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JP2006058012A - 放電可能容量検出方法 - Google Patents

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JP2006058012A JP2004237026A JP2004237026A JP2006058012A JP 2006058012 A JP2006058012 A JP 2006058012A JP 2004237026 A JP2004237026 A JP 2004237026A JP 2004237026 A JP2004237026 A JP 2004237026A JP 2006058012 A JP2006058012 A JP 2006058012A
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洋一 荒井
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Abstract

【課題】バッテリの状態を正確に把握することができるようになる放電可能容量検出方法を提供する。
【解決手段】任意時バッテリの平衡状態時の開回路電圧OCVnから放電終止時の端子電圧F.Vと任意時バッテリの内部抵抗最大値(Rn+Rpolsat)により生じる電圧降下量(Rn+Rpolsat)×Ipとを差し引いた電圧V2を、任意時バッテリが任意の充電容量SOC2(Ah)全てを放電したときの端子電圧の降下量V1で除した値に、任意の充電容量SOC2(Ah)を乗じて放電可能容量(Ah)として求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電可能容量検出方法に係わり、特に、バッテリの放電可能容量を検出する放電可能容量検出方法に関するものである。
例えば、車両に搭載されるバッテリを例に取ると、特にモータを唯一の推進駆動源とする電気自動車においては、一般のエンジンを推進駆動源とする車両におけるガソリンに相当するものであることから、バッテリがどの程度充電されているかを認識しておくことは、車両の正常な走行を確保する上で非常に重要である。
このため従来では、バッテリがどの程度充電されているかを認識するために、バッテリの平衡状態での開回路電圧から充電容量の相対値である充電状態(%)や、絶対値である充電容量(Ah)を検出していた(例えば特許文献1)。
充電状態(%)={(OCVn−OCVe)/(OCVf−OCVe)}×100
充電容量(Ah)=充電状態(%)×SOCf(Ah)
但し、OCVnは任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧を示し、OCVfは満充電時バッテリの平衡状態での開回路電圧を示す。また、OCVeは放電終止時バッテリの平衡状態での開回路電圧を示し、SOCfは満充電容量(Ah)を示す。
特開2002−303658号公報
上述したSOCは、バッテリに蓄えられた電気量(クーロン量)に相当するものであるが、実際に利用する際、その電気量を全て利用することはできない。その理由は、放電電流を流すとバッテリの内部抵抗により電圧降下が発生するからである。そして、その降下量は、SOC、放電電流の大きさ、放電時間、温度によって変化し、降下量が大きくなればなるほど放電できる電気量は小さくなる。
従来考えられているSOCは、この電圧降下量が考慮されていないため、正確に負荷に放電することができる電気量を把握することができないでいた。つまり、SOCの監視だけでは、バッテリの状態を正確に把握することができなかった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、バッテリの状態を正確に把握することができるようになる放電可能容量検出方法を提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、図1に示すように、任意バッテリに蓄積された任意の充電容量SOC2(Ah)のうち、負荷に対して放電することができる放電可能容量ADC(Ah)を検出する放電可能容量検出方法であって、平衡状態の前記任意時バッテリを所定電流Ipで放電したときの端子電圧の変化に対する充電容量の変化を示す放電カーブLdcにおいて、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧OCVnから前記所定電流Ipでの放電中に前記任意時バッテリの内部抵抗最大値(Rn+Rpolsat)によって生じる内部抵抗電圧降下量{(Rn+Rpolsat)・Ip}を差し引いた端子電圧上の点Aと、前記所定電流Ipで放電したときの放電終止時の端子電圧F.V上の点Bとを結ぶ第1直線L1を引き、該第1直線L1と平行で、かつ、前記放電カーブLdcにおいて、前記任意の充電容量SOC2(Ah)上の点Cを通る第2直線L2を引いたとき、前記第2直線L2上において、前記任意の充電容量SOC2(Ah)から充電容量ゼロの変化に対する端子電圧の降下量である端子電圧降下量V1を推定し、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧OCVnから、前記放電終止時の端子電圧F.Vと、前記内部抵抗電圧降下量{(Rn+Rpolsat)・Ip}とを差し引いた電圧V2を前記推定した端子電圧降下量V1で除した値に、前記任意の充電容量SOC2(Ah)を乗じて放電可能容量ADC(Ah)とすることを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項1記載の発明によれば、任意時バッテリの平衡状態時の開回路電圧OCVnから放電終止時の端子電圧F.Vと任意時バッテリの内部抵抗最大値(Rn+Rpolsat)により生じる電圧降下量(Rn+Rpolsat)×Ipとを差し引いた電圧V2を、推定した端子電圧降下量V1で除した値に、任意充電容量SOCn2(Ah)を乗じて放電可能容量(Ah)として求める。
