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JP2005303270A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

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JP2005303270A JP2005064799A JP2005064799A JP2005303270A JP 2005303270 A JP2005303270 A JP 2005303270A JP 2005064799 A JP2005064799 A JP 2005064799A JP 2005064799 A JP2005064799 A JP 2005064799A JP 2005303270 A JP2005303270 A JP 2005303270A
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Abstract

【課題】 溶液塗布による層形成が可能であって、且つ、電界効果トランジスタとしての電界効果移動度とOn/Off比とを両立し得たゲート絶縁層を有する電界効果トランジスタを提供する。
【解決手段】 支持基板1上に、ゲート絶縁層3と、該ゲート絶縁層3により隔離されたゲート電極2及び有機半導体層4と、該有機半導体層4に接して設けられたソース電極5及びドレイン電極6とを有する電界効果トランジスタであって、ゲート絶縁層3が、架橋鎖中に脂環式炭化水素基を有する架橋ポリマーを含有する有機ゲート絶縁層3である電界効果トランジスタ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電界効果トランジスタに関し、更に詳しくは、ゲート絶縁層が特定の架橋構造を有する架橋ポリマーを含有する有機ゲート絶縁層である電界効果トランジスタに関する。
支持基板上に、ゲート絶縁層と、該ゲート絶縁層により隔離されたゲート電極及び半導体層と、該半導体層に接して設けられたソース電極及びドレイン電極とを有する電界効果トランジスタにおいて、その半導体層、或いはゲート絶縁層として、従前のシリコン等の無機材料を用いた蒸着等による形成方法に比して、溶液の塗布による形成方法で層を形成し得る有機材料は、その層形成コスト面での優位性に加えて、有機ポリマー等の使用による軽量化、耐衝撃性の付与等が可能であることから注目されている。しかしながら、溶液の塗布による層形成においては、上層の形成時における下層の耐溶剤性が求められ、そのための材料の選択が重要になってくる。
耐溶剤性の優れた有機材料として架橋ポリマーが提案され、例えば、特許文献1には、ゲート絶縁層を、架橋性ポリマー溶液の塗布、及び乾燥後の架橋処理による架橋ポリマーにより形成した例が示されており、その架橋ポリマーとして、架橋ポリビニルフェノール、ノボラック系フォトレジスト、ポリエポキシ系フォトレジスト等が例示されている。しかしながら、本発明者等の検討によると、ゲート絶縁層にこのようなフェノール性水酸基やエポキシ基等の極性基を有するポリマーを用いると、電界効果トランジスタとして、電界効果移動度とOn/Off比とを両立し得ず、更に、経時による低下等も認められ、それらの面での改良を要するものであることが判明した。
特表2003−513475号公報
本発明は、前述の従来技術に鑑みてなされたものであって、従って、本発明は、溶液塗布による層形成が可能であって、且つ、電界効果トランジスタとしての電界効果移動度とOn/Off比とを両立し得たゲート絶縁層を有する電界効果トランジスタを提供することを目的とする。
本発明者等は、前記課題を解決すべく種々検討を行った結果、ゲート絶縁層に特定の架橋構造を有する架橋ポリマーを含有させることにより、前記目的が達成できことを見出し本発明に到達したもので、従って、本発明は、支持基板上に、ゲート絶縁層と、該ゲート絶縁層により隔離されたゲート電極及び有機半導体層と、該有機半導体層に接して設けられたソース電極及びドレイン電極とを有する電界効果トランジスタであって、ゲート絶縁層が、架橋鎖中に脂環式炭化水素基を有する架橋ポリマーを含有する有機ゲート絶縁層である電界効果トランジスタ、を要旨とする。
本発明によれば、溶液塗布による層形成が可能であって、且つ、電界効果トランジスタとしての電界効果移動度とOn/Off比とを両立し得たゲート絶縁層を有する電界効果トランジスタを提供することができる。
本発明の電界効果トランジスタを図面に基づいて説明すると、図1〜3は、各々、本発明の電界効果トランジスタの一実施例を示す縦断面図であり、図1〜3において、本発明の電界効果トランジスタは、支持基板1上に、ゲート絶縁層3と、該ゲート絶縁層3により隔離されたゲート電極2及び有機半導体層4と、該有機半導体層4に接して設けられたソース電極5及びドレイン電極6とを有してなり、その構造は特に限定されず、代表的には、図1に示されるボトムゲート・ボトムコンタクト型、図2に示されるボトムゲート・トップコンタクト型、図3に示されるトップゲート・ボトムコンタクト型等が挙げられる。
<ゲート絶縁層>
電界効果トランジスタにおいて、ゲート絶縁層は、ソース電極及びドレイン電極とゲート電極のオーバーラッピング領域、並びにゲート電極上のチャネル領域が電気的絶縁領域として維持する機能を有するものである。尚、ここで、電気的絶縁とは、電気伝導度が10-9S/cm以下のことを言う。
