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JP2005344204A - 半田回収方法および半田回収装置 - Google Patents

半田回収方法および半田回収装置 Download PDF

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JP2005344204A
JP2005344204A JP2004168947A JP2004168947A JP2005344204A JP 2005344204 A JP2005344204 A JP 2005344204A JP 2004168947 A JP2004168947 A JP 2004168947A JP 2004168947 A JP2004168947 A JP 2004168947A JP 2005344204 A JP2005344204 A JP 2005344204A
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dross
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Ryuji Iwasaki
隆二 岩崎
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WAKO GIKEN KK
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Abstract

【課題】 半田槽の溶融半田に浮くドロスから短時間で、高回収率で半田を回収する。
【解決手段】 半田槽1の溶融半田2に浮くドロス3を真空吸引して半田を回収する装置で、吸引ノズル21の吸引部20と、吸引ノズル21で吸引されたドロス3に水を噴霧して水蒸気爆発させてドロス粒3aと半田粒2aに粉砕するスプレー部30と、ドロス粒3aと半田粒2aを比重差で分離する分離部40と、分離されたドロス粒3aと半田粒2aを別々に容器51,52に回収する回収部50を有し、これらを床上を移動自在なカートタイプの本体11に装備させた半田回収装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は、半田槽の溶融半田に浮かぶドロスから、ドロスに混入している半田を回収する方法およびその装置に関するものである。
近年、環境対策として半田業界では、鉛を含まない鉛フリー化が普及している。また、半田槽の溶融半田でプリント基板などの半田付け処理を行うと、溶融半田の液面に酸化化合物や窒化化合物である多孔質のドロスが発生する。このドロスには、再使用できる粒状半田が混入していることから、ドロスから半田を回収して再生することが行われている。特に、鉛フリー半田は、鉛を有する共晶半田より数倍高価であり、共晶半田の約1.5〜1.8倍のシャーベット状のドロスが発生し、その内の約50%が半田であることから、半田回収が半田使用業者や半田再生業者によって積極的に行われている。
ドロスから半田を回収する代表的な方法は、半田槽の溶融半田に浮かぶドロスを回収してドロス塊とし、複数のドロス塊を加熱し溶融させてドロスに混入する粒状の半田を溶融させてドロスと分離する方法である(例えば、特許文献1参照)。現状では、次の(1)〜(3)の要領で半田回収を行い、半田槽の溶融半田に補充している。
(1)半田槽の溶融半田で半田付け作業が終了すると、作業員が溶融半田に浮かぶドロスを柄杓で掬い取り、耐熱容器に移して自然冷却で固め、ドロス塊とする。
(2)ドロス塊を半田槽と同様な溶融槽に入れて加熱し、ドロスと共にドロス中の粒状半田を再溶融させて半田同士を結合させ、この溶融半田をドロス内で沈下させて溶融槽の底に溜め、その上にドロスを浮かせる。浮いたドロスを柄杓で掻き分けてドロス下の溶融半田を汲み上げ、インゴット鋳型に入れて自然冷却させ棒状の回収半田塊を得る。溶融槽でドロス塊を加熱する際に、ドロスに混入する粒状半田が溶融してドロスから分離しやすいように、ゴマなどの添加物を溶融ドロスに添加して攪拌する。
