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JP2005345571A - 撮像装置および電子機器 - Google Patents

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JP2005345571A JP2004162508A JP2004162508A JP2005345571A JP 2005345571 A JP2005345571 A JP 2005345571A JP 2004162508 A JP2004162508 A JP 2004162508A JP 2004162508 A JP2004162508 A JP 2004162508A JP 2005345571 A JP2005345571 A JP 2005345571A
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Masatoshi Nagano
雅敏 永野
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Abstract

【課題】小型で簡単な構造であり、かつ高品質な画像を得ることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】透光性部材1と該透光性部材1を保持する保持部材5と、この透光性部材1を透過した光を光電変換する光電変換素子16とを有する。そして、透光性部材1の第1面にレンズ部2が設けられ、かつ透光性部材1における第1面とは反対側の第2面に、絞り開口8を有する絞り部材9が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に電子機器に搭載される小型の撮像装置に関するものである。
近年、CMOSセンサ、CCDセンサ等の光電変換素子にレンズを一体的に設けた小型の撮像装置が、携帯電話や情報端末機器等の電子機器に搭載されている。そして、電子機器の小型化に伴い、撮像装置の更なる小型化が求められている。このため、CMOSセンサチップ又はCCDセンサチップを含む撮像装置のパッケージングが重要である。
例えば、特許文献1には、光電変換素子と配線基板とを異方性導電膜を用いてフェイスダウンボンディングで接続し、配線基板における光電変換素子とは反対側に光学ガラスを配置するパッケージ構造が開示されている。そして、該パッケージ構造を有するセンサチップパッケージに、保持部材を介して撮影レンズを取り付けることにより、レンズ一体型の撮像装置となる。
図22には、特許文献1にて開示されたセンサチップパッケージにレンズを一体化した撮像装置の一般的な例を示している。図中の120は特許文献1にて開示されたセンサチップパッケージ、121は撮影レンズ、122は撮影レンズ121を接着により保持する鏡筒であり、絞り機能を備えた開口部125を有する。123は鏡筒122を保持し、センサチップパッケージ120に接着される保持部材である。
鏡筒122と保持部材123とはネジ結合されており、保持部材123に対する鏡筒122の光軸方向位置を調節することにより、センサチップパッケージ120の光電変換素子124に対してピント調整できる機構となっている。ピント調整を行った後は、鏡筒122が保持部材123に対して接着固定される。
特許第3207319号(段落0017〜0026、図1〜図4等)
しかしながら、図22に示したようなレンズ一体型撮像装置には、以下のような問題が存在する。
(1)撮影レンズのピント調整を行うために、保持部材123とは別の鏡筒122が必要となり、部品点数や製造工程数が増加したりしてしまう。
(2)撮影レンズのピント調整を行うことは可能であるが、撮影レンズ121の傾き調整を行うことができないため、撮影レンズ121の傾きに起因した画質の低下が懸念される。
(3)撮影レンズ121をプラスチック部品とすると、周囲の環境変化から受ける影響が大きく、高精度に位置を保持することが困難である。撮影レンズ121にガラスモールド成形品を用いると、製造コストが増加する。
本発明の目的は、小型で簡単な構造であり、かつ高品質な画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、透光性部材と、該透光性部材を保持する保持部材と、透光性部材を透過した光を光電変換する光電変換素子とを有する。 そして、透光性部材の第1面には、レンズ部が設けられ、かつ透光性部材における第1面とは反対側の第2面には、絞り開口を有する絞り部材が設けられている。
