ釦が全押し状態ではない場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行わずに、ステップS1に動作を戻す。
なお、レリーズ釦の全押し操作に代えて、画像表示部24に表示されたメニューで、レリーズ釦の全押しに相当する項目をスイッチ群22の操作部材を用いて選択することで、レリーズ釦の全押しと同様の動作を行わせるものであってもよい。
ステップS15: マイクロプロセッサ22は、タイミングジェネレータ22bを介して、撮像素子13に駆動パルスを与え、撮像素子13から静止画像(ここでは全画素読み出しによる高解像度画像)を読み出す。
この静止画像の読み出し動作を完了すると、マイクロプロセッサ22はステップS1に動作を戻す。
なお、読み出された静止画像は、A/D変換部15、および信号処理部16を経た後、バッファメモリ17に一時蓄積される。この静止画像は、画像処理部19による画像処理、圧縮伸張部23による圧縮処理を経て、静止画ファイルに変換される。カードインターフェース20は、この静止画ファイルをメモリカード21に記録する。
このような動作(ステップS1〜S15)により、ブレの少ない鮮明な静止画像を撮影することが可能になる。
[変速連写モードの動作]
図3は、動画撮影の合間に、静止画像の連写速度を変化させる応用動作(変速連写動作)を説明する流れ図である。
この動作は、図2に示すステップS11から分岐して実行される。以下、図3に示すステップ番号に沿って、この動作説明を行う。
ステップS16: マイクロプロセッサ22は、ステップS9またはステップS10で選択された動きベクトルの大きさ|M|に基づいて、図3のステップS16に示されるグラフをテーブル化したデータテーブルを参照し、連写記録の時間間隔Tを決定する。
なお、データテーブルを用いずに、動きベクトルの大きさ|M|から演算によって連写記録の時間間隔Tを決定してもよい。
ここでは、動きベクトルの大きさ|M|が小さくなるに従って、連写記録の時間間隔Tを短く設定することで、連写速度を速める。
一方、動きベクトルの大きさ|M|が充分小さくなった場合(例えば、上述した閾値TH1以下)、マイクロプロセッサ22は、時間間隔Tを『電子カメラ11の最大速連写に対応した値Tmin』に固定する。
逆に、動きベクトルの大きさ|M|が過度に大きくて静止画撮影に適さなくなった場合、マイクロプロセッサ22は、時間間隔Tを過剰に大きい値に設定して、連写動作を実質的に休止させる。
なお、マイクロプロセッサ22は、連写記録の時間間隔Tを、メモリカード21の書き込み速度性能やバッファメモリ17の空き容量に合わせて増減変化させることが好ましい。
マイクロプロセッサ22は、例えばメモリカード21の書き込み速度が遅く場合や、バッファメモリの空き容量が少なくなったら、連写記録の時間間隔Tを増加させる。
ステップS17: マイクロプロセッサ22は、前回の静止画撮影の時点から、ステップS16で決定した時間間隔Tが経過したか否かを判定する。
ここで、時間間隔Tがまだ経過していない場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行わずに、ステップS1に動作を戻す。
一方、時間間隔Tが経過した場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行うため、ステップS18に動作を移行する。
なお、連写1コマ目の場合も、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行うため、ステップS18に動作を移行する。
ステップS18: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、自動撮影モードが選択されているか否かを判定する。
自動撮影モードの場合、マイクロプロセッサ22は、直ちに静止画撮影を行うため、ステップS20に動作を移行する。
一方、自動撮影モードではない場合、マイクロプロセッサ22はステップS19に動作を移行する。
ステップS19: マイクロプロセッサ22は、レリーズ釦が全押し状態か否かを確認する。
ここで、レリーズ釦が全押し状態の場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行うため、ステップS20に動作を移行する。
一方、レリーズ釦が全押し状態ではない場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行わずに、ステップS1に動作を戻す。
なお、このレリーズ釦の全押し操作を、前述したようにメニュー操作で代用してもよい。
ステップS20: マイクロプロセッサ22は、タイミングジェネレータ22bを介して、撮像素子13に駆動パルスを与え、撮像素子13から静止画像を読み出す。
この静止画像の読み出し動作を完了すると、マイクロプロセッサ22はステップS1に動作を戻す。
なお、読み出された静止画像は、A/D変換部15、および信号処理部16を経た後、バッファメモリ17に一時蓄積される。この静止画像は、画像処理部19による画像処理、圧縮伸張部23による圧縮処理を経て、静止画ファイルに変換される。カードインターフェース20は、この静止画ファイルをメモリカード21に記録する。
このような動作により、ステップS16で変更された時間間隔Tで静止画撮影が繰り返される。その結果、ブレ状況に応じて静止画像の連写速度を可変することが可能になる。
[動体追尾モードの動作]
図4は、動画撮影によって画面内の特定被写体を追尾しつつ、撮像画面上でのその特定被写体のブレの少ない瞬間に静止画像を撮影する動体追尾モード時の動作を説明する流れ図である。
この動作は、図2に示すステップS6から分岐して実行される。以下、図4に示すステップ番号に沿って、この動作説明を行う。
ステップS21: マイクロプロセッサ22は、スイッチ群22aを介してユーザーから特定被写体の指示入力が新規になされたか否かを確認する。
ここでの指示入力は、次のような入力デバイスを使用することが好ましい。
