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JP2005325688A - 燃料ポンプ - Google Patents

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JP2005325688A
JP2005325688A JP2004142067A JP2004142067A JP2005325688A JP 2005325688 A JP2005325688 A JP 2005325688A JP 2004142067 A JP2004142067 A JP 2004142067A JP 2004142067 A JP2004142067 A JP 2004142067A JP 2005325688 A JP2005325688 A JP 2005325688A
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casing
fuel pump
rotating shaft
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JP2004142067A
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Masaharu Hayakawa
正春 早川
Hiroaki Naito
浩昭 内藤
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】 インペラとケーシングとの摺動抵抗を低減することで、ポンプ効率を向上することができる技術を提供すること。
【解決手段】
本発明の燃料ポンプは、略円板形状のインペラ20と、そのインペラを回転可能に収容するケーシング14を備える。インペラ20には永久磁石26が配され、ケーシング14には駆動コイル40が配される。したがって、駆動コイル40に通電すると、インペラ20が回転する。インペラ20の上下面と対向するケーシング14内面には、インペラ20と転がり接触する転動体によってインペラ20を支持する支持装置42が配設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料を吸込んで昇圧し、昇圧した燃料を吐出する燃料ポンプに関するものである。
略円板状のインペラと、そのインペラを収容するケーシングを備えた燃料ポンプが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の燃料ポンプは、モータ部と、ポンプ部とから構成される。モータ部は、ハウジング内に収容された回転子と、ハウジングの内壁に固定された永久磁石を備える。回転子は、本体と、本体を上下に貫く回転軸を有している。本体は、回転軸に固定された鉄心と、鉄心に巻き付けられたコイルを備える。回転軸の上端はハウジングに回転可能に支持され、回転軸の下端にはポンプ部が接続される。ポンプ部は、略円板状のインペラと、インペラを収容するケーシングによって構成される。モータ部の回転軸の下端にはインペラが固定される。したがって、モータ部の回転子のコイルに電流が流れると回転軸が回転し、それによってインペラも回転する。燃料ポンプは、インペラが回転することによって外部から燃料を吸込んで昇圧し、昇圧した燃料をエンジン等に圧送する。
上記の燃料ポンプでは、モータ部の回転軸の下端にポンプ部(すなわち、インペラ)を固定する構成とするため、燃料ポンプが縦方向に大きくなる。したがって、底の浅い扁平な燃料タンク内に配置することができないという制約がある。
そこで、現在、アキシャル型のモータ構造を利用した燃料ポンプが検討されている。この燃料ポンプでは、インペラに永久磁石が配され、ケーシングに駆動コイルが配される。駆動コイルは、インペラに配された永久磁石と対向する位置に配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する。この燃料ポンプでは、インペラに永久磁石を配すると共にケーシングに駆動コイルを配することによってインペラを直接回転させるため、縦方向に小型化でき、底の浅い扁平な燃料タンク内に配置することが可能となる。
なお、アキシャル型のモータに関する特許としては、例えば、特許文献2に記載のものが知られている。
特開2000−329085号 実開平6−70476号
しかしながら、アキシャル型のモータ構造を利用した燃料ポンプでは、インペラに永久磁石を配する分だけ、インペラの径が大きくなる。インペラの径が大きくなると、インペラにわずかなカタギが生じても、インペラとケーシングとが接触する。インペラとケーシングが接触すると、その摺動抵抗によってポンプ効率が低下するという問題が生じる。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、インペラとケーシングとの摺動抵抗を低減することで、ポンプ効率を向上することができるアキシャル型の燃料ポンプを提供することを目的とする。