上記発明によれば、レンズ部および絞り部材を一体化して設けた透光性部材が保持部材に保持される簡単な構造であるため、従来よりも部品数が少なく、小型化し易い撮像装置を実現することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図1を参照して本実施例の撮像装置が適用された携帯型電子機器(携帯電話機)について説明する。ここで、図1は携帯電話の外観斜視図である。機器本体200には、電源をオン又はオフする押しボタン式の電源スイッチ204が設けられている。201は表示画面202を備えた表示器であり、機器本体200に対して回動可能に取り付けられている。表示器201には、不図示の通信機器との通信用のアンテナ205が設けられている。100は、表示器201に組み込まれた撮像装置であり、電源スイッチ204がオンされることにより駆動される。
したがって、撮影時において、該撮像装置100を構成する撮像素子の像面に被写体像が形成され、撮像素子から出力された被写体像は表示画面72に表示されることになる。
また、本実施例の撮像装置は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)等の電子機器にも適用可能であり、図2はノート型PCの外観斜視図である。
本体300には、操作部(キーボード)301、液晶表示部302が設けられ、液晶表示部302の上部に回転可能に取り付けられた回転部材303に撮像装置100が設けられている。この回転部材303により撮影方向を任意に変更し、撮影者自身も撮影可能となる。
よって、この操作部301を操作することにより、撮像装置100に撮影動作を行わせ、該撮像装置100で撮影された被写体像は、液晶表示画面302に表示され、撮影者は、キーボード301を操作することにより撮影画像の編集などを行うことができる。また、PCをインターネットに接続することにより、撮影画像を他人に送信することができ、操作部301の他にリモートコントロール可能な外部操作機器等を用いて撮影動作を行わせてもよい。
その他、回転部材303を図1の電子機器に適用し、撮影方向の変更させるように構成にしてもよく、撮像装置100に付加される機能、機構等は上記に制限されることなく、また、PDAや携帯性を有しない固定型の電子機器等にも適用可能である。以下、本実施例における撮像装置100について詳細に説明する。
図3は本発明の実施例1を示す撮像装置100を側面側からみた概略断面図である。
1は透光性部材であって、光学ガラスにより平板状に形成されたガラス基板、2はレンズ部、Lはレンズ部2の光軸である。レンズ部2は、非球面部3とベース部4からなり、レプリカ成形などの手段により容易に形成することが可能である。レプリカ成形を用いた場合、アクリルもしくはエポキシ製の光硬化性樹脂で成形されることが一般的である。
5はレンズ部2が形成された透光性部材1を保持する保持部材で、接着剤6により透光性部材1が接着保持されている。また、赤外カットフィルタ(層)7は透光性部材1上に多層膜コーティングにより形成されており、この赤外カットフィルタ7上にレンズ部2が配置されている。
この赤外カットフィルタ7は、効率よく可視光線を透過させるため、透過させる可視光波長と不透過とする近赤外光波長のカットオフ波長を690nmと設定している。この値は、特開2001−78215号公報や、特開2001−78217に開示されているようにカットオフ波長を670nmに設定すると、赤外カットフィルタ7へ斜め方向から入射する光の670nm以下の成分を大幅にカットしてしまい、撮影画面周辺の色が画面中央に比べ青みがかってしまうことから、650nmから40nm程の幅をもたせた設定となっている(波長の精度を考慮すると670nmよりもさらに低い光成分もカットしてしまうことになる)。また、カットオフ波長の値がずれると効率は低下するので、本実施例では、効率の低下を限度内に抑えるためにカットオフ波長の精度を±20nmとしており、カットオフ波長を670nm±20nmの範囲で設定することが望ましい。
また、透光性部材1の上面には円形状の開口部8を有する絞り部材(絞り層)9が形成されている。絞り層9は印刷により容易に透光性部材1上に一体に形成することはできるが、液晶のブラックマトッリクス作製に用いられるフォトリソグラフィ工程(蒸着)を利用すれば、より高精度な開口を得ることが可能である。ここで赤外カットフィルタ7は少なくとも絞り層9の開口部8からの光束が通る範囲にあればよい。
12はフレキシブル配線基板(電気配線基板)で、ベース材の絶縁シート13、銅箔パターン14により構成されている。絶縁シート13としては、一般的にポリイミド・ポリアミド・ポリエステル、またはフェノール・ガラスエポキシ樹脂等と紙・ガラス基材の複合基板が用いられる。
そして、フレキシブル配線基板12は接着剤15を介して保持部材5に接着固定される。16は受光領域17を有する撮像センサチップ(光電変換素子)で、撮像センサチップ16の周辺部に設けられた電極パッド18上には金バンプ19が形成されている。そして、異方性導電ペースト20を介してフレキシブル配線基板12と電気的に接合される。