(1)モニタ画面25に設けたタッチパネル。
(2)マルチセレクター釦と、モニタ画面25上の指標表示によるGUI入力部。
(3)視線入力デバイス。
(4)『人物』『顔』などのメニュー項目の選択と、メニュー選択された絵柄を色検出やパターン認識で動画像中から検出する処理部。
(5)レリーズ釦の半押しやロック釦の操作を検出し、その検出時点におけるフォーカスエリアの選択箇所を特定被写体の位置とする処理部。
このような指示入力を受け付けると、マイクロプロセッサ22はステップS22に動作を移行する。
一方、ユーザーからの指示入力が無い場合、マイクロプロセッサ22はステップS23に動作を移行する。
ステップS22: マイクロプロセッサ22は、指示入力された特定被写体の撮像画面上の位置を記憶する。この動作の後、マイクロプロセッサ22はステップS26に動作を移行する。
ステップS23: マイクロプロセッサ22は、追尾対象の特定被写体が存在するか否かを判定する。
例えば、特定被写体が未設定であったり、また特定被写体が画面外にフレームアウトして見失った場合、特定被写体は存在しない。この場合、マイクロプロセッサ22はステップS24に動作を移行する。
一方、追尾対象の特定被写体が存在する場合、マイクロプロセッサ22はステップS26に動作を移行する。
ステップS24: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、流し撮りモードが選択されているか否かを判定する。
ここで、流し撮りモードが選択されている場合、マイクロプロセッサ22はステップS25に動作を移行する。
一方、流し撮りモードが選択されていない場合、マイクロプロセッサ22は動体追尾モードの動作を中断して、ステップS1に動作を戻す。
ステップS25: マイクロプロセッサ22は、流し撮りモードの場合、動き量が最小の領域を動画像の画面内から検出し、その領域を特定被写体の位置として記憶する。
ステップS26: マイクロプロセッサ22は、特定被写体の現在位置の箇所において、フレーム間について動きベクトルを求める。
ステップS27: マイクロプロセッサ22は、ステップS26で求められた動きベクトル情報と特定被写体の現在位置情報を用いて、特定被写体の新たな位置を求める。
ステップS28: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、変速連写モードが選択されているか否かを判定する。
ここで、変速連写モードが選択されている場合、マイクロプロセッサ22は、図3のステップS16以降に示す変速連写モードの動作に移行する。
一方、変速連写モードが選択されていない場合、マイクロプロセッサ22はステップS29に動作を移行する。
ステップS29: マイクロプロセッサ22は、ステップS26で求められた特定被写体の動きベクトルの大きさ|M|について、上述したステップS12と同様に被写体静止条件の判定を行う。
ここで、被写体静止条件を満足すると、マイクロプロセッサ22はステップS30に動作を移行する。
一方、被写体静止条件を満足しない場合、マイクロプロセッサ22はステップS1に動作を戻す。
ステップS30: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、自動撮影モードが選択されているか否かを判定する。
自動撮影モードの場合、マイクロプロセッサ22は、直ちに静止画撮影を行うため、ステップS32に動作を移行する。
一方、自動撮影モードではない場合、マイクロプロセッサ22はステップS31に動作を移行する。
ステップS31: マイクロプロセッサ22は、レリーズ釦が全押し状態か否かを確認する。
ここで、レリーズ釦が全押し状態の場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行うため、ステップS32に動作を移行する。
一方、レリーズ釦が全押し状態ではない場合、マイクロプロセッサ22は、静止画撮影を行わずに、ステップS1に動作を戻す。
ステップS32: マイクロプロセッサ22は、タイミングジェネレータ22bを介して、撮像素子13に駆動パルスを与え、撮像素子13から静止画像を読み出す。読み出された静止画像は、A/D変換部15、および信号処理部16を経た後、バッファメモリ17に一時蓄積される。
なお、レリーズ釦の全押し操作を、前述したメニュー操作で代用してもよい。
ステップS33: マイクロプロセッサ22は、電子カメラ11の動作設定に照会して、トリミング設定の有無を判定する。
もしもトリミング設定が存在した場合、マイクロプロセッサ22はトリミング処理を行うために、ステップS34に動作を移行する。
一方、トリミング設定が存在しない場合、マイクロプロセッサ22はトリミング処理を行わずに、ステップS37に動作を移行する。
ステップS34: マイクロプロセッサ22は、特定被写体の現在位置を基準にして、静止画像の画面内にトリミング枠を設定する。
このトリミング枠は、
(1)縦横の画素サイズ(特定被写体の画素サイズ(大きさ)に対する相対倍率で指定してもよい)
(2)トリミング枠内における特定被写体の位置
などによって柔軟に設定することができる。
ステップS35: マイクロプロセッサ22は、トリミング枠に従って、静止画像をトリミングする。なお、トリミングと合わせて解像度変換を行うことで、トリミング画像に電子ズーム処理を施して、例えば撮像素子13の画素数と同じ画素数とする構成としてもよい。
ステップS36: トリミングにより、特定被写体の画面内位置が変化する。そこで、マイクロプロセッサ22は、トリミング後の静止画像について特定被写体の位置を求める。
ステップS37: 画像処理部19の画像処理、および圧縮伸張部23の圧縮処理を経て、静止画像が静止画像ファイルに変換される。マイクロプロセッサ22は、特定被写体の位置データを静止画像ファイル内に格納する。
このような静止画像の処理を完了すると、マイクロプロセッサ22はステップS1に動作を戻す。