そして、本発明においては、そのゲート絶縁層が、架橋鎖中に脂環式炭化水素基を有する架橋ポリマーを含有する有機ゲート絶縁層であることを必須とする。未架橋ポリマー、及び、架橋ポリマーであってもその架橋鎖中に脂環式炭化水素基を有さないものでは、電界効果トランジスタとしての電界効果移動度とOn/Off比とを両立し得ないこととなる。
本発明において、架橋ポリマーが架橋鎖中に有する脂環式炭化水素基としては、例えば、飽和の2価基としてのシクロブチレン基、及び、不飽和の2価基としての、シクロヘキセニレン基、シクロヘキサジエニレン基、シクロオクタジエニレン基等が挙げられるが、中で、シクロブチレン基、又はシクロヘキセニレン基が好ましい。
尚、これらの脂環式炭化水素基は、置換基を有していてもよく、その置換基としては、例えば、アルキル基、アリール基、シアノ基、ハロゲン原子等が挙げられ、中で、炭素数6以下のアルキル基、又はフェニル基が好ましい。又、置換基として、例えば、水酸基、アミノ基、カルバモイル基、スルホ基、スルファモイル基、及び、活性水素、プロトン遊離水素等を出し得る基等の極性基を有さないのが好ましい。
又、架橋ポリマーの有する架橋鎖としては、前記脂環式炭化水素基の外に、例えば、アルキレン基、アリーレン基、オキシ基、カルボニル基、又はオキシカルボニル基等を有していてもよく、中で、炭素数6以下のアルキレン基、カルボニル基、又はオキシカルボニル基が好ましい。又、ここでも、前記の如き極性基を有さないのが好ましい。
本発明において、以上の架橋鎖を有する架橋ポリマーは、基本的には、側鎖に炭素−炭素二重結合を有する架橋性ポリマーを光照射又は加熱して、分子間を側鎖の炭素−炭素二重結合同士の環化反応によって二量化させることにより構成されるものであり、その架橋性ポリマーの側鎖構造としては、下記式(I) 、(II)、(III) 、又は(IV)で表される構造のいずれかを含むものであるのが好ましい。
Figure 2005303270
〔式(III) 及び(IV)中、R1 、R2 、R3 、及びR4 は各々独立して、脂肪族炭化水素基、シアノ基、又は水素原子を示す。〕
これらの側鎖構造の中で、前記式(I) 、又は(II)で表される構造を含むものが好ましく、その具体例としては、例えば、2−プロペン酸基、3−フェニルプロペン酸基(シンナモイル基)、2,4−ペンタジエン酸基、及び6−フェニル−2,4−ペンタジエン酸基等が挙げられ、中で、3−フェニルプロペン酸基(シンナモイル基)、又は6−フェニル−2,4−ペンタジエン酸基が好ましく、3−フェニルプロペン酸基(シンナモイル基)が特に好ましい。
又、その架橋性ポリマーの主鎖構造としては、特に限定されるものではなく、例えば、ビニル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリイミド系等が挙げられるが、中で、ビニル系であるのが好ましく、前記側鎖構造を有するビニル系モノマーの単独重合体、又は、前記側鎖構造を有するビニル系モノマーと、前記側鎖構造を有さないビニル系モノマーとの共重合体のいずれであってもよい。又、その共重合モノマーとしては、ポリマーに耐熱性やより高度の耐溶剤性等を付与し得る面から、例えば、マレイミド等が挙げられる。
以上より、本発明における前記の、架橋鎖中に脂環式炭化水素基を有する架橋ポリマーを構成する架橋性ポリマーのモノマーとしては、3−フェニルプロペン酸ビニル、又は6−フェニル−2,4−ペンタジエン酸ビニルが好ましく、3−フェニルプロペン酸ビニルが特に好ましい。
そして、例えば、架橋ポリマーが架橋鎖中に有する脂環式炭化水素基としての前記シクロブチレン基は、下記式(V) に示されるように、前記式(I) 又は(III) で表される構造を含む側鎖同士を、又、前記シクロヘキセニレン基は、下記式(VI)に示されるように、前記式(I) 又は(III) で表される構造を含む側鎖と前記式(II)又は(IV)で表される構造を有する側鎖とを、光照射又は加熱、好ましくは光照射によって、環化反応させ二量化させることにより、それぞれ形成されるものである。
Figure 2005303270
尚、本発明におけるゲート絶縁層に含有される前記架橋ポリマーは、前述したように極性基を有さないのが好ましいが、有しているとしても、ポリマーの構成繰返し単位当たりの平均個数として、1個以下であるのが好ましく、0.5個以下であるのがより好ましく、0.4個以下であるのが更に好ましい。ゲート絶縁層に含有される架橋ポリマーが極性基を有する場合、該層中及び層表面に水分の付着を引き起こし易くなり、それにより、例えば、後述するポリチオフェン等のπ共役系有機半導体材料においては、水分によりドーピングが起こり、オフ電流が増大する傾向となる。
従って、本発明における架橋ポリマーとしては、カールフィッシャー法による水分分析による吸水量が、0.80mg/cm3 以下であるのが好ましく、0.68mg/cm3 以下であるのが更に好ましく、0.42mg/cm3 以下であるのが特に好ましい。
又、本発明における架橋ポリマーとしては、ガラス転移点が80℃以上であるのが好ましい。ガラス転移点が80℃より低いと、流動性が大きすぎて、他の層の積層時や加熱時に軟化してゲート絶縁層としての膜厚の不均一や表面の凹凸等が発生し易く、絶縁層を維持し難い傾向となる。尚、後述する支持基板等のゲート絶縁層形成時における下層を溶解しない溶媒に可溶で、且つ、有機半導体層等の上層の形成時における溶剤に侵食されない耐溶剤性を有することが望ましい。