本発明の燃料ポンプは、略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングとを備え、インペラには永久磁石が配される一方ケーシングには駆動コイルが配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する。そして、インペラの上下面及び外周面と対向するケーシング内面の少なくとも一箇所には、インペラと転がり接触する転動体によってインペラを支持する支持装置が配設されていることを特徴とする。
この燃料ポンプでは、インペラの上下面及び外周面と対向するケーシング内面の少なくとも一箇所に支持装置が設けられる。したがって、インペラにカタギが生じようとすると、インペラはケーシング内面に設けられた支持装置によって支持され、インペラのカタギが抑えられる。また、支持装置は転動体の転がり接触によってインペラを支持するため、インペラと支持装置との間の摺動抵抗は小さく抑えられる。このため、インペラと支持装置が接触しても、インペラはスムーズに回転することができる。この燃料ポンプでは、インペラがスムーズに回転できるため(すなわち、インペラとケーシングとの間の摺動抵抗が小さく抑えられるため)、ポンプ効率を高めることができる。
なお、支持装置に用いられる転動体としては種々のものを用いることができ、例えば、円筒ころ,棒状ころ,円すいころ、球面ころ等を用いることができる。
上記の燃料ポンプにおいて、インペラの上下両面に燃料が吸引され、上下両面から燃料が吐出されることが好ましい。すなわち、インペラの外周近傍には周方向に繰返す凹所群がインペラの上下両面のそれぞれに形成され、それら凹所群の内側に永久磁石が配される。インペラの上面に対向するケーシング内面には、インペラの凹所群に対向する領域を上流端から下流端まで伸びている第1溝が形成されており、インペラの下面に対向するケーシング内面には、インペラの凹所群に対向する領域を上流端から下流端まで伸びている第2溝が形成される。そして、ケーシングには、第1溝の上流端近傍とケーシング外及び第2溝の上流端近傍とケーシング外とを連通する燃料吸入流路と、第1溝の下流端近傍とケーシング外及び第2溝の下流端近傍とケーシング外とを連通する燃料吐出流路が形成される。このような構成によると、インペラの上下両面に作用する燃料圧力の差が小さくなるため、インペラのカタギを抑制することができる。
なお、インペラの上下両面に形成される凹所群の底部同士は連通していてもよい。また、インペラの上下両面に形成される凹所群はインペラの外周壁によってインペラの外周面から隔てられていることが好ましい。このような構成では、ラジアルシールが不要となるためインペラの外周面とケーシングとの間に隙間を形成することができ、インペラの外周面とケーシング内面との接触を防止することができる。
また、上記の燃料ポンプにおいては、インペラの上下両面のそれぞれと対向するケーシング内面に前記支持装置がそれぞれ配設されており、それら支持装置は、磁石が配された領域より外側で、かつ、凹所群が形成された領域より内側の領域でインペラを支持することが好ましい。このような構成によると、インペラにカタギが生じようとすると、インペラの上下両面が支持装置によって支持される。したがって、インペラのカタギを効果的に抑えることができる。また、支持装置は、駆動コイルによる磁力が作用する部位(すなわち、磁石が配された領域)と、燃料からの圧力が作用する部位(すなわち、凹所群が形成された領域)との間の領域で、インペラを支持する。したがって、駆動コイルの磁力と燃料圧力によってインペラにスラスト方向の力が作用しても、その力を支持装置によって効果的に受けることができる。
また、上記の燃料ポンプにおいては、インペラの外周面と対向するケーシング内面の少なくとも3箇所に前記支持装置が配設されていてもよい。このような構成によると、インペラの外周面3箇所が支持装置によって支持され、インペラのカタギを効果的に抑えることができる。また、インペラのカタギが抑えられるため、インペラとケーシングとの無用な接触が無くなり、インペラはスムーズに回転することができる。
なお、支持装置によってインペラの外周面を支持する場合、その支持装置の転動体を円すいころとし、円すいころの小径部側がインペラの上面側に位置し、大径部側がインペラの下面側に位置することが好ましい。燃料を上方に吐出する場合は、インペラの下面より上面に作用する圧力が高くなることがある。このため、円すいころの大径部側をインペラの下面側となるように配置することで、インペラに作用する下方向の力を支持装置で受けることができる。
また、本発明の他の1つの燃料ポンプは、略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングとを備え、インペラには永久磁石が配される一方ケーシングには駆動コイルが配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する。この燃料ポンプは、さらに、インペラに固定される回転軸と、回転軸の両端にそれぞれ設けられ、回転軸の端面と対向する軸受け面を有する軸受け部材と、を有する。そして、回転軸の両端面は円錐形状に形成されており、軸受け面には前記円錐形状に倣った溝が形成されており、回転軸の端部が軸受け面の溝内に保持されていることを特徴とする。
