JP2005349094A - 食品用保温保湿装置 - Google Patents
食品用保温保湿装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005349094A JP2005349094A JP2004175594A JP2004175594A JP2005349094A JP 2005349094 A JP2005349094 A JP 2005349094A JP 2004175594 A JP2004175594 A JP 2004175594A JP 2004175594 A JP2004175594 A JP 2004175594A JP 2005349094 A JP2005349094 A JP 2005349094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- food
- small heat
- temperature
- small
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 235000013305 food Nutrition 0.000 title claims abstract description 165
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 claims abstract description 23
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 146
- 230000003020 moisturizing effect Effects 0.000 claims description 69
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 49
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 claims description 45
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 45
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 39
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 15
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 15
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 9
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 abstract description 20
- 238000005192 partition Methods 0.000 abstract description 14
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 9
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000008399 tap water Substances 0.000 description 4
- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 4
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 4
- 239000004909 Moisturizer Substances 0.000 description 3
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000001333 moisturizer Effects 0.000 description 3
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 3
- 239000008400 supply water Substances 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- TVEXGJYMHHTVKP-UHFFFAOYSA-N 6-oxabicyclo[3.2.1]oct-3-en-7-one Chemical compound C1C2C(=O)OC1C=CC2 TVEXGJYMHHTVKP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000010485 coping Effects 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000003670 easy-to-clean Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004886 process control Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
Abstract
【課題】 保温庫から食品の取り出しを頻繁に行った場合であっても食品の食味が劣化しにくい食品用保温保湿装置を提供すること。
【解決手段】 保温庫3の内部を隔壁4,5,6で区切って複数の小保温庫7,8,9を形成し、各小保温庫毎7,8,9に独立したドア11,12,13を設ける。食品の取り出しに際し、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫から食品を取り出すようにして他の小保温庫のドアを閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化が防止される。また、小保温庫7,8,9の容積は保温庫3全体の容積に比べて十分に小さいので、小保温庫7,8,9のドア11,12,13を開放した際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量も少なくて済み、小保温庫7,8,9内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間が短縮され、エネルギーのロスも抑制される。
【選択図】図2
【解決手段】 保温庫3の内部を隔壁4,5,6で区切って複数の小保温庫7,8,9を形成し、各小保温庫毎7,8,9に独立したドア11,12,13を設ける。食品の取り出しに際し、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫から食品を取り出すようにして他の小保温庫のドアを閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化が防止される。また、小保温庫7,8,9の容積は保温庫3全体の容積に比べて十分に小さいので、小保温庫7,8,9のドア11,12,13を開放した際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量も少なくて済み、小保温庫7,8,9内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間が短縮され、エネルギーのロスも抑制される。
【選択図】図2
Description
本発明は、食品を格納する保温庫内の温度と湿度を調整して食品を一定期間保存する食品用保温保湿装置の改良に関する。
食品を格納する保温庫内の温度を調整するための装置としては、特許文献1に開示されるような食品加熱保温器、あるいは、特許文献2に開示されるような食品加温用蒸気発生装置が公知である。
前者は専らヒータを利用して食品を保温し、また、後者はタンク内の水をヒータで加熱し、加温用の蒸気を発生させることで食品を保温するように構成されている。
しかし、何れのものも食品を取り出すために保温庫のドアを完全に開放する必要があり、この際に、保温庫内の温度や湿度が急激に低下し、特に、缶や包装といった外装を備えていない食品の場合、ドアの開閉の度に保温庫内に格納されている全ての食品の食味が同時に劣化していくといった不都合があった。
そこで、本発明の課題は、前記従来技術の不都合を改善し、保温庫から食品の取り出しを頻繁に行った場合であっても食品の食味が劣化しにくい食品用保温保湿装置を提供することにある。
本発明は、食品を格納する保温庫内の温度を調整する加温用ヒータと保温庫内の湿度を調整する保湿用蒸気発生器とを備えた食品用保温保湿装置であり、前記課題を達成するため、特に、
保温庫の内部を区切って複数の小保温庫を形成し、各小保温庫の食品出入口を選択的に開閉するドア機構を設けたことを特徴とする構成を有する。
保温庫の内部を区切って複数の小保温庫を形成し、各小保温庫の食品出入口を選択的に開閉するドア機構を設けたことを特徴とする構成を有する。
保温庫の内部を区切って複数の小保温庫を形成し、各小保温庫の食品出入口を選択的に開閉するドア機構を設けているので、食品の取り出しに際し、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫から食品を取り出すようにして他の小保温庫の食品出入口を閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を防止することができる。