又、本発明における架橋ポリマーとしては、前記架橋性ポリマーにおける架橋性基の全量する架橋の形成に関与している架橋基の割合が、0.3モル%以上であるのが好ましく、0.5モル%以上であるのが更に好ましく、5モル%以上であるのが特に好ましい。又、本発明においては、ゲート絶縁層が前記架橋ポリマーを含有するものであるが、その含有量としては、0.3重量%以上であるのが好ましく、0.5重量%以上であるのが更に好ましく、10重量%以上であるのが特に好ましい。
本発明において、前記ゲート絶縁層としては、ゲート電極への漏れ電流、電界効果トランジスタの低ゲート電圧駆動に関係することから、室温での電気伝導度が10-9S/cm以下であるのが好ましく、10-14 S/cm以下であるのが更に好ましく、又、比誘電率が2.0以上であるのが好ましく、2.5以上であるのが更に好ましい。
本発明における前記ゲート絶縁層は、例えば、スピンコーティング、溶液キャスティング、スタンプ印刷、スクリーン印刷、又はジェット印刷等の公知の方法で溶液処理し、乾燥させて未架橋ポリマー層を形成した後、10mJ/cm2 以上の照射量での紫外線照射、又は、加熱処理によって架橋構造を形成して架橋ポリマー層となすことにより形成される。尚、例えば、紫外線照射による架橋処理中に、フォトマスク等を使用することによってパターニングが可能であり、紫外線未照射の未架橋ポリマー部分は有機溶媒等で容易に除去することができる。このパターニング処理を施すことによって、ビアホール構造を電界効果トランジスタ中に構築することが容易となる。
尚、前記ゲート絶縁層の厚みは、4μm以下であるのが好ましく、2μm以下であるのが更に好ましく、1μm以下であるのが特に好ましい。又、0.01μm以上であるのが好ましく、0.1μm以上であるのが更に好ましく、0.2μm以上であるのが特に好ましい。
<支持基板>
本発明の電界効果トランジスタにおいて、前記ゲート絶縁層以外の構成材料自体には特に制限はなく、従来の電界効果トランジスタに用いられているものを用いることができる。
本発明における支持基板の材料としては、電界効果トランジスタ及びその上に作成される表示素子、表示パネル等を支持できるものであればよく、公知のガラス、ポリシロキサン等の無機基板、及び各種有機ポリマー等の有機基板が挙げられるが、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルスルフォン、エポキシ樹脂、ポリベンゾオキサゾール、ポリベンゾチアゾール、ポリパラバン酸、ポリシルセスキオキサン、及びポリオレフィン等のビニル系ポリマー等の有機ポリマーが好適である。中で、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリベンゾチアゾール、ポリパラバン酸等の縮合系ポリマーや、ポリビニルフェノール等の架橋体が耐熱性や耐溶剤性の点から好ましく、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾールが更に好ましく、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、又はポリイミドが特に好ましい。尚、支持基板の材料としては、これらポリマー同士のブレンド物であってもよく、又、必要に応じて、充填材、添加剤等を含んでいてもよい。
又、支持基板の材料としては、ガラス転移点が40℃以上であるのが好ましい。ガラス転移点が40℃より低いと、流動性が大きすぎて、他の層の積層時や加熱時に軟化して基板を維持し難い傾向となる。又、線膨張係数が25×10-5cm/cm・℃以下であるのが好ましく、10×10-5cm/cm・℃以下であるのが更に好ましい。線膨張係数が25×10-5cm/cm・℃より大きいと、支持基板製造時の熱処理において寸法変化を起こし易く、電界効果トランジスタとしてトランジスタ性能が安定しない傾向となる。又、電界効果トランジスタ作製時の使用溶媒に対して耐溶剤性を示すものが好ましく、前記ゲート絶縁層や電極との密着性が高いものが好ましい。
又、前記支持基板の厚みは、10mm以下であるのが好ましく、2mm以下であるのが更に好ましく、1mm以下であるのが特に好ましい。又、0.01mm以上であるのが好ましく、0.05mm以上であるのが更に好ましい。例えば、有機ポリマーの基板の場合は、0.05〜0.1mm程度とし、ガラス、シリコン等の基板の場合は、0.1〜10mm程度とするのが好ましい。
<有機半導体層>
本発明における有機半導体層を構成する有機半導体としては、π共役系の低分子及び高分子であれば、公知のもののいずれをも用いることができ、例えば、可溶性のペンタセン、置換基を有するオリゴチオフェン、ビスジチエノチオフェン、置換基を有するジアルキルアントラジチオフェン、可溶性のフラーレン、フタロシアニンやポルフィリン等の大環状化合物等のπ共役系低分子、及び、レジオレギュラーポリ(3- ヘキシルチオフェン)に代表されるレジオレギュラーポリ(3- アルキルチオフェン)、ポリ- 9,9’- ジアルキルフルオレンコビチオフェン等のπ共役系共重合体等のπ共役系高分子が挙げられる。大環状化合物としては、銅フタロシアニン、パーフルオロ銅フタロシアニン、テトラベンゾポルフィリン及びその金属塩が挙げられる。