22は撮像センサチップ16まわりを封止している封止剤で、撮像センサチップ16の表面が外気に触れて劣化するのを防ぐ役割を果たす。本実施例では異方性導電ペースト20により外気を遮断しているが、より信頼性を向上させるため封止剤22により封止する構造となっており、その他の接着剤6および接着剤15についても撮像モジュール内部に外気が侵入するのを防ぐために完全に封止された構造となっている。
図4(A)は、レンズ部2、赤外カットフィルタ7、絞り層9が形成された透光性部材1を上面側からみた図、図4(B)下面側からみた図である。該図4(B)ではレンズ部2の非球面部3とベース部4は透光性部材1の中央付近に略円形となって形成されている状態が示され、点線で囲まれる領域(第2の領域)は、図3の接着剤6と透光性部材1の接着界面で、レンズ部2を取り囲む環状に形成され、さらに、接着剤6はレンズ部2には接触しないよう形成されている。これは、接着剤6がレンズ部2に接触すると、周囲の環境が変化した際に、接着剤6が収縮、膨張してレンズ部2に無理な応力を与えてしまうからである。
また、接着剤6と透光性部材1の接着界面との間において赤外カットフィルタ7は形成されておらず、透光性部材1上面側においてこの接着界面に対応する部分(第2の領域)には絞り層9が形成されていない。これは後述するように撮像装置100の組立時には接着剤6に紫外光硬化タイプ接着剤を採用し、接着剤6を硬化させたい時に短時間で硬化させて組立を容易とするためであり、紫外光の透過し難い赤外カットフィルタ7や紫外光の透過しない絞り層9が上記部分にあると、接着剤6の十分な硬化を妨げることになるからである。
図5は保持部材5の斜視図である。保持部材5の中央部付近は貫通穴部10が形成されており、レンズ部2の光路を確保している。貫通穴部10は、図3に示すようにレンズ部2側からテーパー形状、ナイフエッジ構造となっており、ゴースト、フレアを極力低減するような構造となっている。
また、保持部材5の上面側には、環状の突起部11が形成されている。そして、接着剤6はこの突起部11上に形成されるが、接着剤6の幅はこの突起部11の幅により阻止され、図4(B)に示すようにレンズ部2に接触しない。
次に、図6(A)、(B)を参照し、フレキシブル配線基板12と撮像センサチップ16の接合について詳細に説明する。
図6(A)はフレキシブル配線基板を図3において下面側から、図6(B)は撮像センサチップ16を図3において上面側からみた図である。撮像センサチップ16の受光領域17には、多数の画素部が形成され、それぞれの画素部ごとにカラーフィルタ、マイクロレンズ、受光部を有する。カラーフィルタは、赤透過フィルタ、青透過フィルタ及び2つの緑透過フィルタがベイヤー配列で配置されている(不図示)。これらの図において、フレキシブル配線基板12は中央に開口部21を有し、レンズ部2からの光の光路を確保している。そして、この開口部21の四辺付近には複数の銅箔パターン14が形成されている。
一方、撮像センサチップ16にも銅箔パターン14に対応して、複数の電極パッド18が設けられている。この電極パッド18上にはそれぞれ金バンプ19が形成される。そして、銅箔パターン14と金バンプ19とを位置合わせして、異方性導電ペースト20を介して電気的に接続される。ここで、フレキシブル配線基板12の銅箔パターン14のうち配線を引き回しているのは上下の二辺のみであるが、左右の二辺にもダミーの銅箔パターン、電極パッドを設けるようにしている。こうすることで、フレキシブル配線基板12と撮像センサチップ16の電気的接合の信頼性を向上させることができる。
図6(A)、(B)において点線で囲まれた領域が異方性導電ペースト20(図3参照)の広がる範囲であり、銅箔パターン14の接合部、電極パッド18の周囲を取り囲む領域である。従って、異方性導電ペースト20は、単に銅箔パターン14と金バンプ19の電気的接合を行うのみならず、電気的に接合された各金バンプ19間の中空部を埋め、外気が内部に侵入してくるのを防ぐ役割も担っている。
次に図7を参照して撮像モジュールの製造プロセスについて説明する。なお、本実施例の製造プロセスにおいては、図3の撮像装置100の上下を反転させたフェイスダウン製造方法を用いる。
図7は図3に示した撮像装置100の製造プロセスを示す図である。まず、絶縁シート13上に銅箔パターン14をエッチング法等で用いて形成する(ステップ501)。
ステップ501で形成されたフレキシブル配線基板12の銅箔パターン14が形成されていない面上に、スクリーン印刷等を用いて接着剤15を配置する(ステップ502)。