また、小保温庫の容積は保温庫全体の容積に比べて十分に小さいので、小保温庫の食品出入口を開いた際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量も少なくて済み、小保温庫内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間が短縮され、また、エネルギーのロスも抑制される。
また、小保温庫の容積は保温庫全体の容積に比べて十分に小さいので、小保温庫の食品出入口を開いた際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量も少なくて済み、小保温庫内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間が短縮され、また、エネルギーのロスも抑制される。
前記ドア機構は、各小保温庫毎に独立して設けられたドアによって構成することができる。
このような構成を適用した場合、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫のドアを開閉操作して食品の取り出しを行うようにし、他の小保温庫のドアを閉鎖した状態に維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を防止する。
各小保温庫のドアは小型軽量であるから、食品の取り出しの際に要する労力も軽減される。
各小保温庫のドアは小型軽量であるから、食品の取り出しの際に要する労力も軽減される。
また、前記ドア機構は、小保温庫の数よりも1つ少ない数のインナードアと、該インナードアよりも外側に位置して前記各小保温庫の食品出入口の全てを同時に覆う1枚の開閉式のアウタードアとで構成することができる。インナードアは保温庫の区切り方向に沿ってスライド可能な構造とする。
このような構成を適用した場合は、まず、インナードアの各々を保温庫の区切り方向に沿ってスライドさせ、食品の取り出し対象として決めた小保温庫の食品出入口からインナードアを退避させる。インナードアの数は小保温庫の数よりも1つ少ないので、食品の取り出し対象として決めた小保温庫の食品出入口からインナードアをスライドさせて退避させることで、残り全ての小保温庫の食品出入口がインナードアによって閉鎖されることになる。
食品の取り出しに際しては、その都度、小保温庫の食品出入口の全てを同時に覆う開閉式のアウタードアを開閉操作することになるが、食品の取り出し対象として決めた小保温庫以外の食品出入口はインナードアによって閉鎖されているので、実際に開かれる食品出入口は食品の取り出し対象として決めた小保温庫のものだけである。
従って、前記と同様、食品の取り出しに際し、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫の食品出入口から食品を取り出すようにして他の小保温庫の食品出入口を閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を防止することができる。
また、小保温庫の食品出入口を閉鎖するインナードアをスライド式の簡便な構造として其の外側に開閉式のアウタードアを1枚のみ配備するようにしたので、各小保温庫毎に独立して開閉式のドアを設ける場合と比べて装置の製造コストが軽減される。
食品の取り出しに際しては、その都度、小保温庫の食品出入口の全てを同時に覆う開閉式のアウタードアを開閉操作することになるが、食品の取り出し対象として決めた小保温庫以外の食品出入口はインナードアによって閉鎖されているので、実際に開かれる食品出入口は食品の取り出し対象として決めた小保温庫のものだけである。
従って、前記と同様、食品の取り出しに際し、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫の食品出入口から食品を取り出すようにして他の小保温庫の食品出入口を閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を防止することができる。
また、小保温庫の食品出入口を閉鎖するインナードアをスライド式の簡便な構造として其の外側に開閉式のアウタードアを1枚のみ配備するようにしたので、各小保温庫毎に独立して開閉式のドアを設ける場合と比べて装置の製造コストが軽減される。
更に、加温用ヒータを各小保温庫毎に独立して配備し、かつ、独立的に温度制御されるように構成することが望ましい。
食品の取り出しの対象とされている小保温庫内の温度がドアの開閉によって変動した場合であっても他の小保温庫の温度は完全に其のままの状態に維持されるので、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を効果的に防止することができる。(各小保温庫の加温用ヒータを一律に温度制御する場合、特定の小保温庫で生じた温度の変動を補償するための温度制御が他の小保温庫にも及ぶので他の小保温庫内の温度が不安定となる。)
また、保温庫を上下に区切って小保温庫を形成すると共に、最下段に位置する小保温庫の下に保湿用蒸気発生器を設置し、該保湿用蒸気発生器と各小保温庫とを連絡する蒸気供給ダクトを配備するとよい。
単一の保湿用蒸気発生器によって複数の小保温庫に保湿用の蒸気を供給できるため、各小保温庫毎に保湿用蒸気発生器を併設する場合と比べて装置全体が小型化され、また、製造コストの低減にも役立つ。
特に、自然状態における蒸気の流れに沿って小保温庫を上下方向に併設することにより、蒸気供給ダクトを介して各小保温庫に保湿用の蒸気を無駄なく供給することが可能となり、同時に、装置の設置に必要とされるスペースも狭小化される。
特に、自然状態における蒸気の流れに沿って小保温庫を上下方向に併設することにより、蒸気供給ダクトを介して各小保温庫に保湿用の蒸気を無駄なく供給することが可能となり、同時に、装置の設置に必要とされるスペースも狭小化される。
更に、各小保温庫における蒸気供給ダクトの開口部には、該開口部の開放面積を調整するシャッタを設けることが可能である。
簡単なシャッタ調整で各小保温庫毎に保湿用の蒸気の供給量を調整することができるので、各小保温庫に格納される食品の種類や量、更には、装置が設置される環境、例えば、室内の湿度や気圧および小保温庫におけるドアの開閉頻度等に対処して小保温庫内の湿度を常に最適な状態に保持することができる。
前述の保湿用蒸気発生器は、水を貯溜するための平底容器と、平底容器を載置するための底板と、この底板を介して平底容器を加熱する保湿用ヒータと、底板との間に平底容器の高さに匹敵する間隙を有して設置され蒸気供給ダクトに接続する孔を備えて平底容器の開口部を覆う板状のダクト接続部材とによって構成することができる。
このような構成を適用した場合、平底容器に貯溜された水が底板および平底容器を介して保湿用ヒータにより加熱されて蒸発する。平底容器は其の開口部を覆う板状のダクト接続部材によって密閉されているので、平底容器内で蒸発した蒸気はダクト接続部材を介して蒸気供給ダクトに導かれる。
平底容器を載置するための底板と平底容器の開口部を覆う板状のダクト接続部材との間には平底容器の高さに匹敵する間隙があるので、平底容器を側方に引けば平底容器を容易に取り出すことができ、水の補給が簡単である。
板状のダクト接続部材の下面もしくは平底容器の開口部には、蒸気の漏れを防止するためのパッキングを配備することが望ましい。
平底容器を載置するための底板と平底容器の開口部を覆う板状のダクト接続部材との間には平底容器の高さに匹敵する間隙があるので、平底容器を側方に引けば平底容器を容易に取り出すことができ、水の補給が簡単である。
板状のダクト接続部材の下面もしくは平底容器の開口部には、蒸気の漏れを防止するためのパッキングを配備することが望ましい。
また、各小保温庫における蒸気供給ダクトの開口部は、各小保温庫の底板と同等もしくは其れよりも低い位置に形成することが望ましい。
各小保温庫内で結露した水を蒸気供給ダクトを介して平底容器に回収することができるので、平底容器に対する水の補給を頻繁に行う必要がなくなり作業性が向上する。
また、結露した水の温度は水道水の温度よりは高いので、水の再加熱に要するエネルギーが節約される。
また、結露した水の温度は水道水の温度よりは高いので、水の再加熱に要するエネルギーが節約される。
更に、平底容器を載置するための底板を傾斜して配備し、平底容器の底面と当接する底板部分の傾斜方向上流側に平底容器の温度を検出する温度センサを固設すると共に、この温度センサが設定値を超える温度を検出した時点で空焚き防止警報を出力するアラーム手段を設けることができる。
このような構成を適用した場合、平底容器内に十分な水が存在する状況下では、平底容器の底面が完全に水に覆われているので、其の温度が水の沸点を超えて過剰に高くなることはない。そして、平底容器内の水が減少していくと、平底容器を載置した底板が傾斜して配備されている関係上、平底容器内の水は平底容器の底面の傾斜方向下流側に溜まり、平底容器の底面の傾斜方向上流側は水から露出した状態となる。この結果、平底容器の底面の傾斜方向上流側の温度が水の沸点を超えて上昇し、この温度上昇が平底容器の底面と当接する底板部分の傾斜方向上流側に固設された温度センサによって検出され、アラーム手段が作動して空焚き防止警報が出力される。
ユーザは空焚き防止警報に気付いた時点で平底容器に水を補給することができるので、各小保温庫に保湿用の蒸気を安定的に供給することが可能となり、また、空焚きによる保湿用ヒータの損傷等も未然に防止することができる。
温度の設定値は、平底容器の材質や厚み等を考慮して決める必要があるが、水の沸点よりは高めの値である。
ユーザは空焚き防止警報に気付いた時点で平底容器に水を補給することができるので、各小保温庫に保湿用の蒸気を安定的に供給することが可能となり、また、空焚きによる保湿用ヒータの損傷等も未然に防止することができる。
温度の設定値は、平底容器の材質や厚み等を考慮して決める必要があるが、水の沸点よりは高めの値である。