従って、バッテリに蓄えられた充電容量SOC2(Ah)のうち、内部抵抗最大値(Rn+Rpolsat)によって放電できない容量を差し引いた、実際に負荷に対して放電することができる容量(Ah)を求めることができる。また、任意充電容量SOCn2(Ah)に対する放電可能容量ADC(Ah)の割合と同じである、端子電圧降下量V1と電圧V2との割合を利用して、放電可能容量ADC(Ah)を求めることにより、正確に放電可能容量を求めることができる。
請求項2記載の発明は、図1に示すように、請求項1記載の放電可能容量検出方法であって、満充電時の平衡状態での開回路電圧を100%、放電終止時の平衡状態での開回路電圧を0%としたときの、前記任意時バッテリの平衡状態における開回路電圧OCVnの相対値である任意時の充電状態を求め、該求めた任意時の充電状態に基づいて、前記端子電圧降下量V1を推測することを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項2記載の発明によれば、満充電時の平衡状態での開回路電圧を100%、放電終止時の平衡状態での開回路電圧を0%としたときの、任意時バッテリの平衡状態における開回路電圧OCVnの相対値である任意時の充電状態を求める。求めた任意時の充電状態に基づいて、端子電圧降下量V1を推測する。従って、端子電圧降下量V1は任意時の充電状態に依存することに着目し、任意時の充電状態から端子電圧降下量V1を正確に推測することができる。
請求項3記載の発明は、図1に示すように、請求項1又は2記載の放電可能容量検出方法であって、前記内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに基づいて、前記端子電圧降下量V1を推測することを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項3記載の発明によれば、内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに基づいて、前記端子電圧降下量V1を推測する。従って、端子電圧降下量V1は内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに依存することに着目し、内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipから端子電圧降下量V1を正確に推測することができる。
請求項4記載の発明は、図1に示すように、請求項2又は3記載の放電可能容量検出方法であって、前記内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、前記任意時の充電状態の逆数から求めた増加比率を乗じ、該乗じた値を、前記放電終止時の端子電圧F.Vと、前記第2直線L2上において、前記充電容量ゼロに対する端子電圧であるゼロ端子電圧V0′との差分V12として推測し、該推測した差分V12に、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧OCVnから前記放電終止時の端子電圧F.Vを差し引いた電圧V11を加算した値を、前記端子電圧降下量V1として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項4記載の発明によれば、内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、任意時の充電状態の逆数から求めた増加比率を乗じる。乗じた値を、放電終止時の端子電圧F.Vと、前記第2直線L2上において、充電容量ゼロに対する端子電圧であるゼロ端子電圧V0′との差分V12として推測する。推測した差分V12に、任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧OCVnから放電終止時の端子電圧F.Vを差し引いた電圧V11を加算した値を、端子電圧降下量V1として求める。従って、端子電圧降下量V1は任意時の充電状態や、内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに依存することに着目し、任意時の充電状態及び内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipから端子電圧降下量V1を正確に推測することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の放電可能容量検出方法であって、前記任意時バッテリの純抵抗Rnの、満充電時バッテリの純抵抗R100に対する増加比に、前記逆数を乗じた値を前記増加比率αとして求めることを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項5記載の発明によれば、任意時バッテリの純抵抗の満充電時バッテリの純抵抗に対する増加比に、逆数を乗じた値を増加比率とした。以上のようにして求めた増加比率を使って求めた放電可能容量(Ah)は実測された放電可能容量(Ah)とほぼ同じ値を示すことが実験により得られた。