これらπ共役系低分子及び高分子の中でも、有機半導体層としての、ソース電極−ドレイン電極方向の電気伝導度が10-4S/cm以下、10-12 S/cm以上を示すものが好ましく、10-6S/cm以下、10-11 S/cm以上を示すものが更に好ましく、10-7S/cm以下、10-10 S/cm以上を示すものが特に好ましい。又、これらπ共役系低分子及び高分子の中でも、有機半導体層としての、電界効果移動度とソース電極−ドレイン電極方向の電気伝導度、及び電荷素量から求めたキャリア密度が107 /cm3 以上、1018/cm3 以下を示すものが好ましく、108 /cm3 以上、1017/cm3 以下を示すものが更に好ましい。又、これらπ共役系低分子及び高分子の中でも、有機半導体層としての、電界効果移動度の室温以下での温度依存性から求められる電荷移動に要する活性化エネルギーが0.2eV以下を示すものが好ましく、0.1eV以下を示すものが更に好ましい。
本発明における前記有機半導体層は、例えば、スピンコーティング、スタンプ印刷、スクリーン印刷、又はジェット印刷等の公知の方法で溶液処理し、乾燥させることにより形成される。
又、前記有機半導体層の膜厚は、1nm以上であるのが好ましく、10nm以上であるのが更に好ましい。又、10μm以下であるのが好ましく、1μm以下であるのが更に好ましく、500nm以下であるのが特に好ましい。
<ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極>
本発明におけるゲート電極、ソース電極、ドレイン電極の構成材料としては、導電性を示すものであればよく、公知のもののいずれをも用いることができ、例えば、白金、金、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、チタン、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ナトリウム等の金属、InO2 、SnO2 、ITO等の導電性金属酸化物、樟脳スルホン酸がドープされたポリアニリン、パラトルエンスルホン酸がドープされたポリエチレンジオキシチオフェン等の、ドープされた導電性高分子、及び、カーボンブラック、グラファイト粉、金属微粒子等がバインダーに分散されてなる導電性複合材料等が挙げられる。
本発明におけるゲート電極、ソース電極、ドレイン電極は、例えば、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法、印刷法、ゾルゲル法等により形成され、又、そのパターンニング方法としては、例えば、フォトレジストのパターニングとエッチング液や反応性のプラズマでのエッチングを組み合わせたフォトリソグラフィー法、インクジェット印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷等の印刷法、マイクロコンタクトプリンティング法等のソフトリソグラフィーの手法、及びこれらの手法を複数組み合わせた手法等が挙げられる。又、レーザーや電子線等のエネルギー線を照射して材料を除去することや材料の導電性を変化させることにより、直接パターンを形成することも可能である。
これらゲート電極、ソース電極、ドレイン電極の厚みは、0.01μm以上であるのが好ましく、0.02μm以上であるのが更に好ましい。又、2μm以下であるのが好ましく、1μm以下であるのが更に好ましい。
尚、ソース電極、ドレイン電極は、ソース電極−ドレイン電極間距離(チャンネル長さL)を通常100μm以下、好ましくは50μm以下とし、チャンネル幅Wを通常2,000μm以下、好ましくは500μm以下とし、L/Wを通常0.1以下、好ましくは0.05以下として形成される。
<その他の層>
本発明の電界効果トランジスタの基本的な構造は、以上の前記支持基板上に、前記ゲート絶縁層と、該ゲート絶縁層により隔離された前記ゲート電極及び前記有機半導体層と、該有機半導体層に接して設けられた前記ソース電極及び前記ドレイン電極と有するものであり、その代表的な構造例としては図1〜3に示すようなものが挙げられるが、本発明の電界効果トランジスタは、図1〜3に示す構造の電界効果トランジスタに何ら限定されず、前記の層以外の層が更に形成されていてもよい。
例えば、図1、図2に示される電界効果トランジスタのように、有機半導体層が表出している電界効果トランジスタにあっては、有機半導体層に対する外気の影響を最小限にするために、その上に更に保護層が形成されていてもよく、その場合、保護層の材料としてはエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン、ポリイミド、ポリビニルアルコール等の有機ポリマーや酸化珪素、窒化珪素、酸化アルミニウム等の酸化物や窒化物等の無機物が挙げられる。尚、保護層の形成方法としては、塗布法や真空蒸着法等が挙げられる。
<電界効果トランジスタ>
本発明の電界効果トランジスタは、電界効果移動度が10-3cm2 /Vs以上を有するのが好ましく、10-2cm2 /Vs以上を有するのが更に好ましい。又、On/Off比は、アプリケーションに依存するが、一般的には、102 以上を有するのが好ましく、103 以上を有するのが更に好ましく、104 以上を有するのが特に好ましい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