次に、保持部材5とフレキシブル配線基板12とを接着剤15により接着する(ステップ503)。このステップ503では、接着剤15として紫外線硬化・熱硬化併用型のものを用い、保持部材5をフレキシブル配線基板12に押し当てた場合にフレキシブル配線基板12の開口部21にはみ出してくる接着剤15をあらかじめ上下方向から貫通穴部10、開口部21を通して紫外線を照射することで、貫通穴部10、開口部21にはみ出してくる接着剤15をブロックする。
そして、高温化に所定時間置くことにより接着剤15全体を完全硬化することが可能となる。なお、保持部材5はフレキシブル配線基板12に加圧した状態で接着するため、保持部材5とフレキシブル配線基板12間に存在する接着剤15は数ミクロン程度の厚さとなる。
次に、フレキシブル配線基板12上に、スクリーン印刷等を用いて異方性導電ペースト20を配置する(ステップ504)。また、異方性導電ペースト20の代わりに、枠型のフィルム状の異方性導電膜をフレキシブル配線基板12上に載せるようにしてもよい。
次に、フレキシブル配線基板12と既に金バンプ19が形成された撮像センサチップ16とをフレキシブル配線基板12の銅箔パターン14の接合部と金バンプ19とを位置合わせをして、異方性導電ペースト20を介して接続する(ステップ505)。
異方性導電ペースト20による接続は、加熱及び加圧によって行われる。したがって、保持部材5のフレキシブル配線基板12側の面s23において、異方性導電ペースト20の形成される範囲と重なる領域については平面であることが望ましく、平面性も必要となる。
したがって、面s23については貫通穴部10を除くと全て平面で形成されている。さらに、加圧する際には、撮像センサチップ16の裏面s24と、保持部材5の透光性部材1側の面s25を治具などで押し付けるために、保持部材5の透光性部材1側の面にもある程度の平面部が必要となる。
本実施例では、図5で示す突起部11の上の面25がこの面に相当し、光軸Lに直交する平面において面25と異方性導電ペースト20の形成される範囲についてもほぼ重なるよう構成されている。そうすることで、加圧した際に発生する保持部材5の変形を低減することができ、異方性導電ペースト20による接続の歩留まりを向上させることができる。なお、異方性導電ペースト20は、エポキシ樹脂に、直径が1〜10μm程度の金粒子を3〜30%程度分散させたものを使用する。
次に、異方性導電ペースト20を覆うよう封止剤22を配置し、加熱あるいは紫外線の照射、あるいはその両方により硬化させる(ステップ506)。なお、フレキシブル配線基板12と撮像センサチップ16とを異方性導電ペースト20により接続した後、透光性部材1とフレキシブル配線基板12とを接着剤15により接着してもよい。
次に、撮像装置全体の上下を反転させて保持部材5の突起部11に接着剤6を配置(塗布)する(ステップ507)。図8は保持部材5の突起部11上に接着剤6を塗布した状態を示し、図7のステップ507において上面側からみた図に相当する。接着剤6は、スクリーン印刷、ディスペンサ法などにより塗布される。接着剤6は環状の突起部11に合わせて配置されるが、このとき、接着剤6には一部に切り欠き26が形成されている。
これは後述するステップ508の透光性部材接着工程において、接着剤6に切り欠き26がない場合、撮像装置100内部に密閉された空気の逃げ場がなく、温度上昇により密閉された空気が膨張した場合、予期しない箇所で接着剤6が破断し、そこから空気がもれてしまうおそれがあるからである。接着剤6としては紫外線硬化型のエポキシ系接着剤を使用する。
次に、透光性部材1と保持部材5を接着する(ステップ508)。透光性部材1には、あらかじめレンズ部2、赤外カットフィルタ7、絞り層9が形成されている。そして、透光性部材1を治具などでチャッキングし、レンズ部2のピント調整、傾き調整を行い、透光性部材1の位置が確定した後に紫外線を透光性部材1の絞り層形成面(第2面)側から照射し接着剤6を硬化させ、硬化終了後に治具のチャッキングを解放する。
このとき、接着剤6に照射される紫外線が透過する透光性部材1の上面および下面の部位には絞り層9および赤外カットフィルタ7が形成されていないため、透光性部材1の絞り層形成面(第2面)側から照射された紫外線は大きく減衰することなく透光性部材1を通過し接着剤6を硬化させる。接着剤6の厚みは、各部材の寸法公差、組立誤差を含んだ範囲で上記のような調整が可能な最少厚としたほうがよい。これは、環境変化により接着剤6が収縮・膨張した際のレンズ部2と撮像センサチップ16の相対的な位置関係を維持するためであり、接着剤6は比較的他の構成部材に比較して変化度合いの大きい部材でもある。
なお、レンズ部2のピント調整、傾き調整はレンズ部2により所定のチャートを撮像センサチップ16上に結像させ、撮像センサチップ16の画像信号を読み出すことで容易にできる。なお、ステップ508の時点で、フレキシブル配線基板12は撮像センサチップ16と電気的に接続されているので、画像信号はフレキシブル配線基板12を介して読み出せばよい。