請求項6記載の発明は、請求項2又は3記載の放電可能容量検出方法であって、前記内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、前記任意時の充電状態の逆数から求めた増加量を加算し、該加算した値を、前記放電終止時の端子電圧F.Vと、前記第2直線L2上において、前記充電容量ゼロに対する端子電圧であるゼロ端子電圧V0′との差分V12として推測し、該推測した差分V12に、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧OCVnから前記放電終止時の端子電圧F.Vを差し引いた電圧V11を加算した値を、前記端子電圧降下量V1として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項6記載の発明によれば、内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、任意時の充電状態の逆数から求めた増加量を加算する。加算した値を、放電終止時の端子電圧F.Vと、第2直線L2上において、充電容量ゼロに対する端子電圧であるゼロ端子電圧V0′との差分V12として推測する。推測した差分V12に、任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧OCVnから放電終止時の端子電圧F.Vを差し引いた電圧V11を加算した値を、端子電圧降下量V1として求める。従って、端子電圧降下量V1は任意時の充電状態や、内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに依存することに着目し、任意時の充電状態及び内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipから端子電圧降下量V1を正確に推測することができる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の放電可能容量検出方法であって、前記放電終止時バッテリの純抵抗と満充電時バッテリの純抵抗との差分に、前記逆数を乗じた値を前記増加量として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法に存する。
請求項7記載の発明によれば、放電終止時バッテリの純抵抗と満充電時バッテリの純抵抗との差に、逆数を乗じた値を増加量とした。以上のようにして求めた増加量を使って求めた放電可能容量(Ah)は実測された放電可能容量(Ah)とほぼ同じ値を示すことが実験により得られた。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、バッテリに蓄えられた充電容量のうち、内部抵抗最大値によって放電できない容量を差し引いた、実際に負荷に対して放電することができる容量(Ah)を求めることができる。また、任意充電容量に対する放電可能容量の割合と同じである、端子電圧降下量V1と電圧V2との割合を利用して、放電可能容量を求めることにより、正確に放電可能容量を求めることができるので、正確にバッテリの状態を把握することができるようになる放電可能容量検出方法を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、端子電圧降下量は任意時の充電状態に依存することに着目し、任意時の充電状態から端子電圧降下量を正確に推測することができるので、正確に放電可能容量(Ah)を求めることができる放電可能容量検出方法を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、端子電圧降下量は内部抵抗電圧降下量に依存することに着目し、内部抵抗電圧降下量から端子電圧降下量を正確に推測することができるので、正確に放電可能容量(Ah)を求めることができる放電可能容量検出方法を得ることができる。
請求項4及び6記載の発明によれば、端子電圧降下量は任意時の充電状態や、内部抵抗電圧降下量に依存することに着目し、任意時の充電状態及び内部抵抗電圧降下量から端子電圧降下量を正確に推測することができるので、正確に放電可能容量(Ah)を求めることができる放電可能容量検出方法を得ることができる。
請求項5及び7記載の発明によれば、以上のようにして求めた増加比率や増加量を使って求めた放電可能容量(Ah)は実測された放電可能容量(Ah)とほぼ同じ値を示すことが実験により得られたので、正確に放電可能容量(Ah)を求めることができる放電可能容量検出方法を得ることができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。図1は平衡状態での開回路電圧がOCVnである任意時バッテリをピーク電流Ip(=所定電流)で放電し続けたときのバッテリの残存充電容量(Ah)の変化に対する端子電圧(V)の変化を示す放電カーブである。同図に示すように、放電が進むに連れてバッテリの端子電圧(V)は充電容量(Ah)と共に減少していく。