更に、保湿に必要とされる蒸気を生成するために必要とされる電力を上回る電力を予め設定された時間だけ保湿用ヒータに供給する殺菌用制御回路を備えることができる。
殺菌用制御回路を作動させて平底容器内の水を強力に沸騰させて各小保温庫に高熱の蒸気を満たすことで殺菌作用が得られるため、食品用保温保湿装置を衛生的に使用することができる。
また、各小保温庫の実質的な洗浄作業も可能であり、洗浄された汚れは結露した水と共に平底容器に回収されるので後始末も容易である。
また、各小保温庫の実質的な洗浄作業も可能であり、洗浄された汚れは結露した水と共に平底容器に回収されるので後始末も容易である。
本発明の食品用保温保湿装置は、保温庫の内部を区切って複数の小保温庫を形成し、各小保温庫の食品出入口を選択的に開閉するドア機構を設けているので、食品の取り出しに際し、各小保温庫の食品の在庫が切れるまで同一の小保温庫から食品を取り出すようにして他の小保温庫の食品出入口を閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を防止することができる。
また、小保温庫の容積は保温庫全体の容積に比べて十分に小さいので、小保温庫の食品出入口を開いた際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量も少なくて済み、小保温庫内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間が短縮され、また、エネルギーのロスも抑制される。
また、小保温庫の容積は保温庫全体の容積に比べて十分に小さいので、小保温庫の食品出入口を開いた際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量も少なくて済み、小保温庫内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間が短縮され、また、エネルギーのロスも抑制される。
特に、食品出入口を選択的に開閉するドア機構として、各小保温庫毎に独立したドアを採用することにより、ドアの小型軽量化が達成されて食品の取り出しの際に要する労力が軽減される。
一方、食品出入口を選択的に開閉するドア機構を、小保温庫の数よりも1つ少ない数のインナードアと、インナードアよりも外側に位置して各小保温庫の食品出入口の全てを同時に覆う1枚の開閉式のアウタードアとで構成した場合には、小保温庫の食品出入口を閉鎖するインナードアをスライド式の簡便な構造とすることができ、開閉式のアウタードアが1枚で済むので、各小保温庫毎に独立して開閉式のドアを設ける場合と比べて装置の製造コストの軽減化が可能である。
更に、加温用ヒータを各小保温庫毎に独立して配備し、かつ、独立的に温度制御されるように構成しているので、食品の取り出しの対象とされている小保温庫内の温度がドアの開閉によって変動した場合であっても他の小保温庫の温度を其のままの状態に維持することができ、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化をより効果的に防止することができる。
また、保温庫を上下に区切って小保温庫を形成し、最下段に位置する小保温庫の下に保湿用蒸気発生器を設置して保湿用蒸気発生器と各小保温庫とを蒸気供給ダクトで連絡するようにしたので、単一の保湿用蒸気発生器により複数の小保温庫に保湿用の蒸気を供給でき、各小保温庫毎に保湿用蒸気発生器を併設する場合と比べて装置全体が小型化され、また、製造コストも低減される。
特に、自然状態における蒸気の流れに沿って小保温庫を上下方向に併設しているので、蒸気供給ダクトを介して各小保温庫に保湿用の蒸気を無駄なく供給することが可能となり、同時に、装置の設置に必要とされるスペースも狭小化される。
特に、自然状態における蒸気の流れに沿って小保温庫を上下方向に併設しているので、蒸気供給ダクトを介して各小保温庫に保湿用の蒸気を無駄なく供給することが可能となり、同時に、装置の設置に必要とされるスペースも狭小化される。
更に、各小保温庫における蒸気供給ダクトの開口部には其の開放面積を調整するシャッタを設けているので、簡単なシャッタ調整で各小保温庫毎に保湿用の蒸気の供給量を調整でき、各小保温庫に格納される食品の種類や量、更には、装置が設置される環境、例えば、室内の湿度や気圧および小保温庫におけるドアの開閉頻度等に対処して小保温庫内の湿度を常に最適な状態に保持することができる。
また、水を貯溜するための平底容器を載置するための底板と平底容器内で生成された蒸気を蒸気供給ダクトに導くための板状のダクト接続部材との間に平底容器の高さに匹敵する間隙を設け、平底容器を容易に取り出せる構造としたので、保湿用蒸気発生器への水の補給作業を簡単に行うことができる。
しかも、各小保温庫における蒸気供給ダクトの開口部は、各小保温庫の底板と同等もしくは其れよりも低い位置に形成しているので、各小保温庫内で結露した水を蒸気供給ダクトを介して平底容器に回収することが可能となり、平底容器に対する水の補給を頻繁に行う必要がなくなって作業性が向上する。
また、結露した水の温度は水道水の温度よりは高いので、水の再加熱に要するエネルギーが節約される。
また、結露した水の温度は水道水の温度よりは高いので、水の再加熱に要するエネルギーが節約される。
更に、平底容器を載置するための底板を傾斜して配備し、平底容器の底面と当接する底板部分の傾斜方向上流側に平底容器の温度を検出する温度センサを固設すると共に、この温度センサが設定値を超える温度を検出した時点で空焚き防止警報を出力するアラーム手段を設けたので、平底容器の底面の傾斜方向上流側が水から露出した段階、つまり、平底容器の底面の傾斜方向下流側に或る程度の水を残した状態で空焚き防止警報を出力することが可能となり、ユーザは空焚き防止警報に気付いた時点で平底容器に水を補給することができるので、各小保温庫に保湿用の蒸気を安定的に供給することが可能となり、また、空焚きによる保湿用ヒータの損傷等も未然に防止することができる。
また、保湿に必要とされる蒸気を生成するために必要とされる電力を上回る電力を予め設定された時間だけ保湿用ヒータに供給する殺菌用制御回路を備えているので、平底容器内の水を強力に沸騰させて各小保温庫に高熱の蒸気を満たして各小保温庫内を殺菌することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は一実施形態における食品用保温保湿装置1の外観について示した斜視図、また、図2は各小保温庫に設けられたドアを開いた状態で食品用保温保湿装置1の外観について示した斜視図であり、図3は小保温庫の内部構造について具体的に示した斜視図である。
食品用保温保湿装置1は、装置の外装を構成するケーシング2の内側に保温庫3を備え、保温庫3は、其の内部を上下に仕切る複数の隔壁4,5,6によって上段の小保温庫7と、中段の小保温庫8と、下段の小保温庫9と蒸気発生室10とに区切られ、小保温庫7,8,9および蒸気発生室10毎に独立したドア11,12,13,14が設けられている。ドア11,12,13,14の各々は図1に示されるヒンジ15,16,17,18を介してケーシング2に対して開閉自在に取り付けられ、その各々が把手19,20,21,22を備えている。このうち、ドア11,12,13は、小保温庫7,8,9の食品出入口を選択的に開閉するためのドア機構40として機能する。
図4は食品用保温保湿装置1の構造を正面から示した透視図、また、図5は食品用保温保湿装置1の構造を左側面から示した透視図であり、図6は食品用保温保湿装置1の構造を上方から示した透視図である。
図4および図5に示されるように、保温庫3の左右側壁3a,3bおよび背面壁3cと天面壁3dは、シリコンコードヒータを張り巡らせた壁面ヒータパネルH4によって構成され、この壁面ヒータパネルH4に通電することで、小保温庫7,8,9と蒸気発生室10を含めた保温庫3全体の内部環境が加温されるようになっている。壁面ヒータパネルH4は保温庫3内の温度を調整する加温用ヒータの一種である。
保温庫3の内部を上下に仕切る隔壁4は、図4〜図6に示されるように、食品を載置するための底板4aと、其の下面に張り巡らされた加温用ヒータH1、および、加温用ヒータH1を底板4aに密着させて固定する断熱性の支え板4bによって構成され、底板4a上の一角には、熱電対等からなる温度センサT1が固設されている。加温用ヒータH1は上段の小保温庫7を加温するための独立した加温用ヒータである。温度センサT1は専ら底板4aの表層的な温度を検出するが、其の上面が小保温庫7内の雰囲気に晒されている関係上、温度センサT1から出力される温度検出信号は、底板4aの表層的な温度に加えて小保温庫7内の雰囲気温度を加味した値となる。
他の隔壁5,6の構造に関しては実質的に前述の隔壁4と同等であるので、図4および図5中で同種の符号を付すにとどめ、詳細な説明は省略する。H2は中段の保温庫8を加温するための独立した加温用ヒータ、また、H3は下段の小保温庫9を加温するための独立した加温用ヒータであり、T2,T3は各々の温度センサである。
この実施形態における保湿用蒸気発生器23は、図4および図5に示されるように、最下段の小保温庫9の下に位置する蒸気発生室10の内部に納められている。
保湿用蒸気発生器23の主要部は、図4および図5に示されるように、水を貯溜するための平底容器24と、平底容器24を載置するための底板25と、この底板25を介して平底容器24を加熱する保湿用ヒータH5、および、底板25との間に平底容器24の高さに匹敵する間隙を有して設置された板状のダクト接続部材26によって構成される。
一方、保湿用蒸気発生器23と接続して小保温庫7,8,9に保湿用の蒸気を供給するための蒸気供給ダクト27は、図4に示されるように、保温庫3内の左端寄りの位置に立設して設けられている。