耐熱ガラス板(フルウチ化学社製、2.5cm×2.5cm)を支持基板とし、この上を幅1.2mmのシャドーマスクで覆い、真空蒸着機(ウルバック社製「EX−400」)にて、真空度を10-6Torrとして、アルミニウムを1,000Åの厚さで蒸着することによりゲート電極を形成した。この上に、5重量%濃度でクロロホルムに溶解させ、0.2μmのフィルターで濾過したポリ桂皮酸ビニル(Aldrich社製、重量平均分子量200,000)溶液を2ml展開し、3,000rpmで120秒間スピンコートし、乾燥させた後、紫外線を照射量300mJ/cm2 で照射してゲート絶縁層を形成した。膜厚計(Tencor社製「Alpha−Step500」)で測定した膜厚は8,000Åであった。又、IR、 1H−NMR、13C−NMR、紫外可視分光分析により、このゲート絶縁層にはシクロブチレン基が形成されていることを確認した。
次いで、このゲート絶縁層上に、ソース電極及びドレイン電極を形成するためチャネル(W:1,000μm、L:25μm)のシャドーマスクで覆い、クロムを100Å、金を1,000Åの厚さで蒸着し、ボトムコンタクト素子を作製した。引き続いて、下記化合物であるテトラビシクロポルフィリンを窒素雰囲気下、室温においてクロロホルムに溶解させて作製した0.7重量%クロロホルム溶液を、前記で作製したボトムコンタクト素子上に1,000rpmでスピンコートし、乾燥させて層を形成した後、160℃で120分間加熱処理して半導体層に変換して有機半導体層となすことにより、図1に示される構造の電界効果トランジスタを作製した。
Figure 2005303270
得られた電界効果トランジスタについて、以下に示す方法で、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、2.9×10-2cm2 /Vs、及び2.0×103 であった。
<電界効果移動度、On/Off比>
半導体パラメーターアナライザー(Agilent社製「4155」)を用いて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図4)、算出した。
尚、ここで得られたゲート絶縁層について、以下に示す方法で、吸水量、ガラス転移点、及び電気伝導度を測定したところ、それぞれ、0.26mg/cm3 、126℃、及び1.3×10-15 S/cmであった。
<吸水量>
前記耐熱ガラス板を2等分し、その一方に、10重量%濃度で脱水クロロホルムに溶解させ、0.2μmのフィルターで濾過したポリ桂皮酸ビニル溶液を2ml展開し、500rpmで120秒間スピンコートし、乾燥させた後、紫外線を照射量300mJ/cm2 で照射して膜厚10μmの絶縁層を形成し、その絶縁層の吸水量をカールフィッシャー法にて、残り半分のガラス板をリファレンスとして測定した。
<ガラス転移点>
吸水量の測定におけると同様にして作製した絶縁層について、示差走査熱量計を用いて測定した。
<電気伝導度>
前記耐熱ガラス板上に、ゲート電極、及びゲート絶縁層を形成した後、その上に、ゲート電極に対してクロスになるように幅1mmのシャドーマスクを用いて、厚さ1,000Åのアルミニウム電極を真空蒸着し、半導体パラメーターアナライザーを用いて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図12)、ゲート絶縁層の電気伝導度を算出した。
比較例1
実施例1において、ポリ桂皮酸ビニルのクロロホルム溶液を、5重量%濃度でテトラヒドロフランに溶解させたポリビニルフェノール(Aldrich社製、重量平均分子量20,000)溶液と架橋剤としてのポリ(メラミン・ホルムアルデヒド)メタクリレート(Aldrich社製)との混合物(混合比4:1)に変更し、更にこの溶液をスピンコートした後に120℃にて3分間の加熱処理を行って熱架橋ポリマーとした以外は、実施例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。尚、ゲート絶縁層の膜厚は9,000Åであった。得られた電界効果トランジスタについて、前記と同様の方法で、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図5)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、1.2×10-2cm2 /Vs、及び1.5×10であった。
又、ここで得られたゲート絶縁層について、以下に示す方法で、吸水量、ガラス転移点、及び電気伝導度を測定したところ、それぞれ、0.83mg/cm3 、143℃、及び1.8×10-15 S/cmであった。
<吸水量>
前記方法において、ポリ桂皮酸ビニル溶液を、ポリビニルフェノールを10重量%濃度で脱水テトラヒドロフランに溶解させた溶液と、架橋剤としてのポリ(メラミン・ホルムアルデヒド)メタクリレートとの混合物(混合比4:1)に変更し、更にこの溶液をスピンコートした後に120℃にて3分間の加熱処理を行って熱架橋ポリマーとした以外は、前記と同様にして絶縁層を形成し、吸水量を測定した。
<ガラス転移点>
吸水量の測定におけると同様にして作製した絶縁層について、示差走査熱量計を用いて測定した。
<電気伝導度>