図中、OCVe(V)は放電終止時の平衡状態での開回路電圧であり、平衡状態となったときの開回路電圧がOCVe以下とならないようにバッテリを使用する必要がある。抵抗R0は、平衡状態の開回路電圧がOCVeになったとき、すなわち、上述した従来で示した充電状態(%)=0、充電容量(Ah)=0となったときの新品バッテリの純抵抗(設計値)に相当する。
また、上述したピーク電流Ipは高率放電時のピーク電流とする。例えば、車両に搭載されたバッテリでは、エンジンの始動の際にスタータモータを通じて放電が行われる。このとき、突入電流と一般に呼ばれる、定常電流値と比べて非常に大きな大電流まで短時間に増大し大電流から定常電流値まで短時間に減少する放電電流が流れる。一般に、このような放電を高率放電と呼ぶ。
F.V(V)は、放電終止時の端子電圧であり、上述した放電終止時の開回路電圧OCVeから抵抗R0にピーク電流Ipが流れたときに生じる電圧降下分R0×Ipを差し引いた値に相当する。つまり、放電中にバッテリの端子電圧がF.V(V)を下回らなければ、たとえ分極が全く発生しなかったとしても(実際には放電中に分極が全く発生しないことはない)、放電が終了して平衡状態に戻ったときの開回路電圧がOCVeを下回ることはない。このため、バッテリは放電中の端子電圧がF.V(V)以下とならないように使用される。
SOC2(Ah)は平衡状態時の開回路電圧がOCVnである任意時バッテリに蓄積されている充電容量(Ah)である。実際のバッテリは内部抵抗や分極により放電できない電気量が存在するため上述したSOC2(Ah)は全て放電することはできないが、無限小電流で放電すれば分極の発生は無視できるほど小さいため、内部抵抗による電圧降下が限りなく0になるのでSOC2(Ah)は全て放電することができる。
上述した理由によりピーク電流Ipで放電し続けてもSOC2(Ah)全てを放電することはできないが、V0(V)は、仮にピーク電流Ipで放電し続けた結果、充電容量(Ah)=0になったときの端子電圧(V)に相当する値である。また、(Rn+Rpolsat)は、開回路電圧OCVnのバッテリがピーク電流Ipで放電しているときに発生する内部抵抗の最大値であり、詳しい内容については後述する。
今、平衡状態の開回路電圧がOCVnであるバッテリが実際に負荷に対して放電できる電気量である放電可能容量(Ah:電流時間積)は、図中ADC(Ah)に相当する。詳しくは、F.V(V)に相当する容量と放電中にバッテリの内部で発生する内部抵抗電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに相当する容量(Ah)(=バッテリの内部抵抗により放電できない容量)とを、SOC2(Ah)から減じた容量(Ah)ということになる。また、V2は開回路電圧OCVnから、F.V(V)と(Rn+Rpolsat)・Ip(V)とを差し引いた電圧に相当する。
そこで、放電カーブLdc上において、点Aと点Bとを結ぶ直線L1(第1直線)を引いてみる。同図からも明らかなように、点Aは放電カーブLdcにおいて、開回路電圧OCVnから(Rn+Rpolsat)・Ipを差し引いた端子電圧上の点であり、点BはF.V上の点である。次に、直線L1と平行で、かつ、放電カーブにおいて、SOC2(Ah)上の点Cを通る直線L2(第2直線)を引く。
上述した直線L2上において、残存充電容量(Ah)のSOC2(Ah)から0の変化に対する端子電圧Vの降下量をV1(V)とすると、SOC2(Ah)とADC(Ah)の比は、V1(V)とV2(V)との比に相当する。従って、SOC2(Ah)を求め、V1(V)、V2(V)が推測できれば、V2(V)をV1(V)で除した値に、SOC2(Ah)を乗じることによって、ADC(Ah)を求めることができる。
上述したSOC2(Ah)は、以下の式で求めることができる。
SOC2(Ah)={(OCVn−OCVe)/(OCVf−OCVe)}×SOCf
…(1)
ただし、OCVe:放電終止時における平衡状態の開回路電圧(設計値)、OCVf:満充電時における平衡状態の開回路電圧(設計値)、SOCf(Ah):満充電容量(設計値)。
また、V2(V)は、OCVnから(Rn+Rpolsat)×Ipと、F.Vを差し引いて求めることができる。OCVnは、それ以前の充放電によってバッテリ内に発生している分極の影響が完全に解消し、分極によるバッテリ端子電圧の低下或いは上昇がなくなっている平衡状態にあるときのバッテリの端子電圧を実測するか、又は、充放電停止直後のバッテリ端子電圧の変化を短時間観測した結果によって推定されるものが利用される。
内部抵抗による電圧降下(Rn+Rpolsat)×Ipは以下のようにして求める。放電中におけるバッテリの内部で発生する電圧降下は、バッテリの純抵抗による電圧降下分と、純抵抗以外の内部抵抗による電圧降下分、即ち、分極による電圧降下分とに分けて考えることができる。
まず、開回路電圧OCVnのバッテリの純抵抗Rnの求め方の一例について説明する。高率放電をバッテリに行わせ、そのときのバッテリの放電電流と端子電圧とを対にして短い一定周期で測定する。横軸を放電電流、縦軸を端子電圧として、一定周期での測定によって得た測定データ対をプロットして図2に示すグラフを得る。図2に示す放電電流の増加時と減少時の電流−電圧特性は、最小二乗法を用いて以下のような二次式に近似できる。