この蒸気供給ダクト27は、図5に示される通り、矩形断面を有する中空の基部構成要素27aと、基部構成要素27aに比べて図5中の方向性で左右方向の寸法を短く形成された中空の中間部構成要素27bと、中間部構成要素27bに比べて図5中の方向性で左右方向の寸法を短く形成された中空の先端部構成要素27cとを上下に重合して一体に構成されている。
この結果、基部構成要素27aの上端面において中間部構成要素27bと重合しない部分には図5に示されるような段差部28aが形成され、また、中間部構成要素27bの上端面において先端部構成要素27cと重合しない部分にも段差部28bが形成される。
蒸気供給ダクト27に送られた蒸気を下段の小保温庫9に供給するための開口部29aは図6あるいは図3に示されるように段差部28aに穿設して設けられ、また、蒸気供給ダクト27に送られた蒸気を中段の小保温庫8に供給するための開口部29bは図6あるいは図3に示されるように段差部28bに穿設して設けられている。更に、先端部構成要素27cの上端面28cには、蒸気供給ダクト27に送られた蒸気を上段の小保温庫7に供給するための開口部29cが図6のように穿設して設けられている。
段差部28aの位置、つまり、開口部29aの位置は、図4に示される通り、小保温庫9における底板6aの位置よりも相対的に低い。これと同様に、段差部28bの位置、つまり、開口部29bの位置は、小保温庫8の底板5aの位置よりも相対的に低く、先端部構成要素27cの上端面28cに穿設された開口部29cの位置も、小保温庫7の底板4aの位置に比べて相対的に低い。
そして、段差部28aの両側には、シャッタ30aを保持して其の移動方向を規制するガイド片31a,31aが図6あるいは図3に示されるようにして固設され、このガイド片31a,31aに嵌め込まれたシャッタ30aの移動位置を調整することで、段差部28aに穿設された開口部29aの開放面積を調整できるようになっている。開口部29b,29cにも此れと同様のシャッタ30b,30cが取り付けられているが、実質的な構成はシャッタ30aと同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、平底容器24の開口部を覆う板状のダクト接続部材26は、蒸気供給ダクト27の一部を構成する基部構成要素27aの下端部に固着され、この固着部に形成された図示しない孔を介して、蒸気供給ダクト27の内部空間と平底容器24内の空間とが連絡している。板状のダクト接続部材26の下面には、平底容器24の開口部に圧着するパッキングが取り付けられ、平底容器24内で生成された蒸気が蒸気発生室10内に漏れるのを防止している。
平底容器24の前後両側には図5あるいは図2に示されるような大型の把手32,32が設けられ、蒸気発生室10のドア14を開いた状態で把手32を把持して手前に引くことにより、底板25と板状のダクト接続部材26との間から容易に平底容器24を引き出すことができる。平底容器24の前後両側に把手32,32を設けているのは、水を補給して重くなった平底容器24の持ち運びの利便性を考慮してのことである。
平底容器24を載置するための底板25は、蒸気発生室10の奥行き方向を基準として手前側に下降する方向、つまり、図5中で右下方に向かう方向で傾斜して設置されており、平底容器24の底面と当接する底板25の部分の傾斜方向上流側の位置には、平底容器24の底面の温度を検出する温度センサT5が固設されている。
そして、ケーシング2のフロントパネルには、図4に示されるように、小保温庫7の目標温度を設定するための上段温度設定器S1および小保温庫7内の温度センサT1によって検出される現在温度を表示するための上段温度表示器D1と、小保温庫8の目標温度を設定するための中段温度設定器S2および小保温庫8内の温度センサT2によって検出される現在温度を表示するための中段温度表示器D2と、小保温庫9の目標温度を設定するための下段温度設定器S3および小保温庫9内の温度センサT3によって検出される現在温度を表示するための下段温度表示器D3と、平底容器24の目標温度を設定するための容器温度設定器S5および平底容器24の底面に接する温度センサT5によって検出される現在温度を表示するための容器温度表示器D5と、壁面ヒータパネルH4の目標温度を設定するための壁面温度設定器S4および壁面ヒータパネルH4に設けられた温度センサT4によって検出される現在温度を表示するための壁面温度表示器D4とが配備され、更に、食品用保温保湿装置1に設けられた殺菌用制御回路を作動させるためのスタートスイッチS7、および、殺菌用制御回路の作動時間を設定するためのタイマ設定器S6が設けられている。なお、SWは食品用保温保湿装置1の起動スイッチである。
また、各設定器S1,S2,S3の設定モードと各表示器D1,D2,D3の表示モードは、モード切替スイッチB1,B2,B3の操作により、前述した温度設定表示モードの他、タイマ設定表示モードに切り替えられるようになっている。
タイマ設定表示モードが選択された状況下では、設定器S1,S2,S3の各々は、夫々、小保温庫7,8,9に格納された食品の賞味期間を管理するための目安として利用されるカウントダウンタイマに賞味期間を設定する賞味期間設定器として機能し、各段の小保温庫7,8,9に対して設定された賞味期間の設定値が各表示器D1,D2,D3に表示される。そして、小保温庫7,8,9の各々に対応して設けられている減算タイマスタートスイッチA1,A2,A3を操作すると、夫々のカウントダウンタイマが作動を開始し、各カウントダウンタイマの残時間が各表示器D1,D2,D3に表示され、最終的に、各カウントダウンタイマの残時間が0となった時点で、各表示器D1,D2,D3の表示が0の点滅表示となって、ユーザに当該小保温庫内の食品が賞味期間切れとなったことを警告する。
タイマ設定表示モードが選択された状況下では、設定器S1,S2,S3の各々は、夫々、小保温庫7,8,9に格納された食品の賞味期間を管理するための目安として利用されるカウントダウンタイマに賞味期間を設定する賞味期間設定器として機能し、各段の小保温庫7,8,9に対して設定された賞味期間の設定値が各表示器D1,D2,D3に表示される。そして、小保温庫7,8,9の各々に対応して設けられている減算タイマスタートスイッチA1,A2,A3を操作すると、夫々のカウントダウンタイマが作動を開始し、各カウントダウンタイマの残時間が各表示器D1,D2,D3に表示され、最終的に、各カウントダウンタイマの残時間が0となった時点で、各表示器D1,D2,D3の表示が0の点滅表示となって、ユーザに当該小保温庫内の食品が賞味期間切れとなったことを警告する。
食品用保温保湿装置1のケーシング2内に配備された制御装置33の構成の概略を図7の機能ブロック図に示す。
制御装置33の主要部は、食品用保温保湿装置1の各部に設けられたヒータや表示器およびアラーム手段の一部として機能するブザー34を制御するためのマイクロプロセッサ(以下、単にCPUという)35と、このCPU35の制御プログラムを格納したROM36、および、各種のパラメータ等を記憶するための不揮発性メモリ37によって構成される。
上段温度設定器S1で設定される小保温庫7の目標温度T1s,中段温度設定器S2で設定される小保温庫8の目標温度T2s,下段温度設定器S3で設定される小保温庫9の目標温度T3s,壁面温度設定器S4で設定される壁面ヒータパネルH4の目標温度T4s,容器温度設定器S5で設定される平底容器24の目標温度T5s,タイマ設定器S6で設定される殺菌用制御回路の作動時間Tの各値は、入出力回路38を介してCPU35に読み込まれる。そして、空焚き防止警報を出力する際の判定基準となる設定値T5x、および、保温庫3内の殺菌に必要とされる十分な蒸気量が確保されるように平底容器24を加熱するための設定値T5yの各値は、予め、パラメータとして不揮発性メモリ37に記憶されている。
また、温度センサT1によって検出される小保温庫7内の現在温度T1n,温度センサT2によって検出される小保温庫8内の現在温度T2n,温度センサT3によって検出される小保温庫9内の現在温度T3n,温度センサT4によって検出される壁面ヒータパネルH4の現在温度T4n,温度センサT5によって検出される平底容器24の下面の現在温度T5nの各値は、入出力回路38を介してCPU35に読み込まれ、CPU35からの表示指令に基いて、上段温度表示器D1,中段温度表示器D2,下段温度表示器D3,壁面温度表示器D4,容器温度表示器D5の各々に逐次更新して表示されるようになっている。
加温用ヒータH1,H2,H3と壁面ヒータパネルH4および保湿用ヒータH5は、CPU35からの指令に基いて通電時間のデューティ比を調整する温度制御回路C1,C2,C3,C4,C5によって電力制御される。
次に、CPU35の内部処理の概略について示した図8のフローチャートを参照して、小保温庫7,8,9の加温用ヒータH1,H2,H3を独立的に温度制御するための手段およびアラーム手段の主要部ならびに殺菌用制御回路として機能するCPU35の処理動作について具体的に説明する。
起動スイッチSWを操作して食品用保温保湿装置1に電源を投入すると、CPU35は、まず、制御対象とするヒータを特定するための指標iに初期値1を設定し(ステップa1)、該指標iの現在値に基いて温度センサTiから現在温度Tinを読み込む一方、設定器Siから目標温度Tisを読み込む(ステップa2)。
次いで、CPU35は、目標温度Tisと現在温度Tinとの間の温度偏差に基いて、この温度偏差を解消するために必要とされる通電時間のデューティ比を求め、このデューティ比をヒータHiの温度制御回路Ciに設定してヒータHiに供給される電力量を調整し、温度センサTiによって検出される現在温度Tinを目標温度Tisに接近させるためのフィードバック制御を行う(ステップa3)。