(3)棒状の回収半田塊を保管し、半田槽による半田付け作業時などの必要時に回収半田塊を半田槽の溶融半田に投入して、溶融半田の補充を行う。この補充で半田槽の溶融半田の液面が一定の高さに維持されて、プリント基板などの半田付け作業が行われる。
特開2000−192158号公報
上記の半田回収方法は、次のような技術的かつ経済的問題を残存している。
・溶融槽でドロス塊を溶融させて、ドロスに混入している粒状の半田を溶融させ、溶融槽の底部に溜めてその上にドロスを浮かせ、溶融槽の底部の溶融半田を回収する場合、ドロスに近い溶融半田はドロスを多く含むために回収は不適当である。また、溶融槽内で溶融したドロスと半田を完全に分離させることはできない。その結果、ドロスからの半田の回収率は50〜70%である。この回収率は、回収手間を多く掛ければ多少の改善は可能であるが、現実的でない。
・回収した棒状の半田塊を半田槽の溶融半田に投入して補充する場合、低温の半田塊が高温の溶融半田の温度低下を招き、半田槽の温度管理が難しい。また、棒状の半田塊の投入で半田槽の溶融半田の液面が一気に上がり、この液面を一定の高さに保つための液面管理が難しい。なお、棒状の半田塊に代わり市販の線状半田を半田槽の溶融半田に補充することも行われているが、線状半田は単価が高くて、大量の半田を消費する半田槽においては経済的負担が大きい。
・半田槽の溶融半田に浮かぶドロスは高温であり、これを半田槽ライン管理者が柄杓で掬う作業は負担が多く、その割に作業時間が長い。特に、鉛フリー半田の場合はドロスの量が多くて、ドロス掻き出し作業時間が倍増し、作業負荷が増えて一人の作業員の場合で半日仕事になり、人件費が高く付く。また、ドロスから半田を回収する作業は発煙の関係もあってオフライン作業となり、かつ、1日分のドロス処理に約半日を要するので別途専任作業者を必要として、尚更に人件費が高く付く。
・半田槽の溶融半田は、ドロスを一日に何回も分けてこまめに掻き出すことで半田付け品質が良くなることが分かっている。しかし、一日何回ものドロス掻き出しは、高温下での手作業であり作業性が悪い理由で見送られている。現状は、半田槽による半田付け作業が終了した後の一日1回のドロス掻き出しのため、半田付け品質が低下し易い。
・ドロス塊を加熱して再溶融させる溶融槽は、半田槽より小型であるが半田槽と同様な耐熱構造の高価なものが必要である。また、溶融槽でドロス塊を加熱して溶融させる際にゴマなどの添加物を添加するが、添加物が発煙するために排煙設備が必要となる。この排煙設備も含めると、ドロスからの半田回収に必要な設備が大掛かりとなり、設備費が高くなる。
・ドロス塊を加熱して再溶融させる電力と、ゴマなどの添加物のためにランニングコストが高く付く。
本発明の目的とするところは、技術的かつ経済的に優位な半田回収方法、回収装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明方法は、溶融半田に浮かぶ半田含有ドロスを吸引ノズルで真空吸引し、吸引直後のドロスに水を噴霧して水蒸気爆発させることによりドロスをドロス粒と半田粒に粉砕し、このドロス粒から半田粒を分離して回収することを特徴とする。
ここで、吸引ノズルは、電気掃除機式にドロスを真空吸引する。本発明においては、吸引ノズルの先端部を半田槽の溶融半田の液面に浸漬し、このノズル先端部の側面に形成した空気穴を通してノズル先端部内のドロスを真空吸引することができる。この場合、吸引ノズルの先端部に、当該先端部の溶融半田液面への浸漬深さを検知するセンサーを配備し、このセンサーの検出信号に基づいて吸引ノズルを溶融半田に対し水平に相対移動させてドロスを連続して真空吸引させることができる。ここでのセンサーは、吸引ノズルが溶融半田の液面に過剰に突っ込まれるのを防止する過剰突っ込み防止センサーである。そして、センサーの検出信号に基づいて吸引ノズルに一定の高さを保持するようにインターロックを掛け、吸引ノズルの先端部が溶融半田の液面に突っ込み過ぎないように制御して、吸引ノズルを所定位置で所定高さにある溶融半田の液面上を水平移動させる。
