JP2005350095A - 気密蓋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 気体又は液体をバイアルFの内外に通流させるためのチューブCHが挿通可能であり、筒状の開口部FKを有するバイアルFの気密性を確保する弾性材料からなる気密蓋10であって、開口部FKの端部周縁部FFに当接される当接部11と、開口部FKの内部に嵌入されるとともに、外周に少なくとも1つのひだ12Aが形成されている嵌入部12とを備え、当接部11と嵌入部12とは一体で形成され、チューブCHが挿通される当接部11と嵌入部12とを貫通する少なくとも1つの貫通孔13が設けられ、貫通孔13内の所定の位置には、チューブCHを圧入可能とする少なくとも1つの縮小径部Bが形成されている。
【選択図】 図3
Description
例えば、試薬は、グローブボックスの内部に組み込んだ反応装置で製造されて反応容器に移される。あるいは、試薬は、グローブボックス内で密閉できる容器へ移され、その容器をグローブボックスの外に出し、その容器から注射針等を用いて試薬を取り出す等されて使用される(例えば、特許文献2参照)。
また、グローブボックス内で密閉できる容器に移されて貯蔵されている試薬をグローブボックス外で注射針等で取り出す場合は、その容器の開口部を密閉している蓋に注射針で穴を開けることとなり、作業後の蓋の劣化等で試薬が空気や水分に接触して発火する恐れもある。
また、当接部と嵌入部とが一体で形成され、その一体となった当接部と嵌入部とに貫通孔が形成され、その貫通孔内の所定の位置にチューブが圧入可能となる少なくとも1つの縮小径部が形成されているので、チューブをその貫通孔に圧入して挿通させると、当接部側よりも孔径が縮径した嵌入部側の貫通孔の内周面がチューブと密着するため、チューブをシールすることができ、貫通孔とチューブとの気密性を確保することができるようになっている。
さらに、容器の筒状の開口部には嵌入部が嵌入され、貫通孔にはチューブが圧入可能になっているので、容器及びチューブを同時かつ簡便に接続することができるようになっている。なお、チューブを挿入しない場合には、めくら栓を挿入して気密を確保することができる。
また、気密蓋の貫通孔が当接部から嵌入部の端部側に貫通しているので、チューブの接続が容易であり、さらに、気密蓋の貫通孔が当接部から嵌入部の端部側に向かうにつれて縮径することにより、チューブを圧入して挿通させるとチューブのシールが行われるため、チューブの気密性も確保することができる。
また、気密蓋の当接部と嵌入部とをフッ素樹脂で形成したことにより、放射薬剤に対する耐薬品性、耐食性を向上させることができる。
また、耐食性に優れているので、貯蔵及び化学反応に用いることもできる。
さらに、縮小径部を貫通孔の容器の内部側の端部に形成したことにより、貫通孔内部に気体又は液体が溜まるのを防ぐことができる。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明を省略するものとする。
また、各実施形態において、容器をバイアルとして説明し、気密蓋が弾性材料であるフッ素樹脂としてPTFE(Polytetrafluoro ethylene:ポリテトラフルオロ・エチレン、いわゆるテフロン(登録商標)、以下、「PTFE」という。)で形成されているものとして説明する。
また、短半減期の標識薬を製造する際は、グローブボックス(図示せず)内で行うものとする。
また、標識薬を製造する際に用いられる物質をLiAlH4とし、以下、試薬という。
本発明の第一の実施形態に係る気密蓋について、図面を参照して説明する。
図1(a)は本発明の第一の実施形態に係る気密蓋の一例を示す斜視図であり、図1(b)は本発明の第一の実施形態に係る気密蓋の側断面図であり、図1(c)は、図1(b)のA部拡大図である。図2は本発明の第一の実施形態に係る気密蓋の一例を示す底面図である。図3は本発明の第一の実施形態に係る気密蓋を容器に接続した状態を示す側断面図である。
図1(a),(b)及び図2に示すように、気密蓋10は、バイアルF(図3参照)の開口部FKの端部周縁部FFに当接する当接部11とバイアルFの筒状の開口部FKに嵌入させる嵌入部12とから構成され、この当接部11と嵌入部12とが一体で形成されている。そして、気密蓋10には、当接部11と嵌入部12とを貫通する貫通孔13が2箇所設けられている。この各貫通孔13にチューブCH(図3参照)を圧入して挿通させ、当接部11がバイアルFの開口部FKの端部周縁部FFに当接するまで嵌入部12をバイアルFの筒状の開口部FKに嵌入させる。