また、CPU35は、温度センサTiから読み込んだ現在温度Tinを表示するための信号を温度表示器Diに出力し、温度表示器Diに現在温度Tinを表示してユーザに知らせる(ステップa4)。
従って、例えば、指標iの現在値が1であれば、上段温度設定器S1で設定された小保温庫7の目標温度T1sと温度センサT1によって検出される小保温庫7内の現在温度T1nとがCPU35に読み込まれ、上段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータH1に対する温度のフィードバック制御が行われると共に、この時点における小保温庫7内の現在温度T1nの値を反映して上段温度表示器D1の表示が更新されることになる。
次いで、CPU35は、制御対象とするヒータを特定するための指標iの値を1インクリメントし(ステップa5)、指標iの現在値が5、つまり、保湿用ヒータH5に相当する値に達しているか否かを判定するが(ステップa6)、指標iの現在値が5に達していなければ、インクリメントされた指標iの現在値に基いて、前記と同様にしてステップa2〜ステップa6の処理を繰り返し実行する。
この結果、中段温度設定器S2で設定された小保温庫8の目標温度T2sと温度センサT2によって検出された小保温庫8内の現在温度T2nとの間の温度偏差に基く小保温庫8用の加温用ヒータH2の温度のフィードバック制御および中段温度表示器D2に対する現在温度T2nの表示の更新処理(i=2の場合)と、下段温度設定器S3で設定された小保温庫9の目標温度T3sと温度センサT3によって検出された小保温庫9内の現在温度T3nとの間の温度偏差に基く小保温庫9用の加温用ヒータH3の温度のフィードバック制御および下段温度表示器D3に対する現在温度T3nの表示の更新処理(i=3の場合)と、壁面温度設定器S4で設定された壁面ヒータパネルH4の目標温度T4sと温度センサT4によって検出された壁面ヒータパネルH4の現在温度T4nとの間の温度偏差に基く壁面ヒータパネルH4の温度のフィードバック制御および壁面温度表示器D4に対する現在温度T4nの表示の更新処理(i=4の場合)とが順に実行されることになる。
以上が、小保温庫7,8,9毎の加温用ヒータH1,H2,H3を独立的に温度制御するための手段として機能するCPU35の処理である。
次いで、ステップa6の判定処理で指標iの現在値が5に達したことが確認されると、CPU35は、指標i=5の現在値に基いて、容器温度設定器S5で設定された平底容器24の目標温度T5sと温度センサT5によって検出される平底容器24の底面の現在温度T5nと空焚き防止警報を出力する際の判定基準となる設定値T5xとを読み込み(ステップa7)、まず、平底容器24の底面の現在温度T5nが設定値T5xを上回っているか否かを判定する(ステップa8)。
平底容器24の底面の現在温度T5nが設定値T5xを上回っておらずステップa8の判定結果が偽となった場合には、少なくとも、傾斜した平底容器24の底面が十分に水で覆われる程度に平底容器24内に水が残っていることを意味するので、CPU35は、更に、殺菌用制御回路を作動させるためのスタートスイッチS7がユーザによって操作されているか否かを判定する(ステップa9)。
スタートスイッチS7が操作されておらずステップa9の判定結果が偽となった場合には、殺菌用制御回路を作動させる必要はないので、CPU35は、更に、不揮発性メモリ37に殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFがセットされているか否か、即ち、この時点で既に殺菌用制御回路の作動が開始されているか否かを判定する(ステップa10)。
殺菌用制御回路が作動しておらずステップa10の判定結果が偽となった場合には、CPU35は、事前にステップa7の処理で読み込んでおいた平底容器24の目標温度T5sと平底容器24の底面の現在温度T5nとの間の温度偏差に基いて、この温度偏差を解消するために必要とされる通電時間のデューティ比を求め、このデューティ比を保湿用ヒータH5の温度制御回路C5に設定して保湿用ヒータH5に供給される電力量を調整し、温度センサT5によって検出される現在温度T5nを目標温度T5sに接近させるための通常のフィードバック制御を行うと共に(ステップa11)、温度センサT5から読み込んだ現在温度T5nを表示するための信号を容器温度表示器D5に出力し、容器温度表示器D5に平底容器24の現在温度T5nを表示してユーザに知らせた後(ステップa12)、再びステップa1の処理に復帰して、制御対象とするヒータを特定するための指標iの値を初期値1に再設定し、前記と同様の処理操作を繰り返し実行する。
一方、前述したステップa9の判定結果が真となってスタートスイッチS7の操作が検出された場合には、ユーザが殺菌用制御回路の作動を希望していることを意味するので、CPU35は、保温庫3内の殺菌に必要とされる十分な蒸気量が確保されるように平底容器24を加熱するための設定値T5y、つまり、通常の目標温度T5sよりも高めに設定された設定値T5yの値を不揮発性メモリ37から読み込み(ステップa13)、設定値T5yと平底容器24の底面の現在温度T5nとの間の温度偏差に基いて、この温度偏差を解消するために必要とされる通電時間のデューティ比を求め、このデューティ比を保湿用ヒータH5の温度制御回路C5に設定して保湿用ヒータH5に供給される電力量を調整し、温度センサT5によって検出される現在温度T5nを設定値T5yに接近させるためのフィードバック制御を開始すると共に(ステップa14)、殺菌用制御回路の作動時間を計測するタイマTrをリスタートさせ(ステップa15)、殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFをセットして殺菌用制御回路の作動が開始されたことを記憶し(ステップa16)、前記と同様にして、容器温度表示器D5に平底容器24の現在温度T5nを表示してユーザに知らせる(ステップa12)。
このようにして殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFがセットされる結果、次周期以降の処理ではステップa10の判定結果が真となる。
従って、CPU35は、タイマ設定器S6で設定された設定時間Tを読み込み、タイマTrによって計測されている経過時間がタイマ設定器S6で設定された設定時間Tに達しているか否かを判定する(ステップa17)。
ここで、ステップa17の判定結果が偽となって、殺菌用制御回路の作動開始後の経過時間Trが設定時間Tに達していないことが確認された場合には、CPU35は、前記と同様にして、ステップa13〜ステップa16およびステップa12の処理を繰り返し実行する。
この結果、保湿に必要とされる蒸気を生成するために必要とされる電力を上回る電力が保湿用ヒータH5に供給され、平底容器24内の水が盛んに蒸発して蒸気供給ダクト27を介して小保温庫7,8,9に導入され、各小保温庫7,8,9の内部が殺菌される。
但し、この環境は小保温庫7,8,9に格納された食品を保存するのに適した環境ではないから、殺菌用制御回路は、小保温庫7,8,9に食品が存在しない状態、例えば、一日の作業の終了時点もしくは一日の作業の開始時点で作動させるのが原則である。
そして、このような処理が繰り返し実行される間に、ステップa17の判定結果が真となって、殺菌用制御回路の作動開始後の経過時間Trがタイマ設定器S6で設定された設定時間Tに達したことが確認されると、CPU35は、殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFをリセットし(ステップa18)、ステップa13〜ステップa16の工程から成る殺菌用制御回路の処理を非実行とする。
そして、前記と同様、ステップa7の処理で読み込んた平底容器24の目標温度T5s、つまり、容器温度設定器S5で設定された通常の目標温度T5sと平底容器24の底面の現在温度T5nとの間の温度偏差に基いて、この温度偏差を解消するために必要とされる通電時間のデューティ比を求め、このデューティ比を保湿用ヒータH5の温度制御回路C5に設定して保湿用ヒータH5に供給される電力量を調整し、温度センサT5によって検出される現在温度T5nを目標温度T5sに接近させるための通常のフィードバック制御を開始し(ステップa11)、温度センサT5から読み込んだ現在温度T5nを表示するための信号を容器温度表示器D5に出力し、容器温度表示器D5に平底容器24の現在温度T5nを表示してユーザに知らせた後(ステップa12)、再びステップa1の処理に復帰し、制御対象とするヒータを特定するための指標iに初期値1を再設定する。
以上が、殺菌用制御回路として機能するCPU35の処理であり、これにより、保湿に必要とされる蒸気を生成するために必要とされる電力を上回る電力、要するに、保温庫3内の殺菌に必要とされる蒸気量を確保するに十分な電力が、予め設定された時間、つまり、タイマ設定器S6に設定された設定時間Tだけ保湿用ヒータH5に供給されることになる。
殺菌用制御回路の作動が終了して殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFがリセットされると、次周期以降の処理でステップa10の判定結果が偽となり、容器温度設定器S5で設定された通常の目標温度T5sと平底容器24の底面の現在温度T5nとの間の温度偏差に基く保湿用ヒータH5の通常のフィードバック制御(ステップa11〜ステップa12)が繰り返し実行される。