半田槽の溶融半田に浮かぶドロスは、粒状の半田を巻き込む形で含有した多孔質な流動物で、このドロスを粒状半田を含めて吸引ノズルが適宜な吸引力で連続的に吸引する。吸引ノズルで吸引された直後のドロスに向けて微粒状の水を噴霧し、ドロス内で水蒸気爆発させてドロスを粉砕する。ドロスは、水蒸気の急激な体積膨脹により粉砕されて、多数の純ドロスのドロス粒と純半田の半田粒が混在した粒状態となり、吸引ノズルから吸引ホース、吸引パイプなどへと真空吸引されて搬送される。ドロスは表面に多数のあばた状の小孔を有する多孔質な流動物体であり、これの表面の小孔に入る程度の水粒子を噴霧すると、小孔に入った水粒子がドロス熱で急激に加熱されて水蒸気爆発し、ドロスを多数のドロス粒と半田粒に粉砕する。このドロス粒と半田粒の粒径はほぼ同じであり、半田粒は粉砕前のドロスに巻き込まれていた粒状半田である。ドロス粒は100%のドロスの粒であり、半田粒は100%の半田の粒であり、加熱しても基本的には融合せず、単にドロス粒に半田粒が巻き込まれている状態にある。本発明は、ドロス粒と半田粒を固形のまま分離して、多数の半田粒を回収する。ドロス粒と半田粒の分離は、両者の比重差を利用することで確実性よく行うことができる。
また、本発明においては、ドロスを粉砕して得たドロス粒と半田粒を遠心分離させることができる。多数のドロス粒と半田粒が混在したものを遠心分離装置などで遠心力を作用させると、比重の小さいドロス粒ご比重の大きな半田粒の遠心力による飛距離に差が生じ、この飛距離差でドロス粒と半田粒を明確に分離することができ、分離された多数のドロス粒と多数の半田粒をそれぞれの回収容器や回収シュートなどに別々に回収することができる。このように回収された半田粒は100%の半田であり、粒の状態で回収されるので取り扱いが便利となる。ドロスをドロス粒と半田粒に粉砕し、分離して回収するため、ドロスから100%に近い回収率で半田回収ができる。分離回収時に半田粒の一部がドロス粒側に混入するなどのために、実質的な半田回収率は90%強であり、90%を下ることはない。
回収した半田粒はそのまま保管できる。半田槽の容量や吸引ノズルの吸引力にもよるが、1つの半田槽からの全ドロスの吸引を数分以内で完了させることができ、しかも、ドロス吸引直後に連続してドロス粒と半田粒に分離して半田回収することができるので、半田回収が極短時間で自動的に行うことができる。そのため、実質的に一日に複数回の半田回収作業が可能となり、例えば半田使用業者においては午前中の休憩時間に1回、昼休みに1回、午後の休憩時間に1回、半田付け作業終了後に1回と、一日に4回のドロス吸引による半田回収作業ができる。このように一日に何回にも分けて半田回収すると、半田槽の溶融半田の純度が保たれ、半田付け品質が向上する。また、吸引ノズルによるドロス吸引は極短時間で済み、さらに、別途専任の作業者が不要となるので人件費を節約することができる。かつ、高温の半田槽設備内に手を入れる必要がないので、ライン管理者の労働負荷軽減になる。
また、本発明においては、保管した回収半田粒を必要時に元の半田槽内の溶融半田または他の半田槽の溶融半田に補充することができる。半田粒を少しずつ溶融半田に供給して補充することで、溶融半田の急激な温度変化、液面変化がなくなり、温度管理と液面管理が容易になる。また、半田粒はドロスから回収されたままのもので、半田使用業者が半田回収を行った場合は、補充用半田が自家生産できて極めて経済的となる。
また、上記目的を達成する本発明装置は、溶融半田に浮かぶドロスを先端開口から真空吸引する吸引ノズルを有する吸引部と、吸引ノズルの先端部内周に設置され、吸引ノズルに吸引されたドロスに向けて水を噴霧してドロス粒と半田粒に粉砕するスプレーノズルを有するスプレー部と、吸引ノズル内を流動する流体からドロス粒と半田粒を分離する分離部と、この分離部で分離されたドロス粒と半田粒を別々に回収する回収部とを具備した構造を特徴とする。