この燃料ポンプでは、インペラに固定された回転軸の両端が円錐形状に形成され、この回転軸の両端が軸受け部材によって支持されている。したがって、インペラの回転軸と軸受け部材との接触面積を小さくでき、両者の間の摺動抵抗が小さく抑えられる。このため、インペラはスムーズに回転することができ、これによってポンプ効率を高めることができる。
なお、この燃料ポンプにおいても、インペラの上下面及び外周面のいずれかを、上記の支持装置によって支持するようにしてもよい。
本発明のさらに他の1つの燃料ポンプでは、略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングと、を備え、インペラには永久磁石が配される一方ケーシングには駆動コイルが配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する。そして、インペラに固定される球状のボール軸と、インペラの上下面のそれぞれの側に設けられ、ボール軸を保持する軸受け部材と、をさらに有することを特徴とする。
この燃料ポンプでは、インペラに固定される回転軸として球状のボール軸が用いられる。したがって、回転軸と軸受け部材との摺動抵抗を小さく抑えることができ、また、ボール軸を用いることで、低コストで製造することができる。
この燃料ポンプにおいても、インペラの上下面及び外周面のいずれかを、上記の支持装置によって支持するようにしてもよい。
後述する実施例の主要な特徴を記載する。
(形態1)燃料ポンプは、回路部と、ポンプ部とを有する。ポンプ部は、略円板形状のインペラと、インペラを回転可能に収容するケーシングとから構成される。インペラには永久磁石が埋設され、インペラの上面及び/又は下面と対向するケーシング内面には駆動コイルが配設される。永久磁石と駆動コイルは互いに対向する。回路部は、外部から供給される直流電力を多相電力に変換し、駆動コイルに供給する。
(形態2)燃料ポンプはインペラの中心を上下に貫くシャフトを備える。インペラは、シャフトに対して回転可能に組み付けられている。インペラの上下面と対向するケーシング内面にはそれぞれボールベアリングが設けられる。ボールベアリングは、インペラの周方向に複数箇所設けられる。ボールベアリングは、インペラに埋設された永久磁石とインペラに形成された凹所群との間の領域において、インペラ表面と接触する。
(形態3)インペラには、その中心を上下に貫く回転軸が固定される。回転軸の両端は、円錐形状に形成され、軸受け部材によって支持される。軸受け部材には、回転軸の円錐形状に倣った溝が形成され、この溝内に回転軸の両端が保持される。
(形態4)インペラには、その中心を上下に貫く球状のボール軸が固定される。ボール軸は、インペラの上下両側において軸受け部材によって支持される。
(形態5)燃料ポンプにはインペラを上下に貫く軸が設けられない(すなわち、シャフトレス)。インペラの外周面と対向するケーシング内面の周方向少なくとも3箇所には、軸受け装置(ローラベアリング又はボールベアリング)が設けられる。
(第1実施例) 本発明の一実施例に係る燃料ポンプについて、図面を参照して説明する。本実施例の燃料ポンプは自動車用であり、燃料タンク内の燃料に浸漬した状態で動作し、エンジンに燃料を圧送する。
図1は燃料ポンプ10の縦断面図である。図1に示すように、燃料ポンプ10は、回路部60と、ポンプ部12から構成されている。なお、図1の上下は、燃料ポンプ10が燃料タンク内に装着された状態における上下と一致している。
回路部60は、ハウジング18と回路ケーシング16と基板62等を備える。ハウジング18は略円筒状に形成されている。回路ケーシング16は、ハウジング18の上端18aを内側にカシメることによって、ハウジング18に固定されている。回路ケーシング16には、上方に向かって開口する吐出ポート70と、外部電源(図示省略)に接続される端子68が設けられている。回路ケーシング16内には基板62が収容されており、基板62上にはモータ制御回路64が実装されている。モータ制御回路64は、複数の電子素子によって構成され、端子68を介して外部電源から供給された直流電力を3相電力に変換する。モータ制御回路64によって変換された3相電力は、電力供給ライン66を介して駆動コイル40(後述)に供給される。
ポンプ部12は、ポンプケーシング14と、ポンプケーシング14に収容されるインペラ20等を備えている。インペラ20は略円板状である。インペラ20の外周部には、その上下両面に、周方向に複数並んだ凹所群(22,24)が形成されている(図1では断面内の凹所のみが示されているが、凹所はインペラの全周にわたって形成されている)。インペラの上面に形成された凹所24とインペラ20の下面に形成された凹所22は、その底部で連通されている。凹所群(22,24)は、インペラ20の外周壁によってインペラ20の外周面から隔てられている。なお、インペラ20の外周面と、ポンプケーシング14との間には、わずかな隙間が形成されている(図1では図示を省略している)。この隙間は、インペラ20がスムーズに回転するために設けられている。