また、レンズ部2のピント調整、傾き調整は未硬化の接着剤6を挟んだ状態で行い、その状態で透光性部材1を微小ではあるが動かす必要があるので、接着剤6の粘度、濡れ性は重要である。しかしながら、一般的に接着剤の粘度はフィラーの含有率、種類を変更することで容易に変えることが可能なので、被着体である透光性部材1、保持部材5の特性に応じて最適化すればよい。
最後に、図8に示す接着剤6の切り欠き26を封止し、撮像装置100が完成する(ステップ509)。この封止は図7に示すように側面からディスペンサのノズル29を近接させ塗布する。このとき接着剤6の厚さ28(切り欠き26のギャップ)は微小であるため、毛細管現象を利用して容易に内部に接着剤を侵入させることが可能である。なお、封止に用いる接着剤は、接着剤6と同じでよい。
また、上記製造プロセスは半導体部品である撮像センサチップ16を扱うため、クリーンルーム内で製造される。上記製造プロセスのステップ507〜509は、撮像装置100の上下を反転させたフェイスダウン製造方法を用いていないが、図9に示すように接着剤6を透光性部材1側に形成すれば、フェイスダウン製造方法を利用することも可能である。
ところで、フレキシブル配線基板12と撮像センサチップ16の電気的接合は、本実施例においては異方性導電ペースト20を用い、また、図10に示すようにフレキシブル配線基板12の銅箔パターン14と撮像センサチップ16の電極パッド18上に形成された金バンプ19の電気的接続を、ボンディング用小型ヒーターツール30を使用して1ピン毎に超音波併用熱圧着で行うようにしてもよい。
この場合、図7に示すプロセスは、保持部材5と撮像センサチップ16の組立順番が入れ替わる。また、各金バンプ19間の中空部は封止材22で満たされることなる。さらに、フレキシブル配線基板12は、図中に示すように絶縁シート13より銅箔パターン14が開口部21に飛び出た構造、いわゆる、リードフレーム構造となっているため、保持部材5とフレキシブル配線基板12を接着固定する際は、保持部材5として絶縁材料を選択する必要がある。もし、少しでも導電性のある材料を用いる場合は、銅箔パターン14と保持部材5が接触しないように保持部材5のフレキシブル配線基板12側に新たな絶縁シートを設けるなどの対策が必要となる。しかしながら、この製造方法では、フェイスダウンの製造工程が必要なくなり、さらには、1ピンの接続に必要なタクトは数秒なので、電極パッド数が少ない場合は異方性導電ペースト20を用いるよりタクトを短縮できるというメリットがある。
以上のようにして、撮像装置100の小型化かつ構造の簡単化を実現するとともに、コスト面、環境性も向上した撮像装置を実現することが可能となる。
すなわち、透光性部材1上に直接レンズ部2を配置(形成)するので光学全長を短くし、小型化を実現できる。
さらには、光硬化性接着剤によりレンズ部2が配置された透光性部材1と保持部材5とを接着するので、レンズ部2のピント調整、傾き調整は未硬化の接着剤6を挟んだ状態で行い、該調整後に紫外線を照射することで容易に行うことが可能となるとともに、このような調整を含んでも部品点数を増加させることがない。
また、本実施例の赤外カットフィルタ7は、特開平5−100186号、特開平2001−78064号および特開平11−345955号公報に記載のように、近赤外光カット部材を全面に設けるのではなく、接着剤6と透光性部材1の接着界面との間の領域(第2の領域)において赤外カットフィルタ7は配置されておらず、透光性部材1の上面側においてこの接着界面に対応する領域には絞り層9が配置されていない(レンズ部2が設けられた第1の領域に対応する透光性部材1の上面側の第3の領域に絞り層9が配設されている)ので、光硬化性の接着剤6に対して容易に紫外線照射が行え、また、赤外カットフィルタ7を特開2002−204400号公報に記載のようにレンズ曲面に設けていないため、均一なフィルタ層を形成することが容易となることから、生産性が向上する。
また、樹脂で形成されたレンズ部2は光学ガラスにより形成された透光性部材1をベースとしていることから、透光性部材1との体積比差が大きいため、線膨張係数は透光性部材1の特性が支配的であり、周囲の環境が変化しても高精度に位置及び非球面部3の形状を維持することができる。
実施例2は、複眼レンズ型の撮像装置に応用した例である。この撮像装置は、色別に設けられた光学系を有し、色別に撮像された画像を合成することでカラー画像を生成することができる。そして、通常の光学系に比べて焦点距離を略1/2とすることができるという利点を持っている。したがって、本実施例を組み合わせることによってさらなる小型の撮像モジュールを実現できる。
以下、本実施例では、実施例1と同じ機能の部材については同様の符号を用い、同様の構成を説明する場合には実施例1の図を用いて説明する。