ここでの吸引部は、吸引ノズルを真空吸引する真空ポンプなどの真空発生手段、この真空発生手段と吸引ノズルを連接する吸引ホース、この吸引ホースを支持して上下左右に移動させる駆動系とその制御系、吸引ホースに吸引された流体から水蒸気や煙などを除去するフィルターを含む。例えば、吸引ノズルの先端開口を真下に向け、吸引ノズルの先端部を半田槽の溶融半田の液面に少し浸漬し、吸引ノズルが溶融半田に突っ込み過ぎないように駆動系か制御系でインターロックを掛けて、吸引ノズルを水平移動させてドロスを連続して吸引させ、制御系でドロスのみ吸引して溶融半田を吸引させない吸引圧、吸引速度、風量などを制御し、表示させる。スプレー部は、吸引ノズルの先端部に設けたスプレーノズルに水を圧送する送水ポンプや、スプレーノズルから噴霧される水の粒径、噴出速度を可変に制御し、表示する制御系を備える。分離部はドロス粒と半田粒を比重差で分離するもので、ドロス粒は浮くが半田粒は沈降する比重の液体を使用した分離装置や、遠心力を利用した遠心分離装置が適用できる。回収部は、分離されたドロス粒を収容する容器またはシュート、半田粒を収容する容器またはシュートを備えたものが適用できる。
また、本発明装置において、上記遠心分離装置は、ドロス粒と半田粒を収容する有底の傾斜ドラムと、この傾斜ドラムの底部で回転してドロス粒と半田粒を傾斜ドラムの内周面に沿わせて螺旋状に飛走させる回転体とを有し、傾斜ドラム内周面をドロス粒と半田粒を飛走させる間にドロス粒と半田粒を比重の相違で分離させる構造とすることができる。この場合、傾斜ドラム底部の回転体は、回転軸の周りに所定間隔で放射状に複数の羽根板を突設したスクリュー状のもので、1回転させると羽根板間のドロス粒と半田粒が羽根板で弾き飛ばされてるようにして傾斜ドラムの内周面を飛走し、比重の大きい半田粒がより遠くに飛走して傾斜ドラムの先端開口や、この先端開口近くのドラム内面に設けた回収穴から放出され、そのまま回収される。他方のドロス粒は、傾斜ドラムから放出されないようにして、回転体の停止時にドラム底部に噴霧水の水と共に溜め、必要時に傾斜ドラムから抜き出し、回収するようにすればよい。
また、本発明装置においては、吸引ノズル先端部の吸引ノズル先端とスプレーノズルとの間に、スプレーノズルからの噴霧水がノズル先端側に逆流するのを防止する逆止弁を配設した構造とすることができる。ここでの逆止弁は、吸引ノズルを真下に向けて溶融半田に浮かぶドロスを吸引するときに、噴霧水がノズル先端部内周を伝って流下して溶融半田に落下するのを防止し、安全なドロス吸引動作を継続させる。このような逆止弁は、ドロス吸引時の風圧で上方に開くように回動するものが、連続したドロス吸引動作を良好に行わせる上で有効である。
さらに、本発明装置においては、床上を自動または手動で移動可能なカート式本体に吸引部、スプレー部、分離部、回収部を配備することができる。ここでの吸引部は交換式のフィルター(水蒸気、煙、微粉塵、臭気等)を備え、半田回収の作業環境をクリーンなものにする。また、本体には、コードレス運転用電源ユニットを配備することができる。
このような本願発明のカートタイプの半田回収装置は、工場の床上に複数台設置された半田槽の間を自在に移動して、各半田槽でドロス吸引と半田回収の動作を連続して行う。また、本体にコードレス運転用電源ユニットを配備すると、コードレス化が図れると共に、半田回収の運転時に停電しても電源ユニットで連続運転を継続させることができて安全である。