チューブCHは、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)やPTFEから形成されており、その直径が当接部11側の孔径dより小さく嵌入部12側の孔径cよりも大きくなっており、貫通孔13に圧入して挿通されると、嵌入部12側の貫通孔端部13Bの孔径cの位置で押さえつけられてその内周面に密着し、チューブCHが圧入されてシールされた状態となる。
ひだ12Aは、突出しているその最外部がバイアルFの開口部FKの内周面に密着してバイアルFの気密性を確保することができる。
なお、ひだ12A,12Aを所定の間隔をあけずに連続して設けたのは、バイアルFの筒状の開口部の長さが短い場合に対応させるものである。
円筒状部12Bは、当接部11を安定させるために設けられている。
この当接部11の嵌入部12が形成される側の平面11AがバイアルFの端部周縁部FFに当接されることとなる。
初めに、チューブCHが貫通孔13,13に圧入して挿通された気密蓋10をバイアルFの開口部FKに嵌入し、その状態でバイアルFをグローブボックス(図示せず)内に配置する。そして、グローブボックス(図示せず)内で試薬をチューブCHを用いてバイアルFに移し、試薬をバイアルF内に移し終えたところで、チューブCHのバイアルFの外部側の端部を三方コック弁(図示せず)を用いて塞ぎ、バイアルF内の試薬がこぼれないようにする。
遠隔又は自動操作でバイアルF内に不活性ガスを一方のチューブCHを介して加圧して、試薬を他方のチューブCHを介して反応器(図示せず)へ移す。これにより、バイアルFの気密性を確保しながら標識薬合成を行うことができ、また、作業者の被ばくを回避することができる。
なお、バイアルF内の圧力が大きくなる場合は、バイアルFの端部周縁部FFと気密蓋10の当接部11の外周縁とをアルミキャップ等で巻き締めを施しても良い。
また、バイアルF内の試薬の種類を変えようとする場合は、気密蓋10を引っ張ることでバイアルFから容易に抜き取ることができる。
また、使用後は、チューブCHのバイアルFの外部側の端部が三方コック弁(図示せず)に接続されているので、取り付け取り外しの作業を繰り返しの作業を行っても試薬が空気や水分に接触することがない。
また、気密蓋10の貫通孔13が当接部11から嵌入部12の端部側に貫通しているので、チューブCHの接続が容易であり、さらに、気密蓋11の貫通孔13が当接部11から嵌入部12の端部側に向かう途中の出口近辺から縮径して縮小径部Bとなることにより、チューブCHを圧入して挿通させた場合にその縮小径部BでしっかりチューブCHのシールが行われるため、チューブCHの気密性も確保することができる。
また、気密蓋10の当接部11と嵌入部12とをPTFEで形成したことにより、放射薬剤に対する耐薬品性、耐食性を向上させることができ、また、貯蔵及び化学反応に用いることができる。
さらに、縮小径部Bが貫通孔13の嵌入部12側(バイアルFの内部側)の貫通孔端部13Bに形成されているので、貫通孔13の内周面とチューブCHの外周面との間に隙間が形成されないため、薬液が貫通孔13内部に溜まることがない。
本発明の第二の実施形態に係る気密蓋について、図面を参照して説明する。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る気密蓋の底面図である。
図4に示すように、本発明の第二の実施形態に係る気密蓋20は、貫通孔13が3箇所設けられている点で第一の実施形態と異なる。
この3箇所の貫通孔13,13,13は、嵌入部12の中心軸線(図1(b)参照)に対して同心円周上に配置されている。
このように気密蓋20を構成しても、第一の実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第三の実施形態に係る気密蓋について、図面を参照して説明する。
図5(a)は、本発明の第三の実施形態に係る気密蓋の斜視図であり、図5(b)は、本発明の第三の実施形態に係る気密蓋の側断面図である。