前記方法において、ポリ桂皮酸ビニル溶液を、ポリビニルフェノールを10重量%濃度で脱水テトラヒドロフランに溶解させた溶液と、架橋剤としてのポリ(メラミン・ホルムアルデヒド)メタクリレートとの混合物(混合比4:1)に変更し、更にこの溶液をスピンコートした後に120℃にて3分間の加熱処理を行って熱架橋ポリマーとしてゲート絶縁層を形成した以外は、前記と同様にして、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図12)、ゲート絶縁層の電気伝導度を算出した。
実施例2
実施例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、レジオレギュラーポリ(3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル)(Aldrich社製、重量平均分子量87,000)を15mg/mlとなるように調整したクロロホルム溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、実施例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図6)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、1.1×10-2cm2 /Vs、及び1.5×103 であった。
比較例2
比較例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、レジオレギュラーポリ(3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル)(Aldrich社製、重量平均分子量87,000)を15mg/mlとなるように調整したクロロホルム溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、比較例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図7)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、1.0×10-2cm2 /Vs、及び4.2×102 であった。
実施例3
実施例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−alt−ビチオフェン)の0.5重量%クロロホルム溶液に変更し、160℃で30分間、窒素中で加熱処理して半導体層に変換した以外は、実施例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図8)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、8.1×10-3cm2 /Vs、及び2.6×103 であった。
比較例3
比較例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−alt−ビチオフェン)の0.5重量%クロロホルム溶液に変更し、160℃で30分間、窒素中で加熱処理して半導体層に変換した以外は、比較例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図9)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、3.3×10-3cm2 /Vs、及び2.5×102 であった。
実施例4
実施例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、ジヘキシルヘキサチオフェンの0.1重量%メチシレン溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、実施例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図10)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、5.0×10-3cm2 /Vs、及び2.2×103 であった。
比較例4
比較例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、ジヘキシルヘキサチオフェンの0.1重量%メチシレン溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、比較例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図11)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、3.5×10-3cm2 /Vs、及び7.5×102 であった。
実施例5
実施例1において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、下記化合物である銅ビシクロポルフィリン錯体の0.7重量%クロロホルム溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、実施例1と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図13)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、0.2cm2 /Vs、及び1.2×103 であった。
Figure 2005303270
合成例1