本発明によれば、半田槽の溶融半田に浮かぶドロスを吸引ノズルで直接に吸引し、直後に水噴霧でドロス粒と半田粒に粉砕して、半田粒のまま回収するので、ドロスからの半田回収率が90%以上と改善することができる優れた効果を奏し得る。また、半田槽のドロスを真空吸引するので、数分以内の短時間でドロス吸引と半田回収ができ、一日に何回ものドロス吸引と半田回収が作業性よくできて、半田付け品質を改善することができ、また、省力化が容易になって半田回収の人件費低減が図れる。さらに、半田粒の状態で回収し保管して、半田粒を必要時に半田槽の溶融半田に適量ずつ補充することができ、この補充は、溶融半田の温度変化、液面高さの変化を極力抑制してできるので、半田槽における半田補充時の温度管理や液面高さ管理が容易になる。また、半田槽のドロスを粉砕して生じた半田粒をそのまま回収して再利用するので、半田回収に要する電力が少なくでき、添加物のような消耗品も使用しないので、ランニングコストの大幅な低減が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示す半田回収装置10は、床4上を自走するカートタイプのもので、箱形の本体11を有する。本体11は車輪12により床4上を自走する。床4上に台5を介して半田槽1が設置され、この半田槽1には定量の溶融半田2が収容される。半田回収装置1は、溶融半田2に浮くドロス3を吸引ノズル21で真空吸引して、ドロス3に巻き込まれている半田を粒状態で回収する。
半田回収装置10は、吸引ノズル21を有する吸引部20を本体11の上部に備える。吸引部20は、図2に示すような真空ポンプPの真空発生手段27を本体11の上部に装備し、真空発生手段27に連接された吸引経路の先端に吸引ノズル21を連接している。吸引経路の真空発生手段27側の根元部分に図示しないフィルターが交換自在に配備され、本体11の上部中央に位置する吸引経路に複数の邪魔板26が設置される。この邪魔板26の在る吸引経路から上下左右に移動可能な自在パイプ(吸引パイプ)25が延在し、自在パイプ25の先端に吸引ノズル21が姿勢変更可能に連接される。自在パイプ25が駆動系28と制御系29で上下左右に駆動制御される。
半田回収装置10は、吸引ノズル21の先端部内にドロス粉砕用の水滴を噴霧するスプレー部30を備え、スプレー部30の送水ポンプを本体11内に設置している。また、半田回収装置10は、吸引ノズル21に吸引されたドロスを水噴霧で粉砕して生成されたドロス粒と半田粒を分離する分離部40と、この分離部40で分離されたドロス粒と半田粒を別々に回収する回収部50を本体11内に装備する。
吸引ノズル21の具体例を、図2及び図3に示す。吸引ノズル21は溶融半田の付着しにくいステンレスの円管で、先端部に軸方向長さが同一の複数の空気穴23と、この先端部が溶融半田2の液面に浸漬したことを検知するセンサー24を有する。複数の空気穴23は、吸引ノズル21の先端部を円形の櫛歯状にする。センサー24は、空気穴23の上端近くに設置された上部電極24aと吸引ノズル先端に設置された下部電極24bの一対を有し、吸引ノズル先端部を溶融半田2の液面に浸漬したときの両電極間の通電の有無検知信号に基づいて、吸引ノズル先端部の溶融半田液面での浸漬深さが検知され、この浸漬深さを適正な値に保持するインターロックなどの制御が行われる。このような電極式センサー24は耐熱性に優れ、性能が安定して長寿命である。
また、吸引ノズル21の先端部内の空気穴23から少し奥の定位置に逆止弁35が設置され、さらに奥に複数のスプレーノズル31が設置される。逆止弁35は吸引ノズル21が真空吸引するときの吸引圧で図2で上向きに回動する可動弁である。スプレーノズル31は、吸引ノズル21の先端部外周に固定した送水管32に連通し、送水管32が送水ポンプ(図示せず)に連通して、スプレー部30を構成する。
本体11に収納された分離部40は、例えば傾斜ドラム41と回転体42と電動モータ43を備えた遠心分離装置で、以下、遠心分離装置40と称する。本体11内の遠心分離装置40の両側方に、半田回収容器51とドロス回収容器52を配置して回収部50を構成する。さらに、本体11の底の一部にコードレス運転用電源ユニット60を設置する。電源ユニット60は、充電式電池と充電装置を備えたもので、吸引部20とスプレー部30と遠心分離装置40の駆動電源、または、非常用電源として使用される。