図11は本発明の実施例2を示す撮像装置を側面側からみた概略断面図である。透光性部材1上には4眼レンズを備えるレンズ部32が配置され、それぞれ色別の光を結像する。なお、図11の断面図には4眼レンズのうち2眼のみが図示されている。
図12(A)はこの透光性部材1を下面側からみたもので、ベース4上に4つレンズ部である非球面部33、34、35、36を備えたレンズ部32が透光性部材1の下面に貼り付けられている。そして、例えば非球面部33が赤色、非球面部34、35が緑色、非球面部36が青色に対応したレンズ部となっており、それぞれ色別の透過波長に合わせて最適化された非球面形状となっている。
そして、透光性部材1の上面側には絞り部材(層)9が配置(形成)され、絞り層9の4つの開口部(絞り開口部)38、39、40、41にはレンズ部32の各レンズ部に対応したカラーフィルタ42、43、44、45が設けられている。また、透光性部材1の下面とレンズ部32との間には赤外カットフィルタ7が配置(形成)されている。ここで赤外カットフィルタ7は少なくとも絞り層9からの光束が通る範囲にあればよい。
また、実施例1と同様に接着剤6と透光性部材1の接着界面には赤外カットフィルタ7は形成されておらず、透光性部材1の上面側においてこの接着界面に対応する部分には絞り層9が形成されていない。
図12(B)は透光性部材1を上面側からみた図で4眼レンズを有するレンズ部32に対応した絞り層9の4つの開口部38、39、40、41の配置関係を示しており、この開口部38、39、40、41にカラーフィルタ42、43、44、45が形成されている。ここで、非球面部33が開口部39、フィルタ部43に、非球面部34が開口部38、フィルタ部42に、非球面部35が開口部41、フィルタ部45に、非球面部36が開口部40、フィルタ部44にそれぞれ対応している。
なお、本実施例ではカラーフィルタ42、43、44、45を透光性部材1側に設けたので、実施例1のように撮像センサチップ16のマイクロレンズ下に設ける必要がない。したがって、マイクロレンズと受光部の間隔を近づけることが可能となり、マイクロレンズの集光範囲を広げることが可能となる。
ところで、このようなカラーフィルタ42、43、44、45はCCD等のカラーフィルタ製造に用いられるフォトリソグラフィ法(蒸着)を利用することで容易に製造できる。また、印刷などの手段によっても形成可能である。
さらに、本実施例では、透光性部材1の上面側にカラーフィルタ42、43、44、45及び絞り層9を、下面側に赤外カットフィルタ7を形成したが、これに限定されることはなく、例えばカラーフィルタ42、43、44、45及び絞り層9とともに赤外カットフィルタ7を透光性部材1の上面側に形成してもよく、これらの順番も変更可能である。
次に図13は本実施例の撮像センサチップ16を上面側からみた図である。受光領域17には、4眼レンズを有するレンズ部32に対応した4の受光領域46、47、48、49を備える。各受光領域はわずかな隙間部50を隔てて配置形成されている。そして、非球面部33が受光領域47に、非球面部34が受光領域46に、非球面部35が受光領域49に、非球面部36が受光領域48にそれぞれ対応している。
図14は保持部材5を下面側からみた図で、4眼レンズを有するレンズ部32に対応した4つの貫通穴部51、52、53、54を備える。各貫通穴部は図11に示すように薄肉の壁部55より仕切られており、例えば、レンズ部32の非球面部33を通過した光束が、隣接する受光領域46、49に漏れ込む光クロストークを防ぐ役割を担っている。そして、この壁部55の下面(図14中の斜線部)が撮像センサチップ16の隙間部50に対応している。
なお、壁部55は図11の断面に示すように、2つのテーパー(上部テーパー部、下部テーパー部)形状で形成されているのは、ゴースト、フレア、光クロストークを防ぐとともに、機械的強度を保つためである。
したがって、実施例1の効果に加えて、実施例1よりもさらに小型の撮像モジュールを実現できる。なお、製造プロセスについては実施例1と同様のため説明を省略する。
また、本実施例においても、実施例1の図10で述べたような構成のフレキシブル配線基板12、撮像センサチップ16のユニットも使用することができる。
実施例3は、実施例1の撮像モジュールに従来例に示すようなパッケージ用の防塵ガラス(別の透光性部材)を追加した例である。したがって、全ての製造プロセスをクリーンルームで行う必要がなく、クリーンルームによる製造工程と通常の環境下における製造工程の2つに分割することが可能で、設備投資が巨額なクリーンルーム工程を削減する効果がある。
以下、本実施例では、実施例1、2と同じ機能の部材については同様の符号を用い、同様の構成を説明する場合には実施例1、2の図を用いて説明する。