窒素雰囲気下、室温でテトラヒドロフラン(THF)200mLに桂皮酸ビニル1.74g(1mmol)とスチレン1.04g(1mmol)を溶解させ、この溶液を褐色重合管に投入した。この重合管にスターラーチップを投入しよく撹拌した。撹拌中にアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.64mg(0.01mmol)を加え、重合管を加熱還流し10時間反応を行った。10時間後に重合管を室温へ戻し、中の反応溶液をメタノールに投入すると白色のポリマー固形物が沈殿した。このポリマーをろ別乾燥してIR、 1H−NMRおよびゲルパーミテーションクロマトグラフィー(GPC)で分析を行うと桂皮酸ビニル:スチレンの組成比1:1で重量平均分子量100,000のポリマー1が得られた。
Figure 2005303270
合成例2
窒素雰囲気下、室温でテトラヒドロフラン(THF)200mLに桂皮酸ビニル5.22g(3mmol)とスチレ7.28ンg(7mmol)を溶解させ、この溶液を褐色重合管に投入した。この重合管にスターラーチップを投入しよく撹拌した。撹拌中にアゾビスベンゾニトリル(AIBN)16.4mg(0.1mmol)を加え、重合管を加熱還流し10時間反応を行った。10時間後に重合管を室温へ戻し、中の反応溶液をメタノールに投入すると白色のポリマー固形物が沈殿した。このポリマーをろ別乾燥してIR、 1H−NMRおよびゲルパーミテーションクロマトグラフィー(GPC)で分析を行うと桂皮酸ビニル:スチレンの組成比3:7で重量平均分子量300,000のポリマー2が得られた。
Figure 2005303270
実施例6
4インチガラスマスクウェハー基板(表面研磨、ユニバーサル社製)上に、ネガ型フォトレジストZPN1100(日本ゼオン社製)を用いて、フォトリソグラフィーを行いゲ真空度:10-6Torr)を用いてクロムを1000Åの厚さで蒸着を行った。次いで、不要となったレジストパターンを有機溶剤を用いて除去し、さらに表面をエキシトラン洗浄液(メルク社製)を用いて超音波洗浄を行ってガラスウェハー上にクロムゲート電極がパターニングされた基板を作製した。
この上に5wt%濃度でクロロホルムに溶解させ、0.2μmのフィルターでろ過を行ったポリマー1溶液を2mL展開し、3000rpm,120secの間スピンコートを行い、さらに紫外線を照射量300mJ/cm2 で照射してポリマー1絶縁膜を作製した。膜厚計(Alpha−Step500:Tencor社製)で絶縁膜の膜厚を測定した結果、3500Åであった。
このポリマー1絶縁膜上に再びポジ型フォトレジスト(ナガセケミテックス社製)を用いて、フォトリソグラフィーを行いソース・ドレイン電極のパターニングを行った。このパターンに真空蒸着機EX−400(アルバック社製、真空度:10-6Torr)を用いてクロムを100Å、金を1000Åの厚さで蒸着を行った。次いで、不要となったレジストパターンを有機溶剤で除去、洗浄してボトムコンタクト基板を作製した。
次いで、実施例1で調整したテトラビシクロポルフィリン溶液を上記で作製したポリマー1絶縁膜付きボトムコンタクト基板上に1000rpmでスピンコートし薄膜を作製した。この基板を210℃で5min加熱処理を行い、半導体層に変換を行い、電界効果トランジスタを作製した。この電界効果トランジスタをアジレントテクノロジー社製半導体パラメータアナライザー4155Cを用いて測定し、電圧−電流曲線を求めて移動度とOn/Off比を算出した結果、3.1×10-2cm2 /Vs、及び1.5×103となった
。(図14)
また、得られたポリマー1絶縁膜の吸水量、及び電気伝導度を測定したところ、それぞれ、0.25mg/cm3 、及び1.6×10-15 S/cmであった。
実施例7
実施例6において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、実施例5と同じ銅ビシクロポルフィリン錯体の0.7重量%クロロホルム溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、実施例6と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図15)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、0.3cm2 /Vs、及び1.4×103 であった。
実施例8
実施例6において、5wt%濃度でクロロホルムに溶解させ、0.2μmのフィルターでろ過を行ったポリマー2溶液を2mL展開し、3000rpm,120secの間スピ
ンコートを行い、さらに紫外線を照射量300mJ/cm2 で照射してポリマー2絶縁膜した以外すべて同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図16)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、1.8×10-2cm2 /Vs、及び2.4×103 であった。また、得られたポリマー2絶縁膜の吸水量、及び電気伝導度を測定したところ、それぞれ、0.27mg/cm3 、及び1.9×10-15 S/cmであった。
実施例9