次に、上記した実施の形態の作動を説明する。
半田槽1の運転を一時停止させて、半田回収装置10を半田槽1に移動させ、図2に示すように吸引ノズル21の先端部を溶融半田2に垂直に浸漬する。このとき、吸引ノズル21の空気穴23の上部がドロス3の上に少し出るようにして、吸引ノズル21の先端を溶融半田2に浸漬する。吸引ノズル21をドロス3の真上から下降させてドロス3を割り、ノズル先端を溶融半田2に浸漬することで、溶融半田2でノズル先端部が同温度に加熱されて半田が着きにくくなると共に、ノズル先端部内に割られたドロス3が残り、このドロス3が真空吸引され易くなる。
図2の状態で吸引部20を作動させると、吸引ノズル21内が真空吸引されて先端部外周の空気穴23から外気が吸入され、ノズル先端部内で吸引速度が急激に上昇してノズル先端部内のドロス3を引き上げ易くなり、連続してドロス3が急速吸引されて上昇する。図2の状態で吸引ノズル21が駆動系28、制御系29でインターロックが掛けられて、真空吸引動作をしながら溶融半田2の液面に沿って水平移動し、溶融半田2に浮かぶドロス3を連続して吸引する。なお、この真空吸引で溶融半田2が吸引されないように吸引圧、吸引速度、風量などの上限値、下限値、最適値が実験に基づいて予め設定される。また、吸引ノズル21が図2の姿勢を保持するように、吸引部20の駆動系28や制御系29を予めティーチングしておく。
吸引ノズル21がドロス3を吸引したときの風圧で逆止弁35が上方に開いてドロス3が通過する。この通過直後にスプレーノズル31からドロス3に向けて水が噴霧される。ドロス3は高温で、これに水を噴霧させると多孔質なドロス3の表面の小孔から水粒子が侵入してドロス内で水蒸気爆発を起こし、ドロス3が微細な多数のドロス粒3aと半田粒2aに粉砕され、ドロス粒3aと半田粒2aが固形化しながら水蒸気と共に吸引ノズル21から自在パイプ25、本体11内へと高速で吸引搬送される。
なお、図2の状態でドロス3を水蒸気爆発で粉砕すると、急激な体積膨張が生じるが、この体積膨張が真空吸引の流れに及ぼす影響は少なく、連続した円滑な真空吸引の動作が継続される。また、図2に示すように、吸引ノズル21の先端部のドロス3が水蒸気爆発で粉砕される部所22のノズル内径を大きく設定して、この部所22で水蒸気爆発による体積膨張を吸収するようにすれば、より円滑な真空吸引動作を継続させることができる。
自在パイプ25から本体11内に吸引されたドロス粒3aと半田粒2aは、邪魔板26に衝突して進路が変えられ、複数の邪魔板26に衝突することで下方の傾斜ドラム41内に落下する。また、水蒸気やダスト類は、邪魔板26の間を蛇行して図示しないフィルターで捕捉され、清浄化された流体のみが排出される。
遠心分離装置40の傾斜ドラム41は、中心線が所定角度で傾斜した上端開口有底のカップで、底部に回転羽根構造の回転体42を有し、回転体42を電動モータ43で定方向に回転させると、羽根板間のドロス粒と半田粒が羽根板で弾き飛ばされて傾斜ドラム41の内周面を螺旋状に飛走し、比重の大きい半田粒2aがより遠くに飛走して傾斜ドラム41の先端開口近くに設けた回収穴(図示せず)から外部の回収ダクト45に放出され、回収ダクト45から半田回収容器51に落下して回収される。また、傾斜ドラム41内のドロス粒3aは、回転体42の回転でも傾斜ドラム41から放出されず、回転体42を停止させると傾斜ドラム41の底部に水蒸気が冷却した水と共に溜まる。傾斜ドラム41の底部に排出バルブ(図示せず)を設けて、排出バルブを開くことで傾斜ドラム41の底に溜まったドロス粒3aを水と共にドロス回収容器52に回収する。