図15は本発明の実施例3を示す撮像装置を側面側からみた概略断面図である。保持部材5は撮像センサチップ16上にゴミ等が付着するのを防ぐ防塵ガラス56(別の透光性部材)を保持し、接着剤57によって接着固定されている。
図16は保持部材5に防塵ガラス56が組み込まれた状態を上面側からみた図である。防塵ガラス56は接着剤57によって2ヵ所で固定されている。接着剤57としては紫外線硬化型の接着剤または熱硬化型の接着剤をごく少量使用できるような構成とする。
図17は絞り部材63(第2の絞り部材)を上面側から見た図であり、透光性部材1のうち絞り部材9が形成されていない領域からの光が受光領域に入射するのを防ぐ(フレア、ゴーストを防ぐ)役割を果たしている。また、絞り63部材はレンズ部2の光束に対応した開口部(絞り開口部)65を有している。そして、接着剤64としては、熱硬化型の接着剤を使用する。なお、この絞り部材63は、防塵ガラス56の上面に印刷やフォトリソグラフィ法によって形成してもよい。
また、図16中に点線で示す四角60は撮像センサチップ16の外形、61は受光領域17を示している。したがって、防塵ガラス56の外形はセンサの受光領域17より若干大きく、撮像センサチップ16の外形より小さくなっている。さらに点線で示す四角62は透光性部材1の外形を示し、防塵ガラス56の外形より大きくなっている。
防塵ガラス56の上面側には、板状の絞り部材63を設け、保持部材5に対して接着剤64で接着固定されている。
次に、図18を参照して、実施例3の製造プロセスについて説明する。なお、図7のステップ501〜506までは、実施例1と同様の製造プロセスのため説明は省略する。
ステップ1501は図7のステップ506に相当し、保持部材5、フレキシブル配線基板12、撮像センサチップ16が組み立てられた状態である。
次に、ステップ1502では防塵ガラス56を保持部材5に対して接着固定する。防塵ガラス56の撮像センサチップ面側には、あらかじめスクリーン印刷やディスペンサ法などにより接着剤57を塗布しておき、治具などを使用して防塵ガラス56を保持部材5に押し当てる。紫外線硬化型の接着剤を採用する時には図中下方から紫外線を照射し接着剤57を硬化させる。
以上、ここまでがクリーンルーム内での作業が必要な工程となる。ステップ1503以下は通常の環境下での作業が可能な工程である。
ステップ1503では、次ステップで接着固定する絞り部材63を接着するための接着剤64をディスペンサにより塗布する。
次にステップ1504では絞り部材63を保持部材5に治具などを用いて押し当て、接着固定する。このとき、絞り部材63は遮光部材で紫外線による硬化は困難であるため、前述したように、接着剤64としては熱硬化型の接着剤を使用する。その後、次のステップへ進むが、以降の工程は図5のステップ508〜509と同様であるため説明は省略する。
以上のようなプロセスで、実施例3の撮像装置は製造される。本実施例においては、実施例1と比較して、クリーンルーム内での工程を削減したため、設備投資を削減できる効果があり、実施例1、2の効果に加えて、さらなる小型化、コストダウンの効果もある。また、本実施例においても、実施例1の図8で述べたような構成のフレキシブル配線基板12、撮像センサチップ16のユニットも使用することはできる。
実施例4は実施例3で説明した防塵ガラス56を使用した構成を実施例2の4眼レンズ部を有するレンズ部32を使用した撮像装置に適用した実施例である。
以下の実施例では、実施例1〜3と同じ機能の部材については同様の符号を用い、同様の構成を説明する場合には実施例1〜3の図を用いて説明する。
図19は本発明の実施例4を示す撮像装置を側面側からみた概略断面図である。保持部材5には防塵ガラス56、絞り部材63が接着保持された構成となっている。本実施例においては、防塵ガラス56の撮像センサチップ16側の面にカラーフィルタ層37を備える。したがって、透光性部材1の上に形成されるのは、4眼レンズを有するレンズ部32、赤外カットフィルタ7、絞り層9のみである。
図20は防塵ガラス56を撮像センサチップ16側からみた図である。そして、色別のフィルタ部42、43、44、45を備える。本実施例においては、カラーフィルタ層37の上側には何も形成しない。すなわち、防塵ガラス56の下面側にカラーフィルタ層を形成したので、平坦化処理を行う必要がなく、コストダウンの効果が奏される。
図21は絞り部材63を上面側からみた図である。絞り63部材にはレンズ部32の図12(A)に示される4つの非球面部33、34、35、36に対応した4つの開口部(絞り開口部)71、72、73、74が形成されている。
以上が実施例4の特有の構成で、その他については同様であるため説明を省略する。なお、製造プロセスについても、実施例3と同様であり説明を省略する。また、本実施例においても、実施例1の図10で述べたような構成のフレキシブル配線基板12、撮像センサチップ16のユニットも使用することはできる。