V=a1・I2+b1・I+c1 …(2)
V=a2・I2+b2・I+c2 …(3)
なお、図中には、二次の近似式も曲線も重ねて描かれている。
図2中において、電流増加方向の近似曲線の切片と電流減少方向の近似曲線の切片との電圧差(c1−c2)は、電流が流れていない0(A)の時の電圧差であるため、放電によって新たに発生した濃度分極成分のみによる電圧降下と考えられる。従って、電流0(A)点での濃度分極Vpolc0=(c1−c2)となる。また、任意の濃度分極は、電流の大きさに電流の流れた時間を乗じて積算したもの、すなわちAh(短時間なので、以下Asecで表す)に比例すると考えられる。
次に、この電流0(A)点の濃度分極Vpolc0を利用して電流ピーク値の濃度分極を算出する方法を説明する。今、電流ピーク値の濃度分極をVpolcpとすると、Vpolcpは次式のように表される。
Vpolcp=[(電流増加時のAsec)/(放電全体のAsec)]×Vpolc0 …(4)
なお、放電全体のAsecは次式で表される。
放電全体のAsec=(電流増加時のAsec+電流減少時のAsec)
上述のようにして求めたピーク値における濃度分極Vpolcpを式(2)の電流増加方向のピーク値における電圧に加算して、ピーク値における濃度分極成分を削除する。なお、ピーク値における濃度分極成分を削除した後の電圧をVp1とすると、Vp1は次式で表される。
Vp1=a1Ip2+b1Ip+c1+Vpolcp
次に、電流増加方向の近似曲線に対し純抵抗と活性化分極だけの電圧降下曲線を定めその近似式を仮に次式で表す。
V=a3I2+b3I+c3 …(5)
放電開始前である電流が0Aの点は、活性化分極も濃度分極もc1を基準にして分極を考えているため、式(2)より、c3=c1である。
また、電流増加の初期状態から電流は急激に増加するが、濃度分極の反応は遅く、反応がほとんど進行しないとすると、式(2)および(5)の電流が0(A)の点の微分値は等しくなるので、b3=b1である。従って、c3=c1、b3=b1を代入することで、式(5)は
V=a3I2+b1I+c1 …(6)
と書き直され、未知数はa3のみとなる。
次に、式(6)に電流増加のピーク値の座標(Ip、Vp1)を代入してa3について整理すると、次式が求められる。
a3=(V1−b1Ip−c1)/Ip2
従って、純抵抗と活性化分極だけの近似式(5)が式(6)によって決定される。
続いて、電流減少曲線からの濃度分極成分の削除の仕方を説明する。純抵抗と活性化分極による電圧降下の電流減少方向の曲線の関係式から濃度分極成分の削除は、電流ピーク値における濃度分極成分の削除と同様の方法で可能である。ピーク値以外の2点をA点およびB点とし、各点における濃度分極VpolcA、VpolcBを次式のようにして求める。
VpolcA=[(電流増加開始からA点までのAsec)/(放電全体のAsec)]×Vpolc0
…(7)
VpolcB=[(電流増加開始からB点までのAsec)/(放電全体のAsec)]×Vpolc0
…(8)
上記(7)および(8)によって、ピーク値以外に濃度分極成分を削除した2点が求まったら、この2点とピーク値との3点の座標を利用して次式で表される、純抵抗と活性化分極による電圧降下の電流減少方向の曲線が求められる。
V=a4I2+b4I+c4 …(9)
なお、式(9)の係数a4、b4、c4は、2点A及びBとピーク点の電流値と電圧値とを、式(9)にそれぞれ代入して立てた3点の連立方程式を解くことによって決定できる。
次に、純抵抗Rnの算出の仕方を説明する。上記式(6)で表される濃度分極成分を削除した純抵抗と活性化分極による電圧降下の電流増加方向の曲線と、式(9)で表される同じく濃度分極成分を削除した純抵抗と活性化分極による電圧降下の電流減少方向の曲線との相違は、活性化分極成分の相違によるものである。
ところで、ピーク値での電流増加の微分値R1と電流減少の微分値R2とを次式によって求める。
R1=2×a3×Ip+b3 …(10)
R2=2×a4×Ip+b4 …(11)
上式によって求められる微分値R1およびR2の差は、一方が活性化分極成分の増加方向でのピーク値であるのに対し、他方が減少方向のピーク値であることに起因する。また、活性化分極は原則放電電流に応じた大きさのものが生じるが、その時々の濃度分極に左右され、原則通りには生じることにならず、濃度分極が小さければ活性化分極も小さくなり、大きければ大きくなる。そこで、ピーク値近傍での両者の変化率の間に純抵抗による電流−電圧特性が存在すると考え、両微分値に突入電流が流れている総時間に示す総時間に占める単調増加期間及び単調減少期間の時間の割合をそれぞれ乗じた上で加算することによって、純抵抗を求めることができる。
例えば、電流増加時間を3msec、電流減少時間を100msecとすると、以下のようにして純抵抗Rnを算出することができる。
Rn=R1×3/103+R2×100/103 …(12)
この純抵抗Rnは、スタータモータの駆動時など、高率放電が行われる毎に、算出され、更新される。
上述した純抵抗Rnによる電圧降下分は、バッテリの状態が同じであれば変化しない。なお、ダヴィット・リンデン著の「最新電池ハンドブック」P10図2.1「作動電流の関数としてのセル」によれば、分極はある程度大きな放電電流を流したとき、その大きさに応じた一定値に飽和する飽和分極電圧降下が存在するといえる。従って、この飽和分極を迎える点を監視すれば、最も内部抵抗による電圧降下が大きくなる点を監視することができる。