インペラ20の中心部には、厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔には、その両端がポンプケーシング14に固定されたシャフト50が挿通されている。シャフト50とインペラ20との間にはベアリング52が介装され、シャフト50(ポンプケーシング50)に対してインペラ20が回転可能に組み付けられている。
また、インペラ20に形成された貫通孔より外側で、かつ、インペラ20に形成された凹所群(22,24)より内側の部分には、マグネット26(永久磁石)が埋設されている。
ポンプケーシング14は、インペラ20を回転可能に収容した状態でハウジング18の下端18bが内側にカシメられることによって、ハウジング18に固定されている。
ポンプケーシング14内面のインペラ20の上面と対向する面(以下、ポンプケーシング上内面という)には、インペラ20の上面に形成された凹所群24に対向する領域を、インペラの回転方向に沿って、上流端32aから下流端32bまで伸びる上面側溝32が形成されている(図2参照)。上面側溝32の上流端32aは、ポンプケーシング14に形成された吸入流路30によって外部と連通している。上面側溝32の下流端32bは、ポンプケーシング14に形成された吐出流路36によって吐出ポート70に連通している。
また、ポンプケーシング上内面には、インペラ20に埋設されたマグネット26と対向する領域に駆動コイル40が配設されている。駆動コイル40は、コアと、コアに巻き付けられたコイルとにより構成される。駆動コイル40のコイルには、モータ制御回路64から電力が供給され、これによって、インペラ20が駆動コイル40(すなわち、ポンプケーシング14)に対して回転する。
さらに、ポンプケーシング上内面には、駆動コイル40が配される領域より外周側で、かつ、上面側溝32が形成される領域より内側の領域(本実施例では、駆動コイル40と上面側溝32の略中間)に、ボールベアリング42が配されている。ボールベアリング42の数及びその位置は適宜決定することができる。例えば、インペラ20の周方向3箇所にボールベアリング42を設けることができる。図2は、ポンプケーシング上内面に配されるボールベアリング42と駆動コイル40と上面側溝32の位置関係の一例を模式的に示す図である。図2に示すように、ボールベアリング42は、インペラ20の周方向に均等間隔(約120°間隔)で、かつ、インペラ20の中心から径方向の距離が同一距離となるように配されている。ボールベアリング42を周方向に3箇所設けることで、インペラ20のカタギを効果的に抑えることができる。また、ボールベアリング42を周方向に均等な間隔で配することによって、各ボールベアリング42とインペラ20との間の接触圧を略均等とすることができる。さらに、ボールベアリング42を駆動コイル42と上面側溝32の中間に設けることによって、駆動コイル42と上面側溝32内の燃料によってインペラ20に作用するスラスト方向の力をボールベアリング42によって効果的に受けることができる。
ポンプケーシング14内面のインペラ20の下面と対向する面(以下、ポンプケーシング下内面という)にも、上述したポンプケーシング上内面と同様に、インペラ20の下面に形成された凹所群22に対向する領域を、インペラの回転方向に沿って、上流端から下流端まで伸びる下面側溝34が形成されている。下面側溝34の上流端は吸入流路28によって外部と連通し、下面側溝34の下流端は吐出流路38によって吐出ポート70に連通している。
また、ポンプケーシング下内面にも、インペラ20に埋設されたマグネット26と対向する領域に駆動コイル40が配設され、さらに、駆動コイル40が配される領域より外周側で、かつ、下面側溝34が形成される領域より内側の領域に、ボールベアリング42が配されている。ポンプケーシング下内面に配されるボールベアリング42の位置は、ポンプケーシング上内面に配されるボールベアリング42と同位置に配されている。したがって、インペラ20は、インペラ20の上下両面に配されたボールベアリング42によって支持されることとなる。
上述した燃料ポンプ10においては、駆動コイル40に電力が供給されることでインペラ20が回転する。インペラ20が回転すると、インペラ20の下面に形成された凹所22とポンプケーシング14の下面側溝34との間に燃料の旋回流が発生する。燃料は、旋回しながら下面側溝34の上流から下流に向かって流れ、その過程で昇圧される。燃料が昇圧されると、それにともなって外部の燃料が吸入流路28に吸い込まれる。下面側溝34で昇圧された燃料は、吐出流路38から吐出ポート70に送られ、吐出ポート70から燃料ポンプ10の外部に送り出される。
インペラ20の上面側凹所24とポンプケーシング14の上面側溝32との間にも、燃料の旋回流が発生する。燃料は、上面側溝32の上流から下流に向かって流れながら昇圧される。上面側溝34で昇圧された燃料は、吐出流路36から吐出ポート70に送られ、吐出ポート70から燃料ポンプ10の外部に送り出される。