一方、カードインターフェース20は、バッファメモリ17内に完成した静止画像ファイルをメモリカード21に記録する。
次に、別の実施形態について説明する。
《第2実施形態》
図5は、第2実施形態における電子カメラ51のブロック図である。
第2実施形態の構成上の特徴は、動画撮影用の撮像系52,53と信号処理系54,55を別途設けた点である。例えば、一眼レフタイプの電子カメラでは、ファインダ光学系に撮像系52,53を併設することが可能である。
このような構成では、撮像系52,53から出力される動画像を用いて動き検出を行い、その動き量が被写体静止条件を満足した瞬間に、撮像素子13を用いて静止画像を撮影する。
なお、その他の動作については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
《実施形態の補足事項》
なお、上述した実施形態では、連写した静止画像を個別に記録している(ステップS20参照)。しかしながら、連写した静止画像群を動画像ファイルとしてまとめて記録してもよい。この場合は、ステップS16の処理によって動きの大きさ|M|に応じて動画撮影のフレームレートを調整する動作が実現する。
なお、上述した実施形態では、動きの大きさ|M|の閾値判定を、被写体静止条件としている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。動きの大きさ|M|が極小となったか否かの判定を、被写体静止条件としてもよい。
また、上述した実施形態では、ブロックマッチングなどの『フレーム間動き検出』を実行している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、動画像のフレーム内において、画像ブレ量を検出したり、動画像のフレームの圧縮符号量(ブレによる像流れが少ないと、圧縮符号量は大きくなる)に基づいて、フレーム内における動きの大きさを検出したりするなどして、動画像のフレームごとに『フレーム内動き検出』を実施してもよい。
以上説明したように、本発明は、映像記録装置などに利用可能な技術である。
第1実施形態の電子カメラ11を示すブロック図である。 動画撮影の途中で、静止画像を撮影する流れ図である。 動画撮影の合間に、静止画像を変速連写する流れ図である。 動画撮影と並行して、画面内で特定被写体を追尾しつつ、その特定被写体のブレの少ない瞬間に静止画像を撮影する流れ図である。 第2実施形態における電子カメラ51のブロック図である。
符号の説明
11 電子カメラ
12 撮影レンズ
13 撮像素子
15 A/D変換部
16 信号処理部
17 バッファメモリ
18 バス
19 画像処理部
20 カードインターフェース
21 メモリカード
22 マイクロプロセッサ
22a スイッチ群
22b タイミングジェネレータ
23 圧縮伸張部
24 画像表示部
25 モニタ画面

Claims (9)

  1. 撮像部から取得した画像を記録する映像記録装置であって、
    前記撮像部から動画像を取得する動画取得部と、
    前記動画像から動き量を検出する動き検出部と、
    『前記動き量が予め定められた閾値よりも小さい』および『前記動き量が極小となる』のいずれか1つである被写体静止条件を満足すると、前記撮像部から静止画像を取得して記録する静止画記録部と
    を備えたことを特徴とする映像記録装置。
  2. 請求項1に記載の映像記録装置において、
    撮影指示を受け付けるレリーズ部を備え、
    前記静止画記録部は、
    前記レリーズ部から撮影指示を受け付け、かつ、前記被写体静止条件を満足すると、前記撮像部から静止画像を取得して記録する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の映像記録装置において、
    前記静止画像の連写速度が変化する変速連写モードの選択部を備え、
    前記静止画記録部は、
    前記変速連写モードが選択されると、
    前記動き量が小さくなるほど、連写記録の時間間隔を短くする
    ことを特徴とする映像記録装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
    前記動き検出部は、
    画面内の複数箇所について最大の動き量を検出する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
    前記動き検出部は、
    画面内の複数箇所について最小の動き量を検出する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  6. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
    特定被写体を指示入力する被写体指示部を備え、
    前記動き検出部は、
    前記動画像から前記特定被写体の画面内移動を検出して追尾し、前記特定被写体の動きを継続的に検出する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  7. 請求項6に記載の映像記録装置において、
    前記静止画記録部は、
    前記特定被写体の位置を前記静止画像に関連付けて記録する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  8. 請求項6ないし請求項7のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
    前記静止画記録部は、
    前記特定被写体を画面内に含むように、前記静止画像をトリミングまたは電子ズームして記録する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の映像記録装置と、
    被写体を撮像して動画像および静止画像を出力する撮像部と
    を備えたことを特徴とする電子カメラ。
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