次に、飽和分極VRpol(=Rpolsat×Ip)の求め方について説明する。まず、バッテリに放電を行わせ、その際に周期的に測定されたバッテリの放電電流と端子電圧から、式(13)に示す放電電流Iに対する端子電圧Vの近似式を求める。
V=aI2+bI+c …(13)
上記バッテリの端子電圧Vは、バッテリの純抵抗Rnによる電圧降下と純抵抗以外の内部抵抗成分による電圧降下分VR(分極による電圧降下)との合計によって、下記に示すようにも表現される。
V=c−(Rn×I+VR) …(14)
式(13)及び(14)から下記に示す近似式と、純抵抗による電圧降下と、分極による電圧降下との関係式を求めることができる。
aI2+bI=−(Rn×I+VR) …(15)
上記式(15)を微分して、バッテリの純抵抗以外の内部抵抗による電圧降下の変化率dVR/dIを求める。
dVR/dI=−2aI−b−Rn …(16)
上記変化率dR/dIがゼロとなったときの放電電流が、バッテリの純抵抗以外の内部抵抗による電圧降下分が最大値(飽和値)を迎えたときの、端子電圧降下飽和電流値Ipol(=−(Rn+b)/2a)に相当する。
そして、平衡状態からの放電であるとき、求めた端子電圧降下飽和電流値Ipolを、バッテリの純抵抗Rnの値と共に、上述した式(15)の放電電流Iとして代入して、求められる分極による電圧降下VR{=−aIpol2−bIpol−Rn×Ipol…(17)}を、飽和分極VRpolとする。なお、この飽和分極VRpolは、バッテリが放電を行う毎に、算出され、更新される。以上のように求めた飽和分極VRpolはRpolsat×Ipに相当する値である。従って、式(12)で求まった純抵抗Rn、式(17)で求まった飽和分極から(Rn+Rpolsat)×Ipを求めることができる。なお、(Rn+Rpolsat)・Ipの求め方については上述した方法に限定されるものではない。
また、V1(V)は、図1に示すように、開回路電圧OCVnと放電終止時の端子電圧F.V(V)との差分であるV11(V)と、F.V(V)と、直線L2上において充電容量(Ah)=0に対する端子電圧V0′との差分であるV12(V)とを加算して求めることができる。V11については、実測又は推測により求めたOCVnから設計値から求められるF.V(=OCVe−R0×Ip)を差し引いて求めることができる。
次に、上述したV12(V)の推定方法について、図3を参照して説明する。図中、放電カーブLdc80%、Ldc50%は各々、充電状態(%)=80%、50%のバッテリをピーク電流Ipで充電状態(%)=0、充電容量(Ah)=0まで放電したときの充電容量(Ah)の変化に対する端子電圧Vの変化を示す曲線である。
また、OCV80%、OCV50%は各々、充電状態(%)=80%、50%バッテリの平衡状態での開回路電圧である。(R80%+Rpolsat)、(R50%+Rpolsat)は各々、充電状態(%)=80%、50%バッテリの内部抵抗最大値である。放電カーブLdc80%、Ldc50%各々に対して引いた直線L1、L2からも明らかなように、充電状態(%)が低くなるに従って、V0′が低くなり、これによりV12(V)が大きくなる。
ところで、放電によってバッテリの充電状態(%)が低くなるに従って、そのバッテリに生じる内部抵抗最大値は大きくなる。そこで、電圧降下(Rn+Rpolsat)・Ipに対するV12の比率は、内部抵抗(Rn+Rpolsat)に対する充電状態(%)=0、充電容量(Ah)=0のときの内部抵抗の増加比率αと同等ではないかと考え、電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、増加係数αを乗じた値がV12に相当すると仮定した。
次に、上述した増加比率αの求め方について、図4を参照して以下説明する。図4中、曲線L3は充電状態(%)=80%のバッテリをピーク電流Ipで放電したときの充電状態(%)と内部抵抗R(=純抵抗+飽和分極抵抗)との関係を示す曲線である。また、曲線L4は充電状態(%)=60%のバッテリをピーク電流Ipで充電状態(%)=0まで放電したときの充電状態(%)と内部抵抗R(=純抵抗+飽和分極抵抗)との関係を示す曲線である。図中、(Rn+Rpolsat)80%は、充電状態(%)=80%のバッテリの内部抵抗であり、(Rn+Rpolsat)60%は、充電状態(%)=60%のバッテリの内部抵抗である。
同図からも明らかなように曲線L3、L4の曲率は1/SOC1(%)(=放電開始前の充電状態(%)、つまり任意時の充電状態(%))に応じている。また、曲線L3、L4のオフセットΔRはRn/R100に応じている。なお、R100は充電状態(%)=100のときのバッテリの純抵抗(設計値)に相当する値である。このことから、増加比率αは上述した1/SOC1(%)とRn/R100とを乗じた値に相当すると推測される。
以上のように求めたV2(V)をV1(V)で除した値に、SOC2(Ah)を乗じて求めた推定ADC(Ah)と、実測ADC(Ah)とを比べて見ると、図5に示すように、ほぼ同じ値となり、正確なADC(Ah)を求められることが分かった。