以上のように、実施例4の撮像装置は、上述のようにカラーフィルタ層37を防塵ガラス56上に形成したので、上述の実施例の効果に加えて、大幅なコストダウンという効果も得られる。
本発明の撮像装置が適用された電子機器の外観を示す構成図である。 本発明の撮像装置が適用された電子機器の外観を示す構成図である。 本発明の実施例1を示す撮像装置を側面側の概略断面図である。 本発明の実施例1において、(A)は透光性部材の上面側からみた図、(B)は透光性部材を下面側からみた図である。 本発明の実施例1の保持部材の斜視図である。 本発明の実施例1において、(A)は電気配線基板を図1において下面側からみた図、(B)は光電変換素子を図1において上面側からみた図である。 本発明の実施例1の撮像装置の製造工程を示す図である。 図7における工程説明図である。 図7における他の工程を示す図である。 電気的接続の工程を示す図である。 本発明の実施例2を示す撮像装置を側面側の概略断面図である。 本発明の実施例2において、(A)は透光性部材1を下面側からみた図、(B)透光性部材1を上面側からみた図である。 本発明の実施例2の光電変換素子を上面側からみた図である。 本発明の実施例2の保持部材を下面側からみた図である。 本発明の実施例3を示す撮像装置を側面側の概略断面図である。 本発明の実施例3において、保持部材に防塵ガラスが組み込まれた状態を上面側からみた図である。 本発明の実施例3の絞り部材(第2の絞り部材)を示す図である。 本発明の実施例3の撮像装置の製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施例4を示す撮像装置を側面側の概略断面図である。 本発明の実施例4の防塵ガラス56を光電変換素子側からみた図である。 本発明の実施例4における絞り部材(第2の絞り部材)を示す図である。 従来の小型撮像装置を示す概略断面図である。
符号の説明
1 透光性部材
2 レンズ部
5 保持部材
6 接着剤
7 赤外カットフィルタ
9 絞り部材(絞り層)
12 電気配線基板
16 撮像センサチップ(光電変換素子)

Claims (11)

  1. 透光性部材と、
    該透光性部材を保持する保持部材と、
    前記透光性部材を透過した光を光電変換する光電変換素子とを有し、
    前記透光性部材の第1面には、レンズ部が設けられ、かつ前記透光性部材における前記第1面とは反対側の第2面には、絞り開口を有する絞り部材が設けられていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記透光性部材はガラスにより形成され、前記レンズ部は樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記絞り部材は、前記第2面に対する蒸着又は印刷により設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記透光性部材は、前記第1および第2面のうち前記撮像素子側の面の前記保持部材に対する接着のみにより該保持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記第1面は、前記光電変換素子側の面であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記第1面における前記レンズ部が設けられた第1領域とは異なる第2領域が、前記保持部材に対して光硬化性接着剤により接着されており、
    前記絞り部材は、前記第2面における前記第1領域の反対領域である第3領域に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。
  7. 前記保持部材と前記光電変換素子との間に、該光電変換素子が実装された電気配線基板が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の撮像装置。
  8. 前記レンズを複数有し、かつ前記絞り部材は前記絞り開口を複数有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の撮像装置。
  9. 前記透光性部材と前記レンズ部との間又は前記透光性部材と前記絞り部材との間に赤外カットフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の撮像装置。
  10. 前記赤外カットフィルタは、前記第2面に対する蒸着により設けられていることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載の撮像装置を有することを特徴とする電子機器。
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