図5(a)に示すように、本発明の第三の実施形態に係る気密蓋30は、貫通孔13が一箇所設けられている点で第一の実施形態と異なる。
図5(a),(b)に示すように、貫通孔13は、気密蓋30の中心軸線が孔の中心軸線となるように形成されている。
このように気密蓋30を構成しても、第一の実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第四の実施形態に係る気密蓋について、図面を参照して説明する。
図6(a)は、本発明の第四の実施形態に係る気密蓋の斜視図であり、図6(b)は、本発明の第四の実施形態に係る気密蓋の側断面図である。
図6(a),(b)に示すように、本発明の第四の実施形態に係る気密蓋40は、嵌入部12に形成されるひだ12Aが所定の間隔をあけて連続して2箇所設けられている点及び、貫通孔13が貫通孔端部13Aから貫通孔端部13Bに向かうにつれて縮径している点で第三の実施形態と異なる。
例えば、本発明の気密蓋は、物質をLiAlH4以外の標識薬に適用可能であり、放射薬剤以外の薬剤等の容器にも適用可能である。
また、ひだ12Aは、1ヶ所で設けても、3ヶ所以上設けても良い。
また、貫通孔13は、当接部11から嵌入部12に向かうにつれて縮径していれば良いので、テーパ状(直線状)に縮径させても良いし、曲面状に縮径させても良いし、さらに、段差状(階段状)に縮径させても良い。
また、貫通孔に形成される縮小径部は、貫通孔の全長内であればどこに形成しても良いし、また、複数の縮小径部を貫通孔の全長内に形成しても良い。
例えば、貫通孔の中央位置に1つの縮小径部を形成しても良いし、貫通孔の両端部及び中央位置に1つずつ、合計3つの縮小径部を形成しても良い。なお、縮小径部を上端部(当接部11側の貫通孔端部13A)に設ける場合は、特に差込口にC面をとり、入れやすくするのが望ましい。
また、貫通孔13をテーパ状に形成する場合は、チューブCHを締め付ける部分が小径部で、チューブを締め付けない部分が大径部とすることもできる。
11 当接部
12 嵌入部
12A ひだ
13 貫通孔
F バイアル(容器)
FK 開口部
FF 端部周縁部
CH チューブ
B 縮小径部
Claims (3)
- 気体又は液体を容器の内外に通流させるためのチューブが挿通可能であり、筒状の開口部を有する前記容器の気密性を確保する弾性材料からなる気密蓋であって、
前記開口部の端部周縁部に当接される当接部と、
前記開口部の内部に嵌入されるとともに、外周に少なくとも1つのひだが形成されている嵌入部とを備え、
前記当接部と前記嵌入部とは一体で形成され、
前記チューブが挿通される前記当接部と前記嵌入部とを貫通する少なくとも1つの貫通孔が設けられ、
前記貫通孔内の所定の位置には、前記チューブを圧入可能とする少なくとも1つの縮小径部が形成されていることを特徴とする気密蓋。 - 前記当接部と前記嵌入部とはフッ素樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の気密蓋。
- 前記縮小径部が前記貫通孔の前記容器の内部側の貫通孔端部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の気密蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004171515A JP2005350095A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 気密蓋 |
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|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104044804A (zh) * | 2014-06-09 | 2014-09-17 | 苏州柏德纳科技有限公司 | 一种牛奶灌堵头 |
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2004
- 2004-06-09 JP JP2004171515A patent/JP2005350095A/ja active Pending
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