以上のドロス吸引と半田回収の動作が連続して行われて、1つの半田槽1の全ドロスが吸引されると、吸引動作を停止させ、吸引ノズル21を半田槽1から引き上げて、次の半田槽へと半田回収装置10を移動させる。図2の状態で吸引ノズル21の吸引動作を停止させると、逆止弁35がほぼ水平な位置に自重で回動して、ノズル内に残った水滴の落下を防止する。また、自在パイプ25を使って吸引ノズル21を上向きにすると、ノズル内に残った水滴が自在パイプ25へと流れて、吸引ノズル21から排除される。
なお、本発明の半田回収装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る半田回収装置の実施の形態を示す一部省略および部分断面を含む側面図である。 図1の半田回収装置のドロス吸引粉砕の動作を説明するための部分断面図である。 (A)は図2における吸引ノズルの部分正面図、(B)は下面図である。
符号の説明
1 半田槽
2 溶融半田
2a 半田粒
3 ドロス
3a ドロス粒
4 床
10 半田回収装置
11 本体
12 車輪
20 吸引部
21 吸引ノズル
23 空気穴
24 センサー
24a、24b 電極
25 自在パイプ
26 邪魔板
27 真空発生手段
28 駆動系
30 スプレー部
31 スプレーノズル
32 送水管
35 逆止弁
40 分離部、遠心分離装置
41 傾斜ドラム
42 回転体
43 電動モータ
50 回収部
51 半田回収容器
52 ドロス回収容器
60 コードレス運転用電源ユニット

Claims (10)

  1. 溶融半田に浮かぶ半田含有ドロスを吸引ノズルで真空吸引し、吸引直後のドロスに水を噴霧して水蒸気爆発させることによりドロスをドロス粒と半田粒に粉砕し、このドロスから半田粒を分離して回収することを特徴とする半田回収方法。
  2. 前記吸引ノズルの先端部を前記溶融半田の液面に浸漬し、このノズル先端部の側面に形成した空気穴を通してノズル先端部内のドロスを真空吸引することを特徴とする請求項1に記載の半田回収方法。
  3. 前記吸引ノズルの先端部に、当該先端部の前記溶融半田液面への浸漬深さを検知するセンサーを配備し、このセンサーの検出信号に基づいて吸引ノズルを溶融半田に対し水平に相対移動させてドロスを連続して真空吸引させることを特徴とする請求項2に記載の半田回収方法。
  4. 前記ドロス粒と半田粒を遠心分離させて、ドロス粒と半田粒を別々に回収することを特徴とする請求項1に記載の半田回収方法。
  5. 前記回収した半田粒を前記溶融半田または他の溶融半田に補充することを特徴とする請求項1に記載の半田回収方法。
  6. 溶融半田に浮かぶドロスを先端開口から真空吸引する吸引ノズルを有する吸引部と、前記吸引ノズルの先端部内周に設置され、吸引ノズルに吸引されたドロスに向けて水を噴霧してドロス粒と半田粒に粉砕するスプレーノズルを有するスプレー部と、前記吸引ノズル内を流動する流体から前記ドロス粒と半田粒を分離する分離部と、この分離部で分離されたドロス粒と半田粒を別々に回収する回収部と、を具備したことを特徴とする半田回収装置。
  7. 前記吸引ノズル先端部の吸引ノズル先端と前記スプレーノズルとの間に、スプレーノズルからの噴霧水がノズル先端側に逆流するのを防止する逆止弁を配設したことを特徴とする請求項6に記載の半田回収装置。
  8. 前記分離部は、前記ドロス粒と半田粒を収容する有底の傾斜ドラムと、この傾斜ドラムの底部で回転してドロス粒と半田粒を傾斜ドラムの内周面に沿わせて螺旋状に飛走させる回転体とを有する遠心分離装置を備え、前記傾斜ドラム内周面をドロス粒と半田粒を飛走させる間にドロス粒と半田粒を比重の相違で分離させることを特徴とする請求項6に記載の半田回収装置。
  9. 床上を自動または手動で移動可能なカート式本体に前記吸引部、スプレー部、分離部、回収部を配備したことを特徴とする請求項6に記載の半田回収装置。
  10. 前記本体に、コードレス運転用電源ユニットを配備したことを特徴とする請求項9に記載の半田回収装置。
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