また、前述した処理制御を行う間にステップa8の判定結果が真となった場合、つまり、平底容器24の底面の現在温度T5nが空焚き防止警報を出力する際の判定基準である設定値T5xを上回ったことが確認された場合には、CPU35は、入出力回路38を介してアラーム手段の一部であるブザー34にアラーム信号を送出し、ブザー34を鳴らせて空焚き防止警報を出力し、ユーザに平底容器24の水切れが近いことを警告する(ステップa19)。
ステップa8の判定結果が真となってアラームの出力が開始された場合であっても、平底容器24には或る程度の水が残っているので、其のまま暫くの時間に亘って保湿用ヒータH5に関わる通常のフィードバック制御、つまり、保湿用蒸気発生器23を使用して小保温庫7,8,9に保湿用の蒸気を供給する処理を継続することが可能である。
但し、このような状況下で殺菌用制御回路を作動させると、平底容器24内の水が急激に消費されて空焚きが生じる恐れがあるので、殺菌用制御回路を作動させるスタートスイッチS7からの信号の読み込みに関わるステップa9の判定処理はCPU35によってスキップされる。従って、仮に、ユーザがスタートスイッチS7を操作した場合であっても、空焚き防止警報が出力されている状況下では殺菌用制御回路は起動されない。
また、アラームの出力が開始されると殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFの判定に関わるステップa10の処理もスキップされるので、仮に、殺菌用制御回路作動状態記憶フラグFがセットされている状態であっても、空焚き防止警報の出力があれば殺菌用制御回路の処理は自動的に中断され、容器温度設定器S5で設定された通常の目標温度T5sと平底容器24の底面の現在温度T5nとの間の温度偏差に基く保湿用ヒータH5の通常のフィードバック制御へと移行する。つまり、殺菌用制御回路の作動中に空焚き防止警報が出力されれば、殺菌用制御回路の作動は自動的に禁止される。
以上が、アラーム手段の主要部として機能するCPU35の処理である。
ここでは、一例として、CPU35を利用して食品用保温保湿装置1の全体を一括して制御する例について述べたが、サーモスタットや通常のタイマ等を利用しても上記と略同等の処理操作を行うことが可能である。
次に、食品用保温保湿装置1の具体的な使用例について簡単に説明する。
食品用保温保湿装置1に食品を格納するに際しては、まず、食品の種別に応じ、上段温度設定器S1,中段温度設定器S2,下段温度設定器S3,壁面温度設定器S4および容器温度設定器S5に適正な目標温度を設定し、小保温庫7,8,9内の温度と湿度を前もって適正な状態にしておく。この際、小保温庫7,8,9毎の蒸気量はシャッタ30a,30b,30cの移動位置を操作することで容易に調整可能である。
なお、必ずしも保湿用蒸気発生器23つまり保湿用ヒータH5を作動させる必要はなく、缶容器等に納められた食品、要するに、乾燥の心配のない食品を取り扱う場合であれば、加温用ヒータH1,H2,H3および壁面ヒータパネルH4のみを作動させるといったことも考えられる。一方、乾燥が問題となる食品に関しては、保湿用蒸気発生器23を作動させると好適である。
また、モード切替スイッチB1,B2,B3を操作して各設定器S1,S2,S3の設定モードをタイマ設定表示モードに切り替えて小保温庫7,8,9のカウントダウンタイマに賞味期間を設定し、小保温庫7,8,9への食品の格納が完了した時点で減算タイマスタートスイッチA1,A2,A3を操作し、各小保温庫7,8,9に食品を格納してからの経過時間の計測を開始させる。
食品用保温保湿装置1に格納した食品を取り出す際には、小保温庫7,8,9の何れから最初の食品を取り出すようにしても構わないが、最初の食品を取り出した後は、この小保温庫の食品の在庫がなくなるまで、これと同じ小保温庫から次の食品を取り出すことが望ましい。例えば、最初に上段の小保温庫7から食品を取り出した場合では、まず、小保温庫7の食品を全て出し切ってから、改めて、小保温庫8もしくは小保温庫9の食品に手を付けるようにする。
各小保温庫の食品の在庫がなくなるまで同一の小保温庫から食品を取り出し、他の小保温庫のドアを閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を確実に防止することができるからである。
各小保温庫の食品の在庫がなくなるまで同一の小保温庫から食品を取り出し、他の小保温庫のドアを閉鎖した状態を維持することで、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を確実に防止することができるからである。
また、各カウントダウンタイマの残時間は各表示器D1,D2,D3に表示されるので、この残時間が0となって点滅表示が開始されるまでに、対応する小保温庫内の食品を使い切ることが望ましい。
小保温庫7,8,9の容積は保温庫3全体の容積に比べて十分に小さいので、食品の取り出しのために小保温庫7,8,9のドア11,12,13を開放した際に外部に流出する加熱された空気や保湿用の蒸気の量は、従来の一枚ドア仕様の同種装置に比べて遥かに少なくて済む。この結果、ドアを開閉した小保温庫内の温度や湿度を適正値に回復するための所要時間も短縮され、エネルギーのロスが抑制される。
この実施形態では、各小保温庫7,8,9毎の加温用ヒータH1,H2,H3が各々の目標温度T1s,目標温度T2s,目標温度T3sの値に基いてCPU35によって独立的に制御されているので、食品の取り出しの対象とされている小保温庫内の温度が其のドアの開閉によって変動した場合であっても、他の小保温庫の温度は完全に其のままの状態に維持されるため、他の小保温庫に格納された食品の食味の劣化を効果的に防止することができる。
この間、保湿用ヒータH5で加熱されて平底容器24内で蒸発した蒸気は、蒸気供給ダクト27の基部構成要素27aと開口部29aを介して小保温庫9に導かれ、更に、中間部構成要素27bと開口部29bを介して小保温庫8に導かれ、最終的に、先端部構成要素27cと開口部29cを介して小保温庫7にも導かれることになる。蒸気供給ダクト27は、自然状態における蒸気の流れに沿って上下方向に設けられているので、蒸気供給ダクト27を介して各小保温庫7,8,9に保湿用の蒸気を無駄なく供給することができる。
また、蒸気供給ダクト27の開口部29a,29b,29cの各々にはシャッタ30a,30b,30cが設けられているので、各小保温庫に格納される食品の種類や量、更には、食品用保温保湿装置1が設置される環境、例えば、室内の湿度や気圧および小保温庫7,8,9におけるドア11,12,13の開閉頻度等に対処して小保温庫7,8,9内の湿度を常に最適な状態に保持することができる。
しかも、各小保温庫7,8,9における蒸気供給ダクト27の開口部29a,29b,29cは、各小保温庫7,8,9の底板4a,5a,6aと同等もしくは其れよりも低い位置に形成されているので、各小保温庫7,8,9内で結露した水は蒸気供給ダクト27を介して平底容器24に回収することができる。このため、平底容器24に対する水の補給を頻繁に行う必要がなくなり、長時間の連続運転が可能となる。
また、結露した水の温度は水道水の温度よりは高いので、水の再加熱に要するエネルギー、つまり、保湿用ヒータH5に供給する電力も、水道水を随時補給しながら再加熱を繰り返す場合に比べて大幅に軽減される。
平底容器24内の水が減少した場合には、平底容器24の底面の傾斜方向上流側が水から露出した段階でCPU35が温度センサT5を介して平底容器24の底面の過剰な温度上昇を検知し、自動的にブザー34を作動させて空焚き防止警報を出力するので、ユーザは、平底容器24から完全に水が蒸発する前の時点で平底容器24に水を補給することができる。
従って、食品用保温保湿装置1の運転の不用意な停止や保湿用ヒータH5の損傷等の問題を回避することができ、各小保温庫7,8,9に保湿用の蒸気を安定的に供給し続けることができる。
従って、食品用保温保湿装置1の運転の不用意な停止や保湿用ヒータH5の損傷等の問題を回避することができ、各小保温庫7,8,9に保湿用の蒸気を安定的に供給し続けることができる。
水の補給に際しては、蒸気発生室10のドア14を開いて平底容器24の把手32を引くことで平底容器24を簡単に取り出すことができ、また、水を補給して重くなった平底容器24を持ち運ぶ際には把手32,32を両手で持って移動することができるので、水の補給作業も簡単である。
更に、一日の作業の終了時点もしくは一日の作業の開始時点でスタートスイッチS7を操作してCPU35を利用した殺菌用制御回路を作動させれば、平底容器24内の水を強力に沸騰させて各小保温庫7,8,9に高熱の蒸気を供給して殺菌処理を行うことができるので、食品用保温保湿装置1を常に衛生的に使用することができる。殺菌用制御回路の作動時間はタイマ設定器S6により任意に設定可能である。
この殺菌用制御回路は、平底容器24内の水の量が不十分な場合には作動せず、また、平底容器24内に十分な水がある状態で殺菌用制御回路の作動を開始させた場合であっても、平底容器24内の水が不十分となれば自動的に作動を停止するようになっているので、前述した空焚き防止警報と併せ、より効果的に空焚きや保湿用ヒータH5の損傷を防止することができる。
次に、図9〜図11を参照して他の一実施形態について説明する。図9は他の一実施形態における食品用保温保湿装置41の外観について示した斜視図、また、図10は各小保温庫7,8,9の食品出入口の全てを同時に覆うアウタードア42を開いた状態で食品用保温保湿装置41の外観について示した斜視図であり、図11は小保温庫7もしくは小保温庫8の食品出入口を選択的に覆うインナードア43の取り付け構造について示した部分断面図である。
食品用保温保湿装置41の内部構造については既に図1〜図6を参照して説明した前述の食品用保温保湿装置1の場合と同様であるので説明を省略し、ここでは、前述の食品用保温保湿装置1と相違する部分、つまり、小保温庫7,8,9の食品出入口を選択的に開閉するためのドア機構45の構成についてのみ具体的に説明する。