上述した放電可能容量検出方法によれば、任意時にバッテリに蓄えられた充電容量SOC2(Ah)のうち、内部抵抗最大値(Rn+Rpolsat)によって放電できない容量を差し引いた、実際に負荷に対して放電することができる容量(Ah)を求めることができる。また、図1に示すように、SOC2(Ah)に対するADC(Ah)の割合と同じである、降下量V1と電圧V2との割合を利用して、放電可能容量ADC(Ah)を求めることにより、正確に放電可能容量を求めることができる。
また、上述した放電可能容量検出方法によれば、満充電時の平衡状態での開回路電圧を100%、放電終止時の平衡状態での開回路電圧を0%としたときの、任意時バッテリの平衡状態における開回路電圧OCVnの相対値であるSOC1(%)を求め、求めたSOC1(%)や、(Rn+Rpolsat)・Ipに基づいて、降下量V1を推測している。従って、降下量V1はSOC1(%)や、(Rn+Rpolsat)・Ipに依存することに着目し、SOC1(%)や、(Rn+Rpolsat)・Ipから端子電圧降下量V1を正確に推測することができる。
以上に説明した本発明のバッテリの放電可能容量検出方法は、図6に示す構成によって実施することができる。図6は本発明の放電可能容量検出方法を実施したバッテリ状態監視装置の一実施の形態を示すブロック図である。図6中引用符号5で示す本実施形態のバッテリ状態監視装置は、エンジン3に加えてモータジェネレータ5を有するハイブリッド車両に搭載されている。
そして、このハイブリッド車両は、通常時はエンジン3の出力のみをドライブシャフト7からディファレンシャルケース9を介して車輪11に伝達して走行させ、高負荷時には、バッテリ13からの電力によりモータジェネレータ5をモータとして機能させて、エンジン3の出力に加えてモータジェネレータ5の出力をドライブシャフト7から車輪11に伝達し、アシスト走行を行わせるように構成されている。
また、このハイブリッド車両は、減速時や制動時にモータジェネレータ5をジェネレータ(発電機)として機能させ、運動エネルギを電気エネルギに変換して、各種の負荷に対して電力を供給するためにハイブリッド車両に搭載されたバッテリ13を充電させるように構成されている。
尚、モータジェネレータ5はさらに、不図示のスタータスイッチのオンに伴うエンジン3の始動時に、エンジン3のフライホイールを強制的に回転させるセルモータとして用いられる。
また、バッテリ状態監視装置1は、アシスト走行用のモータやセルモータとして機能するモータジェネレータ5等に対するバッテリ13の放電電流Iや、ジェネレータとして機能するモータジェネレータ5からのバッテリ13に対する充電電流を検出する電流センサ15と、バッテリ13に並列接続した無限大抵抗を有し、バッテリ13の端子電圧Vを検出する電圧センサ17とを備えている。
尚、上述した電流センサ15及び電圧センサ17は、イグニッションスイッチのオン状態によって閉回路状態となる回路上に配置されている。
また、本実施の形態のバッテリ状態監視装置1は、上述した電流センサ15や電圧センサ17の出力がインタフェース回路(以下、「I/F」と略記する。)21におけるA/D変換後に取り込まれるマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する。)23、及び、不図示の不揮発性メモリ(NVM)をさらに備えている。
そして、前記マイコン23は、CPU23a、RAM23b及びROM23cを有しており、このうち、CPU23aには、RAM23b及びROM23cの他、前記I/F21が接続されており、また、上述した不図示のイグニッションスイッチのオンオフ状態を示す信号が入力される。
前記RAM23bは、各種データ記憶用のデータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有しており、前記ROM23cには、CPU23aに各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
従って、上述した放電時の各種の検出を電流センサ15や電圧センサ17の出力に基づいてマイクロコンピュータ23が行うことで、放電可能容量ADC(Ah)が検出される。
なお、上述した実施形態では、上述した電圧降下(Rn+Rpolsat)・Ipに対するV12の比率は、内部抵抗(Rn+Rpolsat)に対する充電状態(%)=0、充電容量(Ah)=0のときの内部抵抗の増加比率αと同等ではないかと考え、電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、増加係数αを乗じた値がV12に相当すると推定していた。これに対して、例えば、上述した電圧降下(Rn+Rpolsat)・Ipに対するV12の増加量は、内部抵抗(Rn+Rpolsat)に対する充電状態(%)=0、充電容量(Ah)=0のときの内部抵抗の増加量βと同等ではないかと考え、電圧降下量(Rn+Rpolsat)・Ipに、増加量βを加算した値をV12として推定することも考えられる。
増加量βは(R0−R100)をSOC1(%)を除した値に相当すると推定される。このようにして求めた増加量βを(Rn+Rpolsat)・Ipに加算して求めたV12を用いてADC(Ah)を推定すると、この場合も実測ADC(Ah)とほぼ同じ値になった。