本実施例の燃料ポンプ10では、インペラ20の上下両面に燃料が吸引されると共に、上下両面から燃料が吐出されるため、インペラ20にカタギが生じ難くなっており、さらに、インペラ20の上面に形成された上面側凹所24とインペラ20の下面に形成された下面側凹所22が底部で連通しているため、両者を流れる燃料の圧力が略同一となり、インペラ20にカタギが生じ難いようになっている。
上述したことから明らかなように、インペラ20には、凹所群(22,24)内の燃料からの燃料圧力と、駆動コイル40からの磁力が作用する。これらの力は、インペラ20の周方向に均一に作用しないため、インペラ20にはカタギを生じさせるような力が作用する。本実施例の燃料ポンプ10では、インペラ20の上下両面をポンプケーシング14に設けたボールベアリング42で支持する。このため、インペラ20にカタギを生じさせるような力が作用しても、インペラ20とボールベアリング42が接触・支持することで、インペラ20にカタギを生じることが抑制される。したがって、インペラ20がポンプケーシング14の内面と直接接触することが防止される。また、ボールベアリング42は、インペラ20と転がり接触するため、ボールベアリング42とインペラ20との間の摺動抵抗を小さく抑えることができる。これらによって、インペラ20がスムーズに回転でき、ポンプ効率を高めることができる。
また、インペラ20をボールベアリング42で支持することで、インペラ20の上下両面の磨耗やポンプケーシング14の磨耗を抑えることができ、時間の経過に伴うポンプ効率の低下を防止できる。すなわち、インペラ20の磨耗やポンプケーシング14の磨耗を抑えることで、インペラ20とポンプケーシング14との隙間が変化せず、時間の経過に伴うリーク量の増加を防止することができる。
(第2実施例)
ここでは、第1実施例と異なる部分を中心に説明する。第2実施例では、(1)ボールベアリング42が設けられない点(2)インペラ20の中心に回転軸が固定され、その回転軸と一体となってインペラ20が回転する点で、第1実施例と異なる。なお、第2実施例においても、ボールベアリング42をさらに装備し、インペラ20を支持するようにしてもよい。
図3に、第2実施例の燃料ポンプ10の縦断面図を示している。図3に示すように、インペラ20には、その中心を上下に貫く回転軸72が固定されている。インペラ20と回転軸72の固定方法としては、例えば、インペラ20の貫通孔に回転軸72を圧入することで行うことができる。回転軸72の両端は、円錐形状に形成され、ポンプケーシング14に装着された軸受け部材74によって支持されている。軸受け部材74には、回転軸72の円錐形状に倣った溝74aが形成されており、この溝74a内に回転軸72の両端が回転可能に保持(支持)されている。
第2実施例のように構成すると、回転軸72と軸受け部材74の接触面積が小さくなるため、回転軸72と軸受け部材74との摺動抵抗を下げることができる。したがって、第1実施例と同様に、インペラ20がスムーズに回転し、高いポンプ効率を発揮することができる。
なお、図4に示すように、インペラ20に固定される回転軸には球状のボール軸76を用いることができ、ボール軸76はポンプケーシング14に装着された軸受け部材78a,78bで支持することができる。このような構成によっても、ボール軸76と軸受け部材78a,78bの摺動抵抗を下げることができ、高いポンプ効率を発揮することができる。また、インペラ20に固定される回転軸にボール軸76を用いることで、回転軸に特殊な加工を施す必要がなくなり、低コストで燃料ポンプを製造することができる。
(第3実施例)
ここでは、第1実施例と異なる部分を中心に説明する。本実施例では、(1)インペラ20の中心を上下に貫通するシャフトが設けられない点(2)インペラ20の上下両面ではなく、インペラ20の外周面でポンプケーシング14に支持される点で第1実施例と異なる。
図5に、第3実施例の燃料ポンプ10の縦断面図を示している。図5に示すように、インペラ20の外周面と対向するポンプケーシング14内面の周方向少なくとも3箇所には、ローラベアリング80が配されている。例えば、ローラベアリング80は、インペラ20の周方向に均等の間隔で配置され、インペラ20の外周面を3箇所以上で支持する。図5に示すように、ローラベアリング80のローラには円すいころを用いることができる。円すいころを用いる場合、インペラ20の外周面を下方にすぼまる円錐台形状に形成し、円すいころの大径部でインペラ20の上面側を支持し、円すいころの小径部でインペラ20の下面側を支持することが好ましい。これによって、インペラ20のスラスト方向の荷重をローラベアリング80によって受けることができる。
第3実施例のように構成すると、インペラ20にカタギが生じようとすると、ローラベアリング80によってインペラのカタギが抑えられ、インペラ20とポンプケーシング14が直接接触することが防止される。したがって、第1実施例と同様に、インペラ20がスムーズに回転し、高いポンプ効率を発揮することができる。
なお、図6に示すように、インペラ20の外周面を支持する支持装置には、ローラベアリング82を用いることもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例に係る燃料ポンプの縦断面図である。 ポンプケーシング上内面に配されるボールベアリングと駆動コイルと上面側溝の位置関係の一例を模式的に示す図である。 第2実施例に係る燃料ポンプの縦断面図である。 第2実施例の変形例に係る燃料ポンプの縦断面図である。 第3実施例に係る燃料ポンプの縦断面図である。 第3実施例の変形例に係る燃料ポンプの縦断面図である。
符号の説明
10:燃料ポンプ
12:ポンプ部
14:ポンプケーシング
16:回路ケーシング
18:ハウジング
20:インペラ
22,24:凹所
26:マグネット
40:駆動コイル
42:ボールベアリング

Claims (8)

  1. 略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングとを備え、インペラには永久磁石が配される一方ケーシングには駆動コイルが配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する燃料ポンプであり、
    インペラの上下面及び外周面と対向するケーシング内面の少なくとも一箇所には、インペラと転がり接触する転動体によってインペラを支持する支持装置が配設されていることを特徴とする燃料ポンプ。
  2. インペラの外周近傍には周方向に繰返す凹所群がインペラの上下両面のそれぞれに形成され、それら凹所群の内側には永久磁石が配されており、
    インペラの上面に対向するケーシング内面には、インペラの凹所群に対向する領域を上流端から下流端まで伸びている第1溝が形成されており、
    インペラの下面に対向するケーシング内面には、インペラの凹所群に対向する領域を上流端から下流端まで伸びている第2溝が形成されており、
    ケーシングには、第1溝の上流端近傍とケーシング外及び第2溝の上流端近傍とケーシング外とを連通する燃料吸入流路と、第1溝の下流端近傍とケーシング外及び第2溝の下流端近傍とケーシング外とを連通する燃料吐出流路が形成されており、
    インペラの上下両面のそれぞれと対向するケーシング内面に前記支持装置がそれぞれ配設されており、それら支持装置は、磁石が配された領域より外側で、かつ、凹所群が形成された領域より内側の領域でインペラを支持することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  3. インペラの外周面と対向するケーシング内面の少なくとも3箇所に前記支持装置が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  4. 前記支持装置の転動体が円すいころであり、円すいころの小径部側がインペラの上面側に位置し、大径部側がインペラの下面側に位置することを特徴とする請求項3に記載の燃料ポンプ。
  5. インペラに固定される回転軸と、
    回転軸の両端にそれぞれ設けられ、回転軸の端面と対向する軸受け面を有する軸受け部材と、をさらに有し、
    回転軸の両端面は円錐形状に形成されており、軸受け面には前記円錐形状に倣った溝が形成されており、回転軸の端部が軸受け面の溝内に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  6. インペラに固定される球状のボール軸と、
    インペラの上下面のそれぞれの側に設けられ、ボール軸を保持する軸受け部材と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。
  7. 略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングとを備え、インペラには永久磁石が配される一方ケーシングには駆動コイルが配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する燃料ポンプであり、
    インペラに固定される回転軸と、
    回転軸の両端にそれぞれ設けられ、回転軸の端面と対向する軸受け面を有する軸受け部材と、をさらに有し、
    回転軸の両端面は円錐形状に形成されており、軸受け面には前記円錐形状に倣った溝が形成されており、回転軸の端部が軸受け面の溝内に保持されていることを特徴とする燃料ポンプ。
  8. 略円板形状のインペラと、そのインペラを回転可能に収容するケーシングとを備え、インペラには永久磁石が配される一方ケーシングには駆動コイルが配され、駆動コイルに通電することでインペラが回転する燃料ポンプであり、
    インペラに固定される球状のボール軸と、
    インペラの上下面のそれぞれの側に設けられ、ボール軸を保持する軸受け部材と、をさらに有することを特徴とする燃料ポンプ。
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