この実施形態のドア機構45は、小保温庫7,8,9の数よりも1つ少ない数、即ち、2つのインナードア43,44と、これらのインナードア43,44よりも外側に位置して各小保温庫7,8,9の食品出入口の全てを同時に覆う1枚の開閉式のアウタードア42によって構成される。
このうち、インナードア43,44の各々は、ケーシング2のフロントパネルの左右両側に固設された断面略L字型のガイドレール46,46に沿って保温庫3の区切り方向、つまり、図10中の上下方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。
インナードア43の裏面外周部には図11に示されるようなパッキング47が一巡して固着され、例えば、図10に示されるようにして小保温庫7の食品出入口を開放してインナードア43で小保温庫8の食品出入口を閉鎖した状態では、ゴム等の弾性材からなるパッキング47によって、インナードア43の裏面上端部と隔壁4の前縁との間、および、インナードア43の裏面下端部と隔壁5の前縁との間、ならびに、インナードア43の裏面左右両端部とフロントパネルの前面の左右両側との間がシールされて小保温庫8が密閉されるようになっている。
また、インナードア43に固設されたノッチ48を摘んで図10の状態からインナードア43を引き上げて小保温庫8の食品出入口を開放し、インナードア43で小保温庫7の食品出入口を閉鎖すると、ゴム等の弾性材からなるパッキング47によって、インナードア43の裏面上端部とケーシング2の天板の前縁との間、および、インナードア43の裏面下端部と隔壁4の前縁との間、ならびに、インナードア43の裏面左右両端部とフロントパネルの前面の左右両側との間がシールされて小保温庫7が密閉される。
パッキング47はゴム等の弾性材によって形成され、予圧されて収縮した状態でガイドレール46に嵌合されているので、ノッチ48から手を離してもインナードア43は其のままの位置に保持されて小保温庫7の閉鎖状態を維持する。
パッキング47はゴム等の弾性材によって形成され、予圧されて収縮した状態でガイドレール46に嵌合されているので、ノッチ48から手を離してもインナードア43は其のままの位置に保持されて小保温庫7の閉鎖状態を維持する。
インナードア44の構成もインナードア43と同様であり、例えば、図10に示されるようにしてインナードア44で小保温庫9の食品出入口を閉鎖した状態では、ゴム等の弾性材からなるパッキング47によって、インナードア44の裏面上端部と隔壁5の前縁との間、および、インナードア44の裏面下端部と隔壁6の前縁との間、ならびに、インナードア44の裏面左右両端部とフロントパネルの前面の左右両側との間がシールされて小保温庫9が密閉され、また、インナードア44に固設されたノッチ49を摘んでインナードア44をインナードア43と共に引き上げて小保温庫9の食品出入口を開放し、インナードア44で小保温庫8の食品出入口を閉鎖すると、ゴム等の弾性材からなるパッキング47によって、インナードア44の裏面上端部と隔壁4の前縁との間、および、インナードア44の裏面下端部と隔壁5の前縁との間、ならびに、インナードア44の裏面左右両端部とフロントパネルの前面の左右両側との間がシールされて小保温庫8が密閉される。
つまり、図10に示されるようにしてインナードア43,44で小保温庫8,9の食品出入口を閉鎖した状態では、ヒンジ50,51を介してケーシング2に取り付けられた開閉式のアウタードア42の開閉操作によって小保温庫7が選択的に開閉され、また、インナードア43,44で小保温庫7,9の食品出入口を閉鎖した状態では、アウタードア42の開閉操作によって小保温庫8が選択的に開閉され、更に、インナードア43,44で小保温庫7,8の食品出入口を閉鎖した状態では、アウタードア42の開閉操作によって小保温庫9が選択的に開閉されることになる。
このような構成を適用した場合も、小保温庫7,8,9の何れから最初の食品を取り出すようにしても構わないが、最初の食品を取り出した後は、この小保温庫の食品の在庫がなくなるまで、これと同じ小保温庫から次の食品を取り出すようにする。例えば、最初に上段の小保温庫7から食品を取り出すと決めた場合には、図10に示されるようにしてインナードア43,44で小保温庫8,9の食品出入口を閉鎖し、小保温庫7の食品出入口のみを開放した状態で、必要に応じてアウタードア42の開閉操作を行って、小保温庫7から食品を1個ずつ取り出す。アウタードア42を開いても小保温庫8,9はインナードア43,44で閉鎖状態を維持されるので、小保温庫8,9に格納された食品の食味の劣化を確実に防止することができる。そして、小保温庫7内の食品の取り出しが完了した時点でインナードア43を一段分だけ上方にスライドして移動させ、小保温庫8の食品出入口を開放して小保温庫8からの食品の取り出しを行い、更に、小保温庫8の食品の取り出しが完了した時点でインナードア44を一段分だけ上方にスライドして移動させ、小保温庫9の食品出入口を開放して小保温庫9からの食品の取り出しを行うようにする。
装置全体の作用効果は前述した食品用保温保湿装置1の場合と基本的に同様であるが、小保温庫7,8,9の中から選択的に2つの小保温庫を選んで其の食品出入口を閉鎖するインナードア43,44をスライド式の簡便な構造とし、其の外側に開閉式のアウタードア42を1枚のみ配備するようにしているため、各小保温庫7,8,9毎に独立して開閉式のドア11,12,13を設けた前述の実施形態と比べて装置の製造コストが軽減されるメリットがある。
この実施形態では蒸気発生室10用の開閉式ドア14をアウタードア42と独立させて設けているが、前述のガイドレール46,46を更に下方まで延出して設け、開閉式のドア14に代えてインナードア43,44と同様のスライド式のドアを設け、アウタードア42と開閉式ドア14とを一体的に構成することも可能である。
1 食品用保温保湿装置
2 ケーシング
3 保温庫
3a 保温庫の左側壁
3b 保温庫の右側壁
3c 保温庫の背面壁
3d 保温庫の天面壁
4 隔壁
4a 底板
4b 支え板
5 隔壁
5a 底板
5b 支え板
6 隔壁
6a 底板
6b 支え板
7,8,9 小保温庫
10 蒸気発生室
11,12,13,14 ドア
15,16,17,18 ヒンジ
19,20,21,22 把手
23 保湿用蒸気発生器
24 平底容器
25 底板(平底容器を載置するための底板)
26 ダクト接続部材
27 蒸気供給ダクト
27a 基部構成要素
27b 中間部構成要素
27c 先端部構成要素
28a,28b 段差部
28c 先端部構成要素の上端面
29a,29b,29c 開口部
30a,30b,30c シャッタ
31a ガイド片
32 把手
33 制御装置
34 ブザー(アラーム手段の一部)
35 CPU(小保温庫の加温用ヒータを独立的に温度制御するための手段,アラーム手段の主要部,殺菌用制御回路)
36 ROM
37 不揮発性メモリ
38 入出力回路
39 パレット
40 ドア機構
41 食品用保温保湿装置
42 アウタードア
43,44 インナードア
45 ドア機構
46 ガイドレール
47 パッキング
48,49 ノッチ
50,51 ヒンジ
T1,T2,T3,T4 温度センサ
T5 温度センサ(平底容器の温度を検出する温度センサ)
H1 上段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータ
H2 中段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータ
H3 下段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータ
H4 壁面ヒータパネル
H5 保湿用ヒータ
S1 上段温度設定器
S2 中段温度設定器
S3 下段温度設定器
S4 壁面温度設定器
S5 容器温度設定器
S6 タイマ設定器
S7 スタートスイッチ
SW 起動スイッチ
D1 上段温度表示器
D2 中段温度表示器
D3 下段温度表示器
D4 壁面温度表示器
D5 容器温度表示器
A1,A2,A3 減算タイマスタートスイッチ
B1,B2,B3 モード切替スイッチ
C1,C2,C3,C4,C5 温度制御回路
2 ケーシング
3 保温庫
3a 保温庫の左側壁
3b 保温庫の右側壁
3c 保温庫の背面壁
3d 保温庫の天面壁
4 隔壁
4a 底板
4b 支え板
5 隔壁
5a 底板
5b 支え板
6 隔壁
6a 底板
6b 支え板
7,8,9 小保温庫
10 蒸気発生室
11,12,13,14 ドア
15,16,17,18 ヒンジ
19,20,21,22 把手
23 保湿用蒸気発生器
24 平底容器
25 底板(平底容器を載置するための底板)
26 ダクト接続部材
27 蒸気供給ダクト
27a 基部構成要素
27b 中間部構成要素
27c 先端部構成要素
28a,28b 段差部
28c 先端部構成要素の上端面
29a,29b,29c 開口部
30a,30b,30c シャッタ
31a ガイド片
32 把手
33 制御装置
34 ブザー(アラーム手段の一部)
35 CPU(小保温庫の加温用ヒータを独立的に温度制御するための手段,アラーム手段の主要部,殺菌用制御回路)
36 ROM
37 不揮発性メモリ
38 入出力回路
39 パレット
40 ドア機構
41 食品用保温保湿装置
42 アウタードア
43,44 インナードア
45 ドア機構
46 ガイドレール
47 パッキング
48,49 ノッチ
50,51 ヒンジ
T1,T2,T3,T4 温度センサ
T5 温度センサ(平底容器の温度を検出する温度センサ)