平衡状態の開回路電圧OCVnのバッテリをピーク電流Ipで放電したときの残存充電容量(Ah)の変化に対する端子電圧Vの変化を示す放電カーブLdcである。 二次近似式で表した放電電流−端子電圧特性の一例を示すグラフである。 充電状態(%)=80%、50%のバッテリを各々、ピーク電流Ipで充電状態(%)=0、充電容量(Ah)=0まで放電したときの充電容量(Ah)の変化に対する端子電圧Vの変化を示す放電カーブLdc80%、Ldc50%を示すグラフである。 SOC1(%)とバッテリの内部抵抗との関係を示すグラフである。 推定ADC(Ah)と実測ADC(Ah)との関係を示すグラフである。 本発明の放電可能容量検出方法を実施したバッテリ状態監視装置の一実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
F.V 放電終止時の端子電圧
Ip ピーク電流(所定電流)
OCVn 任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧
OCVe 放電終止時の平衡状態での開回路電圧
OCVf 満充電時バッテリの平衡状態での開回路電圧
Rn 任意時バッテリの純抵抗
Rpolsat 任意時バッテリの飽和分極成分
Rn+Rpolsat 任意時バッテリの内部抵抗最大値
R100 満充電時バッテリの純抵抗
R0 SOC2(Ah)=0時点でのバッテリの純抵抗
SOC1(%) 任意の充電状態
SOC2(Ah) 任意の充電容量(Ah)
α 増加率
β 増加量

Claims (7)

  1. 任意バッテリに蓄積された任意の充電容量のうち、負荷に対して放電することができる放電可能容量を検出する放電可能容量検出方法であって、
    平衡状態の前記任意時バッテリを所定電流で放電したときの端子電圧の変化に対する充電容量の変化を示す放電カーブにおいて、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧から前記所定電流での放電中に前記任意時バッテリの内部抵抗最大値によって生じる内部抵抗電圧降下量を差し引いた端子電圧上の点と、前記所定電流で放電したときの放電終止時の端子電圧上の点とを結ぶ第1直線を引き、該第1直線と平行で、かつ、前記放電カーブにおいて、前記任意の充電容量上の点を通る第2直線を引いたとき、
    前記第2直線上において、前記任意の充電容量から充電容量ゼロの変化に対する端子電圧の降下量である端子電圧降下量を推定し、
    前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧から、前記放電終止時の端子電圧と、前記内部抵抗電圧降下量とを差し引いた電圧を前記推定した端子電圧降下量で除した値に、前記任意の充電容量を乗じて放電可能容量とすることを特徴とする放電可能容量検出方法。
  2. 請求項1記載の放電可能容量検出方法であって、
    満充電時の平衡状態での開回路電圧を100%、放電終止時の平衡状態での開回路電圧を0%としたときの、前記任意時バッテリの平衡状態における開回路電圧の相対値である任意時の充電状態を求め、
    該求めた任意時の充電状態に基づいて、前記端子電圧降下量を推測することを特徴とする放電可能容量検出方法。
  3. 請求項1又は2記載の放電可能容量検出方法であって、
    前記内部抵抗電圧降下量に基づいて、前記端子電圧降下量を推測することを特徴とする放電可能容量検出方法。
  4. 請求項2又は3記載の放電可能容量検出方法であって、
    前記内部抵抗電圧降下量に、前記任意時の充電状態の逆数から求めた増加比率を乗じ、
    該乗じた値を、前記放電終止時の端子電圧と、前記第2直線上において、前記充電容量ゼロに対する端子電圧であるゼロ端子電圧との差分として推測し、
    該推測した差分に、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧から前記放電終止時の端子電圧を差し引いた電圧を加算した値を、前記端子電圧降下量として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法。
  5. 請求項4記載の放電可能容量検出方法であって、
    前記任意時バッテリの純抵抗の、満充電時バッテリの純抵抗に対する増加比に、前記逆数を乗じた値を前記増加比率として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法。
  6. 請求項2又は3記載の放電可能容量検出方法であって、
    前記内部抵抗電圧降下量に、前記任意時の充電状態の逆数から求めた増加量を加算し、
    該加算した値を、前記放電終止時の端子電圧と、前記第2直線上において、前記充電容量ゼロに対する端子電圧であるゼロ端子電圧との差分として推測し、
    該推測した差分に、前記任意時バッテリの平衡状態での開回路電圧から前記放電終止時の端子電圧を差し引いた電圧を加算した値を、前記端子電圧降下量として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法。
  7. 請求項6記載の放電可能容量検出方法であって、
    前記放電終止時バッテリの純抵抗と満充電時バッテリの純抵抗との差分に、前記逆数を乗じた値を前記増加量として求めることを特徴とする放電可能容量検出方法。
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