実施例8において、テトラビシクロポフィリンのクロロホルム溶液を、実施例5と同じ銅ビシクロポルフィリン錯体の0.7重量%クロロホルム溶液に変更し、有機半導体層とした以外は、実施例8と同様にして電界効果トランジスタを作製した。得られた電界効果トランジスタについて、ゲート電圧印加時の電圧−電流曲線を求め(図17)、電界効果移動度、及びOn/Off比を算出した結果、それぞれ、0.2cm2 /Vs、及び1.1×103 であった。
本発明の電界効果トランジスタは、ディスプレーのアクティブマトリクスのスイッチング素子として利用することができる。これは、ゲート電極に印加される電圧でソース電極とドレイン電極間の電流をスイッチングできることを利用して、ある表示素子に電圧を印加或いは電流を供給する時のみスイッチを入れ、その他の時間は回路を切断することにより、高速、高コントラストな表示を行うものである。適用される表示素子としては、液晶表示素子、高分子分散型液晶表示素子、電気泳動表示素子、エレクトロルミネッセンス素子、エレクトロクロミック素子等が挙げられる。
特に、本発明の電界効果トランジスタは、低温プロセスでの素子作製が可能であり、プラスチック等の高温処理に耐え難い基板を用いることができ、又、塗布或いは印刷プロセスでの素子作製が可能であることから、大面積のディスプレーへの応用にも適している。又、従来のアクディブマトリクスの代替としても、省エネルギー、低コストプロセスの可能な素子として有利である。
又、トランジスタを集積することにより、デジタル素子やアナログ素子が実現できる。これらの例としては、AND、OR、NAND、NOT等の論理回路、メモリー素子、発振素子、増幅素子等が挙げられる。更にこれらを組み合わせることにより、ICカードやICタグ等を作製することもできる。
本発明の電界効果トランジスタの一実施例を示す縦断面図である。 本発明の電界効果トランジスタの一実施例を示す縦断面図である。 本発明の電界効果トランジスタの一実施例を示す縦断面図である。 実施例1の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 比較例1の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例2の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 比較例2の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例3の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 比較例3の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例4の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 比較例4の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例1と比較例1におけるゲート絶縁層の電圧−電流曲線である。 実施例5の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例6の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例7の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例8の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。 実施例9の電界効果トランジスタにおける電圧−電流曲線である。
符号の説明
1 支持基板
2 ゲート電極
3 ゲート絶縁層
4 有機半導体層
5 ソース電極
6 ドレイン電極

Claims (6)

  1. 支持基板上に、ゲート絶縁層と、該ゲート絶縁層により隔離されたゲート電極及び有機半導体層と、該有機半導体層に接して設けられたソース電極及びドレイン電極とを有する電界効果トランジスタであって、ゲート絶縁層が、架橋鎖中に脂環式炭化水素基を有する架橋ポリマーを含有する有機ゲート絶縁層であることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 架橋ポリマーの架橋鎖における脂環式炭化水素基が、置換基を有していてもよいシクロブチレン基、又はシクロヘキセニレン基である請求項1に記載の電界効果トランジスタ。
  3. 架橋ポリマーの架橋鎖における脂環式炭化水素基が、側鎖に炭素−炭素二重結合を有する架橋性ポリマーの光照射又は加熱による環化二量化反応により形成されたものである請求項1又は2に記載の電界効果トランジスタ。
  4. 架橋性ポリマーが、下記式(I) 、(II)、(III) 、及び(IV)で表される構造より選択されたいずれかを含む側鎖を有するものである請求項3に記載の電界効果トランジスタ。
    Figure 2005303270
    〔式(III) 及び(IV)中、R1 、R2 、R3 、及びR4 は各々独立して、脂肪族炭化水素基、シアノ基、又は水素原子を示す。〕
  5. 架橋ポリマーが、ビニル系ポリマーである請求項1乃至4のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
  6. 架橋ポリマーが、吸水量0.80mg/cm3 以下のものである請求項1乃至5のいずれかに記載の電界効果トランジスタ。
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