H1 上段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータ
H2 中段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータ
H3 下段の小保温庫を加温するための独立した加温用ヒータ
H4 壁面ヒータパネル
H5 保湿用ヒータ
S1 上段温度設定器
S2 中段温度設定器
S3 下段温度設定器
S4 壁面温度設定器
S5 容器温度設定器
S6 タイマ設定器
S7 スタートスイッチ
SW 起動スイッチ
D1 上段温度表示器
D2 中段温度表示器
D3 下段温度表示器
D4 壁面温度表示器
D5 容器温度表示器
A1,A2,A3 減算タイマスタートスイッチ
B1,B2,B3 モード切替スイッチ
C1,C2,C3,C4,C5 温度制御回路
Claims (10)
- 食品を格納する保温庫内の温度を調整する加温用ヒータと保温庫内の湿度を調整する保湿用蒸気発生器とを備えた食品用保温保湿装置において、
前記保温庫の内部を区切って複数の小保温庫を形成し、各小保温庫の食品出入口を選択的に開閉するドア機構を設けたことを特徴とする食品用保温保湿装置。 - 前記ドア機構が、各小保温庫毎に独立して設けられたドアによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の食品用保温保湿装置。
- 前記ドア機構が、小保温庫の数よりも1つ少ない数のインナードアと、該インナードアよりも外側に位置して前記各小保温庫の食品出入口の全てを同時に覆う1枚の開閉式のアウタードアとからなり、前記インナードアは前記保温庫の区切り方向に沿ってスライド可能とされていることを特徴とする請求項1記載の食品用保温保湿装置。
- 前記加温用ヒータが、各小保温庫毎に独立して配備され、かつ、独立的に温度制御されることを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の食品用保温保湿装置。
- 前記保温庫を上下に区切って小保温庫を形成すると共に、最下段に位置する小保温庫の下に前記保湿用蒸気発生器を設置し、該保湿用蒸気発生器と前記各小保温庫とを連絡する蒸気供給ダクトを配備したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3または請求項4記載の食品用保温保湿装置。
- 前記各小保温庫における前記蒸気供給ダクトの開口部に、該開口部の開放面積を調整するシャッタを設けたことを特徴とする請求項5記載の食品用保温保湿装置。
- 前記保湿用蒸気発生器は、水を貯溜するための平底容器と、該平底容器を載置するための底板と、この底板を介して前記平底容器を加熱する保湿用ヒータと、前記底板との間に前記平底容器の高さに匹敵する間隙を有して設置され前記蒸気供給ダクトに接続する孔を備えて前記平底容器の開口部を覆う板状のダクト接続部材とによって構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の食品用保温保湿装置。
- 前記各小保温庫における前記蒸気供給ダクトの開口部が、前記各小保温庫の底板と同等もしくは其れよりも低い位置に形成されていることを特徴とする請求項7記載の食品用保温保湿装置。
- 前記平底容器を載置するための底板が傾斜して配備され、前記平底容器の底面と当接する底板部分の傾斜方向上流側に前記平底容器の温度を検出する温度センサが固設されると共に、該温度センサが設定値を超える温度を検出した時点で空焚き防止警報を出力するアラーム手段が設けられていることを特徴とする請求項7または請求項8記載の食品用保温保湿装置。
- 保湿に必要とされる蒸気を生成するために必要とされる電力を上回る電力を予め設定された時間だけ前記保湿用ヒータに供給する殺菌用制御回路を備えたことを特徴とする請求項7,請求項8または請求項9記載の食品用保温保湿装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004175594A JP2005349094A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 食品用保温保湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004175594A JP2005349094A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 食品用保温保湿装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005349094A true JP2005349094A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35584030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004175594A Withdrawn JP2005349094A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 食品用保温保湿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005349094A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102442482A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-05-09 | 王宁雷 | 一种保温箱 |
| CN108657641A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-10-16 | 方绪龙 | 一种具有保湿功能的食品保温箱 |
| WO2022045029A1 (ja) * | 2020-08-26 | 2022-03-03 | シャープ株式会社 | 食品用保温調湿装置 |
| KR102502133B1 (ko) * | 2022-08-10 | 2023-02-23 | (주)하이젠텍 | 순환 습식 가열 공기를 이용한 강제 대류식 군고구마 생산 장치 |
-
2004
- 2004-06-14 JP JP2004175594A patent/JP2005349094A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102442482A (zh) * | 2011-09-30 | 2012-05-09 | 王宁雷 | 一种保温箱 |
| CN108657641A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-10-16 | 方绪龙 | 一种具有保湿功能的食品保温箱 |
| WO2022045029A1 (ja) * | 2020-08-26 | 2022-03-03 | シャープ株式会社 | 食品用保温調湿装置 |
| KR102502133B1 (ko) * | 2022-08-10 | 2023-02-23 | (주)하이젠텍 | 순환 습식 가열 공기를 이용한 강제 대류식 군고구마 생산 장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1333203C (zh) | 烹饪用加热设备及其控制方法 | |
| JP6946014B2 (ja) | 消毒保管庫およびその運転方法 | |
| CN100483031C (zh) | 蒸汽烹调器 | |
| ITVR20070080A1 (it) | Apparecchiatura per la cottura sottovuoto per uso domestico | |
| TW201002252A (en) | Steam cooker | |
| JP2009014295A (ja) | たばこ用収納装置 | |
| JP2005349094A (ja) | 食品用保温保湿装置 | |
| JP2014183975A (ja) | 炊飯器 | |
| JP2004173797A (ja) | 食品加熱保温器 | |
| KR200285203Y1 (ko) | 냉온 겸용 식품저장기 | |
| JP5417084B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP2005103134A (ja) | 食品加熱保温器 | |
| JP2010243058A (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
| KR100632014B1 (ko) | 냉장고의 해동장치 | |
| JP3383729B2 (ja) | 温蔵庫 | |
| JP6039340B2 (ja) | 電子レンジ | |
| JP2015038389A (ja) | 加熱調理器 | |
| JP4538382B2 (ja) | 加熱調理器 | |
| JP5915106B2 (ja) | ホットパック用乾式加温装置 | |
| JP2006002957A (ja) | 食品加熱調理装置 | |
| JP2022065405A (ja) | 冷蔵庫 | |
| JP4987635B2 (ja) | 蒸気調理器 | |
| JP2025132332A (ja) | 再加熱器 | |
| JP6681793B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
| JPH0937965A (ja) | 温蔵庫 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |